交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠







種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング












デッキランキング
セカンド・コラプス編 あらすじ 作:湯
降り掛かる、世界の真実。
彼は、まだ見ぬ『答え』に手を伸ばす。
あんな悲劇は、もう二度と起こさせない。
遊戯王Next -セカンド・コラプス編-
★24話までのネタバレを含みます。★
未読の方はご注意ください。
なんでも屋「Next」に新たなメンバー「鉄城怜央」も加わり、
チームの子供達を正しい未来へ導くという目標もできたことで、
Nextは今よりももっと大きな仕事を取る必要が出てきた。
「優勝者の願いが叶う」という世界的なデュエルの祭典「ヴェルテクス・デュエリア」。
その予選を来年に控え、彼らは刺激的でありながらも平穏な日々を過ごす。
しかし、その裏ではいくつもの影が暗躍していた。
デュエルディスクを開発した世界的大企業「ニーズヘッグ・エンタープライズ」。
その中でも"裏"の任務を行う選ばれし4人は、
1年前に正体不明の情報提供者から送られてきたとある機密情報により、
この世界に未曾有の危機が迫っていることを知る。
約1年6ヶ月後、超巨大隕石が地球に衝突し、人類は滅亡する。
これがニーズヘッグが掴んだこの世界の真実である。
隕石と呼称されていても、衛星写真に写るそれは明らかなる異形。
禍々しく紫色に光り、2つの黒いX字上の輪が隕石の周囲を取り巻いている。
その全容は見えないが、隕石には顔のように見える凹凸が刻まれている。
それはまるで悪の化身。
その姿は身が凍りつくほどの邪悪さを内包していた。
社長オスカー・ヴラッドウッドは言う。
この隕石は「モンスターワールド」より現れたと。
この隕石のことは全く世界で話題になっていない。
おそらく、何かの"からくり"によって衛星がこの隕石を探知できないようになっているのだろう。
しかし、デュエリア政府だけはこの隕石の飛来を知っていた。
ニーズヘッグはリーク情報から
政府が「モンスターワールド侵攻計画」を企て、隕石を"消滅"させる目論見であることを知る。
パラドックス・ブリッジ。
稀代の天才科学者「神楽天聖」によって設計されたその装置は、
空間に裂け目を入れ、この世界とモンスターワールドを繋ぐ代物だという。
デュエリア政府はこの装置を利用し、
モンスターワールドに直接攻撃を仕掛ける計画を進めている。
「断じて許すな。
モンスターは我らデュエリストの心と共に在る。決して切り離せぬ存在だ」
ニーズヘッグの4人は政府の計画を阻止するため、
政府からパラドックス・ブリッジを奪うことを企てる。
その力で空間に裂け目を入れ、
世界をモンスターワールドのエネルギーで満たし、
全人類が召喚したモンスターの総攻撃で隕石を破壊する。
これがニーズヘッグの「2つの世界を守る」ための計画だ。
オスカーはこの計画をこう名付けた。
≪セカンド・コラプス≫と。
モンスターワールドとこの世界が繋がれば、数千・数万人規模の犠牲が出る。
それでも彼らはモンスターワールドを守るために、痛みを伴う決断を下した。
しかし、実行のためにはまだ情報が足りない。
パラドックス・ブリッジはドミノタウンに6基に分かれて存在しており、
解放するためには、世界中に点在する6本の鍵が必要だという。
ニーズヘッグは鍵を手に入れるために暗躍する。
遊次や灯達は、これからもこの平和な日常が続くと信じて疑わない。
彼らには、世界の真実も、暗躍する影も、迫る未曾有の危機も…全く関係のない出来事であった。
だが、いずれ全ての運命は交わることになる。
【隕石衝突まで…残り555日】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【キャラクター】
~Next~
■神楽 遊次(かぐら ゆうじ)
本作の主人公。なんでも屋「Next」を営んでいる20歳の青年。
キャラデザイン︰ttps://imgur.com/a/5NdVaZI
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
明るく快活な性格で、考えなしに突っ走ってしまう傾向がある。
世界的なデュエルの大会「ヴェルテクス・デュエリア」のベスト16の実力を持つ。
小さい頃からドミノタウンで育ち、被災で苦労した人々を見てきたため、
少しでも町の人々が前に進むために自分が役に立ちたいと考え、なんでも屋を始めた。
デュエル中に時折、モンスターの思いや感情を理解できる時がある。
母「神楽芽愛」は遊次を産んですぐに病死。
父「神楽天聖」もコラプスの1年後に失踪。その1年後に海外で死亡したと報告されている。
父親の失踪以降、その友人であったイーサン・レイノルズが親代わりとして彼を育てた。
13年前の大災害「コラプス」より以前の記憶が一切ない。
医師からはコラプスのトラウマによるものだと言われているが、明確な原因は不明。
父にもらった大きな赤いネックレスを肌見放さず持っている。
これがなければ正体不明の記憶が頭に流れ込み、いずれは精神が崩壊してしまう。
使用デッキ:妖義賊(ミスティックラン)
相手のカードを奪い利用する効果と、
発動から2ターン後に効果を発揮する「予告状」魔法カードが特徴。
全ての召喚方法を扱うことができる。
■花咲 灯(はなさき ともり)
本作のヒロイン。主人公の幼馴染で同い年。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/uyRG5dJ
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
なんでも屋「Next」のメンバー。経理担当。
普段は優しい性格だがデュエルのときだけ男口調になる。
これは遊次にデュエルを教わった時にその口調を真似したことの名残。
車の運転ができ、真っ赤なスポーツカーを所有している。
コラプスの1年後にドミノタウンへ引っ越してきたため、コラプスの被害は受けていない。
遊次の傍で彼を守り、支え続けることを生き甲斐としている。
使用デッキ:ペイントメージ
モンスターの属性を塗り替えるシンクロテーマ。
■イーサン・レイノルズ
Next最年長の男性。37歳。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/XUIjiTv
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
なんでも屋「Next」のメンバー。
20代前半の頃、両親を失った遊次の親代わりとなる。
遊次の幼馴染の灯とも長年の付き合い。
科学・機械分野に長けており、Nextではシステム担当。
遊次の父「神楽天聖」とは深い仲であり、遊次を育てることになったのもそれが理由。
オッサンと言われると激怒する。
使用デッキ:ヴォルタンク
デッキがシャッフルされる度に雷カウンターを溜めるリンクテーマ。
■鉄城 怜央(てつしろ れお)
第21話にてNextに加入した17歳の少年。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/TGqdxmy
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
ドミノタウンで、貧しく恵まれない少年少女を集め、
チーム「Unchained HoundDogs」を結成し、
裏社会の大人達をデュエルで倒し急速にドミノタウンでの勢力を拡大させた。
彼は壮絶な過去を持つ。
13年前、大災害「コラプス」によって両親を失い、その後は孤児院「エデン」に引き取られた。
この施設はコラプスの際に彼が無我夢中で逃げ込んだ場所だ。
1年後「鉄城健吾」という男に引き取られるも、それは「奴隷契約」であった。
孤児院「エデン」は秘密裏に子供を奴隷として売る施設であり、
元々裏社会出身の鉄城健吾はこの情報を手に入れ、怜央を奴隷として購入した。
そこから6年は暴力による支配を受け、従順に奴隷として生きるも、
とあるチャンスを掴みオースデュエルで勝利することで絶縁。
そこからは居場所のない子供達と共に盗みを働くことでなんとか食い繋ぎ、
一時期は裏社会のチームの一員となっていたこともある。
コラプス以降、地獄のような人生を歩んできたこと、
ドミノタウンの大人達から見向きもされなかったことから、
大人達に大きな怒りと復讐心を抱く。
それは次第に膨れ上がり、やがては思いを同じくする同志ドモン・ダニエラと出会い
チーム「Unchained Hound Dogs」を結成。
2年間でドミノタウンの裏社会を牛耳り、町の半分を陣地とするほどまでになる。
大人からの略奪を行っていたところを目撃されたことがきっかけでNextと激突することになる。
遊次と怜央はデュエルを通して魂をぶつけ合い、
最終的に怜央は自ら子供達の未来のために、真っ当に前に進み続けることを決める。
そして恵まれない子供達の居場所を作るために「Next」に加入。
人々の怒りや悲しみに共感し、それを背負えることが彼の強みであると皆は評価している。
使用デッキ:爆焔鉄甲(スチームアーミー)
スチームパンク+軍事がモチーフの機械族エクシーズテーマ。
相手モンスターに爆弾を装備し、それを破壊することで
同じ縦列・隣のモンスターゾーンに破壊が連鎖していくのが特徴。
~ニーズヘッグ・エンタープライズ~
■オスカー・ヴラッドウッド
デュエルモンスターズを世界に広め、デュエルディスク・オースデュエルのシステムを世界に普及させた
世界最大の大企業「ニーズヘッグ・エンタープライズ」の社長。28歳。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/Z0H2VX3
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
5年前に若くして世界一の大企業の社長に就任。
黒い長髪に鋭い目つき。
浮き世離れしているとも取れるマントのついた黒い服を着こなせるのは、
彼の持つオーラがあってこそだ。
判断力・決断力に優れており、その才覚でニーズヘッグを更に成長させた。
年齢に関係なく若い世代も実力によって高いポストに据え、
彼らは世間からは「ニーズヘッグ新世代」と呼ばれている。
前社長はヘックスの息子であるゲイル・ヴラッドウッドであり、
その時代は保守的かつ利益を優先した経営を行っていたが、
オスカー就任後は「より多くの人がデュエルを楽しめるように」という原点に立ち返った指針となる。
常に冷静で、あまり感情を表には出さないが、
その裏にはデュエルやモンスターに対する常人とは比べ物にならない情熱と拘りを持つ。
使用デッキ:アームドホラー
アンデッド族テーマ。装備魔法を扱う融合テーマ。
装備魔法を装備したアンデッド族モンスターを融合素材とする。
装備魔法を墓地に送ることで強力な効果を発動する。
■ルーカス・ヴラッドウッド
灰色に近い薄い紫の髪色をした、24歳の若き副社長。
社長「オスカー・ヴラッドウッド」の弟。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/xPpadJo
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
オスカーがそのデュエルへの人並外れた熱情を持ってアイデアを創出し、
ルーカスはそれを資金面や人事などの具体的な粒度で実現してゆく。
冷淡な性格で情け容赦がない。
言動に遠慮がなく、リテラシーやデリカシーに欠けた発言も多い。
使用デッキ:天界眼(ヘヴンアイズ)
幻竜族リンクペンデュラムテーマで、
EXデッキに表側となっているカードを利用する効果が特徴。
EXデッキの表側を天界とし、天界から現世に召喚されるイメージ。
■七乃瀬 美蘭(しちのせ みらん)
金髪でギャル。22歳。髪型やファッションが奇抜。
肩にはペットのトカゲを乗せている。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/qDTcVbl
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
緑色を基調とした奇抜な衣服を纏う彼女は、
22歳にしてニーズヘッグのビジュアル・デザイン司る立場。
ここ数年、誰でもオーダーメイドのデュエルディスクを手軽に作れるようにしたのは彼女であり、
独自のデュエルディスクを所持していることは1つのステータスとされる。
肩にはペットであるトカゲの「ゲー君」をいつも乗せており、
大企業の社員としては明らかに常軌を逸する存在だが、
オスカーが社長に就任後、オーディションにて専属モデルとして採用され、
その後彼女の熱烈なアプローチによって正式に社員として起用されたという経緯を持つ。
今もなおニーズヘッグの顔として若者を中心に世界から圧倒的な支持があり、
その独特なセンスは世の流行を牽引し、ファッションの一時代を築く存在となる。
使用デッキ:リザージュ
爬虫類族シンクロテーマ。擬態をモチーフとし、
相手の効果・レベル・攻撃力などをコピーできるのが特徴。
語源はリザード + ミラージュ
■鄭 紫霞 (ジェン ズーシャ)
身長2mの屈強な男。基本的に敬語。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/MGyVTR6
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
身長2mの大柄な図体だが、物腰柔らかな雰囲気を持つその男は、
齢30代後半ながらニーズヘッグのデュエルディスク開発における指揮権を持つ本部長である。
オースデュエルが世界の中枢となっているこの現代において、
その頭脳である「DDAS」に触れることのできる世界でも有数のエンジニア。
若き社長「オスカー・ヴラッドウッド」の就任から数年後に他社からの引き抜きで突然採用され、
破竹の勢いで本部長まで上り詰めた人物である。
使用デッキ:絶鎖獣(ぜっさじゅう)
自分の効果に対してチェーンさせないことをテーマとしたアドバンス召喚デッキ。
~デュエリア政府~
■マキシム・ハイド
デュエリア国で15年間大統領を務める男。与党「共栄党」党首。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/qeBKUhv
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
豪快な性格で、人々の欲望を解放する事に重きを置いた政策が国民からも高く評価されている。
ニーズヘッグ・エンタープライズの元社員で、
当時社長だったヘックス・ヴラッドウッドの右腕であった。
その知見から約10年前、
デュエリストの心に応じてデュエルディスクから発せられる
新エネルギー「デュエルエネルギー」を発見。
使用デッキ:??
■蒼月 貴哉(あおづき たかや)
大統領の側近、大統領首席補佐官の1人。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/cQc8CG5
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
マキシムの右腕であり、心からマキシムを慕う男。
切れ者で、掴めない雰囲気。
人の欲望を解放するマキシムの政策に惹かれ、
彼の見せる世界が必ず面白いものになると考え、彼に付き従う。
使用デッキ:魔音
クラシック音楽をテーマとしたシンクロデッキ。
モンスターのレベルによって、効果を発動するために必要なチェーン数が変わる。
音が連鎖していくことによって強くなっていく。
■アリシア・ローレンス
大統領の側近、大統領首席補佐官の1人。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/sh2bXY1
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
父親が古くから政府を支える官僚であり、その姿に憧れ自らも官僚に。
若くして大統領側近となったエリート。
強気な性格で低音ボイス。
それとは裏腹にメルヘンな童話が好きだが誰にも明かしていない。
意外と涙もろい。
使用デッキ:iftoria
「もしも」のおとぎ話をテーマとしたデッキ。
■Dr.オクトー
政府管轄の国立研究所で研究を行っているマッドサイエンティスト。
自らが楽しめる最高の研究ができればそれ以外のことは興味がなく、
そのためであれば手段は択ばない。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/TqdGzVy
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
使用デッキ:次元炉
古代の生物と未来の機械が次元を超えて融合するテーマ。
除外ゾーンのモンスターを利用して融合する。
~その他~
■神楽 天聖
神楽遊次の父親。
デュエルモンスターズ技術開発研究所(DTDL)の所長だったが、コラプスを機に研究所は閉鎖。
表向きはただの研究所の所長だが、その実態は稀代の天才科学者。
現在政府が所有するこの世界とモンスターワールドを繋ぐ「パラドックス・ブリッジ」という装置は、天聖が設計したものである。
コラプスの1年後に突如として外国へ失踪し、イーサンに遊次の親代わりとなるように命ずる。
その1年後に海外で死亡したとされているが詳細は不明。
■ヘックス・ヴラッドウッド
「ニーズヘッグ・エンタープライズ」の創始者。オスカーとルーカスの祖父。
約50年前にデュエルディスクを開発し、ニーズヘッグを設立。
世界にデュエルを広く普及させた実績を持つ世界的偉人。
しかし約20年前にとあるスキャンダルによって社長の座から失脚。
12年前に交通事故に遭い、現在も意識不明のまま植物状態となっている。
■伊達 アキト
ドミノタウンで探偵事務所を営んでいる。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/v8rysNM
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
デュエルに関してはからっきしだが、地道な調査が得意。
神楽遊次とは小学生時代、コラプスが起きる前までの友達だった。
コラプスの数か月前に引っ越したためそれ以降は会っていなかったが、依頼を機に再会。
解決後、Nextと業務提携をすることに。
推理力とプロファイリングに自信がある。
■ドモン・ハルク
ガタイのいい18歳の青年。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/4Z6vnhJ
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
怜央と同じチーム「Unchained HoundDogs」のメンバー。
学校で冤罪で暴力事件の主犯格とされてしまいそれ以降は不登校になった。
怜央がNextに入って以降は彼らに協力し、子供たちの居場所を作るために活動している。
現在は建築現場で荷揚げの仕事を行っている。
使用デッキ:Sp-Ace
ロケットをモチーフとしたペンデュラム・融合テーマ。
■ダニエラ・シルヴァ
褐色の17歳の少女。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/2cz4tPl
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
怜央と同じチーム「Unchained HoundDogs」の元メンバー。
一人称はアタイで、かなり気が強い。
父親によるDVが原因で家出。以降、一切家には戻らずチームの子供達と暮らす。
怜央がNextに入って以降はドモンと共に彼らに協力。トラックを所持している。
現在はチームの子供達が住む家で暮らす。
使用デッキ:トライドビークル
陸・空・海がモチーフの乗り物+動物をテーマとしたデッキ。
陸は攻撃を司るエクシーズ、空は破壊を司るシンクロ、海は守りを司るリンク召喚。
tri(3) + ride(乗る) + vehicle(乗り物)が語源。
~Unchained Hound Dogsの子供達~
■リアム
黒人の小学生男子。頬に絆創膏を貼っている。
チームの子供の中で最も元気で活発。
チームの主要メンバー3人を兄貴・姉貴と慕っている。
家に帰っておらず、チームの子供達と共に暮らす。
■ミオ
黒い髪をしており片目を目で覆い隠している小学生女子。
控えめな性格で、チームの中でも大人への恨みは小さい。
クマのぬいぐるみをずっと抱えている。
両親に捨てられたことから居場所を失い、現在は他の子供達と暮らす。
■星弥
クリーム色のパーマのかかった髪をした中学生男子。
比較的背は高く、17歳にしては身長の低めの怜央とあまり変わらない程。
怜央と同じく大人への復讐心を強く持っており、
チームが略奪を行わなくなったことに困惑していた。
とある依頼をきっかけにチームの皆で食事をした時にその幸せを噛みしめ、
怜央自身が望んでチームを変えようとしたのだと心から理解した。
現在は他の子供達と暮らす。
■ランラン
茶髪のおさげ髪の小学生女子。
お転婆で物事を深く考えていないことが多い。自分のことをランランと呼ぶ。
大人への恨みなどは特にない。現在は他の子供達と暮らす。
■治(おさむ)
黒髪に、黒縁のメガネをかけた小学生男子。
その年齢に似合わない高い語彙力を持っており、よく大人を驚かせる。
居場所を失わないために盗みに加担していたが、
彼自身は大人への復讐心はなく、本心では望んでいなかった。
読書が趣味。現在は他の子供達と暮らす。
■トーマス
金髪に青目の中学生男子。
友人に初めてデュエルで勝利したことから友人間の関係性が崩れ、いじめに発展。
不登校となり、その時にチームに入る。
両親の性格にも難があり、それがチームに入ることとなった一つの理由でもある。
チームの方針通り町に落書きなどを繰り返すようになり、
それを見かねた担任教師「秋山」がドモンに挑むも、敗北しトーマスに関与できなくなる。
そのことから秋山は、トーマスをチームと引き離すようにNextに依頼し、
イーサンがドモンにオースデュエルで勝利したことから、
チームメンバーはトーマスに関わらないよう契約が締結。
一時はチームから離れることとなる。
しかし、秋山とNextのメンバーの協力によって最終的には友人とも和解。
両親も心を入れ替え、現在は元通り学校に通っている。
ただしチームという居場所を守りたいという遊次の思いもあり、
純粋な友人としてUnchained Hound Dogsの子供達と遊んでいる。
チームの子供達とは暮らしておらず、実家に住んでいる。
■リク
短い黒髪を刈り上げた小学生男子。おどおどとした性格。
他の子供達とは違い家や学校が遠く、たまにしか顔を出さない。
対立するチーム「GREMLINZ」に拉致されかけた事がある。
実家に住んでいるが、家庭環境は良好ではなく、たまに家出をする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【用語紹介】
・デュエリア:
今作の舞台である国。
世界を牽引する大国家で、デュエルモンスターズと共に発展してきた歴史がある。多人種国家。
100年以上前から1カードゲームであったデュエルモンスターズに可能性を見出し続け、
その国柄から国民全体がデュエルモンスターズに深い愛情を持っている。
約50年前からニーズヘッグ・エンタープライズの創始者「ヘックス・ヴラッドウッド」が
デュエルディスクを開発したことによって、デュエルモンスターズは世界に波及する。
ヘックスはデュエルの勝者は敗者の提示した契約を履行する義務を負う「オースデュエル」という仕組みを創り、
デュエリアはそれを国の根幹に取り入れた。
デュエリアは武器や兵器を自ら縮小し「デュエル」こそが武力であると法律によって定めた。
武器の製造を過剰なまでに徹底的に排除し、
道徳教育のレベルから「争いはデュエルで解決する」と国民に刷り込んだ。
それにより世界初の「武器を持たない国」のロールモデルとなり、
デュエルディスク・オースデュエルという仕組みがすでに世界に波及したことから、
世界全体もこの流れを汲み軍縮を行うようになった。
結果的に現在、世界全体が武器・兵器を一切持たぬようになり、
武器製造の段階から徹底的に世界全体が取り締まるようになった。
そしてオースデュエルという法的拘束力を持つデュエルこそが武力という世界が実現された。
世界全体の国力の基準が「デュエル」になったからこそ、
100年以上前からデュエルに可能性を見出し続けたデュエリア国こそが、
世界最大の力を持つ国となった。
・オースデュエル:
この世界に存在するデュエルの形式。
デュエルする者同士がお互いに契約を結び、
勝者は敗者の提示した契約を履行する法的義務が生じるというもの。
契約条件としてはあくまで法・倫理・実現可能性の観点から
デュエルディスクに組み込まれたAI(通称:DDAS)が判断する。
契約を破ることは許されず、本人に契約履行の意思がない場合、
DDASが実行可能な内容については自動で履行される。
例:情報の開示が契約内容の場合は
装着者の記憶をDDASが読み取ることでDDASがそれを開示したり、
DDASから世界中のあらゆる機器に接続できるため、
それらを利用して契約の履行を果たすなど
兵器なきこの現代において戦争が発生した場合は、
オースデュエルによって敵対勢力を無力化することになる。
複数人に対する契約を1人が請け負いオースデュエルを行うことも可能。
しかしその場合は基本的に全員の承認を得る必要がある。
ただし、組織に対する契約である場合、
その組織の責任者が承認すれば、組織に属する者全ての承認を取らずとも、
組織全体に対して契約を適用することができる。
これは数百~数万単位で社員が存在する場合、
全員の承認を得ることは困難かつ臨機応変さに欠けるため、
責任者の一存であれば組織に属する者全員に契約を課すことができる。
組織全体の統括者でなくとも、
自分の責任の範疇の人員に対してオースデュエルを締結する権利がある。
組織に対する契約の場合、その組織の改名や人員の増加があっても契約は適用され続ける。
これは一度決した契約も組織を1度解散すれば無効化されることを防ぐためである。
また、警察や軍隊に属する者は目の前の人物に対して
「強制オースデュエル」を発動することができる。
これは強制的にオースデュエルを発生させる権利であり、
発動された相手は相手の提示した条件で必ずオースデュエルを行わなければならない。
警察が犯人を捕縛する際や軍隊が武力行使(もちろんこれもデュエルである)を行う場合に、
デュエルの勝敗で相手を無力化するために存在している権限だ。
ただし発動者の提示した条件を相手に一方的に飲ませることはできず、
発動者の提示した契約内容に対して、相手もそれに見合う契約内容を提示することができる。
これは「世界デュエル憲章」という国際法によって、
オースデュエルは公平でなければならないと定められているためである。
契約内容については両者である程度の議論は可能だが、
発動者が相手の提示する条件を拒否し続ける場合も懸念されるため、
契約内容が決まらない場合は、
DDASが両者の記憶を読み取り、適切な契約内容を自動で決定する。
いくら口では否定しても、
発動者が提示した契約内容に見合う条件は必ず脳内には想定できているはずであり、
それをDDASが参照することで、
強制オースデュエル発動者の提示した契約に見合う条件を自動で算出することができるのだ。
・DDAS:
Duel Disc ArtificialIntelligence Systemの略称。
デュエルディスクに組み込まれたAIのこと。
「ニーズヘッグ・エンタープライズ」の創始者「ヘックス・ヴラッドウッド」が生みの親。
人々の会話の解析や、デュエルディスク所有者に関する全ての記憶の参照できる超高性能なAI。
例えばデュエルの契約内容に情報の開示があった場合は、
DDASが人間の記憶にアクセスして、敗者が開示した情報が正しいかを判断する事ができる。
敗者が情報を開示しない場合はDDASが記憶にアクセスして自動的に情報を開示する。
ただし人権の観点から、
記憶へのアクセスが必要ない場合はDDASによる記憶の参照は禁じられている。
仮にオースデュエルで敗北した相手がデュエルディスクを破壊するなど強硬手段に出たとしても、
DDASとしては契約や記憶に関するデータを保持しているため、
デュエルが無効になるといったことはない。
記憶を読み取り、契約を反故にする明確な意図を感じ取った時点で
警察に通報する仕組みとなっているため、オースデュエルによって決した契約は破ることができない。
また、あらゆる世界中の電子機器へのアクセスが可能である。
これはオースデュエルによって決した契約を反故にされないための権限であり、
オースデュエルによる契約を果たそうとしない者がいた場合、
DDASはアクセス可能な電子機器を臨機応変に利用し、契約を履行させる場合もある。
ただし、ほとんどの場合は警察への通報で事足りる上、
これほどまでに契約の違反への取り締まりが厳格であれば、まず破ろうとする者自体現れない。
記憶の参照・あらゆる機器へのアクセスなど、最新鋭の技術によって神の領域に達しているが、
オースデュエル以外でこの知能が使用されることはない。
あくまでデュエルを絶対とするこの世界における「デュエルの守護神」であり、
その範疇を超えてしまえば人類の存続自体を脅かしかねないため、使用範囲が限定されている。
DDASはニーズヘッグ・政府が共同で管理している。どちらかの恣意的な改造を防ぐためだ。
プログラムを書き換える必要がある場合、国家レベルで何重にも承認が必要であり、
触れられるプログラムも限定されている。
また、DDASの記憶参照機能を改造することは物理的に不可能となっている。
現在、人間の記憶へは参照権限のみが付与されているが、
これを書き換え・削除可能に変更すれば、人間そのものを上書きできてしまうからだ。
記憶への参照自体、DDASの開発時には大きな反対があったが、
オースデュエルを担保するための必須条件としてデュエリアが押し通した過去がある。
DDASのプログラムの改修はここ十数年ほとんど発生していない。
その時点で完璧といえる頭脳を持っていたからだ。
・ドミノタウン:
デュエリア国の郊外にある町。
主人公「神楽遊次」の故郷であり、遊次はこの地でなんでも屋「Next」を開いた。
13年前に「コラプス」という大災害によって町が崩壊した。
今もなおその爪痕はハッキリと残り、復興は続いている。
災害によって家や家族を失くした者も多く、その影響で貧富の差が開いた。
その結果、オースデュエルを用いて金品を奪うといった手段で生きようとする者も現れ、
デュエリアでは有数の治安の悪い町となる。
・メインシティ:
デュエリアの首都。デュエリアのみならず、世界経済の中心都市。
デュエリア政府官邸・ニーズヘッグ本社が存在している。
デュエルの祭典「ヴェルテクス・デュエリア」の本戦が開催される地。
ヒロイン「花咲灯」の出身地でもある。
・コラプス:
13年前にドミノタウンで発生した、
黄金の鎧を纏ったモンスターが街を破壊し数百名の死者を出した災害のこと。
その全容は政府によって徹底的に隠蔽されており、写真や映像は一切残っていない。
モンスターが現れたということも都市伝説レベルの噂話と世界に認識されている。
主人公「神楽遊次」はこの災害以前の記憶を失っており、
Nextメンバーの「鉄城怜央」は両親を失っている。
・ニーズヘッグ・エンタープライズ:
50年前にヘックス・ヴラッドウッドが創立したデュエリアに存在する世界一の大企業。
デュエルディスクを開発し、デュエルモンスターズを世に広め、
オースデュエルという形式を作った企業。
現代では、デュエルモンスターズに関するあらゆる事柄をこの企業が推し進め管理している。
約20年前にとあるスキャンダルによってヘックスは失脚。
5年前まで息子のゲイル・ヴラッドウッドが社長を務めていたが、
保守的な姿勢と利益優先の経営を行ったことから、世界からの評価は著しく落ちていた。
5年前、息子であるオスカー・ヴラッドウッドが社長に就任。
「デュエルをより多くの人に楽しんでもらう」という原点に立ち返ったことと、
オスカー自身の並外れた才覚によって、ニーズヘッグは再び世界最大の企業として復活する。
彼が台頭してからは才能ある若い世代も上役となり、
前世代の保守的な経営から一変した革新的な施策をいくつも打ち出した。
彼らはニーズヘッグ新世代と呼ばれている。
デュエルモンスターズ自体は古くから存在しているカードゲームであり、
ニーズヘッグが考案したゲームではない。
明確な作者が判明していない、トランプのような概念である。
一説では数千年前の古代から存在していたと言われている。
・ヴェルテクス・デュエリア:
デュエリアにて4年に1度開催される世界最大のデュエルの大会。
政府によって40年間開催されている歴史ある大会。
デュエリア国籍を持つ15歳以上のデュエリストが参加可能。
優勝者には「政府が実現可能な願いを1つ叶える」という権利を手にする。
これはDDASによって政府に対して課された法的拘束力を持つ契約であり、
政府は必ず当大会を開催しなければならない責務を負っている。
この大会の開催および優勝者の願望の実現は政府に課せられた契約であり、
政府も破ることはできない。
法・経済面から「実現可能である」と判断された願いは、
例えそれがどんな悪辣な願いであれ、政府は履行する義務が生じる。
40年ほど前から、世界はあらゆる軍事を縮小し、デュエルこそが力となり、
デュエルの強さこそが国家の強さに直結することとなった。
国民は「どんな願いでも叶える」という最上の報酬が与えられることで、
この願いを求めて様々なデュエリストが腕を磨き、デュエリアの発展に寄与する事となる。
どんな願いも叶えるという性質上、国家にとっても非常にリスクはあるが、
そのリスクを取ってでもデュエリア全体の国力を底上げするために先人が当大会の開催を決定した。
他国にはこのようなリスクのある政策を行う事はできず、
今更行ってもデュエリアには遠く及ばない。
それにより世界の腕の立つデュエリストが『願い』を求めて
デュエリア国籍を取得してデュエリア国民となる。これにより、
他国から強いデュエリストを奪い、自国を強化するという仕組みが出来上がる。
これこそヴェルテクス・デュエリアが開催されることとなった理由だ。
「ヴェルテクス」は頂点を表す「vertex」が語源。
・DTDL:
13年前までドミノタウンに存在したデュエルに関する研究所。
遊次の父「神楽天聖」が創設。
副所長「クロム・ナイトシェイド」はコラプスによって死亡したと記録されている。
デュエルモンスターズ技術開発研究所(DuelMonsters Technology Development Laboratory)の略。
・モンスターワールド:
ニーズヘッグやデュエリア政府が認知している、この世界とは別の世界。
世間には存在自体が秘匿されているが、UFOなどと同じく都市伝説としては認知されている。
・パラドックス・ブリッジ:
空間に裂け目を入れ、この世界とモンスターワールドを繋げる装置。
神楽天聖が発明。彼ほどの稀代の天才以外はこのレベルの代物は作れず、
誰一人としてその仕組みを解明することができない。
彼は、まだ見ぬ『答え』に手を伸ばす。
あんな悲劇は、もう二度と起こさせない。
遊戯王Next -セカンド・コラプス編-
★24話までのネタバレを含みます。★
未読の方はご注意ください。
なんでも屋「Next」に新たなメンバー「鉄城怜央」も加わり、
チームの子供達を正しい未来へ導くという目標もできたことで、
Nextは今よりももっと大きな仕事を取る必要が出てきた。
「優勝者の願いが叶う」という世界的なデュエルの祭典「ヴェルテクス・デュエリア」。
その予選を来年に控え、彼らは刺激的でありながらも平穏な日々を過ごす。
しかし、その裏ではいくつもの影が暗躍していた。
デュエルディスクを開発した世界的大企業「ニーズヘッグ・エンタープライズ」。
その中でも"裏"の任務を行う選ばれし4人は、
1年前に正体不明の情報提供者から送られてきたとある機密情報により、
この世界に未曾有の危機が迫っていることを知る。
約1年6ヶ月後、超巨大隕石が地球に衝突し、人類は滅亡する。
これがニーズヘッグが掴んだこの世界の真実である。
隕石と呼称されていても、衛星写真に写るそれは明らかなる異形。
禍々しく紫色に光り、2つの黒いX字上の輪が隕石の周囲を取り巻いている。
その全容は見えないが、隕石には顔のように見える凹凸が刻まれている。
それはまるで悪の化身。
その姿は身が凍りつくほどの邪悪さを内包していた。
社長オスカー・ヴラッドウッドは言う。
この隕石は「モンスターワールド」より現れたと。
この隕石のことは全く世界で話題になっていない。
おそらく、何かの"からくり"によって衛星がこの隕石を探知できないようになっているのだろう。
しかし、デュエリア政府だけはこの隕石の飛来を知っていた。
ニーズヘッグはリーク情報から
政府が「モンスターワールド侵攻計画」を企て、隕石を"消滅"させる目論見であることを知る。
パラドックス・ブリッジ。
稀代の天才科学者「神楽天聖」によって設計されたその装置は、
空間に裂け目を入れ、この世界とモンスターワールドを繋ぐ代物だという。
デュエリア政府はこの装置を利用し、
モンスターワールドに直接攻撃を仕掛ける計画を進めている。
「断じて許すな。
モンスターは我らデュエリストの心と共に在る。決して切り離せぬ存在だ」
ニーズヘッグの4人は政府の計画を阻止するため、
政府からパラドックス・ブリッジを奪うことを企てる。
その力で空間に裂け目を入れ、
世界をモンスターワールドのエネルギーで満たし、
全人類が召喚したモンスターの総攻撃で隕石を破壊する。
これがニーズヘッグの「2つの世界を守る」ための計画だ。
オスカーはこの計画をこう名付けた。
≪セカンド・コラプス≫と。
モンスターワールドとこの世界が繋がれば、数千・数万人規模の犠牲が出る。
それでも彼らはモンスターワールドを守るために、痛みを伴う決断を下した。
しかし、実行のためにはまだ情報が足りない。
パラドックス・ブリッジはドミノタウンに6基に分かれて存在しており、
解放するためには、世界中に点在する6本の鍵が必要だという。
ニーズヘッグは鍵を手に入れるために暗躍する。
遊次や灯達は、これからもこの平和な日常が続くと信じて疑わない。
彼らには、世界の真実も、暗躍する影も、迫る未曾有の危機も…全く関係のない出来事であった。
だが、いずれ全ての運命は交わることになる。
【隕石衝突まで…残り555日】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【キャラクター】
~Next~
■神楽 遊次(かぐら ゆうじ)
本作の主人公。なんでも屋「Next」を営んでいる20歳の青年。
キャラデザイン︰ttps://imgur.com/a/5NdVaZI
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
明るく快活な性格で、考えなしに突っ走ってしまう傾向がある。
世界的なデュエルの大会「ヴェルテクス・デュエリア」のベスト16の実力を持つ。
小さい頃からドミノタウンで育ち、被災で苦労した人々を見てきたため、
少しでも町の人々が前に進むために自分が役に立ちたいと考え、なんでも屋を始めた。
デュエル中に時折、モンスターの思いや感情を理解できる時がある。
母「神楽芽愛」は遊次を産んですぐに病死。
父「神楽天聖」もコラプスの1年後に失踪。その1年後に海外で死亡したと報告されている。
父親の失踪以降、その友人であったイーサン・レイノルズが親代わりとして彼を育てた。
13年前の大災害「コラプス」より以前の記憶が一切ない。
医師からはコラプスのトラウマによるものだと言われているが、明確な原因は不明。
父にもらった大きな赤いネックレスを肌見放さず持っている。
これがなければ正体不明の記憶が頭に流れ込み、いずれは精神が崩壊してしまう。
使用デッキ:妖義賊(ミスティックラン)
相手のカードを奪い利用する効果と、
発動から2ターン後に効果を発揮する「予告状」魔法カードが特徴。
全ての召喚方法を扱うことができる。
■花咲 灯(はなさき ともり)
本作のヒロイン。主人公の幼馴染で同い年。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/uyRG5dJ
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
なんでも屋「Next」のメンバー。経理担当。
普段は優しい性格だがデュエルのときだけ男口調になる。
これは遊次にデュエルを教わった時にその口調を真似したことの名残。
車の運転ができ、真っ赤なスポーツカーを所有している。
コラプスの1年後にドミノタウンへ引っ越してきたため、コラプスの被害は受けていない。
遊次の傍で彼を守り、支え続けることを生き甲斐としている。
使用デッキ:ペイントメージ
モンスターの属性を塗り替えるシンクロテーマ。
■イーサン・レイノルズ
Next最年長の男性。37歳。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/XUIjiTv
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
なんでも屋「Next」のメンバー。
20代前半の頃、両親を失った遊次の親代わりとなる。
遊次の幼馴染の灯とも長年の付き合い。
科学・機械分野に長けており、Nextではシステム担当。
遊次の父「神楽天聖」とは深い仲であり、遊次を育てることになったのもそれが理由。
オッサンと言われると激怒する。
使用デッキ:ヴォルタンク
デッキがシャッフルされる度に雷カウンターを溜めるリンクテーマ。
■鉄城 怜央(てつしろ れお)
第21話にてNextに加入した17歳の少年。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/TGqdxmy
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
ドミノタウンで、貧しく恵まれない少年少女を集め、
チーム「Unchained HoundDogs」を結成し、
裏社会の大人達をデュエルで倒し急速にドミノタウンでの勢力を拡大させた。
彼は壮絶な過去を持つ。
13年前、大災害「コラプス」によって両親を失い、その後は孤児院「エデン」に引き取られた。
この施設はコラプスの際に彼が無我夢中で逃げ込んだ場所だ。
1年後「鉄城健吾」という男に引き取られるも、それは「奴隷契約」であった。
孤児院「エデン」は秘密裏に子供を奴隷として売る施設であり、
元々裏社会出身の鉄城健吾はこの情報を手に入れ、怜央を奴隷として購入した。
そこから6年は暴力による支配を受け、従順に奴隷として生きるも、
とあるチャンスを掴みオースデュエルで勝利することで絶縁。
そこからは居場所のない子供達と共に盗みを働くことでなんとか食い繋ぎ、
一時期は裏社会のチームの一員となっていたこともある。
コラプス以降、地獄のような人生を歩んできたこと、
ドミノタウンの大人達から見向きもされなかったことから、
大人達に大きな怒りと復讐心を抱く。
それは次第に膨れ上がり、やがては思いを同じくする同志ドモン・ダニエラと出会い
チーム「Unchained Hound Dogs」を結成。
2年間でドミノタウンの裏社会を牛耳り、町の半分を陣地とするほどまでになる。
大人からの略奪を行っていたところを目撃されたことがきっかけでNextと激突することになる。
遊次と怜央はデュエルを通して魂をぶつけ合い、
最終的に怜央は自ら子供達の未来のために、真っ当に前に進み続けることを決める。
そして恵まれない子供達の居場所を作るために「Next」に加入。
人々の怒りや悲しみに共感し、それを背負えることが彼の強みであると皆は評価している。
使用デッキ:爆焔鉄甲(スチームアーミー)
スチームパンク+軍事がモチーフの機械族エクシーズテーマ。
相手モンスターに爆弾を装備し、それを破壊することで
同じ縦列・隣のモンスターゾーンに破壊が連鎖していくのが特徴。
~ニーズヘッグ・エンタープライズ~
■オスカー・ヴラッドウッド
デュエルモンスターズを世界に広め、デュエルディスク・オースデュエルのシステムを世界に普及させた
世界最大の大企業「ニーズヘッグ・エンタープライズ」の社長。28歳。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/Z0H2VX3
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
5年前に若くして世界一の大企業の社長に就任。
黒い長髪に鋭い目つき。
浮き世離れしているとも取れるマントのついた黒い服を着こなせるのは、
彼の持つオーラがあってこそだ。
判断力・決断力に優れており、その才覚でニーズヘッグを更に成長させた。
年齢に関係なく若い世代も実力によって高いポストに据え、
彼らは世間からは「ニーズヘッグ新世代」と呼ばれている。
前社長はヘックスの息子であるゲイル・ヴラッドウッドであり、
その時代は保守的かつ利益を優先した経営を行っていたが、
オスカー就任後は「より多くの人がデュエルを楽しめるように」という原点に立ち返った指針となる。
常に冷静で、あまり感情を表には出さないが、
その裏にはデュエルやモンスターに対する常人とは比べ物にならない情熱と拘りを持つ。
使用デッキ:アームドホラー
アンデッド族テーマ。装備魔法を扱う融合テーマ。
装備魔法を装備したアンデッド族モンスターを融合素材とする。
装備魔法を墓地に送ることで強力な効果を発動する。
■ルーカス・ヴラッドウッド
灰色に近い薄い紫の髪色をした、24歳の若き副社長。
社長「オスカー・ヴラッドウッド」の弟。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/xPpadJo
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
オスカーがそのデュエルへの人並外れた熱情を持ってアイデアを創出し、
ルーカスはそれを資金面や人事などの具体的な粒度で実現してゆく。
冷淡な性格で情け容赦がない。
言動に遠慮がなく、リテラシーやデリカシーに欠けた発言も多い。
使用デッキ:天界眼(ヘヴンアイズ)
幻竜族リンクペンデュラムテーマで、
EXデッキに表側となっているカードを利用する効果が特徴。
EXデッキの表側を天界とし、天界から現世に召喚されるイメージ。
■七乃瀬 美蘭(しちのせ みらん)
金髪でギャル。22歳。髪型やファッションが奇抜。
肩にはペットのトカゲを乗せている。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/qDTcVbl
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
緑色を基調とした奇抜な衣服を纏う彼女は、
22歳にしてニーズヘッグのビジュアル・デザイン司る立場。
ここ数年、誰でもオーダーメイドのデュエルディスクを手軽に作れるようにしたのは彼女であり、
独自のデュエルディスクを所持していることは1つのステータスとされる。
肩にはペットであるトカゲの「ゲー君」をいつも乗せており、
大企業の社員としては明らかに常軌を逸する存在だが、
オスカーが社長に就任後、オーディションにて専属モデルとして採用され、
その後彼女の熱烈なアプローチによって正式に社員として起用されたという経緯を持つ。
今もなおニーズヘッグの顔として若者を中心に世界から圧倒的な支持があり、
その独特なセンスは世の流行を牽引し、ファッションの一時代を築く存在となる。
使用デッキ:リザージュ
爬虫類族シンクロテーマ。擬態をモチーフとし、
相手の効果・レベル・攻撃力などをコピーできるのが特徴。
語源はリザード + ミラージュ
■鄭 紫霞 (ジェン ズーシャ)
身長2mの屈強な男。基本的に敬語。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/MGyVTR6
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
身長2mの大柄な図体だが、物腰柔らかな雰囲気を持つその男は、
齢30代後半ながらニーズヘッグのデュエルディスク開発における指揮権を持つ本部長である。
オースデュエルが世界の中枢となっているこの現代において、
その頭脳である「DDAS」に触れることのできる世界でも有数のエンジニア。
若き社長「オスカー・ヴラッドウッド」の就任から数年後に他社からの引き抜きで突然採用され、
破竹の勢いで本部長まで上り詰めた人物である。
使用デッキ:絶鎖獣(ぜっさじゅう)
自分の効果に対してチェーンさせないことをテーマとしたアドバンス召喚デッキ。
~デュエリア政府~
■マキシム・ハイド
デュエリア国で15年間大統領を務める男。与党「共栄党」党首。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/qeBKUhv
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
豪快な性格で、人々の欲望を解放する事に重きを置いた政策が国民からも高く評価されている。
ニーズヘッグ・エンタープライズの元社員で、
当時社長だったヘックス・ヴラッドウッドの右腕であった。
その知見から約10年前、
デュエリストの心に応じてデュエルディスクから発せられる
新エネルギー「デュエルエネルギー」を発見。
使用デッキ:??
■蒼月 貴哉(あおづき たかや)
大統領の側近、大統領首席補佐官の1人。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/cQc8CG5
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
マキシムの右腕であり、心からマキシムを慕う男。
切れ者で、掴めない雰囲気。
人の欲望を解放するマキシムの政策に惹かれ、
彼の見せる世界が必ず面白いものになると考え、彼に付き従う。
使用デッキ:魔音
クラシック音楽をテーマとしたシンクロデッキ。
モンスターのレベルによって、効果を発動するために必要なチェーン数が変わる。
音が連鎖していくことによって強くなっていく。
■アリシア・ローレンス
大統領の側近、大統領首席補佐官の1人。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/sh2bXY1
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
父親が古くから政府を支える官僚であり、その姿に憧れ自らも官僚に。
若くして大統領側近となったエリート。
強気な性格で低音ボイス。
それとは裏腹にメルヘンな童話が好きだが誰にも明かしていない。
意外と涙もろい。
使用デッキ:iftoria
「もしも」のおとぎ話をテーマとしたデッキ。
■Dr.オクトー
政府管轄の国立研究所で研究を行っているマッドサイエンティスト。
自らが楽しめる最高の研究ができればそれ以外のことは興味がなく、
そのためであれば手段は択ばない。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/TqdGzVy
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
使用デッキ:次元炉
古代の生物と未来の機械が次元を超えて融合するテーマ。
除外ゾーンのモンスターを利用して融合する。
~その他~
■神楽 天聖
神楽遊次の父親。
デュエルモンスターズ技術開発研究所(DTDL)の所長だったが、コラプスを機に研究所は閉鎖。
表向きはただの研究所の所長だが、その実態は稀代の天才科学者。
現在政府が所有するこの世界とモンスターワールドを繋ぐ「パラドックス・ブリッジ」という装置は、天聖が設計したものである。
コラプスの1年後に突如として外国へ失踪し、イーサンに遊次の親代わりとなるように命ずる。
その1年後に海外で死亡したとされているが詳細は不明。
■ヘックス・ヴラッドウッド
「ニーズヘッグ・エンタープライズ」の創始者。オスカーとルーカスの祖父。
約50年前にデュエルディスクを開発し、ニーズヘッグを設立。
世界にデュエルを広く普及させた実績を持つ世界的偉人。
しかし約20年前にとあるスキャンダルによって社長の座から失脚。
12年前に交通事故に遭い、現在も意識不明のまま植物状態となっている。
■伊達 アキト
ドミノタウンで探偵事務所を営んでいる。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/v8rysNM
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
デュエルに関してはからっきしだが、地道な調査が得意。
神楽遊次とは小学生時代、コラプスが起きる前までの友達だった。
コラプスの数か月前に引っ越したためそれ以降は会っていなかったが、依頼を機に再会。
解決後、Nextと業務提携をすることに。
推理力とプロファイリングに自信がある。
■ドモン・ハルク
ガタイのいい18歳の青年。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/4Z6vnhJ
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
怜央と同じチーム「Unchained HoundDogs」のメンバー。
学校で冤罪で暴力事件の主犯格とされてしまいそれ以降は不登校になった。
怜央がNextに入って以降は彼らに協力し、子供たちの居場所を作るために活動している。
現在は建築現場で荷揚げの仕事を行っている。
使用デッキ:Sp-Ace
ロケットをモチーフとしたペンデュラム・融合テーマ。
■ダニエラ・シルヴァ
褐色の17歳の少女。
キャラデザイン:ttps://imgur.com/a/2cz4tPl
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能
怜央と同じチーム「Unchained HoundDogs」の元メンバー。
一人称はアタイで、かなり気が強い。
父親によるDVが原因で家出。以降、一切家には戻らずチームの子供達と暮らす。
怜央がNextに入って以降はドモンと共に彼らに協力。トラックを所持している。
現在はチームの子供達が住む家で暮らす。
使用デッキ:トライドビークル
陸・空・海がモチーフの乗り物+動物をテーマとしたデッキ。
陸は攻撃を司るエクシーズ、空は破壊を司るシンクロ、海は守りを司るリンク召喚。
tri(3) + ride(乗る) + vehicle(乗り物)が語源。
~Unchained Hound Dogsの子供達~
■リアム
黒人の小学生男子。頬に絆創膏を貼っている。
チームの子供の中で最も元気で活発。
チームの主要メンバー3人を兄貴・姉貴と慕っている。
家に帰っておらず、チームの子供達と共に暮らす。
■ミオ
黒い髪をしており片目を目で覆い隠している小学生女子。
控えめな性格で、チームの中でも大人への恨みは小さい。
クマのぬいぐるみをずっと抱えている。
両親に捨てられたことから居場所を失い、現在は他の子供達と暮らす。
■星弥
クリーム色のパーマのかかった髪をした中学生男子。
比較的背は高く、17歳にしては身長の低めの怜央とあまり変わらない程。
怜央と同じく大人への復讐心を強く持っており、
チームが略奪を行わなくなったことに困惑していた。
とある依頼をきっかけにチームの皆で食事をした時にその幸せを噛みしめ、
怜央自身が望んでチームを変えようとしたのだと心から理解した。
現在は他の子供達と暮らす。
■ランラン
茶髪のおさげ髪の小学生女子。
お転婆で物事を深く考えていないことが多い。自分のことをランランと呼ぶ。
大人への恨みなどは特にない。現在は他の子供達と暮らす。
■治(おさむ)
黒髪に、黒縁のメガネをかけた小学生男子。
その年齢に似合わない高い語彙力を持っており、よく大人を驚かせる。
居場所を失わないために盗みに加担していたが、
彼自身は大人への復讐心はなく、本心では望んでいなかった。
読書が趣味。現在は他の子供達と暮らす。
■トーマス
金髪に青目の中学生男子。
友人に初めてデュエルで勝利したことから友人間の関係性が崩れ、いじめに発展。
不登校となり、その時にチームに入る。
両親の性格にも難があり、それがチームに入ることとなった一つの理由でもある。
チームの方針通り町に落書きなどを繰り返すようになり、
それを見かねた担任教師「秋山」がドモンに挑むも、敗北しトーマスに関与できなくなる。
そのことから秋山は、トーマスをチームと引き離すようにNextに依頼し、
イーサンがドモンにオースデュエルで勝利したことから、
チームメンバーはトーマスに関わらないよう契約が締結。
一時はチームから離れることとなる。
しかし、秋山とNextのメンバーの協力によって最終的には友人とも和解。
両親も心を入れ替え、現在は元通り学校に通っている。
ただしチームという居場所を守りたいという遊次の思いもあり、
純粋な友人としてUnchained Hound Dogsの子供達と遊んでいる。
チームの子供達とは暮らしておらず、実家に住んでいる。
■リク
短い黒髪を刈り上げた小学生男子。おどおどとした性格。
他の子供達とは違い家や学校が遠く、たまにしか顔を出さない。
対立するチーム「GREMLINZ」に拉致されかけた事がある。
実家に住んでいるが、家庭環境は良好ではなく、たまに家出をする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【用語紹介】
・デュエリア:
今作の舞台である国。
世界を牽引する大国家で、デュエルモンスターズと共に発展してきた歴史がある。多人種国家。
100年以上前から1カードゲームであったデュエルモンスターズに可能性を見出し続け、
その国柄から国民全体がデュエルモンスターズに深い愛情を持っている。
約50年前からニーズヘッグ・エンタープライズの創始者「ヘックス・ヴラッドウッド」が
デュエルディスクを開発したことによって、デュエルモンスターズは世界に波及する。
ヘックスはデュエルの勝者は敗者の提示した契約を履行する義務を負う「オースデュエル」という仕組みを創り、
デュエリアはそれを国の根幹に取り入れた。
デュエリアは武器や兵器を自ら縮小し「デュエル」こそが武力であると法律によって定めた。
武器の製造を過剰なまでに徹底的に排除し、
道徳教育のレベルから「争いはデュエルで解決する」と国民に刷り込んだ。
それにより世界初の「武器を持たない国」のロールモデルとなり、
デュエルディスク・オースデュエルという仕組みがすでに世界に波及したことから、
世界全体もこの流れを汲み軍縮を行うようになった。
結果的に現在、世界全体が武器・兵器を一切持たぬようになり、
武器製造の段階から徹底的に世界全体が取り締まるようになった。
そしてオースデュエルという法的拘束力を持つデュエルこそが武力という世界が実現された。
世界全体の国力の基準が「デュエル」になったからこそ、
100年以上前からデュエルに可能性を見出し続けたデュエリア国こそが、
世界最大の力を持つ国となった。
・オースデュエル:
この世界に存在するデュエルの形式。
デュエルする者同士がお互いに契約を結び、
勝者は敗者の提示した契約を履行する法的義務が生じるというもの。
契約条件としてはあくまで法・倫理・実現可能性の観点から
デュエルディスクに組み込まれたAI(通称:DDAS)が判断する。
契約を破ることは許されず、本人に契約履行の意思がない場合、
DDASが実行可能な内容については自動で履行される。
例:情報の開示が契約内容の場合は
装着者の記憶をDDASが読み取ることでDDASがそれを開示したり、
DDASから世界中のあらゆる機器に接続できるため、
それらを利用して契約の履行を果たすなど
兵器なきこの現代において戦争が発生した場合は、
オースデュエルによって敵対勢力を無力化することになる。
複数人に対する契約を1人が請け負いオースデュエルを行うことも可能。
しかしその場合は基本的に全員の承認を得る必要がある。
ただし、組織に対する契約である場合、
その組織の責任者が承認すれば、組織に属する者全ての承認を取らずとも、
組織全体に対して契約を適用することができる。
これは数百~数万単位で社員が存在する場合、
全員の承認を得ることは困難かつ臨機応変さに欠けるため、
責任者の一存であれば組織に属する者全員に契約を課すことができる。
組織全体の統括者でなくとも、
自分の責任の範疇の人員に対してオースデュエルを締結する権利がある。
組織に対する契約の場合、その組織の改名や人員の増加があっても契約は適用され続ける。
これは一度決した契約も組織を1度解散すれば無効化されることを防ぐためである。
また、警察や軍隊に属する者は目の前の人物に対して
「強制オースデュエル」を発動することができる。
これは強制的にオースデュエルを発生させる権利であり、
発動された相手は相手の提示した条件で必ずオースデュエルを行わなければならない。
警察が犯人を捕縛する際や軍隊が武力行使(もちろんこれもデュエルである)を行う場合に、
デュエルの勝敗で相手を無力化するために存在している権限だ。
ただし発動者の提示した条件を相手に一方的に飲ませることはできず、
発動者の提示した契約内容に対して、相手もそれに見合う契約内容を提示することができる。
これは「世界デュエル憲章」という国際法によって、
オースデュエルは公平でなければならないと定められているためである。
契約内容については両者である程度の議論は可能だが、
発動者が相手の提示する条件を拒否し続ける場合も懸念されるため、
契約内容が決まらない場合は、
DDASが両者の記憶を読み取り、適切な契約内容を自動で決定する。
いくら口では否定しても、
発動者が提示した契約内容に見合う条件は必ず脳内には想定できているはずであり、
それをDDASが参照することで、
強制オースデュエル発動者の提示した契約に見合う条件を自動で算出することができるのだ。
・DDAS:
Duel Disc ArtificialIntelligence Systemの略称。
デュエルディスクに組み込まれたAIのこと。
「ニーズヘッグ・エンタープライズ」の創始者「ヘックス・ヴラッドウッド」が生みの親。
人々の会話の解析や、デュエルディスク所有者に関する全ての記憶の参照できる超高性能なAI。
例えばデュエルの契約内容に情報の開示があった場合は、
DDASが人間の記憶にアクセスして、敗者が開示した情報が正しいかを判断する事ができる。
敗者が情報を開示しない場合はDDASが記憶にアクセスして自動的に情報を開示する。
ただし人権の観点から、
記憶へのアクセスが必要ない場合はDDASによる記憶の参照は禁じられている。
仮にオースデュエルで敗北した相手がデュエルディスクを破壊するなど強硬手段に出たとしても、
DDASとしては契約や記憶に関するデータを保持しているため、
デュエルが無効になるといったことはない。
記憶を読み取り、契約を反故にする明確な意図を感じ取った時点で
警察に通報する仕組みとなっているため、オースデュエルによって決した契約は破ることができない。
また、あらゆる世界中の電子機器へのアクセスが可能である。
これはオースデュエルによって決した契約を反故にされないための権限であり、
オースデュエルによる契約を果たそうとしない者がいた場合、
DDASはアクセス可能な電子機器を臨機応変に利用し、契約を履行させる場合もある。
ただし、ほとんどの場合は警察への通報で事足りる上、
これほどまでに契約の違反への取り締まりが厳格であれば、まず破ろうとする者自体現れない。
記憶の参照・あらゆる機器へのアクセスなど、最新鋭の技術によって神の領域に達しているが、
オースデュエル以外でこの知能が使用されることはない。
あくまでデュエルを絶対とするこの世界における「デュエルの守護神」であり、
その範疇を超えてしまえば人類の存続自体を脅かしかねないため、使用範囲が限定されている。
DDASはニーズヘッグ・政府が共同で管理している。どちらかの恣意的な改造を防ぐためだ。
プログラムを書き換える必要がある場合、国家レベルで何重にも承認が必要であり、
触れられるプログラムも限定されている。
また、DDASの記憶参照機能を改造することは物理的に不可能となっている。
現在、人間の記憶へは参照権限のみが付与されているが、
これを書き換え・削除可能に変更すれば、人間そのものを上書きできてしまうからだ。
記憶への参照自体、DDASの開発時には大きな反対があったが、
オースデュエルを担保するための必須条件としてデュエリアが押し通した過去がある。
DDASのプログラムの改修はここ十数年ほとんど発生していない。
その時点で完璧といえる頭脳を持っていたからだ。
・ドミノタウン:
デュエリア国の郊外にある町。
主人公「神楽遊次」の故郷であり、遊次はこの地でなんでも屋「Next」を開いた。
13年前に「コラプス」という大災害によって町が崩壊した。
今もなおその爪痕はハッキリと残り、復興は続いている。
災害によって家や家族を失くした者も多く、その影響で貧富の差が開いた。
その結果、オースデュエルを用いて金品を奪うといった手段で生きようとする者も現れ、
デュエリアでは有数の治安の悪い町となる。
・メインシティ:
デュエリアの首都。デュエリアのみならず、世界経済の中心都市。
デュエリア政府官邸・ニーズヘッグ本社が存在している。
デュエルの祭典「ヴェルテクス・デュエリア」の本戦が開催される地。
ヒロイン「花咲灯」の出身地でもある。
・コラプス:
13年前にドミノタウンで発生した、
黄金の鎧を纏ったモンスターが街を破壊し数百名の死者を出した災害のこと。
その全容は政府によって徹底的に隠蔽されており、写真や映像は一切残っていない。
モンスターが現れたということも都市伝説レベルの噂話と世界に認識されている。
主人公「神楽遊次」はこの災害以前の記憶を失っており、
Nextメンバーの「鉄城怜央」は両親を失っている。
・ニーズヘッグ・エンタープライズ:
50年前にヘックス・ヴラッドウッドが創立したデュエリアに存在する世界一の大企業。
デュエルディスクを開発し、デュエルモンスターズを世に広め、
オースデュエルという形式を作った企業。
現代では、デュエルモンスターズに関するあらゆる事柄をこの企業が推し進め管理している。
約20年前にとあるスキャンダルによってヘックスは失脚。
5年前まで息子のゲイル・ヴラッドウッドが社長を務めていたが、
保守的な姿勢と利益優先の経営を行ったことから、世界からの評価は著しく落ちていた。
5年前、息子であるオスカー・ヴラッドウッドが社長に就任。
「デュエルをより多くの人に楽しんでもらう」という原点に立ち返ったことと、
オスカー自身の並外れた才覚によって、ニーズヘッグは再び世界最大の企業として復活する。
彼が台頭してからは才能ある若い世代も上役となり、
前世代の保守的な経営から一変した革新的な施策をいくつも打ち出した。
彼らはニーズヘッグ新世代と呼ばれている。
デュエルモンスターズ自体は古くから存在しているカードゲームであり、
ニーズヘッグが考案したゲームではない。
明確な作者が判明していない、トランプのような概念である。
一説では数千年前の古代から存在していたと言われている。
・ヴェルテクス・デュエリア:
デュエリアにて4年に1度開催される世界最大のデュエルの大会。
政府によって40年間開催されている歴史ある大会。
デュエリア国籍を持つ15歳以上のデュエリストが参加可能。
優勝者には「政府が実現可能な願いを1つ叶える」という権利を手にする。
これはDDASによって政府に対して課された法的拘束力を持つ契約であり、
政府は必ず当大会を開催しなければならない責務を負っている。
この大会の開催および優勝者の願望の実現は政府に課せられた契約であり、
政府も破ることはできない。
法・経済面から「実現可能である」と判断された願いは、
例えそれがどんな悪辣な願いであれ、政府は履行する義務が生じる。
40年ほど前から、世界はあらゆる軍事を縮小し、デュエルこそが力となり、
デュエルの強さこそが国家の強さに直結することとなった。
国民は「どんな願いでも叶える」という最上の報酬が与えられることで、
この願いを求めて様々なデュエリストが腕を磨き、デュエリアの発展に寄与する事となる。
どんな願いも叶えるという性質上、国家にとっても非常にリスクはあるが、
そのリスクを取ってでもデュエリア全体の国力を底上げするために先人が当大会の開催を決定した。
他国にはこのようなリスクのある政策を行う事はできず、
今更行ってもデュエリアには遠く及ばない。
それにより世界の腕の立つデュエリストが『願い』を求めて
デュエリア国籍を取得してデュエリア国民となる。これにより、
他国から強いデュエリストを奪い、自国を強化するという仕組みが出来上がる。
これこそヴェルテクス・デュエリアが開催されることとなった理由だ。
「ヴェルテクス」は頂点を表す「vertex」が語源。
・DTDL:
13年前までドミノタウンに存在したデュエルに関する研究所。
遊次の父「神楽天聖」が創設。
副所長「クロム・ナイトシェイド」はコラプスによって死亡したと記録されている。
デュエルモンスターズ技術開発研究所(DuelMonsters Technology Development Laboratory)の略。
・モンスターワールド:
ニーズヘッグやデュエリア政府が認知している、この世界とは別の世界。
世間には存在自体が秘匿されているが、UFOなどと同じく都市伝説としては認知されている。
・パラドックス・ブリッジ:
空間に裂け目を入れ、この世界とモンスターワールドを繋げる装置。
神楽天聖が発明。彼ほどの稀代の天才以外はこのレベルの代物は作れず、
誰一人としてその仕組みを解明することができない。
現在のイイネ数 | 12 |
---|

↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
49 | 第1話:なんでも屋「Next」 | 545 | 2 | 2023-03-25 | - | |
63 | 第2話:妖義賊(ミスティックラン) | 469 | 0 | 2023-03-25 | - | |
48 | 第3話:相棒 | 450 | 0 | 2023-03-25 | - | |
44 | 第4話:動き出す影 | 412 | 0 | 2023-03-26 | - | |
51 | 【カードリスト】神楽 遊次 | 489 | 0 | 2023-03-26 | - | |
48 | 第5話:大災害「コラプス」 | 493 | 0 | 2023-03-27 | - | |
58 | 第6話:2000万のプライド | 454 | 0 | 2023-03-27 | - | |
51 | 第7話:悪しきを挫く至高の剣士 | 559 | 0 | 2023-03-29 | - | |
41 | 第8話:解き放たれた猟犬 | 411 | 0 | 2023-03-29 | - | |
43 | 第9話:陸・空・海を統べる者 | 366 | 0 | 2023-03-31 | - | |
46 | 第10話:悪しき魂を塗り潰す彩 | 360 | 0 | 2023-04-01 | - | |
77 | 【カードリスト】花咲 灯 | 456 | 0 | 2023-04-02 | - | |
43 | 第11話:番犬の尾を踏んだ日 | 391 | 0 | 2023-04-02 | - | |
50 | 第12話:雷の城塞 | 519 | 0 | 2023-04-04 | - | |
46 | 第13話:平穏を脅かす者に裁きを | 343 | 0 | 2023-04-06 | - | |
44 | 【カードリスト】イーサン・レイノルズ | 413 | 0 | 2023-04-07 | - | |
67 | 第14話:決戦前夜 | 560 | 0 | 2023-04-09 | - | |
60 | 【お知らせ】お久しぶりです。 | 1523 | 2 | 2024-02-09 | - | |
27 | 第15話:爆焔鉄甲(スチームアーミー) | 287 | 2 | 2025-01-06 | - | |
31 | 第16話:魂の衝突 | 291 | 2 | 2025-01-13 | - | |
24 | 第17話:EDEN TO HELL | 203 | 0 | 2025-01-22 | - | |
32 | 第18話:憤怒の白煙 | 237 | 1 | 2025-01-29 | - | |
20 | 第19話:天に弧を描く義の心 | 173 | 2 | 2025-02-05 | - | |
19 | 第20話:To The Next | 184 | 1 | 2025-02-12 | - | |
21 | 【カードリスト】鉄城 怜央 | 151 | 0 | 2025-02-12 | - | |
21 | 第21話:踏み出す1歩目 | 179 | 0 | 2025-02-19 | - | |
15 | 第22話:伸し掛かる天井 | 179 | 0 | 2025-02-26 | - | |
23 | 第23話:壁に非ず | 170 | 0 | 2025-03-05 | - | |
11 | 第24話:滅亡へのカウントダウン | 147 | 0 | 2025-03-12 | - | |
12 | セカンド・コラプス編 あらすじ | 190 | 0 | 2025-03-12 | - | |
19 | 第25話:アクセラレーション! | 196 | 0 | 2025-03-19 | - | |
4 | 第26話:虹色のサーキット | 81 | 3 | 2025-03-26 | - |
更新情報 - NEW -
- 2025/03/22 新商品 デッキビルドパック ジャスティス・ハンターズ カードリスト追加。
- 03/28 02:07 評価 7点 《怒れる類人猿》「MDの04環境で活躍してた。魔導戦士ブレイカーを…
- 03/28 01:07 評価 9点 《セフィラの星戦》「総合評価:手札から不意をつく形で使える点で…
- 03/28 01:02 評価 10点 《セフィラの神撃》「総合評価:《秘竜星-セフィラシウゴ》で容易…
- 03/28 00:54 評価 4点 《セフィラ・メタトロン》「総合評価:《源竜星-ボウテンコウ》を…
- 03/28 00:44 評価 6点 《憑依装着-ウィン》「リバースモンスターである《風霊使いウィン…
- 03/28 00:42 評価 3点 《セフィラの聖選士》「総合評価:5種類以上の効果を狙いたいが、…
- 03/28 00:42 一言 投稿デッキがまたしてもMDで使用不可になってしまいました… まあ今回…
- 03/28 00:39 掲示板 カードリストにおける誤表記・不具合報告スレ
- 03/28 00:14 評価 4点 《深淵の獣アルベル》「ビーステッドというテーマから《アルバスの…
- 03/28 00:07 評価 9点 《キキナガシ風鳥》「名前とカードデザインが良く、出て来たら少し…
- 03/27 23:15 評価 5点 《流星極輝巧群》「よくわからない罠カード。 《竜儀巧-メテオニ…
- 03/27 23:06 掲示板 他人のオリカでデッキを作ろう!
- 03/27 23:03 評価 9点 《竜儀巧-メテオニス=DAD》「2回のモンスター効果無効を持つ…
- 03/27 21:53 評価 10点 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》「フリチェでなんでも2枚墓地肥や…
- 03/27 21:44 評価 5点 《罪宝の囁き》「白き森っぽいイラストと(2)の効果を持つものの名…
- 03/27 21:39 評価 8点 《魔界特派員デスキャスター》「悪魔族用の《スプラッシュ・メイジ…
- 03/27 20:23 一言 閃刀姫新規が。やっと壊獣を魔法でバウンスできると思った。イビルツイ…
- 03/27 19:11 SS 6.大いなる力
- 03/27 18:40 評価 10点 《白き森の妖魔ディアベル》「主に白き森シンクロを素材として出…
- 03/27 18:38 デッキ アンティークギア
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。



