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虹彩竜と歩むもの/第21話:恋情 作:光芒





 入学間もない一年生ながら、あの天都 遊希の右腕としてデュエル委員に選出された。そんな遊大を待っていたのはいつにも増した多忙な日々―――というわけではなかった。
 デュエル委員の仕事と言えども、遊希の言った生徒会会報に載せるカードの特集記事の作成くらいしかなく、遊大が遊希と共に活動することなど週に二、三あるかないかであった。
 そのため忙しさ自体はこれまでとそう変わらないのだが、自分が憧れの遊希の手伝いができている、ということだけで彼は満足であった。デュエルと共にサッカーに打ち込む陸、自分の夢に向かって日々研鑽を重ねる仁。彼とそのルームメイトたちは三者三様、それぞれの目指す道へと進み始めていたのだ。

「……こんなカードがあるのか。俺の今使っているデッキには入らないけど、このカードが欠かせないデッキもあるんだろうな」

 それでも彼は彼なりに遊希に貢献したい、という気持ちは強かった。授業が終わって時間がある時は決まって図書室へと足を運ぶ。アカデミアの図書室には一般的な学校に所蔵されるような図書はもちろん、デュエルについての図書も多く所蔵されている。
 デュエルモンスターズの歴史を綴った本はもちろん、これまでI2社より製造された全てのカードが記録された重い辞書のようなものを書架から引っ張り出しては一ページ一ページと目を通していく。そこに載っているようなカードは決まって遊大が使っている【ペンデュラム召喚】デッキではお目にかかれないものばかりであり、今となっては現存しているのかどうかもわからないようなカードも載っていた。
 無駄な知識に終わるかもしれない、というリスクは孕みつつも知っておいて損はない。遊大はそう自分に言い聞かせながら眠くなる目をこじ開けて書物を紐解いていった。

「あっ」
「あっ」

 そんな最中、本を探そうとして書架をうろついていた遊大の伸ばした手に別の誰かの手が触れる。すらりと伸びた身長に美しく艶のある長いストレートの黒髪。その手の主は礼のルームメイトであり、台湾からの留学生である孫 美鈴であった。
 美鈴とは時折授業で一緒になるが、たまに喋ったりする程度でありあまり付き合いの深い方であるとは言えない。それでも知らない仲ではなく、また男女問わず分け隔てなく接しようと心がけていることから彼女にとって遊大はまさに「良き友人」と呼べる存在であった。

「孫さんはどんな本を探しているの?」
「えっと……カードについて詳しく書いてある本です」
「それだとこの本がおすすめだよ。俺もよく読んでいるけど古今東西……古いものから比較的新しいものまで載っている」
「あ、ありがとうございます。あの、この本ですが……」
「俺はもう読み終わったからいいよ。借り方はわかる?」

 遊希に少しでも早く追いつこう、と思っていたために図書委員でもないのに図書室の利用規約に詳しくなった遊大は美鈴に本の借り方を教える。本を借りた美鈴は図書委員に手続きをしてもらうと、借りたその本を両手で大事そうに抱えていた。

「高海さん、いい本を教えてくれてありがとうございます。これでデュエリストとしてもっと成長できそうです」
「良かった。俺もデュエル委員らしいことができたかな?」
「はい。少なくとも私はそう思います」

 この時遊大は気づいていた。本を抱えて自分に微笑みかけてくれた美鈴の顔にやや影が見られることに。











 それはつい数日前のこと、寮の自室で陸がテレビドラマを見ながら熱く語っていた時のことである。
 テレビ以外の娯楽がすっかり根付いたこのご時世において平均視聴率20パーセントの高視聴率を叩きだしていたこの恋愛ドラマは男女問わず若者の支持を集めており、デュエルとサッカーの次に女子にモテることに力を入れている陸からしてみれば話題を合わせるために是非とも熟視しておきたいドラマであったのだ。

「うーん、この主人公かなりの鈍感だな」

 若手のイケメン俳優が演じるドラマの主人公がヒロインの少女と絆を深めるシーンを見た時、陸は唐突にそう言い放った。それを聞いた遊大と仁は首を傾げる。

「鈍感?」
「何故わかる。お前はドラマの脚本家にでもなったつもりか?」
「違うって。ほらよく見ろよ……このヒロインの子、目が笑ってねーじゃん? 顔は笑っててもこの子は心から笑ってねえ。それに気づけないようじゃこの主人公は男としてはまだ二流だ。まあ今後成長してその辺も汲み取れるようになるんだろうけどさ」
「……違いがよくわからないなぁ」
「遊大。お前天都先輩と今後長くやってくんだからその辺のことに機敏に反応できないと男としてどうかと思うぜ?」
「そっか……っていや、俺別に遊希さんとはなんともないからね?」
「えっ、無えの?」
「無いのか?」
「無いよ! 二人はなんだと思ってるのさ!」











 遊希が遊大にそのような姿を見せてくれるかどうかはわからないが、この時の美鈴はまさに陸が言っていた通りの顔をしていた。

「あの、孫さん」
「……なんでしょうか」
「何かあったの? もし俺で良ければ話を聞くよ?」
「……」

 飲み物を片手に屋外のテラスにやってきた遊大と美鈴。ここならば他人に聞き耳を立てられる恐れはない。誰にも聞かれないならば、と前置きした上で美鈴は勇気を持って事の詳細を遊大に打ち明け始めた。

「あの……実は二年生の方から求愛を受けているのです」
「ふーん、求愛かぁ……って求愛!?」

 ひそひそ話のつもりが、思わず大声を上げてしまった遊大は慌てて手で口を抑える。

「はい。あの、好意を示してくれることは嬉しいのですが、私はまだそのようなことに現を抜かすつもりはありません。なので丁重にお断りしているのですが……」
「それを聞き入れてくれない、と。ならエヴァ先輩に頼んでみたら? あの人は留学生委員長だからきっと孫さんの力になってくれるはずだよ」

 エヴァ・ジムリアが委員長を務める留学生委員会は読んでその名の如く留学生の学生生活をサポートするための機関である。デュエリストに国境や宗教の差はなく、デュエルにおいては全ての人間が年齢性別国籍関係なく対等なデュエリストとなる。
 しかし、いくら平和な日本での暮らしとはいえ宗教や文化の違いによって苦労する留学生も少なくない。そんな留学生たちの意見を聞き、彼らがアカデミアの学生として無事に3年間を過ごせるように取り計らうのもまたエヴァに任された仕事であった。

「その件については相談しているんです。エヴァ先輩がすぐに動いてくれたのですが……」

 エヴァ、そしてそんな彼女の命を受けた二年生の留学生委員の動きは早かった。その二年生の留学生委員は遊希がデュエル委員に任命しようとしたフランスからの女子留学生であり、遊希たちとは彼女がアカデミアに留学する前の年に開かれたアカデミア主催の交流会で知り合った資産家の娘であった。
 当時中学三年生だった彼女のデュエリストとしての腕は今や遊希やエヴァが認めるほどにまで成長しており、他の二年生からも一目置かれる存在となっていた。
 そんな彼女は美鈴に求愛してくる件の男子生徒にはっきりと「美鈴が困惑している」と伝えた。留学生委員に目を付けられたと知った彼は一度は身を引いたのだが、それも効果は無いようで今度はエヴァたちの目のつかないところで美鈴に接触するようになってきたのだ。

「なるほど……表立って声をかけると他の人にも見られている。でも他の誰かに見られないように声をかければ目撃証言を取られない」
「いくら問い詰めても私一人の証言だけでは言い逃れされてしまいますから……」
「……ねえ、もし孫さんが良ければなんだけど……」
「?」

 遊大が思いついた方法。それはあまりにも大胆で、あまりにも杜撰なものであった。それでも美鈴はその策に乗った。その男子生徒の良心と、遊大の思いやりに賭けて。

「遊大さん、一緒にお昼ご飯を食べましょう」
「そうだね。美鈴さん」

 次の日―――遊大と美鈴は授業の時から食事の時、そしてそれぞれのデュエルの時まで共に寄り添うようになっていた。その光景を見た陸と仁、そして礼と林檎は目を白黒させていた。それまで知らない仲ではないにしてもそれほど深い仲でもなかった遊大と美鈴がまるで深く愛し合っているような恋人のように仲睦まじい姿を見せているのだから。

「……いったいどういう風の吹き回しなの?」
「人ってわからないものよね……」
「ってかあいつ天都先輩と付き合っているんじゃないのかよ!」
「いや、遊大に二股を掛ける度胸はないだろう……ないよな?」

 親友たちが疑念の眼を向ける中、遊大と美鈴は内心ほくそ笑んでいた。当然のことながら、遊大と美鈴は恋愛関係にない。それは二人の仕組んだ狂言であったのだ。
 遊大が美鈴に持ち掛けたのは「遊大が美鈴の恋人として振る舞う」という作戦であった。どれほどしつこく言い寄る相手であっても、既に恋人がいるのであれば潔く身を引くのではないか。しかし、その方法にはやはりリスクがあった。
 まず第一に二人が即席の恋人関係であるということだ。人と人との恋愛とは決して一朝一夕で為るものではない。他者に自分たちが恋人同士と納得させるにはそれ相応の絆を見せつける必要があり、言葉では簡単なように見えても実際にそれを行ってみるのは厳しいものである。そして第二にこの作戦は半永久的に続けなければいけないということだ。仮にこの作戦が功を奏して美鈴への求愛が無くなったとしても、それが嘘であると知れ渡れば全てが水の泡と帰してしまう。しかし、遊大の狙いはそこではなかった。



「お前が美鈴さんと付き合ってるやつか」



 遊大の狙い。それは美鈴と仲睦まじく過ごす自分の姿を衆目に晒すことで件の男子生徒をおびき出すこと。直接その男子生徒と対峙することで改めて遊大の口から美鈴が迷惑しているということを強く伝えるということであった。

「……はい。孫 美鈴さんと入学当初からお付き合いさせて頂いています」

 遊大と美鈴のことは上級生の間にも瞬く間に知れ渡ったようで、その男子生徒とその男子生徒の友人と思われる学生の二人が遊大と美鈴の前にまんまと姿を現したのだ。だが、遊大にとって誤算となるものがあった。

「俺は二年生の木村 剛士(きむら たけし)だ」
「同じく二年生の関 恒雄(せき つねお)。僕の父は海馬コーポレーションの重役だよ」

 美鈴に求愛してきている男子生徒が身長2メートル近い大男であり、またその友人は日本有数の大企業である海馬コーポレーションの役員の家の息子である、ということだった。
 剛士はその恵まれた体格から二年生でありながらアカデミアセントラル校の柔道部主将を務めており、また恒雄は自分でも強調したようにいわゆる御曹司と呼べる立ち位置の人間である。いずれも物理的にも資産的にも遊大を圧倒できる二人であったのだ。

「お前みたいなチビが美鈴さんの恋人? 馬鹿も休み休み言え。こんな美しい人がお前みたいな男に惹かれるわけがないだろうが!」
「恋愛に身長などの体格などは関係ありません。だいいち美鈴さんはそんなことでお付き合いする人間を選ぶ人じゃない」
「てめえ、言わせておけば……」
「やっちゃおうぜ、剛士。こういう生意気な後輩を教育するのも僕たち上級生の仕事だよ」

 上級生である、という絶対的優位な立場を活かしてじりじりと遊大ににじり寄る剛士と恒雄。遊大は内心怯えていたのだが、それを億尾にも出さずその場に踏みとどまってはじっと二人を睨み返す。自分は美鈴に頼られた立場であるのに、ここで逃げてしまってはただでさえ心細い美鈴を誰が助けるのか。
 遊大は一人の男性として、そして一人の人間として親友であり、仮初の恋人である美鈴を守り抜く。例え二人の間に本当の恋情がなかったとしても、その決意だけは本物であった。

「待ってください!」

 そんな中、遊大の後ろに立っていた美鈴が遊大の前に躍り出ては剛士と恒雄の前に立ちはだかる。彼女においても、自分のためにここまで動いてくれる遊大を守りたいという気持ちは本物であった。

「木村先輩、関先輩。あなたがたは二物にも三物にも恵まれ素晴らしい人生を送ってきたのでしょう。しかし、あなたたちは以前より自分の望むものはなんでも手に入れられた。そうですよね?」
「ああ。俺たちはこの腕で、この力で欲しいものを手に入れてきた。みんなのものは俺のもの。お前のものは俺のもの。俺のものは俺のもの……そうやって強くなってきた!」
「僕も一緒さ、望めばなんでも手に入る。そういう星の下に生まれたのがこの関 恒雄という人間だよ」
「……生まれ育ちも実力。そういう考えもあるのでしょう。ですが、それならば私は猶更あなたの求愛を受けるわけには参りません。あなた方のように力で何でも手に入れられる方にないものを、この遊大さんは持っています! 私は彼のそんなところに惹かれたのです!」
「なっ……」
「私はもうあなたの顔を見たくありません。これが最後通牒です。どうかお引き取り下さい」

 そう言って深々と頭を下げた美鈴は遊大の腕を引き寄せて強引に腕を組むと彼を引っ張るようにしてその場を立ち去ろうとした。されるがままに引っ張られる遊大の目からちらりと見えた美鈴の横顔は白い肌に似合わず紅潮しており、彼女の中には遊大を侮辱された怒りと上級生である剛士・恒雄に面と向かって物申したことによる緊張が入り混じって湧き上がっていたのである。

「……ふざけるな!」

 しかし、これで彼らが引き下がってくれるようであれば、ここまで美鈴は苦悩しない。剛士の指示を受けた恒雄が遊大と美鈴の行く道を塞ぐかのように回り込み、剛士と共に二人を取り囲む。まさに「前門の虎後門の狼」と言わんばかりの状況に遊大と美鈴は追い込まれてしまったのである。

「そうかい。じゃあ俺たちは俺たちのやり方でやらせてもらおうか」

 そう言って剛士と恒雄はデュエルディスクを展開するとそれを同時に構える。柔道の試合であれば遊大に勝ち目はまるでないにしても、デュエルなら別だ。遊希に見込まれてデュエル委員になれたということは、遊大にとっても自信につながっており、例え相手が上級生であったとしても物怖じすることはなくなっていた。
 しかし、それはあくまで一対一の場合である。この時剛士と恒雄が持ちかけてきたのは一対一のシングルデュエルではなく、二対二のタッグデュエルであったのだ。タッグデュエルのルールは以下の通りとなる。


〇ライフ・フィールド・墓地は共有
〇ライフはチームで8000
〇ターンは先攻一人目→後攻一人目→先攻二人目→後攻二人目という順で行う
〇いずれのプレイヤーも1ターン目は攻撃不可
〇タッグパートナーが発動およびセットした魔法・罠カード、効果モンスターの効果をパートナーは自由に発動できる


「遊大さん、タッグデュエルの経験は……」
「ない。でもやるしかないよね」
「……はい。私も負けません」

 デュエルディスクによって先攻後攻の決定権決めが行われ、それは遊大と美鈴の二人に与えられた。遊大たちは先攻を取り、美鈴→剛士→遊大→恒雄の順番でターンが回ることになった。そのため誰よりも先にモンスターを展開することができる美鈴の初手の手札がこのデュエルにおいて大きな役割を果たすことになるのである。

「このデュエルでもしお前たちが勝ったら……俺は身を引こう。だがもし俺たちが勝てば……わかってるよな?」
「はい。私は覚悟の上です」
「ふっ、まあ精々吠え面かかないことだね」
「……行きますよ、先輩方」



―――デュエル!!―――



 遊大と美鈴にとって、試練に近い共闘が始まった。



美鈴・遊大 LP8000 手札5枚(美鈴)5枚(遊大)
デッキ:35(美鈴)35(遊大)モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0 Pゾーン:青/赤 エクストラ:15(0・美鈴)15(0・遊大)
剛士・恒雄 LP8000 手札5枚(剛士)5枚(恒雄)
デッキ:35(剛士)35(恒雄)モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0 Pゾーン:青/赤 エクストラ:0(0・剛士)15(0・恒雄)


☆TURN01


「先攻は私たちです。私たちのフィールドにモンスターが存在しないとき、このカードの効果を発動。自身を手札から特殊召喚できます。来てください“WW-アイス・ベル”!」

 遊大と美鈴の共有するフィールドには青と紺のメッシュの髪が風に揺れる魔女のようなモンスターが現れた。


※WW(ウィンド・ウィッチ)-アイス・ベル
効果モンスター
星3/風属性/魔法使い族/攻1000/守1000
「WW-アイス・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「WW」モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターはリリースできず、この効果を発動するターン、自分はレベル5以上の風属性モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手に500ダメージを与える。


(孫さんのデッキは【WW(ウィンド・ウィッチ)】……シンクロ召喚に特化したテーマ。このデッキの特徴は……)
「そして特殊召喚に成功したアイス・ベルの1つ目の効果を発動します。デッキからWWと名のついたモンスター1体を特殊召喚します。風に乗って現れよ! チューナーモンスター“WW-グラス・ベル”!」


※WW-グラス・ベル
チューナー(効果モンスター)
星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1500
「WW-グラス・ベル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「WW-グラス・ベル」以外の「WW」モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。


「特殊召喚に成功したグラス・ベル、そしてアイス・ベルの2つ目の効果を発動します!」


チェーン2(美鈴):WW-グラス・ベル
チェーン1(美鈴):WW-アイス・ベル


「チェーン2のグラス・ベルの効果でデッキから“WW-スノウ・ベル”を手札に加え、チェーン1のアイス・ベルの2つ目の効果で木村先輩と関先輩のライフに500のダメージを与えます!」

剛士・恒雄 LP8000→7500

「そして手札のスノウ・ベルの効果を発動。スノウ・ベルは自分フィールド上に風属性以外のモンスターが存在せず、風属性モンスターが2体以上存在する時、手札から特殊召喚できます!」


※WW-スノウ・ベル
チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/魔法使い族/攻100/守100
(1):自分フィールドに風属性モンスターが2体以上存在し、風属性以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードをS素材として風属性SモンスターをS召喚した場合、そのSモンスターは相手の効果では破壊されない。


「チューナー2体に非チューナーが1体……来るか」
「私はレベル3のWW-アイス・ベルにレベル4のチューナーモンスター、WW-グラス・ベルをチューニング!“世界が白く染まる時、凍てつく風と共に鈴の音響かせる。氷雪を力に変え舞い踊れ!”シンクロ召喚! 雪原を通り抜ける風!“WW-ウインター・ベル”!!」


※WW-ウィンター・ベル
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/魔法使い族/攻2400/守2000
チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
「WW-ウィンター・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。
(2):自分・相手のバトルフェイズに自分フィールドの「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル以下のレベルを持つモンスター1体を手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。


「WW-ウィンター・ベルの効果を発動します! 墓地のWWモンスター1体を対象に、そのモンスターのレベル×200のダメージを相手ライフに与えます! 私が対象に取るのはレベル4のWW-グラス・ベルです!」

剛士・恒雄 LP7500→6700

「先攻1ターン目で1300ものライフを削った。1ターン目は攻撃できないルールだけどこれでアドバンテージを稼げるね」
「はい。ですが、これでは終わりません! 私はレベル7のシンクロモンスター、WW-ウィンター・ベルにレベル1のチューナーモンスター、WW-スノウ・ベルをチューニング!“光り輝く雪風が呼び覚ますは水晶の翼を持ちし竜。雄々しくも美しいその身を以てあらゆるものを突き穿て!”シンクロ召喚! 咆哮せよ“クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン”!!」


※クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。この効果でモンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。


「凄い……召喚権を使わずにクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンをシンクロ召喚するなんて……」
「これでも海を渡ってやってきたデュエリストですから。私はモンスターをセット。カードを1枚セットしてターンエンドです」


美鈴・遊大 LP8000 手札2枚(美鈴)5枚(遊大)
デッキ:33(美鈴)35(遊大)モンスター:2(クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン)魔法・罠:1 墓地:4 除外:0 Pゾーン:青/赤 エクストラ:13(0・美鈴)15(0・遊大)
剛士・恒雄 LP6700 手札5枚(剛士)5枚(恒雄)
デッキ:35(剛士)35(恒雄)モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0 Pゾーン:青/赤 エクストラ:0(0・剛士)15(0・恒雄)





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ター坊
この主人公、意外と大胆!しかし偽恋仲作戦は裏目に出たようで体育会系とボンボンを敵に回すことに。海馬コーポレーションの重役だぞって、遊大も一応エリート一家だぞ?
それにしても開幕破壊耐性付き水晶翼とはゲンナリするエグい布陣…美鈴さん、恐ろしい娘。 (2017-03-14 02:14)
浮幽さくら
タッグデュエルの初陣ですか!
相方の美鈴さんも、そして相手2人もデッキを知らぬまま闘うデュエル。
遊大君、どう繰り広げて行くのでしょう、、? (2017-03-14 13:15)
パニー
やはりデュエリスト、何でもデュエルで決めたがりますね~w

美鈴さんはwwデッキ、いきなり破壊耐性持ちのクリスタルウィングを立てに行きました。
これはいきなり有利な状況か? (2017-03-14 20:22)
光芒
美鈴のデッキ【WW】ですが、それだけだとデッキは組めないので他のテーマのモンスターも入っています。ちなみに美鈴は使用デッキの関係上ポジション的にはARC-Vのリンにあたるキャラですが、性格や設定はリンとは大違いです。それだけに留奈=セレナがまんますぎるのですが……

ター坊さん
まあ時に大胆にならなければ主人公は務まらないという話でして。ただ彼が少し大胆に動けるようになったのも遊希にその腕を見込まれたというのはあると思います。

>海馬コーポレーションの重役だぞって、遊大も一応エリート一家だぞ?
無知って怖いですね、という。

>それにしても開幕破壊耐性付き水晶翼とはゲンナリするエグい布陣…美鈴さん、恐ろしい娘。
WWの強いところがそこにありますからね。ちなみに美鈴はファスト・ドラゴンは未所持です。

浮幽さくらさん
実を言うとタッグデュエルを書いたことは初めてですし、このルール自体TF6でやったっきりなんですよね。ところでKONMAIさん、TF7はまだですか?(殴

パニーさん
まあそれがこの世界のルールみたいなものですから。しかしルールとはいえ、デュエルでなんでも決められるってある意味凄い世界ですよね。

破壊耐性持ちのクリスタルウィングなんて実際出されたらたまったものではないですよね。しかし、この手のチートモンスターを初手に出すということは、ある意味嫌なフラグでもあるということです……(え
(2017-03-15 14:58)

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16 第55話:猛攻 285 6 2017-08-02 -
16 第56話:障壁 205 3 2017-08-08 -
9 第57話:意地 184 3 2017-08-13 -
11 第58話:提案 281 3 2017-08-17 -
12 第59話:来訪 254 3 2017-08-27 -
19 第60話:交錯 256 3 2017-09-04 -
15 第61話:諜報 217 3 2017-09-11 -
68 遊大たちが10月制限について語るそうです 354 5 2017-09-14 -
15 第62話:暴露 201 2 2017-09-21 -
17 第63話:決意 247 4 2017-09-25 -
9 第64話:結束 231 4 2017-10-02 -
11 第65話:渇望 375 3 2017-10-07 -
14 第66話:証明 195 4 2017-10-13 -
12 第67話:空想 185 2 2017-10-16 -
11 第68話:魔鎖 200 2 2017-10-23 -
9 第69話:喝采 156 2 2017-10-27 -
10 第70話:胸愛 210 3 2017-11-01 -
13 第71話:点火 194 4 2017-11-07 -
7 第72話:誘惑 139 3 2017-11-15 -
14 第73話:憤怒 162 5 2017-11-18 -
11 第74話:反攻 128 2 2017-11-22 -
3 第75話:夢追 160 2 2017-11-27 -
7 第76話:剣閃 111 2 2017-12-02 -
3 第77話:膠着 77 2 2017-12-09 -
5 遊大たちが1月制限について語るようです 83 1 2017-12-11 -

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