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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第03話 デュエルが書けない

第03話 デュエルが書けない 作:トマトところてん

余談

自分語りになりますが閃刀姫の漫画を全巻買って読みました。
短くまとまっていて凄い構成力だと思いました。テニスゲームを没収されるシーンは笑いました。


前回のあらすじ

久しぶりに面会をして遊戯王で遊んだ二人。面会の時間はまだ残っている。

本編

「ああ、気分がいいねぇ。ゼリーも飲んで、生き返った気分だねぇ。」
女の子が上機嫌になっていると、親友が呟く。
「きなこちゃんはふてぶてしくて高慢ちきで最低のカスだけど、我慢はしちゃいけないよ。」
親友の前でだけ態度をいっぺんさせることに心配をしていた。それを聞いて、
「あたしゃ、医療ドラマの序盤でよく出てくるモンスタークレーマーな患者が嫌いなんだねぇ。いつもなんでも遠慮せず言うから、内に秘めて我慢する患者さんよりはマシだとか言って看護婦の鉄人、職人アピールに使われるんだよねぇ。カッコつけるために存在するような。そんな雑魚。」
女の子は更に続けて言う。
「立派な看護婦の苦労を理解して改心までするやつ。現実じゃ患者は看護婦をずっと虐めたり、その逆パターンだってあるのに。」
「看護婦が患者を虐めるの?」
「所詮、俗人なんだよね。立派な誇りを持ってるやつも泥水すすって生きてるやつも一緒。」
「きなこちゃんはカスだからね。ま、私はものを大切にしているのではなく、ものを信用していないんだけどね。」
それより、と親友はまた遊戯王の話に戻す。
「タクティカルトライデッキ、どれが好き?」
きなこが応える。
「れんげちゃんはどうだい?これで1週間は遊べるかい?やっぱりデッキを組むまでが一番楽しいのかねぇ。断然エルドリッチだねぇ。」
「私はサイドラかな。知らない者は幸いなんだよ。情報なんてほとんど誰かの自慢でしかなくていらないよ。」
と、れんげが呟く。
「れんげちゃん家は貧乏寺だもんねぇ。」
ときなこが言う。

続く


今回はかなり不快にしてみた。


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