第40話　デュエルえびガンマン　工場見学　作：トマトところてん

　結局、自分が一番時間をかけたものを好きになるんだろうか。今、40話ですが52話でこの作品終わりです、あと12回。まだ話は考えてないけど。別れは前に進んでる証としてあまり悪いように捉えないようにして、卒業は場に馴染めず、仲良くできてなくても、悔し涙でも嬉し涙でも今はとりあえず泣いていたかったと、たとえ離ればなれになってもとりあえず明日は来るのでそれでよかったのかもしれない。四月なのに三月みたいな感じの文章で新年度がぶっちゃけ嫌なんでしょうか
　で、今回はデュエルえびガンマン、30話と32話の続きですが、デュエルえびガンマンはれんげの創作物でフィクションで作り話

本編

れんげの家のリビングにて

きなこは通信制の学校に通っており、交友関係は少なめ。れんげはデュエルえびガンマンの話の続きを話すのであった
　前にたしか打ちきりって話じゃなかったっけ？
　と、きなこは質問するとれんげが答える
　それはね、一応デュエルえびガンマンの元ネタが三月の番組改編で番組終了になっちゃったからその記念にやっておこうかなって。光と闇の女神さまの試練を乗り越えたデュエルえびガンマンは最後に闇の女神さまからジューシーえびグミ、キシリトールえびガム、もっとめちゃもてえび入浴剤をもらったよね。それを食べたり、お風呂に入ったりしたらパワーアップしてダークデュエルえびガンマンになったよ
　うん？　ダークデュエルえびガンマン？
　前の話をみたら分かるけど、時を止める能力と空を飛ぶ能力と瞬間移動を使えて、絶大な威力と反動を持つ二丁拳銃で戦うデュエルえびガンマンだったけど、新たに闇の力、心を読む能力と相手の心を操る能力を手に入れたよ。ダークデュエルえびガンマンの魔法で生成された黒いイヤホンで相手の心の声をきくことができて、チューナーモンスターのリゾネーターがもってるような音叉で相手に特別な音を聴かせると相手の心を操れるよ
　前にも思ったけど、能力強すぎだよねデュエルえびガンマン
　まあね。多分、強くてかわいくてかっこいいを目指してそんな感じになったんじゃないかな
　今回は旅をしてえびせん工場を見学することに　以下　デュエルえびガンマン　本編

　デュエルえびガンマンは旅先で農業の手伝いをしながら食い繋いで旅をしていたが、今回はたどり着いたある町でえびせん工場を見つけた。デュエルえびガンマンはえび活、えびを食べることをいきがいとしていた。この工場で長期間働いてしばらく住みついてもいいほどえびせん工場は魅力的だった。工場長や社長に挨拶をして、と、その前に工場見学だ。一日に大量のえびせんが生産される。桜えび、伊勢えび、オマールえび、ブラックタイガー
　ちょっと待った
　と、きなこがつっこむ
　ファンタジーの世界に伊勢えびとか出てきていいの？
　まあね
　と、れんげ。工場では様々なえびが機械で潰されうすくのばされてえびせんのかたちに仕上がって熱を通されて次々と出来上がっていく
　えーびっくり、感激しちゃうね
　デュエルえびガンマンは工場見学の付き添いの林さんに思わずつぶやく。林さんは、
　こちらで製造して最後に袋詰めの工程をむこうで行っております。その前に出来立てのえびせんを試食していってください
　デュエルえびガンマンは桜えびせんを一口かじると、そのおいしさに感動し、自分の殻を破って本音を伝える
　これは凄い、もしかしたら今まで食べたえびせんで一番かも。これは腰が曲がるまで長生きしてここで働きたいものです
　それをきいた林さんは
　人事担当にあってください。社長はえびに魅せられて、頭を真っ赤にしてゆで上がるほどの情熱を注ぐ人です。並大抵の情熱ではまず通らないでしょう
　あのさ
　と、きなこが話の続きをさえぎってつっこむ
　さっきからなんとなくえびを連想させるのはなんなの？　えーびみょう　とか、えびばっかりじゃん
　まあね
　と、れんげ。デュエルえびガンマンがもりもり桜えびせんを食べていくと今度は全身の服装がピンク色に染まっていった。前回の話で出てきた、赤色のカウボーイハット、水色の厚底ブーツ、緑のマント、青色のティーシャツ、デニムのショートパンツは全てピンク色になってパワーアップ。最終強化形態のデュエルサクラえびガンマンになった。そこに社長が現れた
　私が一応、社長をやっている、ABセントジョーンズだ。君は社長は好きかな？　海馬社長や赤馬社長、憧れることはあるだろうがもちろん嫌われることもあるだろう。ガンガンいこうとする姿勢も上を向いてるのも、ワンマン経営も人によっては嫌に思うことがあるだろう。私の夢はえびで世界征服だ
　なんかヤベーやつが出てきたんだけど
　と、きなこ
　まあね
　と、れんげ。社長は
　私は全てのえびを守ると決めたのだ
　感動したデュエルサクラえびガンマンはそれに応え、宣言する
　社長！　あなたが守りたいものは、私の守りたいものです、あなたの行く道が私の行く道です！
　デュエルえびガンマンもけっこう変なやつになっちゃったよ。ここで一生働いて終わりなの？　デュエルえびガンマンは？
　と、きなこがきくと、れんげは答える
　まあ、そんなこともないんだけどね

続く

で、なぜこんなにもえびを好きなのかはデュエルえびガンマンが一人暮らしの寂しさを埋めるためにえびを食べたからだとかまあなんでも。新生活の寂しさと不安を紛らわす推しの存在です。この時期の気持ちを残す、忘れない為に。仕事を早くおぼえて凄そうな先輩に追いつくなんて仕事一筋になって好きなもの、娯楽やテレビをたってなんて本当はよくないんだよ、というのに共感したのでした。
　デュエルえびガンマンの元ネタはウルトラマントリガーで主人公をやってた俳優の寺坂頼我で、海老好きとスマイルスマイルがアイデンティティーになってると思う