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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第02話 栄養補助ゼリードリンクのパウチ

第02話 栄養補助ゼリードリンクのパウチ 作:トマトところてん

余談

自分は2023年に遊戯王を再開した者で、昔集めてたカードはほとんど捨ててしまってました。なのでもしカードのネタが出てきても多分ここ最近のものです。
SSの設定は相変わらず2024年の夏です。

前回のあらすじ

親友がお見舞いに沢山の物を持ってきた。
二人のデュエルアワーが始まる、、、のか?

本編

「レイジングフェニックスはどうした?」
と女の子が聞くと、親友が応える。
「あれは高い。出すのにまず咎姫も必要になるし。」
女の子はふてぶてしく本性をあらわにして言う。
「病弱な人には優しくって学校で習わなかったのか」
親友の前では人を見下したような高慢な態度で接する。大部屋の同室の人には見せない。
こんなのでどうやって二人は仲良くなったのだろう。
「まあ落ち着いて、きなこちゃん。差し入れもあるよ。」
そういって親友はゴソゴソと袋の中をさぐって、栄養補助ゼリードリンクを取り出した。
きなこが小学生だった時に水泳の授業で、病弱なのでプールには入れられないと、先生に反対されたのを押しきって自力で必死に泳いだ結果、給食が食べられないほど疲れてしまった時に、
ゼリーなら食べられるだろうと先生に勧められて特別に食べた時に感動して、好きになった。
うまそうに飲んでいたのを同じクラスの親友のれんげは見ていた。
「けっ、それでラーか。だが笑えないねぇ。ライフを100にするなんて瀕死になるようなもんだ。結局、健康が一番なんだよね。知ってる。究極の肉体が一番。」
きなこがガミガミと言っていると、れんげがもの静かに言った。
「最近の鬼滅見た?永遠とは人の想いで他人を犠牲にしてまで得る肉体じゃあないんだって。まあ鬼になるのはダメだね。」
それを聞いてきなこがやさぐれながら応える。
「流行ってんだろ。あんま好きじゃねぇけど。」
しばらくしてれんげが呟く。
「ま、私は自分の想いや考えや志を誰かに継いで貰うのはそんなに好きじゃないけど。」
それより、とれんげはまた袋の中をゴソゴソとさぐって物を取り出した。
タクティカルトライデッキだった。
このサイトの参考価格ではリトルナイト一枚とほぼ同値段、ディアベルスターかデモンスミス1枚で2箱分の値段。とにかく安く買えるのだった。
「今日はこれでデュエルするよ。」
とれんげが言うと、きなこが断った。
「そのままで対戦なんてyoutuberがやってるだろ。つまんねーよ。」
「でも私達の手元にはこのタクティカルトライデッキに勝てるデッキがないよ。」
「オリジナルのデュエルのSSなんて他に一杯あるし、それを見れば良いだろ。それにあと数行でこの第02話も終わらせなくちゃいけないんだ。長いと読みづらいからな。」

なんだかんだ二人はタクティカルトライデッキでめちゃくちゃ対戦して遊んだ。

続く

メタ発言を多めに入れてみました。

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