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06:その時、何が起こったのか。 作:ほーがん
第6話「その時、何が起こったのか。」
もはや悲鳴さえ消え去った世界。塵と屍の山の上。破壊の王は笑った。
「脆い・・・脆いねぇ・・・この世界は・・・実に・・・」
しかし。悲鳴は消えども、闘志を絶やさぬ者が居た。立ち上がった勇士は王との決戦に挑む。
激しい攻防の末、王は敗れた。そして、深い闇の中へと葬られたのだ。
誰も届かない、誰も知らない深淵へと。
ーだからこそ、探さねばならない。破壊の王を・・・否。
我らが”主君”を。
男は祭壇に祈る。混沌と破壊を統べる王。その姿をもう一度、その目で拝む為に。
一方、ゴミ溜めの地下街『ダストポリタン』。
「俺は!!スケール2の《古代の機械商人》と、スケール9の《古代の機械大蛇》でペンデュラムスケールをセッティング!!!」
光の柱。薄暗い地下の広場に灯りを灯したそれは、ゆっくりと浮かび上がった。
「ぺ、ペンデュラムだって・・・あれは世界を滅ぼした・・・!!!」
カケルは驚愕した。リンカは驚きを隠せないという顔で息を飲む。
カポネは高らかに宣言した。
「これでレベル3から8までのモンスターが、同時に召喚可能となった!!見せてやる、世界を滅ぼした最強の召喚法を・・・!!ペンデュラム召喚!!!」
柱の中央から、閃光と共に出現するモンスター。
「レベル6《古代の機械合成獣(☆6/地/機械/2300・1300)》!!そして、レベル8《古代の機械巨竜(☆8/地/機械/3000・2000)》!!!」
無数の歯車で構成されたキメラ型モンスター、そして巨大な翼を広げ場を威圧する竜。2体の機械獣は轟音を上げ、カポネの前に降り立った。
「凄い・・・!!!これが、これがペンデュラム召喚!!世界を破滅に導いた力・・・!!!」
感極まり、愉悦の表情を浮かべるカポネ。
「・・・さない・・・」
その時、カケルはユーガが何かを呟いた事に気づいた。
「ユーガ、どうした・・・?」
瞬間。ユーガは激昂し、その身体から怒号が飛び出た。
「俺は・・・許さない!!!ペンデュラムゥゥゥ!!!」
その瞳が燃えるように滾る。
「許さない、許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない・・・!!!ペンデュラム!!!」
何がが外れたように叫び狂うユーガ。それを見たカポネは怪訝な顔をする。
「な、なんだこの小僧は・・・!」
普段のユーガからは想像もつかないその姿を、カケルとリンカは困惑して見つめる。
「ど、どうしたんだよ!ユーガ!」
カケルの声が耳に入らないのか、答える事も無くユーガは叫んだ。
「俺はこの瞬間、リバースカードを発動!!罠カード《生命の対価》!!」
ユーガのフィールドでカードが開く。
「このカードは、相手が2体以上のモンスターを同時に特殊召喚した時に発動できる!!お互いは自分フィールドのモンスターを全て破壊し、その数だけデッキからカードをドローする!!!」
「な、何っ!?」
互いのモンスターは、ユーガの罠カードから発せられた一閃を浴び砕け散った。
「そ、そんな馬鹿な・・・!」
たじろぐカポネに構わずユーガは続ける。
「俺はカードを2枚ドロー!!・・・貴様のフィールドのモンスターは4体!!よって、カードを4枚ドローしろ!!」
その気迫に押されながら、カポネはデッキからカードを引いた。
「そして俺はこの瞬間、手札のモンスターの効果を発動!!このカードは自分フィールドのモンスターが2体以上破壊された場合、手札から特殊召喚できる!!!」
ユーガの言葉と共に、その周りを深い闇が包んで行く。
「穢れし闇の甲冑よ!!踏みにじられた死者の魂を背負い、今再び、この現世に舞い戻れ!!!」
嘆き、悲哀、憎悪。負の思いは闇の中で渦巻き、やがて復讐の戦士へと変貌を遂げる。
「現れろぉぉぉおおお!!!《コープスナイトロード・シャッタード・グラス(☆8/闇/アンデット/?・?)》!!!」
闇が晴れた。そこに現れたのは、漆黒の甲冑に身を包んだ巨人。その巨人はまるでユーガと感情を共有するかのように、フィールドに怒号を響かせた。
「な、なんだこのモンスターは!!!」
漆黒の巨人を見上げるカポネ。ユーガは唸るように言った。
「《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の効果・・・!!このカードの特殊召喚に成功した時、相手フィールドの魔法・罠カードを全て除外する!!」
巨人は前に手をかざすと、その掌から”闇”を放った。その闇はカポネの場に浮かぶ光の柱を包み込み、完全に消し去った。
「お、俺のペンデュラムカードが・・・!!」
「そして!!《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の攻撃力と守備力は、この効果で除外したカード1枚につき、1000ポイントの数値になる!!(ATK2000・DEF2000)」
その数値を見たカポネは冷や汗を拭った。
「・・・ふっ、へへっ。小僧、脅かしやがって。たかが攻撃力2000だと?笑わせる。」
しかし、その言葉にもユーガは全く表情を変えない。そのユーガの姿を見つめるリンカが怯えるように言う。
「ユーガ・・・お前は一体・・・」
カポネは手札のカードを取り出して言った。
「お前の発動した罠、《生命の対価》は俺にも良いカードを与えてくれた!俺は魔法カード《オーバーロード・フュージョン》を発動!!」
「このカードは自分のフィールド・墓地から融合素材モンスターを除外し、機械族・闇属性の融合モンスターを融合召喚する!!」
表示される魔法カード。そして、カポネの墓地よりカードが迫り出した。
「俺は墓地の《古代の機械巨竜》《古代の機械箱》《古代の機械獣戦士》を除外し、このモンスターを融合する!!」
渦巻く光の中へ飛び込むモンスター。その光は段々と膨張し、新たな力を生み出す。
「冷鉄なる翼持つ巨竜よ!古の力秘めし箱よ!歯車の牙携えし戦士よ!逆巻く光と闇に溶け込み、新たなる力と生まれ変われ!!融合召喚!!!」
巨竜は新たな力を得、禍々しい”邪龍”へと進化する。
「出でよ!!レベル10《古代の機械究極邪竜(☆10/闇/機械/融合/4000・3000)》!!!」
フィールドに舞い降りた邪龍は咆哮を上げた。それに対抗するように漆黒の巨人も叫ぶ。両者は睨み合い、覇気のようなものが場全体を震撼させる。
「ペンデュラムを破られてなお、攻撃力4000のモンスターを出した・・・!!どうするつもりだ、ユーガ・・・。」
カポネは笑った。
「ふははは!!ペンデュラムを破ったつもりだったのだろうが、俺にドローさせたのが運の尽きだったな小僧!《古代の機械究極邪竜》にはどんな小細工も通用しない!!このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けず、効果破壊もされない!!」
邪龍の身体から溢れ出るエネルギー。その姿はカケルやリンカをも震え上がらせた。
「・・・」
カポネを睨み付けたまま動かないユーガ。カポネは叫んだ。
「バトルだ!!俺は《古代の機械究極邪竜》で《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》を攻撃!!!『ギガンテック・ブレイズ』!!!」
邪龍は体内のエネルギーを一直線に放出した。その凄まじい光線はバチバチと音を立てながら、漆黒の巨人へ向かう。
しかし、その時。
「・・・俺はリバースカードを発動!!!罠カード《生と死の逆転》!!!」
ユーガの場で開くカード。カポネは嘲るように言う。
「無駄だ!!《古代の機械究極邪竜》は魔法・罠の効果を受けない!!」
それでもユーガは言葉を続けた。
「このカードは、自分の「コープスナイト」または「アライブナイト」が特殊召喚されたモンスターから攻撃を受けた時に発動できる!!!攻撃対象となったそのモンスターの攻撃力に、相手モンスターの攻撃力を加える!!!」
刹那。巨人は掌を前に出し、邪龍の放った光線を受け止めた。そして、そのエネルギーを自身の内側へ吸収していく。
「ば、馬鹿な!!俺のモンスターの攻撃力を吸収するだと!!!」
ユーガは滾る瞳でカポネを突き刺すように睨む。
「これで《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の攻撃力が上回った!!!(ATK2000→6000)」
巨人は手の中に吸収したエネルギーを集め始めた。
「さぁ、砕け!!!《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》!!!奴の下僕を!!!」
怒り。天を穿つようなその叫喚は、波動となって邪龍の身体を砕き、焦がす。悲鳴にも聞こえる断末魔を上げ、邪龍はカポネの前から消え去った。
「ぐあああぁぁっ!!!(LP4000→2000)こ、小僧・・・貴様・・・!!!」
衝撃に吹き飛ばされたカポネは、立ち上がりながらユーガを睥睨する。
「この瞬間、《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の効果発動!!!」
間髪入れず、ユーガは叫ぶ。
「このカードが特殊召喚されたモンスターを戦闘で破壊した時、墓地に存在する「コープスナイト」及び「アライブナイト」1体につき、800のダメージを相手に与える!!」
「何だと・・・!!」
ユーガの墓地からモンスターの幻影が飛び出した。
「俺の墓地の「アライブナイト」は《アライブナイト・ギミー》《アライブナイト・ケリウス》《アライブナイト・エリー》の3体!!よって、2400のダメージを喰らえ・・・!!!」
巨人の身体に、死んで行った騎士の魂が入り込む。
「ユーガ、お前は一体・・・何者なんだ・・・」
肩を抱き、震える身体を抑えながらリンカが言葉を零す。
「ペンデュラム、その力に踏みにじられた人々の思い、その嘆きを受けこの世から消え去れ!!!さぁ奴を殺せ、シャッタード・グラス!!!」
漆黒の巨人は魂の集合体を力に変え、そのエネルギーをカポネに向かって解き放った。
「あああ・・・やめろ・・!!!やめてくれ!!!」
腰が抜け、身体を引き摺り後ずさるカポネ。しかし、抵抗など無意味である事は明らかだった。
「殺せ!!!奴を!!!ペンデュラムを!!!」
もはや誰かも分からないほど豹変したユーガは、怒りのままに叫んだ。
迫るエネルギー波。カポネは子どものように泣きじゃくり、嗚咽を漏らす。
その時。
「俺は手札から《BF-太陽風のプラズマ》の効果を発動!」
カポネの前に突如として出現した謎の影。
「このカードを手札から捨てる事で効果ダメージを無効にし、その数値分、相手プレイヤーにダメージを与える!」
その影は巨人の放った衝撃波をギリギリの所で跳ね返した。
「!!?」
突然の出来事にユーガは理解出来ぬまま、自身の放った衝撃波に飲まれた。
「ぐぅっ・・・あああっ!!!(LP800→0)」
『勝者:カポネ』
倒れ込み、意識を失ったユーガ。カポネの目の前に現れた人物は、透かさずポケットから黒い球体を取り出した。
「こいつを少し借りて行くぞ。」
「へ?」
困惑するカポネ。その人物は動かないユーガを抱えると、黒い球体を床に投げつけた。
床に接触すると同時に黒い球体は煙幕へと変わる。混乱するリンカとカケルにその人物は言った。
「ここから離れる。ついて来てくれ。」
煙幕の中、その人物は走り出す。カケルとリンカは言われるがまま後を追いかけた。
ー平和な日常はいとも簡単に崩れ落ちた。
謎の軍勢。どこからやって来たのか、何をしに来たのか。誰も分からない。
奴らはただひたすらに破壊を求めた。天に浮かび上がる光。
それはまるで、磔のように。そびえる2本の柱。
そして奴らは叫んだ。高らかに笑って。
「ペンデュラム召喚。」
倒しても倒しても何度でも蘇る。常識を覆す未知の召喚法。それはあっと言う間に均衡を壊し、全ての力を過去のものにした。
「勝てない。」
本能が悟る。いくら戦っても戦っても。無駄だ。人が死んで行く。
数えきれない人が戦い、敗れ、死んで、居なくなった。
秩序も文明も全て、無くなった。
そして世界は止まった。
残されたのは瓦礫と廃墟。生き残った人たち。
戦争は終わった。しかし、それと同時に醜い争いが始まった。食べるものや着るもの、住む場所、自分の欲望を満たす為。それを奪い合い、殺し合う。
親。兄弟。友人。恋人までも。血が流れた。やがて残された人々は争いをやめた。誰かと争えるほど、もう周りに人が居なかったから。
それでも、他人を求め、支え合おうと集まった人々が居た。平和を好む人々。
彼らは分け合った。水や食べ物も、着る物も、住む場所も。分かち合って暮らした。
そんな自分たちの集まりを彼らは”村”と呼んだ。
彼らは”村”が好きだった。誰一人争う事の無い、貧しいけれど平和な毎日。
夜、彼らは祈った。もう二度とこの世界に争いが起きぬよう。
誰も死ななくて済むよう。皆、同じ方角を向き、祈った。
けれど、祈りは届かなかった。
「ペンデュラム召喚。」
嘘だ。消えた筈だったのに。
「ペンデュラム召喚。」
来るな。来るな。
「ペンデュラム召喚。」
勝てない。逃げなきゃ。
「ペンデュラム召喚。」
ああ、死ぬ。また、人が死ぬ。血が、血が、血が。
一人逃げた。ただ一人、生き残った。生き残ってしまった。
聞こえる。聞こえて来る。足音が。奴らが来る。
最後の一人を殺しに。
「ペンデュラム召喚。」
「っあああぁぁぁ!!!」
ユーガは飛び起きた。荒い息を吐き、周りを睨みつけ叫んだ。
「殺してやる!!!ペンデュラムを!!!」
「うぉっ!!!」
突然の大声に、隣で椅子に座っていたカケルが仰天して転げ落ちる。
「うっ・・・はぁ・・・はぁ・・・俺は・・・一体・・・」
ユーガはようやく、自分がベッドの上に居る事に気づいた。
「はぁー・・・びっくりした。お、おい。大丈夫か、ユーガ?」
椅子を立て直しながら、カケルが訊ねる。
「・・俺は確か・・・デュエルを・・・それで・・・」
その時。カケルの後ろから声が響いた。
「起きたみたいだな、ユーガ。」
声のする方へユーガは目を向けた。
「お、お前は・・・ジェイミー!」
その男、ジェイミーは言った。
「久しぶりだな、ユーガ。」
次回 第7話「レジスタンスの男」
もはや悲鳴さえ消え去った世界。塵と屍の山の上。破壊の王は笑った。
「脆い・・・脆いねぇ・・・この世界は・・・実に・・・」
しかし。悲鳴は消えども、闘志を絶やさぬ者が居た。立ち上がった勇士は王との決戦に挑む。
激しい攻防の末、王は敗れた。そして、深い闇の中へと葬られたのだ。
誰も届かない、誰も知らない深淵へと。
ーだからこそ、探さねばならない。破壊の王を・・・否。
我らが”主君”を。
男は祭壇に祈る。混沌と破壊を統べる王。その姿をもう一度、その目で拝む為に。
一方、ゴミ溜めの地下街『ダストポリタン』。
「俺は!!スケール2の《古代の機械商人》と、スケール9の《古代の機械大蛇》でペンデュラムスケールをセッティング!!!」
光の柱。薄暗い地下の広場に灯りを灯したそれは、ゆっくりと浮かび上がった。
「ぺ、ペンデュラムだって・・・あれは世界を滅ぼした・・・!!!」
カケルは驚愕した。リンカは驚きを隠せないという顔で息を飲む。
カポネは高らかに宣言した。
「これでレベル3から8までのモンスターが、同時に召喚可能となった!!見せてやる、世界を滅ぼした最強の召喚法を・・・!!ペンデュラム召喚!!!」
柱の中央から、閃光と共に出現するモンスター。
「レベル6《古代の機械合成獣(☆6/地/機械/2300・1300)》!!そして、レベル8《古代の機械巨竜(☆8/地/機械/3000・2000)》!!!」
無数の歯車で構成されたキメラ型モンスター、そして巨大な翼を広げ場を威圧する竜。2体の機械獣は轟音を上げ、カポネの前に降り立った。
「凄い・・・!!!これが、これがペンデュラム召喚!!世界を破滅に導いた力・・・!!!」
感極まり、愉悦の表情を浮かべるカポネ。
「・・・さない・・・」
その時、カケルはユーガが何かを呟いた事に気づいた。
「ユーガ、どうした・・・?」
瞬間。ユーガは激昂し、その身体から怒号が飛び出た。
「俺は・・・許さない!!!ペンデュラムゥゥゥ!!!」
その瞳が燃えるように滾る。
「許さない、許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない・・・!!!ペンデュラム!!!」
何がが外れたように叫び狂うユーガ。それを見たカポネは怪訝な顔をする。
「な、なんだこの小僧は・・・!」
普段のユーガからは想像もつかないその姿を、カケルとリンカは困惑して見つめる。
「ど、どうしたんだよ!ユーガ!」
カケルの声が耳に入らないのか、答える事も無くユーガは叫んだ。
「俺はこの瞬間、リバースカードを発動!!罠カード《生命の対価》!!」
ユーガのフィールドでカードが開く。
「このカードは、相手が2体以上のモンスターを同時に特殊召喚した時に発動できる!!お互いは自分フィールドのモンスターを全て破壊し、その数だけデッキからカードをドローする!!!」
「な、何っ!?」
互いのモンスターは、ユーガの罠カードから発せられた一閃を浴び砕け散った。
「そ、そんな馬鹿な・・・!」
たじろぐカポネに構わずユーガは続ける。
「俺はカードを2枚ドロー!!・・・貴様のフィールドのモンスターは4体!!よって、カードを4枚ドローしろ!!」
その気迫に押されながら、カポネはデッキからカードを引いた。
「そして俺はこの瞬間、手札のモンスターの効果を発動!!このカードは自分フィールドのモンスターが2体以上破壊された場合、手札から特殊召喚できる!!!」
ユーガの言葉と共に、その周りを深い闇が包んで行く。
「穢れし闇の甲冑よ!!踏みにじられた死者の魂を背負い、今再び、この現世に舞い戻れ!!!」
嘆き、悲哀、憎悪。負の思いは闇の中で渦巻き、やがて復讐の戦士へと変貌を遂げる。
「現れろぉぉぉおおお!!!《コープスナイトロード・シャッタード・グラス(☆8/闇/アンデット/?・?)》!!!」
闇が晴れた。そこに現れたのは、漆黒の甲冑に身を包んだ巨人。その巨人はまるでユーガと感情を共有するかのように、フィールドに怒号を響かせた。
「な、なんだこのモンスターは!!!」
漆黒の巨人を見上げるカポネ。ユーガは唸るように言った。
「《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の効果・・・!!このカードの特殊召喚に成功した時、相手フィールドの魔法・罠カードを全て除外する!!」
巨人は前に手をかざすと、その掌から”闇”を放った。その闇はカポネの場に浮かぶ光の柱を包み込み、完全に消し去った。
「お、俺のペンデュラムカードが・・・!!」
「そして!!《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の攻撃力と守備力は、この効果で除外したカード1枚につき、1000ポイントの数値になる!!(ATK2000・DEF2000)」
その数値を見たカポネは冷や汗を拭った。
「・・・ふっ、へへっ。小僧、脅かしやがって。たかが攻撃力2000だと?笑わせる。」
しかし、その言葉にもユーガは全く表情を変えない。そのユーガの姿を見つめるリンカが怯えるように言う。
「ユーガ・・・お前は一体・・・」
カポネは手札のカードを取り出して言った。
「お前の発動した罠、《生命の対価》は俺にも良いカードを与えてくれた!俺は魔法カード《オーバーロード・フュージョン》を発動!!」
「このカードは自分のフィールド・墓地から融合素材モンスターを除外し、機械族・闇属性の融合モンスターを融合召喚する!!」
表示される魔法カード。そして、カポネの墓地よりカードが迫り出した。
「俺は墓地の《古代の機械巨竜》《古代の機械箱》《古代の機械獣戦士》を除外し、このモンスターを融合する!!」
渦巻く光の中へ飛び込むモンスター。その光は段々と膨張し、新たな力を生み出す。
「冷鉄なる翼持つ巨竜よ!古の力秘めし箱よ!歯車の牙携えし戦士よ!逆巻く光と闇に溶け込み、新たなる力と生まれ変われ!!融合召喚!!!」
巨竜は新たな力を得、禍々しい”邪龍”へと進化する。
「出でよ!!レベル10《古代の機械究極邪竜(☆10/闇/機械/融合/4000・3000)》!!!」
フィールドに舞い降りた邪龍は咆哮を上げた。それに対抗するように漆黒の巨人も叫ぶ。両者は睨み合い、覇気のようなものが場全体を震撼させる。
「ペンデュラムを破られてなお、攻撃力4000のモンスターを出した・・・!!どうするつもりだ、ユーガ・・・。」
カポネは笑った。
「ふははは!!ペンデュラムを破ったつもりだったのだろうが、俺にドローさせたのが運の尽きだったな小僧!《古代の機械究極邪竜》にはどんな小細工も通用しない!!このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けず、効果破壊もされない!!」
邪龍の身体から溢れ出るエネルギー。その姿はカケルやリンカをも震え上がらせた。
「・・・」
カポネを睨み付けたまま動かないユーガ。カポネは叫んだ。
「バトルだ!!俺は《古代の機械究極邪竜》で《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》を攻撃!!!『ギガンテック・ブレイズ』!!!」
邪龍は体内のエネルギーを一直線に放出した。その凄まじい光線はバチバチと音を立てながら、漆黒の巨人へ向かう。
しかし、その時。
「・・・俺はリバースカードを発動!!!罠カード《生と死の逆転》!!!」
ユーガの場で開くカード。カポネは嘲るように言う。
「無駄だ!!《古代の機械究極邪竜》は魔法・罠の効果を受けない!!」
それでもユーガは言葉を続けた。
「このカードは、自分の「コープスナイト」または「アライブナイト」が特殊召喚されたモンスターから攻撃を受けた時に発動できる!!!攻撃対象となったそのモンスターの攻撃力に、相手モンスターの攻撃力を加える!!!」
刹那。巨人は掌を前に出し、邪龍の放った光線を受け止めた。そして、そのエネルギーを自身の内側へ吸収していく。
「ば、馬鹿な!!俺のモンスターの攻撃力を吸収するだと!!!」
ユーガは滾る瞳でカポネを突き刺すように睨む。
「これで《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の攻撃力が上回った!!!(ATK2000→6000)」
巨人は手の中に吸収したエネルギーを集め始めた。
「さぁ、砕け!!!《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》!!!奴の下僕を!!!」
怒り。天を穿つようなその叫喚は、波動となって邪龍の身体を砕き、焦がす。悲鳴にも聞こえる断末魔を上げ、邪龍はカポネの前から消え去った。
「ぐあああぁぁっ!!!(LP4000→2000)こ、小僧・・・貴様・・・!!!」
衝撃に吹き飛ばされたカポネは、立ち上がりながらユーガを睥睨する。
「この瞬間、《コープスナイトロード・シャッタード・グラス》の効果発動!!!」
間髪入れず、ユーガは叫ぶ。
「このカードが特殊召喚されたモンスターを戦闘で破壊した時、墓地に存在する「コープスナイト」及び「アライブナイト」1体につき、800のダメージを相手に与える!!」
「何だと・・・!!」
ユーガの墓地からモンスターの幻影が飛び出した。
「俺の墓地の「アライブナイト」は《アライブナイト・ギミー》《アライブナイト・ケリウス》《アライブナイト・エリー》の3体!!よって、2400のダメージを喰らえ・・・!!!」
巨人の身体に、死んで行った騎士の魂が入り込む。
「ユーガ、お前は一体・・・何者なんだ・・・」
肩を抱き、震える身体を抑えながらリンカが言葉を零す。
「ペンデュラム、その力に踏みにじられた人々の思い、その嘆きを受けこの世から消え去れ!!!さぁ奴を殺せ、シャッタード・グラス!!!」
漆黒の巨人は魂の集合体を力に変え、そのエネルギーをカポネに向かって解き放った。
「あああ・・・やめろ・・!!!やめてくれ!!!」
腰が抜け、身体を引き摺り後ずさるカポネ。しかし、抵抗など無意味である事は明らかだった。
「殺せ!!!奴を!!!ペンデュラムを!!!」
もはや誰かも分からないほど豹変したユーガは、怒りのままに叫んだ。
迫るエネルギー波。カポネは子どものように泣きじゃくり、嗚咽を漏らす。
その時。
「俺は手札から《BF-太陽風のプラズマ》の効果を発動!」
カポネの前に突如として出現した謎の影。
「このカードを手札から捨てる事で効果ダメージを無効にし、その数値分、相手プレイヤーにダメージを与える!」
その影は巨人の放った衝撃波をギリギリの所で跳ね返した。
「!!?」
突然の出来事にユーガは理解出来ぬまま、自身の放った衝撃波に飲まれた。
「ぐぅっ・・・あああっ!!!(LP800→0)」
『勝者:カポネ』
倒れ込み、意識を失ったユーガ。カポネの目の前に現れた人物は、透かさずポケットから黒い球体を取り出した。
「こいつを少し借りて行くぞ。」
「へ?」
困惑するカポネ。その人物は動かないユーガを抱えると、黒い球体を床に投げつけた。
床に接触すると同時に黒い球体は煙幕へと変わる。混乱するリンカとカケルにその人物は言った。
「ここから離れる。ついて来てくれ。」
煙幕の中、その人物は走り出す。カケルとリンカは言われるがまま後を追いかけた。
ー平和な日常はいとも簡単に崩れ落ちた。
謎の軍勢。どこからやって来たのか、何をしに来たのか。誰も分からない。
奴らはただひたすらに破壊を求めた。天に浮かび上がる光。
それはまるで、磔のように。そびえる2本の柱。
そして奴らは叫んだ。高らかに笑って。
「ペンデュラム召喚。」
倒しても倒しても何度でも蘇る。常識を覆す未知の召喚法。それはあっと言う間に均衡を壊し、全ての力を過去のものにした。
「勝てない。」
本能が悟る。いくら戦っても戦っても。無駄だ。人が死んで行く。
数えきれない人が戦い、敗れ、死んで、居なくなった。
秩序も文明も全て、無くなった。
そして世界は止まった。
残されたのは瓦礫と廃墟。生き残った人たち。
戦争は終わった。しかし、それと同時に醜い争いが始まった。食べるものや着るもの、住む場所、自分の欲望を満たす為。それを奪い合い、殺し合う。
親。兄弟。友人。恋人までも。血が流れた。やがて残された人々は争いをやめた。誰かと争えるほど、もう周りに人が居なかったから。
それでも、他人を求め、支え合おうと集まった人々が居た。平和を好む人々。
彼らは分け合った。水や食べ物も、着る物も、住む場所も。分かち合って暮らした。
そんな自分たちの集まりを彼らは”村”と呼んだ。
彼らは”村”が好きだった。誰一人争う事の無い、貧しいけれど平和な毎日。
夜、彼らは祈った。もう二度とこの世界に争いが起きぬよう。
誰も死ななくて済むよう。皆、同じ方角を向き、祈った。
けれど、祈りは届かなかった。
「ペンデュラム召喚。」
嘘だ。消えた筈だったのに。
「ペンデュラム召喚。」
来るな。来るな。
「ペンデュラム召喚。」
勝てない。逃げなきゃ。
「ペンデュラム召喚。」
ああ、死ぬ。また、人が死ぬ。血が、血が、血が。
一人逃げた。ただ一人、生き残った。生き残ってしまった。
聞こえる。聞こえて来る。足音が。奴らが来る。
最後の一人を殺しに。
「ペンデュラム召喚。」
「っあああぁぁぁ!!!」
ユーガは飛び起きた。荒い息を吐き、周りを睨みつけ叫んだ。
「殺してやる!!!ペンデュラムを!!!」
「うぉっ!!!」
突然の大声に、隣で椅子に座っていたカケルが仰天して転げ落ちる。
「うっ・・・はぁ・・・はぁ・・・俺は・・・一体・・・」
ユーガはようやく、自分がベッドの上に居る事に気づいた。
「はぁー・・・びっくりした。お、おい。大丈夫か、ユーガ?」
椅子を立て直しながら、カケルが訊ねる。
「・・俺は確か・・・デュエルを・・・それで・・・」
その時。カケルの後ろから声が響いた。
「起きたみたいだな、ユーガ。」
声のする方へユーガは目を向けた。
「お、お前は・・・ジェイミー!」
その男、ジェイミーは言った。
「久しぶりだな、ユーガ。」
次回 第7話「レジスタンスの男」
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新しい主人公の切り札(?)的なのも出てきて物語も面白くなってきましたね(`・ω・´)
個人的にこの物語の世界感は大好きですぞ (2016-02-05 22:04)
>ター坊さん
お褒めの言葉ありがとうございます。ストーリー構成にはあんまり自信がないので励みになります。彼は今後のストーリーに欠かせない存在になっていきます。その一挙一動にご注目下さい!
>白金 将さん
ペンデュラムの登場でデュエルは良くも悪くも大きく変わりましたね。その活躍する様は華々しいものがある反面、環境でも凶悪なコンボで他のデッキを蹂躙したりと、まさに新時代の突入を感じます。
主人公が突如出した新たなモンスター、それにはある秘密があったりなかったり・・・。
世界観を決めるのは物語を書く上で一番楽しい部分だったりします。気に入って頂けたのなら嬉しい限りです。 (2016-02-08 00:08)