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HOME > 遊戯王SS一覧 > Episode77:動き出す陰謀

Episode77:動き出す陰謀 作:カズ

~現在の状況~
MEIJI→LP:3200 手札:3 デッキ:25 Mゾーン:3 M・Tゾーン:5 Fゾーン:0 Pゾーン:0


 V S


HUGO→LP:600 手札:1 デッキ:29 Mゾーン:0 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0



*TURN05
「俺の……タァーーン!!」


 速攻を重ねた反動により手札を全て失ったユーゴだが、このドローが彼に奇跡をもたらした。

「よっしゃあ!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる!」
「ベイゴマックス……いや、そのカードはもう墓地にある。なら一体…?」
「来い!『WW(ウィンド・ウィッチ)-アイス・ベル』!!」


 ユーゴのデッキにはスピードロイドの他に、同じ風属性で統一されている『WW(ウィンド・ウィッチ)』を搭載しており、状況次第では召喚権を1度も使わずに大型シンクロモンスターを呼び出せるギミックを取り入れていた。
 命慈も【SRWW】の存在は知っていたのだが、同じ複合型デッキでも【SR幻影彼岸】の方が結果を残しており、また大会でも対戦経験も後者の方が多いため、命慈が【SRWW】と当たることは少なかった。


「WW……!しまった!!」
「さらに俺は、特殊召喚したアイス・ベルの効果で、デッキから『WW-グラス・ベル』を特殊召喚だ!ただし俺はこのターン、エクストラデッキからレベル5以上の風属性モンスターしか特殊召喚できない」


 アイス・ベルからグラス・ベルへと流れるように連続召喚を決め、着々と効果ダメージを与えていく。一回の数値は500と小さなものだが、ユーゴは、凍てつく吹雪を吹かせる妖精の力を遺憾なく発揮していた。


「アイス・ベルが特殊召喚に成功した場合、相手に500ダメージを与える!そしてグラス・ベルの効果で、デッキから『WW-スノウ・ベル』を手札に加える!」
「くっ…!このままだと……!」
「そして手札に加えたスノウ・ベルは、自分フィールドに風属性モンスターが2体以上存在する場合、手札から特殊召喚できる!俺はレベル3のアイス・ベルに、レベル4のグラス・ベルをチューニング!真冬の風よ。雪も氷も我が力として吹き抜けよ!シンクロ召喚!!現れろ、レベル7『WW-ウィンター・ベル』!!」
MEIJI→LP:2700



〇WW-アイス・ベル(Lv3 風)(準制限カード)
魔法使い族/効果
攻1000/守1000
「WW-アイス・ベル」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「WW」モンスター1体を特殊召喚できる。この効果でデッキから特殊召喚したモンスターはリリースできず、この効果を発動するターン、自分はレベル5以上の風属性モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手に500ダメージを与える。


〇WW-グラス・ベル(Lv4 風)
魔法使い族/チューナー/効果
攻1500/守1500
「WW-グラス・ベル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「WW-グラス・ベル」以外の「WW」モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。


〇WW-スノウ・ベル(Lv1 風)
魔法使い族/チューナー/効果
攻100/守100
①:自分フィールドに風属性モンスターが2体以上存在し、風属性以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードをS素材として風属性SモンスターをS召喚した場合、そのSモンスターは相手の効果では破壊されない。


〇WW-ウィンター・ベル(Lv7 風)
魔法使い族/シンクロ/効果
攻2400/守2000
チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
「WW-ウィンター・ベル」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地の「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。②:自分・相手のバトルフェイズに自分フィールドの「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル以下のレベルを持つモンスター1体を手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。



「ウィンター・ベルの効果発動!墓地に眠っているグラス・ベルのレベル×200ポイントのダメージをお前に与える!」
「…これで残りライフは1900。だけどまだ……」
「さあ、こいつで決めてやるぜ!俺はレベル7のウィンター・ベルに、レベル1のグラス・ベルをチューニング!!」






―――神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで敵を撃て!シンクロ召喚!!―――




―――出でよ、レベル8!『クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン』!!―――




〇クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン(Lv8 風)
ドラゴン族/シンクロ/効果
攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
①:1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。この効果でモンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。②:このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。




 命慈はこのカードの存在を全く知らなかったわけではない。テレビでもその姿を何度か目の当たりにしている禁呪の四龍の内、花奈がグリーディー・ヴェノム、精一がダーク・レクイエム、凛が覇王烈竜を召喚したデュエリストと実際に闘っていることの報告は受けていた。自分が最後の一体、クリスタルウィングとの決戦を行なうことも想定していたが、命慈はそのドラゴンに対抗できる術を持っているのだろうか。


「おめーもこいつの効果は知ってるだろ?レベル5以上のモンスターと戦闘を行なった場合」
「……クリスタルウィングの攻撃力に、そのモンスターの攻撃力を上乗せする。だから、僕のライフポイントが3000を下回っている今、君の勝利は決定している。そう言いたいのかな?」


 命慈のライフポイントは、アイス・ベルとウィンター・ベルの効果ダメージを受けて1900にまで減らされていた。そんな状況で確実に3000ダメージを与えられるモンスターを呼ばれてしまったのだから、このデュエルを観戦していた尚志は慌てふためいた。


「命慈さん!どうにかなるんですか?!」
「……」
「無駄だ!クリスタルウィングを何人たりとも止めることは出来ねぇ。バトルだ!!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンで、SPTデルタギアを攻撃!烈風のクリスタロスエッジ!!」


 デルタギアの攻撃力は3900だが、クリスタルウィングは自らが持つ効果によって攻撃力を6900にまで引き上げている。このままではその差3000のダメージを諸に受けてデュエル終了となるが、命慈はこの程度で音を上げるようなデュエリストではなかった。


「この瞬間、墓地の『PTステープラー』の効果発動!墓地のこのカードと、自分フィールドの装備カード1枚を除外することで戦闘ダメージを半分にする!」
「クリスタルウィングの効果を忘れたのか?1ターンに1度、このカード以外のモンスター効果の発動を無効にして破壊する。この効果は墓地のモンスター効果も止められる!」
「無駄だよ……。ステープラーのこの効果に対して、相手はモンスター効果を発動できない!」


 精一の【エンシェント】に投入されているモンスターには、モンスター効果によるチェーンを完封する効果を多く持っているが、何もそれは兄の特権ではない。
 命慈が除外したのは、デルタギアが効果で奪った『HSRマッハゴー・イータ』だが、チューナーが存在するだけで復活出来るこのモンスターは、ユーゴが2体目のクリスタルウィングを組成するために不可欠だった。何故なら、彼の残された手札は『SR電々大公』―――チューナーモンスターだった。



「決めきれなかったか……。俺はこれでターンエンドだ!」
HUGO→LP:600 手札:1 デッキ:26 Mゾーン:1 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0




*TURN06
(ただのクリスタルウィングならともかく、まさかスノウ・ベルで効果破壊耐性を付与してくるとはね……。だけど、1体だけならどうにでもなる!)
「僕のターン、ドロー!」


 命慈のライフも残り400にまで減らされ、唯一、元々の攻撃力が上回っていたデルタギアも破壊された。しかし、彼のフィールドにはUSBメモリーを装備していたビヨンドモンスター『ハイパワー・ツール・ドラグーン』が残っていた。


「ユーゴ、君は本当に強かった。だけどこのデュエル、勝つのは僕だ!バトル!!ハイパワー・ツール・ドラグーンでクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!そしてこの瞬間、USBメモリーの効果でハイパワー・ツール・ドラグーンの攻撃力は、攻撃する相手モンスターの攻撃力に100を加えた数値となる!」
「くっ……最後までそのモンスターを残したのが、痛手だったか……」
「これでトドメだ!リニアモーター“Zero”で、ユーゴにダイレクトアタック!!」


 同じスピードロイド使いのユーゴをデュエルで下すことで、命慈は「過去の自分を超える」という1つの目標を達成したのだった―――




「くっそー!負けたぁーー!!」

 
 仮にもユーゴは、エースの手によって作られたアンドロイド。デュエルの腕っ節なら負けないと自負していたのだが、ユーリ、ユートに続いて自分までもが敗北するとは思ってもいなかったのだ。


「約束通り、エースの陰謀とやらを教えてもらおうかな」
「おう、いいぜ。その前にお前達、『Zオーラ』って知ってるか?」
「……いや」
「そうか。まずはそこからだな。そもそもZオーラってのはだな、6体の呪縛竜が持ってる闇の力のことだ。だが、おめーらの仲間にも、その力を持つ人間が1人だけいた。誰か分かるか?」
「……まさか、遊弥くん?時々、人が変わったように暴走することがあったけど…」


 ユーゴが今から語る真実は、まずZオーラが何たるものかを知らなければ始まらないほど重要であり、今後の未来を大きく左右する力だ。
 現在、Zオーラを所有している人物は6人……呪縛竜使いである古城奏多、アレックス・マッカーサー、宮崎裕人、清水ルーナ、マーガレット・リリー、ソフィア・メルクーリだ。かつては遊弥も所持していたのだが、奏多とのデュエルに敗北したことで抜き取られてしまい、いつ永遠の眠りにつくかも分からない危篤状態に陥っている。
彼らが呪縛竜決戦で敗北すれば体内のZオーラは放出され、彼らの魂は浄土へと還される。その後、Zオーラも3000年後の未来へと還されるはずだった。しかしエースは、呪縛竜使いがデュエルで敗北してもZオーラがゲートを超えて3000年後の未来へ戻されないように細工を施していた。そして、その7つ全てのZオーラが集いし時、「世界のリセット」を実行するための究極の力を秘めた最後の呪縛竜―――「呪縛神龍」が復活する。
 ユーゴが知っている限りの情報を提供したところで、尚志が口を開けた。


「そのエースって、一体何者なんだ…?20年前に起こった第一次アストラル大戦や、今回の呪縛竜決戦の首謀者。おまけに相当な野心家で、世界レベルのメカニック……」
「ユーゴ、君なら彼の正体を知っているんじゃない?」
「ああ……。だが、もしバラそうとしたら俺やユート、ユーリの体内に埋め込まれた爆破プログラムが自動的に作動しちまうようになっている。話したくても話せねえんだ」


 エースの正体が何者なのか知っているのは、X・Y・Zの3人に呪縛竜使い6人、そしてユート達3体のアンドロイドのみだ。そして3体のアンドロイドが寝返ることを想定していたのか、一度でもエースの本名を口にした場合、コアに内蔵されている時限爆弾が起動し、10秒後にアンドロイド生命が途絶える仕組みになっていたのだ。


「だが、敢えて言うなら……二重人格。ジキルとハイドみてーな人間なんだ、エースは」


 原題を「ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件」と名付けられている書物は、1886年1月、イギリスのロバート・ルイス・スティーブンソンによって著され、今や世界的に有名になっている。その登場人物であるジキル博士は、己の中に存在する善悪二者を別個の人格へ分離させるという着想に魅せられ、そのための薬を完成させた。夜になると、ジキル博士は自ら作った薬を飲み、もう一つの人格であるハイドへと変身し、己の欲望を満たすだけの生活を送っていた。しかし、次第に悪の人格を抑制できなくなり、いつしか薬無しでも勝手にハイドへ豹変する事態が起こっていた。やがてハイドの犯罪が暴露されて司直の手が迫り、逮捕寸前、ジキル博士はみずから命を絶ってしまったという、バッドエンドストーリーだ。


「二重人格……。ダークサイドが全面的に現れて、本来の人格でなくなったのが今のエースってことなのか?」
「そういうこった。だが俺達も、このまま何もせずに終わるわけじゃねえ。これがその証拠だ」


 ユーゴは懐から1枚のカードを取り出し、2人に見せた。ファスト・ドラゴンと同様シンクロペンデュラムモンスターだが、同じレベルのクリスタルウィングと比較しても一手間かかるうえに、闇属性のチューナーを必要とするため純粋な【スピードロイド】では決して呼び出せないモンスターだ。


「ユーリとユート、そして俺が、遊矢との絆の証として手に入れた『3種の色龍』……3人で力を合わせりゃエース達の度肝を抜くことなんて朝飯前だ。だが正直、俺達だけじゃあ限界があるのもまた事実。だから、お前達の力を貸してほしい!頼む!!」
「……わかった。ついさっき、天導さんからメールが届いたんだ。『こちら側に脱落者が出ている今、エース達の脅威に立ち向かうためには1人でも多くの戦力が必要になる。そのために敵勢の情報を持っているユート、ユーゴ、ユーリの3人を仲間に引き入れるべきだ』ってね。だから歓迎するよ、ユーゴ」
「ありがてぇ!」






~某所にて~
「宮崎裕人、ソフィア・メルクーリ。お前達の呪縛竜『Huang Long』と『Leviathan』もこの1週間で蓄積されたエネルギー、そして藤堂遊弥のZオーラのおかげで完全復活を遂げた。受け取るがいい……」


 遂に6体全ての呪縛竜が力を取り戻し、エースの掲げる「世界のリセット」へと歯車が動き出した。X・Y・Zの3人も膝をつき、玉座に腰を据えているエースに対して忠誠の意を示した。20年にも及ぶ一連の計画もいよいよ最終局面まで迫っているが、彼らは決して昂ぶることなく、第二次アストラル大戦でも果たすべきプロセスをクリアするビジョンを描いている。
 ソフィアも彼らに倣い、リリーから預かっていた報告を伝えた。


「エース様。マーガレット・リリーからの情報によりますと、ユート、ユーゴ、ユーリの3体は既に謀反したとのことですが…?」
「構わん。藤堂遊弥のZオーラが手に入った今、虫けらが数匹抜け出したところで影響はない。それよりソフィア、お前は赤城紅葉とのデュエルでヤツの集中力を殺げ」
「はっ。して、如何様に?」
「なに、簡単なことだ……」

 かつて自分が作り上げたユート達を「虫けら」呼ばわりするような冷血なエースだが、ソフィアに一体何をさせるよう仕向けたのだろうか……。

~~~




 ユーゴとのデュエルから2日後。北京郊外の宿で休息を取った命慈達3人は、レストランで裕人のデュエルについて作戦会議を開いていた。


「…命慈さん。裕人との一戦、俺にやらせてくれませんか?」


 先日のユーゴとの一戦で闘志を掻立てられたのか、尚志がいの一番に裕人とのデュエルに対して名乗りを上げた。封印竜を持たない彼に出来ることは限られているが、唯一血縁関係を持っているからこそ、封印竜使い以上の成果を上げられる可能性も完全に捨て切れていなかったのだろう。


「今の俺が出来ることといえば、闇に呑まれた裕人に手を伸ばすことしか思いつかなくて……」
「だけど相手は呪縛竜だよ?封印竜を持っていない君が戦うには危険すぎる」
「それでも、誰より裕人の側にいた俺がデュエルすることに意味があると思うんです。封印竜や覚醒竜みたいな特別な力がなくても、兄弟で培った絆があれば、絶対に取り戻せる。そう信じていますから」


 確かに洗脳されたデュエリストの洗脳を解除するためには、デュエルで勝利すること以外にも、大切な人間が思いを込めた言葉をぶつけるという方法でも可能ではある。しかし、通常の洗脳よりも強力な呪縛竜相手では通用しないことを、エレンとアレックスのデュエルを観察していた精一から伝達されていた。尚志もそのことを分かった上で覚悟したことだが、


「……なら、見せてもらおう。お前の信じる『兄弟で培った絆』とやらを」
「「っ…!」」


 音も無く突然現れた裕人だが、尚志だけはそんな彼に違和感を覚えた。口調は勿論のことだが、生前の面影が跡形もなく消失していたからだ。



「裕人……なのか?」
「我は宮崎裕人であり、『呪縛竜Huang Long(ファンロン)』でもある。我らが神、呪縛神龍復活のため、そしてお前が密かに抱いている希望を砕くため、決闘を申し込む」


 呪縛竜を扱うデュエリストは裕人を除けば全員18歳以上だが、はっきりした理由がある。それは18歳が「呪縛竜がデュエリストを支配するというリスクを伴わない最低限の年齢」だからだ。
 呪縛竜が持つ力はあまりにも強力であり、裕人や遊弥のような中学生ではZオーラに身体が完全に耐えられず暴走、もしくは自我を乗っ取られるケースに至ってしまう。遊弥の場合は暴走だったが、裕人は遊弥より若かったため、完全に支配されてしまったのだ。


「どうした?先までのは虚勢か?脚が震えておるぞ?」
「……えせ」
「ん?」
「裕人を……返せ!!」


 たった1人の双子の兄を呪縛竜に支配され冷静でいられなくなった尚志は、眼前にいる呪縛竜に対して怒りを爆発させた。彼は心の何処かで、このデュエルに勝利すれば呪縛竜の支配から裕人を解放できるのではないかという希望を抱いているが、果たして……?


「「デュエル!!」」

NAOSHI→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0


 V S


HIROTO→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
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ター坊
ユーゴ、こっちの次元では彼女のカードを使うんだね。
さて、兄弟対決の行方は如何に? (2018-01-23 19:29)
とうかいりん
ター坊さん
コメントありがとうございます。ユーゴのデッキには【SR】と同じ風属性かつシナジーも充分にある『WW』のカードを取り入れてみました。
そしてエースの陰謀、呪縛神龍なるものが明かされましたが、その前にまずは兄弟決戦。勝負の行方そして呪縛竜Huang Longの効果もこのデュエルで判明します。お楽しみに。 (2018-01-24 13:04)

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