第93話 前世のあるじさま　作：ヒラーズ

ノイエ　LP8000
手札5

陸也　LP8000
手札5


「先攻はくれてやる」
「私の先攻、ドロー！」
ノイエ
手札5→6

「私は手札からＭＳＭ－ザクⅠを召喚！さらに自分フィールド上に機械族しか存在しない場合、このカードを特殊召喚する事ができる。出てこい！ＭＳＭ－ゼフィランサス！」
ＭＳＭ－ザクⅠ　ATK1300　☆2
ＭＳＭ－ゼフィランサス　ATK?　☆6

「ほう！2体もモンスターを展開するか！」
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー」
陸也
手札5→6

「俺は手札から両断騎士サーキブルを召喚」
陸也の目の前に金色の兜をしたモンスターが出現する。
両断騎士サーキブル　ATK1600　☆4

「バトル！サーキブルでゼフィランサスを攻撃！カッターシュート！」
サーキブルの放ったカッターがゼフィランサスを両断し、粉砕した。
ノイエ　LP8000→6400

「っ・・・やるな、陸也大尉」
「まだだ！条件は達成した！自分フィールド上に攻撃力2000以下の戦士族モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、ダメージ計算終了後にそのモンスターをＤ素材として、このカードをＤ召喚する！」
「ドライヴモンスターだと！？」

《平和な楽園から来し、重騎士よ！ピンクの悪魔の障害として言われ続けた刃を今ここに持って現れ、全てを両断せよ！ドライヴ召喚！出でよ・・・両断重騎士ザンキブル》

現れたのは巨大な黄金の兜の姿をし、そこに短い手足を持った重騎士が頭部のカッターを構え、ザクⅠの前に立ちふさがる。
両断重騎士ザンキブル　ATK3800

「攻撃力3800だと！？」
「さすがにダメージ軽減でも耐え切れんだろう！ザンキブルでザクⅠを攻撃！ファイナルカッター！！！」
これが決まればノイエに2500のダメージが入るだろう、だがノイエは伏せてたカードを1枚発動する。
「やむを得ないか・・・罠カード『和睦の使者』を発動！このターンお互いのモンスターは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージを受けん！」
「やはり伏せてたか・・・ターン終了だ」
「私のターン！」
ノイエ
手札2→3

「・・・魔法カード『颯爽たるシャア』を発動。自分フィールド上に「ＭＳＭ」がいる時、デッキからシャア系のＭＳＭ1体を特殊召喚する！来い！ＭＳＭ－シャアゲルググ！」
ＭＳＭ－シャアゲルググ　ATK2800　☆6

「！ダイレクトアタッカーだと！？」
「お返しだ！シャアゲルググでダイレクトアタック！レッドコメット・ストーム！」
陸也　LP8000→5200

「くっ・・・やるじゃねぇか！」
「ターンエンドだ！」
強力な直接攻撃で大ダメージを与えた、攻撃力が低くてもザクⅠに当たるだけで、特に問題は無い・・・ノイエはそう思った。



だが、次に召喚する陸也のモンスターでライフが尽きる事を今のノイエは知らない。
「俺のターン、ドロー」
陸也
手札5→6

「そう来なくちゃあ面白くねぇ！手札から星の戦士カービィを召喚！」
ノイエの前に現れたのはかわいらしいピンクだまの生物、ノイエから見てすごく弱そうに見えた。
星の戦士カービィ　ATK1000　☆4

「何だ？このピンクだまは？」
「まずは速攻魔法『カラカ＝ＺＯＹ』を発動！このターン、自分フィールド上の全てのモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで1000ポイントアップする」
両断重騎士ザンキブル　ATK3800→4800
星の戦士カービィ　ATK1000→2000

「カービィの効果発動！1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する！そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する！そしてこのカードの攻撃力は装備したモンスターのレベル×800アップする！」
カービィがシャアゲルググを吸い込み、装備カードになる。すると突然カービィの攻撃力が上がった。
星の戦士カービィ　ATK2000→6800

「ば・・・かな！」
「バトル！カービィでザクⅠを攻撃！スライディングキック！」
ノイエ　LP5200→－300

「ぐあぁっ！」

WIN　陸也


「この私が手足もでないだと？」
「まぁしょうが無い、だがいい退屈凌ぎになった。良いだろう、ついてこい」
クォーツ達は陸也について行き、二階の階段を上る。
そしてスタスタと歩いて2分、クォーツ達は書斎へ案内された。
「・・・ここに解決策が・・・・」




次回、異界の本

※タイトルが変わる可能性があります。