第140話 壊獣堕天帝VS壊獣堕天DDD　作：ヒラーズ

ハナコ＆百騎兵　LP8000
手札5（ハナコ）
手札5（百騎兵）


ソロネ＆キュリム　LP8000
手札5（ソロネ）
手札5（キュリム）


『先攻はリペアラーズ！』
「ハナコのターン！」
ハナコ
手札5→6

「手札から堕天使イシュタムの効果発動！手札のこのカードとスペルピアを捨ててカードを２枚ドローする！（よし・・・壊獣が来た！）」
ハナコ
手札4→6

「さらに魔法カード『堕天使の追放』を発動！デッキから堕天使モンスターを手札に加える！加えるのは堕天使スペルピア！ついでに『トレード・イン』を発動！スペルピアを捨てて2枚ドロー！」
ハナコ
手札4→6

さっきから手札が減ってない、ハナコのデッキって回ればすごいんだな。
「まだまだぁ！手札のイシュタムの効果でマスティマと一緒に墓地へ送って2枚ドロー！」
「・・・」
何かキュリムがすごい怖い顔をしているんだが・・・。
「まぁまぁ、ここから！魔法カード『堕天使の戒壇』！スペルピアを蘇生して、効果で墓地からイシュタムを蘇生し、グローアップ・バルブを召喚！」
堕天使スペルピア　DEF2400　☆8
堕天使イシュタム　ATK2500　☆10
グローアップ・バルブ　ATK100　☆1

「レベル10イシュタムにレベル1グローアップ・バルブをチューニング！」
出てくるのはレベル11・・・あいつだと！？
《星の海に生きる伝説の龍よ、調律の音を聞きつけ、新たな星に鼓動を！！シンクロ召喚！降臨せよ！星態龍！！》

星態龍　ATK3200　☆11

相変わらず星態龍は迫力あるカードだな、ちょっとびびった。
「先攻は攻撃できない、カードを2枚伏せてターンエンド」
「ようやくか、私のターン！」
ソロネ
手札5→6

「魔法カード『トレード・イン』を発動！スペルピアを捨てて2枚ドロー！」
お前さんもかい！！
「手札から永続魔法『壊獣の出現記録』を発動し、さらに手札からフィールド魔法『KYOUTOUウォーターフロント』を発動！」
ハナコのデッキに似ているが壊獣偏ったデッキになっているようだな。
「さらに『トレード・イン』を発動！スーパーメカドゴランを捨てて2枚ドロー！」
同じく手札を入れ替えていく戦術、壊獣を使うデッキってトレード・イン多いんだな。
「さらに魔法カード『大天使の施し』！デッキから5枚ドローし、その内の2枚を捨てる」
手札が戻りやがった・・・ひどいなその施し。
普通なら禁止だろそれ・・・。
「キヒヒッ・・・魔法カード『単調すぎた埋葬』を発動！このカードの効果は1ターンに1度しか発動できんが、500LP払って墓地からモンスター1体を蘇生する。生き返らせるモンスターは雷撃壊獣サンダー・ザ・キングだ！効果により500払うぞ！」
ソロネ＆キュリム　LP8000→7500
雷撃壊獣サンダー・ザ・キング　ATK3300　☆9
『壊獣の出現記録』壊獣カウンター　0→1

やばい、星態龍より打点が高い。
序盤に貰う戦闘ダメージが100だけでいいが、カウンターが蓄積されると厄介だ。俺のターンで何とかしないと・・・。
「バトル！星態龍に攻撃！サンダーブレス！！」
ハナコ＆百騎兵　LP8000→7900
『KYOUTOUウォーターフロント』壊獣カウンター　0→1

「・・・で？」
「それだけだ、カードを1枚伏せてターンエンドだ」
「きゅ・・・（俺のターン！）」
百騎兵
手札5→6

「あれ？そう言えばむきゅちゃん、EXデッキは？」
「ふきゅ・・・（今回のデッキではエクストラデッキなんぞ不要だ、まぁ分かる）」
「？？？」
ふむ・・・手札は悪くない。上手く回せるかが問題だな。
先ずはドローで回してみるか。
「ふきゅ・・・（魔法カード『汎神の帝王』を発動、手札から『真帝王領域』を捨てて2枚ドローし、スペルピアをリリースして雷帝ザボルグをアドバンス召喚！）」
雷帝ザボルグ　ATK2400　☆5
『KYOUTOUウォーターフロント』壊獣カウンター　1→2

「帝モンスター！？」
それくらいでは驚かれては困るな。
「きゅ・・・（ザボルグの効果でサンダー・ザ・キングを破壊し、攻撃！プラズマ・ファウスト！）」
「させん！罠カード『体力増強剤スーパーZ』！2000以上のダメージを受ける際、ダメージが引かれる前に4000LP回復する！2400引かれ、1600の黒字だ」
ソロネ＆キュリム　LP7500→11500→9100
『KYOUTOUウォーターフロント』壊獣カウンター　2→3

持ってたか・・・こりゃあ誤算だな、さすが決勝戦の相手といったところか。
「・・・（カードを2枚伏せてターン終了）」
「我のターン！」
キュリム
手札5→6

「手札からDDスワラル・スライムの効果発動！このカードとネクロ・スライムを墓地に送り、融合召喚！DDD神託王ダルク！！」
DDD神託王ダルク　ATK2800　☆7

「さらに手札からDD魔導賢者ニュートンとDD魔導賢者コペルニクスをPゾーンにセッティング！！ペンデュラム召喚！！DDD死偉王ヘル・アーマゲドン！」
「させない！罠カード『強制脱出装置』！そのモンスターは帰って！！」
ハナコの罠でアーマゲドンは手札に戻り、ダルクだけが残った。
「運の良い奴だ、『天よりの宝札』で互いに6枚になるように引け」
百騎兵
手札3→6

キュリム
手札1→6
『KYOUTOUウォーターフロント』壊獣カウンター　3→4

「カードを2枚伏せてターンエンドだ」
「ハナコのターン！」
ハナコ
手札2→3

「あんたのモンスターを生け贄に、海亀壊獣ガメシエルをあんたの場に特殊召喚しハナコの場に星壊壊獣ジズキエルを特殊召喚！」
ハナコ＆百騎兵の場
星壊壊獣ジズキエル　ATK3300　☆10

ソロネ＆キュリムの場
海亀壊獣ガメシエル　ATK2200　☆8
『KYOUTOUウォーターフロント』壊獣カウンター　4→5
『壊獣の出現記録』壊獣カウンター　1→3

「魔法カード『ハーピィの羽箒』！あんた達の魔法・罠を全て破壊する！」
「ちっ・・・カウンターを1つ取り除いて破壊を免れる」
伏せられていたカードと出現記録が吹き飛び、ペンデュラムモンスターもEXデッキに落とされた。残ったのはウォーターフロントのみ。

「むきゅちゃんの伏せカード、使わせてもらうね！」
「・・・（いいぞ、そのための伏せカードだ）」
「魔法カード『強欲な壺』！2枚ドロー！」
ハナコ
手札0→2

「ジズキエルで攻撃！」
ソロネ＆キュリム　LP9100→8000

「キヒヒッ・・・その程度か？」
「くっ・・・ターンエンド」

泥沼か・・・それとも互いに切羽詰まったか・・・分からん。
だがこれだけは言える・・・一筋縄ではいかなそうだ。


「私のターン！」
ソロネ
手札4→5

「ウォーターフロントの効果でカウンターが3つ以上置かれてる時、デッキから壊獣を1体手札に加える。ドゴランを加え、特殊召喚！」
怒炎壊獣ドゴラン　ATK3000　☆8

「ドゴラン！？」
「効果でカウンターを3つ取り除いて相手モンスターを全て破壊する！」
ドゴランの剛火炎弾が俺達のモンスターを全て焼き払い、爆発を引き起こす。
「はははっ！これでお前達の場はガラ空き、次のターンは簡単にモンスターを展開できまい！！」
普通は絶望する・・・















のだが・・・。
「ん？何だ？モンスターが1体だけ残ってるだと？」
ソロネ達が見たのは、白く輝く人型の機械族。
胸には∞みたいなものがあり、中のコアが蠢いていた。





次回、2つの帝
※タイトルが変わる可能性があります。