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HOME > コンプリートカード評価一覧 > 暗黒の侵略者 コンプリートカード評価(みめっとさん)

暗黒の侵略者 コンプリートカード評価

遊戯王アイコン みめっと 」さんのコンプリートカード評価


レアリティ 評価 番号 カード名
ギガ・ガガギゴ
Normal
▶︎ デッキ
6 001 ギガ・ガガギゴ 
ガガギゴ》の第二形態として登場した爬虫類族の上級通常モンスター。
リリース1体でアドバンス召喚できるモンスターとしてそれなりの攻撃力を持ちますが、水属性のレベル5モンスターなので、《伝説の都 アトランティス》の影響下ではリリースなしでNSできる攻撃力2650のモンスターとなる。
上級通常モンスターであるこのカードは《召喚師のスキル》や《魚群探知機》でサーチが可能なので、アトランティスと共に手札に揃えるのは難しくありません。
ただし効果モンスターの中には自身の効果によって自身の攻撃力を上げたり相手モンスターの攻撃力を下げることで実質的に1体でこの攻撃力以上になるモンスターも少なくないため、通常モンスターの利は確実に活かしたい。
探知機でデッキから特殊召喚するモンスターとしては《ゴギガ・ガガギゴ》の方がパワーが高いですが、直に引いた時を考えるとこのカードの方が遥かに安全であり、使用する《》がアトランティスならなおさらそうなりますね。
暗黒の狂犬
Normal
▶︎ デッキ
5 002 暗黒の狂犬 
レベル4で攻撃力1900の通常モンスターとしては割と古株で、《デーモン・ソルジャー》や《サファイアドラゴン》と同期になるカード。
その後は攻撃力2000のレベル4通常モンスターが様々な種族に配布されるようになりましたが、獣族にはそれが存在しないため評価時点でも獣族の下級通常モンスターでは最高打点となる。
攻撃力1900の下級通常モンスター群は攻撃2000のそれに比べると守備力もそれなりの数値を持つものが多く、このカードの場合は獣族なので《野性解放》などの効果にこれを活かせることになります。
一方特殊召喚のための素材としては「エヴォルカイザー」ランク4Xモンスターの素材になれる《セイバーザウルス》のような目立った活躍は見られず、平凡な存在として扱われがちになっている。
獣族でかつ闇属性であるところまで完璧に噛み合えば、今後《予想GUY》や種族も一致する《レスキューラビット》などでお呼ばれする可能性もあるでしょう。
ネオバグ
Normal
▶︎ デッキ
3 003 ネオバグ 
同じ種族・属性・レベルの通常モンスターで自身より高い攻撃力を持つシャインブラック、インセクトナイトに続く下級バニラ昆虫族の3番手。
攻撃力は1800とけして低くはないのですが、さすがに同じようなモンスターの7枚目が必要になるとは思えないので、採用されることはないでしょう。
同じくらいの攻撃力の下級バニラでもメカハンターやレインボーフィッシュなどがそれなりの評価を受けているのは同種族内に有力な競合相手がいないことに他ならず、攻撃力が1800もあるのにさらに上が2種類もいるというのはこのモンスターにとって不幸でしたね。
ただし守備力はシャインブラックやインセクトナイトよりも高く、あと個人的に見た目がそれらの中では一番好きです。
暗黒の海竜兵
Normal
▶︎ デッキ
3 004 暗黒の海竜兵 
第3期に登場した海竜族の下級通常モンスターで、それまでは下級バニラの最高打点が《タクリミノス》の1500と他の種族に比べてやや遅れをとっていた中で、そこに横並びしてくる形になりました。
現在でも海竜族の下級通常モンスターとしては最高の攻撃力ですが、評価時点で海竜族を素材に指定するEXモンスターが《水精鱗-サラキアビス》しか存在せず、それすらも水族や魚族でも代用できるため、攻撃力2000ならともかく1800程度のこのモンスターを使用する意義が見当たらない。
海竜族2体で出せるランク4Xモンスターやリンク2モンスターの登場が待たれる。
ジェノサイドキングサーモン
Normal
▶︎ デッキ
6 005 ジェノサイドキングサーモン 
第3期に登場した、同期の《ジェノサイドキングデーモン》のカード名で遊んだ結果生まれた、魚族の上級通常モンスター。
その気になれば全ての「デーモン」モンスターを「サーモン」モンスターにリメイクできてしまうという意味では実に恐ろしい言葉遊びを思いついたものです。
攻撃力2400の上級魚族バニラには、2期の時点でこのカードより守備力が高い《半魚獣・フィッシャービースト》が先行していましたが、あちらがレベル6なのに対しこちらはレベル5のモンスターなので、《伝説の都 アトランティス》の適用下ではリリースなしで召喚できる攻撃力2600のモンスターとなる。
加えて帝サポートの効果なども受けられるステータスであることなどから、概ねフィッシャービーストよりも高く評価されていました。
アトランティス下のバニラアタッカーとしては、同じパックに収録された《ギガ・ガガギゴ》に攻撃力で僅かに劣るため、このカードは4枚目以降の《ギガ・ガガギゴ》という扱いでしたが、魚族バニラであるこちらは後に登場する《インフェルノクインサーモン》の召喚誘発効果によって広い領域から特殊召喚できるモンスターの中でフィッシャービーストと並ぶ最も高い攻撃力を持つカードにもなっており、クインサーモンの方もアトランティスの恩恵を受けられることから、クインサーモンを採用したアトランティスデッキなら、攻撃力で勝るあちらに優先して採用できるカードになっています。
火炎木人18
Normal
▶︎ デッキ
4 006 火炎木人18 
バーニングソルジャー》や《炎の剣豪》に代わって炎族の下級通常モンスターで最高打点のアタッカーを担うようになった「18」モンスター第2弾。
炎を纏うことで《大木人18》の時から攻撃力が強化され、種族も炎族となりましたが、代わりに守備力が0になり総合力はかなり下がっている。
炎族のみならず炎属性の下級通常モンスターとしても当時最高戦力で、ここから割と長いことその役割を担うことになりました。
現在では炎族にも炎属性にもより高い攻撃力を持つ下級通常モンスターが登場しており、「18」がテーマ化しない限りは優先することは難しい。
一応炎族・炎属性の組み合わせで見れば、評価時点でも下級通常モンスターでは最高戦力となりますが…。
燃える藻
Normal
▶︎ デッキ
2 007 燃える藻 
どこからどんな方法で墓地に送られても確実に効果を発動できますが、発揮する効果はなんと相手のライフを1000回復するというもの。
当然シモッチなり何らかの効果とコンボして使うことになるが、相手のライフを回復する行為をよりによってバーンの象徴とも言える炎属性の炎族にやらせるというのが全くもって理解しがたいカードです。
このカードを見て言われることは、だいたい「《篝火》はまだですかね?」ということになるでしょう。
火口に潜む者
Normal
▶︎ デッキ
4 008 火口に潜む者 
代打バッター》OCG化記念というようなノリで、同パックにおいて類似効果を持つモンスターが炎族にも登場しました。
代打バッター》の効果の仕様との違いは、破壊による墓地送りにのみ対応することと、送りつけとの併用が可能であること。
しかし何よりも特殊召喚できる上級以上にあまり良いモンスターがいないというのが1番大きく、それでも2022年時点で現存する炎族関連の効果の中では強い方というのが悲しいところ。
灼熱ゾンビ
Normal
▶︎ デッキ
3 009 灼熱ゾンビ 
ゾンビ要素が墓地から特殊召喚した時に誘発する効果を持つことくらいにしかない炎族・炎属性の下級モンスター。
強制効果なのでタイミングを逃すことがなく、効果の使用に名称ターン1もないため、墓地から特殊召喚される度に1ドローを入れられますが、効果だけならあらゆる領域からの特殊召喚に対応し、ステータスも全くの互角の《聖鳥クレイン》の下位互換。
それでいて特別墓地からの特殊召喚に長けた種族でも属性でもなかったため、当時から評価は低かったです。
カードプールの増加に伴い、炎族または炎属性にもそれら専用の墓地に送る手段・墓地から特殊召喚する手段が充実してきているのは救い。
混沌の黒魔術師
Ultimate
Parallel
Ultra

▶︎ デッキ
7 010 混沌の黒魔術師 
効果なし儀式モンスターから一般的な効果モンスターとなった《マジシャン・オブ・ブラックカオス》となるカードで、5つの基本ステータスは全てあちらと一致している。
カオス・ソルジャー -開闢の使者-》や《混沌帝龍 -終焉の使者-》に並ぶ3期の凶悪カードとして知られる存在です。
現在のテキストはエラッタ後のものであり、エラッタ前は同じ召喚誘発効果ですぐに魔法カードを回収でき、しかもこれに名称ターン1がなかったため当然のように悪用の限りを尽くされた結果禁止カードに指定され、以後エラッタされるまでデッキに1枚も入れられないカードとなっていました。
名称ターン1がついたのは当然にしても、今となっては魔法カードの回収タイミングをエンドフェイズにしたのはちょっと過調整だったのかも?と個人的には思います。
このカードを専門に特殊召喚するカードとして《光と闇の洗礼》という速攻魔法が存在するのですが、このカードは通常召喚可能なモンスターなのでそれを使わずともNSや別な効果でSSすることができます。
エラッタ前となる当時のこのカードがそれで許されているのに、本体の性能も微妙な《ブラック・マジシャンズ・ナイト》が何故特殊召喚モンスターだったのかは割と謎。
幻影のゴラ亀
Normal
▶︎ デッキ
1 011 幻影のゴラ亀 
ゴラ・タートル》から派生して生まれたモンスターですが、種族と属性以外にはあちらとの関連性はほぼなく、自身を対象とする相手の魔法罠カードの効果をその効果処理時に無効にする実質的な対象耐性を持っている。
しかしステータスは平凡であるため簡単に戦闘破壊されてしまう上に、肝心のモンスター効果には耐性がないためこの耐性がちゃんと機能することはほとんどない。
せめて攻撃対象にも選択されないとかならまだ良かったのですが、当時のカードで単独でそこまでいくとさすがにパワーオーバーだったでしょうか。
戦闘破壊耐性以外の耐性は持つべきモンスターが持っていないと全く意味がないという典型というカードですね。
暗黒のマンティコア
Rare
▶︎ デッキ
6 012 暗黒のマンティコア 
第3期に登場した炎属性の獣戦士族という、現在では「炎星」などの存在から珍しくなくなりましたが、当時は《ガルーザス》や《名工 虎鉄》くらいしか存在しなかった珍しい組み合わせが特徴だった上級モンスター。
実は《地砕き》のイラストに描かれている腕はこのモンスターのものであることが現在では広く知られるところとなっている。
墓地に送られたターンのエンドフェイズに場か手札のビーストの3種族のうちから1体を墓地に送ることで自己蘇生する効果を持っている。
効果に名称ターン1がなく、自身も獣戦士族であることから、マンティコアAの自己蘇生のためのコストにマンティコアBを充てることで、そのマンティコアBを自己蘇生するために蘇生されたマンティコアAをコストとして墓地に送ることで、無限に特殊召喚をし続けられるループ要素を持っており、これに《生還の宝札》などの特殊召喚で誘発する効果を絡めるループコンボを可能としていました。
このことからかつては準制限カードに指定されていた経験もあるため、一介のテーマ無所属のOCGオリジナルモンスターでありながら、比較的知名度は高い方のモンスターとなります。
どこから墓地に送られても効果が誘発することや、自身の戦闘能力も意外と高いというところも印象が良かったです。
手札でセルフ破壊され墓地に送られても当然効果が出せる、一部の炎王獣と種族・属性が一致し、全ての炎王モンスターがこのカードが自己蘇生するためのコストになれることから、炎王ストラクにも相性が良いカードとして再録されている。
11期に《震天のマンティコア》というリメイクモンスターが登場しましたが、リメイクされたマンティコアは大地を砕くことしか考えていないモンスターとなっており、一応自己蘇生能力は残されてはいるものの、このカードの持つ強かった要素はなくなってしまっている。
ステルスバード
Normal
▶︎ デッキ
5 013 ステルスバード 
BFやRRの影響で、現在では鳥獣族では風属性の次に高いシェアを持つ闇属性ですが、3期に登場したこのカードこそがOCGに初登場した闇鳥獣モンスターです。
そうなんです、1期に登場した《タクヒ》や《デス・バード》って闇属性モンスターじゃないんですよね…。
その能力はサイクルリバースの効果にて相手に定数の効果ダメージを与えるというもので、そのダメージは1000と中々高く、これを単独かつ無償で毎自ターン毎に繰り返し使えるというのはダメージ源としてかなり有用だったと言えるかと思います。
グラヴィティ・バインド-超重力の網-》や《レベル制限B地区》の適用下では攻撃されること自体が少ないため反転召喚に繫げやすく、攻撃されたとしてもレベル3以下のモンスターにはほぼ抜かれないそれなりの守備力の高さも優秀でした。
そういうわけでバーン系統のデッキで確実に活躍したカードではあるのですが、割りモノカードの激増こと、《死のデッキ破壊ウイルス》がエラッタされて効果が劣化したこと、レベルを持たないX・Lモンスターの登場など、自身を取り巻く環境全てが変化してしまった現在では、少なくとも何かの効果で相手を止め続けてこのカード1枚をサイクルリバースさせて勝つというのはかなり無理があるでしょうね。
聖鳥クレイン
Normal
▶︎ デッキ
7 014 聖鳥クレイン 
どの領域からSSされても1ドローできるレベル4の光鳥獣モンスター。
良い点は効果に名称ターン1がないこと、下級モンスターでかつ手札・デッキ・墓地、さらに除外からの特殊召喚にも対応するため効果を発動するための手段の選択肢が多く、そこそこの攻撃力を持つため最悪NSして最低限の殴り手となれること。
悪い点は効果を使うために必ず他力が必要になることと、他にモンスター効果を持たないこととなります。
リンク召喚の導入によって、鳥獣族を主体としたデッキやランク4Xに繋ぐためのレベル4軸のデッキ以外でも容易に採用できるようになったのは追い風であり、現在でもサモプリやリンドバーグなどの良き相方はそれなりにいますが、まだまだ新たな出会いがありそうなモンスターだと感じますね。
激昂のミノタウルス
Normal
▶︎ デッキ
4 015 激昂のミノタウルス 
ミノタウルス》のリメイクモンスターで、5つの基本ステータスはリメイク前と変化していませんが、自分の場の特定の3種族のモンスター全てに貫通能力を与える効果が設定されました。
このカード自身もそれに該当する種族なので、単独でも攻撃力1700の貫通持ちとしえ扱えることから、当時の獣戦士族モンスターとしては有用性の高いカードだったのは間違いありません。
今リメイクされていたら、例えば《鎧蜥蜴》とのバトルとか、原作において活躍した場面を多少なりとも意識した能力になっていたでしょうね。
首領亀
Normal
▶︎ デッキ
1 016 首領亀 
これまでに登場してきた亀のモンスターのほとんどが水族に設定される中、当時としては初となる爬虫類属性の亀モンスター。
召喚誘発効果にて手札の同名モンスターを任意の数、最大で2体展開することができる。
種族などに違いを見出せないのであれば、2体を展開できなければほぼ《切り込み隊長》らの下位互換であり、このカードにデッキスペースを3枠使うだけでも弱いのにそれら3枚が全て手札に揃わないと使う意義がないというのはさすがに弱すぎる。
反転召喚でも効果が誘発するというのも、他の効果で特殊召喚して他の効果でセット状態にすることでも一応効果が使えるという程度の気休めにしかなっていない。
バルーン・リザード
Normal
▶︎ デッキ
2 017 バルーン・リザード 
登場当初の爬虫類はとしては悪くなかったカード。
だがそれは当然効果ではなく《超進化薬》の生贄にできる壁としてということであり、この点数も最低限の攻撃は受ける守備力を評価したものに過ぎない。
暗黒ドリケラトプス
Normal
▶︎ デッキ
4 018 暗黒ドリケラトプス 
かつての有能な恐竜族の顔的な存在だった生け贄1体で出せる貫通持ちの2400打点。
それ以上でも以下でもないモンスターだがレアリティの低さもあって、恐竜デッキだけでなくグドスタの一員として愛用していたデュエリストもけして少なくなかったと思われる。
舎弟にしていた爬虫類族に《バイトロン》というほぼ同じ性質のモンスターが登場したのはずっと後の話である。
暗黒恐竜シリーズだが、このカードはブラックではなくダーク、同期の《暗黒恐獣》がブラックなのに何故足並みが揃わなかったのかは今となっては不明です。
ハイパーハンマーヘッド
Normal
▶︎ デッキ
7 019 ハイパーハンマーヘッド 
昔の恐竜族で強いモンスターと言うと、殴り手としてはドリケラや《ディノインフィニティ》、補佐役としては《暗黒プテラ》やギラザウルスなどが思い浮かぶが、こちらは搦手を使ってくる戦闘要員である。
このカードとの戦闘で生還したモンスターをバウンスするという高い耐性貫通力を持つ除去効果で、殴る時も殴られる時も効果が出る、ダメステでの除去なので対処がし辛く、自爆特攻で効果を使えばスキドレも貫通するし打点も15なので自爆特攻もそんなに嫌じゃないという結構ないいことづくめです。
必ずバウンスしてしまうことが仇となり、エアーマンなどサーチ効果持ちのアタッカーに戦闘破壊される場面もあったり、下級恐竜たちが充実してくるとこのカードに召喚権を割く暇もなくなったりであまり採用されなくなってきましたが、超耐性モンスターを退治することにかけては現在でも下級恐竜では貴重な存在です。
暗黒恐獣
Parallel
Ultra

▶︎ デッキ
1 020 暗黒恐獣 
当時まともに戦える上級以上のモンスターが1体もいなかった恐竜族待望の最上級エースモンスター。
この後《究極恐獣》が登場するまでの間、恐竜族最高打点のモンスターとして君臨し続けることになる。
恐竜族の暗黒(ブラック)シリーズ、さらには恐獣の名を冠するはじまりのモンスターであり、同時に《超進化薬》も登場したため、ただ恐竜の最上級モンスターというわけでなく、そちらの効果で是非とも特殊召喚したいモンスターとしての役割を得た。
しかし想定通りなのかうっかりミスなのか、何故か相手の場に魔法罠が存在していると守備表示モンスターしかいなくても直接攻撃できない残念裁定に…。
そうでなくても同時に登場した生け贄1体で出せるドリケラと攻撃力が200しか変わらないため、いくら豪快にライフカットできる可能性があるにしてもドリケラと比べた時のこのカードの重さの方がずっと気になってしまうという状況に。
とまぁここまでが当時の評価なのですが、現在の状況に関しては点数に反映するに止めてもはや触れるのはよしておきましょう。
対空放花
Normal
▶︎ デッキ
6 021 対空放花 
ギガプラやナチュルたちが登場するよりもさらに前、昆虫と植物にまだ交流があった頃の産物。
その効果は名称ターン1だけでなくターン1すらない射出バーンで、自身が下級モンスターでかつダメージも1回につき800となかなかのもの。
プリーステスオームすら駆逐されてない現在はこのカードに規制の魔の手が及ぶこともそうないでしょうが、何かの拍子に注目される可能性は常にあるでしょう。
棘の妖精
Normal
▶︎ デッキ
2 022 棘の妖精 
ギガプラント》の登場以前から植物族と昆虫族の間に繋がりがあったという事実を示す能力を持つカードで、現在ではまずあり得ない「破壊しない限り」などという明らかに誤解を招く不親切なテキストが最新テキストというモンスターです。
能力としては自身が場に表側表示で存在する限り昆虫族は攻撃されず、そうやって仕方なくこのカードに攻撃してきた相手モンスターがその戦闘結果に関わらずダメステ終了時に守備表示になるという流れになる。
単独でも下級で守備力2000の壁モンスターとなり、自身から攻撃を仕掛けて倒れた場合でも相手モンスターは対象を取らない効果によって守備表示となり、守備力が低いモンスターなら後続のモンスターで倒すことができます。
そういう使い方をするなら単体でちゃんと等価交換になる《異次元の女戦士》で十分なような気がしますが、話にならないほど酷い効果というわけではないです。
代打バッター
Normal
▶︎ デッキ
6 023 代打バッター 
原作のバトルシティ編で羽蛾が使用した下級昆虫族の1体で、日本語と英語名の噛み合いの美しさに定評のあるモンスター。
場から墓地に送られることを条件に手札の昆虫族1体をレベル制限なく特殊召喚できますが、タイミングを逃すタイプの効果であるため、せっかくの緩い発動条件であるにも関わらず有効な墓地送り手段がかなり狭まってしまっているのが玉に瑕。
自分の場から墓地送りにする必要があるため送りつけとの併用ができず、特殊召喚が手札からなので妨害を受けた時の損失が大きく、意中の昆虫族を手札に持っておく必要もあるため、強く使うための要求は結構高めになります。
それでも戦闘・ 効果による破壊はもちろん、墓地送りやリリースによる除去などにも対応し、装備カードとなった状態からでも効果が出るのは悪くありません。
特殊召喚したい上級以上の昆虫族は《共振虫》でサーチすることもできますし、類似効果を持つ《火口に潜む者》と比べても特殊召喚する価値のあるモンスターは色々いるので結構楽しめるカードだと感じますね。
髑髏顔 天道虫
Normal
▶︎ デッキ
4 024 髑髏顔 天道虫 
原作のバトルシティ編で羽蛾が最初に場に出した昆虫族モンスターで、背中の髑髏模様が特徴だが闇属性ではない。
昆虫族は個々の戦闘能力は低いがこういった効果付きモンスターがいるんだぜという種族の特徴を、城之内やデュエリストたる読者たちに知らしめるために設計されたカードです。
OCGでは回復量が原作から倍の1000となり、どの領域からどのような方法・タイミングで墓地に送られても効果が発動するようになっています。
さらに発動に名称ターン1もなく、墓地に送った枚数&回数分だけモリモリライフを回復することができます。
何度発動しても数的アドバンテージにはならない効果ではありますが、ライフを回復する手段として一定の価値はあると言えるでしょう。
インセクト・プリンセス
Parallel
Ultra

▶︎ デッキ
1 025 インセクト・プリンセス 
インセクト女王》というか原作漫画のバトルシティ編でインセクター羽蛾が築いた【昆虫族】における【種族操作】の要素を色濃く引き継いだ、昆虫族界のお姫様となる上級昆虫族モンスターで、アニメGXでもゲストキャラクターのエースとして登場している。
DNA移植手術》などで相手モンスターを全部昆虫族にするか、自ら昆虫族モンスターを相手の場に押し付けて攻撃表示を強要し、それを捕食することで自らの血肉とするという能力を持つのですが、攻撃表示を強要するだけで攻撃まで強要するわけではなく、元々の攻撃力が下級モンスター並しかないので1体捕食したところで攻撃力は2400にしかならない。
そんな中で自己SS能力なし、相手の場に昆虫族がいないとできることが何もない、効果は攻撃力が上がるだけともなると、コンボカードとしても楽しめるところが少ない非常に残念なカードになってしまっている。
デザインに関しては《円喚師フェアリ》や蟲惑魔の面々、ラッシュデュエルに登場しているモンスター群のような単に昆虫の翅などを持っているだけのほぼ人間や妖精の美少女を昆虫族としているのではなく、眼球や6本の肢など昆虫要素もかなり強いもので、彼女の本性を表していると思われる不気味な赤いシャドウが中々オシャレでウルレアも映える結構好きなカードなだけに、《究極変異態・インセクト女王》のような優良リメイクに肖れることに期待したいですね。
水陸両用バグロス Mk-3
Normal
▶︎ デッキ
3 026 水陸両用バグロス Mk-3 
》が場に存在する時に直接攻撃が可能になるモンスターで、第3期に登場したマークスリーの《水陸両用バグロス》となるカード。
後続機となる《水陸両用バグロス Mk-11》が11期に登場するのはここからずっと先の話。
相手モンスターを乗り越えて直接相手のライフを取りに行ける分、多くの場面で《マーメイド・ナイト》よりも有用な効果となる。
ただし種族が元の水陸両用の水族から陸戦型と同じ機械族に変更されているので、いわゆる《》の3種族の種族サポートは受けられず、受けられる恩恵は水属性のものに限られる。
このカードを使うようなデッキで《リミッター解除》を使うとなると、このカードで勝つことに特化した構築になってしまうと思うので現実味は薄い。
「バグロス」としてカード効果で指定される可能性は残されているのでそちらに期待したい。
あと見た目は元のバグロスの方がカッコイイと思います、海中での作業のために必要ではあるのですが、だらっと垂れ下がった腕がすごくカッコ悪い。
魚雷魚
Normal
▶︎ デッキ
1 027 魚雷魚 
暗黒大要塞鯱》の弾丸1号となるカードで、もう1つの弾丸である《砲弾ヤリ貝》とはレベルと種族以外はモンスター効果も含めて全て同一のステータス。
その効果というのが《》が存在する時に適用される魔法カードに対する完全耐性となるのですが、リリースされるのが仕事であるこのカードにそんな耐性があってもほとんどの場面で役に立たないのは言うまでもない。
何故か鯱とヤリ貝と連続してナンバリングされていないのも気になるカードです。
海竜-ダイダロス
Super
▶︎ デッキ
5 028 海竜-ダイダロス 
自分の場の《》1枚をコストで墓地に送ることで、自身以外のお互いの場のカードを全て破壊する能力を持つ海竜族の最上級モンスター。
実にわかりやすい「海竜族のエース」という感じの見た目が素晴らしく、《海竜神-ネオダイダロス》を特殊召喚するためにリリースする必要があるモンスターでもあります。
海扱いになる《伝説の都 アトランティス》は《アトランティスの戦士》でサーチでき、アトランティスがあればこのカードは《魚群探知機》でサーチできて1体のリリースでアドバンス召喚でき、そのアトランティスを墓地に送って自身の効果を出すことができる。
ただし効果を無効にされると海を失うだけになってしまい、相手ターンでは攻撃力2600なだけのモンスターなので単騎のままターンを渡すと手痛い反撃を受ける可能性が高い。
消費は嵩みますしリスクも高くなりますが、やはりネオダイダロスによる全ハンデスの方を狙いたいところで、《コダロス》なら除去枚数は最大でも2枚で対象も取りますが、攻撃力1500以下の下級モンスターなので取り回しやすく、除去方法も破壊ではなく墓地送りなのでより強力と言える。
ラッシュデュエルにも輸入されており、除去効果自体の強力さはもちろん、毎ターン手札が5枚になるように補充され、召喚権が無限であるあちらでは場を更地にした後の展開も容易であることからか、レジェンドカードの1枚に指定されている。
暗黒大要塞鯱
Rare
▶︎ デッキ
1 029 暗黒大要塞鯱 
魚雷魚》と《砲弾ヤリ貝》の発射装置となる上級モンスターであり、明らかに海竜ではない海竜族でおそらく《要塞クジラ》の派生モンスターでもないカード。
いかにも《伝説の都 アトランティス》でレベルを下げてリリースなしで出してくれと言いたげなレベル設定は、アトランティス以降の水属性モンスターではこのカードに限ったことではない。
発射するモンスターによって除去できる場のカードが変化し、効果の発動にターン1がないので弾丸が続く限りカードを破壊することができますが、その弾丸となるモンスターがそれぞれ名称指定である上に性能が非常に低いため、それしか効果がない発動台となるこのカードの性能もお察しと言ったところになる。
砲弾ヤリ貝
Normal
▶︎ デッキ
1 030 砲弾ヤリ貝 
暗黒大要塞鯱》の弾丸1号となるカードで、もう1つの弾丸である《魚雷魚》とはレベルと種族以外はモンスター効果も含めて全て同一のステータス。
「ガエル」の下級モンスター群と同じレベル2で水族なので《湿地草原》の効果を受けられるという点では一応《魚雷魚》よりは優れたステータスと言えるのかもしれない。
実際は鯱ともども設計をミスったただの失敗カード群なので評価は変わらない。
不意打ち又佐
Normal
▶︎ デッキ
5 031 不意打ち又佐 
第3期に登場した無条件で常に2回攻撃ができる能力におまけの耐性がついているという、2期に先行していた《隼の騎士》のほぼ上位互換となるモンスター。
ただしあちらとは属性が異なり、あちらは元々の攻撃力が1000以下という特徴もあるため、完全上位互換とは言えない。
コントロールを変更できない耐性はコントロール奪取以外にも装備カードとして装備する効果やX素材としてXモンスターの下に重ねる系の相手の効果も受けませんが、かなり限定的なものであることに変わりはない。
それでも装備魔法などで強化したこのモンスターを奪われて襲いかかってくることを防げるというだけでも、当時は悪くない耐性ではありました。
守護天使 ジャンヌ
Super
▶︎ デッキ
5 032 守護天使 ジャンヌ 
第2期に登場していた融合モンスターである《聖女ジャンヌ》のリメイクモンスターであり、5つの基本ステータスはあちらと全て一致している。
当時の通常召喚可能な最上級天使としては最高の攻撃力を持っていたのですが、今や最上級モンスターがドラゴン族と同じくらい充実した天使族ではあまりに競合相手が増えすぎて現在は一線を退いています。
少なくともヴァルハラが出る頃には、もうこのカードより強い最上級天使は色々といたよなぁという感じです。
神罠などで消費しまくったライフを取り戻したりもでき、特に陵墓とはなかなかの相性の良さなのですが、今後「ジャンヌ」がテーマ化しない限りはお呼びがかかることは少ないだろう。
2021年には何の因果かブルシクに選出されたモンスターでもあります。
マンジュ・ゴッド
Normal
▶︎ デッキ
8 033 マンジュ・ゴッド 
召喚誘発効果で儀式魔法と儀式モンスターの両方からどちらか1枚選んでサーチできるようになった《センジュ・ゴッド》と《ソニックバード》を合体させたカード。
センジュと比べ見た目がかなり強そうになっていますが、5つの基本ステータス全てがセンジュと一致しており、カード名からもわかるように強化版であり完全上位互換といっても差し支えない。
登場から長い間儀式召喚軸における鉄板カードとして使われ続けてきましたが、近年の儀式モンスター群にはこの効果に頼る必要がまるでない独自の方法で儀式モンスターを特殊召喚する能力を持つものも多く、召喚権を必要とするのもあってかつてほどその姿を見ることはなくなりました。
それでも一部のデッキにおいては未だに有用なカードであることは間違いなく、モンスターの体をしているのでそのまま儀式召喚のためのリリースに利用できるのは便利です。
11期にはさらに手の数が増えた《チョウジュ・ゴッド》というリメイクモンスターも登場している。
月風魔
N-Rare
▶︎ デッキ
1 034 月風魔 
自社のゲーム作品である「月風魔伝」の主人公を遊戯王OCGに参戦させたというカードで、同じパックに収録された《龍骨鬼》は同作品のラスボス。
同じ効果の仕様であちらがこのカードの種族でもある戦士族及び魔法使い族をダメステ終了時に効果破壊するのに対し、こちらはあちらの種族でもあるアンデット族及び悪魔族を切り裂く。
自身がその戦闘で倒れる場合もちゃんと効果は発動し、その場合は墓地で発動する効果になるわけですが正直その実用性は低く、《龍骨鬼》がモンスター効果は抜きに《ピラミッド・タートル》の効果によるリクルートに対応するモンスターで当時最高の元々の攻撃力を持っていたことで活躍していたのに対し、こちらにはそういった活躍の場が見られることはありませんでした。
せめて《超時空戦闘機ビック・バイパー》みたいな名称指定の専用サポートでもあればなと思いますが、このカードが登場した当時にそんなのが出ていたとしてもきっと今ではまるで使うに堪えない程度の性能だったんだろうなと思うと出ても出なくても一緒でしたかね。
それよりコナミさん、次の自社ゲームコラボとしてFC末期の名作「ラグランジュポイント」を遊戯王OCGに持ってくるというのはいかがでしょうか?
龍骨鬼
Normal
▶︎ デッキ
4 035 龍骨鬼 
当時《ピラミッド・タートル》の効果でリクルートできる上級以上のアンデットとしては、《ヴァンパイア・ロード》と選択できる最高戦力となるモンスターとなり、ひいては種族全体を支えてきた和製アンデットの上級モンスター。
このモンスターのロードに対する強みは、普通にアドバンス召喚してもリリース1体で攻撃力2400の帝ショッカーラインであることで、それにそんなに使わないけどそこそこ有用なオマケ効果がついているというのはやっぱり魅力がありましたね。
こういった種族のエース同然のような役割を自社コラボのモンスターが担うことになったというのも結構特異なことであり、個人的には「コラボカードなのに強い」でまず思い浮かぶカードの1枚になりますね。
グリフォンの羽根帚
Normal
▶︎ デッキ
1 036 グリフォンの羽根帚 
ハーピィたちと狩場争いを繰り広げているとされる《グリフォンの翼》のイラストに描かれたモンスターである《幻のグリフォン》のものと思われる羽根帚。
相手の場の魔法罠カードを全て破壊して気持ち良くなる《ハーピィの羽根帚》に対し、こちらは自分の場の魔法罠カードをまるっとお掃除して気持ち良くなる断捨離カード。
溢れ返ったモノのせいで頭がバグっていたプレイヤーはそれらを物欲ごと全て手放したことによる圧迫的解放感から、その気持ち良さのあまり処分したモノが多いほどLPが回復する。
だが気持ち良くなるだけではけしてお腹は膨れないし、現実と違ってOCGでそんな無茶苦茶な断捨離をして僅かばかりのお金を得たところで、ほとんどの場合で二束三文だし今後の節約にも繋がらないので、おとなしく《非常食》で腹を満たしましょう。
現在というかノーレアに設定されるカードの傾向が固まりはじめた頃に登場したカードだったらノーレア案件だったかもしれませんね。
こんな悲惨な性能のカードですが、なんとアニメDMのKCグランプリ編で表ボスであるジークが時の女神の三姉妹カードを処分するのに使用したカードでもあります。
迷える仔羊
Rare
▶︎ デッキ
1 037 迷える仔羊 
アドバンスセットのためのリリースに使えるようになった代わりに、通常魔法になって特殊召喚できるトークンの数も2体に減った《スケープ・ゴート》となるカード。
あちらと同様の発動するターンの召喚制限が通常魔法になったことでさらに重くなっており、速攻魔法ではなくなったので緊急時の壁としても運用しにくい。
同じ通常魔法でトークン2体を特殊召喚するカードとしては、ほとんどの場面で《フォトン・サンクチュアリ》の下位互換となるためこのカードが使われることはないでしょう。
地砕き
Normal
▶︎ デッキ
5 038 地砕き 
モンスターを除去するだけの魔法カードとしては一定の人気を獲得していたカード。
意中のモンスターを除去できるかは発動タイミングや場の状況に依るところもありますが、自分のモンスターを巻き込まない対象を取らない単体破壊を、ノーコストで無条件に手軽に打ち出せます。
当時は苦労して出した大型モンスターを手札1枚で無慈悲に地の底に沈める、何の趣もエンタメ性の欠片もないつまらないカードとして扱われており「はいはい地砕き地砕き」は歴戦のデュエリストたちなら誰もが耳にしたことのある文言ではないでしょうか?
しかし現在では、ブラホやサンボルも含めモンスターを除去するしか能のない通常魔法なんてメインから入れてられるか!という感じで、そういった魔法カードの衰退と共に一度場に出されると処理が重くなるモンスター事情にも大きな変化が起こりました。
モンスター効果やSSを封じるモンスターや《異星の最終戦士》なんかはその良い例なのですが、こういったモンスターに対しても一滴や泡影といった別な方法で無害化する手段が魔法罠にも増えているため、対象耐性を貫通する程度のパワーのこのカードが復権することは今後もなさそうな感じですかね。
次元融合
Super
▶︎ デッキ
10 039 次元融合 禁止
評価時点で既に15年以上禁止カードに居座り続けている融合召喚や融合モンスターとは関係ない効果の『融合』ネームを持つ魔法カード。
後に登場する《次元誘爆》はこのカードの調整版とも言えるカードになっています。
その効果は2000LPと引き換えにお互いに除外状態のモンスターを可能な限り自身の場に特殊召喚するというものなのですが、何とそこに発動ターンや発動後の制約の類が一切ない。
同じく禁止カードである《ソウル・チャージ》も青ざめるほどのデタラメ効果で、相手の方に特殊召喚できるモンスターが1体もいなくても問答無用で効果処理が行われる。
しかも《塊斬機ダランベルシアン》や《三戦の号》などで無理矢理引っ張ってくる以外には直に引くしかないというようないわゆる「上振れカード」ですらなく、『融合』ネームを活かしたサーチにも対応するときている。
除外状態のモンスターを発生させる方法がない状態で初手にきてしまうと事故になるということくらいしか欠点と言えるところがなく、エラッタなしでの復帰がまず不可能なカードの1枚と言えるでしょう。
光と闇の洗礼
Super
▶︎ デッキ
6 040 光と闇の洗礼 
ブラック・マジシャン》と《混沌の黒魔術師》が効果の上でも繋がっていることを示す速攻魔法。
ブラマジをリリースとして要求されますが《混沌の黒魔術師》を様々な領域から特殊召喚できるのがかなり優秀で、登場当時よりもブラマジやコピー効果などでカード名がブラマジとして扱われる能力を持つモンスターを場に出すことがかなり容易になっているので使いやすさも向上しています。
エラッタされたことで特殊召喚誘発効果の魔法カードの回収がエンドフェイズになってしまったあちらにとって、相手ターンでも特殊召喚が可能な速攻魔法であることは大変都合が良く、リリースとなるブラマジを相手の対象を取る系の効果から回避させることにも使えます。
何から何まで《騎士の称号》よりも優れており、あちらと違って《混沌の黒魔術師》は別にこのカードがなくてもNS・SSともに可能ですが、主軸に据えるなら是非とも使ってみたいカードですね。
サルベージ
Normal
▶︎ デッキ
9 041 サルベージ 
確実に水属性の強みとなる魔法カードで、遊戯王OCGにおいて墓地のカードを手札に加える行為を『サルベージ』と呼ぶ所以となる存在です。
ノーコストで回収する水属性モンスターの攻撃力が一定以下であることを除けば発動も無条件、発動に名称ターン1もなく1枚が2枚になって発動後の制約もないので弱いわけがない。
ただし必ず2体を回収しなければならないので、序盤に2枚以上引いてきたりするとかなりキツいのは蘇生札や回収札といった墓地のカードに触る効果を持つカードの宿命とも言える。
手札から墓地に送って発動するタイプの攻撃力1500以下の水属性モンスターを多く使うデッキと特に相性が良く、相手ターンに動ける水属性の手札誘発モンスターがもっと増えてくれればさらに使い途のあるカードになりそうです。
ちなみに魔法や罠の違いはありますが、特定の種類のカード2枚を墓地から手札に加える効果を持つカードは《バッテリーリサイクル》や《墓守の石版》など割と色々とあります。
超進化薬
Normal
▶︎ デッキ
2 042 超進化薬 
爬虫類族がまだ恐竜族の付属物のように扱われていた頃に作り出された産物。
後に「進化薬」カードシリーズとなり、恐竜族にお薬というイメージを生み出したカードでもあり、なんだか世界観をぶち壊しているような気もするのだが、これが未来からの原始への干渉というものだろうか。
当時は《暗黒恐獣》を手札から打ち出す手段として重宝しましたが、現在のカードプールではエヴォルデッキ以外で恐竜族が爬虫類族とタッグを組むメリットはあまりに小さいと言わざるを得ないでしょう。
アリの増殖
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▶︎ デッキ
7 043 アリの増殖 
先にトークンとして登場したために本体のOCG化が絶望視されているモンスターとして遊戯王Rのカイエンが有名ですが、これも原作のバトルシティ編で羽蛾が使用した兵隊アリのOCG化の道が閉ざされてしまったカードとなります。
兵隊アリということは、やはりインセクト女王はアリモチーフのモンスターで女王アリってことになるんですかね?
原作では1体の兵隊アリを戦闘に参加できず命の期限がついた10体の軍隊アリに増殖してインセクト女王のパワーを大幅に上げるというのが狙いのカードでしたが、OCGでは1体の昆虫族が2体の昆虫族トークンに分裂するという、増殖と呼ぶにはちょっと物足りなさを感じるカードになりました。
特殊召喚したトークンは素材や効果に昆虫族を要求するリンクモンスターを出すためのリンク素材として最適ですが、昆虫族を増やす魔法カードとしては、特定のレベルのモンスターをNS・SSできなくなる代わりに、場のモンスターを減らさずに1体が3体に増えるワームベイトも存在しています。
このカードを使う場合は、リリースに用いる昆虫族に場から墓地に送られた場合に効果が誘発するものを選んだり、出てくる2体のトークンのレベルの高さを活かしたS召喚に繋げるなどの工夫が必要となるでしょう。
相手ターンに特殊召喚を行うなどの手順をわざわざ踏まずとも、起点となる昆虫族にレベル3と4のモンスターも選べる点では、ワームベイトよりもかなり使いやすくなります。
兵隊アリと言えばやはりDM4で羽蛾が使用してくるやつのイメージが強く、ステージ1からいきなり守備力1200の下級モンスターが出てくるのは脅威でしたね。
大地讃頌
Normal
▶︎ デッキ
1 044 大地讃頌 
奈落との契約》の地属性版として登場した儀式魔法で、これ1枚でデッキ内の異なるカード名の全ての地属性の儀式モンスターの儀式召喚を行うことができる。
しかし評価時点でも地属性の儀式モンスターはそう多くない上に、唯一のまとまった数の地属性儀式モンスター群である「メガリス」はこのようなカードを必要としていない。
闇属性版の《奈落との契約》、光属性版の《精霊の祝福》、風属性版の《褒誉の息吹》のようにこのカードを自身を儀式召喚するための儀式魔法に名称指定した儀式モンスターも存在しておらず良いところがない。
翡翠の蟲笛
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▶︎ デッキ
1 045 翡翠の蟲笛 
やりたいことというかこのカードの持つフレイバーはよく伝わってきますが、少なくとも通常魔法1枚を使ってやることではない効果。
有用な墓地効果を持つ昆虫族モンスターが自身を手札から捨てて発動できる効果(できれば誘発即時効果)がこれってところでやっとスタートラインではないでしょうか?
あとフレイバーは伝わると評しはしましたが、《寄生虫パラサイド》をデッキトップに持ってくるためにデザインされたカードに楽器をあてがうのは何か違う気がする。
破壊指輪
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▶︎ デッキ
2 046 破壊指輪 
エラッタ前の《破壊輪》の調整版として登場した罠カードで、破壊対象が自分の場のモンスターのみとなり、お互いに受けるダメージが定数ダメージに変化している。
破壊輪》はエラッタ後は相手の場のモンスターしか破壊できなくなったため、セルフ破壊カードの1つとして明確な差別化点が生まれましたが、大抵の場合使われるのは《デストラクト・ポーション》の方でこちらが使われているのは見たことがない。
悪魔の手鏡
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▶︎ デッキ
1 047 悪魔の手鏡 
第2期の初期に登場した《天使の手鏡》の、同じ発動条件で効果対象が魔法罠カードになった罠カード。
1枚を対象にする魔法カードなら《ポルターガイスト》のような発動と効果を無効化されないカードも受け流せるのが特徴。
しかし魔法カードの効果しか受けられないのでこのカードで対処できるカードは極端に少なく、現在でも使われているものとなると本当に両手で、下手したら片手で数えられるほどしかない。
魔法カードであっても、複数のカードを対象とする効果には対応しておらず、移し替えは正しい対象であることを要求するため、その魔法カードが相手の場のカードを対象とするものである場合、対象を相手のカードに移し替えることもできない。
上手く相手の場のカードに移し替えられた時のアドバンテージは大きいですが現実味は薄く、《天使の手鏡》と同じパックに収録されていたならともかく、3期も終盤にさしかかった時期に登場したカードとしてはあまりにお粗末な性能と言わざるを得ないでしょう。
ブローバック・ドラゴン》のように元の効果からちゃんと発展している効果を持つモンスターも多く見られたこの時期に、全くのコピペ効果にする必要はなかったと思います。
強制脱出装置
Normal
▶︎ デッキ
9 048 強制脱出装置 
フリチェの除去系罠カードとしては未だに最高クラスの性能を誇る1枚。
ノーコストで無条件に発動でき、展開中でも大型出現後でも使っていけるその汎用性の高さには頭が上がらない。
時には自分のモンスターに使って除去やコントロール奪取、ヴェーラー泡影スキドレのような効果無効系のカードから身を守るも運用も可能で、モンスターの数を調整して魔鍾洞を壊したり、結界像やパキケなどのSS封じの永続効果を持つモンスターを一時退却させて展開後に再度召喚することなんかにも使えます。
ただパワーカードという意味だけで「汎用性が高い」と言うには到底留まらないザ・汎用罠で、なんのかんので最強のフリチェ除去罠だと思います。
ただし器用である反面、まともに使うとあくまで等価交換、つまり捲り切れない除去罠であるという意味では、モンスターでアドを稼ぐパワーに乏しいメタビ系でのデッキでの採用はよく考えたいところです。
ヒーロー見参
Normal
▶︎ デッキ
1 049 ヒーロー見参 
「E・HERO」がまだこの世に顕現していない頃に登場した《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》がイラストに描かれた罠カード。
相手モンスターの攻撃に反応して自分の手札からモンスターがランダムに飛び出すという、プレイヤーやモンスターのピンチにヒーローが駆けつける感じの効果を持っている。
アドバンテージにならない攻撃反応型の罠カードという時点でまず5点以下くらいになるわけですが、特殊召喚可能なモンスターを1体以上手札に持っていなければならない上に、出てくるモンスターがランダムでしかも外すと特殊召喚することすらできない。
手札を減らして確実に成功させることも一応可能で、この効果による特殊召喚ができないモンスターを墓地に送る手段として使うこともできますが、そんなことをしてまで無理に使うようなカードでもないでしょう。
この発動条件と特殊召喚元とランダム要素を変えられないなら、手札から発動できるか、召喚条件を無視するくらいのことはしてくれないと今では割に合わないカードです。
自爆スイッチ
Normal
▶︎ デッキ
5 050 自爆スイッチ 
自分が相手とのLP差できわめて劣勢な場面において発動でき、そのデュエルを引き分けにしてしまうというぶっ飛び罠カード、いやぶっ飛ぶ罠カード。
評価時点では《ラストバトル!》のようにこのカードの仕様を利用して自分の勝ちに持っていく手段はなく、負けはしないが勝ちはしないという通常のデュエルはほぼネタカードにしかならない代物となる。
しかしマッチ戦やEXターンなどのルールがある公式のデュエルにおいてはそうはいかず、1つのデュエルを「負けずに」流すことができるこのカードには一定の価値があり、その実現を目指した構築をする意義もあるということになる。
正直《遺言の札》とか《勝利の方程式》なんかよりもよっぽど「公式のデュエルでは使用できません」という但し書きが必要なカードです。
暗黒の呪縛
Rare
▶︎ デッキ
5 051 暗黒の呪縛 
魔法カードを発動するたびに、そのコントローラーに定数効果ダメージを与える永続罠。
そのダメージは1000となかなかの高さだが、相手のデッキが普通のビートダウン系のデッキの場合、先攻で伏せることができなければダメージを与えられる機会はかなり減ってしまう。
展開済みの状態から使う魔法カードなんて、もう反撃の芽を摘む指名者とかしかない場合も多いわけですからねえ。
魔法カードへの抑止力としてはイマイチで、このカードだけで相手を焼き切るということも到底不可能ですが、永続系バーンによる相手への包囲網の1つとして数えるならまずまずかなという印象です。
門前払い
Normal
▶︎ デッキ
5 052 門前払い 
魔法&罠ゾーンに存在する時にモンスターが相手プレイヤーにダメージを与えるとそのモンスターが手札にバウンスされるという、よく考えたら全然『門前』払いになっていない永続罠カード。
相手からの攻撃の抑止力になるほか、自分のモンスターをセルフバウンスしたり、自分のモンスターよりも攻撃力が高いモンスターに自爆特攻を仕掛けることでそのモンスターを対象を取らないバウンスによって除去するといった能動的な使い方もできる。
この時に戦闘破壊されることで誘発する効果を持つモンスターや戦闘破壊耐性を持つモンスターで突撃することでさらに有効に効果を使うことができます。
ただしこのカードのコントローラーではない相手プレイヤーもまるっきり同じ運用が可能であり、場合によってはより上手く使われてしまう可能性もある。
使われるとそれなりにうっとおしいカードであることは間違いないとは思うのですが、展開の中でバックのカード1枚くらいは難なく剥がしてくる相手には全く意味をなさず、少なくとも抑止力として使うのは無理がありそうなカードです。
除去の手法としては耐性を貫通する力がかなり強く、高いステータスと強固な耐性をあわせ持つかなりの強敵相手にも通用するのでそれなりの評価点数とさせていただきたい次第です。
DNA移植手術
Normal
▶︎ デッキ
4 053 DNA移植手術 
DNA改造手術》の属性版となる永続罠で、効果範囲の拡張にしても相手へのメタにしても運用方法は概ねあちらに準ずる感じになりますが、あちらに比べるとそんなに使われていた記憶のないカードです。
イラストに選ばれたモンスターが何故《サンダー・キッズ》なのは割と謎で、だから光属性ではなく風属性ということなのでしょうか?
早いところ「A・O・J」がこれを単なる過去の思い出にできるような新規が出てきて欲しいところですね。
追い剥ぎゾンビ
Rare
▶︎ デッキ
1 054 追い剥ぎゾンビ 
第3期に登場した、1期産の《追い剥ぎゴブリン》と同じカード種別と発動条件で発揮する効果がデッキトップからの1枚のデッキデスに変化した永続罠カード。
「中途半端なデッキデスは弱い」を体現する典型的なカードの1枚であり、相手の手助けになる可能性もあるとか以前の問題になる。
トラップ・ジャマー
Rare
▶︎ デッキ
2 055 トラップ・ジャマー 
特定のタイミングで相手が発動する罠カード限定だがノーコストで発動できる七つ道具。
この効果自体は弱くはないが七つ道具が存在する以上、1000程度のライフポイントをケチるくらいならどのタイミングで発動される罠カードでも無効にできる七つ道具を使う方がいいに決まっています。
その七つ道具も《ギャクタン》やリブートや賄賂や宣告といった類似効果を持つカウンター罠と比較されて割と残念扱いされている現状ではもう仕方がないですね。
デッキ・墓地から「ジャマー」カウンター罠を1枚セットするとか、カード名の異なる「ジャマー」カウンター罠を2枚までセットするとかいう効果があったとしてもどうかなあ…。
暗黒の侵略者
Secret
▶︎ デッキ
4 056 暗黒の侵略者 
自身のカード名と同じタイトルのレギュラーパックにシク枠で収録された最上級悪魔族モンスター。
相手の速攻魔法の発動を完全に封じるというシステムモンスターの一種で、攻撃力も2900と通常召喚可能な最上級モンスターとしては十分に高い。
虚無の統括者》などと同じく相手の行動のみを制限するシステムモンスターというのは間違いなく強力なのですが、このカードの場合はそのメタ範囲があまりに特殊であるため強く刺さるデッキが非常に少なく、そういった効果であるにも関わらず自己SS能力のない最上級モンスターというのはサイズオーバー感が否めず、テーマ無所属で他の能力も持っていないとなるとさすがに汎用性は低いと言わざるを得ない。
速攻魔法の発動を封じるというのを、特殊召喚・ 墓地利用・モンスター効果・サーチメタなどと同列に考えるのはさすがに難しく、戦闘能力に不安が残り効果もお互いに影響しますが全ての魔法カードの発動を完全ブロックできる《マジックキャンセラー》や、自己SS能力及び他の能力もある《原罪のディアベルゼ》などを使った方が良さそうです。
なお封じるのは速攻魔法の「カードの発動」となるため、墓地で発動する速攻魔法の「効果の発動」は封じられない点に注意。
封印されしエクゾディア
Ultimate
▶︎ デッキ
10 057 封印されしエクゾディア 制限
特殊勝利カードの大権現、指定のカードを手札に5枚揃えた時点でたとえチェーン処理の途中であっても、以降の効果処理後は全て放棄してそのままデュエルに勝利となります。
特殊勝利手段や先攻1ターンキルは数あれど、ゲームを始めるために最初にデッキから手札として引いた5枚だけで、いかなる効果によっても一切妨害されずにその場で勝利できるカードというのは他に存在しません。
それだけに、このモンスターの存在があるが故にサーチやサルベージなどの慎重な調整が必要な効果が存在するということは、疑いのない事実と言えるでしょう。
この度地属性DPにおいて地天使モンスター群を使用するイシズの強化に絡めて、イシズが使用したカードの中でも特にインパクトが強く、彼女の戦略を象徴する罠カードでもある《現世と冥界の逆転》に関連する数々の効果が登場する運びとなったようですね?
アマゾネスに至っては、舞とタイラー姉妹という複数のデュエリストによって再強化の恩恵を受けており、このエクゾディアももしかしたら、バトルシティ編で登場したグールズの1人であるレアハンター絡みで再度強化される日が来るかもしれませんね。
こんな特殊な性質を持つモンスターですが意外と場に出て戦う気概もあるらしく、真DMやDM4では普通に使用デュエリストの主力モンスターとして襲いかかってきます。




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