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HOME > コンプリートカード評価一覧 > PREMIUM PACK 2024 コンプリートカード評価(みめっとさん)

PREMIUM PACK 2024 コンプリートカード評価

遊戯王アイコン みめっと 」さんのコンプリートカード評価


レアリティ 評価 番号 カード名
トイ・ソルジャー
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
8 JP001 トイ・ソルジャー 
トイ・マジシャン》より遥かに良い条件でセット状態から墓地に送られた自身を特殊召喚できるようになった、12期仕様のトイモンスター。
固有効果もデッキの核である《トイ・ボックス》をサーチできる重要な効果であり、既にボックスが出ていればレベル4光属性モンスター群でもあるトイモンスターを含む別なサーチ対象も選べるという、今後どれだけ新たなトイモンスターが増えても永遠の一軍が約束された能力となっています。
アニメGXにはTFにも収録された経験がある同名のモンスターが登場しており、こちらが先行したことであちらのOCG化の可能性が潰えたように思えますが、これは《破魔のカラス天狗》や《分裂するマザー・スパイダー》の前例があるのでなんとも言えないところです。
トイ・タンク
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
6 JP002 トイ・タンク 
遊戯王Rに登場した「名もなきトイモンスター」に名前を与えてOCG化したというかなり奇特なカード。
主に漫画版遊戯王に登場した、他の多くの名もなきモンスターたちにとっての希望の星となっただけでなく、戦車モチーフでもカラーリング次第では全然いけるという点で漫画版GXに登場した「タンクロイド」にとってもポジティブな材料になるかもしれない。
効果はトイモンスターの共通効果+自身をリリースして発動する特殊召喚効果となっており、特殊召喚できるモンスターはレベル6以下であれば何でもOKというかなり手広いものですが、通常時は手札からのみ、トイモンスターたちにとっての核となる《トイ・ボックス》が場に出ていても同名カード以外の蘇生に変換できる程度にとどまる。
特殊召喚の範囲がこれなのでリクルートでないのは仕方なくはありますが、ボックスとそれを持ってこられる《トイ・ソルジャー》ありきの効果でこれはやはり少し寂しく感じてしまいます。
とはいえ共通効果部分の内容が《トイ・マジシャン》のそれよりは遥かに良い条件になっているのは間違いありません。
トイ・ボックス
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
9 JP003 トイ・ボックス 
対象となれるトイモンスターが評価時点では種類数が少なくまだ未発達なテーマであることを除けば、やっていることはかなり無茶苦茶なカード。
毎自ターンにノーコスト&無条件でデッキから2枚のカードを場に出せる、手札からでもいけるので引いてしまってても使えるし、墓地からでもいけるのでトイモンスターを無闇に積まなくても使える。
おまけにこれに名称ターン1がなく、バウンスしたり2枚目を発動することで、さらに2枚のモンスターをセットしたり、もう1つ選べる効果でセットしたモンスターを爆破して展開することができる。
後半の除去効果もそんな大事な役割を持つカードが置いておくだけで使えて、コストとなる墓地送り用カードを自ら場に用意できるので十分優秀でしょう。
「らくがきじゅう」のその後を見るに完全オリジナルの新規トイモンスターの登場にはそうそう期待はできませんが、テーマがちょっと発達すれば容易く壊れられるポテンシャルはあると感じます。
エレクトロ・ガンナー
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
7 JP004 エレクトロ・ガンナー 
定期購読特典としてOCG化される形で《エレクトロ軍曹》に随分先を越されていましたが、炎族・炎属性強化イヤーにてようやくOCG化された、漫画版GXでオブライエンが使用したもう1体の「エレクトロ」下級機械族モンスター。
他の炎属性モンスターのNS・SSに反応して自らも手札から飛び出るわかりやすい展開要員であり、限られたタイミングでしか自己SSできない上に発動を伴う効果という、現在の手札からの自己SS能力を持つ下級モンスターとしてはそれほど優れているとは言えませんが、特殊召喚にも反応するので相手ターンでも自己SSしやすいという特徴があります。
またそれに連なる形でデッキから特定のモンスター1体を墓地送りにする効果を任意で使用できますが、炎族でレベル8という自身の種族とも一致していない極めて限られたモンスターのみが対象となっており、そのラインナップを見ていってもそれほど重要ではないであろうこの効果があるために、自己SS効果を《灰流うらら》に防御されてしまうという欠点にもなります。
墓地に送ることができるモンスターには、相手ターンに墓地に送られることでその誘発効果によりどうこうという能力を持つものは現状存在せず、墓地から自身を特殊召喚する効果を持つ《The blazing MARS》や《ヴォルカニック・エンペラー》や《マグマッチョ・ドラゴン》などが有力な候補となるでしょう。
ディーヴジャン
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
7 JP005 ディーヴジャン 
自身の効果で特殊召喚されるトークンの名前がちょっとあんまりな炎属性の機械族モンスター。
色々と書かれていますが、基本的には単独で自身1体のみをリリースし、2体の機械族及び炎属性のトークンに増えるというモンスターになります。
L素材に機械族を要求するリンク2の機械族モンスターは結構たくさん存在しており、炎属性にも《炎魔刃フレイムタン》などがいるため、それらをL召喚するための補助になります。
複数体のリリースを狙うなら《機械複製術》や《真炎の爆発》で同名モンスターを並べるという手があり、「まで」記述なので3体リリースする場合でもメインモンスターゾーンのキャパを超える6体になるので不発とはならずにちゃんと5体のトークンを展開することができます。
除外時の効果はトークンの持つ被破壊時に相手に効果ダメージを与えるという性質と《The blazing MARS》が自己蘇生効果を発動するためのコスト内容とのシナジーを意識したものですが、せっかく獲得した数的アドバンテージを手放すにしてはヘボ過ぎるリターンなので、よほどの場面でなければ敢えて狙うこともないでしょう。
石油採掘
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
9 JP006 石油採掘 
発動に名称ターン1がついて下級モンスター限定になって同名モンスター2体を選べなくなった代わりに、回収対象の攻撃力制限がなくなり、1体からでも回収可能となった炎属性版の《サルベージ》となる魔法カード。
性能はほぼあちらに準ずるといったところでそれぞれに甲乙付けがたい有用性がありますが、小回りが利いてサルベージ対象に《灰流うらら》が存在する分、少なくとも汎用としてはこちらの方が優れているように思える。
漫画版GXに登場したまるっきり端役同然のこのようなカードが今になって目をつけられる辺り、今年の炎属性強化の徹底ぶりと本気度の高さを感じられる。
漆黒の太陽
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
6 JP007 漆黒の太陽 
1体しか強化しない上に発動を伴う効果で対象も指定する代わりに強化値がとても大きくなった《太陽の祭壇》、すぐに使えてモンスターを問わずに強化できる《オーバー・デッド・ライン》におまけで2つ効果がついているというカード。
自己蘇生能力を持つ上級以上のモンスターやEXモンスターの中には攻撃力が1000も上がれば攻撃力3000を超えるモンスターも倒せるカードも少なくないため一定の価値はある効果です。
魔法罠カードをサルベージできる効果は発動条件がこれなので、《The supremacy SUN》を実質的にコストなしで原作通りに運用できるというフレイバー重視の効果で使える機会はほとんどないでしょう。
紅蓮王 フレイム・クライム
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
9 JP008 紅蓮王 フレイム・クライム 
漫画版5D’sでジャックが使用した《天狼王 ブルー・セイリオス》以外は全て悪魔族となる「○○王」モンスター群の1体で、それらの中で唯一の炎属性モンスター。
メインデッキに8体、EXデッキに2体の計10体が存在していたジャックの「○○王」モンスターも、このカードがOCG化されたことで遂にあと1体を残すのみとなりました。
緩い条件で相手ターンでも使用可能な手札からの自己SS能力とそれに連なるバーン効果などの能力がありますが、何と言っても注目したいのはS素材となって墓地に送られた時に発動できるデッキから通常罠カードを墓地に送る効果。
これにより【レッド・デーモン】における強力な妨害札となる《大いなる魂》と《スカーレッド・レイン》に実質的にアクセスできるという、あの《クリムゾン・ヘルガイア》ですら果たせなかった役割を担うことが可能となりました。
ヘルガイアの方の評価に書いた未来がまさか年内に来ることになろうとはさすがに思いもしませんでしたね…。
シンクロ・クリード
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
4 JP009 シンクロ・クリード 
場にSモンスターが存在する場合に発動ができ、それが2体以下なら1ドロー、3体以上ならさらに1枚ドローして2ドローになるという「シンクロ」魔法カード。
1ドローだけでは肝心な時に使えない《成金ゴブリン》でしかないため、デッキに入れるからには当然2ドローを狙いたいのですが、Sモンスターを3体も展開できいてさらに2ドローというのは、誘発や罠カードを引き込んで回った時の盤面をより強固なものすることには繋がりますが、展開のために必要なカードを取りに行くことは向いていない。
このカード自体も《デュエリスト・ジェネシス》で取りにいける程度で、同じ「シンクロ」魔法カードの《シンクロ・オーバートップ》や《シンクロ・ランブル》とは違って《赤き竜》の管轄外なので展開途中でサーチできるわけでもなく、ちゃんと回った時にたまたま引いていたら上振れが狙えるカードという感じになってしまう。
相手の場のSモンスターも頭数に含まれ、自分の場にSモンスターがいなくても発動できるため、状況次第では相手の展開したSモンスターにタダ乗りして2ドローすることもできますが、それはそういうことも可能という程度にとどまるでしょう。
集いし光
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
2 JP010 集いし光 
もの凄く消耗する単体除去効果に、もの凄く要求が高い割には強化倍率がそうでもない全体強化と、まる見えな上に止める力も弱い防御効果の3点セットというとてつもなく微妙なカード。
除去効果に回数制限がないのと攻撃無効が条件が満たされている限り毎ターン使えることくらいしか見所がなく、実用性はあまり考えられていなさそうなカードという感じです。
漫画版のカードもアニメのカードと同じ「架空デュエル」の都合合わせや演出用のカード的な性質があるので、OCGに輸入された際にはたとえ12期産であっても時々こういうカードが出てきてしまうのは仕方がない。
地縛共振
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
3 JP011 地縛共振 
そのモンスターがEXデッキから特殊召喚されていることを条件とする2つの効果を持つ「地縛」永続罠カード。
効果破壊・闇属性のSモンスターの要素をテーマ単位で持つ【地縛】とは両方の効果にシナジーがあり、効果の1つにモンスターを破壊するものを含む「地縛」カードであるため《地縛戒隷 ジオグレムリーナ》の効果の発動条件を満たすこともできる。
しかし評価時点では「地縛」ネームを持つ魔法罠カードはグレムリーナのバーン効果を使えるかどうかという点でしかそれに属するメリットがなく、別にサーチ担当のモンスターが存在するわけではない。
そういった中でどちらの効果も相手に依存するところが強く、除去効果が牽制系の効果で実際にその強さをとても感じにくいものというのは、永続置物の罠カードとしてはあまりに微妙と言わざるを得ない。
攻撃力の半分という微妙にケチ臭い効果ダメージを出すために自分のEXモンスターをセルフ破壊するのはあまりに効率が悪く、いかにも汎用らしきテキストに仕上げていますが【地縛】以外では到底採用できないカードですし、あちらに投入する価値があるかも非常に怪しい。
電極獣カチオン
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
7 JP012 電極獣カチオン 
まるで「時械神」モンスター群のようなカード名を持ちますが、正に荷電した陽イオンを意味する化学用語がそのままカード名に用いられていることでこの名前になっているカード。
召喚誘発効果で《電極獣アニオン》を名称指定でサーチ・サルベージする効果を発揮し、その後処理できる効果によって下級雷族モンスターを召喚できる、つまり多くの場面で手札に持ってきたアニオンをそのまま召喚することになります。
アニオンも召喚誘発でレベルが4になる効果と《スピリット変換装置》をサーチ・サルベージできる効果を発揮し、このカードの後半の効果でレベル4になったアニオンを対象にすることで、自身もレベル4モンスターとなり、ランク4Xに繋げられるというデザインです。
アニオンが持ってくる変換装置をカード1枚分と捉えるなら、同じく召喚によってレベル4モンスター2体を並べる《荒魂》から持ってくる《幸魂》の最強ランク4X製造セットにすら勝っているのですが、こちらにはEX展開に縛りが発生する上に、アニオンは《幸魂》のように単独で効果で召喚できるわけではないため、このカードで手札に持ってこないとちゃんとならないのでその実力さは大きい。
あとは何と言いますか、《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》とシナジーするように考えられて設計されてはいるものの、あちらが雷族ではないこととX召喚するために必ず3体のモンスターを要求してくることまではカバーできていない感がありますね。
電極獣アニオン
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
6 JP013 電極獣アニオン 
遊戯王OCGにおいては既存のカードが後に登場したカードの効果で名称指定されるということが度々起こっていますが、それがまさかあの《スピリット変換装置》で行われるとは…。
それなら《霊子エネルギー固定装置》の方が、効果の性質的にはまだ可能性があると思っていましたね。
召喚誘発効果で自身のレベルを4にしながら変換装置を持ってきてアド+1とすることができるわけですが、変換装置の場での性能は知ってる人ならお察しというレベルなので、何らかのコストに使ったりこのカードのドロー効果のために墓地送りにしてしまう方が有意義となるでしょう。
変換装置には場から墓地に送られた時に強制発動する光属性の下級雷族の同名モンスター2体をサルベージする効果があり、事前に墓地の準備が必要となりますが、このカードの効果でドローをしながら2体の同名モンスターを手札に戻すことができます。
いずれにしても単体では召喚権を切って自身のレベルが4になってガラクタ同然のカードを持ってくるだけのカードなので、《電極獣カチオン》との併用が欠かせず、あちらの効果で召喚してナンボという感じですね。
サクリファイス・ランクアップ
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
5 JP014 サクリファイス・ランクアップ 
2つ以上X素材を持っている、大抵の場合X召喚したばかりのXモンスターを対象に、持っているX素材2つをただ取り除くのではなく除外して、対象のモンスターより1つ上のランクのXモンスターを対象のモンスターに重ねてX召喚、するのではなくX召喚扱いにならない特殊召喚でEXデッキから直に出して横並べにするというカード。
多くの場面でX素材を持たないモンスター2体が場に並ぶことになってしまうため、さらなる特殊召喚のための素材に使うことを考えたいところですが、X素材がなくても適用できる効果を持つモンスターを選ぶことや、特定のモンスターを重ねてX召喚できるモンスターを選ぶことでも活用することは可能です。
ランク4機械族Xモンスターを対象にランク5の《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》を特殊召喚し、ノヴァに《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を重ねてX召喚という流れが特にわかりやすい。
L素材としては素材にXモンスターを要求する《無限起動要塞メガトンゲイル》やEXデッキから特殊召喚されたモンスターを要求する一部のLモンスターならこのカードを使う意味もあるかもしれません。
白の循環礁
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
4 JP015 白の循環礁 
2023年にレギュラーパックでオリジナルの新規カードを得た「ホワイト」魚族モンスター群でしたが、同じ年のPPで漫画に登場した「ホワイト」魔法罠カードがまたしても登場しており、いつものごとく効果対象が魚族に書き換えられている。
意中の魚族の下級モンスターとペアで手札に揃えて2枚初動にという雰囲気の漂うカードですが、魚族の下級モンスターには効果破壊されることで自身の効果が誘発する有用なモンスターが存在するわけではなく、サーチしてきても場が無の状態から手札から自己SSできるのは《白鰯》くらいで、NSした鰯Aを爆破して鰯Bをサーチし、鰯Cをデッキから墓地に送って鰯Bを自己SS、このカードの墓地効果で鰯Aを特殊召喚して(鰯Cはデッキの一番下に戻して)自身の効果でチューナー化することで、ようやく水属性のレベル4S、ランク2X、リンク2モンスターなどが出せるという程度で、召喚権を切って魔法カードを1枚使ってる割には全然強くないです。
サーチや条件付きでリクルートに変化する効果によって少ない損失で墓地肥やしができるカードと捉えておいた方が良さそうな感じで、下級魚族1体とこのカードの2枚で大量展開みたいなのは評価時点のカードプールでは無理がありそうです。
墓地効果は発動条件さえ満たされていれば上級以上の魚族も蘇生することができ、副次効果となるデッキに押し戻す効果は自己SS効果を使うために最低1体は同名モンスターが必要な《白鰯》にとっては都合が良いです。
白の仲裁
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
5 JP016 白の仲裁 
漫画版で「ホワイト」指定だった効果を魚族に置き換えているため、相変わらずイラストに魚要素がなく、このカードの場合は水要素すら見られない「ホワイト」魔法罠カードの1枚。
「ホワイト・オーラ」はSモンスター群でありながら「ホワイト」魚族モンスターには元々チューナーであるモンスターが存在しないため、墓地からの特殊召喚を行わずに場にチューナーを供給することには役立つ効果です。
攻撃を防ぐ効果もまるっきりアド損になりますが、手札1枚で単独で完全防御ができる場合もあるというのは悪くありませんし、その時がくるまでオープンする必要がないというのはこのカードが罠カードである最低限の理由にはなっています。
このカードを破棄して発動する効果も、手札やデッキ、特殊召喚のための素材として魚族が墓地に送られた場合でも発動でき、それとは無関係な魚族も蘇生対象に選択できるので割と便利な効果です。
デッキからこれを表側表示で置く専用手段が出てくれば面白いことができるかもしれません。
シンクロ・パニック
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
3 JP017 シンクロ・パニック 
オープンするための条件がある代わりに自壊までの時間が少し長くなった《不協和音》に、発動時の別な効果も付いているという「シンクロ」永続罠カード。
自分のモンスターが戦闘か相手の効果で破壊された時、そのモンスターとレベルと同じになるように墓地のチューナー1体と任意の数の非チューナーにバラして展開できるという《シンクロキャンセル》的な効果を持っている。
被破壊されたSモンスターがまともにS召喚されたものであれば、そのS素材として墓地に送られた一組を蘇生できる可能性が高く、そのS召喚に絡んでいない墓地のモンスターもレベルさえ合っていれば蘇生できるため、高レベルSモンスターや低レベルの墓地のモンスターと併用することで、最大でチューナー1体+非チューナー4体の5体を展開することもできる。
しかしこのカードの持つ《不協和音》と同じ効果によって蘇生したモンスターを用いてS召喚を行うことはできず、チューナーを蘇生できるメリットは《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止カードになっている現在ではほとんどないと言っていい。
発動条件が自爆特攻を行わなければ相手依存になる上にすぐに使えない永続罠カードで、発動条件が満たされないと開くことすらできない点からシンクロメタとしても使いにくい。
それといくら漫画のカードをOCG化したからとはいっても、今時このイラストはちょっとあんまりではないかなと。
未来の柱-キアノス
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
10 JP018 未来の柱-キアノス 
VJで連載されていた「閃刀姫」の漫画からOCGとなって登場した「閃刀」カード扱いになるモンスターの1体で、これまでの鬱憤を晴らすような圧倒的にちゃんとした初動札となるカード。
ただし1体が2体に増えるリクルート効果を使うとEX展開が機械族に縛られるため、機械族モンスター群でもある自前のLモンスターが充実してきた【閃刀姫】では大きな問題にはならないものの、ほとんどの汎用Lモンスターの力を借りることができなくなる。
幻獣機アウローラドン》を利用すれば、《A・O・G リターンゼロ》や《F.A.ライトニングマスター》といった妨害役がいる機械族Sモンスターの展開にもシフトできるので、そちらも選択肢としてアリなのかもしれない。
何にしても自己SS能力も含めて、召喚権を使わなくても発動できる展開効果が3つもあるのは普通に強いです。
8 JP019 閃刀姫-アザレア・テンペランス 
閃刀姫において初となるリンク3のLモンスターとなるカードで、《閃刀姫-アザレア》と同じく汎用Lモンスターとしても優れた能力を持っている。
特殊召喚時に誘発する効果により相手の場の攻撃力2500以下のモンスターを装備カードにする効果があり、これにより相手ターンにL召喚・墓地から特殊召喚する価値があり、L素材にLモンスターを1体以上要求するため相手ターンにL召喚を行うリンク2モンスターである《I:Pマスカレーナ》とは非常に相性が良い。
同じリンク3モンスターである《トロイメア・ユニコーン》と比べると除去手段はほぼ互角で、あちらは対象にできるモンスターが無制限かつ魔法罠カードも対象にできますが、こちらはコストを墓地からも捻出できるので消費を抑えやすい点は勝っていると言えるでしょう。
機械族のリンク3モンスターには先攻展開の鬼である《幻獣機アウローラドン》や、同じ向きのリンクマーカーで素材縛りが緩く攻撃力もこのカードより高い《電影の騎士ガイアセイバー》などが存在しますが、上記の通りこのカードには相手ターンに出して使える強さがあるので、差別化は容易にできるでしょう。
閃刀姫-ロゼ
Secret
Super
N-Parallel

▶︎ デッキ
8 JP020 閃刀姫-ロゼ 
メインデッキ側の4枚目の《閃刀姫-レイ》として概ねピン挿しで【閃刀姫】に採用される光属性の閃刀姫モンスター。
この度《未来の柱-キアノス》というこのカードを名称指定するモンスターが登場し、その効果で1ターンにリクルートか蘇生、蘇生か帰還で2度特殊召喚できるようになり、キアノス初動の展開要員として重要な役割を預かった。
それは12期になってからのことなのですが、そんな彼女も初出は10期の終わり頃のレギュラーパックであり、時の流れとはかくも早いものなのかと感じさせられる。
エルロン
Secret
▶︎ デッキ
3 JP021 エルロン 
遊戯王OCGでも屈指の人気を誇るテーマ「閃刀姫」の背景ストーリーがVJの連載漫画としてまさかのスタート、その開始号の付属カードとなった閃刀姫の翼となるモンスター。
その姿は漫画版アークファイブの素良くんを彷彿とさせるような、両作品で作画を担当する三好先生スメル全開な感じの、まるで人間の少年のようで凡そ機械族とは思えない。
お互いのメインフェイズにフリチェで閃刀姫に装着されてその攻撃力を上げ、さらに自身が場で破壊されるとデッキから閃刀魔法を墓地送りにするという効果を発揮します。
この破壊は戦闘・効果以外にルール破壊にも対応しており、装着した閃刀姫をリリースしたりリンク素材に使用することでも効果が出せるのが特徴。
しかし装着と場での被破壊誘発効果がいずれかターン1という制約があるためせっかくのフリチェ装着を活かすことが難しく、繋がっているのに繋がらない感じのなんだか残念な効果になり下がってしまっている。
そうなってくるとメインフェイズ以外でも効果使わせて下さいよって話になると思いますし、このモンスターを積む枠に副葬とか別な魔法を入れた方がいいのではという話にも。
モンスターの体をしてるストロングポイントがほとんどない感じなのが残念ですねえ、まともに使おうとするならフリチェ装着の方は諦めた方が賢明と言えるでしょうかね?
初回からテーマへの理解を感じられない期待を裏切るような性能のカードをお出しされて先が思いやられる気分ですが、イラスト自体は結構好きです。
賢瑞官カルダーン
Secret
▶︎ デッキ
8 JP022 賢瑞官カルダーン 
地属性DPのイシズ枠に連動して新たに生み出された何のリメイクでもないモンスターですが、その効果は《墓守の罠》と連動するくらいで、《現世と冥界の逆転》を主軸としたデッキとそこまで相性が良いわけでもない地天使モンスター。
NS誘発の効果で手札か墓地から永続罠を1枚セットでき、しかもセットしたターンから発動になるという効果で、2022年4月のリミットレギュレーションで制限カードである《虚無空間》を即時に利用・再利用する貴重な手段であり、アドバンテージ面を考えてもやはり墓地からのセットを狙いたい。
しかしセットしたカードをそのターンから発動できるという性質から、先攻で虚無サモリミマクロ鉄壁などをツイツイやコズサイで上から叩かれることなく発動できるというのは大きく、特に《魔封じの芳香》との相性は抜群。
さらに自身を何らかの方法で墓地送りにすれば、返しの相手ターンではそれらの罠カードは他の効果によっても破壊されないため、発動した永続メタ罠によってはターンスキップ同然に相手の動きを止めることができるでしょう。
しかしこのカードを使うようなデッキで相手ターンを1ターン流したところで相手を轢き潰せるのかという疑問は残り、スケゴなどを使った反撃をするにしても開いてる永続メタ罠が虚無やサモリミだとなかなかそうもいきません。
効果も召喚権を使いますし有効なペアも必要ですからねえ、ペアがうまいこと揃ったとしてどの永続メタ罠が有効になるかも相手のデッキによって異なるので、安定して強く使っていくのはなかなか難しいのではないかと。
それでもセットした罠カードをセットしたターンで開ける、しかも使用済みのものも含む永続罠をってのは確実なストロングポイントだとは思います。
残念ながら《虚無空間》はその後のリミットレギュレーションで禁止カードとなってしまいましたが、その一方で《血肉の代償》のようなこのカードと相性の良い永続罠が新たに誕生していたりもするので、色々と可能性は感じますね。
水月のアデュラリア
Secret
▶︎ デッキ
7 JP023 水月のアデュラリア 
自分の魔法罠ゾーンに表側表示のカードがある場合に手札から自己SSできるレベル5の水魔法使い。
相手に依存しない条件なので手札から自己SSできるレベル5モンスターとしては平均点以上の性能だと思いますが、レベル5モンスターには自分の場にモンスターが存在しないだけで自己SSできるモンスターも存在するので、やはり自身の種族や属性、または自身の2以降の効果も活かせるある程度特化したデッキで採用したい。
2の効果で自身をパワーアップすることで単なる特殊召喚のための素材にとどまらない働きも期待でき、3の効果ではデッキから下級モンスターを何でも墓地送りにできますが、どちらも無理に強く使おうとしても上手く機能しない場面も少なくないでしょう。
そうなると、ある程度自分の場に表側表示の魔法罠がでやすくてかつ、自身の持つ基本ステータスも活かせるデッキという、結構狭い範囲での需要にとどまるのかなという印象です。
戦闘にデッキの回転にと色んなことに貢献したいというその気概は評価に値すると思いますし、自己強化の強化倍率は結構高く、フィールドカードゾーンや相手の場の表側表示の魔法罠も参照するので、案外アタッカー&フィニッシャー役に据えるのが一番強かったりも?
若い忍者
Secret
▶︎ デッキ
7 JP024 若い忍者 
2022年夏に忍者の新規カードが収録されたレギュラーパックが発売した月のVJ付属カードとなった、当て字系色忍者モンスター。
自身の場にモンスターが特殊召喚された場合に手札から自己SSされ、そのモンスターをセット状態にする効果を持ち、このカードが手札か場から墓地送りになった場合に場のモンスター1体を起こすか寝かせる効果を発揮します。
このような性質から、本来特殊召喚とはあまり相性が良くないリバース効果モンスターの効果を誘発させることに長けており、特殊召喚したリバース効果モンスターを自身の2つの効果でそのターンのうちに寝かす→起こすことで、上級以上のリバース効果モンスターであろうとすぐに効果を使うことができます。
欲を言うなら、特殊召喚されたこのモンスター1体でリンク召喚できるリンク1モンスターがいればなお良かったんですが、現状そこまでうまい話はない、と。
自己SSに連なる形で自分の場の特殊召喚されたモンスターをセット化する効果の発動タイミングの関係上、特殊召喚したモンスターがSS誘発の効果や誘発即時効果などを持っている場合、相手がそれにチェーンしてヴェーラーや泡影を使用してきても、それにさらにチェーンしてこの効果を使って対象のモンスターをセット状態にすることで、それらを回避するという運用も可能であり、自身が墓地送りになった時の表示形式変更効果は相手の場のモンスターも対象にできるため、単純にセット化による相手モンスターの無力化に使うのもアリでしょう。
魔竜将ディアボリカ
Secret
▶︎ デッキ
8 JP025 魔竜将ディアボリカ 
VJ付属カードではいつからか恒例となった直近の新商品と連動した能力を持つカードで、今回は暗黒界ストラクであるデビルズゲートRに関連した能力を持つ最上級悪魔族が登場。
ただし同じくストラクR関連の付録カードだった《ドラグニティ-ギザーム》や《マシンナーズ・メタルクランチ》のようなテーマネームは持っておらず、効果で手札を捨てることが多いためこのカードの効果とシナジーする「暗黒界」を含めた悪魔族デッキ全体に対する新たな提案といった感じになっています。
同名カード以外の悪魔族が領域問わず効果で墓地送りになった場合に自身を手札か墓地から特殊召喚する効果、さらに自身が領域問わずに効果で墓地送りになった場合には同名カード以外の悪魔族1体をサルベージする効果を発揮します。
自身の戦闘能力は最上級モンスターとしては低く他に場で発揮される効果もないため特殊召喚のための素材に利用するのが主となり、自身の効果で特殊召喚した場合は場を離れると除外されてしまうことから特にX素材に適しており、私と棒立ちしてるグラファや魔神王レインを使ってランク8Xをクラフトしてみないか?というカードとなっています。
悪魔族には《魔サイの戦士》や《悪魔の技》といった種族専用のデッキから効果でモンスターを墓地送りにできる有力なカードも多数存在し、それらはこのカードの両方の効果と相性が良く、融合系カードによって融合素材にして墓地に送ることも紛れもない効果による墓地送りとなるため、融合素材としての適性も高い闇属性であることが活かせる場面もあるでしょう。
あとは悪魔族縛りのある悪魔族の強力なランク8Xでも出てくれれば、なおこのモンスターを使う意義も大きくなるというものです。
最上級モンスターでありながらあまりにサポートする側に特化し過ぎてて正直そこまで面白いカードというわけではなく、特殊召喚効果とサルベージ効果は「いずれかターン1」というカードを評価するにあたって大きな降級ポイントになってしまうことが書かれてしまっていますが、暗黒界の面々とちゃんとシナジーしつつ他の悪魔族デッキでも使用する価値のある正しき連動付録となっていると思いますね。
森の聖獣 キティテール
Secret
▶︎ デッキ
7 JP026 森の聖獣 キティテール 
特に直近の何かの商品との明確な連動カードというわけでもなくVJの付録カードとして登場した、レベル2で攻守も200、にゃんと鳴く猫の姿という「2」に拘った獣族モンスター。
今回は森の聖獣に属するモンスターとしての登場となりましたが、現状これに属することで受けられる恩恵はあまりに少ないので割愛。
効果の方は両面対応の召喚誘発効果で一部の他の森の聖獣が参照している特定の5種族のモンスターのうちから1体をデッキから墓地に送る効果と、被破壊誘発の効果で特定の5種族のモンスターのうちから1体をサーチできる効果となっています。
どちらも効果自体は非常に有用なのですが、デッキから墓地に送る方の効果は事前にしかるべきモンスター1体以上を墓地に置いておく必要があり、サーチ効果の方は相手による破壊が条件なので、初動に適した効果に対して初動に適さない発動条件という噛み合いの悪さが気になるところ。
NSからモンスター1体をデッキから墓地送りにするだけなら、下級モンスター限定の代わりに単独で実行できる《マスマティシャン》なんかもいますからね。
対応する5種族のうちからある程度1つの種族で固められたデッキで使うのが一番かなという感じで、特殊召喚でも効果が出るので墓地の下準備の際に召喚権を使ってしまう場合でも効果を発動できる余地があるのは良いと思います。
総じて色々と可能性を感じるカードではあるものの、VJの付録カードらしい、当然で妥当な調整って感じの普通のカードってところですかね?
安定感に欠けるため結局あまり使われない系の6点相当のカードかなあとは思いますが、効果自体は強いことと、森の聖獣の今後に期待して7点とさせていただきます。
甲虫合体ゼクスタッガー
Secret
▶︎ デッキ
4 JP027 甲虫合体ゼクスタッガー 
ビートルーパーの来日やレギュラーパックにおける昆虫族強化に乗じて登場した、2022年秋のVJの付録カードの1枚。
かなり緩い条件で手札から自己SSできる最上級昆虫族というのが魅力のモンスターですが、それ以外の要素は効果もステータスも噛み合いが非常に悪く、ハッキリ言ってまるでダメという印象のカード。
自分・相手問わず昆虫族のSSに反応して自身を手札からSSできる効果に関しては、最近の昆虫族に自身や他の昆虫族モンスターをSSできるカードが充実してきたことから発動できる機会は多く、それらの中には共振虫によるサーチに共に対応し、このモンスターと同じレベル8のドーザーやネプチューンが存在するため、昆虫族デッキでランク8Xモンスターを出したい場合などでも使えます。
一方で自身以外の場の昆虫族の数に比例して自身の攻撃力を強化する能力は元々の攻撃力が低いためその恩恵が小さく、耐性も特にないためアタッカーというか場に維持することにはあまり向いておらず、特殊召喚のための素材要員としての方が適性がある。
またお互いのエンドフェイズにお互いのプレイヤーに自身の手札か墓地の昆虫族1体を自身の場に特殊召喚できる能力を発揮するのですが、展開がエンドフェイズと遅い上に出した昆虫族は効果が無効になってしまうため自分のターンで出すとできることが少なく、場に置いておくのは厳しいので特殊召喚のための素材に使いたいのに発動がエンドフェイズであるために素材に使ってしまうと効果が使えないというのが非常に厳しい。
さらに自分の昆虫族を相手の場に押し付けられるわけでもないのに、どういうわけか相手にも自身の昆虫族を場に特殊召喚する権利を与えてしまい、昆虫族には増Gという究極の手札誘発が存在することからこれを利用されてしまう可能性も高く、特に自分のターンに発動した自己SS効果に増Gを投げつけられようものなら、ドローはされるわ返しのターンにおける特殊召喚のための素材を提供してしまうわで最悪です。
何とかして相手ターンに自己SSまたは他の効果でSSして相手のエンドフェイズに効果を発動したいところで、そのためにはスティンギー辺りが良い相方となってくれるでしょう。
このモンスター+スティンギー+エンドフェイズに特殊召喚した昆虫族+返しのターンで場に出した昆虫族という具合で場に4から5体のモンスターが揃ってくれば、自己強化によって攻撃力3000に到達するのも難しくなく、場の総打点が8000を超える場面もあるものかと思います。
ここ最近のVJ付録カードは可もなく不可もなくというクオリティのモンスターが続いており、今年度は《エルロン》以下のやつはまず出てこないだろうと思っていましたが、このモンスターも自己SS能力以外は《エルロン》に負けないくらいかなり厳しいものだと考えています。
神羊樹バロメット
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7 JP028 神羊樹バロメット 
種族、ランク、効果の仕様など、それら全てが蟲惑魔とのシナジーを見込んで設計されたストラク販促のための植物族ランク4Xモンスター。
蟲惑魔にはNS誘発で効果を発揮するモンスターが多く属する一方で、SSで効果が誘発するモンスターや永続効果を持つモンスターも存在するため、それらを相手ターンでも出せることには相応の意義があると言えます。
ただ蟲惑魔には自前のランク4Xやリンクモンスターが多数存在しており、優先してこれを出すべき場面があるかと言われるとちょっと微妙なところですかね。
素材がフリーでかつ手札から特殊召喚できるモンスターはレベル4であること以外に指定はないため、ランク4を出せるデッキでかつ通常罠を多用するデッキなら蟲惑魔以外のデッキでも使用できます。
特殊召喚先が植物族に縛られる効果や制約の適用下ではEXデッキからの展開がかなり制限されるため、その中での選択肢としては悪くないと言えるでしょうか。
効果や攻守は弱くない〜普通ラインで、どちらかというと真面目なデュエルでの実戦では使われない寄りのカードを評価する場合、点数を6にするか7にするかとても迷いますね。
個人的には6と7の間には悪い寄りと良い寄りの大きな隔たりを感じていますので…。
9 JP029 閃刀姫-アザレア 
VJに連載された漫画に登場した閃刀姫がVJ付録のリンクモンスターとしてOCG化。
VJの付録ということもあって、リンク素材・モンスター効果ともに閃刀姫を指定しておらず、いずれもきわめて汎用的なものとなっている。
リンク召喚誘発の万能単体除去効果、ダメステにおける対象を取らずに戦闘を行う相手モンスターを破壊する効果と、汎用的な素材2体で出せるリンクモンスターとしての効果の質は非常に高く、光・闇属性モンスターがメインから自然とまとまった数が採用されるデッキならケルベロス、フェニックス、ブルートらに優先する価値もあるでしょう。
どちらの効果も墓地に魔法カードがなければ自壊するか発動できないかというデメリットこそありますが、リンク召喚誘発の単体除去効果の発動は任意であることや、魔法カードが1枚でも墓地にあれば戦闘モンスターを除去する方の効果は使えることから、そこまで気になるほどのものではなさそうですね。
超重武者ドウC-N
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5 JP030 超重武者ドウC-N 
かつて開催された選抜テーマによる投票企画で最下位という大変に不名誉な結果になりながらも、2023年1月のレギュラーパックで受け取った新規モンスター群が一流揃いだった「超重武者」に、直近のVJの付属カードとしても新規カードが登場しました。
VJ付属ということでその効果は超重武者以外の機械族ペンデュラムや地属性の機械族を使用するデッキでも採用できるような効果となっていますが、後半の展開効果に墓地に魔法罠カードが存在しない時にしか使えない超重武者関連のカードによくあるフルモン仕様の縛りがついてしまっているため、汎用として使うには微妙である感じは否めない。
何しろ今やどこにでもありそうな普通の手札・墓地からの展開効果に本来不必要であると思われる制約がついていて、それが自己SS能力のないモンスターが持つ、場で自身をリリースして発動する起動効果なわけですから、あまり印象が良くないのも致し方ないかと。
超重武者デッキで使う場合もそれほど素晴らしい働きをするというわけではないですが、NS・SS両面誘発の効果でEXデッキに引きこもりがちなPスケールの武者の再利用ができ、展開効果の方はターン1のない《超重武者装留イワトオシ》の効果を繰り返し使用するための手段の1つとして一定の価値があります。
総評としては、採用する場合でもピン挿しが安定かなという感じの、いつものVJ付属カードってところだと思いますね。
レギュラーパックの面々があまりに優秀過ぎましたねえ、条件付きですが自力でEXデッキから這い出てくるPモンスターもいましたし…。
神聖なる魔術師
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3 JP031 神聖なる魔術師 
VJの付属カードとして登場したセイマジのリメイクモンスターとなる上級魔法使い族のリバース効果モンスター。
セイマジのカード名に引っ掛けながら「セイクリッド」に属することがないように配慮されたカード名が特徴的で、効果の方もほとんど別物になってしまった解呪師と違って元の能力を継承しつつパワーアップした正統なるリメイクモンスターであり、あちらと同様にリバース効果によって墓地の魔法カード1枚をサルベージでき、さらに追加効果によって同名モンスターかセイマジをデッキからセットしてさらなる魔法カードのサルベージに繋げることができる。
しかし上級モンスターになってしまったため、効果がリバース効果でサルベージという元のセイマジでさえも事故要員になる場合もあるのにそれをさらに加速させてしまっており、追加効果でデッキからの特殊召喚を行うためセイマジでは捕まらなかったうららを食らってしまう場合も。
ステータスも上級モンスターでありながらセイマジの攻守が倍になった程度の貧弱なもので、アドバンスセットなどは到底やってやられないので、コインノーマや《浅すぎた墓穴》やバーストリバースなどを用いてセット状態での特殊召喚を狙っていきたい。
そういうわけでそのためのギミックを仕込んだコンボデッキで使っていくことになるのですが、このリバース効果には同名ターン1があるため、同名モンスターをリクルートしてリバースさせても同じターンではサルベージ&特殊召喚効果は出ず、リバース効果モンスターの伝家の宝刀である《太陽の書》を用いてもそこまで強い動きにならない。
自身が上級モンスターということもあって、デッキからのみで手札からの特殊召喚に対応してないというのも、最新カードの割になんだか気が利かないなあと感じてしまう。
一方セイマジの方はちゃんと効果が出るので、毎ターンのサルベージ&特殊召喚という気長なことをやる気がないなら、セイマジをリクルートしセットモンスターを起こす別な効果と組み合わせて連続サルベージを決めつつ、2体とも特殊召喚のための素材などに使っていきたいところ。
カード名や見た目や効果の性質だけでなく、イラストに描かれた人物の構図や表情までもセイマジのそれを意識しており、単なる上位種にとどまらず、リメイク元であるセイマジを名称指定した効果も持っているというのは今までの懐しのリメイクモンスターズにはない結構好きな仕様なんですけど、実用性の方は色々と微妙なカードだなあって感じです。
ランク5Xやリンク2を立てつつ、回収した魔法カードでさらに展開を伸ばす、これらがこのモンスターを寝かせたり起こしたりする効果も含めて全てが噛み合った展開デッキのコンボパーツとして使われるなんてこと、ありますかねえ?
血肉の代償
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8 JP032 血肉の代償 
VJ付録カードとしては、全国の書店からVJを枯らしさらに環境でも大暴れしたあの悪名高き《抹殺の指名者》以来となる魔法罠カードで、現在禁止カードである《血の代償》のリメイクカード。
その効果は《血の代償》をエラッタして復帰させたやつをこれにしても良かったのでは?と言われるほどにクオリティが高く、召喚誘発効果などと合わせて1ターンに5回とか10回NSできるみたいなデッキでない限りは概ね同じような使用感で使うことができるでしょう。
相手ターンでのNSについてはバトルフェイズにそれを行えることによるリターンはそれほど大きくない場合がほとんどで、使い切りではありますがメインフェイズにシステムモンスターを出せる《魍魎跋扈》とかの方が強いような気がしますね。
何にせよどちらも本来できないことをできるようにする系の効果となるので、様々な使い道が考えられる良いカードだと思います。




※「*」付きのカードは「評価投稿済み」を表します。

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