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透矢の戸惑い 作:はにわ改

 
ーー翌日。
予定通り、世界大会二日目が開催され、今日は久遠のいるブロックのトーナメントが進行される。
透矢たちは今日、試合自体はないものの、会場に宛がわれた控え室を訪れてその試合の様を観戦していた。

そして今、開催されて約二時間程。
白熱のデュエルは続けられ、
この一戦が終われば次はいよいよ、久遠のワシントン校の登場となる。

前回の優勝校だけに、その一戦は特に観客の注目を引いているが、
ここまでの試合も互いに力を尽くした熱戦続きであり、デュエルモンスターズが好きな観客を満足させてもいた。

かくいう、三度の飯よりもデュエルモンスターズが好きな透矢もいつもならば、興奮を押さえきれない内容だったことだろう。

ところがーー。

「どうかしたの?透矢」

「え?」

「なんか気のせいか……いつもより、テンション低くない?」

普段から見ている幼馴染だからだろうか、真希がその様子に違和感を感じていて、遂に訊いたのだった。
違和感はかなり前から感じていたのだが、訊くタイミングを計っていたものの、堪えられなくなったようだ。

「別に、いつも通りだぜ?」

「……寝不足、とか?」

「多少、夜更かししたけど、ぐっすり寝れたな」

「そっか……本当に大丈夫なの?」

「大丈夫だって。
今日は腹の調子も万全だし、昨日みたく見逃したりしないぜ?」

「かっはっはっ!
昨日は一戦、丸々見逃したもんな?

ったく、頼むぜ、大将?
明日は2回戦が始まるんだからね。
デュエル中に腹下した、とか洒落になんないからさ」

「ははは、昨日はたまたまっすよ。
今んとこ、体調は万全っすから!」

真希が確かめていたところで、快活な炎魅子が口を挟み、透矢がそれに明るく応じている。
だがそれを目の当たりにしつつも、真希、そして千鶴は違和感を拭い去れない。
そしてそんな真希と千鶴の反応を、刹那が敏感に感じ取り、それによって彼女も透矢の様子を窺っているようだった。

「ーーこのデュエルもそろそろ佳境、ですね」

地影がデュエル内容を千鶴と共に、PCにまとめている。
会場を映すモニターと、PCの画面とを目が行き来しているわけだから、大変な作業ではあるが、
彼女自身そんな素振りは見せず、むしろ進んで励んでいるようでもある。

「次……久遠、出てくる」

「ああ、そうだな。
アルフレッドも出てくるだろうし、楽しみだぜ」

水花がぼんやり口を開くと、透矢が頷きながらその頭を撫でた。

「ーーそういやさ、さっき真希が透矢の体調を気にしてんのを見て、思い出したんだけどさ」

炎魅子が手を叩く。
全員がその方を向いた。

「ねぇ、クロエせんせ?
舞先生は本当に大丈夫なんっすか?」

透矢がはっとなる。
何故ならそれこそ透矢が人知れず、気にし続けていた事だからだ。

「大丈夫、とはどういうことだ、炎魅子」

クロエが応える。
表情にブレはなく、真顔のままだ。

「いやさ、二日酔いが長引いて体調崩してる、って話だけどさ。
今日でもう二日目じゃないっすか。
さすがにあたしも心配になっちゃってね」

「確かにーー私も朝、お部屋に寄りましたが……応答がありませんでしたし。
暗木先生に限って、重症、というわけではないでしょうが、私も気にはなっていました」

炎魅子に、地影も続く。
何しろ二日前から1度も顔すら見せていないだから、二人が心配するのも当たり前だろう。

訊かれたクロエはどう答えるのか?
透矢はじっとそれを待つように、クロエの顔を見続ける。

「ーー言った通りだ。
暗木はまだ本調子ではない。

……お前たちはそんな事は気にせず、大会に集中していろ」

まるでうっとうしい、というようにため息をつきながら答えたクロエ。
少なくとも透矢にはそう映り、それが彼の中の怒りを呼んだ。

「ーーそんな事、って何ですかっ!」

突然声を荒くしながら立ち上がった透矢。
クロエ以外の一同が面食らう。

「炎魅子先輩も朝霧も、みんな、暗木先生の事を心配してるんっすよ!
それを『そんな事』って、言い方はないじゃないですかっ!」

「透矢!」

「お、お兄ちゃん……」

「透矢くん……!」

「ちょ、ちょいと、透矢……?」

組み立て椅子に足を組んで座るクロエの正面まで歩み寄った透矢が更に怒声を浴びせる。
予想だにしないその行動に真希、千鶴も動揺し、刹那は立ち上がりそうになりながらも、そうせずに動向を見まもる。

炎魅子に至っては世間話混じりに軽く聞いただけのつもりだったのが、透矢がこんな反応をするとは夢にも思っていなかったらしく、ただ慌てた様子を見せるだけだ。

「ーー暗木の件は、あいつの不摂生が招いた結果だ。
故にそんな事でお前たちが気にする事ではないーーと、そう言ったのだが?」

激昂する透矢を前にしても、なお表情を崩さないクロエ。
透矢は当然、引かない。

「ーー本当に二日酔いなんですか?」

「……何?」

「本当に暗木先生は二日酔いで動けないんですかっ!?」

「本当に……って、遊戦名くん?
それはどういう意味なんですかっ?」

地影が聞き捨てならない、とPCの作業を止める。
それは他の者たちも同様。
何故、透矢はクロエが言う舞の体調不良の理由を疑うのかーーと。

「……私が嘘をついてる、とそう言いたいのか」

「先生……!
俺は、暗木先生の事が心配なんっすよ」

「遊戦名。
同じことは何度も言わせるな、と釘を刺したはずだ」

「先生!」

「『お前たちが気にする事ではない』。
ーーもう二度と言わせるな」

「く……っ!!」

遂に透矢の中で何かが切れそうになる。
今まで出したことのない怒りが、今まさに透矢から放たれようとしていたーー。

「ーー駄目、透矢くん!」

その寸前で、透矢を後ろから抱きつくように押さえつけたのは刹那。

「刹那!?」

いきなりしがみつかれて、驚きつつも抵抗する透矢。
まさかの光景の連続に、真希たちも戸惑いからかすぐには動けない。

「透矢くん、ちょっと一緒に来てくれる?
話があるの」

「な、なんだよ、せ、刹那!
俺はまだクロエ先生にーー」

「先生!
……よろしいですね?」

「……好きにしろ」

「ちょ、ちょ……刹那!」

無理やりに透矢を引っ張っていく刹那。
透矢はそれに抗うことは出来ず、刹那と共に部屋を出ていくのだった。

「ちょ、ちょっと、透矢!刹那!?」

我に返ったように真希がようやく動く。
釣られるように千鶴も席を立つと、二人は透矢と刹那の後を追うべく入り口へと向かう。

「ーー待て、千歳、鳴瀬。
お前たち二人の外出は許可した覚えはない」

ドスの利いた声、という表現がぴったりのクロエの低い声に、真希と千鶴が思わず身体を震わせる。

「ーー副会長。
会長に代わってお前が律しろ」

普段は名前で呼ぶのに、敢えてそう呼んだクロエ。
炎魅子はそこから何かを感じ取ったのだろうか、無言で立ち上がると、
真希と千鶴の道を塞いでしまう。

「ーー真希、鳴瀬、座りな」

「せ、先輩……」

肩を押された二人は、炎魅子が相手では逆らえず、何か言いたそうにしつつもその言葉に従う。

「ーー勘違いするな。
今、私たちがここにいるのは遊びや親睦を深めるためではない。
『世界大会』という最大の勉強の場を与えてやっているのだ。
それを忘れるな」

全員が元の席に着いたところで、クロエが厳しい声で律した。

「それは……確かに理事長先生の仰る通りです。
こんな大きな舞台の代表に選ばれてーー私たちも気持ちが浮わついたところがあったのかもしれません」

地影が眼鏡を直しながら、頷く。

「ですが、その事と今の事は別問題です。
失礼ですが、遊戦名くんが何の根拠も無しに、理事長先生にあんな事を言うはずがありません」

だが地影はクロエを眼鏡の奥から睨み返す。

「あたしも同意見っすよ、理事長センセ。
本当はあたしも真希や鳴瀬と一緒に、透矢を追っかけたいくらいなんですわ。
でも今回は理事長センセの顔立てて言われた通りしましたケド……」

「『けど』、なんだ?」

「後でちゃんと説明してくれるんっすよね?」

炎魅子もクロエを睨む。

すると観念したように首を振ったクロエは、立てた指を額に当てながらまたため息をついた。

「ーー分かった。明日、ちゃんと説明しよう」

「明日……?」

ーー何で明日なんだ。

真希が聞こうとして、それを炎魅子が抑える。

「明日っすね?
理事長センセ、約束ですよ?」

「ああ、約束する」

約束を取り付けた炎魅子は1つ頷くと、これ以上突っ込むな、と口添えするかのように真希の肩を叩く。
地影も千鶴にフォローを入れて、取り敢えず『今のところ』は有耶無耶、ということになった。

(ーーやれやれ、私も歳、か。
舞の事といい、遊戦名にあんなところを見られた事といい、迂闊に過ぎるなーー)

クロエはこめかみを擦りながら、そんな事を考える。
ーー治まらない頭痛。
大事を前に、己の管理能力の無さを恥じ、そして呪ってもいたのだった。

(まあいい……明日だ。
明日、カタを付ける。
それで全て、元通り、だーー)

うっかり目を閉じるとそのまま落ちてしまいそうな意識を庇うクロエ。
その視界の先のモニターには、丁度ワシントン校のメンバーが映されていて、
これからその戦いが始まろうとしていた。






ーーその頃、刹那によって連れ出された透矢。
最初は抵抗していた透矢も諦めたか、いつの間にか刹那の足に合わせていた。
そしてある廊下の一角でようやく足を止めた刹那は、振り返って透矢と向き合う。

「ーー透矢くん……」

「刹那、なんなんだよ、いきなりこんなところに連れ出して!
何で俺の邪魔をしたんだ?」

透矢が当然、刹那を非難する。

「透矢くん……舞先生の事、知ってたの?」

「知ってたの……って、刹那?
お前、暗木先生の事で何か知ってるのか?」

「質問に答えて!」

刹那がそれだけは確かめたい、と表情を険しくする。
そこで透矢は昨日の事を話した。
トイレから帰る時に、たまたま遭遇したクロエが話していたあの事をーー。

「そう……だったの」

刹那が落胆したように、表情が沈む。
刹那が確かめたかった事に対し、透矢は刹那の望まぬ回答をしたのだ。

「なあ、刹那!
お前、暗木先生の事、知ってるんだろ?
だったら教えてくれよ!
もし俺の聞き間違いだって言うんなら、そうと言ってくれよ」

刹那は少しの間、口を閉ざしていたが、やがて決意したように真実を話し始めた。

「ーー舞先生はね、事件に巻き込まれたの」

「事件、って、何の事件だよ」

刹那が話す。
今、このアメリカ国内ではプロデュエリストを狙った誘拐事件が頻発していること。
そして舞はあの晩、それに巻き込まれてしまったのだと言うことをーー。

「そ、それって本当なのかっ?!

じゃ、じゃあ、く、暗木先生はーー」

刹那が無言で頷く。

やはり。
クロエが電話で話していた事は正にその通りだったのだ。

「しかも黒装束の一団、ってまさか最初ここに来たときに俺を襲おうとした奴と同じ連中か?」

「そう。
あの時は昨日透矢くんとデュエルしたエリザが助けてくれた、と聞いたけどーー、
もしそれがなかったら透矢くんもーー」

「た、大変じゃねぇかっ!!
なんでそんな一大事を俺たちに黙ってたんだよっ、クロエ先生は!
今すぐ、何とかしねぇとーーっ!」

「ーー待って!」

焦る透矢に、刹那が声を響かせる。

「ーーそうよ。
何とかしなくてはいけないの。

ーーでも、透矢くん。
あなたに何が出来るの?」

「え……。
何が出来る、ってーー」

「あなたに舞先生を助けられる?」

「い、いや……そりゃ、俺だけじゃ無理かもしんないけど、
例えば警察に相談するとかーー」

「それが出来るならとっくにやっているわ。

ーーいい?
この案件は、透矢くんが考えている以上に、単純な事ではないの。
それにここは透矢くんが今までいた日本ではないのよ。
それを忘れないで」

「そ、そりゃ、俺にはこの国の事情なんて分からねぇけどさ!

人1人が誘拐されたんだぜっ?!
何とか助けられるよう努力しないとーー」

「だから!

今、それをクロエ先生の知り合いの『機関』が事にあたってくれてるの」

「き、『機関』ってーー」

「この案件について専門に動いてくれてる人たち。
クロエ先生はそこと繋がりがあるの」

「警察、とかじゃないのか?」

「警察とは別の組織よ。

ーー言ったでしょ。
この問題は本当にデリケートな案件なの。
透矢くんがどうこうして解決出来る事ではないのよ?」

「刹那……」

はっきりとそう言われて、少し意気消沈する透矢。

「だから、クロエ先生を信じて任せてほしいの。

ーー大丈夫。
舞先生は近い内にきっとーーううん、絶対に助け出すから」

「……で、でもよ、だったら何で俺たちに隠したりーー」

「だから今、透矢くんにだけ話したの。
『知りすぎた』以上、教えてあげないと、あなたが納得しないと思ったから。

ーー本当はこの事は無闇に話したりはいけないのだけど、私は透矢くんだから、話したわ」

「……」

「でもこれ以上は駄目。
後は『機関』に任せていれば大丈夫、だから。

クロエ先生を……私を信じて?」

何も言わず、頷くことも否定することもしない透矢。
自分のような一般人が関われない問題だというのは彼にも分かったが、それでも納得できない。
何より、知りながら何も出来ないのが悔しいのだ。

「ーー刹那は、何でそんなこと知ってるんだ?」

随分と、事情に精通しているらしい刹那。
透矢が当然の疑問を投げ掛けた。

「その『機関』の運営資金の一部をね、私の父が賄っているの。
だから、色々と話を聞くことが出来るからーー」

大財閥、大資産家であるという刹那の一家。
デュエル・モンスターズを含めた多方面の企業と繋がりがあるというのは透矢も知っている。
その『機関』に対する資金援助もその一環なのだろう。

「だから……透矢くん、今はもう何も聞かないで?
舞先生が無事救助されたら、改めて皆にも話すからーー」

「……」

「お願い、透矢くん」

懇願する刹那。
透矢の中での葛藤が答えを出すのを躊躇わせる。

そして、彼の答えはーー。

「ーー分かった」

「透矢くん……!」

「俺は刹那を信じる」

「ありがとう、透矢くん……」

透矢はクロエではなく、刹那を名指しして、信じる、と決めた。
もちろん百パーセント納得したわけではないが、それでも刹那の思いに応えようとした、彼なりの気遣いである。

ーーそれから二人は控え室へと帰り、透矢は心ならずもクロエに謝罪し、真希たちにも場を乱した事を詫びた。
真希たちも炎魅子たちによる根回しが済んでいたせいか、敢えて突っ込むような事はせず、
静かな佇まいでモニターに映るワシントン校の戦いぶりに集中するのだったーー。
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118 日本校、勝利を収める 766 0 2018-10-14 -
120 アラスカ・アカデミア 838 0 2018-10-15 -
149 アラスカ・アカデミア 謎に満ちた実力 846 0 2018-10-16 -
147 舞の行方 971 0 2018-10-19 -
130 クロエの策 803 0 2018-10-21 -
72 まきとちづるの次回予告⑤ 742 0 2018-10-22 -
85 囚われの舞 802 0 2018-10-24 -
86 透矢の戸惑い 828 0 2018-10-25 -
89 サタン・ルキフェル① 899 0 2018-10-28 -
114 サタン・ルキフェル② 931 3 2018-10-29 -
102 サタン・ルキフェル③ 894 1 2018-10-30 -
122 サタン・ルキフェル④ 807 1 2018-11-03 -
102 サタン・ルキフェル⑤ 861 0 2018-11-07 -
122 『力』あるカード 828 0 2018-11-12 -
115 嵐の日の前夜 772 0 2018-11-18 -
68 波乱の2回戦始まる 715 0 2018-11-20 -
115 水花の『龍』 912 1 2018-11-22 -
107 アビス・ドミネーター 924 1 2018-11-23 -
59 舞・水花救出作戦始動! 812 0 2018-11-24 -
80 『神子』 742 0 2018-11-25 -
92 突入 804 0 2018-11-26 -
125 R・E・C 926 0 2018-11-27 -
72 舞、救出 861 0 2018-11-30 -
68 『能力解放』 820 0 2018-12-02 -
122 『深淵』を司りし者 ラピス 917 0 2018-12-04 -
90 水花を取り戻せ!透矢&刹那VSラピス! 919 0 2018-12-05 -
151 最強タッグ?!深淵より出ずる者! 1018 1 2018-12-12 -
96 最強タッグ?!深淵より出ずる者!② 763 1 2019-07-08 -
110 最強タッグ?!深淵より出ずる者!③ 717 1 2019-07-10 -
73 最強タッグ?!深淵より出ずる者!④ 790 1 2019-07-14 -
106 最強タッグ?!深淵より出ずる者!⑤ 741 1 2019-07-16 -
75 最強タッグ?!深淵より出ずる者!⑥ 676 1 2019-07-21 -
78 最強タッグ?!深淵より出ずる者!⑦ 876 1 2019-07-23 -
80 最強タッグ?!深淵より出ずる者!⑧ 562 1 2019-07-28 -
89 最強タッグ?!深淵より出ずる者!⑨ 644 1 2019-08-04 -
94 最強タッグ?!深淵より出ずる者!⑩ 876 1 2019-08-06 -
88 まきとちづるの…… 578 0 2019-08-10 -
69 コード・レッド 822 0 2019-08-18 -
84 アビス・デザイア 699 0 2019-12-02 -
74 アビス・デザイア② 684 1 2019-12-05 -
142 アビス・デザイア③ 785 1 2019-12-09 -
68 アビス・デザイア④ 685 1 2019-12-12 -
88 アビス・デザイア⑤ 684 1 2019-12-15 -
80 冷徹なるクロエ 779 1 2019-12-17 -
103 黒き太陽は沈まず 794 0 2019-12-28 -
85 エリザの気まぐれ 677 1 2019-12-30 -
71 敗者の定め 656 1 2020-01-01 -
81 孤独な戦い 701 1 2020-01-05 -
85 知らされる『真実』 560 1 2020-01-06 -
81 『A・D』と『人間』の戦い 595 0 2020-01-14 -
76 『お姉さん』の正体 634 0 2020-01-19 -
76 S召喚とT・F召喚 650 0 2020-01-27 -
89 戦いの結末 770 0 2020-02-04 -
73 残酷な真実 663 0 2020-02-09 -
79 発動せよ! ラグナクロス・アドベント! 705 0 2020-02-11 -
67 死闘、決着 735 1 2020-02-17 -
71 ラピスの死 669 0 2020-02-25 -
91 眠り姫 667 0 2020-03-02 -
73 その日の夜 724 0 2020-03-21 -
89 透矢とエリザ そして刹那 680 0 2020-05-10 -
63 エピローグ 523 0 2020-05-24 -
83 ちかげ・えみこの次巻予告 804 0 2020-05-27 -

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