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EP25 恋敵は悪魔を従えて 作:ター坊
一般の高校生は夏休みが近づき、何処へ遊びに行こうか、塾の夏期講習を頑張らなきゃ、バイトしてみようか、と色々考える事があるが、高校生デュエリストは違う。
毎年、デュエル甲子園は高校の夏休み中に行われる大会である。それはまさに青春を賭けた、若き血潮がたぎる祭典。ここニューサニーアップ事務所では定休日にも関わらずクイーン・フォースが特訓に励んでいた。
詩音:LP 400 手札3枚
『天罪姫‐憤怒のナターシャ』
セットカード2枚
Pゾーン
『天罪姫の双魔メイド‐キャストル』
『天罪姫の双魔メイド‐ポルカ』
心愛:LP:1000 手札4枚
「私のターン、ドロー。永続魔法『魔女の秘密ノート』を発動します。そして儀式魔法『魔女の御茶会』を発動して『紫の魔女 ラベンダー』をリリース。儀式召喚、現れて常夏の乙女、『陽光の魔女 エーテ』」
赤いウィッチドレスと飾られた向日葵が印象的な魔女が現れる。
「…」
心愛は考える。詩音のセットカードは何かと。ここで外せば敗北は必定であった。
「…私はエーテの効果でモンスターカードを宣言して発動します。これでデッキトップを5枚確認して…」
「させるかよ!速攻魔法『歌海姫の泡沫(マーメイド・ティアー)』!アタシのフィールドにプリンセスモンスターが存在する時に相手が魔法・罠・モンスターのスキルを発動した時、そのスキルをターン終了時まで無効にする!」
「うぅ…。除去できないし、攻撃しても返り討ち…。私はカードをセットしてターンエンド」
「アタシのターン、ドロー。これで終わりにしてやる!ナターシャでエーテに攻撃!!」
「エーテの効果、ダメージステップの間、攻撃力が2倍になります」
「リバース速攻魔法『灰燼姫の心』発動!ナターシャの攻撃力をエーテの攻撃力に500上乗せした数値にする!」
「そんな…。じゃあさっきのターン、除外効果を使わずに攻撃しても…」
天罪姫‐憤怒のナターシャ ATK 3700(戦闘ダメージ倍加) VS 陽光の魔女 エーテ ATK 3200
心愛:LP 1000→0
デュエルが終了し、ソリッドビジョンが消え失せる。
「負けちゃいましたか…。ブラフもバレてましたし…」
「当然だろ!アタシにそんなの通用しねぇよ」
「おい、嘘を言うな」
心愛と詩音の会話に割って入ったのはデュエルを観戦していた遊路だった。
「詩音は単に除去カードを持ってなかっただけだろ?」
「なっ!う、うるさい!キャストルとポルカのペンデュラムスキルで耐えれるから問題ねぇんだよ!」
「そうだな。だからこそ詩音のデッキはより攻撃特化にできる、そこがお前の強みだ。去年みたく頑張れよ」
「ふんっ…言われなくてもやってやるよ」
「心愛は…今回詩音が一枚上手でどうしようもなかったけど、カード効果の選択は間違い無かった。今度は手札の残量に気を付けてみてくれ」
「はい、先生」
遊路はコーチという立場からクイーン・フォースのデュエルを観察し、激励やアドバイスを行う。
「じゃあ次はシャオと…」
「ふー。ようやく出番アルネ。…アイヤ?」
「どうした?」
「なんか人がいるアル」
シャオが見つめる先には廊下を歩いてこっちに向かう人がいた。
「おかしいな…。定休日で正面玄関に鍵かけた筈なのに」
「かけ忘れたんじゃない?」
「スタッフでも無さそうだしな…。とりあいず話して出て行ってもらうか」
しばらくするとその人がデュエルフィールドにやって来た。その人は高校生くらいで、暑い夏にも関わらず厚手で長袖のパーカーを羽織った根暗そうなガリガリの男だ。しかし、とあるメンバーはその男に心当たりがあった。
「もしかして…志戸田くん?」
「アイヤ?心愛の知り合いアルカ?」
「…はい。中学生の頃の同級生です。でも、別の高校に進学したみたいでそれ以降は…」
「そうか…。えーっと、志戸田くん、か?悪いが今はチームの特訓中で関係者以外は…」
遊路が志戸田に出て行くよう説得しようとした時だった。志戸田は急に遊路の腕を鷲掴みにした。
「なっ!」
「死 ね ぇ!〔星霜の旅人(タイム・ランナー)〕!!!」
志戸田が意味不明な言葉を叫んだ瞬間、鷲掴みにされた箇所が光だして―
ヒュン、ボン!!ビシッ!!
志戸田は後方に吹き飛ばされ、ガラス張りに激突した。事務所内のガラス張りは全て強化ガラスだが、それにヒビが走ってしまう。
「おい!大丈夫か!?」
その場に居合わせた全員が何が起きたか分からないが、遊路はとりあいず助けようと駆け寄る。すると志戸田はすくっと立ち上がった。
「大丈夫…そうか?」
「何でだよ…」
「え?」
「何でだ、何でだ、何でだ、何でだ何でだ、何でだ、何でだ!!何で効かないんだよ!!悪魔の力は本物じゃ無かったのかよ!!?」
突然ヒステリックに喚き散らす志戸田に、助けようとした面々はドン引きである。
「悪魔の力?アイツ、頭打っておかしくなったんじゃねぇの?」
「シェンコーレン、たぶんそうアルネ」
「志戸田くん…」
「とりあいず救急車を…」
一同が呆れ果てたり心配していたりすると不意に
【汝、何故わっちの力が効かぬのじゃ?】
突然、女性の声が聞こえた。何処から発せられた、という訳でなく各々の頭に直接響くような声。その古風な語りは雅ながらも、おどろおどろしさもあった。
「…何か変な事言わなかったか?」
「いいえ、私も聞こえましたけど…」
「わっちなんか変な言葉使わないネ」
「…」ガタガタ
「どうした詩音」
「な、なんでも…ねぇよ…」
【よかろう…】
またその声が響くと志戸田の腕が光る。その輝きに遊路たちが目を瞑り、再び開くとそこには―
金色の毛並みを持ち―
九房の尾を揺らす―
伝承やお伽噺でしかあり得ない生き物がいた。大型犬をふたまわり上回る巨体、一見でこの世のモノではないと分かる複数の尾、威圧するような鋭い眼差し、狼のように裂けた口、まさに狐の化け物であった。
「…」カクン
「あっ…あっ…」
「これ嘘ネ…」
その化け物を目の当たりにし、詩音は気絶して倒れてしまい、心愛もシャオも震えが止まらない。が、それでも遊路だけは怯んでいなかった。
「小僧。わっちの姿を見ても恐れぬか?」
「ああ。一応、お前みたいなのは経験あるんでな」
「ほぅ。わっちの力を弾くといい、面白い小僧じゃ」
「せ、先生…」
「心愛、大丈夫。お前達は詩音を連れて早くここから」
「そうは行かぬ」
狐の化け物が目を光らせると心愛達の周りに黒い煙が吹き上がり、それが硬化して黒い竹の檻となった。
「こんなの、ホアタ!!」
シャオがその竹に蹴りを加えるが
ジュオッ
「いっ!?」
シャオが一瞬の違和感を感じて靴を脱ぎ飛ばすと靴はみるみるうちにボロボロになり、原型を留めないまでに朽ち果ててしまった。
「その竹に触れし者は朽ちてしまうのじゃ。直接触れれば肉が腐って骨になるかのぅ」
「ひっ…」
「そんな…」
自分達の置かれた状況にシャオも心愛も絶望の顔を隠せない。
「こんな事して、何が狙いなんだ!」
「なに。わっちはただ宿主の願いを手助けしたまでじゃ」
「宿主…その志戸田の事か?」
遊路の視線が志戸田に寄せられる。その会話を聞いて、心愛は檻から志戸田に問い掛ける。
「志戸田くん…どうしてこんな事…」
「ボクはボクァ、コイツを許せないんだ!ボクの彼女の心愛ちゃんを奪ったコイツを殺してやりたいんだ!!」
「え?ボクの彼女だと?」
「そうだ、心愛ちゃんはボクの彼女になる筈だったんだ!」
~心愛の中学校卒業式の日~
校舎の裏庭にて。
「あの…魅空さん!ボ、ボクと付き合って下さい!」
「えっと…その…」オロオロ
「同じクラスになってから2年間、ずっと好きで!進学する高校は別々だけど、ボクと付き合って下さい!!」
「あの…ごめんなさい…」
「へっ?」ピシッ
「その…もう付き合ってる人がいて…ホントにごめんなさい…」
「そんな…」ピシッピシッ
「えっと…その人を待たせているので、失礼します」タッタッタ…
「…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…」ガクッ
そのあと、志戸田は心愛を追った。
「卒業おめでとう、心愛」
「はい。先生…ありがとうございます」
「いいや。心愛が一生懸命頑張ったからだ」チュッ
「せ…先生…」
(お、おでこに!?た、確か…あれはプロデュエリストの風峰遊路…!魅空さんの付き合ってる人って…!!)
~~
「…それからボクはずっとずっとお前を恨み続けた!お前は遥か雲の上の人間と思ってただただ復讐心だけが燻り続けて…だけど!ボクは悪魔の力を手に入れて生まれ変わったんだ!」
「 … … … 」
「なんだその顔は!」
「…いや(ほとんど逆恨みじゃねぇか…)。だが俺を恨んでいるならコイツらは関係ないだろ。早く解放しろ」
「ボクに命令するな!!心愛ちゃんには見てもらうんだ。ボクはお前なんかより優れていることを!デュエルだ!!お前をデュエルで叩きのめして屈辱の中でぶっ殺してやる!!」
「目がイッてる…。…分かった。お前が勝てば好きにすればいい。ただ俺が勝ったら心愛達を解放してもらう。それだけは約束しろ」
「先生…!」
「大丈夫だ、心愛。コーチとしても恋人としても、この勝負には絶対勝つ!」
「良いだろう!悪魔の力を手に入れたボクは無敵だ!おい!悪魔!」
「ふぅ…」
狐の化け物は溜め息を付きながらも光の球となり、カードの形になる。
「悪魔のカード、ということか。良いだろう、来い!」
「「デュエル!!」」
「ボクのターン!ボクは1000ライフを払って魔法カード『簡易融合』を発動し、『エルシャドール・ミドラーシュ』を特殊召喚!」
志戸田:LP 8000→7000
「さらに『捕食植物サンデウ・キンジー』を召喚して効果発動!ミドラーシュとサンデウ・キンジーを墓地に送って融合召喚を行う!闇の傀儡よ、妖しく茂る魔の葉と交わり、新たな力を生み出せ!融合召喚!!略奪の華竜『捕食植物ドラゴスタペリア』!!カードを1枚セットしてボクはターンエンド」
「俺のターン、ドロー。俺のフィールドにモンスターがいないことで『勇気の救世者‐シグナム∞』を特殊召喚。シグナムの効果発動」
「させない!ボクはドラゴスタペリアの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体に捕食カウンターを置く!!」
ドラゴスタペリアの口から牙が生えた種子が飛び出し、それがシグナムの籠手に噛みつく。
「ドラゴスタペリアがフィールドに存在する限り、捕食カウンターが置かれたモンスターは効果が無効になる!!そして、レベルも1になる!」
「なるほど。ただ、これで止まると思ったら大間違いだ。俺は『礼弦の救世者‐アリア』を召喚」
バイオリンを奏でる天使が舞い降りる。
「アリアのコイントス判定」
チリーン…裏!
「これでデッキから2体目のシグナムを特殊召喚。2体目の方のシグナムの効果発動。コイントス判定」
チリーン…裏!
「これでそのセットカードを破壊」
パリーン『棘の壁』
「くっ!」
「俺はレベル4のシグナムとアリアでオーバーレイ!!現れろ、鋼鉄の勇者、エクシーズ召喚!『闘魂の真救世者‐ダイブレード・グレートMAX』!!ダイブレード・グレートMAXでドラゴスタペリアを攻撃」
「だが攻撃力ではボクのモンスターには!!」
「それはどうかな?」
「え?」
「ダイブレード・グレートMAXの攻撃宣言時、オーバーレイユニットを1つ使い、効果発動。デッキから1枚ドロー」
ペラッ『白薔薇の救世者‐ピュアリー∞』
「ドローしたカードが救世者モンスターだった場合、それを見せることでターン終了時までそのモンスターの攻撃力分、ダイブレード・グレートMAXの攻撃力をアップする」
闘魂の真救世者‐ダイブレード・グレートMAX ATK 3000 VS 捕食植物ドラゴスタペリア ATK 2700
志戸田:LP 7000→6700
「さらにシグナムでダイレクトアタック!」
勇気の救世者‐シグナム∞ ATK 1800
志戸田:LP 6700→4900
「ぐあっ!!」
「俺はカードを2枚セットしてターンエンド」
「ボクのターン、ドロー!ボクは魔法カード『ハーピィの羽根帚』で魔法・罠カードを全て破壊する!」
「ほぅ、ツイてるな」
「さらに『龍の鏡』を発動!これでボクはサンデウ・キンジーとドラゴスタペリアを除外して融合を行う!!」
「あの組み合わせで出来るモンスターといえば…アレだな」
「妖しき魔の葉と略奪の華竜、今重なり、新たな力を纏って現れろ!融合召喚!!貪り食らいつくせ、毒花の魔竜『グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!!」
融合の渦から毒々しい紫のドラゴンが降臨する。
「グリーディー・ヴェノムの効果でダイブレード・グレートMAXの攻撃力を0にして効果を無効にする!」
毒竜の放つ紫の蔓がダイブレードを拘束する。
「バトル!グリーディー・ヴェノムでダイブレード・グレートMAXを攻撃!」
グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン ATK 3300 VS 闘魂の真救世者‐ダイブレード・グレートMAX ATK 0
遊路:LP 8000→4700
「おっと…」
「レベル・ランクが7以上の闇属性モンスターが相手に2000以上の戦闘ダメージを与えたことでドライヴ条件を達成!!」
「なっ、このタイミングでか!」
「顕現せよ、ボクの悪魔の力!!光を喰らいボクの復讐を叶えろ!!ドライヴ召喚!!」
毒竜が闇に包まれていく。
「『九天妖魔‐ナイン・エビル』!!」
先程の狐の化け物が金色から銀色に変わり、赤い模様も浮かぶ、より禍々しい姿となった。
「これがわっちのデュエルモンスターズとしての姿じゃ」
「なっ、喋った…」
「ここからは普通のデュエルとは違うかも知れぬぞ?」
ナイン・エビルが口から黒い霧を吐き出す。その霧は遊路のフィールドまで及び、シグナムは膝を付いてしまう。
「これは一体…」
「ナイン・エビルがフィールドに存在する限り、光属性モンスターは攻撃力・守備力が0になり、効果も無効となる!」
「くっ!」
「ナイン・エビルでシグナムを攻撃!」
九天妖魔‐ナイン・エビル ATK 2500 VS 勇気の救世者‐シグナム∞ ATK 0
遊路:LP 4700→2200
ナイン・エビルの一撃が決まるとデュエルフィールドの床が裂け、砕け散る。このあり得ない光景に囚われのクイーン・フォースの表情が青ざめる。
「衝撃が現実に発生するなんて…」
「大丈夫アルカー!?」
その中で志戸田の攻撃はまだ続く。
「ナイン・エビルが光属性モンスターを戦闘によって破壊した場合、攻撃力を倍にしてもう一度攻撃できる!死 ね!死 ね!!死 ね!!!」
光属性モンスターへの徹底的なメタ効果。それはまるで遊路への怨みが込められているようにさえ感じた。
「このバトルが成立したら…先生…イヤ…」
「師匠ぉぉぉ!」
九天妖魔‐ナイン・エビル ATK 5000 直接攻撃
ナイン・エビルの放った衝撃波によって巻き上がった粉塵がフィールドを覆う。
「やった…やったぞ!!ボクは風峰遊路に勝った!勝ったんだ!!これで、これで心愛ちゃんはボ、ボクの」
「お前みたいな奴に心愛は渡せないな」
「えぇっ!?」
「せ、先生…!」
粉塵が晴れると服が多少破れているものの、遊路は凛と立っていた。
遊路:LP 2200→100
「嘘だ!なんでライフが残ってるんだ!?」
「俺の墓地に存在する『救世の鎮魂歌』の効果だ。デュエル中に1度だけ、自分の残りLPを越えるダメージが発生した時に墓地のこのカードを除外することで、どれだけダメージを受けても100残る」
「そんなカードいつ!?…はっ!」
「そう、お前が発動した『ハーピィの羽根帚』に破壊されたカードの中にあったんだよ。さぁ、どうする?もう一撃加えればお前は本当に勝ちだぞ?」
「フッフッフッ。小僧めが…」
「くっそー!!ボクはバトルフェイズを終了してナイン・エビルの効果発動!!墓地から『エルシャドール・ミドラーシュ』を装備!」
ナイン・エビルが吠えるとデュエルディスクの墓地からミドラーシュが浮遊霊のように漂い、ナイン・エビルに吸い込まれる。
「これでナイン・エビルはミドラーシュの攻守の数値分、それぞれパワーアップ!さらにカード名と効果も得る!これでボクはターンエンドだ!!」
「俺のターン…」
遊路は口では強気だが肩から息をし、明らかに平常ではなかった。
「先生…!」
「心愛。俺なら大丈夫…」
「お前!ボクの心愛ちゃんに…!」
「ふざけるな!!」
「ひぃっ!」
遊路の一喝に志戸田は勿論、遊路の本気で怒った姿をあまり見ない心愛とシャオも、その迫力に息を飲む。
「何がボクのものだ!閉じ込めて怖がらせて!!心愛をそんな風に扱うお前には絶対に譲らん!ドロー!!」
遊路のドローに自然と力が込められる。
「先生…」
「師匠…。でもアイツのフィールドにはミドラーシュの効果を得たナイン・エビル…。師匠の救世者は全部光属性だから無力化されるし特殊召喚も1度きり…圧倒的に不利アルネ」
「でも、先生なら…勝ってくれます、絶対…」
「俺は『輝翼の救世者‐プラチナ・ペガサス』を召喚。さらに永続魔法『救世の降臨』を発動」
遊路のフィールドの宙に魔法陣が輝く。
「『救世の降臨』は俺の残りライフによって効果が順次解放されるカードだ。これで俺はプラチナ・ペガサスを対象に効果発動。プラチナ・ペガサスとは違う種族の救世者を召喚する。俺は手札からチューナーモンスター『白薔薇の救世者‐ピュアリー』を追加召喚」
「これで先生のモンスターは2体…!」
「俺はレベル4のプラチナ・ペガサスにレベル4のピュアリーをチューニング!!星を重ね、今ここに幻想の宴が開かれる。黒き翼の煌めき纏い、舞台を彩れ!シンクロ召喚!!『夢幻の真救世者‐ルシア・レーヴ』!!」
輪より降臨したのは黒い翼の堕天使。衣装は夜天に輝く星を散りばめたように輝く。
「ルシア・レーヴは救世者の中で唯一の闇属性モンスター、よってナイン・エビルの効果は受けない。さらに救世者モンスターをシンクロ召喚したことで『救世の降臨』の効果で1枚ドロー。ルシア・レーヴの効果発動、イリュージョン・アーツフォース!」
ルシア・レーヴが杖を振りかざすとナイン・エビルが引き込まれる。
「な、なんじゃ!?何が起きておる!?」
「ルシア・レーヴは相手フィールドのモンスターを装備する。相手が本物の悪魔でも、カードならば対処できる!さらにこの効果で装備したナイン・エビルの攻守と名前、効果を得る!」
皮肉にもルシア・レーヴもナイン・エビルと似た効果を有しており、勝敗は決した。
「俺はナイン・エビルの効果を使って、墓地のダイブレード・グレートMAXを装備。さらにその分の攻守をアップ!これでThe END だ。ルシア・レーヴでダイレクトアタック!!」
魔法陣から放たれる魔法弾が巨大な星形となって志戸田に降り注ぐ。
夢幻の真救世者‐ルシア・レーヴ ATK 6100 直接攻撃
志戸田:LP 4900→0
ライフが0になり、心愛達を囲っていた竹の檻は消え去った。
「心愛、シャオ、詩音!無事か!?」
遊路はデュエルが終わっていの一番に3人に駆け寄る。
「はい…。先生…私…私…」
「もう怖くないからな…。心配かけてごめんな」
泣きそうになる心愛を遊路は優しく抱き締め、頭を撫でて宥める。
「詩音は…気絶しっぱなしか」
「詩音先輩はお化け嫌いアルからネ~」
シャオは緊張解けたのか、いつもの笑顔を溢しながら倒れる詩音の頬をつつく。一方で志戸田は負けてその場で崩れた。
「…くそっ、くそっ!くそっ!!くそっ!!!くそっ!!おい!悪魔の力は無敵じゃないのかよ!?」
半ば八つ当たり気味に志戸田は声を荒くすると、主に従う性か、狐の化け物が現れる。
「悪魔の力は万能ではないのじゃ。この世の争い、つまりはデュエルモンスターズの尺度で戦うと最初に話したであろう?」
「それじゃあなんでアイツには〔星霜の旅人〕が効かないんだ!?」
「それはわっちにも解せぬことじゃ。ただの人間ではないということしか分からぬ」
「くそっ!だったらもう要らないよ!!お前みたいな使えない悪魔なんか!!」
志戸田の罵詈雑言に痺れを切らしたのか、狐の化け物の目付きが変わる。
「ほう。ならば契約を破ると?」
「ああ!要らないよお前なんか!今度はもっと強力な悪魔を!」
「…」ギロッ
「な、何をする気なんだ!?」
その殺意を込めたひと睨みに志戸田は怯える。
「わっちを捨てる、それ即ち契約の破棄じゃ。ならばわっちの力で犯した罪の清算をせねばのぅ?」
「なんだよ、それ!」
「試しで野良猫を腐り殺したのぅ。何匹も何匹も」
「それは…風峰遊路を殺すのに必要な練習で!」
「それとお主を苛めてた奴の片足を腐らせたのぅ」
「あれは正当防衛だ!!やってなきゃボクはひどい目に…」
「他にも鍵破り、嫌がらせ、恐喝…。お主は悪魔の力で遊び過ぎた。ツケは払って貰わねばならぬ理(ことわり)じゃ」
「ひっ、やめろ…!」
「むんっ!」
「があ ぁ ぁ ぁ ぁ !!」
志戸田は絶叫を発しながらエビ反りになって激しく痙攣する。それは数秒間続き、それが止むと全く動かなくなってしまった。その所業にさすがの遊路も恐怖を感じずにはいられなかった。
「や、殺ったのか?」
「いや、命を取ると面倒じゃからのぅ。こやつの十数年分の寿命で勘弁してやっただけじゃ」
「そうか、良かった…」
「小僧、面妖なことを言うのぅ。こやつはお主を殺そうとしたのじゃぞ?」
「それはそうだが、いくら何でも目の前で人が死ぬのは後味が悪いから…」
「小僧、やはり面白そうじゃのぅ」
狐の化け物の口角はそれが喜びの表れなのか、大きくつり上がった。
毎年、デュエル甲子園は高校の夏休み中に行われる大会である。それはまさに青春を賭けた、若き血潮がたぎる祭典。ここニューサニーアップ事務所では定休日にも関わらずクイーン・フォースが特訓に励んでいた。
詩音:LP 400 手札3枚
『天罪姫‐憤怒のナターシャ』
セットカード2枚
Pゾーン
『天罪姫の双魔メイド‐キャストル』
『天罪姫の双魔メイド‐ポルカ』
心愛:LP:1000 手札4枚
「私のターン、ドロー。永続魔法『魔女の秘密ノート』を発動します。そして儀式魔法『魔女の御茶会』を発動して『紫の魔女 ラベンダー』をリリース。儀式召喚、現れて常夏の乙女、『陽光の魔女 エーテ』」
赤いウィッチドレスと飾られた向日葵が印象的な魔女が現れる。
「…」
心愛は考える。詩音のセットカードは何かと。ここで外せば敗北は必定であった。
「…私はエーテの効果でモンスターカードを宣言して発動します。これでデッキトップを5枚確認して…」
「させるかよ!速攻魔法『歌海姫の泡沫(マーメイド・ティアー)』!アタシのフィールドにプリンセスモンスターが存在する時に相手が魔法・罠・モンスターのスキルを発動した時、そのスキルをターン終了時まで無効にする!」
「うぅ…。除去できないし、攻撃しても返り討ち…。私はカードをセットしてターンエンド」
「アタシのターン、ドロー。これで終わりにしてやる!ナターシャでエーテに攻撃!!」
「エーテの効果、ダメージステップの間、攻撃力が2倍になります」
「リバース速攻魔法『灰燼姫の心』発動!ナターシャの攻撃力をエーテの攻撃力に500上乗せした数値にする!」
「そんな…。じゃあさっきのターン、除外効果を使わずに攻撃しても…」
天罪姫‐憤怒のナターシャ ATK 3700(戦闘ダメージ倍加) VS 陽光の魔女 エーテ ATK 3200
心愛:LP 1000→0
デュエルが終了し、ソリッドビジョンが消え失せる。
「負けちゃいましたか…。ブラフもバレてましたし…」
「当然だろ!アタシにそんなの通用しねぇよ」
「おい、嘘を言うな」
心愛と詩音の会話に割って入ったのはデュエルを観戦していた遊路だった。
「詩音は単に除去カードを持ってなかっただけだろ?」
「なっ!う、うるさい!キャストルとポルカのペンデュラムスキルで耐えれるから問題ねぇんだよ!」
「そうだな。だからこそ詩音のデッキはより攻撃特化にできる、そこがお前の強みだ。去年みたく頑張れよ」
「ふんっ…言われなくてもやってやるよ」
「心愛は…今回詩音が一枚上手でどうしようもなかったけど、カード効果の選択は間違い無かった。今度は手札の残量に気を付けてみてくれ」
「はい、先生」
遊路はコーチという立場からクイーン・フォースのデュエルを観察し、激励やアドバイスを行う。
「じゃあ次はシャオと…」
「ふー。ようやく出番アルネ。…アイヤ?」
「どうした?」
「なんか人がいるアル」
シャオが見つめる先には廊下を歩いてこっちに向かう人がいた。
「おかしいな…。定休日で正面玄関に鍵かけた筈なのに」
「かけ忘れたんじゃない?」
「スタッフでも無さそうだしな…。とりあいず話して出て行ってもらうか」
しばらくするとその人がデュエルフィールドにやって来た。その人は高校生くらいで、暑い夏にも関わらず厚手で長袖のパーカーを羽織った根暗そうなガリガリの男だ。しかし、とあるメンバーはその男に心当たりがあった。
「もしかして…志戸田くん?」
「アイヤ?心愛の知り合いアルカ?」
「…はい。中学生の頃の同級生です。でも、別の高校に進学したみたいでそれ以降は…」
「そうか…。えーっと、志戸田くん、か?悪いが今はチームの特訓中で関係者以外は…」
遊路が志戸田に出て行くよう説得しようとした時だった。志戸田は急に遊路の腕を鷲掴みにした。
「なっ!」
「死 ね ぇ!〔星霜の旅人(タイム・ランナー)〕!!!」
志戸田が意味不明な言葉を叫んだ瞬間、鷲掴みにされた箇所が光だして―
ヒュン、ボン!!ビシッ!!
志戸田は後方に吹き飛ばされ、ガラス張りに激突した。事務所内のガラス張りは全て強化ガラスだが、それにヒビが走ってしまう。
「おい!大丈夫か!?」
その場に居合わせた全員が何が起きたか分からないが、遊路はとりあいず助けようと駆け寄る。すると志戸田はすくっと立ち上がった。
「大丈夫…そうか?」
「何でだよ…」
「え?」
「何でだ、何でだ、何でだ、何でだ何でだ、何でだ、何でだ!!何で効かないんだよ!!悪魔の力は本物じゃ無かったのかよ!!?」
突然ヒステリックに喚き散らす志戸田に、助けようとした面々はドン引きである。
「悪魔の力?アイツ、頭打っておかしくなったんじゃねぇの?」
「シェンコーレン、たぶんそうアルネ」
「志戸田くん…」
「とりあいず救急車を…」
一同が呆れ果てたり心配していたりすると不意に
【汝、何故わっちの力が効かぬのじゃ?】
突然、女性の声が聞こえた。何処から発せられた、という訳でなく各々の頭に直接響くような声。その古風な語りは雅ながらも、おどろおどろしさもあった。
「…何か変な事言わなかったか?」
「いいえ、私も聞こえましたけど…」
「わっちなんか変な言葉使わないネ」
「…」ガタガタ
「どうした詩音」
「な、なんでも…ねぇよ…」
【よかろう…】
またその声が響くと志戸田の腕が光る。その輝きに遊路たちが目を瞑り、再び開くとそこには―
金色の毛並みを持ち―
九房の尾を揺らす―
伝承やお伽噺でしかあり得ない生き物がいた。大型犬をふたまわり上回る巨体、一見でこの世のモノではないと分かる複数の尾、威圧するような鋭い眼差し、狼のように裂けた口、まさに狐の化け物であった。
「…」カクン
「あっ…あっ…」
「これ嘘ネ…」
その化け物を目の当たりにし、詩音は気絶して倒れてしまい、心愛もシャオも震えが止まらない。が、それでも遊路だけは怯んでいなかった。
「小僧。わっちの姿を見ても恐れぬか?」
「ああ。一応、お前みたいなのは経験あるんでな」
「ほぅ。わっちの力を弾くといい、面白い小僧じゃ」
「せ、先生…」
「心愛、大丈夫。お前達は詩音を連れて早くここから」
「そうは行かぬ」
狐の化け物が目を光らせると心愛達の周りに黒い煙が吹き上がり、それが硬化して黒い竹の檻となった。
「こんなの、ホアタ!!」
シャオがその竹に蹴りを加えるが
ジュオッ
「いっ!?」
シャオが一瞬の違和感を感じて靴を脱ぎ飛ばすと靴はみるみるうちにボロボロになり、原型を留めないまでに朽ち果ててしまった。
「その竹に触れし者は朽ちてしまうのじゃ。直接触れれば肉が腐って骨になるかのぅ」
「ひっ…」
「そんな…」
自分達の置かれた状況にシャオも心愛も絶望の顔を隠せない。
「こんな事して、何が狙いなんだ!」
「なに。わっちはただ宿主の願いを手助けしたまでじゃ」
「宿主…その志戸田の事か?」
遊路の視線が志戸田に寄せられる。その会話を聞いて、心愛は檻から志戸田に問い掛ける。
「志戸田くん…どうしてこんな事…」
「ボクはボクァ、コイツを許せないんだ!ボクの彼女の心愛ちゃんを奪ったコイツを殺してやりたいんだ!!」
「え?ボクの彼女だと?」
「そうだ、心愛ちゃんはボクの彼女になる筈だったんだ!」
~心愛の中学校卒業式の日~
校舎の裏庭にて。
「あの…魅空さん!ボ、ボクと付き合って下さい!」
「えっと…その…」オロオロ
「同じクラスになってから2年間、ずっと好きで!進学する高校は別々だけど、ボクと付き合って下さい!!」
「あの…ごめんなさい…」
「へっ?」ピシッ
「その…もう付き合ってる人がいて…ホントにごめんなさい…」
「そんな…」ピシッピシッ
「えっと…その人を待たせているので、失礼します」タッタッタ…
「…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…」ガクッ
そのあと、志戸田は心愛を追った。
「卒業おめでとう、心愛」
「はい。先生…ありがとうございます」
「いいや。心愛が一生懸命頑張ったからだ」チュッ
「せ…先生…」
(お、おでこに!?た、確か…あれはプロデュエリストの風峰遊路…!魅空さんの付き合ってる人って…!!)
~~
「…それからボクはずっとずっとお前を恨み続けた!お前は遥か雲の上の人間と思ってただただ復讐心だけが燻り続けて…だけど!ボクは悪魔の力を手に入れて生まれ変わったんだ!」
「 … … … 」
「なんだその顔は!」
「…いや(ほとんど逆恨みじゃねぇか…)。だが俺を恨んでいるならコイツらは関係ないだろ。早く解放しろ」
「ボクに命令するな!!心愛ちゃんには見てもらうんだ。ボクはお前なんかより優れていることを!デュエルだ!!お前をデュエルで叩きのめして屈辱の中でぶっ殺してやる!!」
「目がイッてる…。…分かった。お前が勝てば好きにすればいい。ただ俺が勝ったら心愛達を解放してもらう。それだけは約束しろ」
「先生…!」
「大丈夫だ、心愛。コーチとしても恋人としても、この勝負には絶対勝つ!」
「良いだろう!悪魔の力を手に入れたボクは無敵だ!おい!悪魔!」
「ふぅ…」
狐の化け物は溜め息を付きながらも光の球となり、カードの形になる。
「悪魔のカード、ということか。良いだろう、来い!」
「「デュエル!!」」
「ボクのターン!ボクは1000ライフを払って魔法カード『簡易融合』を発動し、『エルシャドール・ミドラーシュ』を特殊召喚!」
志戸田:LP 8000→7000
「さらに『捕食植物サンデウ・キンジー』を召喚して効果発動!ミドラーシュとサンデウ・キンジーを墓地に送って融合召喚を行う!闇の傀儡よ、妖しく茂る魔の葉と交わり、新たな力を生み出せ!融合召喚!!略奪の華竜『捕食植物ドラゴスタペリア』!!カードを1枚セットしてボクはターンエンド」
「俺のターン、ドロー。俺のフィールドにモンスターがいないことで『勇気の救世者‐シグナム∞』を特殊召喚。シグナムの効果発動」
「させない!ボクはドラゴスタペリアの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体に捕食カウンターを置く!!」
ドラゴスタペリアの口から牙が生えた種子が飛び出し、それがシグナムの籠手に噛みつく。
「ドラゴスタペリアがフィールドに存在する限り、捕食カウンターが置かれたモンスターは効果が無効になる!!そして、レベルも1になる!」
「なるほど。ただ、これで止まると思ったら大間違いだ。俺は『礼弦の救世者‐アリア』を召喚」
バイオリンを奏でる天使が舞い降りる。
「アリアのコイントス判定」
チリーン…裏!
「これでデッキから2体目のシグナムを特殊召喚。2体目の方のシグナムの効果発動。コイントス判定」
チリーン…裏!
「これでそのセットカードを破壊」
パリーン『棘の壁』
「くっ!」
「俺はレベル4のシグナムとアリアでオーバーレイ!!現れろ、鋼鉄の勇者、エクシーズ召喚!『闘魂の真救世者‐ダイブレード・グレートMAX』!!ダイブレード・グレートMAXでドラゴスタペリアを攻撃」
「だが攻撃力ではボクのモンスターには!!」
「それはどうかな?」
「え?」
「ダイブレード・グレートMAXの攻撃宣言時、オーバーレイユニットを1つ使い、効果発動。デッキから1枚ドロー」
ペラッ『白薔薇の救世者‐ピュアリー∞』
「ドローしたカードが救世者モンスターだった場合、それを見せることでターン終了時までそのモンスターの攻撃力分、ダイブレード・グレートMAXの攻撃力をアップする」
闘魂の真救世者‐ダイブレード・グレートMAX ATK 3000 VS 捕食植物ドラゴスタペリア ATK 2700
志戸田:LP 7000→6700
「さらにシグナムでダイレクトアタック!」
勇気の救世者‐シグナム∞ ATK 1800
志戸田:LP 6700→4900
「ぐあっ!!」
「俺はカードを2枚セットしてターンエンド」
「ボクのターン、ドロー!ボクは魔法カード『ハーピィの羽根帚』で魔法・罠カードを全て破壊する!」
「ほぅ、ツイてるな」
「さらに『龍の鏡』を発動!これでボクはサンデウ・キンジーとドラゴスタペリアを除外して融合を行う!!」
「あの組み合わせで出来るモンスターといえば…アレだな」
「妖しき魔の葉と略奪の華竜、今重なり、新たな力を纏って現れろ!融合召喚!!貪り食らいつくせ、毒花の魔竜『グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン』!!」
融合の渦から毒々しい紫のドラゴンが降臨する。
「グリーディー・ヴェノムの効果でダイブレード・グレートMAXの攻撃力を0にして効果を無効にする!」
毒竜の放つ紫の蔓がダイブレードを拘束する。
「バトル!グリーディー・ヴェノムでダイブレード・グレートMAXを攻撃!」
グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン ATK 3300 VS 闘魂の真救世者‐ダイブレード・グレートMAX ATK 0
遊路:LP 8000→4700
「おっと…」
「レベル・ランクが7以上の闇属性モンスターが相手に2000以上の戦闘ダメージを与えたことでドライヴ条件を達成!!」
「なっ、このタイミングでか!」
「顕現せよ、ボクの悪魔の力!!光を喰らいボクの復讐を叶えろ!!ドライヴ召喚!!」
毒竜が闇に包まれていく。
「『九天妖魔‐ナイン・エビル』!!」
先程の狐の化け物が金色から銀色に変わり、赤い模様も浮かぶ、より禍々しい姿となった。
「これがわっちのデュエルモンスターズとしての姿じゃ」
「なっ、喋った…」
「ここからは普通のデュエルとは違うかも知れぬぞ?」
ナイン・エビルが口から黒い霧を吐き出す。その霧は遊路のフィールドまで及び、シグナムは膝を付いてしまう。
「これは一体…」
「ナイン・エビルがフィールドに存在する限り、光属性モンスターは攻撃力・守備力が0になり、効果も無効となる!」
「くっ!」
「ナイン・エビルでシグナムを攻撃!」
九天妖魔‐ナイン・エビル ATK 2500 VS 勇気の救世者‐シグナム∞ ATK 0
遊路:LP 4700→2200
ナイン・エビルの一撃が決まるとデュエルフィールドの床が裂け、砕け散る。このあり得ない光景に囚われのクイーン・フォースの表情が青ざめる。
「衝撃が現実に発生するなんて…」
「大丈夫アルカー!?」
その中で志戸田の攻撃はまだ続く。
「ナイン・エビルが光属性モンスターを戦闘によって破壊した場合、攻撃力を倍にしてもう一度攻撃できる!死 ね!死 ね!!死 ね!!!」
光属性モンスターへの徹底的なメタ効果。それはまるで遊路への怨みが込められているようにさえ感じた。
「このバトルが成立したら…先生…イヤ…」
「師匠ぉぉぉ!」
九天妖魔‐ナイン・エビル ATK 5000 直接攻撃
ナイン・エビルの放った衝撃波によって巻き上がった粉塵がフィールドを覆う。
「やった…やったぞ!!ボクは風峰遊路に勝った!勝ったんだ!!これで、これで心愛ちゃんはボ、ボクの」
「お前みたいな奴に心愛は渡せないな」
「えぇっ!?」
「せ、先生…!」
粉塵が晴れると服が多少破れているものの、遊路は凛と立っていた。
遊路:LP 2200→100
「嘘だ!なんでライフが残ってるんだ!?」
「俺の墓地に存在する『救世の鎮魂歌』の効果だ。デュエル中に1度だけ、自分の残りLPを越えるダメージが発生した時に墓地のこのカードを除外することで、どれだけダメージを受けても100残る」
「そんなカードいつ!?…はっ!」
「そう、お前が発動した『ハーピィの羽根帚』に破壊されたカードの中にあったんだよ。さぁ、どうする?もう一撃加えればお前は本当に勝ちだぞ?」
「フッフッフッ。小僧めが…」
「くっそー!!ボクはバトルフェイズを終了してナイン・エビルの効果発動!!墓地から『エルシャドール・ミドラーシュ』を装備!」
ナイン・エビルが吠えるとデュエルディスクの墓地からミドラーシュが浮遊霊のように漂い、ナイン・エビルに吸い込まれる。
「これでナイン・エビルはミドラーシュの攻守の数値分、それぞれパワーアップ!さらにカード名と効果も得る!これでボクはターンエンドだ!!」
「俺のターン…」
遊路は口では強気だが肩から息をし、明らかに平常ではなかった。
「先生…!」
「心愛。俺なら大丈夫…」
「お前!ボクの心愛ちゃんに…!」
「ふざけるな!!」
「ひぃっ!」
遊路の一喝に志戸田は勿論、遊路の本気で怒った姿をあまり見ない心愛とシャオも、その迫力に息を飲む。
「何がボクのものだ!閉じ込めて怖がらせて!!心愛をそんな風に扱うお前には絶対に譲らん!ドロー!!」
遊路のドローに自然と力が込められる。
「先生…」
「師匠…。でもアイツのフィールドにはミドラーシュの効果を得たナイン・エビル…。師匠の救世者は全部光属性だから無力化されるし特殊召喚も1度きり…圧倒的に不利アルネ」
「でも、先生なら…勝ってくれます、絶対…」
「俺は『輝翼の救世者‐プラチナ・ペガサス』を召喚。さらに永続魔法『救世の降臨』を発動」
遊路のフィールドの宙に魔法陣が輝く。
「『救世の降臨』は俺の残りライフによって効果が順次解放されるカードだ。これで俺はプラチナ・ペガサスを対象に効果発動。プラチナ・ペガサスとは違う種族の救世者を召喚する。俺は手札からチューナーモンスター『白薔薇の救世者‐ピュアリー』を追加召喚」
「これで先生のモンスターは2体…!」
「俺はレベル4のプラチナ・ペガサスにレベル4のピュアリーをチューニング!!星を重ね、今ここに幻想の宴が開かれる。黒き翼の煌めき纏い、舞台を彩れ!シンクロ召喚!!『夢幻の真救世者‐ルシア・レーヴ』!!」
輪より降臨したのは黒い翼の堕天使。衣装は夜天に輝く星を散りばめたように輝く。
「ルシア・レーヴは救世者の中で唯一の闇属性モンスター、よってナイン・エビルの効果は受けない。さらに救世者モンスターをシンクロ召喚したことで『救世の降臨』の効果で1枚ドロー。ルシア・レーヴの効果発動、イリュージョン・アーツフォース!」
ルシア・レーヴが杖を振りかざすとナイン・エビルが引き込まれる。
「な、なんじゃ!?何が起きておる!?」
「ルシア・レーヴは相手フィールドのモンスターを装備する。相手が本物の悪魔でも、カードならば対処できる!さらにこの効果で装備したナイン・エビルの攻守と名前、効果を得る!」
皮肉にもルシア・レーヴもナイン・エビルと似た効果を有しており、勝敗は決した。
「俺はナイン・エビルの効果を使って、墓地のダイブレード・グレートMAXを装備。さらにその分の攻守をアップ!これでThe END だ。ルシア・レーヴでダイレクトアタック!!」
魔法陣から放たれる魔法弾が巨大な星形となって志戸田に降り注ぐ。
夢幻の真救世者‐ルシア・レーヴ ATK 6100 直接攻撃
志戸田:LP 4900→0
ライフが0になり、心愛達を囲っていた竹の檻は消え去った。
「心愛、シャオ、詩音!無事か!?」
遊路はデュエルが終わっていの一番に3人に駆け寄る。
「はい…。先生…私…私…」
「もう怖くないからな…。心配かけてごめんな」
泣きそうになる心愛を遊路は優しく抱き締め、頭を撫でて宥める。
「詩音は…気絶しっぱなしか」
「詩音先輩はお化け嫌いアルからネ~」
シャオは緊張解けたのか、いつもの笑顔を溢しながら倒れる詩音の頬をつつく。一方で志戸田は負けてその場で崩れた。
「…くそっ、くそっ!くそっ!!くそっ!!!くそっ!!おい!悪魔の力は無敵じゃないのかよ!?」
半ば八つ当たり気味に志戸田は声を荒くすると、主に従う性か、狐の化け物が現れる。
「悪魔の力は万能ではないのじゃ。この世の争い、つまりはデュエルモンスターズの尺度で戦うと最初に話したであろう?」
「それじゃあなんでアイツには〔星霜の旅人〕が効かないんだ!?」
「それはわっちにも解せぬことじゃ。ただの人間ではないということしか分からぬ」
「くそっ!だったらもう要らないよ!!お前みたいな使えない悪魔なんか!!」
志戸田の罵詈雑言に痺れを切らしたのか、狐の化け物の目付きが変わる。
「ほう。ならば契約を破ると?」
「ああ!要らないよお前なんか!今度はもっと強力な悪魔を!」
「…」ギロッ
「な、何をする気なんだ!?」
その殺意を込めたひと睨みに志戸田は怯える。
「わっちを捨てる、それ即ち契約の破棄じゃ。ならばわっちの力で犯した罪の清算をせねばのぅ?」
「なんだよ、それ!」
「試しで野良猫を腐り殺したのぅ。何匹も何匹も」
「それは…風峰遊路を殺すのに必要な練習で!」
「それとお主を苛めてた奴の片足を腐らせたのぅ」
「あれは正当防衛だ!!やってなきゃボクはひどい目に…」
「他にも鍵破り、嫌がらせ、恐喝…。お主は悪魔の力で遊び過ぎた。ツケは払って貰わねばならぬ理(ことわり)じゃ」
「ひっ、やめろ…!」
「むんっ!」
「があ ぁ ぁ ぁ ぁ !!」
志戸田は絶叫を発しながらエビ反りになって激しく痙攣する。それは数秒間続き、それが止むと全く動かなくなってしまった。その所業にさすがの遊路も恐怖を感じずにはいられなかった。
「や、殺ったのか?」
「いや、命を取ると面倒じゃからのぅ。こやつの十数年分の寿命で勘弁してやっただけじゃ」
「そうか、良かった…」
「小僧、面妖なことを言うのぅ。こやつはお主を殺そうとしたのじゃぞ?」
「それはそうだが、いくら何でも目の前で人が死ぬのは後味が悪いから…」
「小僧、やはり面白そうじゃのぅ」
狐の化け物の口角はそれが喜びの表れなのか、大きくつり上がった。
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123 | EP1 それぞれの幕開け | 1323 | 13 | 2017-09-13 | - | |
139 | EP2 悪魔との邂逅 | 1245 | 7 | 2017-09-14 | - | |
142 | EP3 愛の奴隷 | 1268 | 6 | 2017-09-16 | - | |
161 | EP4 覚醒する心 | 1317 | 4 | 2017-09-20 | - | |
115 | EP5 悪魔の影 | 1170 | 4 | 2017-09-28 | - | |
143 | EP6 焔獄竜VSアンデット | 1398 | 14 | 2017-10-03 | - | |
149 | EP7 新しい目標 | 1314 | 12 | 2017-10-07 | - | |
192 | EX:1 メインキャラクター設定 | 1386 | 5 | 2017-10-10 | - | |
137 | EX2: 悪魔事典 | 1291 | 10 | 2017-10-12 | - | |
129 | EP8 初めてのチーム戦 | 1142 | 10 | 2017-10-18 | - | |
142 | EP9 闇を切り裂く翼 | 1296 | 16 | 2017-10-23 | - | |
124 | EP10 魔王城を攻略せよ! | 1285 | 13 | 2017-10-28 | - | |
123 | EP11 気分転換に大会へ | 1322 | 12 | 2017-11-03 | - | |
131 | EP12 最強との遭遇 | 1191 | 11 | 2017-11-08 | - | |
122 | EP13 Legending | 1348 | 8 | 2017-11-13 | - | |
152 | EP14 頑張れ!チビッ子デュエリスト! | 1130 | 8 | 2017-11-17 | - | |
120 | EX3: 風峰家について | 1087 | 1 | 2017-11-20 | - | |
157 | EP15 王者の余裕? | 1004 | 4 | 2017-11-23 | - | |
83 | EP16 王者の心 | 1104 | 8 | 2017-11-26 | - | |
98 | EP17 戦う意味 | 1026 | 8 | 2017-11-30 | - | |
189 | EP18 デュエル甲子園への活路 | 1317 | 9 | 2017-12-05 | - | |
76 | EP19 チャレンジャーZ | 1034 | 8 | 2017-12-18 | - | |
131 | EX4: ニューサニーアップ事務所 | 1133 | 9 | 2017-12-21 | - | |
75 | EP20 明からの暗 | 884 | 6 | 2017-12-29 | - | |
85 | EP21 絆を守る意地 | 877 | 10 | 2018-01-03 | - | |
152 | EP22 熱き萌え萌えデュエル!? | 1098 | 8 | 2018-01-10 | - | |
140 | EP23 一撃必殺!マグネット・フォース | 1114 | 10 | 2018-01-15 | - | |
72 | EP24 交錯する紅と白の翼 | 1113 | 11 | 2018-01-29 | - | |
72 | EX5: Honey Angelについて | 802 | 2 | 2018-01-31 | - | |
74 | EP25 恋敵は悪魔を従えて | 1252 | 8 | 2018-02-06 | - | |
84 | EP26 波乱の予感 | 1064 | 11 | 2018-02-10 | - | |
84 | EP27 開幕!デュエル甲子園 | 919 | 10 | 2018-02-14 | - | |
78 | EP28 容疑者・赤崎 遊季都!? | 974 | 10 | 2018-02-18 | - | |
91 | EP29 幻影の邪蝶 | 1065 | 10 | 2018-02-26 | - | |
74 | EP30 勝利を掴む虹の光 | 1048 | 8 | 2018-03-29 | - | |
118 | EP31 事件解決!おかえり遊季都 | 887 | 8 | 2018-04-26 | - | |
136 | たまにはこんなの書かせてくれ① | 931 | 8 | 2018-04-30 | - | |
119 | EP32 一旦の安らぎと新しい好敵手 | 1107 | 12 | 2018-05-19 | - | |
126 | EP33 ひとつにならないか? | 954 | 10 | 2018-08-22 | - | |
141 | EP34 勇者の剣 | 928 | 10 | 2018-08-27 | - | |
77 | たまにはこんなの書かせてくれ② | 750 | 4 | 2018-08-31 | - | |
74 | EP35 暗礁と希望と傷心 | 893 | 6 | 2018-09-19 | - | |
71 | EP36 今を後悔しないように | 855 | 8 | 2018-09-24 | - | |
107 | EP37 炎のドラゴン対決!! | 897 | 8 | 2018-09-30 | - | |
106 | EP38 託された夢 | 892 | 8 | 2018-10-05 | - | |
118 | コラボ特別企画前編 初めての○○ | 821 | 4 | 2018-10-08 | - | |
98 | コラボ特別企画後編 めでたしめでたし | 834 | 4 | 2018-10-09 | - | |
67 | EP39 穢された誉れと人生 | 813 | 8 | 2018-10-13 | - | |
99 | EP40 襲い来る魔の手 | 854 | 8 | 2018-10-18 | - | |
80 | EP41 後悔するくらいならやっちまえ | 856 | 8 | 2018-10-23 | - | |
130 | EP42 当然の勝利 | 960 | 8 | 2018-10-27 | - | |
93 | EP43 中村一派始末 | 953 | 8 | 2018-11-01 | - | |
89 | たまにはこんなの書かせてくれ③ | 727 | 9 | 2018-11-06 | - | |
72 | EP44 共存を望む悪魔 | 832 | 8 | 2018-11-15 | - | |
79 | EP45 ここで生きていく | 895 | 10 | 2018-11-29 | - | |
79 | EP46 勝者の光 敗者の影 | 1046 | 8 | 2018-12-03 | - | |
134 | コラボ告知 | 1390 | 11 | 2018-12-13 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 11/23 21:49 評価 6点 《モロコシーナ》「《ドットスケーパー 》でも似たようなことはで…
- 11/23 20:05 評価 4点 《暗遷士 カンゴルゴーム》「場で対象に取る効果を他の場のカード…
- 11/23 20:00 ボケ スキヤナーの新規ボケ。好きやなー …(大寒波)
- 11/23 19:57 評価 9点 《城壁》「《妖精伝姫-カグヤ》《妖精伝姫-シラユキ》を《大霊術…
- 11/23 18:46 評価 5点 《拡散する波動》「最上級の《魔法使い族》に全体攻撃を付与できる…
- 11/23 17:30 評価 10点 《ブラック・ガーデン》「 もはや悪用される為に存在するまであ…
- 11/23 16:59 デッキ トマホークべエルゼftk
- 11/23 14:54 デッキ リチュア
- 11/23 14:42 評価 6点 《狂戦士の魂》「総合評価:《ダーク・ドリアード》を使えばダメー…
- 11/23 13:56 評価 9点 《融合派兵》「融合素材に指定されているモンスターをリクルートす…
- 11/23 13:17 評価 9点 《BF-隠れ蓑のスチーム》「総合評価:トークン生成、自己再生ど…
- 11/23 11:06 デッキ 影霊衣教導
- 11/23 10:04 評価 9点 《PSYフレームギア・δ》「あらゆる魔法カードの発動を無効にし…
- 11/23 09:52 評価 6点 《ジェムナイトレディ・ローズ・ダイヤ》「《天使族》を素材に求む…
- 11/23 04:10 評価 9点 《交響魔人マエストローク》「破壊耐性を付与できる《No.12 機…
- 11/23 02:50 評価 6点 《ハネクリボー LV10》「「ハネクリボー」重視のデッキを作っ…
- 11/23 02:44 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 11/23 02:43 評価 7点 《ハネクリボー》「個人としては天使族の中で思いつきやすいカード…
- 11/23 02:40 評価 8点 《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》「カオス・ソルジャーデッキや…
- 11/23 02:38 評価 10点 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》「当時はかなりお世話にな…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
確かに和風テイストが強いですね。今までの悪魔が洋風だったので(サキュバス・骸骨・カニ?)
チャンピオンはカードという土俵なら悪魔にも勝ちます。
今後も関わるというか…ねぇ?この悪魔も後に字典に載せる予定です。 (2018-02-07 00:10)
とにかく悪魔持ちの敵を撃破した前作の主人公。
次回がなかなか気になるところ・・・。 (2018-02-07 08:00)
この流れでいけば…ねぇ?
次回、というよりこの話からいよいよデュエル甲子園編を開始です。あと2話ほど序章として展開する予定です。 (2018-02-07 11:23)
百戦錬磨の遊路をも一時とはいえ追い詰めるのだから悪魔の力恐るべし。しかし、敗れて契約解除し自由の身となった悪魔の言動を見ると……色々ととんでもないことになりそうです。 (2018-02-07 14:01)
そうですね。遊路は遊季都の悪魔・ラズベリー達の存在は知らないのでこれが悪魔との初コンタクトになります。
このあとはどうなるのか?乞うご期待です。 (2018-02-07 14:23)
ドライヴのオリカ、私も作らせてもらおうかなぁ。 (2018-02-08 15:30)
この世界にはちょうどいい民度の人はいませんね。風峰遊路、齢21にしてこの達観ぶりよ。
ドライヴのオリカは一向に構いません。
(2018-02-08 15:39)