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評価・
コメント 投稿日時 |
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《クシャトリラ・アライズハート》
鬼武者《クシャトリラ・ライズハート》の卍解。
何故か《クシャトリラ・シャングリラ》が効果を使ったターンに雑に重ねて出せるというなんちゃってXモンスター。 基本はユニコーン・フェンリルでシャングリラを出した後に、《クシャトリラ・ライズハート》の自発的な裏側除外をトリガーにシャングリラの②の封印効果を起動して出すことになると思われる。 これを阻止しようとライズハートが止められたら、何か適当にレベル7を並べて《No.89 電脳獣ディアブロシス》の方でシャングリラのトリガーを引きに行くのも大いにあり。 しかしテキストをよく見ると相手の《クシャトリラ・シャングリラ》がリクルート効果や封印効果を使った場合も重ねてX召喚出来る。 ミラーは勿論、出張フェンリル等に重ねてX召喚してアーゼウスでの捲りも狙われるので対クシャトリラにおいても結構な脅威にもなりうる存在でもある。 ①の効果はティアラメンツ絶殺とばかりの生きた《マクロコスモス》。ダークロウの嫌われっぷりを見るにこれがどれだけ強力な封殺効果かは言うまでもない。 自分のも除外されるがクシャトリラならむしろ除外された方が都合がいいケースがほとんどなためむしろ好都合といったところ。 ②の効果でカードが除外される度に除外カード1枚がさながらブラックホールの如くこのカードに吸い寄せられてX素材化していく。①の効果で実質的にはカードが墓地に行こうとする度に発動し、ターン1もないのでどんどん付いていく。 この際に除外されている《六世壊根清浄》や《六世壊他化自在天》を吸っておけば、③の効果でX素材から外れて再び除外されるのをトリガーに無限にアドを稼げる世にも図々しい永久機関。 他にも《ネクロフェイス》や不知火モンスターの除外効果を何回も起動させたり、裏側で除外された自分のカードを吸収して表にしなおしたり、相手の除外されたキーカードを借りたまま返さずポッケナイナイ出来たりする。 ③はX素材3つ使ってフリチェ裏側除外。単純に強いが先述のコンボを狙ったりシャングリラの封印効果やディアブロシスの効果を起動するので損害がえげつないことになる...。 ハマった時のワンサイドゲーム度合いが非常に高く、(自分がやる分には)これほど楽しいカードもないほど中毒性が高いモンスター。 ...がこのカード自身には何の耐性もなく、クシャトリラテーマ内に万能無効もないため、返しの《三戦の才》でパクられたり《冥王結界波》や《拮抗勝負》であっさり崩壊することも多々あるよくも悪くも大味なモンスター。ここら辺もダークロウっぽさを感じる サンボルなどでの破壊なら《ティアラメンツ・クシャトリラ》などで除外して《クシャトリラ・プリペア》で《戦線復帰》もワンチャン狙えはする。 インフレが9期後半以上にすごいことになってるがどうなっていくのか...。 |
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《グリム・リチュア》
10年の月日を経て、彼らは帰ってきた…。
デッキからリチュアモンスターを効果を無効にせずSSできるため普通に強い。要するにターン1のない万能サーチャー《リチュア・アビス》を出せと書いてある。後述のようにアビスをガンガン過労死させてガストクラーケ連打など儀式召喚をガンガン狙える。 しかもこのSS後に何の展開制限もついていないのが恐ろしい。 かつてはアビスを出した後は活用方法がさほどなかったが現在ではリンク素材にできるので更に展開が伸ばせる。 特に最近では《スプライト・エルフ》という抜群の噛み合いカードが登場しているので、グリムとアビスでエルフ、エルフでアビスを蘇生してもう一回サーチができる。展開縛りが気にならないならその後《海晶乙女コーラルアネモネ》などを使って更にアビス蘇生するのもいい。スプライト色を少し強めて儀式召喚後に《ギガンティック・スプライト》でスプライトギミックを回すのもあり。 しかしこのカードのリクルートを止められてアビスを場に引っ張れないと何にも繋がらず恐ろしく動きが弱くなってしまう。昔のリチュアと違ってしっかりターン1がついていることもありグリムへの妨害はかなり致命的。強金などでうららを釣ったり、墓穴抹殺で是が非でも通したいところ。 …しかし必須カードのアビスも《シャドウ・リチュア》も《ヴィジョン・リチュア》も全く再録がなく10年前のDT筐体用カードしかないという有様。 こんなんで今から誰がリチュア組めるというのか…。 |
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《迷宮城の白銀姫》
姫様ご出陣。
①の効果は通常罠かラビュリンスカードを使えば自力SS出来るもの。ラビュリンスならば何かしら発動するだけでお手軽に出すことができ、《白銀の城の召使い アリアンナ》でサーチすればそのまま出せる。 出したは良いものの耐性がなくあっさりやられがちで、なんか色んな意味で脇の甘かった《白銀の城のラビュリンス》の時と違い②の効果で耐性があるのが偉い。 セットカードがあれば破壊されず対象にも取られなくなる。単純にリンクスで言うコキュートス耐性があるので硬い。雑な《クシャトリラ・フェンリル》やサンボル連打も効かずに居座れる。 ただ前と後ろにカードを置く上、耐性が機能しない《拮抗勝負》を撃たれると本当にキツいのは相変わらずなので注意。そこら辺はサイドの神宣でなんとかしたいところ。 ③の効果は通常罠が「発動した時」にそれにチェーンして別の通常罠をセット出来るというもの。 デッキの通常罠を何でも持ってこれるので《次元障壁》などの強力なメタカードも戦術に組み込み易くなったり、《ウェルカム・ラビュリンス》を引っ張ってテーマ内のギミックを回していきやすくなったりと、どの場面でも安定性に寄与して非常に強い。 だがクシャトリラのような「発動した場合」の効果と違って「発動した時」なので、直接トリガーとなる通常罠の発動にチェーンして発動しなければならないため、相手にチェーンされると発動タイミングを逃す欠点になる。 しかしその一方で相手にライストや羽根菷などのバック除去を撃たれた際に適当にフリチェ罠を発動すれば、それにチェーンして白銀姫のセット効果を使うことが出来るので、《やぶ蛇》や《ブービーゲーム》を引っ張ってきてそのまま割って貰うトリッキーなプレイも出来たりする。 《トラップ・トリック》でも同様のことが出来るが、こちらはそういうカードをピン差ししておくだけで狙えるのも強み。 現状のラビュリンスでは《絶対王 バック・ジャック》を家具などの効果で捨てて、バッ《クジャック》で罠をセット、SS条件を満たした白銀姫を出陣させつつ、バッ《クジャック》で伏せたカードを発動し、白銀姫で任意の通常罠をセット...というのが相手の先行1ターン目から動ける一番の上振れムーブではある。 ラビュリンス以外での出張を考える場合、まずSSするのに通常罠1回、③の効果を使うのに更に通常罠もう1回必要になるので若干取り回しの重さを感じる。 しかし蟲惑魔なんかだとデッキに通常罠が多く、《セラの蟲惑魔》でどんどんセット出来るので上手く噛み合いそうである。蟲惑魔のストラクも来るらしいので今後に期待。 総じてラビュリンスでは3枚積んでも問題ないレベルの優秀な新規。願わくば女騎士さんもこのくらいの性能でテーマ内で来てくれますように |
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《妬絶の呪眼》
怨敵との決蔑
単純にフリチェバウンスという質の高い除去なので有用性は高い。ティアラメンツなどの墓地効果を発生させずに消し去れるのはサリエルザラキエルには出来ない仕事なのがいいところ。セレンが場にあれば戻す枚数も2枚に増えるので更に強力になる。 ...しかし最近だとクシャトリラやビーステッドなど手札に戻しても大して除去にならない連中も増えているので過信はできないといったところか。 場に呪眼モンスターがいないと発動すら出来ないので腐る場面もあることを考えると強脱と比べ汎用性は劣るが、呪眼ネームを持つのでテーマ内の各種呪眼カードサーチで用意できて盤面の妨害に組み込み易いのが魅力。 以前はサリエルセレンを揃えたら、魔法罠に干渉できる《断罪の呪眼》がサーチ最優先で、このカードまでサーチしてる暇がないということで優先度が低かったが、《災誕の呪眼》という身も蓋もない新規パワーカードによってデッキの呪眼カードに触れる枚数が飛躍的に増えたので活躍の場が大きく増えた。 ちなみにセレンが場にあるときに《呪眼の死徒 メドゥサ》と合わせることで毎ターン使える強脱と化す無限妬絶というコンボもあるにはある |
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《No-P.U.N.K.ディア・ノート》
PUNKというテーマそのものも、PUNK出張ギミックも完全に別ものレベルでパワーアップさせた立役者。
まず非チューナーのレベル5というのが非常に優秀であり、《《No-P.U.N.K.セアミン》 》でサーチした《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》から簡単にデッキリクルート出来る。そのままをセアミンをはじめとするPUNK下級たちとで《P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ》や《混沌魔龍 カオス・ルーラー》などのレベル8シンクロを出せる。 更にそこから②の効果によって一連の動きの中で墓地に落ちたレベル3チューナーやレベル8非チューナーのPUNKモンスターを蘇生することができるので、即座にレベル11シンクロ・ランク8エクシーズ・リンク2のいずれかに繋げることができる。 PUNKテーマ内ならセアミンなどでサーチして手札に揃えて①の効果で自力で出すことも積極的に狙うことができるし、その際に②の効果で蘇生したい対象のPUNKモンスターもあらかじめ用意できるのでなおさら使いやすい。 特に《P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション》を持ってくる大事な仕事がある《GA-P.U.N.K.ワゴン》さんは自力SSが出来ないので何とかこの方法などで出したいところ。 他にもアメイジング・ドラゴンの蘇生でほぼ無限機関になるのも強い。 また環境での60枚ビーステッドのPUNK出張ギミックはこの人が根幹を成しているといっても過言ではない。 先述の流れでセアミンと手札コスト1枚からカオス・ルーラー、《真血公ヴァンパイア》と出すことで何と9枚も墓地を肥やすことができ、《深淵の獣ルベリオン》が墓地に落ちればカオス・ルーラー蘇生して簡単に出せたりと無限にアドが広がっていく。 このPUNKギミックの流れの中でオーガナンバーやフォクシーチューンなどの光闇も墓地に落ちるのでビーステッドSSの糧になるなど無駄がない。 MDではこの人がいまだに未実装な挙句、ハリファイバーが近日お亡くなりになるのでいよいよPUNKの構築が厳しくなっている。 早期の実装が待たれる。 ドラゴン・ドライブを見るにセアミンの姉のようだが、名前は観阿弥にひっかけてカナミンとかそんなところだろう。 |
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《赫の聖女カルテシア》
デスピアの悲願たる、彼岸より甦りし緋眼の聖女
白聖骸が現世に甦った姿だと思われるが、某モンスターズのように聖女4体配合みたいな存在なのか、それとも変貌したエクレシアなのか色んな説があり謎に包まれている。 11期も終盤というだけあってかなりのポテンシャルを持っており、 ②の効果で自前で手札・フィールドで融合が出来る。自身が光属性・魔法使いという素材適性の高いステータスなため、《エルシャドール・ネフィリム》や《ウィッチクラフト・バイスマスター》といったキーカードを少ない枚数で出せるのは非常に優秀。 別に自分を融合素材に含んでいなくても良いので色々な融合テーマで採用が見込め、自身がチューナーなのでそこからシンクロギミックにもタッチできる優秀さ。 しかもこの効果はメインにフリチェで毎ターン使えるので、このカードに無効妨害を食らっても次のターンにもう一度動けたりする。他にも《氷剣竜ミラジェイド》や《神炎竜ルベリオン》への泡影を回避させたり、《失烙印》でサーチした手札のアルバス君なんかを融合して相手ターンにアルビオンを出したり、ドラゴスタペリアを出して妨害追加したり、ネフィリムを出してエリアルを落としたりと色々と応用が効く。 但しこの効果で出せるモンスターはレベル8以上に限定されてるため、《エルシャドール・ミドラーシュ》や《召喚獣カリギュラ》をいつでもフリチェで出すようなティアラメンツもビックリなロック妨害は出来ないので注意。 また、テキストにアルバス君の名前を含んでいることから《鉄獣鳥 メルクーリエ》や《失烙印》でサーチ可能でもある。 特に《烙印の気炎》で融合効果を持つこのカードをサーチ出来るのは中々に使い勝手がよく、一例として気炎で手札のシャドールを見せつつ《超魔導戦士-マスター・オブ・カオス》を墓地に送って、見せたシャドールを効果で墓地に送って効果を使いつつ、カルテシアをサーチしネフィリムを融合する準備が整ったり、ウィッチクラフトを墓地に送りつつバイスマスターを出す準備も整えられる。 ③の効果で融合モンスターが墓地へ送られていればエンド時に手札に帰ってくるので、盤面を一掃されても回収して次の融合の準備が出来るのも使い勝手が良い。 烙印の気炎でサーチすれば③のエンド時回収効果も自然に満たせるのも噛み合っていると感じるところ。 ①のSS条件を満たせれば更に取り回しが良くなるが、《烙印融合》からのミラジェイドを出す場合など墓地にアルバス君が残るケースがあまり多くないため、そんなに適用できる機会は少ないかも。《黒衣竜アルビオン》などを使って無理矢理用意することも可能ではあるが...。 今後に墓地でアルバス君として扱う融合モンスターが登場すれば、気炎との相性が更に良くなるかもしれない。 カルテシアという名前の由来は緋色を意味するカーディナル、4重奏を意味するカルテット、心身二元論で有名なデカルトのラテン語名であるレナトゥス・カルテシウス...と色々な説があるらしい。 |
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《水晶機巧-ハリファイバー》
決闘者たちの祈り子の夢
10期のシンクロ救済(という口実)で産み出されて以来とずっと暴れまくり、11期でルールが戻ってからも余生とも惰性ともつかない状態でハリラドンで主に暴れていたがついに異界送りされてしまった。冗談抜きでこの4年近くで通算1万回は見たカード。 今更語ることでもないかもしれないがこのカード自身をリンク素材に出来ない縛りを入れなかったことが最大の失敗。 チューナーであればほぼ何でもデッキから引っ張れるので、「~を含むモンスター2体以上」などの召喚条件ならこいつを出すだけで成立してしまう。《スクラップ・ワイバーン》などの強力な展開カードもお手軽に出張運用できる。 バルブやスチームをリクルートしたり、出すリンク3を《サモン・ソーサレス》や《神聖魔皇后セレーネ》などにすれば簡単にリンク4に繋がってしまう。特にハリサモソの方はハリファイバーを出す=デッキの好きなモンスターを出しつつリンク4生成という《遺言状》の再来とも言えるパワーであった。 後には《リンクロス》からのハリブリキ神子イヴや、11期にはハリラドンからボウテンコウなど先行1killやこの世の終わりのような制圧盤面を量産しまくり無限にやらかしている。 その罪深さからしてもっと早く禁止に行っても全くおかしくなかったのだが、上記のシナジーを持ったカードを軒並みトカゲの尻尾のごとく身代わりにして生き延びるという凄まじい生存能力を発揮。もはや一生禁止に行かないもの...と思われたがスプライトの影響か、《D・テレホン》の無限ループ問題の影響か、とうとう禁止になってしまった。 弱点としては通したら終わりなマストカウンターゆえにあらゆる妨害の的となって食らうことなのだが、最近ではグリフォンライダーやキングレギュラス、バロネスを事前に出して妨害ケアして安定運用するのがデフォルトレベルで容易になったことも禁止行きの一因と思われる。 もはや何を失ったかすぐには分からないレベルで禁止の影響は大きく、アダマシアや恐竜などの展開力がかなり弱くなり、セフィラや天威勇者などのハリラドンデッキが解体宣言レベルの損害を食らい、閃刀姫でハリセレーネアクセスが不可能になり、魔術師で従来のシンクロギミックがほぼ全壊してしまった。 このカード1枚でどれだけのデッキを支えていたのか考えるのも怖くなるレベルで、どう考えても1体のモンスターでこなす仕事量ではないのは明らかだろう。 かくしてハリファイバーという様々なコンボやデッキの希望を叶えてくれる決闘者たちの夢も終わりを迎えた。 まさにいつか終わる夢とも言うべき儚い存在でもあった...。 「7月になったら俺消えっから!」 《幻獣機アウローラドン》「...へ?」 《神聖魔皇后セレーネ》「あんた...何言ってるのよ!?」 「さよならってこと!勝手で悪いけどさ...これが俺の物語だ!」 |
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《P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション》
愚乱怒・栗英汰阿図に収録した1stアルバムが大コケし、仕事がなさすぎて仲間のプラズマおやぢと趣味のオタ芸を始めたワゴンさん。しかしこれが大ヒットすることになるとは誰も知らなかった……。
非常に強力な展開魔法。 しかし1枚あれば事足りるので、採用枚数は抑えて基本は《Ga-P.U.N.K.ワゴン》からのサーチで毎回持ってくるのがセオリー。 セアミンのサーチで手札に《No-P.U.N.K.ディア・ノート》とワゴンを揃えるか、うららなどの心配がないなら《Uk-P.U.N.K.カープ・ライジング》でデッキからその2人を直にリクルートしてもいい。 その2人で《P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ》を出した後に、ドラゴン・ドライブでサーチしたPUNKモンスターを手札から①の効果で出せれば理想的。 この①の展開効果によって、これまでサーチは豊富にあったものの、SS手段が乏しく手札に渋滞しがちだったPUNKモンスターを軽く場に出せるのは大きく、特にマダム・スパイダーをついでに出して妨害罠を持ってきつつ②のドローに繋がるのはかなりおいしい。 ②の効果はライフを払うたびにドロー加速する効果。相手ターンでも娑楽斎やドラゴン・ドライブを使うなどすれば3,4枚くらいはドローが狙えるだろう。 このドロー効果は、ライフを払った効果が終わった後に発動するので、相手ターンに《Uk-P.U.N.K.娑楽斎》で《Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン》を出した際に、アメイジングドラゴンをチェーン1、こっちをチェーン2にすることで発動無効系から守ることが出来たりする。 このカードのドロー加速によってPUNKの展開をしながら手札が増やしやすくなった恩恵はかなり大きい。これにより手札誘発を多く積めばドロー引き込みを狙いやすくなり、妨害数を水増ししやすくなる。特にうさぎやヴェーラーならドラゴン・ドライブや《混沌魔龍 カオス・ルーラー》によるサーチも狙っていけるのでなおのことよいだろう。 他にも手札からの奇襲がしやすいモンスターを採用してドロー引き込みを狙うのもいいかもしれない。デンジャラスガブと噛み合って効果を活かしやすい《妖眼の相剣師》や、ナシワリサプライズをトリガーに墓地のオーガナンバーやフォクシーチューンを除外して強烈な除外除去が出来る《カオス・ネフティス》などがいいかも。レベル8なので娑楽斎とでアメイジングドラゴンも出しやすい。 総じてPUNKの足りない点を補いつつパワーを大きく底上げする強力なフィールド魔法。 演奏は壊滅的だったワゴンだが、オタ芸の才能は相当なものであったようだ。 イラストは《トリックスター・ライトアリーナ》でウキウキでオタ芸を披露するワゴン氏の姿だとか。 |
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《ギガンティック・スプライト》
ゼンマイティやインヴォーカー、ハリファイバーやサモンソーサレスなどデッキからリクルートするモンスターは今まで大体がロクなことになってないのだが、ここにきて更に天丼されてしまった驚異のレベル2何でもリクルートモンスター。
召喚条件もリンク2を素材に出来るのでハリファイバーは勿論、《ユニオン・キャリアー》を素材にして装備をかなり外しやすくなったりするなど悪さする気配しかしないような…。 レベル2なら何でもリクルート可能なためいろいろと活用できるのだが、特にカエルギミックとの相性が凶悪で、《鬼ガエル》を出して《粋カエル》を落とし、そのまま《スプライト・エルフ》出して鬼カエル蘇生して粋カエルを蘇生させれば餅カエルが出てきてしまう。 鬼ガエルをすでに持っているなら、《増殖するG》をリクルートして鬼ガエルでバウンスすればGを手札に構えられてしまう。 打点UP効果も非常に値が大きいので、後攻ならエルフを素材にして出してからの《キャット・シャーク》で超火力が出せるので、後攻ワンキルも割と狙いやすいのも強い。 何故かこのリクルートの際に相手にも制約がかかってしまうため、お手軽にニビルケアできるほか、相手にSS封じに似た作用が働き、閃刀姫など相手ターンのSSが命綱なデッキはほぼ死に体になってしまう。 しかしスプライトではこのカードがカエルギミックからの《餅カエル》に直接繋がっている以上、こいつに妨害を食らうと本当に致命的で、口から炭酸の泡を吹いてぶっ倒れる。 うららや泡影は勿論のこと、このカードの致命的な弱点として、コストでなく効果処理でX素材を取り除かなければならないため、効果発動にチェーンして除去を食らうとグリフォンライダー同様に不発になってしまう。そのため《幽鬼うさぎ》は天敵中の天敵。 これをケアしようとこいつの効果起動前にアルミラージや《スプライト・レッド》を置いて防御しようとするとSS回数が増えて今度は刺さらないはずのニビルを食らってしまう。 ここら辺の弱みはKONAMIさんからの良心なのかもしれない。 現状スプライトでのこのカード自体は餅カエルありきな強さな気もするので、餅カエルが禁止になったら炭酸の泡が抜けるように萎んで行きそうではある。 しかしリクルート範囲が広すぎるので、ハリファイバー同様にそのうち危うくなっていきそうな気配がすでに漂っている。 |
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《斬機サーキュラー》
コストじゃだめ SSじゃほら @イグニスターが調子乗るよ もっと もっと
11期に入ってからSS効果持ちは当たり前のように出まくっているのだが、こいつは一線を越えた強さ。なんとコストで《斬機シグマ》などを落としながら、SSするという雑に強すぎる効果。 シグマを落としていれば、②のサーチ効果もほぼ確約されるので、《斬機方程式》などをサーチすればサイバース縛りはつくものの召喚権を使わずに3体分の素材が確保できてしまう。 こんなヤケクソカード出すほど斬機は別に弱かった覚えはないのだが… シグマとで出張セットとして運用するのにも優秀で特にサイバース族テーマの@イグニスターやコード・トーカーとの相性は言うまでもない。 召喚権を使わず展開でき、ニビルを食らって潰されても展開の余力を残してトランスコードなどを出せたりするので妨害貫通力が格段にアップしてしまった。 EXデッキを大して使わないメタビ気質なデッキなら、こいつからシグマ落としてシグマ蘇生、《スプラッシュ・メイジ》リンク召喚すればサーキュラー1枚から《デコード・トーカー・ヒートソウル》が出せるので罠型コードトーカーの真似ができる。このためだけにサーキュラーシグマ出張セットを採用するのもありだろう。 4素材《塊斬機ダランベルシアン》もかなり現実的な運用で出せるようになったので、《虚無空間》サーチして詰ませるのもいいかもしれない。 とりあえずやりたい放題出来るまさにインフレの極みみたいなモンスター。コストでアドを稼ぎつつSSするこういうモンスターは12期くらいになると当たり前に出るようになるのかもしれない |
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《アトランティスの戦士》
昔々、《アトランティスの戦士》というモンスターがいました。
ある日、《アトランティスの戦士》は長い旅から帰って来て、 決闘者たちに《伝説の都 アトランティス》の存在を知らせました。 勇敢な決闘者たちは《アトランティスの戦士》と共にその都を探しに行きました。 ですが激しい嵐を乗り越えた先には、何もない《海》だけが広がっていました。 決闘者たちは怒り、《アトランティスの戦士》が嘘をついたことを咎め、彼を不採用にしました。 不採用前に《アトランティスの戦士》は 「そうだ! アトランティスは海に沈んだんだ」 と言い訳し、決闘者たちは呆れました。 もう誰も《アトランティスの戦士》の言う事など信じはしなかったのです。 ~OCG民話___うそつきアトランティス~ しかし登場から10年以上たった最近になって《魚群探知機》や《暗岩の海竜神》など確かにアトランティスの実在を示唆する証拠が見つかったため、彼の名誉回復裁判が開かれているという |
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《エルロン》
《エルロン》がんばる。
閃刀に加わった新たなメンバーでありショタ枠。Vジャン本編でのレイさんたちとの活躍に大いに期待が寄せられる。 ...のだがどうにもしょっぱい性能。 ①の効果は閃刀姫とくっつく効果でありステータスアップする。攻撃力400アップという絶妙な値であり、15打点の《閃刀姫-レイ》や《閃刀姫-ロゼ》と合体すると19打点になり彼女たちが更なる高みに達するだろう。 しかし何故かメインフェイズにしか使えないのでコンバットトリックに用いるのが不可能、そもそも上昇値も大きくないのでほぼオマケレベル。 ③の効果は破壊されると閃刀魔法を墓地に送れる。効果や戦闘以外のルールによる破壊にも対応しているので、閃刀姫のお着替えリンクでも簡単に発動できる。しかしただ墓地に送るだけなら《閃刀姫-ハヤテ》で簡単に同じことが出来るのであまり有り難みを感じないのは残念。 しかも何故か①の装備効果といずれかターン1なので、装備したターンには何もならないというのも使い勝手の悪さに拍車をかけてしまっている。 現状だと採用は厳しい性能だろう。漫画に出ていた三賢者やパイロンたちとのコンビネーションで化けることに期待したい。 あえて使うなら閃刀姫よりも、《エルロン》を自力で装備できる他のモンスターとの方が相性が良いかもしれない。 というわけで... 《セリオンズ“キング”レギュラス》「......《エルロン》、装備になれ 暴れてもムダ、ワタシ “キング” ......強いね」 「Oh___グットエフェクト かなり良いよエルロン」 |
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《紫毒の魔術師》
イカサマの魔術師。消すと増えます。
毒々しい見た目そのままの悪辣な効果をしている。 P効果のパンプアップ効果は強化値が大きく優秀で、魔術師ではかなり頼りになり、下級魔術師でエルドリッチを抜けるようになる。発動すると自壊するのでこれがモンスター効果の方のトリガーになる自己完結した強さ。 真に恐ろしいのはそのモンスター効果の方で、破壊されると表のカードを何でも割れる。一見この効果自体はありふれた破壊効果に見えるが、これをPモンスターが持っていることと、ターン1制限もなくどこでどう破壊されても発動する仕様が相まってバグのような強さと挙動を見せつけてくる。 Pモンスターは破壊されたらEXデッキに行くので、こいつの効果は基本EXデッキで発動するのだが、 例えば無効にして破壊するタイプの効果でこいつの破壊効果を止めようとすると、EXデッキで無効になり破壊されて墓地に送られる。するとEXデッキで破壊されたのでまた再び墓地で効果が起爆するという悪どい仕様になっている。 そのため《フルール・ド・バロネス》のようなモンスターなら単体で始末できる傍若無人っぷり。 ならばこいつには触れずに放置安定...とはならず、先述のP効果で自分で発動出来て押し付けてくるのでかなり厄介。基本はEXデッキで発動するので墓穴も踏みづらいのも強い。 しかし一方で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のような破壊してくれない無効は若干苦手。 特に《時空のペンデュラムグラフ》とのコンボは強力でフリチェで毎ターン2枚割れる。苦手なメタカードもこれで大体対処でき、《魔封じの芳香》なんかはこれ頼みだったりする。 中長期戦なら《賤竜の魔術師》やEXからのP召喚で回収しまくってこれを繰り返しているだけで勝てるほど。仮に墓地に落ちても《黒牙の魔術師》で簡単に戻ってくる。 ルール改正のP召喚弱体化前は毎ターン2、3体出てきてはパリンパリン割りまくっていたためアドの概念をかなり壊していた。P召喚が未だに許されず、ドレミコードなどがかなり慎重なバランスになったのはこういうPモンスターのせいなのかも......。 とにかく単体でも異常に強いので、Pテーマ以外でも黒牙と一緒にブラマジなんかに採用するのもありかもしれない。 |
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《六武の門》
四五四五の門。性能は言わずもがなで今も昔も六武では結局このカード頼り。昔はこのカードや《黒い旋風》を5枚くらい平然と積む輩が居たらしい。
出た当初は真六武たちが存在せず、SS効果持ちも同名制限のある《六武衆の師範》くらいしかいなかったため、わりと適正なカードパワーであった。 後に大問題となる墓地からも回収出来る仕様も、六武必須の師範を使い回したり、ピーキーな性能のカモンやヤイチなどを少ない採用枚数で使い回せるようにする配慮だったのだろう。 しかし真六武...というかキザン(とミズホシナイ)のせいで完全なバグカードになってしまった。 これがあるとキザンをリンク素材にしたい放題できたり、ミズホシナイループで《六武衆の軍大将》に無限にカウンターが乗せられるなど出来るため開門されたらゲームエンドである。 10分くらいぐるぐるソリティアされた挙げ句に出てくるのも大体が6~8素材の《No.86 H-C ロンゴミアント》とかいうこれまた不快なモンスターということもあり、余計にこのカードへの忌避感を強めてしまっている。 特に《M.X-セイバー インヴォーカー》が存命で軍大将と共存出来ていた僅かな間はわりと高い確率でこのソリティアルート突入できた。当時はゴブリンやFWDも使えたためまさに犯りたいこと犯ったもん勝ちの0721環境だった。 結局これがある限り六武は嫌われ続けるので《イグニスターAiランド》みたいにサーチ回収に属性縛りでも付けてエラッタして欲しいところ。 ちなみに武士道カウンターを毎回4つ生成できる状態で《六武の門》を開門する布陣を六門遁甲の陣と呼び、一時の間無敵の力を得られるという。しかし対戦が終わった後、その対戦相手は二度とデュエルしてくれなくなるとかなんとか |
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《甲虫装機 ホーネット》
ダンセルのネコ役。
表裏関係なく魔法も罠も割れて、これを何度も毎ターン使えるというインゼクの性質から、当時としてはかなりの衝撃を与えていた。 しかし完全なバリネコ性癖で、自分が味方のインゼクを装備しても何も成らず、ホーネットとグルフしかいないという状況だとかなり悲惨であり、当時からこれが弱点だった。 時が経ちかつて恐れられた除去ももはや並以下に落ちぶれてしまい、OCG環境はもちろん、リンクスでホーネットダンセルが実装されても全くの鳴かず飛ばずであった。 見た目は完全な昆虫コスプレ野郎なので、登場したころはドラグニティやXYZと違って、どうやってインゼク同士お互いに装備合体しあっているのかよく分かっていなかったが、今考えるとやはりそういうことなのかもしれない。 こいつが登場し暴れていた時期はちょうど秋の真っ只中で、ハチが繁殖のピークを迎える時期であり、現実でハチの被害が多発していたため、コナミさんからの注意喚起も兼ねていたという説がある |
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