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遊戯王 ウキキーボードさん 最新カード評価一覧 267件中 1 - 15 を表示

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評価・ コメント
投稿日時
ドラグニティ-クイリヌス ▶︎ デッキ 《ドラグニティ-クイリヌス》
ウキキーボード
2025/11/24 1:45
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新生ドラグニティにおいて1枚初動となり、最重要カードとなるサーチャー。

①の効果で場に出たときにデッキから好きなドラグニティ魔法罠サーチできる。
ドラグニティの神槍》をサーチしてデッキから任意のドラグニティチューナーを付けることでそのままシンクロに繋げられるため、ドラグニティにおいてようやく登場した完全な1枚初動となっている。これにより同じことをするのに手札コストを要求する《ドラグニティ-セナート》はほぼお役御免になってしまった。
既に神槍を持っているのならば、妨害貫通して展開する札の《ドラグニティ・グロー》や《神風のドラグニティ》、上振れとして追加の妨害となるカウンター罠の《ドラグニティ・ヴォイド》がサーチ出来るため無駄がない。
ただ現状の展開ルートだと③の効果との兼ね合いから、神槍で付けるドラグニティは《ドラグニティ-ファランクス》らではなく《ドラグニティ-レムス》が一番強いだろう。

その③の効果は場のドラグニティモンスターカードを戻して、その後任意で手札のドラグニティを出せるもの。戻すのは「モンスター」ではなく、「モンスターカード」指定なので魔法罠ゾーンのドラグニティモンスターたちも戻すことができる。
つまり先述の通りに神槍で付けた《ドラグニティ-レムス》をそのまま回収、そしてレムスの手札効果で《竜の渓谷》をサーチしつつ、レムスが墓地効果で自己蘇生しそのままシンクロやリンク展開に移行できるというのが新ドラグニティ最強の初動ムーブ。
その後は《ドラグニティナイト-ガジャルグ》や渓谷でサーチしまくって好き放題展開できるだろう。

総じて新生ドラグニティの新たな顔となる初動モンスター。
個人的にはドラグニティといえば、タッグフォースで使っていた時は《ドラグニティ-ドゥクス》、リンクスで使っていた時は《ドラグニティ-セナート》のイメージであり、そいつらも弱かったわけでないが、久しぶりにドラグニティに触れてこのカードを使ってみると比べ物にならない強さでビックリする。
セイクリッド・カストル ▶︎ デッキ 《セイクリッド・カストル》
ウキキーボード
2025/11/23 0:54
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元々は設定上だけ存在していたセイクリッドであり、《セイクリッド・ポルクス》の兄。ヴェルズ化した《ヴェルズ・カストル》姿でのみ見られた。
十数年越しに登場したためか、他のセイクリッドは比べ物にならないくらい強くなっている。

①の効果はNS・SSした時にデッキからセイクリッドを出せるという、今までのセイクリッドは何だったのか?レベルのどう見ても最強効果になっている。
出し先のセイクリッドたちもテラナイトとの合体新規が出てしっかり強さも現代基準に達しているため、SS先が弱いなんてことはなく先行展開で盤面を形成できる。
基本的に出し先の筆頭は《星騎士 キュグニ》であり、キュグニで《セイクリッド・カドケウス》を更にサーチするなり、キュグニの素材軽減効果で《星騎士 セイクリッド・デルタテロス》を出して更に展開を伸ばすなりなんなり出来る。
しかもこの効果は《星騎士 セイクリッド・カドケウス》でコピーできるため、実質1ターンに二度まで使えるも同然。どんどんデッキに触ってランク4を量産していける。

②の効果もしれっと強力であり、セイクリッドXモンスターの素材として埋まっていると魔法無効の効果をおまけで付与できる。セイクリッド・テラナイトはモンスター除去に妨害が偏りがちなのでこれも有難い効果だろう。

①の効果でテラナイトは呼べなかったり、このカード自身にテラナイト名称はなくテラナイト側のサポートカードが受けられないなど惜しい点はありはするが、総じて強力な新規といえるだろう。
しかし現代遊戯王のランク4テーマだとライゼオルやオノマトのような怪物がライバルとして存在していたりする…だからカストルもこのレベル性能で世に出られたのだろうが…。
実際テラナイト・セイクリッドを使う上でそれらと差別化できるポイントととしては、カストルのデッキリクルート効果(およびそれをコピーする《星騎士 セイクリッド・カドケウス》)によってサーチを介さずとも展開を伸ばせるようになったため、ドロバを食らっても展開を継続しやすくなっているのが強みかも。逆にGフワロスを食らってもドロバで封じて展開継続というのもしやすい。
星騎士 セイクリッド・デルタテロス ▶︎ デッキ 《星騎士 セイクリッド・デルタテロス》
ウキキーボード
2025/11/23 0:09
遊戯王アイコン
星輝士 デルタテロス》が新たな力を得た姿。
便利な効果が三つ積まれていたあちらと違って、この新デルタテロスはほぼ完全に中継役の効果になった。

①の効果で自身が場に居る限りランク5以上のテラナイト・セイクリッドが対象に取られなくなる。
ぶっちゃけこの効果はほぼオマケ。むしろ③の効果の兼ね合いから場に残すとあまり美味しくないので、さっさと《星守の騎士団》で下敷きにしてしまおう。

肝心なのが②の効果であり、X素材を取り除くとデッキからテラナイト・セイクリッドをサーチしつつ、追加で召喚することができる。
サーチしたモンスターをそのまま召喚できるので、要するにサーチを経由したデッキリクルート効果と見て差し支えないだろう。しかししっかりと「召喚」しているので、手札の《星騎士 リュラ》などはちゃんと反応してくれるのは嬉しいところ。基本的には 《セイクリッド・カストル》や《星因士 アルタイル》を出して更に横展開を広げていくことになる。
ぶっちゃけ同じようなことは《星騎士 セイクリッド・カドケウス》で《セイクリッド・カストル》をコピーしても出来るのだが、EXデッキに実質デッキリクルート効果持ちのルーターが二種類も居ると見れば贅沢な話である。後述のようにカドケウスとの嚙み合いも悪くないので両方使って展開していこう。

③の効果は「フィールド以外から」墓地に送られると手札・除外のテラナイト・セイクリッドが出せるというもの。一体どこから墓地に送れば発動するんだよ!と思うかもしれないが、要するに「X素材」にされているこのカードが外れて墓地に送られると発動する。
前述の通りにこのカードは完全な中継役モンスターなので、②の効果を使い終わったら《セイクリッド・トレミスM7》や《星守の騎士団》で大体下敷きになる運命。基本的に相手のターンで《超神星輝士 セイクリッド・トレミスΩ7》 のX素材となっているときに、Ω7の効果を使って素材から外れるとこの効果が発動するという仕組み。この際に《星騎士 セイクリッド・カドケウス》の効果で除外されたモンスターが戻ってきて、次のターン用のリソースを回収する…という使い方になる。
ただし一つ問題があり、このカードは「ステラナイト」名称ではないので《星守の騎士 プトレマイオス》でエンド時に仕込むということが何故か出来なくなっているのが惜しい点。
また一応EXデッキから直に墓地に送ってもこの効果は発動するが、テラナイト・セイクリッドに《エクス・ライゼオル》のような奴がいるわけでもないので、あんまりその機会はないだろう。

…と三つの効果ともほぼ中継役の性能でありながら、出すのにレベル4モンスター×3体要求なので使いづらい…ように見えるが、実際は《星騎士 キュグニ》が必要な素材数を軽減してくれるのでそこまで重さは感じない。キュグニが展開に絡んだら積極的に頼っていこう。
超神星輝士 セイクリッド・トレミスΩ7 ▶︎ デッキ 《超神星輝士 セイクリッド・トレミスΩ7》
ウキキーボード
2025/11/22 23:31
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星輝士 セイクリッド・ダイヤ》に跨り天翔ける《セイクリッド・プレアデス
セイクリッドとテラナイトを結集したとてもカッコいい天騎士…なのだが某所で塩焼きそばを作ってる人とか散々な言われようであったのが悲しみ

まず召喚条件がレベル7×3などと書かれているがこれは無視していいレベルのインクの染み。クシャトリラなどならともかく、セイクリッド・テラナイトで実際これで出すのは不可能である。
ではどうやって出すのかと言うと、基本的に《星守の騎士団》の効果で重ねてX召喚することで出していくことになる。後述の通り効果は超強力なので積極的に盤面に出していこう。
自分が後攻なら前身の《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》の如くメイン2に自前の条件で重ね出しできるので、後手捲りに一役買ってくれる。《天霆號アーゼウス》の露払いとして使うのもアリ。

肝心の②の効果がお互いのターンにフリチェで相手モンスターを取り除いたX素材の数までデッキバウンスするという、プレアデスの強化版のような除去を放つことができる。
似た効果の《クイーンマドルチェ・ティアラミス》と違い除去はモンスター限定で対象には取ってしまうものの、デッキバウンスという最高の除去をフリチェで撃てるのだから使わない手はない。

そして特典として①の効果で墓地にテラナイトが7種類以上あるときに効果を受けない&ステータスが2倍になるというテラナイト・セイクリッドの結束の力を象徴する強化能力を持っている。
前述の②の除去効果を使ってX素材を外して墓地に送った瞬間から墓地に7種類テラナイトがたまっていれば有効なため、上手く墓地のテラナイトを溜め切って使えば②の除去効果が一切無効にされなくなるのだ。
X素材がなくなってバニラ状態になったとしても、5400の効果を受けないΩ7を突破するのは相手からすればなかなか困難であり、白黒カオスアンヘルの如く詰んでしまうことも少なくないだろう。
ただし、7種類のものテラナイトを墓地に溜めるのはそれなりに大変なため、まあ満たせれば嬉しいなといったところか。

総じて新生テラナイト・セイクリッドの結束の力の象徴ともいうべき新たな切り札モンスター。
塩焼きそば職人とか言われてはいるが、実戦で使うととても頼りになりカッコいいので是非とも使ってほしい。
チェーン・リゾネーター ▶︎ デッキ 《チェーン・リゾネーター》
ウキキーボード
2025/11/16 8:02
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1月の新規でレッドデーモンの更なる新規が発表され評価が爆上がりしている旧リゾネーター

効果としては場にSモンスターいる時に召喚に成功したらデッキから好きなリゾネーターを出せるという《クリムゾン・リゾネーター》の前身みたいなもの。
効果を発動するためには召喚権を温存した状態でSモンスターを既に展開していなければならないという以前では無茶な条件であったため、有用な効果を持ちながら使うのが難しい状態だった。
そのため《混沌魔龍 カオス・ルーラー》が存命の時に光属性要員として採用されるかもとった程度の扱いではあった。

しかしBLAZING DOMINIONにおけるジャックデッキの優秀な新規の到来により状況が一変。
召喚権を使わずに1枚初動でS召喚まで成立する《パワー・バイス・ドラゴン》や、自身をSSしながらリゾネーターの追加召喚権を得ることができる《ダークネス・リゾネーター》らの登場により格段にこのカードが使いやすくなり、実戦的な展開パーツとして活躍できるようになった。このカードのサーチ手段も既存の《ソウル・リゾネーター》や《地縛囚人 ストーン・スィーパー》に加えて《クリムゾン・ヘルコール》登場しているため、1枚採用して必要となる時にサーチして使いやすいのもいいところ。
しかもこのカード自身に名称ターン1がないため、上手くいけば《シンクローン・リゾネーター》の回収効果を駆使して、2回とも召喚権をこのカードに使ってデッキのリゾネーターをリクルートしまくる強いムーブも可能になっている。そしてレベル1であるためシンクローンと共に採用すれば《レッド・ライジング・ドラゴン》の墓地効果も狙いやすくなるだろう。

総じて元々は上振れ前提のロマンカードだった状態から、何度目かのジャックデッキ強化によって実戦的になりかなり強くなったカードといえるだろう。
しかしジャックストラクにおいて再録漏れしてしまっており、《レッド・ノヴァ》の如く1度も再録がなされていない状態であるため、ジャックデッキを組みたい人は早めに……かもしれない。
ただし採用する時は《霊王の波動》との嚙み合いが悪い点だけは注意したい。
禁じられた聖冠 ▶︎ デッキ 《禁じられた聖冠》
ウキキーボード
2025/10/30 1:43
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盗品をルシファーにシェアする《失楽の堕天使》さん
今までに登場した禁じられた魔法シリーズを全部ひとまとめにしたような効果であり、場のモンスター1体に様々デバフとバフを付与する効果になっている。
あまりにも付与する効果が多くてややこしいので個別に見ていくと

①「効果は無効化される」
先手でも後手でも相手モンスターに使えば単純に妨害・捲りに役立つ。このカードに対してモンスターの効果は発動できないのでほぼ確実にモンスター1体を黙らせられる。…が後述の他の付与効果との兼ね合いによっては、より強力に働くこともあれば、面倒な事態になることもある。

②「攻撃できない」
自分が先攻の時向けの効果。Xモンスターに使えば《天霆號アーゼウス》を乗っけられるのを阻止出来たり。また《天盃龍チュンドラ》のような攻撃を通したら負けるモンスターもチェーン不可で黙らせられる。

③「戦闘・効果で破壊されない」
これもほぼ自分が先攻の時に役立つ効果。自分の守備モンスターに対して使うと④の内容と合わせてまずそのターンは処理不可能の要塞となるため、ライフを削り取られて負ける心配がなくなる。特に天盃龍に対しては後手の開幕挨拶の羽根箒ライストに対して、このカードを使うと歯ぎしりされること間違いなしである。また自分が後手の時は相手のステータスが低いモンスターに対して使ってサンドバック化させる使い方もある。

④「自身以外のカードが発動した効果を受けない」
先述の通り先攻で自分のモンスターに対して使うと③の効果と合わせて、除去されることがまずなくなる鉄壁に。また、相手が何らかの魔法罠効果をモンスターに付与しようとしたらこれで妨害できる。この使い方は《禁じられた聖槍》に似ているかも。
ただし注意したいのは後手で相手のモンスターに使ってしまった場合であり、①の効果無効目的で相手モンスターに使うとそのターンはそいつはほぼ処理不可能になり、次の相手ターンまで生き残ってしまう。制圧モンスターに使って次の相手ターンまで盤面に残してしまうと面倒なことこの上ない。

⑤「リリースできず、あらゆる召喚の素材にできない」
基本的にこれも先攻で相手への妨害として有用な効果。各種素材に出来なくなるため相手の計算を狂わせられる。特に影響が大きいのがリンク1に変換されるのを阻止できること。
無限泡影》で《原石竜アナザー・ベリル》の効果を止めたは良いが、次の瞬間《青き眼の精霊》に変換されて貫通される。《M∀LICE<P>Dormouse》にヴェーラーを当てたのは良いが、次の瞬間《リンク・デコーダー》に変換されてすべてを察して絶望する…というのは現代遊戯王あるあるな話。ところが聖冠をそいつらに当てれば①の効果で無効にしつつ、この⑤の効果でリンク素材にできないため妨害貫通出来ず、そのターンは何もできない棒立ち案山子同然になる。

…とこれらの効果を一つ一つ見ていったが、確かにこのカード自体は汎用性が高く先手後手どちらでも使える。しかしどちらかと言えば先攻で強く使えるタイプの付与効果の方が多く盛られている印象。そして先攻札としてなら《神の宣告》のような超先攻番長カードもあり、後手札としてなら他に《禁じられた一滴》など色々な捲り札もあるので、サイドチェンジのあるマッチ戦の紙では悪く言えば中途半端なカードになってしまうかも。

ただし、サイドチェンジがないシングル戦。つまりMDやYCSJのような環境では、神宣や結界波のように先手後手でパワーが極端に変わることのない、バランスの良い器用なカードなので採用しやすく、かなり使い勝手は良いかもしれない。個人的にはMDで色々な相手を広く対策するのにちょうどいい具合なので早く実装してもらってそちらで使ってみたいと思ったり。
……というか穿った見方ではあるのだが、シングル戦環境向けのカードとしてこのカードはデザインされたのでは?というのが個人的な印象。というのもYCSJやMDでは未だに天盃龍が環境に一定数居てシングル戦で交通事故勝利を狙うという環境荒らしなところがあり、コナミさんも事態由々しく思ったのか紙でも天盃龍への規制が今更かかっていたりする。実際に天盃龍に対してはこれを先攻で伏せていれば大体勝てるであろうほどぶっ刺さっているカードなので、対策札として使ってほしいのかも…?
黒き竜のエクレシア ▶︎ デッキ 《黒き竜のエクレシア》
ウキキーボード
2025/10/29 0:21
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竜騎士エクレシア。場面としては《烙印の気炎》での姿か。
8シンクロということで手間がかかるように見えるが、実際は《白き竜の落胤》1枚初動で出すことができる。

①の効果で自身を除外しつつデッキ墓地からアルバス君ネームのカードを呼び出せる。
融合効果を持つ《赫の聖女カルテシア》などを呼べるため、色々なテーマでの運用が見込めるだろう。しかも黒エク自身は除外に逃げて半永久的にこれを繰り返せるため、《導きの聖女クエム》や《スプリガンズ・キット》を蘇生しまくれば後続確保もかなりしやすい。

烙印においては先述の新アルバス君1枚初動で、新アルバスと《白の聖女エクレシア》のカップリング……ではなく、白エクレシアから呼び出した《軒轅の相剣師》とでシンクロ召喚できる。そして黒エクレシアの効果で自身を除外してカルテシアを出せば、軒轅の墓地効果で白エクが戻ってくるため、そのまま《赫焉竜グランギニョル》が融合召喚できるという流れ。
ここまでで新アルバス君とグランギニョルで2回分EXのアルバス融合を落とすことに成功しているため、烙印特有のエンド時ムーブで盤面を造っていけるだろう。落とすオススメは《灰燼竜バスタード》での《導きの聖女クエム》リクルートと《鉄駆竜スプリンド》での《スプリガンズ・キット》から《赫の烙印》融合展開。
これを《烙印融合》に頼らず新アルバス君1枚初動で出来るため、烙印融合にアクセスできなかった場合には必要なルートになる。烙印デッキでは融合しか出せない制約が付きがちなため、出せない試合もあるだろうが取り敢えず採用しておいた方が良い存在と思われる。

②の効果は墓地・除外のレベル8融合とフィールドのカード、そして墓地の自分自身をバウンスするもの。主に《白き竜の落胤》で落として墓地除外のアルバス融合体を戻してリソース回復&除去をする役割になるだろう。戻す融合モンスターはアルバス融合体に限らず、レベル8なら何でも良いため墓地効果を使った《赫焉竜グランギニョル》を再利用ということも可能になった。
同時期に《聖痕喰らいし竜》という他の墓地除外回収方法も追加されたため、今までの烙印でありがちだったEXやメインデッキの弾切れもほぼなくなり、理論上無限リソースのデッキと化したと言える。
ちなみにだが、「そのカード2枚とこのカードをデッキに戻す」というテキストなため必ず3枚すべて戻す必要があり、どれか1枚でも戻せないと効果は不発になる点に注意したい。特に相手のセットされた魔法罠カードを対象にした場合、そのカードをチェーンして使われるだけで不発になる。

総じて烙印においては《白き竜の落胤》1枚初動から《烙印融合》に頼らない新ルートを開拓し、マギストスなど他のレベル8シンクロを出せるデッキでは《赫の聖女カルテシア》へのアクセスを容易にした偉大なエクレシア様々である。
白き竜の落胤 ▶︎ デッキ 《白き竜の落胤》
ウキキーボード
2025/10/28 23:26
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真っ白なアルバス君。ストーリー上は《天底の使徒》より前、烙印世界に来る前の姿だろうか。
性能としてはスーパーハイパーアルティメットアルバス君とも言うべき超性能になっている。

まず①の効果で《エクス・ライゼオル》のようにコストでEXのアルバス関連カードを落としながらSSできる。アルバス融合体は墓地に落とせばエンド時にサーチリクルート効果が発動できるのでこれで1アド。そこから更に②の効果で烙印での1枚初動にもなれるという、素のアルバス君とは違い強力な初動カードになっている。これを召喚権も使わずに出来るのだから凄まじい。状況次第では《黒き竜のエクレシア》を落とせば除去&リソース回復にも転用できる。
(後々使ってみて思ったが烙印デッキとは無関係なデッキでも《烙印竜アルビオン》を落とせば《The Fallen & The Virtuous》をセットできるので汎用性がかなり高い。《黒き竜のエクレシア》も採用すればEXの残弾にも困らず、黒エクレシアの除去も追加で使える)

そして場に出るとパートナーのエクレシアをあらゆる領域から呼び込む効果も備えている。
これまでの烙印デッキではエクレシアの役割がそこまでなかったため不採用の構築が多かったが、これ程簡単に呼び込めるとなれば話は別。エクレシア系の採用も烙印では必須になったと言える。
基本的には《白の聖女エクレシア》を採用し、《黒き竜のエクレシア》をS召喚することで、《烙印融合》が絡まなかった場合の新たな烙印の展開ルートへと繋げることができる。
ちなみに①のSS効果を使わず、召喚権を使って新アルバス君を出した場合は特に制約が発生しないため、8シンクロや4エクシーズを縛りなく召喚権で出せるという汎用の高さを持っている。そのため相剣やスプリガンズなんかの烙印ストーリーテーマとの噛み合いも中々悪くない。
(というかこれまた後々使ってみて思ったが召喚権を使っても1枚初動で8シンクロや4エクシーズが出せるだけでかなり強い。例えば無関係なレッドデーモンでも《紅蓮の王者》を出せて初動や貫通として使っていける)

総じて強力なカードだが、特に烙印デッキにおいて大きいのは、EXデッキからアルバス融合体を落とせる簡単な手段が増えたこと。烙印デッキでは《烙印融合》へのうららや《霊王の波動》で狙い撃ちにされるため、烙印融合が潰されても《烙印の気炎》や《赫焉竜グランギニョル》などを駆使してEXデッキのカードを落としてどれだけ盤面を作れるかが課題になっている。そのため簡単にEXのカードを落とせるこの新アルバス君がどれだけ有り難いか言うに及ばずだろう。
例えば烙印融合を潰されても、《灰燼竜バスタード》を落とせば《導きの聖女クエム》を出して更にカルテシアに触れるし、《鉄駆竜スプリンド》を落とせば《スプリガンズ・キット》から《赫の烙印》をサーチしてそのままルベリオン→ミラジェイドの連続融合ができる。両方を落とせていれば合わせてミラジェイド・カルテシア・クエムのような烙印融合が通ったレベルの強力な盤面を作ることができる。そのため《烙印の気炎》や《失烙印》、《深淵の獣マグナムート》などで積極的にこの新アルバス君に毎回アクセスしていきたいところ。

これ程強力なカードなのだが、カード名が《アルバスの落胤》なので素のアルバス君と合わせて3枚までしかデッキに入れられないことがネック。超融合効果を持つ素のアルバス君は烙印デッキにおいては重要な妨害源になるため、全く採用しないということはできない。そのため烙印デッキにおいてはリンクスのリミットシステムの如く生まれた瞬間から事実上の準制限カード状態になっている...。
...一部の強力すぎるテーマの新カードは名前を被らせて採用枚数を減らすこの方法を導入しても良いんじゃないかなと思ったり...。
とはいえ常に《アルバスの落胤》なので《融合派兵》に対応するなどのメリットもなったりするのだが。

効果の強力さが目を引くが、効果デザインのイメージとしては①の墓地落としSS効果が《天底の使徒》で烙印世界に訪れるイメージ。②の効果がエクレシアと出会うイメージを再現していると...と思うと結構エモい演出である。
エクソシスター・バト・マーテル ▶︎ デッキ 《エクソシスター・バト・マーテル》
ウキキーボード
2025/10/27 18:56
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エリスの現相方に牙を剥くマルファさん
本心から裏切ったのか洗脳状態なのか…

新たなエクソシスターにおける最強カードであり、色々な効果が詰め込まれている。
①の効果で発動時にエクソシスター2体をサーチできる。最強初動の《エクソシスター・マルファ》のサーチ手段が増えただけで強い。
そして②の効果では場のエクソシスターに名前が書かれたエクソシスターを追加召喚できる効果もあるため、①の効果でマルファと《エクソシスター・ステラ》をサーチしておけばマルファから出した《エクソシスター・エリス》を対象にステラを追加召喚することで展開を伸ばせる。
このようにシスター二人を一気に呼び込めるため《エクソシスター・ミカエリス》経由でこのカードをサーチすることで、マルファ単独で《エクソシスター・マニフィカ》まで展開が届くようにもなった。
①の効果には手札コストも必要にはなるのだが、これは《エクソシスター・カルマエル》の書き換え条件を自然に満たせるメリットになるので、このカードから動き出した時が誘発ケアが諸々できるため一番強い初動と言える。

そして③の効果では相手のカードがどこからでも墓地に行くと、そのカードを「相手に」除外させるという強要効果を備えている。
これにより相手が直接墓地を動かさずとも墓地にカードを送りさえすれば、エクソシスター共通の変身効果を使えるようになった。そのため今まではワンテンポ遅れがちだった《エクソシスター・アソフィール》や《エクソシスター・カスピテル》の墓地封じを、相手に効果を使われる前に起動しやすくなったのも大きな強化だろう。
また、自分の先行展開中にこのカードを張っておきつつエクソシスター下級を並べておくと、相手が手札誘発を投げた場合にそのまま③の効果で「相手に墓地のカードを除外」させてエクソシスターが変身できるという保険にもなる。

総じて最強のエクソシスター初動と言っていい性能であり、《エクソシスター・パークス》でのサーチも使って毎回このカードから動いて行きたいところ。ただし、これらの効果にはいくつか欠点もあり
まず第一に①の効果でのサーチは強制効果であるため、ドロバを撃たれていると発動不可になる。パークスからサーチすると、サーチのサーチになるためドロバで詰む場合がある。
そして第二に①の効果のサーチは発動時の効果処理のため、これに対してうららを投げられても③の効果は発動しない。何故ならまだ発動していないからである。よって先にエクソシスター下級を立ててこのカードを発動してうららを貰っても冤罪を吹っ掛けることはできない。
最後に第三に《エクソシスター・マルファ》の展開効果と嚙み合わせが悪いこと。マルファに対してのうららが結局一番重いため、先にこのカードと下級シスターを置いてケアしたいところ…ではあるのだが、マルファの発動条件が場にモンスターが居ない  or Xモンスターのみなため、それは出来なくなっている。マルファさんの頑固さも筋金入りである。

と…色々な欠点もあるにはあるがエクソシスターの革命的な新規ではあるので是非ともフル投入して毎回頼っていこう。
ストーリー的にはエリスのメンタルが崩壊しそう…今後の展開が気になるところである。
エクソシスター・カルマエル ▶︎ デッキ 《エクソシスター・カルマエル》
ウキキーボード
2025/10/27 18:30
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遂に判明した《エクソシスター・マルファ》の変身体。
闇堕ち疑惑が漂っていたマルファさんだったが、赤黒いオーラを纏う禍々しい変身姿でありなかなかショッキングである。ステータスも闇天使となっており堕天使強化と同時に来たというのが皮肉である。

性能としてはエクソシスターの抱えていた諸々の欠点を埋めてくれる性能となっており、
まず①の効果であらゆる領域からエクソシスター魔法罠をエンドにセットできる。
今までは《エクソシスター・ミカエリス》のサーチ効果でしかエクソシスター魔法罠を持ってくる手段がなかったが、カルマエルでアクセス手段が増えたため、《エクソシスター・リタニア》と《エクソシスター・バディス》の両方を構えるのが安定した。墓地からもセット回収できるため、相手ターンにもカルマエルを出せば使ったリタニアを再度拾い直し、更に次のターンにもリタニアを予約できる。

そして何と言っても②の書き換え効果が目を引く。
エクソシスター待望の実質万能無効であり、相手のサンボルや《三戦の才》1枚でマニフィカが吹き飛んで0妨害になり血の涙を流していたエクソシスターにとってはどれだけ有り難いか言うに及ばずと言ったところ。またいくつか穴はあるものの展開の最初に立てて置けばニビルもケアできる。
しかも「相手は墓地のカード1枚を手札に加える」に効果自体を書き換えるので、エクソシスターの変身トリガーである「相手によって墓地からカードが離れた」を発動させるというご都合マッチポンプっぷり。カルマエルで効果を書き換えるのに合わせてすかさず《エクソシスター・バディス》発動でシスター皆で冤罪を吹っ掛けよう。

先述の通り①の効果でカルマエルを出せばデッキから《エクソシスター・バディス》を置けるため、カルマエルを出す=2~3妨害が成立すると言っても良く、Gフワロスの受けもかなり良くなった。
総じて誘発ケアも盤面の補強も後続の確保も全てを担うという、マルファの変身体に恥じない最強のエクソシスター。これからはまず最初にカルマエルを立てて誘発ケアしよう......なのだがいくつか欠点も存在する。

まず第一に素材指定がエクソシスター2体のガッチリ要求なこと。
荒魂》や《斎キ狭依姫》などマルファの縛りの中でも使えるサポートはあるのだが、カルマエルを出すには純のエクソシスター2体要求なため、そいつらを使って出すことは出来ない。
そのため、そいつらが初動の場合、結局ミカエリスを先に作って《エクソシスター・バト・マーテル》からマルファをサーチして、カルマエルを出すことを余儀なくされる。すると結局うららGやニビルなどが今まで通り刺さってしまうのが辛み。かといってエクソシスター下級はマルファ以外《ブリキンギョ》・《カゲトカゲ》とかそんなレベルの性能なため最初にカルマエルを出すハードルがなかなか高い...。

第二に②の書き換え効果は自分の墓地にカードがないときは使えないこと。
最初にマルファからカルマエルを出して誘発ケアしてから展開しようと思っても、墓地にカードがないとケアできない。エクソシスターは墓地を使わず、展開中に墓地にカードが行くのもミカエリスなどでX素材を外した時くらいなため、頑張ってカルマエルを最初に立てても結局ニビルを被弾してしまう。
墓地にカードを用意しつつカルマエルを立てられるのは《エクソシスター・バト・マーテル》初動の時のみなので意外と融通が効かないかも。
NT8000-SIRIUS ▶︎ デッキ 《NT8000-SIRIUS》
ウキキーボード
2025/10/20 3:23
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オルフェゴール・ブーブー。オルフェゴールのために生み出されたとしか思えないくらい名誉オルフェゴールである。

③の効果で場に闇属性のLモンスターが居れば、デッキや手札から捨てられると場に出てくるスクランブル効果。
要するに場にオルフェゴールリンクが居る状態で、《オルフェゴール・トロイメア》でデッキから落とすなり、《オルフェゴール・ガラテアi》で手札から切るなりするとそのまま出てくる。
そして②の効果で追加の妨害が構えられるという仕組み。
ちなみにオルフェゴールトロイメアはダメステでも効果を使えてこのカード墓地に送れるので、ダメステで送ればビーステッドに睨まれている状況でも出せたりする。

その②の効果はターン中にLモンスターが効果を発動していれば、自分と相手の表側カードをそれぞれ1枚ずつ割れるというもの。
オルフェゴールには《オルフェゴール・バベル》という相手のターンで好き放題動けるカードが存在しており、《オルフェゴール・ガラテアi》など墓地でも場でも効果を使えるLモンスターだらけなので、基本的にこいつが出さえすればまず条件は満たしていると思われる。

そのほか、《宵星の機神ディンギルス》が居れば、②の効果で自分のカードは割られなくなったり
オルフェゴール・ガラテア》のリンク先に置けば、どっちも戦闘破壊されなくなったりと細かい部分でも嚙み合いが意識されていたりする。

そこまで抜きんでた性能の除去でも展開カードでもないのだが、オルフェゴールの場合相手のターンに《オルフェゴール・トロイメア》からいつでもこのカードを落としてフリチェ除去を用意することが出来るため、1枚採用しておけば妨害が増えるだけでなく、色々なケースで対応力が上がるだろう。
特に《宵星の騎士エンリルギルス》の墓地効果を相手のターンに使いたい場合、マスカレーナかこのカードでエンリルギルスを墓地に送る必要があるため、そういう意味でも個人的には採用しておいた方が良いカードでもあると思ったり。
宵星の騎士エンリルギルス ▶︎ デッキ 《宵星の騎士エンリルギルス》
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2025/10/20 2:59
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墓地送り効果の権化ことニーサンの最終形態。通称エリンギ。
ストーリーでは《宵星の騎士ギルス》から月日を経て、機械の体が剝がれてかつての人の姿へと戻ったものらしい。
性能としてもオルフェゴールの最終盤面に必ず立てたい強力な性能となっている。

①の効果は除外状態のオルフェゴールカードを回収&任意で相手のモンスターをパクるもの。
これまで除外されたオルフェゴールカードに触りなおす手段は、《星遺物-『星杖』》でのモンスター帰還くらいしかなかったが、このエンリルギルスの登場によって魔法罠も含めてほぼ自在に回収できるようになったと言える。
特に《オルフェゴール・クリマクス》を回収できるのはとても強力。クリマクス自身にも墓地効果で自分から除外ゾーンに行けるため、エンリルギルスで毎ターン回収して毎回使うことができる。
また《オルフェゴール・バベル》下ではこの効果はフリチェで使える。エンリルギルスで回収したオルフェゴールモンスターを、これまたフリチェ化した《オルフェゴール・ガラテアi》の効果の手札コストとして切ることで、墓地に埋めなおして再度墓地効果を使う準備を整えられるという永久循環が成立している・

そして手札を1枚デッキに戻すと相手のモンスターを永久奪取出来るという強力なオマケも付いている。先述の通りにバベル下ではこれを相手ターンにいつでも使えるので、フリチェで相手のモンスターを対象に取らずパクれるという強力な妨害になっている。
またオルフェゴールの先行展開では《宵星の騎士ギルス》で相手の場にもトークンを生成した場合、それをパクッて《I:Pマスカレーナ》の素材に当ててしまうという図々しいムーブも可能になっている。

②の効果はEXゾーンから墓地に行くと墓地送りの除去をお見舞いできるもの。
当然バベル下では条件を満たせば、自分メインフェイズに限らずいつでも使えるようになるので、相手ターンでは①の効果を使い終えたらマスカレーナなり《NT8000-SIRIUS》なりで墓地に送って、②の効果で妨害を増やしていきたい。

総じてテーマ内の最終リンクらしい強力なモンスター。アポロウーサやデモンスミスなどの汎用に寄せたオルフェゴールの場合にはともかく、純構築のオルフェゴールには絶対毎回立てたいくらい超強力である。
オルフェゴール・ガラテアi ▶︎ デッキ 《オルフェゴール・ガラテアi》
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2025/10/20 2:26
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星遺物ストーリー後に新生した《オルフェゴール・ガラテア》の新たな姿。iという言葉が付いているように確固たる自分を得たのだろう。
かつての環境テーマだったオルフェゴールに追加されたリンク1であり、①②の効果ともオルフェゴールの問題点を解決してくれる優秀な性能となっている。

①の効果は手札をコストに《オルフェゴール・バベル》か星遺物モンスターをサーチできる。
テーマ内で必須カードのバベルをこっちでも用意できるので、《オルフェゴール・ガラテア》の効果を《オルフェゴール・クリマクス》の方に回しやすくなり盤面の強度を上げやすくなった。
また、後述の弱初動の場合でも《星遺物-『星冠』》をこの効果でサーチして最低限の展開には繋げられるようになっている。
この際に手札コストが必要にはなってしまうのだがこれは長所にも短所にもなるところではある。
従来のオルフェゴールだと手札に《星遺物-『星杖』》や《オルフェゴール・トロイメア》などを素引くと処理しづらく、素引きしてるのを相手にバレるくらい展開が歪んでいたが、ガラテアiの手札コストで自然に処理できるようになったのは長所。しかし手札コストは手札コストなので、他に汎用の手札誘発しかないとやはり重いデメリットになる。MDだと《トロイメア・マーメイド》も使えるのだが、そっちでも手札コストが必要なため尚更手札コストが重くのしかかる。
よって構築の段階で捨てたいオルフェゴールカードを多めに採用して、むしろこの手札コストを長所として見れるようにしたいところ。

②の効果は墓地のオルフェゴールカードを除外して自己蘇生。単純にリンク値が1伸びるため普通に強い効果である。
また、除外されているオルフェゴールカードを利用できるものもいくつかあるため、能動的に墓地のオルフェゴールを除外へ送る手段としても有用。
基本展開ではオルフェゴールの高リンクの素材となって墓地に行った《オルフェゴール・ガラテア》を除外して、そして除外されたガラテアを星杖で帰還、ディンギルスを重ね出して《I:Pマスカレーナ》に繋げるというのが一番強い先行展開になっている。
この②の効果では何気にオルフェゴール魔法罠も除外して蘇生出来るため、《宵星の騎士エンリルギルス》の回収先を用意することも出来る。

そして当然《オルフェゴール・バベル》下ではこれら①②の効果はフリチェになるので、相手ターンでも使うことができる。
具体的には相手ターンでは②の効果で自己蘇生しつつ、①の効果で手札に抱えているオルフェゴールモンスターをいつでも捨てて、墓地での効果を使用できるようになる。
特にこれまた《宵星の騎士エンリルギルス》とは好相性であり、エンリルギルスで除外から手札に回収したオルフェゴールモンスターを、ガラテアiの①の手札コストで墓地に送ってそのままオルフェゴールモンスターの墓地効果使う…という循環を自分相手ターンで毎回行えるようになっている。

総じてオルフェゴールの安定性を改善するだけでなく、バベル下では相手ターンに更に取れる動きの幅を広げてくれるというとても優秀なリンク1になっている。
…のだが欠点としてはガラテアiの素材になれるモンスターで強いのがかなり限られているというのがあるかも…。
単独でデッキに触れる《宵星の騎士ギルス》や《オルフェゴール・ディヴェル》を素材にした場合は1妨害くらい簡単に乗り越えられるくらい問答無用で強いのだが、それ以外の下級オルフェゴールだとガラテアiのサーチが通らないとそのまま展開が頓挫してしまいがちな弱初動。通ってもさほど強い盤面にはならない…というのが悩みどころ。《トロイメア・マーメイド》が居るMDではしっかりと盤面が作れるのだが、当然手札コストが2回も必要なため重く、そこでマーメイドに誘発を食らうと大体負けである。これを回避するにはちゃんとガラテアiで捨てて強いオルフェゴールカードを引けているかが重要になるため、昔のオルフェと違い純構築に寄せた方がむしろ誘発受けは良くなる…ような気がする。

ここら辺の事情はアナザーベリルだの外部の強いカードを取り入れてテーマの初動に出来る《青き眼の精霊》のようなリンク1と比べて惜しい点かも。ガラテアiの素材指定が機械族とかならスクラップリサイクラーなどもギルス並みの強初動になったのだが…。
一応星遺物モンスターもガラテアiの素材になれるため、今後の新規で星遺物モンスターで何かしら強いのが来ればまた話は変わるのだろうが…。
ヴェルズ・ウロボロス ▶︎ デッキ 《ヴェルズ・ウロボロス》
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2025/09/21 23:52
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遂に禁止行きが決定してしまったトリシュの亡霊。
とにもかくにもターン1のないハンデス効果を持っていたのが運の尽き。

元々は当時のカードプールでは強すぎた《氷結界の龍 トリシューラ》の弱体化リメイクのような存在で、トリシュの効果をそれぞれの領域ごとに一度限りにしてデチューンした性能。素材も3体と微妙に重く、デュエルターミナルのラストの弾を飾ったりイラストの格好良さに反してあまり使われることはない日陰者であった。
一応《光天使セプター》と《光天使スローネ》のせプスロコンボ時代には多少注目されたのだが、同じく3体素材の《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》の壁は厚くそこまで出番は増えなかった(リンクスではショックルーラーが居なかったため、せプスロでよく使われていたが)

その後は冬の時代を迎えて久しかったが、ランク4量産の超テーマ、ライゼオルや新オノマトの登場によって評価が一変。もはやせプスロなんか使わなくても呼吸のようにウロボロスを出してハンデス出来てしまう。
ただの1ハンデスならともかく、先述の通りウロボロスの効果にターン1がなかったことが災いし、
ウロボロスの効果を使った後に《アイス・ライゼオル》や《ノード・ライゼオル》で墓地に送り、その後は《ライゼオル・プラグイン》でウロボロスを蘇生すれば更に1ハンデス追加。
蝕の双仔》登場後はウロボロスを素材にして双仔を出した後、アイスやノードで双仔を墓地に送ると蘇って更に追加のハンデス…とやろうと思えば最大3ハンデス出来るという、奇しくもあのトリプルトリシュの再来であった。
しかもただハンデスして終わりではなく、複数ハンデスの後に《ライゼオル・デッドネーダー》だの《ライゼオル・クロス》だのなんだのが立っているため著しくやる気が失せる話である。

一応ハンデス自体は《XX-セイバー ガトムズ》のようなテーマ専用っぽい奴なら許されているのだが、流石に汎用で出せるランク4でハンデス連打するのはダメだったようだ。
実際のところランク4が強化されるたびに問題を起こすのは明白。TW3の新規でテラナイトの強化が入るのだが、結局ウロボロスと双仔を使ったハンデスするのが一番強いみたいになるのは個人的にはちょっと…という感じなのでこれでよかったのかもしれない。

まさに最後の姿はウロボロスのごとくフィールドと墓地を行ったり来たりしてハンデスしまくる破滅の邪龍そのものであり、最終的に自身も破滅した。あのウロボロスがここまで出世するとは感慨深い…。
召喚獣マギストス・セリオン ▶︎ デッキ 《召喚獣マギストス・セリオン》
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2025/09/12 21:25
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OCGストーリーズ マギストス編第一部クライマックスにおいて、《天賦の魔導士クロウリー》がサンドリヨンとエンディミオンから力を借り受けて変貌した姿。この力で《竜王絶火ゾロア》を打ち破った。

召喚獣とマギストスの両方の名前を持つので両テーマのサポートを受けられるが、どちらのテーマで使うかによって大きく使用感が異なってくる印象。
出し方としては召喚獣デッキでは《召喚魔術》になり、主に①の除去をお見舞いすることをメインに使っていくことになるだろう。《法の聖典》を使えばフリチェ除去のようにも使える。
一転してマギストスだと大きく使用感が変わり、もっぱら《天賦の魔導士クロウリー》をサーチして融合する出し方が多い。そして場に出たら後述の方法で即破壊させて、主に②のリクルート効果を目当てに採用されることになるだろう。

SSされると①の効果で除外除去を飛ばせる。
基本的に後手でしか役に立たない効果ではあるが、あって損はないだろう。

特筆すべきなのが②の効果であり、融合召喚された自身が破壊されると、デッキからレベル4魔法使いを何でも出せる展開効果を持っている。
相手によってだけでなく、自分で破壊させてもOKなので、マギストスでは《絶火の魔神ゾロア》の墓地効果を使って爆破させてこの効果を使うことになる。
流石に8シンクロのゾロアを出したうえで、マギストス・セリオンまで融合召喚するのは要求値が高い…ように見えるが実際は《封印の魔導士スプーン》からの《絶火の大賢者ゾロア》1枚初動展開で出来る。
ゾロアで8シンクロ魔神ゾロアを出したら、そのまま魔神ゾロアで《聖魔の乙女アルテミス》を付けて《天賦の魔導士クロウリー》をサーチして魔神ゾロアとでマギストス・セリオンを融合すれば綺麗に条件が整ってしまうのだ。本当に美しく繋がっている。

先述の通りの通り②の効果の出し先はレベル4魔法使いなら何でも良く、マギストス下級は全員リクルート対象なので《結晶の大賢者サンドリヨン》で《結晶魔術 光の涙》辺りを触るもよし。
テーマ外では《白き森のシルヴィ》からの白き森ギミックに触るもよし、《星辰槍手ルキアス》でドラゴンテイルギミックに触るもよし、烙印の聖女に触るもよし、《妖精伝姫-シラユキ》なんかを出すもよしで非常に自由度が高い。
個人的には白き森ギミックに触ると《ウィッチクラフト・バイスマスター》に繋がって更に自由に展開が伸ばせるのでお気に入り。

総じてストーリーのクライマックスを飾っただけあって、複数のテーマで異なる使い方ができ、マギストス要素を入れたデッキでは色んな魔法使いテーマに繋がる設計になっている良モンスター。

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