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第14話 夜のお仕事♪ 作:風鼠
スイレン「夜の…お仕事…手伝って…欲しいの…」
葵「夜の…お仕事ですか?」
スイレン「駄目…かな?」(うる…)
その言葉と共にスイレン先輩の目が少し潤み始める
葵「わ、私、手伝います!」
スイレン「葵ちゃん…ありがと」
スイレン先輩は私の右手を両手で軽く握る
葵(ふわあぁ~♪スイレン先輩の手柔らかくて気持ちいい~♪)
スイレン「じゃあ…葵ちゃん…行こ…」
葵「はい♪」
瑞樹「葵、起きて待っててあげようか?」
私とスイレン先輩が、部屋から一歩程出た所で少し眠たそうの瑞樹が声を掛ける
葵「うぅ~ん…いや、瑞樹達は先に寝てて~♪」
瑞樹「…えぇ、分かったわ。布団は湯たんぽでも入れて温めておくから」
葵「瑞樹ありがとぉ~♪じゃあ、行ってくるね~♪」
私は瑞樹達に笑顔で大きく手を振った後、少しスイレン先輩に引っ張られながら、夜の廊下を歩き始める。
葵(スイレン先輩と一緒にお仕事楽しみだなぁ~でも…なんの仕事だろ?)
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
稽古やごはん等の支度等の様々な音が響き渡り、日中は屋敷の殆どが日が当たっている昼間の屋敷とは違う。
夜の屋敷は静まり返り、廊下は月明かりのみで少し薄暗く、今は私とスイレン先輩の2人が廊下を歩く音と息遣いのみが響き渡る。
葵「ふぁあぁ~…はむぅ…スイレンせんぱぁい…夜のお仕事ってなんですかぁ~」
食堂やお風呂場へと続く廊下をしばらく歩き始めた頃練習で疲れている私は眠気に襲われ、先程から欠伸がなかなか止まらない。
私は空いている方の手で目をこすりながら、抱いていた疑問をぶつける。
スイレン「…あ…葵ちゃんに…これ…渡すの…忘れてた…」
葵「ほえ?」
私の手を引きながら少し前を歩いていたはっと思い出したようにスイレン先輩は立ち止まる。
私も足を止めると、スイレン先輩は私の方を振り向き、短パンのポケットから、スッと小型の懐中電灯を取り出し、カチッと懐中電灯を点灯させ、手渡すように私に差し出す。
葵「夜のお仕事って…」
私はスイレン先輩に顔を見ながら、左手で点灯している懐中電灯をスイレン先輩から受け取る。
スイレン「うん…屋敷の…巡回は…役者全員が1ローテーションで一日ずつ交代で…2人1組で…回る事が…決まり…だから…」
葵「スイレン先輩は楓さんと回らないんですか?」
スイレン「いつもは…楓と回るんだけど…今…楓は…彩愛さんに…お仕置きを受けてるから…茜さんが…葵ちゃんと行ったら…って」
葵「そうなんですか~。」
スイレン「嫌…だった?」
スイレン先輩は少し視線を落とし、寂しそうな表情を浮かべる。
葵「い、いえ。スイレン先輩と二人でこうやってゆっくり話せるなんて、私すっごく嬉しいです♪」
私はスイレン先輩の視線の先に回り込み、今できる全力の笑顔を浮かべる。
スイレン「本当にありがと…私も…嬉しい」
スイレン先輩は、控えめながらも可愛らしい笑顔を浮かべ、心の底から嬉しそうに話す。
その笑顔に月の淡い光が当たり、その笑顔をより一層美しさを引き立てていた。
葵「はうわ!」(///)
私は、その笑顔を見た私は体に電流が走るような感覚を覚え、体が、少しずつ火照り始め、反射的に顔を背ける。
葵(はううぅ…スイレン先輩の顔を見れないよぉ~こんなの初めてだよぉ~)(///)
物心ついた頃から一度も味わったことがない初めての感覚に、私は余計に困惑する。
スイレン「…?どうしたの…葵ちゃん?…顔…赤いよ?」
葵「ひゃあ?!あわわわ…」
心配そうな表情を浮かべたスイレン先輩が顔を近づけ、私の頬にスイレン先輩が優しく触れ始め、その手のやさしい感触におもわず体がビクンと反応する。
普段は背中以外では殆ど反応をしないけどそれほどにこの感覚は、私の体をおかしくしているのだろうか。
スイレン「頬…すごく…熱いよ?体調…悪いの?」
葵「そ…そんな事ないですよ!私、すっごく元気です!じ、巡回、は、始めましょ!スイレン先輩!」(///)
スイレン「うん…そうだけど…葵ちゃん…あんまり…引っ張らないで…ほしいの…」
私はスイレン先輩を引っ張りながら走るように巡回を再開する。
この火照った体を冷ますように。この感覚を忘れる為に。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
葵「はぁ…はぁ…」
体力の限り廊下を走ると、先程まで私が瑞樹達と一緒にいた食堂の入り口前に辿り着く
スイレン「葵ちゃん…私の腕…痛いよぉ…」(うるうる…)
葵「あ!スイレン先輩、ごめんなさい!私、つい走ってしまい…許して下さい!」
スイレン先輩は私が掴んでいた腕の痛みを訴え、瞳に大粒の涙が溜まっている。
私は自分の行動を反省し、掴んでいた手を離しスイレン先輩に思いっきり頭を下げ謝罪する
スイレン「おし…おき…受けたら…許して…あげる」
葵「…ほえ?」
涙目のスイレン先輩から今にも泣きそうな声で普段のスイレン先輩からでは考えにくい言葉が飛び出す。
私は少し驚き、おもわず下げた頭を戻し、スイレン先輩の顔を見る
スイレン「何か‥したら…お仕置きして…チャラにする…これ…彩愛さんの…教え」
葵「はうう…分かりました」
スイレン「じゃあ…こっちに背中…向けて」
私はスイレン先輩に言われるがままスイレン先輩に背筋を伸ばした背中を向ける。
葵(はうう…お仕置きかぁ…何されるんだろう?)
スイレン「…えい」
葵「はう!?」
スイレン先輩は両手で私の頭にポンっと何かをかぶせるようにして何かを置く。
私は驚きの余り、大きい声を上げてしまう。
葵「はうう…スイレン先輩、私の頭に何置いたんですかぁ?」
スイレン「猫…耳…。これで…黒猫…葵ちゃんの…完…成♪」
私がスイレン先輩の方を振り向くとスイレン先輩は今までの涙目が嘘の様な、無邪気な笑顔を浮かべ、嬉しそうな口調で語る。
葵「スイレン先輩って猫好きなんでsむぐっ!」
スイレン「猫耳の…葵ちゃん…可愛い♪…私…猫…すごく…好き…♪」(ムギュー)
スイレン先輩は右手は私の腰に、左手は背中に手を回され、私は思いっきりスイレン先輩に抱き寄せられる。
その後スイレン先輩は動物を可愛がるように私の後頭部を左手で優しく撫で始める。
葵(ふあぁ♪スイレン先輩の胸って大きくて…柔らかくて…撫でるのもすごく上手で…このまま寝ちゃいそう♪…て、いけない、いけない!)
私はスイレン先輩の抱き付きに対して、驚きはあったものの、非常に心地よい感触に今日一番の睡魔が襲うものの、理性でなんとか踏み止まる。
葵「スイレン先輩!お仕置きって猫耳付けるだけ…ですか?」
スイレン「ううん…お仕置きは…明日の朝まで…猫耳付けて…私に…抱き付かれる…の刑♪」
葵「ふえぇ?!」
スイレン先輩は抱き付いたまま、ものすごく嬉しそうな口調で語る。
葵(それってお仕置きなのかなぁ?でも…)
スイレン「♪」
葵(スイレン先輩が笑顔になったからまぁ良いか♪)
スイレン「じゃあ…葵ちゃん…巡回…再会しよ♪」
葵「せ、せめて、前を向かせて下さいよぉスイレン先輩~」
スイレン「うん…良いよ♪」
葵「うんしょ…ふはぁ!」
私はスイレン先輩の抱き付く腕の中で体を上手くねじらせながら私が向いている方向を変え、スイレン先輩と同じ方向を向く。
スイレン「ん…」
スイレン先輩は両の掌を私のおへその上になるように置き、先程より私に密着するように私を抱き寄せる。
葵(あ…スイレン先輩の胸が)
葵「じゃあ巡回しましょー!」
スイレン「まずは…食堂…からね」
私達は、食堂のドアを空け、食堂に入ると共に懐中電灯の灯りで食堂の中を照らし始め、本格的な巡回を始める。
食堂は、先程までの調理や食事、会話等の音が無く、ただ静かに厨房の中から聞こえる冷蔵庫等の重低音や氷を作る音しか聞こえない。
ただ、晩御飯で余ったであろうおかずから漂う匂いが私達の嗅覚を刺激する。
食堂の中を何度もすみずみまで見渡すも私の眼には特に異常は見当たらず、スイレン先輩も特に何も言わない為、本当に異常はないのだろう。
葵「安心してなんだか私、喉が渇きました…」
先程廊下を走った事により、汗を多少に書いており、喉も少し渇き始めていた。
スイレン「そうだね…お水を…飲んでから…巡回再開しよ♪」
葵「はい♪」
私とスイレン先輩はお互いにコップに水を入れ、席に座るが…
葵「あの…スイレン先輩。」
スイレン「どうしたの…葵ちゃん?」
葵「水を飲むときも…抱き付いたまま…ですか?」
私はスイレン先輩の柔らかい膝の上に座り、スイレン先輩は自身のコップをテーブルに置き私の膝の上に手を置く。
スイレン「うん♪」
葵「あの…私…重くない…ですか?」
スイレン「大丈夫…だよ♪猫耳の葵ちゃん…可愛いから♪」
葵「そうですか…(駄目だ…離してくれそうにないや…)」
私は、スイレン先輩が一瞬でも解放してくれる事を諦めつつ、冷えた水を飲む為、コップに唇を付けコップを傾ける。
葵「ん…」
スイレン(ジー…)
葵(うぅ…飲み難い)
スイレン先輩は背後から私が水を飲む姿をまじまじと、興味深そうに見ている。
葵「ふはぁ!美味しかったぁ♪」
私がスイレン先輩の視線に耐え、なんとかコップに入れた水を飲み切り、カラになったコップをテーブルに置く。
私はテーブルに置かれたスイレン先輩のまだ水の入ったコップに視線を移す
葵「あれ?スイレン先輩?お水もう飲まれないんですか?」
スイレン「だって…もし零しちゃったら…葵ちゃんの服…濡らしちゃうから…」
恥ずかしがるように、スイレン先輩が自分の両手をその腕とは反対側の私の脇腹に手が少し触れる程度回し私のスイレン先輩の抱き付く力が少し強くなる事が分かった。
葵「そうですねぇ~もし先輩が私の服に水を零したら、今度は私が先輩にお仕置きでチャラ♪というのはどうですか?」
私は先程の先輩の法則にのっとり、笑顔でスイレン先輩に提案する。
スイレン「私に…お仕置き?…何…するの?」
葵「そうですね~それじゃあぁ~、私の服が乾くまでスイレン先輩の服を着させてください♪そして明日私が起きるまで、スイレン先輩は下着で行動して下さい♪」
私は、ぴんと人差し指を立て、自分では名案と思ったお仕置きとして設定する。純粋に私がスイレン先輩の下着姿を見たかった、からではない。
スイレン「うん…分かった…ん…」
葵(わくわく…)
スイレン先輩が片腕で私の耳のそばで静かに飲み始め、私はスイレン先輩が零す事に胸を膨らませ、抱き付かれている関係でスイレン先輩の顔を横目で、かつ片目で少し見上げるように見る。
葵(水を飲む姿も綺麗でいいなぁ~♪)
スイレン「ん…葵ちゃん…飲むところ…あんまり…見ないで…少し…恥ずかしい」(//)
葵「あ、ごめんなさい!」
私は再び前を向き、スイレン先輩の水を飲む音に耳を傾ける。
葵(あう…なんだか‥また眠く…始め…ちゃった)
暫くすると、再び眠気が襲い始め、次第に瞼が少しずつ重くなり、体が前のめりになる度私は再び背筋をまっすぐに伸ばす。
スイレン「あ…おいちゃん…膝の上で…あんまり…動いちゃ…だめぇ…コップのお水…零れちゃう…あ…」
葵「ひゃああ?!?」
私が背筋を戻した拍子に私の首筋にスイレン先輩のコップの冷えた水が掛かり、私は驚きのあまり大きな声を上げる。
スイレン「ごめん…葵ちゃんの…服…濡れちゃった…」
葵「あうう~今回も私も悪いですよ」
その間も冷えた水が私の背筋をなでるように落ち、水が次第に服にしみ始める。
葵「はうう~冷たいです~」
スイレン「ん…葵ちゃんの…お仕置きで…私の服…着させて揚げる…そうすれば…体も…少しは温まる…かも」
葵「はうう‥迷惑かけてばっかりで本当にごめんなさい…」
スイレン「いいよ…今回は…私も…悪いから…ね。早く…私の…服…着て…」
私は先程の一件と言い、今回も迷惑を掛けてしまったが、許したスイレン先輩は手早く自分の服を脱ぐ。
私も濡れた上の服を脱ぎ、スイレン先輩の脱いだ服を受け取り、き始める。
数分後
葵「ふあぁ♪スイレン先輩の匂い、すごく良い匂いです♪」
私は自分の濡れた服を脱ぎ、スイレン先輩の上の服を借り、私の濡れてしまった服は簡単に折り畳む。
スイレン先輩の服を着ると私とスイレン先輩と身長差が少しある為服は少しぶかぶかだった。
私は服の袖を鼻に近づけ服についているスイレン先輩の匂いを思いっきり嗅ぐ。
スイレン「あんまり…嗅がないで…ほしいの。…その…恥ずかしいから…」
自分の服を着させた上半身だけ黒色の下着姿となったスイレン先輩は、再び私に後ろから抱き付いた後、恥ずかしがるように耳元で囁く
葵(はわわ…さっきよりスイレン先輩の胸のリアルな柔らかさがぁ~♪)
後頭部に、スイレン先輩の下着一枚を挟んだスイレン先輩の胸が触れ、先程までよりリアルな胸の柔らかさが伝わってくる。
スイレン「葵ちゃん…喉も‥潤ったし…巡回…再開しよ…ね」
葵「そ、そうですね!よいしょっと…」
私は自分の濡れてしまった服を簡単に折りたたんだ後、左手に服を掛け、落ちないように工夫して抱く
葵「じゃあ、再開しましょ~!お~!」
スイレン「お~…」
私達は再び巡回を開始する。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
葵「ふぇ~やっと最後ですね~」
スイレン「うん…最後…」
その後、私はスイレン先輩の胸の感触を堪能しつつ、倉庫、体育館と巡回した後、最後の巡回箇所、お風呂場へとたどり着く。
スイレン「葵…ちゃん…ちょっと…強く…抱き付いても…良い?」
葵「はい。良いですよ~」
スイレン「ありがと…」(ムギュー)
葵(ひゃあぁ息が耳に当たってるよぉ~)
スイレン先輩は、私の予想以上に以上により密着するように抱き付き、顔も私の耳に息が当たる程の近い距離に近づいていた
葵「では…入りましょー!」
スイレン「うん…」
私達は先程まで使用され、まだ若干生温かい湿気が残る電気の消えたお風呂場へと足を踏み入れる。
葵「ふえ~何か出そうですね~」
スイレン「葵ちゃん…そんな事…言っちゃ…ダメ…」
葵「ひゃう!はうう…」
スイレン先輩の抱き付く力が強くなり、耳に優しくスイレン先輩の息が当たり、私の体は思わず反応してしまう
ポチャンッ
スイレン「!」
葵「ふは!」
比較的高めの天井から落ちた水滴が、浴槽のお湯に落ちた音にスイレン先輩はビクッと体を痙攣させ、私に抱き付く力が一瞬強くなる
私はお腹周りに手を回されていた為、空気が少し逆流し口から放出される
スイレン「あ…葵ちゃん…ごめん…」
葵「私は少し痛かったですけど‥大丈夫です。スイレン先輩…もしかして…怖いの苦手なんですか?」
スイレン「うん…」(///)
スイレン先輩は顔を赤めらせ恥ずかしそうに小さな声で私の質問に答える。
葵「そうなんですか~♪じゃあ…次怖がったらですね~スイレン先輩の匂い一杯嗅がせて下さい♪」
スイレン「葵ちゃんの…いじわる」(ぷくー)
葵「えへ~(スイレン先輩可愛い♪)」
小悪魔的なお仕置きにスイレン先輩は拗ねる様に頬を膨らませ、その様子に私は思わず顔がにやけてしまう。
スイレン「早く…終わらせれば…いいんだもん…」
葵「わわ!スイレン先輩!お風呂場で走らないで下さいよぉ~転んじゃいますよぉ~」
スイレン「つ~ん」
拗ねたスイレン先輩は私の言葉を聞かず抱き付いたまま小走りで歩き始め早く巡回を終わらせようとし始める。
数分後
スイレン「…眠い」
葵「ふぁあ~…ですね~…」
スイレン「今日は…一緒に寝ようね…葵ちゃん」
葵「はう!そ、そうでしたね~」
なんとか無事に転ばずにお風呂場の巡回を終えた私達は、最初のお仕置きを思い出し私とスイレン先輩はスイレン先輩達の寝室へと向かっていた。
茜「お!巡回かいスイレン、葵ちゃん!」
葵「あ、茜先輩だ!こんばんは~」
スイレン「茜…さん…お疲れ様…です」
茜「うん、二人とも巡回お疲れ様。葵ちゃん猫耳似合ってるよ」
葵「はう…うう撫でないでくださいよ」
その途中、丁度前方から下は短パンで白色のタンクトップ姿の茜先輩が歩いてくる。
茜「ごめんごめんつい。…で、葵ちゃん。なんでスイレンが、下着で巡回してるのかな?」
茜先輩は私の頭を少し撫でた後、下着姿のスイレン先輩へと視線を移す
葵「そ、それはですね…巡回でいろいろありまして…」
スイレン「葵ちゃんの服…私が濡らしちゃったから…私の服…貸したの…」
スイレン先輩はほぼ正直に茜先輩に簡単に説明する。
茜「そう…スイレン、風邪ひかないようにね。葵ちゃんも」
スイレン「うん…わかった…」
葵「はい!分かりました!」
茜先輩の言葉に私は懐中電灯を持っている腕を天井に向け、元気に答える。
茜「それにしても…彩愛はまだ楓ちゃんにお仕置きやってんのかぁ懲りないね彩愛も。」
葵「ほえ?」
茜先輩が少し苦笑しつつ、隣の部屋の扉に視線を写し、私もつられて視線をその扉に移し、耳を澄ます
楓「あや…め…せんぱぁい!そこを…そんなに…激しくいじっちゃ…また、また来ちゃいますよぉ!」
彩愛「ふふ…楓ちゃん我慢しなくていいのよ。」
楓「ひゃあああぁ!…あ…あぁ…」
彩愛「ふふ…楓ちゃん…ほんと食べがいあるわね。でも今日はまだ寝させないわよ」
楓「もう…もう…許してください…」
彩愛「駄目よ。あの動画…楓ちゃんだけで楽しむ予定だったでしょ。…その罪は重いわよ」
楓「はうう…ひゃう!?そんなとこも舐めちゃ…また来ちゃいですよぉ!!」
彩愛「ふふ…楓ちゃん可愛い♪」
部屋の外まで楓さんと彩愛さんによる、お仕置き行為の騒音が聞こえていた。
そして…そのお仕置き内容は聞こえていた楓さんの声から大体の察しはついていた。
葵(…彩愛さん…普段は凄くいい人なんだけどなぁ…)
茜「ふ、二人とも、彩愛に気付かれる前に寝た方がいいよ。彩愛が気づいたら、明日の朝まで彩愛に食べられ続けちゃうからね」
スイレン「うん」
葵「わ、わかりました」
私達は気づかれないように小声で会話し、静かに、慎重にそれぞれの部屋へと向かう。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
時間を掛けなんとかスイレン先輩の部屋に辿り着き、私は濡れている自分の服をスイレン先輩に許可を取り部屋干しさせていただく事になった。
葵「ふぁああ…もう…スイレン先輩…眠いです」
スイレン「うん…私も…眠いの…」
大きなアクビをし、壁に掛けらいた時計を見ると既に10時を回っていた。
葵「お布団…敷きますね…おとと…」
私は納戸からスイレン先輩の猫柄の布団一式を取り出す。
葵「寝る準備完成~♪」
スイレン先輩の協力もあり、1分もかからずお布団を敷き終わる。
スイレン「葵ちゃん…早く…一緒に…寝よ…」
葵「分かってますよ~♪」
眠そうなスイレン先輩は私が来ている服のすそを軽く引っ張る。
葵「よいしょっと!えへへ~スイレン先輩の良い匂いが一杯します~♪」
スイレン「…ん…葵ちゃん…温かくて…気持ちいい…」
葵「ひゃう!?」
私はスイレン先輩に添い寝するような形で、布団に入り込む。
そうすると、スイレン先輩は布団の中で体勢を変え私に抱き付き始める。
スイレン「葵ちゃん…可愛い♪」
葵「あわわ…スイレン先輩の柔らかい胸が当たってますよぉ~」(///)
スイレン「葵ちゃんのも…柔らかくて…気持ちいいよ♪」
スイレン先輩と私の胸同士が密着し、スイレン先輩の柔らかい胸の柔らかさ、ぬくもりがより一層感じ取れる
葵「はうう…ふぁあ…せんぱぁい…私眠くなりました…」
スイレン「ふぁむ…おやすみ…葵ちゃん…」
先輩のぬくもりといい匂いで今までこらえていた眠気が襲い、大きな欠伸をする。
スイレン先輩は私の欠伸が移ったように軽く欠伸をし、私の後頭部をなで始める。
葵「はう…先輩…撫でるの…反則…です…」
スイレン「♪~」
後頭部を撫でられる事で余計に瞼が重くなり、夢の世界に落ちるように眠る
葵(ん…なんだか寝苦しい…抱き付かれてるからかもしれないけど…)
寝苦しさを覚えた私は、原因を探る為まだ重い目を少しずつ開く。
葵「むぐ!(こ、これは…)」
目を開けると、目の前にスイレン先輩の胸が現れる。
眼だけを動かしたりスイレン先輩の手の感触から判断するとどうやら、私は私の顔をスイレン先輩の胸に埋もれるように抱き付かれているらしい
スイレン「(すー…すー…)」
葵(はわわ…綺麗な寝顔だぁ~♪)(///)
スイレン先輩の寝顔は一つの芸術品のような美しさを纏っていた。
その寝顔に、巡回前と同様少し私の体が電気が走るように熱くなる。
葵(あうう~なんなんだろ…この感覚分からないよぉ~)
スイレン「ん…あ…おい…ちゃん…かわいいよぉ…」
葵(はう!スイレン先輩の胸がぁ~)(///)
スイレン先輩は寝言を呟きつつ、抱き付く力を強め、私の顔がよりスイレン先輩の胸に埋もれる
葵(スイレン先輩の胸ホント良いなぁ…弾力も匂いも…羨ましいよぉ)(///)
私は好機と考え、スイレン先輩の胸を堪能する為、自ら顔を胸に埋もれさせ、スイレン先輩の腰に触る。
スイレン「はう…楓…そんなに…触っちゃ…だめぇ…」
葵(スイレン先輩の肌すべすべで、さらさらしてて気持ちいいぃ~♪いつまでも触ってたいよぉ~)
スイレン先輩は気持ち良さそうに寝言を言いスイレン先輩の体は、高級な生地の様に肌触りが良く、私が撫でる度、体をビクっと反応させる。
スイレン「ん…葵…ちゃん?…何…してるの?」
葵「はう!」
私が調子に乗って腰を中心に触っていると、スイレン先輩が起きてしまう。
葵「その、これはですね」
スイレン「ん‥お仕置き…決定…私も…葵ちゃんの体…いっぱい…撫でる…♪」
私の言葉を遮ったスイレン先輩はいたずらっ子のような笑顔を浮かべ楽しそうな口調で話、私の腰をなで始める
葵「ひゃあう!?撫でないで下さい~(でも…嬉しいかも♪)」
スイレン「葵ちゃん…凄く可愛い♪」
スイレン先輩の手は次第に背中や腰等上半身を中心に撫でる場所を変え、私はその気持ち良い感触に耐え切れず体をねじらせる。
葵「ひゃあぁ!背中、背中はホント弱いですから!そんなに撫でちゃ駄目えぇ!」(ビクン!)
背中を撫でられた私は、全身がしびれる様に熱くなり、頭が真っ白になると同時に大きく跳ねるように体を震わせる
葵「はぁ‥はぁ…(はうう…変な感じだよぉ…体も熱いし)」(///)
スイレン「フフ…背中弱い…葵ちゃん…可愛い…今度は…下の方…撫でちゃう…」
葵「やめ、やめてください!ひゃあう!」
スイレン先輩の柔らかい手は、次第に下半身を中心になり、先輩は私のズボンの中にまで手を入れる
スイレン「ん…葵ちゃんのお尻…柔らかい…」
葵「恥ずかしいですう。そんなに撫でないで…下さいぃ」
その夜、私はスイレン先輩の体力が尽き、再び寝るまで撫でられ続け、数えれない程何度も頭が真っ白になった。
葵(はうう…もう、お嫁に行けないよぉ)(///)
スイレン「(すー…すー…)」
葵「はうう…私も寝よ」
私は、スイレン先輩の体に抱き付かれつつ、再び目を瞑りなんとか寝始める
翌朝
葵「ふああぁ…」
スイレン「ん…葵ちゃん…おはよ」
葵「あ、スイレン先輩!おはようございます!」
私があくびをし目をこすりながら起きると、そこには既に制服姿のスイレン先輩が起きていた。
葵「スイレン先輩もう学校ですか?」
スイレン「うん…今日…日直だから…朝早いの…もうちょっと葵ちゃんと…寝たかったの」
スイレン先輩は眠そうな目を少しこすり、名残惜しそうな表情を浮べる
葵「じゃあまた今度一緒に寝ましょ♪」
スイレン「いいの?」
葵「はい♪」
スイレン「…やったぁ♪じゃあ…私…学校…行ってくるから…」
スイレン先輩は嬉しそうな表情を浮かべ、軽い足取りで部屋を後にする。
葵「スイレン先輩の笑顔綺麗だったなぁ~♪私も学校の支度しますか♪よっと!」
私の体は夜に疲れ切ったとは思えない程軽く、頭も冴えていた。
私は少し駆け足で本来の自分の部屋へと向かう
私の部屋
瑞樹「葵、昨日何やってたの?」
葵「えっとね~巡回のお仕事と~スイレン先輩と一緒に寝たの~♪」
杏奈「葵ちゃん今日良い笑顔だね~」
葵「えへ~そうかなぁ~♪」
カンナ「スイレン先輩と一緒に寝るなんて羨ましいです~」
葵「スイレン先輩の寝顔綺麗だったなぁ~♪」
部屋に戻ると、既に起きていた瑞樹、杏奈ちゃん、カンナちゃんからの質問攻めが始まる。
椿「(ふみゃ…ふみゅ…)」
葵「にゃはは~椿ちゃんの寝顔も可愛いなぁ~つんつん♪」
椿「ふみゃ…やめるでぇす…もう食べれないでぇす…」
私はまだ寝ている椿ちゃんの柔らかい頬を人差し指で2回ほどつくと寝言を呟く
瑞樹「葵、今日ニヤニヤしっぱなしね」
葵「そうかなぁ~♪」
杏奈「そうだね~頬が緩みっぱなしだし…」
カンナ「スイレン先輩と何かあったのでしょうか…」
葵「何もなかったよぉ~♪今日も一日頑張ろう!」
私は部屋で大きく手を上げ、元気よく声を出す。
今日もまた、太陽が昇り一日が始まる。
葵「夜の…お仕事ですか?」
スイレン「駄目…かな?」(うる…)
その言葉と共にスイレン先輩の目が少し潤み始める
葵「わ、私、手伝います!」
スイレン「葵ちゃん…ありがと」
スイレン先輩は私の右手を両手で軽く握る
葵(ふわあぁ~♪スイレン先輩の手柔らかくて気持ちいい~♪)
スイレン「じゃあ…葵ちゃん…行こ…」
葵「はい♪」
瑞樹「葵、起きて待っててあげようか?」
私とスイレン先輩が、部屋から一歩程出た所で少し眠たそうの瑞樹が声を掛ける
葵「うぅ~ん…いや、瑞樹達は先に寝てて~♪」
瑞樹「…えぇ、分かったわ。布団は湯たんぽでも入れて温めておくから」
葵「瑞樹ありがとぉ~♪じゃあ、行ってくるね~♪」
私は瑞樹達に笑顔で大きく手を振った後、少しスイレン先輩に引っ張られながら、夜の廊下を歩き始める。
葵(スイレン先輩と一緒にお仕事楽しみだなぁ~でも…なんの仕事だろ?)
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
稽古やごはん等の支度等の様々な音が響き渡り、日中は屋敷の殆どが日が当たっている昼間の屋敷とは違う。
夜の屋敷は静まり返り、廊下は月明かりのみで少し薄暗く、今は私とスイレン先輩の2人が廊下を歩く音と息遣いのみが響き渡る。
葵「ふぁあぁ~…はむぅ…スイレンせんぱぁい…夜のお仕事ってなんですかぁ~」
食堂やお風呂場へと続く廊下をしばらく歩き始めた頃練習で疲れている私は眠気に襲われ、先程から欠伸がなかなか止まらない。
私は空いている方の手で目をこすりながら、抱いていた疑問をぶつける。
スイレン「…あ…葵ちゃんに…これ…渡すの…忘れてた…」
葵「ほえ?」
私の手を引きながら少し前を歩いていたはっと思い出したようにスイレン先輩は立ち止まる。
私も足を止めると、スイレン先輩は私の方を振り向き、短パンのポケットから、スッと小型の懐中電灯を取り出し、カチッと懐中電灯を点灯させ、手渡すように私に差し出す。
葵「夜のお仕事って…」
私はスイレン先輩に顔を見ながら、左手で点灯している懐中電灯をスイレン先輩から受け取る。
スイレン「うん…屋敷の…巡回は…役者全員が1ローテーションで一日ずつ交代で…2人1組で…回る事が…決まり…だから…」
葵「スイレン先輩は楓さんと回らないんですか?」
スイレン「いつもは…楓と回るんだけど…今…楓は…彩愛さんに…お仕置きを受けてるから…茜さんが…葵ちゃんと行ったら…って」
葵「そうなんですか~。」
スイレン「嫌…だった?」
スイレン先輩は少し視線を落とし、寂しそうな表情を浮かべる。
葵「い、いえ。スイレン先輩と二人でこうやってゆっくり話せるなんて、私すっごく嬉しいです♪」
私はスイレン先輩の視線の先に回り込み、今できる全力の笑顔を浮かべる。
スイレン「本当にありがと…私も…嬉しい」
スイレン先輩は、控えめながらも可愛らしい笑顔を浮かべ、心の底から嬉しそうに話す。
その笑顔に月の淡い光が当たり、その笑顔をより一層美しさを引き立てていた。
葵「はうわ!」(///)
私は、その笑顔を見た私は体に電流が走るような感覚を覚え、体が、少しずつ火照り始め、反射的に顔を背ける。
葵(はううぅ…スイレン先輩の顔を見れないよぉ~こんなの初めてだよぉ~)(///)
物心ついた頃から一度も味わったことがない初めての感覚に、私は余計に困惑する。
スイレン「…?どうしたの…葵ちゃん?…顔…赤いよ?」
葵「ひゃあ?!あわわわ…」
心配そうな表情を浮かべたスイレン先輩が顔を近づけ、私の頬にスイレン先輩が優しく触れ始め、その手のやさしい感触におもわず体がビクンと反応する。
普段は背中以外では殆ど反応をしないけどそれほどにこの感覚は、私の体をおかしくしているのだろうか。
スイレン「頬…すごく…熱いよ?体調…悪いの?」
葵「そ…そんな事ないですよ!私、すっごく元気です!じ、巡回、は、始めましょ!スイレン先輩!」(///)
スイレン「うん…そうだけど…葵ちゃん…あんまり…引っ張らないで…ほしいの…」
私はスイレン先輩を引っ張りながら走るように巡回を再開する。
この火照った体を冷ますように。この感覚を忘れる為に。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
葵「はぁ…はぁ…」
体力の限り廊下を走ると、先程まで私が瑞樹達と一緒にいた食堂の入り口前に辿り着く
スイレン「葵ちゃん…私の腕…痛いよぉ…」(うるうる…)
葵「あ!スイレン先輩、ごめんなさい!私、つい走ってしまい…許して下さい!」
スイレン先輩は私が掴んでいた腕の痛みを訴え、瞳に大粒の涙が溜まっている。
私は自分の行動を反省し、掴んでいた手を離しスイレン先輩に思いっきり頭を下げ謝罪する
スイレン「おし…おき…受けたら…許して…あげる」
葵「…ほえ?」
涙目のスイレン先輩から今にも泣きそうな声で普段のスイレン先輩からでは考えにくい言葉が飛び出す。
私は少し驚き、おもわず下げた頭を戻し、スイレン先輩の顔を見る
スイレン「何か‥したら…お仕置きして…チャラにする…これ…彩愛さんの…教え」
葵「はうう…分かりました」
スイレン「じゃあ…こっちに背中…向けて」
私はスイレン先輩に言われるがままスイレン先輩に背筋を伸ばした背中を向ける。
葵(はうう…お仕置きかぁ…何されるんだろう?)
スイレン「…えい」
葵「はう!?」
スイレン先輩は両手で私の頭にポンっと何かをかぶせるようにして何かを置く。
私は驚きの余り、大きい声を上げてしまう。
葵「はうう…スイレン先輩、私の頭に何置いたんですかぁ?」
スイレン「猫…耳…。これで…黒猫…葵ちゃんの…完…成♪」
私がスイレン先輩の方を振り向くとスイレン先輩は今までの涙目が嘘の様な、無邪気な笑顔を浮かべ、嬉しそうな口調で語る。
葵「スイレン先輩って猫好きなんでsむぐっ!」
スイレン「猫耳の…葵ちゃん…可愛い♪…私…猫…すごく…好き…♪」(ムギュー)
スイレン先輩は右手は私の腰に、左手は背中に手を回され、私は思いっきりスイレン先輩に抱き寄せられる。
その後スイレン先輩は動物を可愛がるように私の後頭部を左手で優しく撫で始める。
葵(ふあぁ♪スイレン先輩の胸って大きくて…柔らかくて…撫でるのもすごく上手で…このまま寝ちゃいそう♪…て、いけない、いけない!)
私はスイレン先輩の抱き付きに対して、驚きはあったものの、非常に心地よい感触に今日一番の睡魔が襲うものの、理性でなんとか踏み止まる。
葵「スイレン先輩!お仕置きって猫耳付けるだけ…ですか?」
スイレン「ううん…お仕置きは…明日の朝まで…猫耳付けて…私に…抱き付かれる…の刑♪」
葵「ふえぇ?!」
スイレン先輩は抱き付いたまま、ものすごく嬉しそうな口調で語る。
葵(それってお仕置きなのかなぁ?でも…)
スイレン「♪」
葵(スイレン先輩が笑顔になったからまぁ良いか♪)
スイレン「じゃあ…葵ちゃん…巡回…再会しよ♪」
葵「せ、せめて、前を向かせて下さいよぉスイレン先輩~」
スイレン「うん…良いよ♪」
葵「うんしょ…ふはぁ!」
私はスイレン先輩の抱き付く腕の中で体を上手くねじらせながら私が向いている方向を変え、スイレン先輩と同じ方向を向く。
スイレン「ん…」
スイレン先輩は両の掌を私のおへその上になるように置き、先程より私に密着するように私を抱き寄せる。
葵(あ…スイレン先輩の胸が)
葵「じゃあ巡回しましょー!」
スイレン「まずは…食堂…からね」
私達は、食堂のドアを空け、食堂に入ると共に懐中電灯の灯りで食堂の中を照らし始め、本格的な巡回を始める。
食堂は、先程までの調理や食事、会話等の音が無く、ただ静かに厨房の中から聞こえる冷蔵庫等の重低音や氷を作る音しか聞こえない。
ただ、晩御飯で余ったであろうおかずから漂う匂いが私達の嗅覚を刺激する。
食堂の中を何度もすみずみまで見渡すも私の眼には特に異常は見当たらず、スイレン先輩も特に何も言わない為、本当に異常はないのだろう。
葵「安心してなんだか私、喉が渇きました…」
先程廊下を走った事により、汗を多少に書いており、喉も少し渇き始めていた。
スイレン「そうだね…お水を…飲んでから…巡回再開しよ♪」
葵「はい♪」
私とスイレン先輩はお互いにコップに水を入れ、席に座るが…
葵「あの…スイレン先輩。」
スイレン「どうしたの…葵ちゃん?」
葵「水を飲むときも…抱き付いたまま…ですか?」
私はスイレン先輩の柔らかい膝の上に座り、スイレン先輩は自身のコップをテーブルに置き私の膝の上に手を置く。
スイレン「うん♪」
葵「あの…私…重くない…ですか?」
スイレン「大丈夫…だよ♪猫耳の葵ちゃん…可愛いから♪」
葵「そうですか…(駄目だ…離してくれそうにないや…)」
私は、スイレン先輩が一瞬でも解放してくれる事を諦めつつ、冷えた水を飲む為、コップに唇を付けコップを傾ける。
葵「ん…」
スイレン(ジー…)
葵(うぅ…飲み難い)
スイレン先輩は背後から私が水を飲む姿をまじまじと、興味深そうに見ている。
葵「ふはぁ!美味しかったぁ♪」
私がスイレン先輩の視線に耐え、なんとかコップに入れた水を飲み切り、カラになったコップをテーブルに置く。
私はテーブルに置かれたスイレン先輩のまだ水の入ったコップに視線を移す
葵「あれ?スイレン先輩?お水もう飲まれないんですか?」
スイレン「だって…もし零しちゃったら…葵ちゃんの服…濡らしちゃうから…」
恥ずかしがるように、スイレン先輩が自分の両手をその腕とは反対側の私の脇腹に手が少し触れる程度回し私のスイレン先輩の抱き付く力が少し強くなる事が分かった。
葵「そうですねぇ~もし先輩が私の服に水を零したら、今度は私が先輩にお仕置きでチャラ♪というのはどうですか?」
私は先程の先輩の法則にのっとり、笑顔でスイレン先輩に提案する。
スイレン「私に…お仕置き?…何…するの?」
葵「そうですね~それじゃあぁ~、私の服が乾くまでスイレン先輩の服を着させてください♪そして明日私が起きるまで、スイレン先輩は下着で行動して下さい♪」
私は、ぴんと人差し指を立て、自分では名案と思ったお仕置きとして設定する。純粋に私がスイレン先輩の下着姿を見たかった、からではない。
スイレン「うん…分かった…ん…」
葵(わくわく…)
スイレン先輩が片腕で私の耳のそばで静かに飲み始め、私はスイレン先輩が零す事に胸を膨らませ、抱き付かれている関係でスイレン先輩の顔を横目で、かつ片目で少し見上げるように見る。
葵(水を飲む姿も綺麗でいいなぁ~♪)
スイレン「ん…葵ちゃん…飲むところ…あんまり…見ないで…少し…恥ずかしい」(//)
葵「あ、ごめんなさい!」
私は再び前を向き、スイレン先輩の水を飲む音に耳を傾ける。
葵(あう…なんだか‥また眠く…始め…ちゃった)
暫くすると、再び眠気が襲い始め、次第に瞼が少しずつ重くなり、体が前のめりになる度私は再び背筋をまっすぐに伸ばす。
スイレン「あ…おいちゃん…膝の上で…あんまり…動いちゃ…だめぇ…コップのお水…零れちゃう…あ…」
葵「ひゃああ?!?」
私が背筋を戻した拍子に私の首筋にスイレン先輩のコップの冷えた水が掛かり、私は驚きのあまり大きな声を上げる。
スイレン「ごめん…葵ちゃんの…服…濡れちゃった…」
葵「あうう~今回も私も悪いですよ」
その間も冷えた水が私の背筋をなでるように落ち、水が次第に服にしみ始める。
葵「はうう~冷たいです~」
スイレン「ん…葵ちゃんの…お仕置きで…私の服…着させて揚げる…そうすれば…体も…少しは温まる…かも」
葵「はうう‥迷惑かけてばっかりで本当にごめんなさい…」
スイレン「いいよ…今回は…私も…悪いから…ね。早く…私の…服…着て…」
私は先程の一件と言い、今回も迷惑を掛けてしまったが、許したスイレン先輩は手早く自分の服を脱ぐ。
私も濡れた上の服を脱ぎ、スイレン先輩の脱いだ服を受け取り、き始める。
数分後
葵「ふあぁ♪スイレン先輩の匂い、すごく良い匂いです♪」
私は自分の濡れた服を脱ぎ、スイレン先輩の上の服を借り、私の濡れてしまった服は簡単に折り畳む。
スイレン先輩の服を着ると私とスイレン先輩と身長差が少しある為服は少しぶかぶかだった。
私は服の袖を鼻に近づけ服についているスイレン先輩の匂いを思いっきり嗅ぐ。
スイレン「あんまり…嗅がないで…ほしいの。…その…恥ずかしいから…」
自分の服を着させた上半身だけ黒色の下着姿となったスイレン先輩は、再び私に後ろから抱き付いた後、恥ずかしがるように耳元で囁く
葵(はわわ…さっきよりスイレン先輩の胸のリアルな柔らかさがぁ~♪)
後頭部に、スイレン先輩の下着一枚を挟んだスイレン先輩の胸が触れ、先程までよりリアルな胸の柔らかさが伝わってくる。
スイレン「葵ちゃん…喉も‥潤ったし…巡回…再開しよ…ね」
葵「そ、そうですね!よいしょっと…」
私は自分の濡れてしまった服を簡単に折りたたんだ後、左手に服を掛け、落ちないように工夫して抱く
葵「じゃあ、再開しましょ~!お~!」
スイレン「お~…」
私達は再び巡回を開始する。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
葵「ふぇ~やっと最後ですね~」
スイレン「うん…最後…」
その後、私はスイレン先輩の胸の感触を堪能しつつ、倉庫、体育館と巡回した後、最後の巡回箇所、お風呂場へとたどり着く。
スイレン「葵…ちゃん…ちょっと…強く…抱き付いても…良い?」
葵「はい。良いですよ~」
スイレン「ありがと…」(ムギュー)
葵(ひゃあぁ息が耳に当たってるよぉ~)
スイレン先輩は、私の予想以上に以上により密着するように抱き付き、顔も私の耳に息が当たる程の近い距離に近づいていた
葵「では…入りましょー!」
スイレン「うん…」
私達は先程まで使用され、まだ若干生温かい湿気が残る電気の消えたお風呂場へと足を踏み入れる。
葵「ふえ~何か出そうですね~」
スイレン「葵ちゃん…そんな事…言っちゃ…ダメ…」
葵「ひゃう!はうう…」
スイレン先輩の抱き付く力が強くなり、耳に優しくスイレン先輩の息が当たり、私の体は思わず反応してしまう
ポチャンッ
スイレン「!」
葵「ふは!」
比較的高めの天井から落ちた水滴が、浴槽のお湯に落ちた音にスイレン先輩はビクッと体を痙攣させ、私に抱き付く力が一瞬強くなる
私はお腹周りに手を回されていた為、空気が少し逆流し口から放出される
スイレン「あ…葵ちゃん…ごめん…」
葵「私は少し痛かったですけど‥大丈夫です。スイレン先輩…もしかして…怖いの苦手なんですか?」
スイレン「うん…」(///)
スイレン先輩は顔を赤めらせ恥ずかしそうに小さな声で私の質問に答える。
葵「そうなんですか~♪じゃあ…次怖がったらですね~スイレン先輩の匂い一杯嗅がせて下さい♪」
スイレン「葵ちゃんの…いじわる」(ぷくー)
葵「えへ~(スイレン先輩可愛い♪)」
小悪魔的なお仕置きにスイレン先輩は拗ねる様に頬を膨らませ、その様子に私は思わず顔がにやけてしまう。
スイレン「早く…終わらせれば…いいんだもん…」
葵「わわ!スイレン先輩!お風呂場で走らないで下さいよぉ~転んじゃいますよぉ~」
スイレン「つ~ん」
拗ねたスイレン先輩は私の言葉を聞かず抱き付いたまま小走りで歩き始め早く巡回を終わらせようとし始める。
数分後
スイレン「…眠い」
葵「ふぁあ~…ですね~…」
スイレン「今日は…一緒に寝ようね…葵ちゃん」
葵「はう!そ、そうでしたね~」
なんとか無事に転ばずにお風呂場の巡回を終えた私達は、最初のお仕置きを思い出し私とスイレン先輩はスイレン先輩達の寝室へと向かっていた。
茜「お!巡回かいスイレン、葵ちゃん!」
葵「あ、茜先輩だ!こんばんは~」
スイレン「茜…さん…お疲れ様…です」
茜「うん、二人とも巡回お疲れ様。葵ちゃん猫耳似合ってるよ」
葵「はう…うう撫でないでくださいよ」
その途中、丁度前方から下は短パンで白色のタンクトップ姿の茜先輩が歩いてくる。
茜「ごめんごめんつい。…で、葵ちゃん。なんでスイレンが、下着で巡回してるのかな?」
茜先輩は私の頭を少し撫でた後、下着姿のスイレン先輩へと視線を移す
葵「そ、それはですね…巡回でいろいろありまして…」
スイレン「葵ちゃんの服…私が濡らしちゃったから…私の服…貸したの…」
スイレン先輩はほぼ正直に茜先輩に簡単に説明する。
茜「そう…スイレン、風邪ひかないようにね。葵ちゃんも」
スイレン「うん…わかった…」
葵「はい!分かりました!」
茜先輩の言葉に私は懐中電灯を持っている腕を天井に向け、元気に答える。
茜「それにしても…彩愛はまだ楓ちゃんにお仕置きやってんのかぁ懲りないね彩愛も。」
葵「ほえ?」
茜先輩が少し苦笑しつつ、隣の部屋の扉に視線を写し、私もつられて視線をその扉に移し、耳を澄ます
楓「あや…め…せんぱぁい!そこを…そんなに…激しくいじっちゃ…また、また来ちゃいますよぉ!」
彩愛「ふふ…楓ちゃん我慢しなくていいのよ。」
楓「ひゃあああぁ!…あ…あぁ…」
彩愛「ふふ…楓ちゃん…ほんと食べがいあるわね。でも今日はまだ寝させないわよ」
楓「もう…もう…許してください…」
彩愛「駄目よ。あの動画…楓ちゃんだけで楽しむ予定だったでしょ。…その罪は重いわよ」
楓「はうう…ひゃう!?そんなとこも舐めちゃ…また来ちゃいですよぉ!!」
彩愛「ふふ…楓ちゃん可愛い♪」
部屋の外まで楓さんと彩愛さんによる、お仕置き行為の騒音が聞こえていた。
そして…そのお仕置き内容は聞こえていた楓さんの声から大体の察しはついていた。
葵(…彩愛さん…普段は凄くいい人なんだけどなぁ…)
茜「ふ、二人とも、彩愛に気付かれる前に寝た方がいいよ。彩愛が気づいたら、明日の朝まで彩愛に食べられ続けちゃうからね」
スイレン「うん」
葵「わ、わかりました」
私達は気づかれないように小声で会話し、静かに、慎重にそれぞれの部屋へと向かう。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
時間を掛けなんとかスイレン先輩の部屋に辿り着き、私は濡れている自分の服をスイレン先輩に許可を取り部屋干しさせていただく事になった。
葵「ふぁああ…もう…スイレン先輩…眠いです」
スイレン「うん…私も…眠いの…」
大きなアクビをし、壁に掛けらいた時計を見ると既に10時を回っていた。
葵「お布団…敷きますね…おとと…」
私は納戸からスイレン先輩の猫柄の布団一式を取り出す。
葵「寝る準備完成~♪」
スイレン先輩の協力もあり、1分もかからずお布団を敷き終わる。
スイレン「葵ちゃん…早く…一緒に…寝よ…」
葵「分かってますよ~♪」
眠そうなスイレン先輩は私が来ている服のすそを軽く引っ張る。
葵「よいしょっと!えへへ~スイレン先輩の良い匂いが一杯します~♪」
スイレン「…ん…葵ちゃん…温かくて…気持ちいい…」
葵「ひゃう!?」
私はスイレン先輩に添い寝するような形で、布団に入り込む。
そうすると、スイレン先輩は布団の中で体勢を変え私に抱き付き始める。
スイレン「葵ちゃん…可愛い♪」
葵「あわわ…スイレン先輩の柔らかい胸が当たってますよぉ~」(///)
スイレン「葵ちゃんのも…柔らかくて…気持ちいいよ♪」
スイレン先輩と私の胸同士が密着し、スイレン先輩の柔らかい胸の柔らかさ、ぬくもりがより一層感じ取れる
葵「はうう…ふぁあ…せんぱぁい…私眠くなりました…」
スイレン「ふぁむ…おやすみ…葵ちゃん…」
先輩のぬくもりといい匂いで今までこらえていた眠気が襲い、大きな欠伸をする。
スイレン先輩は私の欠伸が移ったように軽く欠伸をし、私の後頭部をなで始める。
葵「はう…先輩…撫でるの…反則…です…」
スイレン「♪~」
後頭部を撫でられる事で余計に瞼が重くなり、夢の世界に落ちるように眠る
葵(ん…なんだか寝苦しい…抱き付かれてるからかもしれないけど…)
寝苦しさを覚えた私は、原因を探る為まだ重い目を少しずつ開く。
葵「むぐ!(こ、これは…)」
目を開けると、目の前にスイレン先輩の胸が現れる。
眼だけを動かしたりスイレン先輩の手の感触から判断するとどうやら、私は私の顔をスイレン先輩の胸に埋もれるように抱き付かれているらしい
スイレン「(すー…すー…)」
葵(はわわ…綺麗な寝顔だぁ~♪)(///)
スイレン先輩の寝顔は一つの芸術品のような美しさを纏っていた。
その寝顔に、巡回前と同様少し私の体が電気が走るように熱くなる。
葵(あうう~なんなんだろ…この感覚分からないよぉ~)
スイレン「ん…あ…おい…ちゃん…かわいいよぉ…」
葵(はう!スイレン先輩の胸がぁ~)(///)
スイレン先輩は寝言を呟きつつ、抱き付く力を強め、私の顔がよりスイレン先輩の胸に埋もれる
葵(スイレン先輩の胸ホント良いなぁ…弾力も匂いも…羨ましいよぉ)(///)
私は好機と考え、スイレン先輩の胸を堪能する為、自ら顔を胸に埋もれさせ、スイレン先輩の腰に触る。
スイレン「はう…楓…そんなに…触っちゃ…だめぇ…」
葵(スイレン先輩の肌すべすべで、さらさらしてて気持ちいいぃ~♪いつまでも触ってたいよぉ~)
スイレン先輩は気持ち良さそうに寝言を言いスイレン先輩の体は、高級な生地の様に肌触りが良く、私が撫でる度、体をビクっと反応させる。
スイレン「ん…葵…ちゃん?…何…してるの?」
葵「はう!」
私が調子に乗って腰を中心に触っていると、スイレン先輩が起きてしまう。
葵「その、これはですね」
スイレン「ん‥お仕置き…決定…私も…葵ちゃんの体…いっぱい…撫でる…♪」
私の言葉を遮ったスイレン先輩はいたずらっ子のような笑顔を浮かべ楽しそうな口調で話、私の腰をなで始める
葵「ひゃあう!?撫でないで下さい~(でも…嬉しいかも♪)」
スイレン「葵ちゃん…凄く可愛い♪」
スイレン先輩の手は次第に背中や腰等上半身を中心に撫でる場所を変え、私はその気持ち良い感触に耐え切れず体をねじらせる。
葵「ひゃあぁ!背中、背中はホント弱いですから!そんなに撫でちゃ駄目えぇ!」(ビクン!)
背中を撫でられた私は、全身がしびれる様に熱くなり、頭が真っ白になると同時に大きく跳ねるように体を震わせる
葵「はぁ‥はぁ…(はうう…変な感じだよぉ…体も熱いし)」(///)
スイレン「フフ…背中弱い…葵ちゃん…可愛い…今度は…下の方…撫でちゃう…」
葵「やめ、やめてください!ひゃあう!」
スイレン先輩の柔らかい手は、次第に下半身を中心になり、先輩は私のズボンの中にまで手を入れる
スイレン「ん…葵ちゃんのお尻…柔らかい…」
葵「恥ずかしいですう。そんなに撫でないで…下さいぃ」
その夜、私はスイレン先輩の体力が尽き、再び寝るまで撫でられ続け、数えれない程何度も頭が真っ白になった。
葵(はうう…もう、お嫁に行けないよぉ)(///)
スイレン「(すー…すー…)」
葵「はうう…私も寝よ」
私は、スイレン先輩の体に抱き付かれつつ、再び目を瞑りなんとか寝始める
翌朝
葵「ふああぁ…」
スイレン「ん…葵ちゃん…おはよ」
葵「あ、スイレン先輩!おはようございます!」
私があくびをし目をこすりながら起きると、そこには既に制服姿のスイレン先輩が起きていた。
葵「スイレン先輩もう学校ですか?」
スイレン「うん…今日…日直だから…朝早いの…もうちょっと葵ちゃんと…寝たかったの」
スイレン先輩は眠そうな目を少しこすり、名残惜しそうな表情を浮べる
葵「じゃあまた今度一緒に寝ましょ♪」
スイレン「いいの?」
葵「はい♪」
スイレン「…やったぁ♪じゃあ…私…学校…行ってくるから…」
スイレン先輩は嬉しそうな表情を浮かべ、軽い足取りで部屋を後にする。
葵「スイレン先輩の笑顔綺麗だったなぁ~♪私も学校の支度しますか♪よっと!」
私の体は夜に疲れ切ったとは思えない程軽く、頭も冴えていた。
私は少し駆け足で本来の自分の部屋へと向かう
私の部屋
瑞樹「葵、昨日何やってたの?」
葵「えっとね~巡回のお仕事と~スイレン先輩と一緒に寝たの~♪」
杏奈「葵ちゃん今日良い笑顔だね~」
葵「えへ~そうかなぁ~♪」
カンナ「スイレン先輩と一緒に寝るなんて羨ましいです~」
葵「スイレン先輩の寝顔綺麗だったなぁ~♪」
部屋に戻ると、既に起きていた瑞樹、杏奈ちゃん、カンナちゃんからの質問攻めが始まる。
椿「(ふみゃ…ふみゅ…)」
葵「にゃはは~椿ちゃんの寝顔も可愛いなぁ~つんつん♪」
椿「ふみゃ…やめるでぇす…もう食べれないでぇす…」
私はまだ寝ている椿ちゃんの柔らかい頬を人差し指で2回ほどつくと寝言を呟く
瑞樹「葵、今日ニヤニヤしっぱなしね」
葵「そうかなぁ~♪」
杏奈「そうだね~頬が緩みっぱなしだし…」
カンナ「スイレン先輩と何かあったのでしょうか…」
葵「何もなかったよぉ~♪今日も一日頑張ろう!」
私は部屋で大きく手を上げ、元気よく声を出す。
今日もまた、太陽が昇り一日が始まる。
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160 | 第13話 初稽古! | 1542 | 2 | 2016-01-19 | - | |
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159 | 第29話:大型連休6日目 | 1013 | 2 | 2016-09-18 | - | |
104 | EX03:お祭り企画!? | 1107 | 5 | 2016-09-18 | - | |
97 | EX04:お祭り企画前座 | 1066 | 4 | 2016-09-25 | - | |
119 | EX05:特盛親子丼! | 1242 | 4 | 2016-09-25 | - | |
128 | EX06:瑞樹のお仕置き | 1148 | 2 | 2016-09-30 | - | |
132 | EX07:ぞうさん付杏奈ちゃん | 1087 | 2 | 2016-10-02 | - | |
118 | EX08:楓の行動力と代償 | 1040 | 0 | 2016-10-02 | - | |
136 | EX09:カンナ家へ潜入?! | 1095 | 2 | 2016-10-08 | - | |
98 | 第30話:葵と瑞樹の昔話 | 934 | 0 | 2016-11-06 | - | |
146 | 第31話大型連休最後の日 | 1145 | 6 | 2016-11-17 | - | |
137 | 第32話芹と詩音と時々未知 | 997 | 2 | 2017-02-08 | - | |
198 | 第33話:初めての中間テスト | 946 | 0 | 2017-05-10 | - | |
158 | 第34話:中間テスト② | 940 | 0 | 2017-05-17 | - | |
162 | 第35話中間テストと報告 | 1173 | 2 | 2017-06-04 | - | |
159 | 第36話伝説の黒猫? | 1079 | 0 | 2017-08-17 | - | |
148 | 第37話バナナ料理 | 756 | 0 | 2017-08-20 | - | |
156 | 第38話 兼部 | 947 | 0 | 2017-08-26 | - | |
139 | 第39話 夏休み | 982 | 2 | 2017-08-31 | - | |
142 | EX12:第1回人気投票結果発表 | 948 | 2 | 2017-09-01 | - | |
136 | EX13:瑞樹と2人の交わり | 1005 | 2 | 2017-09-03 | - | |
172 | EX14:葵とスイレンと | 963 | 2 | 2017-09-06 | - | |
132 | 第41話慰安旅行2日目 | 1103 | 4 | 2017-10-15 | - | |
148 | 第42話慰安旅行3日目 | 1012 | 0 | 2017-11-05 | - | |
110 | side04:ホテルの部屋では・・・ | 1148 | 0 | 2017-11-16 | - | |
133 | 2018_新年のご挨拶 | 884 | 0 | 2018-01-01 | - | |
133 | 第43話慰安旅行4日目 | 1084 | 0 | 2018-05-06 | - | |
67 | 第44話慰安旅行終盤まで。(おまけあり) | 862 | 2 | 2018-09-27 | - | |
111 | 第45話 杏奈の誕生日 | 1023 | 2 | 2018-10-05 | - | |
125 | 第46話歌舞姫部の合宿1話 | 886 | 2 | 2018-10-06 | - | |
113 | 47話 合宿2日目+特別企画?! | 877 | 10 | 2018-10-07 | - | |
106 | 48話 歌舞伎部合宿3日目‐進展 | 839 | 2 | 2018-10-11 | - | |
106 | 特別企画①_旅行 | 792 | 2 | 2018-10-14 | - | |
77 | 49話 サクラとの別れ…? | 769 | 2 | 2018-10-14 | - | |
73 | 特別企画②たった1日のサバイバル | 678 | 2 | 2018-10-21 | - | |
109 | 第50話 お見舞い | 845 | 2 | 2018-10-25 | - | |
149 | 特別企画③ 昔の姉 | 892 | 2 | 2018-10-31 | - | |
77 | 第51話 瑞樹とカンナの誕生日 | 1069 | 2 | 2019-01-27 | - | |
114 | 最終回 新たな春の風 | 872 | 4 | 2019-03-03 | - | |
135 | 番外編 葵×明日人 お正月の一幕 | 884 | 0 | 2019-03-14 | - | |
93 | 【番外編】葵×実 | 624 | 0 | 2019-04-14 | - | |
67 | 【番外編】杏奈と優のデート | 760 | 0 | 2019-05-07 | - | |
89 | 【番外編】カンナ*芹*詩音 | 884 | 0 | 2019-05-12 | - | |
80 | 【番外編】スイレン*椿 夜の巡回 | 708 | 0 | 2019-05-16 | - | |
97 | 【番外】杏奈*アザミ | 613 | 0 | 2019-05-18 | - | |
91 | 【番外編】定期的カップリング募集 | 904 | 13 | 2019-05-18 | - | |
161 | 【番外コラボ】 影薄の優等生 | 871 | 2 | 2019-05-26 | - | |
64 | 【番外コラボ】 タイムイズミステリアス | 580 | 2 | 2019-08-29 | - | |
76 | 【番外コラボ】錬金術師 | 724 | 2 | 2019-09-10 | - | |
52 | 【番外コラボ】5人のオカルト騒ぎ | 594 | 2 | 2019-09-25 | - | |
65 | 【番外コラボ】母性の女神? | 684 | 2 | 2019-09-26 | - | |
75 | 【番外コラボ】恋する追跡者 | 962 | 2 | 2019-09-27 | - |
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元気な葵ちゃんと無口なスイレン先輩を絡ませると癒し空間が生成されるのですね。
こういうイチャつきは私の作品でも大変参考になっております。 (2016-01-23 15:47)
ええ夜のお仕事は巡回です。特にいかがわしい事はありません(書けなかった
この二人(葵×スイレン)だと、書いている内に自然にこういう雰囲気になりました。
多分スイレン先輩の魅力の性です(責任転嫁
いつかまたこの二人が主役の話を書きたいです(フラグ
(2016-01-23 23:08)