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第15話 突撃!部活動見学! 作:風鼠
午前中の授業が終わり、昼休みに購買所前で集まり私達は昨日と同様屋上で購買所でかったお弁当で食べる。
葵「にぁは~♪」
瑞樹「まったく、この子は。今日はずっと笑顔のままね。」
椿「授業でもにやにやしっぱないで先生注意されてたのでぇす」
葵「だってぇ~スイレン先輩の事を思い出すと…にぁは~♪」
昨日の巡回や添い寝した事を思い出すと無意識に私の頬が緩み、笑顔になってしまう
瑞樹「はぁ…」
瑞樹は少し呆れたように溜息を吐く
杏奈「今日一日は葵ちゃん笑顔が止まらなさそうだね」
カンナ「葵ちゃん凄く楽しかったんですね~羨ましいですぅ~」
杏奈ちゃんは優しい笑顔を浮かべ、カンナちゃんは目を輝かせ私に少し近寄る。
葵「ホント楽しかったなぁ~♪スイレン先輩可愛かったし♪」
再びスイレン先輩を思い出すと、より頬が緩み笑顔を止める事ができない。
瑞樹「葵、来週の体験入部する部は決めたの?」
葵「えへ~なんでぇ~?」
私は、笑顔のまま瑞樹の方に顔を向く
瑞樹「今日のHRでアンケートとるって先生言ってたでしょ」
椿「聞いてなかったのでぇすね…」
椿ちゃんは少し呆れた様に半目で私を見上げる様に見つめる。
葵「やっぱり歌舞伎部だなぁ~♪」
私は立ち上がり、踊る様なステップで屋上を走り回る
瑞樹「でしょうね。…葵、屋上でも余り走らないの」
葵「は~い♪」
椿「今日の葵ちゃんはいつも以上に元気でぇすね…」
カンナ「でも来週にまたその次の週に体験入部する部を決めるんですよね?」
杏奈「うんそうだよ。多くの部に体験入部して自分に合ってるかどうかの確認の為じゃないかな」
杏奈ちゃんは考える様に目を瞑り手で自分の顎に抑える様にして少し触れる
葵「という事はぁ~杏奈ちゃんはどこかで陸上部に体験入部するの?」
私は杏奈ちゃんが陸上部と歌舞伎部を兼任するという事を思い出し、杏奈ちゃんにどうするのかを質問する。
杏奈「うん、来週は歌舞伎部に行くつもりだから、陸上部はその次の週かな。」
杏奈ちゃんは人懐っこい明るい笑顔を浮かべ、腰に手を付く。
瑞樹「兼任すると大変そうね。…あ、もう午後の授業が始まるわね。」
葵「あ♪そうだね~」
時計を見ると午後1時を回っており、授業開始まであと10分程であった。
カンナ「そうですね~。片付け始めましょうか。…ひゃあ!」
杏奈「…!よっと…大丈夫?カンナちゃん」
カンナ「はううありがと~杏奈ちゃん…」
カンナちゃんは立ち上がり歩こうとした瞬間、何かに躓いたらしく体勢を崩し前方に倒れそうになる。
気づいた杏奈ちゃんがとっさにカンナちゃんの胸とお腹に手を回してカンナちゃんを支える。
カンナ「…!杏奈ちゃんあの‥その…私の胸…そんなに触らないでください」(///)
杏奈「わわ、ごめん!そんなつもりは無かったんだ」(///)
杏奈ちゃんに胸を触られている事に気づいたカンナちゃんは、顔が赤くなり、杏奈ちゃんに恥ずかしがるように話す
話しを聞きカンナちゃんの胸を触っている事に気づいた杏奈ちゃんは顔を赤めらせ、カンナちゃんの体勢を直した後手を離し謝罪する
カンナ「いいですよ。杏奈ちゃんもわざとじゃないのは私も分かってますので」(///)
杏奈「カンナちゃんホントごめんね。」
カンナ「はうう、そこまでしないで下さいよぉ~」
杏奈ちゃんは反省しカンナちゃんに頭を下げ、その姿を見たカンナちゃんは慌てて杏奈ちゃんの頭を上げる
杏奈「うん。ありがと」
葵「杏奈ちゃんとカンナちゃん仲すごく良いよね~♪」
カンナ「そうですかね~」(///)
杏奈「そう言われるとなんだか照れるなぁ~」
杏奈ちゃんとカンナちゃんは一度顔を見合わせた後カンナちゃんは少し顔を赤めらせ、
杏奈ちゃんは照れを隠すように頭を掻き始める
瑞樹「ふふ…相性良いみたいね。2人とも授業に遅れるから早く片付けるわよ」
カンナ「瑞樹さんまで…はうう~はい」
杏奈「うん、分かったよ」
葵「今日も昇降口で待ち合わせしようね~♪」
杏奈「うん、了解。葵ちゃん。」
佳澄「お前ら~体験入部する部のアンケート取るぞぉ~」
チェック方式のアンケート用紙が先生から配られ、全員に渡った事を確認した後、私は用紙の歌舞伎部を探す
葵「えへへ~やっぱり即決で歌舞伎部だよね~♪」
私は配られたアンケート用紙に歌舞伎部を発見し、歌舞伎部の所に何重をもマークした、両手両足を思いっきり伸ばす
佳澄「桜木ぃ~元気なのは凄くいいが良いが授業中は静かにしろぉ~」
葵「はぁ~い♪よいしょっと♪」
佳澄先生は、チョークで私を刺しながら普段の気だるそうな口調で注意する。
私は伸ばした後再び椅子に座り直す
瑞樹「もう、この子は…」
由里「まったくあの子は静かにできないのかしら…」
数分後
佳澄「さてと…全員アンケート出したな~。体験入部は来週の放課後からだからな~じゃあ、HRおわりなぁ~」
全員がアンケートを提出した事を確認し終えた先生は、HR終了の合図をする。
学校のHRが終わり、私達3人は昇降口に向かい、カンナちゃん達二人と合流する。
葵「あ~んなちゃん!おっまたせぇ~♪」
杏奈「ん…や、葵ちゃん。元気そうだけど、そう抱き付かれると僕も少し恥ずかしいな」
葵「えへ~杏奈ちゃんも良い匂いする~♪」
私は背後から杏奈ちゃんに思いっきり抱き付き、私の頬を背中に擦り付ける
カンナ「葵ちゃん抱き付くの好きですね~」
葵「うん♪抱き付くの好き~♪抱き付くとねぇ~その人の事良くわかるんだぁ~♪」
私は今まで多くの人に抱き付き、経験則で抱き付いた反応で大体の性格が分かるようになっていた。
杏奈「じゃあ、僕に抱き着いてどんなこと分かったのかな?」
杏奈ちゃんは優しい笑顔を浮かべ、すこし私の頭を撫でる。
葵「うんとね~。しっかりしてて~優しくて~凄く頼れるかっこいい王子系女の子~」
カンナ「私もそう思います~ホント頼りになります~」
椿「なんとなくわかる気がするでぇす」
杏奈「はは、王子…ねぇ。小学校の時よく言われたよ。今になってはいい思い出だけど」
私の言葉を聞いた杏奈ちゃんは、ばつがわるい様に照れる様に頭を掻き、カンナちゃんや椿ちゃんは納得するように頷いている
葵「当たった~♪」
瑞樹「葵はもう…もう離れなさいよ」
葵「あう!」
私は制服の襟を引っ張られ、杏奈ちゃんから剥がされる。
その引っ張られた勢いで体勢を崩し、尻餅をついてしまう衝撃に驚き声を上げてしまう。
葵「痛たたよぉ~瑞樹ぃ~」
瑞樹「あ、ごめん、葵。大丈夫」
葵「大丈夫ぅ~♪」
椿「今日もあの稽古がまってるでぇすね…」
カンナ「そうですね~」
瑞樹「早く帰りましょ。茜先輩も今日も私達の為に時間を割いているでしょうし…」
私を立たせ、私の埃の付いた制服をポンポンと叩き埃を落しながら瑞樹は少し考える様に、答える
葵「来週の体験入部楽しみだなぁ~♪」
私は瑞樹に襟を掴まれ、笑顔を浮かべ明るい声で部活の事を考える
瑞樹「まだ言ってるのね…葵、燥ぎ過ぎよ。」
葵「えへへ~♪」
杏奈「まぁ葵ちゃんらしいけどね~」
葵「待ちきれないなぁ~♪ねぇ稽古行く前にさちょっと歌舞姫部の様子を皆で覗いて行かない?」
私は怪我をしてないか確認した後、私はガッツポーズをしながら、笑顔で皆に提案する。
カンナ「葵ちゃん、それっていけない事じゃ…」
椿「でも…どんな人がいるか分かるでぇす。」
杏奈「う~んでも、体験入部の時に分かるし…」
葵「う~ん意見が2つに割れちゃったね~瑞樹はどう思う?(1人でも行っちゃおうかなぁ~でも、一人で行く口実どうしよう?)」
2つに分かれてしまった意見を聞き、私は瑞樹の意見を聞くと共に、万が一の際を考え一人で行く口実を考える
瑞樹「…葵、たとえ1人でも見に行くつもり算段考えてたでしょ?」
葵「あ、ばれた?てへぺろ♪」
瑞樹「まったくこの子は…」
考えを見透かされた私は舌を出し、笑顔を浮かべる。
その顔を見た瑞樹は呆れたように溜息を吐き、頭に手を置く。
瑞樹「はぁ…仕方ないわね。この子が何しでかすか分からないし…私も行くわ」
葵「瑞樹大好きぃ~♪」
瑞樹「抱き付かない!」
葵「ひゃう!はうう痛いよぉ~」
瑞樹「まったく…」
思わず抱き付こうとした私の額に、瑞樹のデコピンが直撃し、私はその威力にその場にしゃがみ込む。
カンナ「瑞樹ちゃんが良いのなら…私も行きます」
杏奈「…そうだね~ついでに僕は陸上部の練習でも見てこようかなぁ~」
カンナちゃんと杏奈ちゃんは瑞樹の意見に同調し、付いてくる事を
葵「じゃあ皆で覗きに行こぉ~♪おー!」
でこぴんの痛みから立ち直った私は、元気よく腕を上げ元気よく声を上げる。
葵「…で、歌舞伎部の練習場所って何処だっけ?」
瑞樹「はぁ…頭が痛いわ…」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
私達は歌舞伎部の練習場所、歌舞伎体育館と呼ばれている第3大体育館へと向かう。
葵「どんな先輩がいるのかなぁ~♪どんな練習やるのかなぁ~♪」
私は向かう途中、部活動の様々な妄想を膨らませ、楽しくステップしながら向かう。
瑞樹「少しだけ覗くんだからね。」
葵「うん、分かってるよぉ~♪」
私は少し後ろを歩いていた瑞樹に後ろ向きに歩きながら笑顔を浮かべる。
瑞樹「…絶対分かってないわね。」
椿「分かってないでぇすね。」
葵「うう~ホントに分かってるもん!」
杏奈「あ、葵ちゃんまた危ないよ!」
葵「え、ひゃうわ!?」
ガツン
私は体育館の扉と思われる物体に大きい音と共に後頭部を思いっきりぶつけてしまう。
葵「あうう~痛いよぉ~」
私は後頭部のあまりの痛さに、カバンを置き、両手で後頭部を抑えながらしゃがりこむ。
カンナ「あわわ…葵ちゃん大丈夫ですかぁ?」
杏奈「大丈夫?立てる?手貸そうか?」
葵「うぅ~…うん、なんとか大丈夫みたい。なんとか立てそう…」
カンナちゃんと杏奈ちゃんはしゃがむ私に近寄り、心配そうな表情を浮かべる。
瑞樹「はぁ~…昨日の電柱と言い…今回の一件と言い…ほんと注意不足ね」
椿「まったく成長してないでぇす…」
瑞樹「ちょっと動かないでね。埃落すから」
葵「あう~ごめん瑞樹ぃ~」
瑞樹と椿ちゃんは呆れながら、私の制服の埃をはたいて落とす。
???1「部長!まったく遅いですよ!」
葵「ひゃああ!」
その最中、後ろの扉がガララと勢いよく開く音が聞こえると共に大きな女性の声が私の耳に響く。
その大きな声に私は驚き、その声と負けず劣らずの大きさの声を上げてしまう。
私が思わず振り向くと、深い蒼色の瞳で杏奈ちゃんと同じ位の長身で、腰位まで伸びた黒色のポニーテールが似合う明るい緑色の眼鏡を掛けた女子生徒がぽかん、とした表情を浮かべていた。
???1「あのごめん…。君達、誰かな?」
???2「どうしたの~アザミちゃん?あら、可愛い子達ですねぇ~♪」
その直後、この生徒をアザミと呼ぶ、肩まで伸びた栗色の少しパーマ風の髪でカンナちゃんに負けず劣らずの胸をもつ穏やかな雰囲気を持ち、細目の下ほくろが特徴の生徒が笑顔を浮かべながら姿を現す。
???1→アザミ?「あ、桃。いや…大きな音が聞こえたから部長がなにか始めたのかなって思って開けてみたら…この子達が居てさ…」
???2→桃?「ふふ貴方達♪歌舞伎部に何か用ですかぁ~♪」
桃と呼ばれる女性が、優しい笑顔を浮かべ私の顔と同じ高さになるように少し中腰になり、私達に話しかける。
葵「あ、あの私、来週歌舞伎部に体験入部しとうと考えてまして、その…今日少し見学できればいいな、って思いまして…来ました!」
私は突然という事もあり、緊張と相まって早口で自分が訪れた目的をその2人の先輩たち話す。
アザミ?「…そういう…事か。いいよ、静かにしてくれるんだったら体育館の中で見学してっても」
葵「やった!ありがとうございます!」
桃?「いいのアザミ?部長に許可とらなくても…」
桃と呼ばれる先輩が、アザミと呼ぶ先輩の事を少し見て顔を傾げる
アザミ?「…いいさ。たとえ部長がいても、見学されるだろうから。君達、体育館の端だったら、普段の練習の様子が見れるから。桃、椅子出してあげて。」
アザミと呼ばれる先輩は桃と呼ぶ先輩を見た後再び私達に再び視線を移し一瞬考えた後、桃と呼ぶ先輩の視線に戻し冷静を保ちながら話す。
桃?「うん、分かったわ。」
桃と呼ばれる先輩は頷き、椅子を取利にいく為に体育館の倉庫の扉を開け中に入っていく。
葵「し、失礼します!」
瑞樹「失礼します。」
カンナ「…し、失礼します…」
椿「失礼します」
杏奈「失礼します!」
モブ1「ん~24…25…」
モブ2「あぁ~!」
アザミ「声が小さいぞ、もっと声出して。」
モブ2「は、はい!」
葵「ふぇ~すごいなぁ~」
私達は声を出し、体育館へ入ると、そこには十数名の女子生徒が体育着姿で、それぞれ筋トレや、発声練習等の練習メニューを行っており、先程のアザミと呼ばれる先輩が指導を行っていた。練習の邪魔をしないように体育館の壁に寄りかかり、縦に一列になるように並ぶ
桃?「椅子持ってきたわ。あ、自己紹介しとくわね。私は倉田桃。さっきの人は村田アザミさん。私もアザミも2年生よ。アザミも副部長もやってるわよ」
葵「あ、私、桜木葵と言います!こちらは静原瑞樹ちゃんです!」
瑞樹「よろしくお願いします。」
椿「わたしは一条椿でぇす。よろしくお願いします」
杏奈「僕は神原杏奈です。よろしくお願いします。」
カンナ「う、兎原カンナと申します。よ、よろしくお願いします。」
桃?→桃「よろしくね、皆。」
私達は簡単な自己紹介をした後、桃先輩が用意してくれたパイプ椅子に各自座っていく
桃「皆、何か質問ありますか?私が答える範囲で答えるわ」
瑞樹「あの…じゃあ、歌舞伎部の部長ってどんな方なんですか」
瑞樹は手を上げ、姿が見えない部長の事を質問する。
桃「そうね。部長は、気まぐれな方かしら。練習場所に来ない事もしばしばあるけど…やる時はやる方よ」
アザミ?→アザミ「副部長の私としては困るんだよ。部長会議とか、練習メニューの管理や決める事とか、部費の管理とか。本来部長がやる事まで私がやらないといけなくなるからね。」
アザミ先輩が桃先輩の言葉に付随するような形で瑞樹の質問に答える
葵「そうなんですかぁ~大変ですね~アザミ先輩。」
瑞樹「ありがとうございます。」
モブ1「ふぇ~アザミン~筋トレ終わったぁ~」
その会話の最中、筋トレが終わった先輩が1人疲れた表情をしながらアザミ先輩に近づいてくる。
アザミ「ん、あ、お疲れ様。20分くらい休憩したら、次は発声練習な。はい、お水。」
モブ1「疲れたから口移しして飲ませてぇ~アザミン~」
アザミ「女同士で口づけなど、ふ、フシダラな!自分で飲め!」
モブ1「ぶ~ケチ~。う~風に当たって来るね~」
アザミ先輩はその先輩の言葉に非常に動揺し、水を強引にその先輩に手渡すと、その先輩は頬を膨らましながら、体育館の外へと歩いていく。
アザミ「はぁ…はぁ…まったく、あいつは…なんてことを言うのだ。」
桃「ふふ、良い事じゃない。モテて♪」
アザミ「…どうせなら桃みたいに異性にもてたいがな」
アザミ先輩は溜息交じりで小さくつぶやく。
桃「あら、異性にもてるのも考えものよ?」
アザミ「そうなのか?」
アザミ先輩は桃先輩の顔を見つめ、首をかしげる
桃「ふふ、そうよ。いろんな方に告白されるわよ。時には体を触られながら…ね♪」
アザミ「確かに…考えものだな。」
カンナ「あ、あのぉ~質問…いいですか?」
その会話が途切れるのを見計ってカンナちゃんが質問する為手を上げる
桃「あ、ごめんね。質問コーナーの途中だったわね。…で質問は何?」
カンナ「あのぉ~部の練習とかって具体的にはどういう事をするのでしょうか?」
桃「そうねぇ。その質問はアザミカラの方が詳細で良いわね♪アザミお願い♪」
桃先輩はアザミ先輩の方を向き、両手を顔の少し前で合わせ、首を少し傾げて人懐っこい笑顔を浮かべる
アザミ「む‥そうだな。練習内容としては最初に筋トレと発声練習だな。その後は日によって違うが、普段は2人から3人1組でやる練習が主で、大会が近づくと大会でやる劇の練習もやるぞ。」
アザミ先輩は桃先輩からお願いを受け、考えた後カンナちゃんの質問に丁寧に答えていく。
カンナ「その大会でやる劇の内容ってオリジナルなんですか?」
アザミ「オリジナルをやる時もあるが、実際にある劇をやる時もあるから、割合としては半々くらいだな。」
葵「へぇ~オリジナルの劇もやるんですね~。」
カンナ「そのオリジナルの劇をやる時って誰が考えてるんです?」
アザミ「あぁ、殆ど私一人だが、桃や部長と一緒に考えて制作する時もあるぞ。」
カンナ「わ、分かりました。丁寧にありがとうございます!」
カンナちゃんは椅子から立ち上がり全ての質問に答えてくれたアザミ先輩に感謝の言葉を述べ、頭を下げる。
アザミ「あ、頭を上げてくれ。私は副部長として当然の事をしただけだ。」
カンナ「はい!」
アザミ先輩が少し動揺しカンナちゃんは良い笑顔で頭を上げ再び椅子に座る。
葵「はい!はい!質問があります!」
桃「ふふ、葵ちゃんは元気良いわね。はい、質問は何?」
葵「はい!部員って全員でどれくらいいるんですか?」
桃「そうね。現部員は22人でこの学校の中で歌舞伎部って3年が部長だけで私達2年が中心なのよ。」
葵「なんで3年が部長だけなんですか?」
アザミ「それは部長が歌舞伎部の創設者だからだよ。」
杏奈「そ、そうなんですか?!」
瑞樹「すこし意外ね…。」
桃「部長は1年の頃からずっと立ち上げたかったらしくて、やっと去年で予算や部員が揃って立ち上げる事になったのよ。」
アザミ「創設した時は大変だったよ。書類の処理とか、部の統制とかが分からなくてね。」
先輩達はは思い出すように、優しい口調で創設時の大変さを語る。
葵「凄いですね~」
杏奈「…あ、皆、稽古の時間が近づいてるよ…」
瑞樹「…!油断してたわ‥気づいてくれてありがと、杏奈ちゃん」
葵「…あ、ホントだ!」
時計を見ると、既に稽古開始の17時まであと数分という所まで迫っていた。
カンナ「へ…?ふぁあ、ホントですぅ~!」
椿「はうう~ダッシュで行っても間に合うか分からないでぇす!」
桃「あら、何か用あったの?」
葵「は、はい!5時から稽古がありまして、き、今日はほ、ほんとにありがとうございました!し、失礼します!」
アザミ「そうか、5人とも稽古とやらも頑張れよぉ~」
私達は各々簡単に挨拶をしいそいで体育館を後にし、一座の家へと走って向かう。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
いそいで運動着を着替え一座の稽古場へとつくと既に5時を18分程過ぎていた。
茜「…で、5時には間に合わなかったと」
葵「はい…茜先輩ごめんなさい。」
私達は間に合わなかった事に頭を下げ、茜先輩に謝罪する。
茜「…まぁ、そういう事情なら、仕方ない、か。」
瑞樹「許して…頂けるんですか?」
茜「まぁ、開始時間を守れなかった事には確かにいけないけど…。青春を楽しめるのも若い時の特権だからねぇ。今回は許して上げる」
茜先輩は、優しい笑顔を浮かべ、私達全員の頭を撫でる。
葵「私茜先輩の事好きです!」
茜「わわ…もう、葵ちゃんは…」
私は嬉しさの余り茜先輩に思いっきり抱き付くと、茜先輩は笑顔を浮かべ私の体を受け止め、後頭部を撫で始める。
葵「ふぁあ~♪茜先輩は心広くて優しいなぁ~♪」
茜「何言ってるの、葵ちゃん?」
杏奈「あ、葵ちゃんは、抱き付くとその人の事が分かるらしくて…」
茜「…そういう事か。皆練習始めるよ!」
5人「はい!」
こうしてもまた、本日の稽古が始まる。
夜
茜「ねえ彩愛。」
彩愛「‥なに、茜?私の部屋に来るなんて珍しいわね。どこか体触って欲しいの?」
夜中、稽古が終わり、扉を背にし部屋の電気を付けて書物を読んでいた彩愛の部屋に茜が深刻な顔をして部屋を訪れる。
彩愛は今まで読んでいた書物から非常に仲は良いが、自ら私の部屋には滅多に訪れない珍客に体ごと向け、その珍客に視線を移す。
茜「いや、彩愛が好きな方面の話じゃないんだけど…」
茜は苦笑し、気まずそうに頭を掻き、少し視線を下げる
彩愛「じゃあ、稽古の話?」
茜「うん、今後、新人達の稽古の開始時間…遅くしちゃ駄目かな?」
茜は普段の明るい声より1つほどトーンを下げ、真面目な口調で部屋を訪れた要件を離す
彩愛「…とりあえず理由を聞きましょうか?そこの椅子に座って」
茜「あ…うん、ありがと」
茜は彩愛に指さされたオシャレで小さな椅子に座り、彩愛の方に体を向ける。
椅子は茜の大きな体には少し合わないらしく、茜の膝小僧が茜の腰より高い位置に来てしまっているが、茜本人は気にしていないらしい。
彩愛「っで、理由は?」
茜の真面目な雰囲気を感じ取った彩愛は、冗談等を言わず理由を問いただす。
茜「いやぁ~葵ちゃん達が部活やりたいらしくて…それだと稽古の時間守れないし…でも稽古重視で部活ダメ、ってなると学校生活に支障が出るから…」
茜は、少し照れくさそうに、頭を掻きながら理由を語り始める。
茜の話の内容は葵達の稽古時間を遅れた一件から、今後の新人達の学業を制限させてしまうのでは、という事であった。
彩愛「で、遅くしたいと?」
茜「うん。駄目かな?」
茜の話を理解した彩愛は、理由を納得したように頷き茜を見つめると茜も真剣なまなざしで彩愛を見つめ返す
彩愛「確かにそうね…。明日座長とよく話し合ってみたら?」
茜の真剣さを理解し、座長の交渉を茜に提案する。
茜「うう~私こういう交渉事は苦手だから彩愛お願い!」
茜は顔の目の前で手を合わせ、人懐っこい笑顔を浮かべ、座長との交渉を彩愛に頼み込む。
彩愛「…はぁ…分かったわ。明日私が話し合ってみるわ。」
その茜の見た彩愛は、溜め息を吐き、机の上のメモ帳を開き机の中から筆記用具を取り出す。
そして明日の予定を確認した後、簡単に「座長と新人の稽古時間を遅れさせる事で交渉」と書く。
茜「へへ…ありがとう、彩愛。」
茜は、笑顔を浮かべ、こちらを見ていた。
彩愛「私とあなたの仲じゃない。いいわよ。」
茜「持つべきは友だね。ホントよろしく、彩愛!おやすみ!」
彩愛「えぇ、おやすみなさい。」
茜はイスから立ち上がり、夜の挨拶を交わすと嬉しそうに小走りで部屋を出ていく。
そうして茜の足音は茜の部屋の方向へと向かっていった
彩愛「ハァ…座長と交渉か…」
彩愛はそう呟くと、今まで読んでいた書物の読んだページにしおりを差し込み書物を閉じる。
椅子を立ち上がり、その書物を本棚の所定の場所に戻した部屋の電気のスイッチをカチッという音を立てつつ押し、部屋の電気を消す。
そして明日の交渉の内容を考えつつ、布団に入り込む。
暫くして、静かな寝息を立て、夢の世界へに落ちていく。
葵「にぁは~♪」
瑞樹「まったく、この子は。今日はずっと笑顔のままね。」
椿「授業でもにやにやしっぱないで先生注意されてたのでぇす」
葵「だってぇ~スイレン先輩の事を思い出すと…にぁは~♪」
昨日の巡回や添い寝した事を思い出すと無意識に私の頬が緩み、笑顔になってしまう
瑞樹「はぁ…」
瑞樹は少し呆れたように溜息を吐く
杏奈「今日一日は葵ちゃん笑顔が止まらなさそうだね」
カンナ「葵ちゃん凄く楽しかったんですね~羨ましいですぅ~」
杏奈ちゃんは優しい笑顔を浮かべ、カンナちゃんは目を輝かせ私に少し近寄る。
葵「ホント楽しかったなぁ~♪スイレン先輩可愛かったし♪」
再びスイレン先輩を思い出すと、より頬が緩み笑顔を止める事ができない。
瑞樹「葵、来週の体験入部する部は決めたの?」
葵「えへ~なんでぇ~?」
私は、笑顔のまま瑞樹の方に顔を向く
瑞樹「今日のHRでアンケートとるって先生言ってたでしょ」
椿「聞いてなかったのでぇすね…」
椿ちゃんは少し呆れた様に半目で私を見上げる様に見つめる。
葵「やっぱり歌舞伎部だなぁ~♪」
私は立ち上がり、踊る様なステップで屋上を走り回る
瑞樹「でしょうね。…葵、屋上でも余り走らないの」
葵「は~い♪」
椿「今日の葵ちゃんはいつも以上に元気でぇすね…」
カンナ「でも来週にまたその次の週に体験入部する部を決めるんですよね?」
杏奈「うんそうだよ。多くの部に体験入部して自分に合ってるかどうかの確認の為じゃないかな」
杏奈ちゃんは考える様に目を瞑り手で自分の顎に抑える様にして少し触れる
葵「という事はぁ~杏奈ちゃんはどこかで陸上部に体験入部するの?」
私は杏奈ちゃんが陸上部と歌舞伎部を兼任するという事を思い出し、杏奈ちゃんにどうするのかを質問する。
杏奈「うん、来週は歌舞伎部に行くつもりだから、陸上部はその次の週かな。」
杏奈ちゃんは人懐っこい明るい笑顔を浮かべ、腰に手を付く。
瑞樹「兼任すると大変そうね。…あ、もう午後の授業が始まるわね。」
葵「あ♪そうだね~」
時計を見ると午後1時を回っており、授業開始まであと10分程であった。
カンナ「そうですね~。片付け始めましょうか。…ひゃあ!」
杏奈「…!よっと…大丈夫?カンナちゃん」
カンナ「はううありがと~杏奈ちゃん…」
カンナちゃんは立ち上がり歩こうとした瞬間、何かに躓いたらしく体勢を崩し前方に倒れそうになる。
気づいた杏奈ちゃんがとっさにカンナちゃんの胸とお腹に手を回してカンナちゃんを支える。
カンナ「…!杏奈ちゃんあの‥その…私の胸…そんなに触らないでください」(///)
杏奈「わわ、ごめん!そんなつもりは無かったんだ」(///)
杏奈ちゃんに胸を触られている事に気づいたカンナちゃんは、顔が赤くなり、杏奈ちゃんに恥ずかしがるように話す
話しを聞きカンナちゃんの胸を触っている事に気づいた杏奈ちゃんは顔を赤めらせ、カンナちゃんの体勢を直した後手を離し謝罪する
カンナ「いいですよ。杏奈ちゃんもわざとじゃないのは私も分かってますので」(///)
杏奈「カンナちゃんホントごめんね。」
カンナ「はうう、そこまでしないで下さいよぉ~」
杏奈ちゃんは反省しカンナちゃんに頭を下げ、その姿を見たカンナちゃんは慌てて杏奈ちゃんの頭を上げる
杏奈「うん。ありがと」
葵「杏奈ちゃんとカンナちゃん仲すごく良いよね~♪」
カンナ「そうですかね~」(///)
杏奈「そう言われるとなんだか照れるなぁ~」
杏奈ちゃんとカンナちゃんは一度顔を見合わせた後カンナちゃんは少し顔を赤めらせ、
杏奈ちゃんは照れを隠すように頭を掻き始める
瑞樹「ふふ…相性良いみたいね。2人とも授業に遅れるから早く片付けるわよ」
カンナ「瑞樹さんまで…はうう~はい」
杏奈「うん、分かったよ」
葵「今日も昇降口で待ち合わせしようね~♪」
杏奈「うん、了解。葵ちゃん。」
佳澄「お前ら~体験入部する部のアンケート取るぞぉ~」
チェック方式のアンケート用紙が先生から配られ、全員に渡った事を確認した後、私は用紙の歌舞伎部を探す
葵「えへへ~やっぱり即決で歌舞伎部だよね~♪」
私は配られたアンケート用紙に歌舞伎部を発見し、歌舞伎部の所に何重をもマークした、両手両足を思いっきり伸ばす
佳澄「桜木ぃ~元気なのは凄くいいが良いが授業中は静かにしろぉ~」
葵「はぁ~い♪よいしょっと♪」
佳澄先生は、チョークで私を刺しながら普段の気だるそうな口調で注意する。
私は伸ばした後再び椅子に座り直す
瑞樹「もう、この子は…」
由里「まったくあの子は静かにできないのかしら…」
数分後
佳澄「さてと…全員アンケート出したな~。体験入部は来週の放課後からだからな~じゃあ、HRおわりなぁ~」
全員がアンケートを提出した事を確認し終えた先生は、HR終了の合図をする。
学校のHRが終わり、私達3人は昇降口に向かい、カンナちゃん達二人と合流する。
葵「あ~んなちゃん!おっまたせぇ~♪」
杏奈「ん…や、葵ちゃん。元気そうだけど、そう抱き付かれると僕も少し恥ずかしいな」
葵「えへ~杏奈ちゃんも良い匂いする~♪」
私は背後から杏奈ちゃんに思いっきり抱き付き、私の頬を背中に擦り付ける
カンナ「葵ちゃん抱き付くの好きですね~」
葵「うん♪抱き付くの好き~♪抱き付くとねぇ~その人の事良くわかるんだぁ~♪」
私は今まで多くの人に抱き付き、経験則で抱き付いた反応で大体の性格が分かるようになっていた。
杏奈「じゃあ、僕に抱き着いてどんなこと分かったのかな?」
杏奈ちゃんは優しい笑顔を浮かべ、すこし私の頭を撫でる。
葵「うんとね~。しっかりしてて~優しくて~凄く頼れるかっこいい王子系女の子~」
カンナ「私もそう思います~ホント頼りになります~」
椿「なんとなくわかる気がするでぇす」
杏奈「はは、王子…ねぇ。小学校の時よく言われたよ。今になってはいい思い出だけど」
私の言葉を聞いた杏奈ちゃんは、ばつがわるい様に照れる様に頭を掻き、カンナちゃんや椿ちゃんは納得するように頷いている
葵「当たった~♪」
瑞樹「葵はもう…もう離れなさいよ」
葵「あう!」
私は制服の襟を引っ張られ、杏奈ちゃんから剥がされる。
その引っ張られた勢いで体勢を崩し、尻餅をついてしまう衝撃に驚き声を上げてしまう。
葵「痛たたよぉ~瑞樹ぃ~」
瑞樹「あ、ごめん、葵。大丈夫」
葵「大丈夫ぅ~♪」
椿「今日もあの稽古がまってるでぇすね…」
カンナ「そうですね~」
瑞樹「早く帰りましょ。茜先輩も今日も私達の為に時間を割いているでしょうし…」
私を立たせ、私の埃の付いた制服をポンポンと叩き埃を落しながら瑞樹は少し考える様に、答える
葵「来週の体験入部楽しみだなぁ~♪」
私は瑞樹に襟を掴まれ、笑顔を浮かべ明るい声で部活の事を考える
瑞樹「まだ言ってるのね…葵、燥ぎ過ぎよ。」
葵「えへへ~♪」
杏奈「まぁ葵ちゃんらしいけどね~」
葵「待ちきれないなぁ~♪ねぇ稽古行く前にさちょっと歌舞姫部の様子を皆で覗いて行かない?」
私は怪我をしてないか確認した後、私はガッツポーズをしながら、笑顔で皆に提案する。
カンナ「葵ちゃん、それっていけない事じゃ…」
椿「でも…どんな人がいるか分かるでぇす。」
杏奈「う~んでも、体験入部の時に分かるし…」
葵「う~ん意見が2つに割れちゃったね~瑞樹はどう思う?(1人でも行っちゃおうかなぁ~でも、一人で行く口実どうしよう?)」
2つに分かれてしまった意見を聞き、私は瑞樹の意見を聞くと共に、万が一の際を考え一人で行く口実を考える
瑞樹「…葵、たとえ1人でも見に行くつもり算段考えてたでしょ?」
葵「あ、ばれた?てへぺろ♪」
瑞樹「まったくこの子は…」
考えを見透かされた私は舌を出し、笑顔を浮かべる。
その顔を見た瑞樹は呆れたように溜息を吐き、頭に手を置く。
瑞樹「はぁ…仕方ないわね。この子が何しでかすか分からないし…私も行くわ」
葵「瑞樹大好きぃ~♪」
瑞樹「抱き付かない!」
葵「ひゃう!はうう痛いよぉ~」
瑞樹「まったく…」
思わず抱き付こうとした私の額に、瑞樹のデコピンが直撃し、私はその威力にその場にしゃがみ込む。
カンナ「瑞樹ちゃんが良いのなら…私も行きます」
杏奈「…そうだね~ついでに僕は陸上部の練習でも見てこようかなぁ~」
カンナちゃんと杏奈ちゃんは瑞樹の意見に同調し、付いてくる事を
葵「じゃあ皆で覗きに行こぉ~♪おー!」
でこぴんの痛みから立ち直った私は、元気よく腕を上げ元気よく声を上げる。
葵「…で、歌舞伎部の練習場所って何処だっけ?」
瑞樹「はぁ…頭が痛いわ…」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-
私達は歌舞伎部の練習場所、歌舞伎体育館と呼ばれている第3大体育館へと向かう。
葵「どんな先輩がいるのかなぁ~♪どんな練習やるのかなぁ~♪」
私は向かう途中、部活動の様々な妄想を膨らませ、楽しくステップしながら向かう。
瑞樹「少しだけ覗くんだからね。」
葵「うん、分かってるよぉ~♪」
私は少し後ろを歩いていた瑞樹に後ろ向きに歩きながら笑顔を浮かべる。
瑞樹「…絶対分かってないわね。」
椿「分かってないでぇすね。」
葵「うう~ホントに分かってるもん!」
杏奈「あ、葵ちゃんまた危ないよ!」
葵「え、ひゃうわ!?」
ガツン
私は体育館の扉と思われる物体に大きい音と共に後頭部を思いっきりぶつけてしまう。
葵「あうう~痛いよぉ~」
私は後頭部のあまりの痛さに、カバンを置き、両手で後頭部を抑えながらしゃがりこむ。
カンナ「あわわ…葵ちゃん大丈夫ですかぁ?」
杏奈「大丈夫?立てる?手貸そうか?」
葵「うぅ~…うん、なんとか大丈夫みたい。なんとか立てそう…」
カンナちゃんと杏奈ちゃんはしゃがむ私に近寄り、心配そうな表情を浮かべる。
瑞樹「はぁ~…昨日の電柱と言い…今回の一件と言い…ほんと注意不足ね」
椿「まったく成長してないでぇす…」
瑞樹「ちょっと動かないでね。埃落すから」
葵「あう~ごめん瑞樹ぃ~」
瑞樹と椿ちゃんは呆れながら、私の制服の埃をはたいて落とす。
???1「部長!まったく遅いですよ!」
葵「ひゃああ!」
その最中、後ろの扉がガララと勢いよく開く音が聞こえると共に大きな女性の声が私の耳に響く。
その大きな声に私は驚き、その声と負けず劣らずの大きさの声を上げてしまう。
私が思わず振り向くと、深い蒼色の瞳で杏奈ちゃんと同じ位の長身で、腰位まで伸びた黒色のポニーテールが似合う明るい緑色の眼鏡を掛けた女子生徒がぽかん、とした表情を浮かべていた。
???1「あのごめん…。君達、誰かな?」
???2「どうしたの~アザミちゃん?あら、可愛い子達ですねぇ~♪」
その直後、この生徒をアザミと呼ぶ、肩まで伸びた栗色の少しパーマ風の髪でカンナちゃんに負けず劣らずの胸をもつ穏やかな雰囲気を持ち、細目の下ほくろが特徴の生徒が笑顔を浮かべながら姿を現す。
???1→アザミ?「あ、桃。いや…大きな音が聞こえたから部長がなにか始めたのかなって思って開けてみたら…この子達が居てさ…」
???2→桃?「ふふ貴方達♪歌舞伎部に何か用ですかぁ~♪」
桃と呼ばれる女性が、優しい笑顔を浮かべ私の顔と同じ高さになるように少し中腰になり、私達に話しかける。
葵「あ、あの私、来週歌舞伎部に体験入部しとうと考えてまして、その…今日少し見学できればいいな、って思いまして…来ました!」
私は突然という事もあり、緊張と相まって早口で自分が訪れた目的をその2人の先輩たち話す。
アザミ?「…そういう…事か。いいよ、静かにしてくれるんだったら体育館の中で見学してっても」
葵「やった!ありがとうございます!」
桃?「いいのアザミ?部長に許可とらなくても…」
桃と呼ばれる先輩が、アザミと呼ぶ先輩の事を少し見て顔を傾げる
アザミ?「…いいさ。たとえ部長がいても、見学されるだろうから。君達、体育館の端だったら、普段の練習の様子が見れるから。桃、椅子出してあげて。」
アザミと呼ばれる先輩は桃と呼ぶ先輩を見た後再び私達に再び視線を移し一瞬考えた後、桃と呼ぶ先輩の視線に戻し冷静を保ちながら話す。
桃?「うん、分かったわ。」
桃と呼ばれる先輩は頷き、椅子を取利にいく為に体育館の倉庫の扉を開け中に入っていく。
葵「し、失礼します!」
瑞樹「失礼します。」
カンナ「…し、失礼します…」
椿「失礼します」
杏奈「失礼します!」
モブ1「ん~24…25…」
モブ2「あぁ~!」
アザミ「声が小さいぞ、もっと声出して。」
モブ2「は、はい!」
葵「ふぇ~すごいなぁ~」
私達は声を出し、体育館へ入ると、そこには十数名の女子生徒が体育着姿で、それぞれ筋トレや、発声練習等の練習メニューを行っており、先程のアザミと呼ばれる先輩が指導を行っていた。練習の邪魔をしないように体育館の壁に寄りかかり、縦に一列になるように並ぶ
桃?「椅子持ってきたわ。あ、自己紹介しとくわね。私は倉田桃。さっきの人は村田アザミさん。私もアザミも2年生よ。アザミも副部長もやってるわよ」
葵「あ、私、桜木葵と言います!こちらは静原瑞樹ちゃんです!」
瑞樹「よろしくお願いします。」
椿「わたしは一条椿でぇす。よろしくお願いします」
杏奈「僕は神原杏奈です。よろしくお願いします。」
カンナ「う、兎原カンナと申します。よ、よろしくお願いします。」
桃?→桃「よろしくね、皆。」
私達は簡単な自己紹介をした後、桃先輩が用意してくれたパイプ椅子に各自座っていく
桃「皆、何か質問ありますか?私が答える範囲で答えるわ」
瑞樹「あの…じゃあ、歌舞伎部の部長ってどんな方なんですか」
瑞樹は手を上げ、姿が見えない部長の事を質問する。
桃「そうね。部長は、気まぐれな方かしら。練習場所に来ない事もしばしばあるけど…やる時はやる方よ」
アザミ?→アザミ「副部長の私としては困るんだよ。部長会議とか、練習メニューの管理や決める事とか、部費の管理とか。本来部長がやる事まで私がやらないといけなくなるからね。」
アザミ先輩が桃先輩の言葉に付随するような形で瑞樹の質問に答える
葵「そうなんですかぁ~大変ですね~アザミ先輩。」
瑞樹「ありがとうございます。」
モブ1「ふぇ~アザミン~筋トレ終わったぁ~」
その会話の最中、筋トレが終わった先輩が1人疲れた表情をしながらアザミ先輩に近づいてくる。
アザミ「ん、あ、お疲れ様。20分くらい休憩したら、次は発声練習な。はい、お水。」
モブ1「疲れたから口移しして飲ませてぇ~アザミン~」
アザミ「女同士で口づけなど、ふ、フシダラな!自分で飲め!」
モブ1「ぶ~ケチ~。う~風に当たって来るね~」
アザミ先輩はその先輩の言葉に非常に動揺し、水を強引にその先輩に手渡すと、その先輩は頬を膨らましながら、体育館の外へと歩いていく。
アザミ「はぁ…はぁ…まったく、あいつは…なんてことを言うのだ。」
桃「ふふ、良い事じゃない。モテて♪」
アザミ「…どうせなら桃みたいに異性にもてたいがな」
アザミ先輩は溜息交じりで小さくつぶやく。
桃「あら、異性にもてるのも考えものよ?」
アザミ「そうなのか?」
アザミ先輩は桃先輩の顔を見つめ、首をかしげる
桃「ふふ、そうよ。いろんな方に告白されるわよ。時には体を触られながら…ね♪」
アザミ「確かに…考えものだな。」
カンナ「あ、あのぉ~質問…いいですか?」
その会話が途切れるのを見計ってカンナちゃんが質問する為手を上げる
桃「あ、ごめんね。質問コーナーの途中だったわね。…で質問は何?」
カンナ「あのぉ~部の練習とかって具体的にはどういう事をするのでしょうか?」
桃「そうねぇ。その質問はアザミカラの方が詳細で良いわね♪アザミお願い♪」
桃先輩はアザミ先輩の方を向き、両手を顔の少し前で合わせ、首を少し傾げて人懐っこい笑顔を浮かべる
アザミ「む‥そうだな。練習内容としては最初に筋トレと発声練習だな。その後は日によって違うが、普段は2人から3人1組でやる練習が主で、大会が近づくと大会でやる劇の練習もやるぞ。」
アザミ先輩は桃先輩からお願いを受け、考えた後カンナちゃんの質問に丁寧に答えていく。
カンナ「その大会でやる劇の内容ってオリジナルなんですか?」
アザミ「オリジナルをやる時もあるが、実際にある劇をやる時もあるから、割合としては半々くらいだな。」
葵「へぇ~オリジナルの劇もやるんですね~。」
カンナ「そのオリジナルの劇をやる時って誰が考えてるんです?」
アザミ「あぁ、殆ど私一人だが、桃や部長と一緒に考えて制作する時もあるぞ。」
カンナ「わ、分かりました。丁寧にありがとうございます!」
カンナちゃんは椅子から立ち上がり全ての質問に答えてくれたアザミ先輩に感謝の言葉を述べ、頭を下げる。
アザミ「あ、頭を上げてくれ。私は副部長として当然の事をしただけだ。」
カンナ「はい!」
アザミ先輩が少し動揺しカンナちゃんは良い笑顔で頭を上げ再び椅子に座る。
葵「はい!はい!質問があります!」
桃「ふふ、葵ちゃんは元気良いわね。はい、質問は何?」
葵「はい!部員って全員でどれくらいいるんですか?」
桃「そうね。現部員は22人でこの学校の中で歌舞伎部って3年が部長だけで私達2年が中心なのよ。」
葵「なんで3年が部長だけなんですか?」
アザミ「それは部長が歌舞伎部の創設者だからだよ。」
杏奈「そ、そうなんですか?!」
瑞樹「すこし意外ね…。」
桃「部長は1年の頃からずっと立ち上げたかったらしくて、やっと去年で予算や部員が揃って立ち上げる事になったのよ。」
アザミ「創設した時は大変だったよ。書類の処理とか、部の統制とかが分からなくてね。」
先輩達はは思い出すように、優しい口調で創設時の大変さを語る。
葵「凄いですね~」
杏奈「…あ、皆、稽古の時間が近づいてるよ…」
瑞樹「…!油断してたわ‥気づいてくれてありがと、杏奈ちゃん」
葵「…あ、ホントだ!」
時計を見ると、既に稽古開始の17時まであと数分という所まで迫っていた。
カンナ「へ…?ふぁあ、ホントですぅ~!」
椿「はうう~ダッシュで行っても間に合うか分からないでぇす!」
桃「あら、何か用あったの?」
葵「は、はい!5時から稽古がありまして、き、今日はほ、ほんとにありがとうございました!し、失礼します!」
アザミ「そうか、5人とも稽古とやらも頑張れよぉ~」
私達は各々簡単に挨拶をしいそいで体育館を後にし、一座の家へと走って向かう。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
いそいで運動着を着替え一座の稽古場へとつくと既に5時を18分程過ぎていた。
茜「…で、5時には間に合わなかったと」
葵「はい…茜先輩ごめんなさい。」
私達は間に合わなかった事に頭を下げ、茜先輩に謝罪する。
茜「…まぁ、そういう事情なら、仕方ない、か。」
瑞樹「許して…頂けるんですか?」
茜「まぁ、開始時間を守れなかった事には確かにいけないけど…。青春を楽しめるのも若い時の特権だからねぇ。今回は許して上げる」
茜先輩は、優しい笑顔を浮かべ、私達全員の頭を撫でる。
葵「私茜先輩の事好きです!」
茜「わわ…もう、葵ちゃんは…」
私は嬉しさの余り茜先輩に思いっきり抱き付くと、茜先輩は笑顔を浮かべ私の体を受け止め、後頭部を撫で始める。
葵「ふぁあ~♪茜先輩は心広くて優しいなぁ~♪」
茜「何言ってるの、葵ちゃん?」
杏奈「あ、葵ちゃんは、抱き付くとその人の事が分かるらしくて…」
茜「…そういう事か。皆練習始めるよ!」
5人「はい!」
こうしてもまた、本日の稽古が始まる。
夜
茜「ねえ彩愛。」
彩愛「‥なに、茜?私の部屋に来るなんて珍しいわね。どこか体触って欲しいの?」
夜中、稽古が終わり、扉を背にし部屋の電気を付けて書物を読んでいた彩愛の部屋に茜が深刻な顔をして部屋を訪れる。
彩愛は今まで読んでいた書物から非常に仲は良いが、自ら私の部屋には滅多に訪れない珍客に体ごと向け、その珍客に視線を移す。
茜「いや、彩愛が好きな方面の話じゃないんだけど…」
茜は苦笑し、気まずそうに頭を掻き、少し視線を下げる
彩愛「じゃあ、稽古の話?」
茜「うん、今後、新人達の稽古の開始時間…遅くしちゃ駄目かな?」
茜は普段の明るい声より1つほどトーンを下げ、真面目な口調で部屋を訪れた要件を離す
彩愛「…とりあえず理由を聞きましょうか?そこの椅子に座って」
茜「あ…うん、ありがと」
茜は彩愛に指さされたオシャレで小さな椅子に座り、彩愛の方に体を向ける。
椅子は茜の大きな体には少し合わないらしく、茜の膝小僧が茜の腰より高い位置に来てしまっているが、茜本人は気にしていないらしい。
彩愛「っで、理由は?」
茜の真面目な雰囲気を感じ取った彩愛は、冗談等を言わず理由を問いただす。
茜「いやぁ~葵ちゃん達が部活やりたいらしくて…それだと稽古の時間守れないし…でも稽古重視で部活ダメ、ってなると学校生活に支障が出るから…」
茜は、少し照れくさそうに、頭を掻きながら理由を語り始める。
茜の話の内容は葵達の稽古時間を遅れた一件から、今後の新人達の学業を制限させてしまうのでは、という事であった。
彩愛「で、遅くしたいと?」
茜「うん。駄目かな?」
茜の話を理解した彩愛は、理由を納得したように頷き茜を見つめると茜も真剣なまなざしで彩愛を見つめ返す
彩愛「確かにそうね…。明日座長とよく話し合ってみたら?」
茜の真剣さを理解し、座長の交渉を茜に提案する。
茜「うう~私こういう交渉事は苦手だから彩愛お願い!」
茜は顔の目の前で手を合わせ、人懐っこい笑顔を浮かべ、座長との交渉を彩愛に頼み込む。
彩愛「…はぁ…分かったわ。明日私が話し合ってみるわ。」
その茜の見た彩愛は、溜め息を吐き、机の上のメモ帳を開き机の中から筆記用具を取り出す。
そして明日の予定を確認した後、簡単に「座長と新人の稽古時間を遅れさせる事で交渉」と書く。
茜「へへ…ありがとう、彩愛。」
茜は、笑顔を浮かべ、こちらを見ていた。
彩愛「私とあなたの仲じゃない。いいわよ。」
茜「持つべきは友だね。ホントよろしく、彩愛!おやすみ!」
彩愛「えぇ、おやすみなさい。」
茜はイスから立ち上がり、夜の挨拶を交わすと嬉しそうに小走りで部屋を出ていく。
そうして茜の足音は茜の部屋の方向へと向かっていった
彩愛「ハァ…座長と交渉か…」
彩愛はそう呟くと、今まで読んでいた書物の読んだページにしおりを差し込み書物を閉じる。
椅子を立ち上がり、その書物を本棚の所定の場所に戻した部屋の電気のスイッチをカチッという音を立てつつ押し、部屋の電気を消す。
そして明日の交渉の内容を考えつつ、布団に入り込む。
暫くして、静かな寝息を立て、夢の世界へに落ちていく。
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99 | 第24話大型連休開始1日目 | 1204 | 4 | 2016-06-12 | - | |
92 | 第25話大型連休2日目 | 1077 | 2 | 2016-06-19 | - | |
103 | side03瑞樹と杏奈 | 1215 | 2 | 2016-06-26 | - | |
158 | 第26話:大型連休3日目 | 1307 | 4 | 2016-07-03 | - | |
132 | 第27話:大型連休4日目 | 1085 | 4 | 2016-07-17 | - | |
95 | seid04:カンナの休日 | 1314 | 2 | 2016-07-24 | - | |
137 | 第28話:大型連休5日目 | 1172 | 7 | 2016-08-14 | - | |
159 | 第29話:大型連休6日目 | 1012 | 2 | 2016-09-18 | - | |
104 | EX03:お祭り企画!? | 1106 | 5 | 2016-09-18 | - | |
97 | EX04:お祭り企画前座 | 1065 | 4 | 2016-09-25 | - | |
119 | EX05:特盛親子丼! | 1241 | 4 | 2016-09-25 | - | |
128 | EX06:瑞樹のお仕置き | 1147 | 2 | 2016-09-30 | - | |
132 | EX07:ぞうさん付杏奈ちゃん | 1086 | 2 | 2016-10-02 | - | |
118 | EX08:楓の行動力と代償 | 1039 | 0 | 2016-10-02 | - | |
136 | EX09:カンナ家へ潜入?! | 1094 | 2 | 2016-10-08 | - | |
98 | 第30話:葵と瑞樹の昔話 | 933 | 0 | 2016-11-06 | - | |
146 | 第31話大型連休最後の日 | 1144 | 6 | 2016-11-17 | - | |
137 | 第32話芹と詩音と時々未知 | 996 | 2 | 2017-02-08 | - | |
198 | 第33話:初めての中間テスト | 945 | 0 | 2017-05-10 | - | |
158 | 第34話:中間テスト② | 939 | 0 | 2017-05-17 | - | |
162 | 第35話中間テストと報告 | 1172 | 2 | 2017-06-04 | - | |
159 | 第36話伝説の黒猫? | 1078 | 0 | 2017-08-17 | - | |
148 | 第37話バナナ料理 | 755 | 0 | 2017-08-20 | - | |
156 | 第38話 兼部 | 946 | 0 | 2017-08-26 | - | |
139 | 第39話 夏休み | 981 | 2 | 2017-08-31 | - | |
142 | EX12:第1回人気投票結果発表 | 948 | 2 | 2017-09-01 | - | |
136 | EX13:瑞樹と2人の交わり | 1004 | 2 | 2017-09-03 | - | |
172 | EX14:葵とスイレンと | 962 | 2 | 2017-09-06 | - | |
132 | 第41話慰安旅行2日目 | 1102 | 4 | 2017-10-15 | - | |
148 | 第42話慰安旅行3日目 | 1011 | 0 | 2017-11-05 | - | |
110 | side04:ホテルの部屋では・・・ | 1147 | 0 | 2017-11-16 | - | |
133 | 2018_新年のご挨拶 | 883 | 0 | 2018-01-01 | - | |
133 | 第43話慰安旅行4日目 | 1083 | 0 | 2018-05-06 | - | |
67 | 第44話慰安旅行終盤まで。(おまけあり) | 861 | 2 | 2018-09-27 | - | |
111 | 第45話 杏奈の誕生日 | 1022 | 2 | 2018-10-05 | - | |
125 | 第46話歌舞姫部の合宿1話 | 885 | 2 | 2018-10-06 | - | |
113 | 47話 合宿2日目+特別企画?! | 876 | 10 | 2018-10-07 | - | |
106 | 48話 歌舞伎部合宿3日目‐進展 | 838 | 2 | 2018-10-11 | - | |
106 | 特別企画①_旅行 | 791 | 2 | 2018-10-14 | - | |
77 | 49話 サクラとの別れ…? | 768 | 2 | 2018-10-14 | - | |
73 | 特別企画②たった1日のサバイバル | 677 | 2 | 2018-10-21 | - | |
109 | 第50話 お見舞い | 844 | 2 | 2018-10-25 | - | |
149 | 特別企画③ 昔の姉 | 891 | 2 | 2018-10-31 | - | |
77 | 第51話 瑞樹とカンナの誕生日 | 1068 | 2 | 2019-01-27 | - | |
114 | 最終回 新たな春の風 | 871 | 4 | 2019-03-03 | - | |
135 | 番外編 葵×明日人 お正月の一幕 | 883 | 0 | 2019-03-14 | - | |
93 | 【番外編】葵×実 | 623 | 0 | 2019-04-14 | - | |
67 | 【番外編】杏奈と優のデート | 759 | 0 | 2019-05-07 | - | |
89 | 【番外編】カンナ*芹*詩音 | 883 | 0 | 2019-05-12 | - | |
80 | 【番外編】スイレン*椿 夜の巡回 | 707 | 0 | 2019-05-16 | - | |
97 | 【番外】杏奈*アザミ | 612 | 0 | 2019-05-18 | - | |
91 | 【番外編】定期的カップリング募集 | 903 | 13 | 2019-05-18 | - | |
161 | 【番外コラボ】 影薄の優等生 | 870 | 2 | 2019-05-26 | - | |
64 | 【番外コラボ】 タイムイズミステリアス | 579 | 2 | 2019-08-29 | - | |
75 | 【番外コラボ】錬金術師 | 722 | 2 | 2019-09-10 | - | |
52 | 【番外コラボ】5人のオカルト騒ぎ | 593 | 2 | 2019-09-25 | - | |
65 | 【番外コラボ】母性の女神? | 683 | 2 | 2019-09-26 | - | |
75 | 【番外コラボ】恋する追跡者 | 962 | 2 | 2019-09-27 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/12/21 新商品 PREMIUM PACK 2025 カードリスト追加。
- 01/10 09:49 評価 4点 《ヴェノム・コブラ》「孤独なSilhouette動き出せばそれはまぎれも…
- 01/10 09:47 SS Report#82「揺れ惑う正義」
- 01/10 08:05 SS 第50話:子供の罠遊び
- 01/10 00:22 評価 5点 《妖仙獣 飯綱鞭》「総合評価:便利といえば便利だが、そこまで使う…
- 01/09 21:36 評価 2点 《暗黒大要塞鯱》「専用の魚雷と砲撃を駆使して敵を破壊するセンス…
- 01/09 21:24 評価 10点 《アロマリリス-ロザリーナ》「②を見た途端ぶっ壊れ。もうそうと…
- 01/09 21:21 評価 9点 《サルベージ》「「スペックが高い」元祖サルベージ、種族では無く…
- 01/09 21:13 評価 6点 《甲纏竜ガイアーム》「大型モンスターの素材としつつ召喚先のモン…
- 01/09 18:56 川柳 アザミナが 進化後秒殺 この始末☆
- 01/09 18:51 川柳 アザミナが 進化後秒殺 この始末☆
- 01/09 15:10 評価 9点 《マジックテンペスター》「《魔力カウンター》に関する効果を持つ…
- 01/09 12:14 デッキ サイバー流
- 01/09 11:30 デッキ 泉返しておぢさん
- 01/09 10:55 評価 7点 《BF-疾風のゲイル》「この名前で検索するとえ?なんて?って言…
- 01/09 10:53 評価 4点 《野生の咆哮》「 漢字1文字変えただけで、「ヌゥン!ヘッ!ヘッ…
- 01/09 10:20 評価 8点 《Live☆Twin エントランス》「エクストラに縛りを付ける代…
- 01/09 07:56 評価 10点 《E-HERO デス・プリズン》「実質的な②の効果は「デッキか…
- 01/09 06:02 評価 4点 《Evil★Twins キスキル・リィラ》「攻守4400で除去効果を…
- 01/09 05:33 評価 9点 《アロマセラフィ-アンゼリカ》「アロマ名称の初のチューナーであ…
- 01/08 23:41 評価 8点 《修験の妖社》「総合評価:繰り返しサーチができれば十分メインエ…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
それにしても彩愛さん…。杏奈さんの用件の第一候補がおさわりと予想する辺り、ただ者ではない。 (2016-01-25 00:31)
中学校として部活動は外せないかなぁ~と思って、部活の頼れる先輩2人を製作、その内アザミ先輩を本日投稿しました。
歌舞伎部の先輩としてもう一人、部長が出ます。
彩愛さんは普段真面目、裏では…というキャラと初期段階から設定が追加されている数少ないキャラに(
(2016-01-25 07:45)