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遊戯王 えびすけさん 最新カード評価一覧 7件中 1 - 7 を表示
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評価・
コメント 投稿日時 |
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---|---|
▶︎ デッキ | 《仲間の絆》
【概要】
原作カード「同胞の絆」の再リメイク、又はその趣向を汲んだカード。 【光の黄金櫃】は原作で表遊戯が使用したカードたちを現代風リメイクしたテーマですが、元の《同胞の絆》を模してレベル4以下の《光の黄金櫃》関連モンスター2体(この2体は同名カード不可。既にフィールドいるモンスターとは同名でもOK)を特殊召喚する効果を持つ(発動後はターン終了時までEXデッキから特殊召喚不可)。 【評価点】 ・フィールドにモンスターを2体増やせる展開カード。デッキのエンジンを担う《トリコロール・ガジェット》、魔法メタの《サイレント・マジシャン・ゼロ》、効果対象メタの《沈黙の剣士-サイレント・ソードマン》、壁の《マシマシュマロン》と、どのモンスターも一定の役割がある。 ・OCG《同胞の絆》と違ってバトルフェイズに制限がないので、相手ライフを削り切るための火力を増やす目的にも使用可能。 【懸念点】 ・展開カードではあるが、発動するには自分フィールドに《光の黄金櫃》と《光の黄金櫃》関連モンスターの両方が存在している必要があり、実態は初動ではなくコンボカードである。そのため、このカード自体が事故要因となる可能性が高い。 ・特殊召喚できるモンスターはレベル4以下が指定されているため《破壊竜ガンドラG》は出せない。特殊召喚したモンスターのレベルを上げる効果などは無く、攻撃力で見ると1000~1300の弱小モンスターが2体増えるのみであるため、引導火力を増やす面ではかなり心許ない。 ・発動後のターン終了時までのEX制限縛りがやっぱり痛い。特にガンドラを既に使用している場合にはライフは4000以下となっており、弱小モンスターを並べると攻撃の的になる可能性がある。守備表示で出すか、《マシマシュマロン》《時の沈黙-ターン・サイレンス》《隠し砦 ストロング・ホールド》などでのサポートが必須と言える。《I:Pマスカレーナ》を先に出しておいて相手ターンで状況に応じてリンク素材にしてしまうのも手か。 ・デッキを動かす《トリコロール・ガジェット》、魔法メタの《サイレント・マジシャン・ゼロ》以外の特殊召喚の指定先は、カードの性能的にそこまで優秀・ありがたいとまでは言えない。 ・またこのカード自体は弱い訳ではないが、初動においてサーチする優先度が下がりがちになるカードに思えます。 例えば、初手に《トリコロール・ガジェット》《破壊竜ガンドラG》《光の黄金櫃》《未来への沈黙》《時の沈黙-ターン・サイレンス》から2枚を引いている場合は、サイマジゼロ・時の沈黙・ガンドラを3枚を揃える事が一番無難になると考えられます(魔法メタ1枚+モンスター効果メタ1枚+返しのターンに相手の場を再リセット・再制圧するためのガンドラ)。同じような手札(トリガジェ+ガンドラの組み合わせを除く)で《仲間の絆》をサーチして使うとサイマジゼロ・時の沈黙・マシマシュマロンの3枚を揃えることができますが、マシマシュマロン自体が事故要因で採用に慎重になるべきカードであることや、ガンドラが場に既に1体いて生き残れば次ターンに再度の展開が可能になることを考えると、やはり《仲間の絆》を使わずに展開した方がベターだと考えられるでしょう。 すると、《仲間の絆》は《トリコロール・ガジェット》《光の黄金櫃》《未来への沈黙》から1枚しか初手に引けてない場合や、先攻を取って相手のターンを凌いだ後の返しの自分のターンで使う用途になると思われますが、このような状況の場合、相手の妨害によって【光の黄金櫃】の初動が成立せず《仲間の絆》自体がサーチできない又は素引きして事故要因となる危険性が高まってしまいます。結局のところ、《仲間の絆》の展開が通るのは上ブレの状況と言えるでしょう。 【総合評価】 効果自体は割と強力なものの、発動条件の厳しさと内容が嚙み合ってない印象です。 私は【ホルス】と併用した【光の黄金櫃】には不採用としていますが、純構築に近い【光の黄金櫃】では必須級のカードであると考えています。 今後《光の黄金櫃》関連モンスターに新カードが登場して有力な特殊召喚先と評価された場合には、このカードも評価ももっと向上すると思われます。 点数としては 「展開カードに見えて、発動条件が厳しく【光の黄金櫃】の動きが通らないと機能しない」(-1点)、「初動が通らないと事故要因になりがち」(-1点)、「特殊召喚できるモンスターたちがそこまで強力ではない」(-1点)、「以上の特徴から事故リスクの高い《仲間の絆》は展開において敬遠されがちで、扱いとしては上ブレ札に近い」 (-1点) で基本的に6点としました。 【ホルス】などとの混成デッキでは、《仲間の絆》を不採用として混成先の動きを取り入れた方がより安定して強力な盤面を作れるので、更に評価は落ちて5点以下が相当だと思われます。 逆に純構築に近い【光の黄金櫃】では、上ブレに近いカードではあるものの万全な布陣を作成するのには必須であり(厳密には、今のカードプールからは使わざるを得ない)、7点相当だと思われます。 |
▶︎ デッキ | 《隠し砦 ストロング・ホールド》
【概要】
原作カード《機動砦 ストロング・ホールド》の再リメイク。 【光の黄金櫃】では、自分フィールドの《光の黄金櫃》及び関連モンスターの枚数×1000の攻撃力を得る効果と、1ターンに1度《光の黄金櫃》がある場合に相手の攻撃宣言したモンスターを破壊する防御効果を持つ。 【評価点】 ・1ターンに1度のみではあるが、攻撃力が乏しいものが多い《光の黄金櫃》のモンスターを戦闘から守ることができる。 ・次の自分のターンまで盤面を崩されずに凌げれば、場に《光の黄金櫃》のモンスターを展開して高い攻撃力を獲得してワンショットキルに貢献することができる。自分自身も攻撃上昇の枚数にカウントされるため、《光の黄金櫃》と先攻で多くの場合展開すると思われる《サイレント・マジシャン・ゼロ》が残っていれば少なくとも攻撃力3000になる。【光の黄金櫃】は攻め手に欠けるので引導火力が出せるこのカードは貴重。 ・このカードは、【光の黄金櫃】の類似する戦闘防御カードと比べてアクセスするのが容易です。自分はこのカード一番の評価点はここにあると考えています。 【光の黄金櫃】では、 《トリコロール・ガジェット》で《光の黄金櫃》《未来への沈黙》のどちらかをサーチ → そのカードで《破壊竜ガンドラG》をサーチ → ガンドラを特殊召喚して効果発動して《サイレント・マジシャン・ゼロ》をデッキから特殊召喚する という流れが基本となりますが、《破壊竜ガンドラG》の効果で破壊された《トリコロール・ガジェット》の効果によりこのカードをデッキから直接セットすることができるので、通常の展開のついでにこのカードを構えることが可能です。このカードは直接サーチしなくともアクセスできる点で同じ防御カードである《マシマシュマロン》に勝っており(あちらはアクセス自体が上ブレの時にしかできません。あちらの記事にその理由を記載したのでよければご覧ください。)、また「手札に《トリコロール・ガジェット》か《光の黄金櫃》のどちらか片方しか存在せず《時の沈黙-ターン・サイレンス》をサーチする余裕がない場合」にも最低限の防御カードとして機能します。 ・レベル4なので、返しのターンで棒立ちになりがちな《トリコロール・ガジェット》と共にランク4エクシーズ素材にすることができる。 【懸念点】 ・他の多くの【光の黄金櫃】カードと同じく、効果発動には《光の黄金櫃》を前提とするため単独では殆ど機能しない。 ・【光の黄金櫃】のサーチなど初動に関する効果を一切持っておらず、素引きすると事故要因となる。 ・相手ターンでの役割は対戦闘破壊のみ、しかも1ターンに1度相手の攻撃モンスターを破壊することによる間接的な防御なので、「あって心強い」ではなく「無いよりはマシ」程度です。モンスター効果などに一切の耐性はないので、結局相手に展開を許すと戦闘を介さずにこのカード諸共自分の盤面は崩されてしまう。 ・返しのターンで高攻撃力を得られるかどうかも、結局はサイマジゼロ、時の沈黙、各種手札誘発やランク8エクシーズなど他カードでの防御を含めて最終的に盤面が崩されずに凌ぎ切れたか、という結果にかかっており、状況を問わずに反撃やワンショットキルが可能になるほどの攻撃力を得られる訳ではない。 【総合評価】 実は、自分は《サイレント・ソードマン・ゼロ》より採用を優先すべきカードだと思っています(【光の黄金櫃】が最低限しか動けなかった場合に心強いため。) このカードが事故要因になったことは何度もありましたが、逆にこのカードのお陰で相手ターンを凌ぐのに成功したことも何度もありました。『相手は本命の魔法カードを通すためにサイマジゼロを除去したいが、このカードが伏せられているために戦闘破壊ができず、他の無理やりな展開をせざるを得ない』という場面は割とよく見ます。また展開に失敗した相手が悪あがきで低攻撃力のガンドラを戦闘破壊することもよくありますが、この時にガンドラを守れると、次のターンでガンドラで盤面全破壊 → 2枚目のサイマジゼロを出す → 黄金櫃で2枚目のガンドラをサーチしてランク8エクシーズ召喚で再制圧をかけることも可能です。 自分は結構このカードを高評価しているつもりですが、それでも常に採用/不採用で考えが揺れています。【光の黄金櫃】自体が初動が細い事故の多いデッキであるため、「このカードのせいで事故って負けた」時の不快感と「このカードがあれば凌げていた」時の不快感を天秤にかけて採用するかを決めましょう。 点数としては 「【光の黄金櫃】の動きが通らないと機能しない」(-1点)、「素引きでほぼ事故要因」(-1点)、「防御カードとしては現在の環境では不十分」(-1点)、「返しのターンに火力が出せるかは結局相手ターンの結果次第」(-1点) 以上より6点としました。 |
▶︎ デッキ | 《マシマシュマロン》
【概要】
原作カード「マシュマロン」の再リメイク。 【光の黄金櫃】では、《光の黄金櫃》がある場合に、相手ターンに自身を特殊召喚・戦闘破壊耐性・攻撃を自分に誘導する効果を持っており、また効果破壊された場合には自身以外の同名カードを特殊召喚して壁を維持する効果を持つ。 【評価点】 ・《光の黄金櫃》は攻撃力が乏しいモンスターも多く、それらを戦闘から守れるのは大きな利点。相手ターンに手札から特殊召喚できるため、まず先に《サイレント・マジシャン・ゼロ》や《サイレント・ソードマン・ゼロ》を戦闘破壊してから本命の魔法や除去カードを通そうと考えてバトルフェイズに入った相手の動きを狂わせることができる。 【懸念点】 ・【光の黄金櫃】のサーチなど初動に関する効果を一切持っておらず、既に光の黄金櫃が回っている場合のコンボカードである。 ・「手札にあれば結構安心」なカードではあるものの、大きな問題としてアクセスする手段に乏しい事が挙げられる。 【光の黄金櫃】では《光の黄金櫃》、《未来への沈黙》と《仲間の絆》からこのカードにアクセスすることができるが、まず《光の黄金櫃》と《未来への沈黙》は初動においては《トリコロール・ガジェット》《破壊竜ガンドラG》《時の沈黙-ターン・サイレンス》をサーチすることが優先されることから、これらのカードを複数枚素引きしている場合でなければ《マシマシュマロン》をサーチする余裕はない。《仲間の絆》もこの魔法カード自体が事故要因かつ優先度の低いサーチ先であることから、マシマシュマロンへのアクセスは上振れに近いと言わざるを得ない。 ・戦闘破壊耐性の獲得や相手ターンでの特殊召喚を行うには《光の黄金櫃》が既に自分フィールドに存在している必要がある。手札事故や妨害によって《光の黄金櫃》にアクセスできなかった場合には壁として機能しない。 ・自身が除去された際にマシマシュマロンを特殊召喚して壁を除去する効果を持ってはいるものの、効果破壊にしか対応してない。また効果破壊された自身を特殊召喚できないため、この効果を利用するにはデッキに最低2枚は入れる必要がある。マシマシュマロンは初動に関する効果を一切持っていないことから、事故要因を増やす危険性がさらに高まってしまう。 ・黄金櫃モンスターを戦闘から守りたいのであれば、《時の沈黙-ターン・サイレンス》の墓地効果があり、また《隠し砦 ストロング・ホールド》という手段もある。隠し砦は戦闘破壊耐性ではなく攻撃モンスターの破壊による事実上の防御・1ターンに1度しか効果が使えないなど、単に壁としての役割では隠し砦よりマシマシュマロンの方が優れている。しかし、あちらは《破壊竜ガンドラG》を使用して展開する際に《トリコロール・ガジェット》を破壊することでついでにフィールドにセットすることができ、こちらと違って前記の「アクセスする手段に乏しい」という弱点が存在しない。また返しのターンまで残れば自身の効果で3000以上の高攻撃力を獲得してワンショットキルを狙うことも可能である。加えて、現在の環境では相手が大型モンスターを複数並べられるような動きを通してしまうと、戦闘破壊を介さずにこちらのカードをついでに除去してくることが殆どであり、その点でも《マシマシュマロン》に優位性が乏しい。 【総合評価】 カード自体は決して弱くはないが、「このカードをサーチできる状況は既に優勢・上ブレであり、劣勢時には壁としてもあまり役に立たない」といった状況に陥りやすく、カード効果のデザイン自体がやや本末転倒な印象が否めない。 個人的にはこのカードは【ホルス】と併用した【光の黄金櫃】デッキには不採用としています。 「【光の黄金櫃】の動きが通らないと機能しない」(-1点)、「このカードにアクセスできるのは殆ど上ブレの場合のみ」(-1点)、「素引きで事故要因になりがち」(-1点)、「戦闘からの防御という面では、時の沈黙や隠し砦などより扱いやすい他カードが存在する」(-1点)、「壁としても現在の環境では不十分」(-1点) 以上より5点としました。 |
▶︎ デッキ | 《トリコロール・ガジェット》
【概要】
原作カード《グリーン・ガジェット》《レッド・ガジェット》《イエロー・ガジェット》の再リメイク。 【光の黄金櫃】では、召喚・特殊召喚時に《光の黄金櫃》魔法罠をサーチする効果と、破壊された場合に《隠し砦 ストロング・ホールド》をセットする効果を持つ。 【評価点】 ・【光の黄金櫃】の初動を担うカードの一つ。状況に応じて《光の黄金櫃》と関連魔法罠のどちらをサーチするか選べるのはありがたい。黄金櫃を既に持っている場合には《時の沈黙-ターン・サイレンス》で妨害を増やしたり、《未来への沈黙》をサーチして《破壊竜ガンドラG》などを間接的にサーチする動きが多くなるか。 ・地属性・機械族・レベル4なので【光の黄金櫃】以外でもサーチ手段が豊富。各種ランク4エクシーズの素材とすることも可能。 【懸念点】 ・効果の性質上、《灰流うらら》《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》《ドロール&ロックバード》など多くの手札誘発から妨害を受ける。 【光の黄金櫃】にはこれらの妨害を自前でケアできるカードはほぼ存在しないため、トリガジェが止められる → 黄金櫃か他ギミックを素引きしてないと何も動けずそのまま負け、という事態に陥りやすい。 ・《光の黄金櫃》を素引きしてない限りは、基本的には通常召喚することが前提となる。《破壊竜ガンドラG》は自身の効果で特殊召喚するには《光の黄金櫃》がフィールドに必要であり、《仲間の絆》も《光の黄金櫃》がフィールドにある場合しか発動できない。通常召喚を前提とする動きは初動の細さ、妨害への弱さに直結する(前記の通りこのカードは手札誘発に弱い)。【光の黄金櫃】をより勝てる構築にするには、他テーマやギミックと組み合わせて妨害をケアするなどの工夫が必要であると考えられる。 ・《破壊竜ガンドラG》《サイレント・マジシャン・ゼロ》《サイレント・ソードマン・ゼロ》とは違って、このカードには自身に高攻撃力を得る効果がない。《破壊竜ガンドラG》を使用すると最低でもライフは4000に低下しており、通常召喚で運用しがちなトリガジェは攻撃の的になりやすい。リンクやエクシーズ素材にするか、《時の沈黙-ターン・サイレンス》《隠し砦 ストロング・ホールド》《マシマシュマロン》になどでケアが必要となる場合も想定しうる。もっとも後者2枚は採用には賛否あると思われる。 ・前項と重複するが、《隠し砦 ストロング・ホールド》のセットが可能とはいえ、事故要因ともなる隠し砦を採用すべきかは意見が分かれると考えられる。 【総合評価】 【光の黄金櫃】の初動を担うカードの一つであり、このカード無しではデッキはまともに回らないでしょう。 この重要性を鑑みて、「手札誘発に弱いなど、初動に関する明確な弱点があることが否めない」(-1点) 以上より9点としました。 |
▶︎ デッキ | 《サイレント・ソードマン・ゼロ》
【概要】
原作カード「沈黙の剣士」の再リメイク。 【光の黄金櫃】では、黄金櫃や関連カードへの除去を妨害、牽制する効果を持つ(ターン1で黄金櫃カードへの対象効果を発動無効)。 OCGとしては《沈黙の剣士-サイレント・ソードマン》など旧カードとのシナジーは殆ど無い。 【評価点】 ・黄金櫃と関連カードに対する対象効果を魔法・罠・モンスター効果問わずに無効化できる。現在の環境ではどのデッキも《S:Pリトルナイト》で《光の黄金櫃》の除去を狙ってくるので、これに対応できる点は優秀。また《サイレント・マジシャン・ゼロ》と違って、《光の黄金櫃》が場にない場合でも対象無効効果を使用することができる。 ・後攻1ターン目の捲りや先攻3ターン目の返しで《破壊竜ガンドラG》を使ってリクルートすれば、フィニッシャーとして十分な攻撃力にもなり得る。 【懸念点】 ・自身を特殊召喚する等の展開効果や、【光の黄金櫃】に関するサーチ等の効果を一切持たない。 また、ガンドラGの破壊展開効果は手札から特殊召喚できないため、素引きすると多くの場合で事故要因となる。 ・対象無効効果は発動を無効にするのみで破壊は行わない。魔法や罠はともかくモンスター効果の場合は場にそのモンスターが残るため、リンク素材など更なる展開に利用される可能性が高い。そのため、妨害や牽制としてはあまり信頼できない。 ・ケースバイケースではあるが、中途半端な妨害しか行えないソードマンゼロより、魔法1枚を防げるサイマジゼロを立てた方が結果的に高い制圧力を得られる場合が多かった。 【総合評価】 対象無効効果は決して弱くはないが、サイマジゼロと同じく【光の黄金櫃】の動きが通っていること前提のコンボカードの性質が強く、また場に出した際の信頼性もサイマジゼロの方が上回る印象です。 【光の黄金櫃】をより勝てる構築へと煮詰めていくと、デッキから抜けがちなカードだと感じた(自分は最終的にはデッキから抜けました)。 「【光の黄金櫃】の動きが通らないとあまり機能しない」(-1点)、「素引きで事故要因になりがち」(-1点)、「対象無効効果が妨害や牽制としては不十分」(-1点)、「『トリガジェ、ガンドラG、黄金櫃、《未来への沈黙》、時の沈黙』で最低限の動きは揃っており、次に採用されるカードはサイマジゼロの方が優先される」(-1点) 以上より6点としました。 |
▶︎ デッキ | 《サイレント・マジシャン・ゼロ》
【概要】
原作カード「サイレント・マジシャン」の再リメイク。 【光の黄金櫃】では、唯一の制圧効果(ターン1で魔法発動無効)持ちモンスター。 OCGとしては《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》など旧カードとのシナジーは殆ど無い。 【評価点】 ・魔法カードの効果発動の無効化は強力。無効時に破壊P魔術師などの破壊時トリガーにもならない。墓地発動にも対応できる。 ・後攻1ターン目の捲りや先攻3ターン目の返しで《破壊竜ガンドラG》を使ってリクルートすれば、フィニッシャーとして十分な攻撃力にもなり得る。 《サイレント・ソードマン・ゼロ》と違って魔法無効が強力なため、先攻1ターン目やワンショットキルし切れない場面でも場に出すことに十分な意義がある。 【懸念点】 ・自身を特殊召喚する等の展開効果や、【光の黄金櫃】に関するサーチ等の効果を一切持たない。魔法メタ効果も場に《光の黄金櫃》が無いと使用できない。 加えて、ガンドラGの破壊展開効果は手札から特殊召喚できないため、素引きすると殆どの場合で事故要因となる。 採用枚数を絞るか、ホルスと併用して《王墓の石壁》でデッキに戻す等の工夫が必要。 ・前記のとおり魔法メタ効果には《光の黄金櫃》が必要なため、《ハーピィの羽根帚》など魔法罠除去魔法を使われると状況を問わずにマストカウンターになってしまう。 ・「魔法カードの効果の発動」を無効にするため、《強欲で貪欲な壺》や《篝火》のような「1ターンに1枚しか発動できない」魔法を再発動されるおそれがある。 代わりにダメージステップ中や墓地発動にも発動できるが、現状の環境ではターン1発動制限付き魔法カードを完封できる《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》等に比べるとやや信頼性で劣る。 【総合評価】 魔法メタ効果は強力だが、単体で機能せず【光の黄金櫃】の動きが通っていること前提のコンボカードといった印象です。 「【光の黄金櫃】の動きが通らないとまともに機能しない」(-1点)、「素引きでほぼ事故要因」(-1点)、「『トリガジェ、ガンドラG、黄金櫃、《未来への沈黙》、時の沈黙』で最低限の動きは揃っており、サイマジゼロはやや上振れ寄りな所」(-1点) 以上より7点としました。 |
▶︎ デッキ | 《破壊竜ガンドラG》
【概要】
原作カード「破壊竜ガンドラ」の再リメイク。 【光の黄金櫃】では、場のカードを全て破壊して黄金櫃モンスターをデッキからリクルートする効果を持つ。 【評価点】 ・フィールドのカードを全て破壊する強力な除去&レベル7以下(要するにガンドラギアス以外)の黄金櫃モンスターを特殊召喚いう一連の効果はいずれも強力。 後攻で相手のフィールドをリセットするのはもちろん、先攻でも《トリコロール・ガジェット》や適当な自分の伏せカードを破壊することで《サイレント・マジシャン・ゼロ》を出して魔法無効1枚を構えることができる。 ・除去が「破壊して除外」なので、モンスターはもちろん最近多い魔法罠の墓地発動効果も封じることができる。 ・《強欲で貪欲な壺》や《機巧蛇-叢雲遠呂智》などで大量にカードを除外することで高攻撃力を出せる。後攻でガンドラ特殊召喚 → フィールド全破壊&高レベル化したサイマジゼロを特殊召喚 →バトルフェイズに叢雲遠呂智を特殊召喚が通れば大抵ワンショットキルが成立する。 ・レベル8なので【ホルス】と相性がいい。フィールド全破壊後も自身は場に残るためランク8素材にできる。前述の叢雲遠呂智もレベル8なので相性がいい。 【懸念点】 ・自身の効果で手札から特殊召喚するにはフィールドに《光の黄金櫃》が必要になる。一応ホルスと組んでアドバンス召喚した場面もあったが、基本的には黄金櫃が前提のコンボカードと考えた方がよい。 ・除去が「破壊して除外」なので、破壊耐性で防がれてしまう。 ・破壊後の特殊召喚は強制なので、デッキにリクルート先がいないと空打ちになってしまい破壊効果も使えなくなってしまう。自分のデッキを大量に除外する際には注意。 ・場への特殊召喚が起動効果なため、制圧持ち相手だと場にすら出せないことがある。ちなみに今はOCGでは禁止だが《クシャトリラ・フェンリル》相手には完封される(起動効果で特殊召喚 → 直後にフェンリルの効果発動でガンドラ除外。一応アドバンス召喚すれば破壊リクル効果まで通せる)。 ・強欲で貪欲な壺などで意識的にカードを除外していかないと高攻撃力は得られない場合が多い。その場合は素直にリンクやエクシーズ素材にしてしまった方がよい。 【総合評価】 基本的にはコンボカードであり、特殊召喚効果や破壊リクル効果などにいくつか粗はあります。しかし間違いなく【光の黄金櫃】の中核を担う強力なカードであり、先攻も後攻共に役割があります。 「光の黄金櫃の存在を前提としている」(-1点) 以上より9点としました。 |
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