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HOME > 遊戯王SS一覧 > 22:小さな相棒②

22:小さな相棒② 作:

現在の状況を確認してみよう。


セリナ(LP3600/手札0)
EX
月光舞猫姫(ATK2400)
MM
月光蒼猫(ATK1600)

魔法・罠
なし


ユーイ(LP1300/手札2)
MM
なし

魔法・罠
なし


書き出してみれば上記の通り。
フィールドもLPもセリナの方がユーイを上回っている。しかし彼女も手札はすでに0。彼女としては先のターンで決着を付けるつもりで一気加勢の攻撃を仕掛けたのだろうが、それをユーイが退けたからこそ訪れたチャンスとも言えた。
何にせよ、残りLPも少ないユーイにとってはこのターンが逆転勝利への最後の機会であることは間違いない。

ユーイは残り2枚の手札を見やる。
手札に残されているカードはモンスター1枚、魔法1枚。モンスターは《宵闇の騎士》。以前も使用した攻撃力500の戦士族モンスターだ。このモンスターを召喚すれば、《ブリッツ・マジシャン》を呼び出せる。

(だが《ブリッツ・マジシャン》だけでは今の状況を跳ね返すことはできない。《月光舞猫姫》の攻撃力と守備力の差はたったの400、《月光蒼猫》も600しかない。これでは《ブリッツ・マジシャン》の効果を使ったとしても勝てない・・・)

ユーイは自分のデッキを見る。

(さっきと同じだ。引くしかない、この状況を打破できる起死回生のカードをッ!信じるんだ、俺のデッキをッ!)

ユーイは手に力を込め、運命のカードを引き抜く。


「ドローォォォォッ!!」


引いたカードは――――《融合》。


(このカードは・・・)

ユーイのデッキには元々《融合》は組み込まれてはいなかった。
この《融合》は、先日の美少女決闘者もとい影丸ユウリとのデュエルで彼女が使用したカードだ。あの時、《二重魔法》の効果でユーイが再利用した後、返しそびれていたのをデッキに入れたままにしていたらしい。

(ドローは運命を導くこと・・・か。このカードがこの場面で俺の元にやってきたのも、もしかしたら『運命』なのかもしれない)

《融合》を引き当てたユーイには見えた。このデュエルを勝利する道筋が。

「どうした、キミのターンだぞ?カードをプレイしないの?それとも打つ手立てがないのかしら?」

セリナが挑発するように急かす。
だがその挑発はもはやユーイには効かない。

「手立てならあるさ。いや、自分でも分かるんだ、このカードが来た時点で、あんたはもう俺には勝てないってことが」

「なんですって・・・」

「自分でもよく分かっちゃあいないんだが、俺のカードは特別らしくてな・・・白紙のカードにいつの間にかイラストやテキストが浮かんでくることがあるんだ。こんなことが始まったのはこの王都に来てからなんだが、最近ちょいと気付いたのさ、この現象はクローディア先生や影丸会長との時みたいなギリギリのデュエルをした直後が最も顕著だってことに」

ユーイの言葉にセリナの表情は動かない。しかし僅かにではあるが、その額に汗が浮かぶ。

「その反応・・・どうやらあんた、この不可思議な現象についても何か知ってるようだ。このデュエルが終わったら、知ってることは全て吐いてもたらうぜ」

ユーイはデュエルディスクにカードをセットする。

「《宵闇の騎士》を召喚!そして再び現れろ、未来を導くサーキット!!」

ユーイのフィールドに小柄な白い騎士が現れる。


宵闇の騎士(星4/ATK500)


そしてその上空にゲートも呼び出された。
下向きを矢印が反応を示している。

「アローヘッド確認!召喚条件は攻撃力500以下のモンスター1体!俺は《宵闇の騎士》をリンクマーカーにセット!」

《宵闇の騎士》が白い粒子となって矢印に吸い込まれていく。

「サーキットコンバイン!!リンク召喚!!現れろ!リンク1《ブリッツ・マジシャン》!!」

ゲートから見慣れた幼い魔導師が飛び出してくる。

『チュミミミーン♪』


ブリッツ・マジシャン(リンク1/ATK300)


「出たわね」とセリナが身構える。
これまでのユーイのデュエルを見てきたセリナにしてみれば、彼のエースモンスターである《ブリッツ・マジシャン》の登場は当然警戒に値する。
とは言え手札が0の今の状況では、こちらから何かを仕掛けたり何か対策を取ったりすることはできない。

(やっぱりさっきのターンで仕留められなかったのが大きい・・・ッ!完全にこちらが受け身にさせられてしまった!)

歯噛みする思いのセリナを見て、《ブリッツ・マジシャン》はクスクスと笑う。

『こんかいはまんをじしてのとーじょーなのよ!かくごするのよー!』

《ブリッツ・マジシャン》は小さな杖を掲げる。そこから雷が発せられ、彼女の後ろに魔法陣を描く。

「《ブリッツ・マジシャン》のモンスター効果ッ!《ブリッツ・マジシャン》がリンク召喚に成功した時、墓地に同じ攻撃力を持つモンスターが2種類以上存在する場合、その内の1体を選択しこのカードのリンク先に特殊召喚できるッ!」

ユーイの墓地には同じ攻撃力帯のモンスターが2パターン存在している。
《勇気の剣士 ルイーズ》と《闘志の剣獣 サイガー》の攻撃力1200帯。そして《クリアクリボー》、《リンクリボー》、《クリボー》の攻撃力300帯だ。
《ブリッツ・マジシャン》は、これらのモンスターの中から1体を選んで自分のリンク先へと特殊召喚することができることになる。

しかしユーイは迷うことなく特殊召喚するモンスターを宣言した。

「俺が特殊召喚するのは――――《クリボー》ッ!!」

雷の魔法陣がバチリと弾け、中から小さな影が飛び出してくる。

『クリクリ~♪』


クリボー(星1/ATK300)


特殊召喚された《クリボー》がウィンクする。今度は攻撃表示だ。

セリナは眉を寄せる。

(《クリボー》を特殊召喚・・・?)

単純に戦闘能力ならば、攻撃力300の《クリボー》よりも攻撃力1200帯のモンスターを選ぶはず。なぜ《クリボー》なのか、ユーイの考えが読めない。

(どちらを選んでも私のモンスターに敵わないという点では大して差はない。《ブリッツ・マジシャン》のもう一つの効果を使っても、それは同じ。だが策を弄することを得意とするこの武藤ユーイが、考えもなしに特殊召喚するモンスターを選ぶとも思えない。何かあるはず。この場面、特殊召喚するのが《クリボー》でなければならない理由・戦略が何か・・・!)

「この国の人達は、とかくレベルや攻撃力の低いモンスターを軽視しがちだよな・・・」

必死に考えを巡らすセリナにユーイが言う。

「けどな、どんなモンスターにも成長の余地や隠された可能性ってやつはある。あんたにもそれを教えてやるぜ、セリナ・ムーク!」

それはシクス・タイタンと闘った時から変わらぬユーイの信念。
《クリボー》のようなレベル・攻撃力ともに低い低級モンスターでも、使い方次第で強大なモンスターにも勝つことはできる。それを信じることは、同時に魔力の素養に乏しいユーイでも闘い方次第で強い決闘者にも勝てることを信じているということ。『どんな決闘者にも成長の可能性がある』ことを信じているということだ。

ユーイは手札を切る。

「いくぜ!俺は手札から魔法カード《洗脳―ブレイン・コントロール》を発動ッ!!」

ユーイの発動した《洗脳―ブレイン・コントロール》はLPを800支払うことで相手モンスター1体のコントロールを奪うことができる汎用魔法カード。


ユーイ(LP1300→500)


一度コントロールを奪ってしまえば、その後の行動や運用に制限はなく、味方につけて戦闘に参加させたりリリース要員に充てたりと幅広い活用が可能。LP800と決して安くはない発動コストに見合った、強力な魔法カードだ。

それを見たセリナは合点が入ったとばかりに笑う。

「なるほど、これがキミの戦略の要か!私の《月光舞猫姫》のコントロールを奪い、総攻撃で私のLPを削るつもりね!でも残念ッ!《洗脳―ブレイン・コントロール》で効果の対象にできるのは、『通常召喚が可能』なモンスターのみ!エクストラデッキから特殊召喚される融合モンスターは、そのカードの効果を受けないッ!!」

セリナの指摘は正しい。
確かに《洗脳―ブレイン・コントロール》でコントロールを奪えるのは『通常召喚が可能なモンスター』のみ。それはつまり通常召喚に制限のある特殊召喚モンスターを除くメインデッキに入れられているモンスターであり、エクストラデッキに入る融合モンスターはその中には含まれない。《洗脳―ブレイン・コントロール》では、融合モンスターは洗脳できないのだ。

しかしユーイは口の端を上げる。

「誰が《月光舞猫姫》のコントロールを奪うって言った?俺がこのカードでコントロールを奪取するのは、あんたのもう1体のフィールドモンスター《月光蒼猫》だぜッ!」

「なにッ!?」

対象に指定されたことでセリナの《月光蒼猫》が突然、体の力を抜いて立ち尽くす。
そしてそのままフラフラと歩き出し、ユーイのフィールドに移る。

「《月光蒼猫》・・・ッ!!」

セリナが叫ぶが、その声は《月光蒼猫》には届かない。

自分のモンスターのコントロールを奪われることは、決闘者にとってかなりのショックを受けるものだ。モンスターとの絆が深ければ深いほど、そのショックも大きい。
セリナは歯茎から血が出るほどに歯を噛み締める。

「だがッ、《月光蒼猫》のコントロールを得たところでッ、私の《月光舞猫姫》は倒せはしないッ!!私の優勢は変わらないわッ!!」

自らに言い聞かせるようにセリナが叫ぶ。
決闘者の動揺は精神力の闘いであるデュエルにおいては致命的になりかねない。決闘者は努めて冷静でなければならないことを、彼女は充分承知していた。

(落ち着くのよ、セリナ・ムーク!これは私の動揺を誘う武藤ユーイの心理攻撃ッ!私はセリナ・ムーク!誇り高き呪法使いの一族、ムーク家の一員!自らのルーツを確認することで、精神の安定を取り戻すのよッ!)

しかしユーイの狙いは彼女の心を乱すことではなかった。
必死で平静を取り戻そうとするセリナに語りかける。

「あんたはレッド寮で俺を待っていたって言ってたが、さっきの早乙女レイヤのデュエルは見ていたかい?」

「見ていたわ。それが何か・・・?」

「なら知ってるよな。あのデュエルでレイヤは言っていた。リンクモンスターのリンク先のゾーンはエクストラゾーンと同様として扱われる。つまりすでにエクストラゾーンにモンスターがいたとしても、そこに新たにエクストラデッキからモンスターを特殊召喚することができる」

セリナはハッとする。

先のデュエルで、確かに早乙女レイヤはリンクモンスターのリンク先にさらに融合モンスターを融合召喚する戦術を見せた。

「ま、まさか・・・」

ユーイの狙いが何なのか、セリナもようやく気付いた。ユーイの残り1枚の手札が何のカードなのかも、同時にだ。

「いくぜ!手札から《融合》を発動ッ!!フィールドの《クリボー》と《月光蒼猫》を融合ッ!!」

影丸ユウリとのデュエルまで、ユーイのエクストラデッキにはリンクモンスター以外のカードは入っていなかった。
しかし彼女とのデュエル後、またも白紙のカードから新たなモンスターが生まれていたのだ。それはデッキに《融合》が加わったからなのか、それとも《E・HERO アクエリアス》を生み出した影響が働いたのか、これまでユーイが持ってはいなかった紫の枠に囲まれたカードだった。しかもユーイの相棒である《クリボー》を融合素材に使用できる融合モンスターである。

フィールドの《クリボー》と《月光蒼猫》が渦となって混ざり合う。

「姿小さき受け継がれし魂のしもべよ!蒼き闇を徘徊する猫よ!正しき心に導かれ、新たなる絆となりて生まれ変わらん!」

ユーイが眼前で手を組む。

「融合召喚ッ!!現れろ!レベル1《クリボーファング》!!」

渦の中から飛び出してきたのは《クリボー》を一回り大きくしたようなモンスターだった。
全身を覆う毛は一部が青く変色したてがみのように逆立つ。前足には鋭い爪、口元には牙が生えている。そして低い声で『クリリリリ・・・』と唸るその姿は、まるで一匹の獣だ。


クリボーファング(星1/ATK500)


《クリボーファング》は《ブリッツ・マジシャン》の真後ろに位置取り、小さく唸りながらセリナを見据える。

「《クリボー》の融合派生体・・・だと?」

セリナは怪訝な表情を変えない。

(《クリボー》と私の《月光蒼猫》を融合させるなんて・・・。でもレベルは変わらず1、攻撃力も僅かに上がっただけでたったの500。それで何ができると言うの・・・?)

訝るセリナにユーイが笑む。

「言ったろ、見た目のレベルや攻撃力に囚われるなって。俺の相棒の進化体だぜ、当然あんたを打破する力を秘めているさ」

ユーイがバッと手を振るう。

「バトルだッ!行けッ《クリボーファング》ッ!!」

攻撃力500の《クリボーファング》が一足飛びに《月光舞猫姫》に飛びかかる。

「そんな攻撃力でッ!」

《月光舞猫姫》が迎撃に剣を突き出す。《クリボーファング》は牙でその剣に噛みついた。
ガキンと乾いた音を立てて砕けたのは、《月光舞猫姫》の握る剣の方。

「なッ・・・!?」

「《クリボーファング》はエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターとバトルする時、ダメージステップ終了時まで相手モンスターの効果は無効化され、そのモンスターの元々の攻撃力分だけ自分の攻撃力をアップする!!そしてすでに《ブリッツ・マジシャン》の効果で《月光舞猫姫》の攻撃力はダウンしているッ!!」

いつの間にか《ブリッツ・マジシャン》がその杖を地面に突き立てていた。そこから魔力が地面を走り、《月光舞猫姫》の身体を雷撃で焼いていたのだ。

『いぇーい♪』とピースする《ブリッツ・マジシャン》。

これにより《月光舞猫姫》の攻撃力は守備力と同じ2000までダウンし、同時に《ブリッツ・マジシャン》のリンク先の《クリボーファング》の攻撃力が400アップする。


月光舞猫姫(ATK2400→2000)

クリボーファング(ATK500→900→3300)


「な、なんですってーーーーッ!!」

《クリボーファング》が《月光舞猫姫》の喉笛に噛みつく。
《月光舞猫姫》は戦闘では破壊されない耐性を持つが、《クリボーファング》の牙はその耐性すら噛み砕く。《月光舞猫姫》は断末魔すら上げることなく消えていった。


セリナ(LP3600→2300)


「まだだッ!《クリボーファング》のさらなる効果ッ!《クリボーファング》が戦闘でモンスターを破壊した時、互いのフィールド・墓地に存在する獣族及び獣戦士族モンスターの数×300のダメージを相手に与えるッ!!」

ユーイのフィールド・墓地には獣族及び獣戦士族モンスターは《勇気の剣士 ルイーズ》、《闘志の剣獣 サイガー》、そして《クリボーファング》自体の3体。セリナの墓地には《月光蒼猫》×3、《月光紫蝶》、《月光舞猫姫》の5体。互いのフィールド・墓地に存在する獣族及び獣戦士族モンスターの合計は8体となる。
つまり現状で《クリボーファング》の効果により発生するダメージは8×300で2400ということになる。

「あ、あああ・・・」

残りLP2300のセリナがおののく。

(なぜ母様達が彼に固執するのか、分かった気がする・・・ッ!彼の真の強さは、リンク召喚の才能でも策士としての一面でもなく、その『成長力』ッ!!さっき見たばかりの早乙女レイヤの戦術をすぐに実践してみせた!しかも相手のモンスターを融合素材にするということまで再現して!まるで植物の種が周りの土から養分を吸い取って成長するようにッ、彼は周囲の決闘者から様々なことを学び取り驚くべきスピードで『成長』していくッ!母様達はッ、彼のこの『成長力』に期待しているッ!今後、必ず起こる戦いの要に彼がなるとッ、そう確信しているんだわッ!)

《クリボーファング》はセリナに向かっていく。その前足の爪をギラリと閃かせて。

それを後押しするように《ブリッツ・マジシャン》が

『クリちゃんのこのデュエルでのかつやくをひょーして、かわりにあたちがさけばしてもらうわさ』

と宙でひらりと舞う。

《クリボーファング》が爪ラッシュを叩き込んだ。



『クリクリクリクリクリクリクリクリクリィィイイイーーーー!!』



スドドドドッ!!とラッシュがセリナの身体に食い込み


セリナ(LP2300→0)


彼女のLPを消し飛ばした。

ー ー ー ー ー ー ー ー

使用カード

《宵闇の騎士》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻 500/守2000
「宵闇の騎士」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを使用して儀式召喚した「カオス・ソルジャー」モンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに1枚選び、次の相手エンドフェイズまで裏側表示で除外する。
(2):墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。 デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。


《ブリッツ・マジシャン》
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/魔法使い族/攻 300
【リンクマーカー:下】
攻撃力500以下のモンスター1体
同名カードの(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。
(1): 自分の墓地に同じ攻撃力のモンスターが2種類以上存在し、このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。そのモンスターの内1体を選択し、このカードのリンク先に特殊召喚する。
(2):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はその守備力と同じ数値となる。その後、このカードのリンク先のモンスターの攻撃力をこの効果で対象のモンスターの攻撃力が変動した数値分アップする。


《洗脳-ブレインコントロール》
通常魔法
(1):800LPを払い、相手フィールドの通常召喚可能な表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。


《融合》
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

《クリボーファング》
融合・効果モンスター
星1/地属性/獣族/攻 500/守 300
「クリボー」モンスター+獣族または獣戦士族モンスター
(1):このカードがエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時までそのモンスターの効果は無効化され、このカードの攻撃力はそのモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。お互いのフィールド・墓地に存在する獣族及び獣戦士族モンスターの数×300ダメージを相手に与える。
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《クリボー》の融合体で見事セリナを撃破したユーイ。これでユーイに近付いてきたセリナの目的を聞き出すことができる。しかし彼女が語り始めた目的は意外なもので・・・。

次回、遊戯王戦記第23話「試練の予兆」
きみは、魔力を感じたことがあるか!?
(2018-04-16 11:56)

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