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HOME > 遊戯王SS一覧 > 21:小さな相棒①

21:小さな相棒① 作:


よく見ると、ユーイの周りにはこの魔力の糸がいくつも張り巡らせられていた。

「言ったろ、『糸の結界』だって。迂闊に踏み込めば《月光舞猫姫》の二の舞になるぜ」


月光舞猫姫(ATK2400→DEF2000)


《マジカル・バインド―糸の結界》は永続罠だ。一度発動してもフィールドに残り続け、以後も効果を持続する。このターンはすでに攻撃できるモンスターはいないが、次のセリナのターンにもこの守備表示にする効果は発動できるわけだ。

「厄介な罠ね。でも、確かに攻撃は不発だったが《月光舞猫姫》のもう一つの効果は受けてもらう」

「もう一つの効果?」

ユーイが眉を寄せると同時に、魔力の糸と捕らわれている《月光舞猫姫》が手首のスナップだけで、ナイフを投げつけてくる。

「うおッ!」

そのナイフは顔面すれすれを通り、ユーイの頬に小さな傷をつけた。


ユーイ(LP4000→3900)


「《月光舞猫姫》は攻撃宣言の度に相手に100ダメージを与える。大したダメージではないが、それも積もり積もればキミの心臓に食い込むぞ。私はこれでターンエンド」

憮然とした表情のままだが、セリナが鋭い視線でユーイを射る。

「ただでは転ばないってわけね。俺のターン、ドロー」

それをかわしてユーイがデッキからカードをドローする。

《月光舞猫姫》の守備力は2000。次のターンには当然攻撃力2400の攻撃表示にもどってしまうだろう。ならばこのターンの内に倒してしまった方が断然良い。

「俺は手札から《闘志の剣獣 サイガー》の効果を発動!《闘志の剣獣 サイガー》は手札・フィールドからこのカードをリリースすることで、ターン終了時まで自分フィールドの攻撃力1200のモンスター1体の攻撃力を倍にできる!」

「――――!」

ユーイは手札から《闘志の剣獣 サイガー》を墓地へ送る。
すると今度はフィールドの《勇気の剣士 ルイーズ》が力強いオーラを纏った。


勇気の剣士 ルイーズ(ATK1200→2400)


これで《勇気の剣士 ルイーズ》の攻撃力は《月光舞猫姫》の守備力を上回った。

「倍加には倍加だ!今度こそ『噛ませて』もらうぜ!バトルだ!行け!《ルイーズ》!」

強力な力を得た《勇気の剣士 ルイーズ》が剣を構え、力強く大地を蹴り飛び上がった。
今の《勇気の剣士 ルイーズ》ならば、糸に捕らわれて身動きの取れない《月光舞猫姫》を一刀両断することなど容易い――――はずだった。

「そんな攻撃でッ!!《月光舞猫姫》!!」

ブチブチブチッと《月光舞猫姫》が糸の呪縛を引きちぎる。そしてヒラリと身を翻し、振り下ろされる《勇気の剣士 ルイーズ》の剣をするりといなす。

「かわしたッ!?」

「《月光舞猫姫》は戦闘では破壊されない!むざむざネズミ風情に噛まれるようなマヌケじゃあないのよ!」

《月光舞猫姫》には戦闘破壊耐性があった。戦闘破壊耐性を持つモンスターが守備表示で存在する場合、戦闘では相手にダメージを与えることはできない。戦闘に関してだけ言えば、無敵の盾と言えた。
だが《勇気の剣士 ルイーズ》の闘志は消えてはいない。初擊は《月光舞猫姫》にかわされたが、体勢を立て直し、今度はセリナに向かっていく。

「《闘志の剣獣 サイガー》の効果は攻撃力の倍加だけじゃあない!《闘志の剣獣 サイガー》は対象としたモンスターに不屈の闘志を与え、貫通効果も付与する!貫通ダメージを受けてもらうぜ!」

《勇気の剣士 ルイーズ》はダッシュの勢いそのままにセリナを剣で突く。

「くあッ!」


セリナ(LP4000→3600)


貫通効果は、モンスターが守備モンスターを攻撃した際、攻撃力が守備力を上回った分、相手に戦闘ダメージを与える効果。
《勇気の剣士 ルイーズ》の攻撃力2400と、《月光舞猫姫》の守備力2000の差分となる400のダメージがセリナを襲う。
戦闘破壊耐性を持つ《月光舞猫姫》を撃破することは叶わなかったが、それでも無収穫では終わらない。このバトルは、僅かではあるがユーイに分があったか。

(だがこのターンで《月光舞猫姫》を破壊できなかったのはマズイ。ターンが終われば《ルイーズ》の攻撃力は元の数値に戻ってしまう。もし彼女の手札に《マジカル・バインド―糸の結界》をどうにかするカードがあるとしたら、次のターンで《月光舞猫姫》の餌食だ。ここは念には念を入れておく!)

ユーイは手札をさらに切る。

「バトルフェイズはこれで終了!そしてメインフェイズ2で、俺は手札から《クリアクリボー》を召喚する!」

ユーイのフィールドに新たなモンスターが召喚された。
しかしその見た目はただの《クリボー》とさして変化はない。


クリアクリボー(星1/ATK300)


レベルや攻撃力も《クリボー》同様とても戦闘的とは言えないものでしかない。
しかしユーイのデュエルを見ていたというセリナにとっては、そのステータスは意味あるものだ。

(攻撃力300・・・まさか、ここで来るの・・・!?)

「お待ちかねのリンク召喚の時間だぜ!現れろ!未来を導くサーキット!」

ユーイが手を掲げると、空中にゲートが出現した。
ゲートに表示された矢印は下方向が色づいている。

「アローヘッド確認!召喚条件はレベル1モンスター1体!」

ユーイの言葉に、「えっ」とセリナが目を見開く。

(召喚条件が以前とは違う・・・ッ!?呼び出すのは《ブリッツ・マジシャン》とは異なるモンスター・・・ッ!?)

ユーイはにやりと笑む。

「俺は《クリアクリボー》をリンクマーカーにセット!」

フィールドの《クリアクリボー》が黒い粒子となり、その矢印に吸い込まれて行った。
矢印にしっかりとした色が付く。

「サーキットコンバイン!リンク召喚!現れろ、リンク1!《リンクリボー》!!」

サーキットから飛び出してきたのは《クリボー》をオタマジャクシのように滑らかにしたようなモンスター。


リンクリボー(リンク1/ATK300)


「《リンクリボー》・・・?何、このモンスターは・・・」

初めて見たモンスターだ。実際にリンク召喚の使い手と対戦するのはこれが初めてで、リンクモンスターに詳しいわけでもないので、知っているはずもないのだが、しかしそれでもセリナは妙な違和感を覚えた。

「雰囲気・・・というか、このモンスターが放つ存在感というか、言葉にできない感覚なのだが、それでもこのモンスターはリンクモンスターであることを差し引いても、今まで私が出会ってきたモンスターとは、何かが決定的に違うッ!」

半霊体である天使族や悪魔族のような不確かな存在感でありながら、機械族のような無機質な感触も感じるモンスターだ。こんなモンスターには出会ったことがない。

戸惑うセリナに、ユーイは頷く。

「さすがだな、見ただけで《リンクリボー》に違和感を感じるなんて。《リンクリボー》はサイバース族のモンスター。たぶんこの国じゃあお目にかかれないモンスターさ」

「『サイバース族』・・・。また珍妙なモンスターを出してきたものね・・・」

全く聞いたことのない種族だ。おそらくは『首飾りの国』にしか生息しない稀少種なのだろう。

(過去、武藤ユーイがこんな種族のモンスターを使っていたという情報はない。ということは『記憶喪失』以後にデッキに加わったモンスターということ。武藤ユーイが『首飾りの国』で得たのはリンク召喚だけではなかったということか・・・)

いずれにせよ得体の知れないモンスターであることは確かだ。攻撃力は大したことはないが、警戒しておくべきであろう。

「これで俺はターンエンドだ」

「私のターン!ドロー!」

ターンが移ったことでセリナがドローを行う。
引いたカードは装備魔法のカード。

(良いカードだ。このタイミングなら最高のドローと言える。このカードがあれば、躊躇なく攻められるッ!)

セリナは引いたばかりのカードをそのままデュエルディスクにセットする。

「装備魔法《月光輪(ムーンライト・リング)》発動ッ!このカードを《月光舞猫姫》に装備ッ!」

《月光舞猫姫》がチャクラムのような武器を両手にする。と同時にそれを投擲。
二つの飛輪がユーイのフィールドを襲い、張り巡らされている糸をズタズタに切り裂いた。

「糸の結界が・・・ッ!」

「《月光輪》は発動時に相手フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊できる。そして装備モンスターの攻撃力を300アップする」


月光舞猫姫(ATK2400→2700)


すでに《マジカル・バインド―糸の結界》から自由になっている《月光舞猫姫》はすぐに攻撃表示に変わる。

「さらに手札から3体目の《月光蒼猫》を召喚!」


月光蒼猫(星4/ATK1600)


三度、セリナのフィールドに《月光蒼猫》が召喚される。これまでの展開を考えると、ずいぶんと偏った手札だったようだ。

「まだ終わらないッ!手札から装備魔法《月光冠(ムーンライト・クラウン)》を発動ッ!《月光冠》は除外されている【月光】モンスターを特殊召喚するッ!」

セリナのフィールドに自身の効果発動のため除外されていた《月光紫蝶》が特殊召喚される。その頭には月桂冠が被せられていた。


月光紫蝶(星3/DEF1000)


「《月光冠》で特殊召喚されたモンスターは守備表示となり効果も無効化される。でもそれは大した問題じゃあないわ。重要なのはフィールドにリリースできる【月光】モンスターがいるってことだもの」

セリナのフィールドには《月光舞猫姫》・《月光蒼猫》・《月光紫蝶》の3体の【月光】モンスターがいることになった。
これで守備表示であり戦闘に参加できない《月光紫蝶》をリリースしても、攻撃力のある《月光舞猫姫》と《月光蒼猫》を残すことができる。殺傷能力で言えば、この2体さえ残すことができれば充分にユーイのLPを削りきることが可能だ。

「くッ・・・!」

「《月光舞猫姫》の効果により《月光紫蝶》をリリース!これでキミのモンスターは1度だけ戦闘破壊耐性を得ることができ、《月光舞猫姫》は全体攻撃と2回攻撃の能力を得る!」

セリナのフィールドから《月光紫蝶》が光となって消え、《月光舞猫姫》が絶大な殺傷能力を得る。

「バトルよッ!《月光舞猫姫》!今度こそネズミの命を刈り取りなさいッ!!」

セリナの命令により、《月光舞猫姫》が戦闘体勢に入る。

しかし、その攻撃が開始されるより早くユーイが《リンクリボー》に指令を出した。

「この瞬間、《リンクリボー》の効果発動ッ!《リンクリボー》は相手モンスターの攻撃宣言時に自身をリリースすることで、そのモンスターの攻撃力を0にするッ!!」

《リンクリボー》がオーラで自身を包み、まるで弾丸のように《月光舞猫姫》目掛けて飛んでいく。

「《リンクリボー》は《マジカル・バインド―糸の結界》が攻略された場合の二重の防御策!なるほど、策士ね。でも今回は私の方が上だった!」

《月光舞猫姫》はにやりと笑み、まるで《リンクリボー》の飛来を予期していたかのように淀みのない動作で《月光輪》を投げつけ、これを迎撃する。

「なにッ!?」

《月光輪》は《リンクリボー》を切り裂くと、《月光舞猫姫》の手に戻る前に砕けた。
《リンクリボー》の効果は不発に終わった形だ。

「これは・・・ッ!?」

「《月光輪》のさらなる効果!《月光輪》は相手モンスターの効果が発動した時、このカードを墓地に送ることでその発動と効果を無効にできる!」

「なッ・・・!!」

セリナは未知のモンスターである《リンクリボー》に脅威を抱いていた。そんな中でドローしたのが《月光輪》。まさに絶好のドロー。
ユウリの言葉を借りれば、これこそが魔力が運命を導いた結果であり、セリナの魔力がユーイのそれを上回っている証明とも言えた。


月光舞猫姫(ATK2700→2400)


脅威だった《リンクリボー》は消えた。もはや《月光舞猫姫》を邪魔するものは何もない。

「改めて攻撃宣言する!《月光舞猫姫》で《勇気の剣士 ルイーズ》に攻撃ッ!!」

今度こそ《月光舞猫姫》が飛び出す。
《月光輪》を失いはしたが、《月光舞猫姫》は元のナイフを両手に握り《勇気の剣士 ルイーズ》に襲いかかる。

「まずは効果ダメージを受けてもらうッ!」

《月光舞猫姫》の投げナイフの一撃。


ユーイ(LP3900→3800)


「ぐッ」

「続けて《勇気の剣士 ルイーズ》への初擊ッ!」

《月光舞猫姫》のナイフが《勇気の剣士 ルイーズ》を切り裂く。

「ぐああッ!」


ユーイ(LP3800→2600)


だが、この攻撃だけでは《勇気の剣士 ルイーズ》は倒れることは許されない。《月光舞猫姫》がその首を掴み、嗜虐的な笑みを浮かべる。

「まだ終わらないわよッ!続けて2回目の攻撃ッ!!」

また同じ効果ダメージの投げナイフと《勇気の剣士 ルイーズ》への攻撃が繰り返される。
投げナイフはユーイの胸に直撃、《勇気の剣士 ルイーズ》はその首を切られゴトリと倒れる。


ユーイ(LP2600→2500→1300)


「ぐは・・・ッ!」

度重なる攻撃で、身体よりも精神が疲弊するのが分かる。ユーイの顔も若干青ざめている。

これでユーイのフィールドにはモンスターがいなくなった。だがセリナのフィールドにはまだ攻撃可能な《月光蒼猫》が残っている。

「これでトドメよッ!行きなさい!《月光蒼猫》!!」

《月光蒼猫》の攻撃力は1600。この攻撃が通れば、ユーイのLPは0にされてしまう。

「くっ・・・!!」

《月光蒼猫》が爪を立ててユーイに襲いかかる。
まさに絶体絶命だが、ユーイには最後の手が残されていた。

「墓地の《クリアクリボー》の効果発動ッ!!」

ユーイに残されていた――――いや、残していた最後の手とは、先ほど《リンクリボー》リンク召喚の素材として墓地に送っておいた《クリアクリボー》だった。

しかし、その効果は――――

「《クリアクリボー》は、相手の直接攻撃宣言時にこのカードを墓地から除外することでデッキからカードを1枚ドローできる効果を持っている!」

ユーイはその効果を行使し、デッキに指をかける。
しかしセリナは鼻で笑った。

「今さらカードをドローしたところで何になるッ!?《月光蒼猫》の直接攻撃でゲームエンドは変わらないッ!」

確かにこれは賭けだった。
このドロー次第では、セリナの言う通りこのままゲームエンドになる可能性もある。いや、むしろその確率の方が高い。

ユーイは手にじっとりと汗をかいていることに気付いた。
これは迫り来る《月光蒼猫》によるものではない。このドローで目当てのカードを引き当てることができるかどうかの賭けに対するプレッシャーだ。

(ドローは運なんかじゃあない!運命を引き寄せられるかどうかの精神力の闘いだ・・・!)

ユーイは口を引き結ぶ。

(問題はこのプレッシャーを精神の力で跳ね退けなければならないということ!プレッシャーを乗り越えるということ!それが出来れば、デッキは応えてくれる!俺は・・・自分のデッキを信じる!!)

デッキに添えた指に力を込める。
《月光蒼猫》はもう目前まで迫っている。


「行くぜ・・・ドロー!!」


ユーイがカードを引き抜く。


引いたカードは――――《クリボー》だった。


「良しッ!!」

ユーイの顔がパッと晴れる。

と同時に、《月光蒼猫》の進路を阻むように《クリボー》がフィールドに現れた。


クリボー(星1/DEF200)


「なにッ!?なぜ《クリボー》がッ!?」

突然現れた《クリボー》にセリナが驚く。
ユーイは晴れやかな表情でそんなセリナを見る。

「《クリアクリボー》の効果は、ただカードをドローさせるってだけじゃあなかったのさ。《クリアクリボー》の効果には続きがあって、そのドローしたカードがモンスターカードだった場合それを特殊召喚して攻撃モンスターに戦闘を強制させることができる。俺は今のドローで《クリボー》を引き当て、それを守備表示で特殊召喚した。そしてあんたは《月光蒼猫》でその《クリボー》に攻撃しなくっちゃあならない」

《月光蒼猫》がその爪で《クリボー》を引っ掻いて倒す。

「だが、当然守備表示モンスターとの戦闘ではダメージは発生しない」

攻撃を終えた《月光蒼猫》はセリナのフィールドに戻る。
これでセリナのモンスターは全て攻撃済みとなり、彼女のバトルフェイズは終了となった。

「くっ・・・!まさかこの攻撃を耐えるなんて・・・!」

(私は《リンクリボー》の効果を退けたことで、彼の二重の防御策を突破したと思った!彼の策を上回ったと信じた!しかし、彼はそれすら見越して三重の防御策を用意していた!なんてヤツなの・・・!)

ユーイは深く息を吐く。

「やれやれ、何とか耐えられたなって感じだぜ。かなりギリギリだったけどな」

フィールドから墓地に送られる《クリボー》を見やる。

(ありがとう、《クリボー》。おかげで何とか生き延びたぜ)

《クリボー》が来てくれなかったら、今頃ユーイは地べたに倒れていたところだ。

ユーイのデッキにはフェイバリットカードが2枚存在する。
1枚は当然《ブリッツ・マジシャン》であるが、もう1枚がこの《クリボー》だった。
《クリボー》との付き合いは実は《ブリッツ・マジシャン》よりも長く、おそらくは記憶を失う以前からユーイのデッキに入っていたと思われる。それ故にユーイとの信頼関係は厚く、《ブリッツ・マジシャン》が『攻めの相棒』であるならば、こちらは頼りになる『守りの相棒』と言えた。

(《クリボー》、お前の犠牲は無駄にはしないぜ・・・!)

セリナの手札はすでに0。
宣言を待つまでもなく、ユーイのターンとなる。

「さぁ、反撃だ!」

ユーイはデッキに手をかけた。


― ― ― ― ― ― ― ― ― 

使用カード

《闘志の剣獣 サイガー》
効果モンスター(オリジナル)
星3/地属性/獣族/攻1200/守 600
 (1):手札・フィールドのこのカードをリリースし、自分フィールドの攻撃力1200のモンスター1体を対象として発動できる。 ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は倍になり、 そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):??


《クリアクリボー》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 300/守 200
「クリアクリボー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):ダメージを与えるモンスターの効果を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
(2):相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。そのドローしたカードがモンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。


《リンクリボー》
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。


《月光輪(ムーンライト・リング)》
装備魔法(オリジナル)
「月光」モンスターにのみ装備可能。
(1):このカードの発動時の処理として発動できる。相手フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊する。
(2):装備モンスターの攻撃力は300アップする。
(3):相手のモンスター効果が発動した場合に発動できる。このカードを墓地に送り、その効果を無効化する。


《月光冠(ムーンライト・クラウン)》
装備魔法(オリジナル)
(1):除外されている自分の「月光」モンスター 1体を対象としてこのカードを発動できる。 そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。


《クリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):相手モンスターが攻撃した場合、そのダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
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セリナの猛攻を三重の防御で凌いだユーイ。何とか逆転の手を模索したいが、フィールドは空、手札も残り僅かしか残されてはいない。果たしてこのドローで起死回生のカードが引けるのか!?

次回、遊戯王戦記第22話「小さな相棒②」
クリクリ~♪ (2018-04-10 15:07)
コンドル
初めまして、コンドルと申します!
全話読ませていただきました!
毎話とても面白く、キャラクターも魅力的な人ばかりですっかりこの作品のファンになりました!
次回も楽しみにしています! (2018-04-10 18:39)
コンドルさん
初めまして!初コメントありがとうございます!
褒めていただいて恐縮です。キャラはほとんどモデルとさして違いはないので、元のキャラが立っているということでしょう。
これからもコメント等で応援よろしくお願いします
(2018-04-11 08:42)
ター坊
クリボーの安定性は世界が違っても変わりませんね。腐っても元祖主人公のカードです。
さて、耐え抜いた後の反撃は如何に? (2018-04-11 16:39)
ター坊さん
ボクは昔、好きで意味もなくデッキにクリボー入れてました(笑)SSでは便利なヤツです(笑)
(2018-04-13 13:54)

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