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16:デュエル・アカデミアへようこそ! 作:天
デュエル・アカデミアの課程は3年間。各国から集められた優れたデュエルの才能を認められた者達が、或いは立身出世のため、或いはデュエルの研究のため、或いは純粋に強いデュエリストになるため、この3年間でデュエリストとしての技能を向上させるため切磋琢磨していくことになる。
今年度の新入学生は70余人。
この新入生らは入試に合格した時点で、彼らの適性に応じて三つのチームに分けられている。
青をチームカラーとする『オベリスク・ブルー』。
黄色をチームカラーとする『ラー・イエロー』。
赤をチームカラーとする『オシリス・レッド』。
これらのカラーは制服にも反映されており、各学生は自身のチームカラーを基調とした制服を着用することになる。
そして現在、この三色を配した制服の学生達が入学式のためデュエル・アカデミア大講堂に一堂に介していた。
チーム毎に整列し、今は壇上の鮫島校長による入学を祝うための挨拶を聞いている。ある者はこれから始まる学園生活に胸を踊らせながら、またある者は他の同級生達をキョロキョロと見回しながら、またある者は欠伸を噛み殺しながら。まるでその真新しい制服の色のように彼らの個性も様々だ。
しかしながらその集団の中にユーイの姿はなかった。
響ヒスイはイライラした様子で、組んだ腕を指でたんたんと叩く。
(全く・・・アイツは私に晴れ姿を見せてやろうという気はないのか)
デュエル・アカデミアの入学式には一部を除いて在校生は出席しない。入学式に出席するのは、新入生と教諭陣、それと生徒会のメンバーのみだ。ヒスイを含めた教諭は新入生の列を横から見る形で並んでいる。
本来ならピカピカの制服を着たユーイをここからでもバッチリ見ることができるはずだったのだ。
しかしその列には何度見直そうとユーイの姿はない。
「まさか体調不良で入学式を欠席するとはネ」
隣に立つクローディア・デ・メディチがぽつりと小声で言う。
金髪ツインテールは相変わらずだが、さすがに今日は以前のゴスロリドレスではなく教諭用の制服姿だ。
「・・・不甲斐ないことです」
嘲りとも取れるその言葉に、ヒスイは眉間を押さえて応える。
今朝になって急にユーイが体調不良を訴えた。それほど大事ということはないだろうが、入学式は辞退させた。
ヒスイは黙考する。
(この王都にやってきてからというもの、ユーイへの私の管理が行き届かなくなってきている。良いことではないな)
先日も夜にユーイがデュエルしているらしき波動を感じて急行したが、到着した頃にはすでにデュエルは終わりユーイは何事もなく宿に戻っていた。問いただしてもユーイは普通にデュエルしていただけだと主張し、詳細を話そうとはしない。
(ユーイを守ってやれるのは私だけだ。私がもっとちゃんと目を光らせなければ・・・)
そう反省するヒスイを、クローディアは横目で見上げる。
そして小さくため息をついた。
(何を考えているのか分かりやすいノネ。そして何とも愚かしい。武藤ユーイを守りたいのなら、過保護にするのは逆効果。アレはむしろ逆境において成長するタイプなノネ)
教師にしろ親にしろ人を育てるのにはまだ経験が足らない、とクローディアはヒスイを評価する。
そして確信した。
ヒスイに任せていてはユーイのこれ以上の成長は見込めない。なにせヒスイ自体がそれを望んではいないのだから。
「やれやれなノネ」
もう少し穏便に進めようかと思っていたが、これでは『行動』を早めなければならないようだ。
この先必ず訪れる闘いにはユーイの力が不可欠。あとはこの中から何人が使い物になるかだが・・・。
クローディアは妖しい光を湛えた瞳をまだ何も知らぬ新入生達に向けながら、必ず訪れるその未来へと思いを馳せるのであった。
・
・
・
・
「ぶぇーくしッ!!」
保健室の丸椅子の上でユーイは盛大にくしゃみした。
ズズッと鼻を啜る。
その様子を見て対面の椅子に腰掛けた白衣の女性が呆れたように苦笑した。
「熱はないようだけれど、たぶん風邪ね」
まぁそうだとは思っていた。
どうやら体を冷やしてしまったらしく、今朝からくしゃみが何度も出る。しかしそれ以外に体に不調はなく、入学式の辞退もヒスイに押しきられてのものだった。
風邪をひいてしまった原因には思い当たるものがある。先日の美少女決闘者とのデュエルで長い間夜風に当たってしまったのもあるが、たぶん原因はそれではないだろう。
あのデュエルで普段なら絶対に召喚できないはずの上級モンスターを操ることができた。それを試したくてここ数日早朝から宿を抜け出しては練習をしていたのだ。もう早朝は気温が低く、薄着だったことや汗をかいてしまったこともあり、風邪を罹患してしまったらしい。
(まぁ、結局一度も成功しなかったんだけどな)
結果として、あの日のデュエルで《E・HERO アクエリアス》を召喚できたのは火事場の馬鹿力というやつだったらしい。
自分の魔力が向上したのでは、と期待したのだがどうやら空頼みだったようだ。
(普段以上の実力を発揮してなお負けたんだから、完敗ってことだな)
だがそれで確信できたこともあった。
普段は魔力の劣る自分を必要以上に卑下しないようにしているが、心底ではやはり自分も魔力を求めているということ。今回のことでそれを思い知らされた気分だ。
「健康管理も決闘者にとって必要な要素よ。若さに任せて頑張るのも良いけれど、頑張り過ぎてはダメ。じゃ、もう行って大丈夫よ」
保険医の女先生―――『鮎川 エミリー(アユカワ エミリー)』がにこやかに言う。
少しウェーブのかかった赤髪を後ろで一纏めにした彼女はどこか色っぽさと健康的な魅力を併せ持った女性だった。きっと生徒にも彼女のファンは多いだろう。
ユーイは礼を言って保健室を出る。
本当にくしゃみ以外は何の不調もない。
(さて、どうするかな。今さら入学式に出ても仕方ないし・・・)
そんなことを考えながらぶらぶらと歩く。
ユーイの制服は赤を基調としたもので、彼が『オシリス・レッド』に所属することを表している。
各チームにはそれぞれに寮があり、王都内に別邸を持つ貴族の子弟以外はそこでこれから3年間生活することになる。ユーイも『オシリス・レッド』の寮に入寮予定だ。
入学式が終わればその入寮の手続きをすることになっているため、入学式が終わるまでどこかで時間を潰さなければならない。
(とりあえず学園内を探索でもしてみるか)
ユーイはそう考えて足のおもむくまま何の目的もなくただ歩く。
しばらく歩くと、ふと前方に人影を見つけた。
すらっと背の高い青年。髪は黒く丁寧に撫で付けられている。着ているのは『オベリスク・ブルー』の制服。真新しいそれを見るに、彼も新入生のようだ。
しかし特筆すべきはその顔立ちだろう。男のユーイが見ても思わず見惚れてしまいそうな美青年だ。そのスタイルの良さも相まって、ただ廊下に佇んでいるだけなのに有名な彫刻のように絵になる。
「やぁ、こんなとこで何してるんだ?新入生は入学式の真っ最中だろ?」
ユーイも思わず声をかけずにはいられなかった。自分のことは棚に置いてそんなことを訊く。
彼の目がユーイを捉えた。
何の感情も映さないガラス玉のような瞳。あまりに整い過ぎているせいか表情も全くないように見える。まるで動く蝋人形に話しかけているようで奇妙な感覚だ。
青年の唇が動く。
「大講堂を・・・探している」
か細くはない。むしろ見た目に反して低く野太い声。しかしずいぶんととっぽいしゃべり方をする奴。
「大講堂?」
ユーイが聞き返すと、こくりと頷く。
(もしかして迷子なのか?)
広大なデュエル・アカデミアと言えど、大講堂は一番大きな本館の入ってすぐのところだし案内も確かいたはずだ。よほどの方向音痴でもない限り迷ったりはしない。
ユーイがそのことを告げると、彼はこう言った。
「そうか・・・それは気づかなかった」
どうやらよほどの方向音痴らしい。
(仕方ない。案内してやるか)
怪しいと言えば怪しい人物だが敵意を感じるわけでもないし、特にやることもないユーイは彼を大講堂まで連れて行ってやることにする。
そう告げると彼はぽつりと「・・・助かる」とだけ言った。
相変わらずの無表情で奇妙な奴だが、各国から色んな決闘者が集まるデュエル・アカデミアだ、中にはこんな奴もいるだろう。
と――――
「あ!いた!」
と声がした。
見ると先から小柄な人物が走り寄ってくる。
(あの人は生徒会の・・・確か名前は丸藤さんだったか)
駆けてきた人物は入学試験の時に話したことがある生徒会メンバーの丸藤カケル。
あの時と違って今は制服姿だ。制服の色は赤。どうやら彼も『オシリス・レッド』所属らしい。ユーイにとっては直の先輩ということになる。
「もう、どこに行ってたのさ、早乙女くん。探したじゃないか」
てっきりヒスイに言われてサボろうとしていたユーイを探しに来たのかと思ったが、どうやらカケルの目的はもう一人の方のようだ。
そう言えばまだ聞いていなかったが、こいつの名前は早乙女というらしい。
「・・・迷っていた」
問い詰められた早乙女は素直に理由を白状する。
「迷ってたって、大講堂の場所が分からなかったのかい?」
カケルの困惑はもっともだ。普通は迷わない。
しかし早乙女はよほどの方向音痴。それに文句をつけても仕方ない。
「とにかく早く行こう!新入生代表の挨拶、始まっちゃうよ!」
カケルは慌てた様子で早乙女の手を引く。
早乙女は手を引かれるままカケルに連れていかれてしまった。さながら子供に揚げられている凧のようだ。
「何なんだ、あいつ・・・」
おかしな奴だ。ユーイが苦笑する。
だが変な奴はそんなに嫌いじゃない。
「あいつともそのうちデュエルしてみたいな」
ユーイは再び歩き出した。
・
・
・
・
「それにしてもキミが武藤くんと知り合いだったとは思わなかったよ」
大講堂に急ぎながらもカケルは早乙女に笑いかける。
「・・・誰?」
しかし早乙女にはその言葉の意味が通じていないらしい。相変わらずの無表情ながら、言葉端に僅かに困惑が滲む。
「あれ、違った?ていうかキミ達、相手の名前も知らずに話してたのかい?」
カケルは無表情のままの早乙女に苦笑する。
それの何がおかしいのか分からない、といった感じに見えたからだ。
「噂くらいは聞いてるだろ?入学試験で『アカデミアの魔女』―――クローディア・デ・メディチ先生を倒して真っ先に合格を決めた受験生がいるって。さっきキミと話してたのが、その彼―――武藤ユーイくんさ」
「武藤・・・ユーイ・・・」
そこで初めて早乙女の表情に変化が生まれた。
ほんの些細な、本当に薄いものではあったが、カケルには彼が少しだけ笑ったように見えた。
「そうか・・・彼が・・・武藤ユーイ・・・」
カケルは早乙女の表情に変化があったことを嬉しく思った。
(他人に全く興味がないわけじゃあないんだな)
決闘者は誰でも強い決闘者には何かしらの感情を抱くものだ。それは憧れだったり恐怖だったり羨望だったり親近感だったり。
特に早乙女のような特殊な立場の決闘者からすれば自分に近しい実力者を無視はできないはず。
「今はちょっと無理かもしれないけど、将来彼はキミのライバルになるかもしれないよ」
「ライバル・・・?」
「そうなったら良いよね。ま、今すぐには無理だろうけどさ。何せキミは今年度ぶっちぎりの『首席』入学なんだから。『早乙女 レイヤ(サオトメ レイヤ)』くん」
カケルは笑顔で言うが、レイヤはまたいつもの無表情に戻っていた。
いまいちカケルが何を言いたかったのか伝わったかどうか分からないが、それでもカケルは良いと思っていた。
早乙女レイヤの実力は同じ新入生の中では突出し過ぎている。さらに彼はこの性格だ。とても取っ付きやすい人物とは言えない。
このままだと彼はこれからの学園生活を孤独に過ごさなくてはならないような気がするのだ。
だがもし彼に匹敵するライバルの存在があれば、それへの対抗心が必ず他者との関わりを誘発してくれるはずだ。少なくとも誰にも無関心というわけにはいくまい。
武藤ユーイには、是非ともその位置に上ってきてもらいたいものだ。
それはカケルの老婆心ではあったが、同時にユーイとレイヤに対する期待の顕れでもあった。
(この二人は必ずこれから先のデュエル・アカデミアで中心になっていく。二人には互いに競い合い切磋琢磨してもらわなくちゃね)
「あれそう言えば武藤くん、入学式は・・・」
レイヤを連れていくことばかりに気を取られていたがユーイが入学式をサボっていたことに今更ながら気付き、カケルは頭を抱えるのだった。
・
・
・
・
ユーイが中庭に出ると、晴れ晴れとした春の陽気が迎えてくれた。
空は突き抜けるような晴天で、新生活を始めるにはぴったりの入学式日和だ。
(入学式をサボって昼寝するにはもってこいだな)
ユーイがそんな矛盾したことをぼんやり考えていると、少し先に同じようにぼんやりと座り込んでいる人物を見つけた。
その逞しい背中が身に付けているのは黄色い『ラー・イエロー』の制服。それに合わせたような黄色いバンダナにドレッドヘアー。その後ろ姿には見覚えがあった。
「もしかして・・・ケンザンか?」
ユーイが声をかけると、そいつはぐりんと背中を後ろに折ってこちらを見る。
「ユーイ!やっぱりお前も受かってたザウルス!」
剣山テラノ―――通称・ケンザンはユーイを認めるとにっかりと笑う。
ケンザンとは入学試験の時に知り合っただけだが、不思議と馬の合うやつだった。どうやらチームは違うらしいが新入生に知り合いがいるというのはやはり安心するものだ。
「てゆーか、お前もサボりかよ」
ユーイは苦笑しつつもその隣にどかりと座り込む。
「こんないい天気に室内で長ったらしいお偉いさんの話なんて聞いてられないドン!そう思ってサボったんだけど、さっぱりやることなくて退屈してたザウルス!」
どうやら考えていたことはユーイと同じらしい。
「デュエルディスクさえあれば『アカデミアの魔女』を倒したっていうお前の実力を見てやれるんザウルスが・・・」
ケンザンは心底悔しそうにため息をつく。
彼もユーイの噂は耳にしており、その機会を狙っていたらしい。
しかしデュエル・アカデミア入学をもってユーイ達新入生にはアカデミア専用のデュエルディスクが配られ、以後そのデュエルディスク以外でのデュエルは禁止される。これは由緒あるアカデミア生が無闇に対外デュエルできないように設けられているルールらしく、違反すれば重い罰則が与えられ時には退学処分になることもあるらしい。
そのため個人所有のデュエルディスクは一時的にアカデミアに預けられ、返却されるのは卒業後となる。
そのアカデミア専用デュエルディスクも配られるのは入学式後らしく、今はユーイもケンザンもデュエルできない状態なわけだ。
仕方なく二人はどちらともなく身の上話をし合うことになった。
それによるとケンザンはこの『秤の国』出身ではあるが、小さな頃から考古学者の父親と各国を放浪する生活を送っていたらしい。しかしケンザンはデュエルの腕を今以上に磨くため、その親元を離れこのデュエル・アカデミアに入学したということだった。
「旅は楽しいけど、常に危険と隣り合わせだドン。頼れるのは自分の力だけザウルス。だから俺はどんな魔物と遭遇しても勝てるくらい強くなりたいんだドン」
確かに放浪の旅には危険が付きまとうのだろう。
いつ何どき自分の実力を超える力を持った魔物に出会うか分からない。
将来、父親と同じ道を行くつもりならば今の内に腕を鍛えておくのは無意味ではあるまい。
「ユーイは何の為にデュエル・アカデミアに入ったんだドン?」
そう訊かれて、ユーイは少し考えた。
ユーイの夢は『決闘王』になることだ。その為の力を磨くためにデュエル・アカデミアに入ったのは確かで、その点ではケンザンと似ていると言えた。しかし今はそれだけが理由ではなくなった。
「この学園にリベンジしたい人ができた。今の目標は、その人ともう一度デュエルして、今度こそ勝つことだ」
その相手とは当然、先日対戦した美少女決闘者だ。彼女が誰なのかまだ分からないが、ここの生徒であることは確かだ。彼女が一体誰であろうと、誰かに負けっぱなしでは『決闘王』なんて夢のまた夢だ。
そんなことをしばらく話していると、大講堂の方が騒がしくなってきた。どうやら入学式が終わったらしい。
アカデミア専用デュエルディスクは入学式後すぐに配られるらしいので、早く行かなければもしかしたら貰いっぱくれるかもしれない。
二人は急いで大講堂へと向かった。
・
・
・
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幸いデュエルディスクは無事入手でき、入学式をサボったことを誰かに咎められることもなかった。
しかし大講堂を出てまた中庭まで戻ってきた時、そこには人だかりができていてちょっとした騒ぎになっていた。
今年度の新入学生は70余人。
この新入生らは入試に合格した時点で、彼らの適性に応じて三つのチームに分けられている。
青をチームカラーとする『オベリスク・ブルー』。
黄色をチームカラーとする『ラー・イエロー』。
赤をチームカラーとする『オシリス・レッド』。
これらのカラーは制服にも反映されており、各学生は自身のチームカラーを基調とした制服を着用することになる。
そして現在、この三色を配した制服の学生達が入学式のためデュエル・アカデミア大講堂に一堂に介していた。
チーム毎に整列し、今は壇上の鮫島校長による入学を祝うための挨拶を聞いている。ある者はこれから始まる学園生活に胸を踊らせながら、またある者は他の同級生達をキョロキョロと見回しながら、またある者は欠伸を噛み殺しながら。まるでその真新しい制服の色のように彼らの個性も様々だ。
しかしながらその集団の中にユーイの姿はなかった。
響ヒスイはイライラした様子で、組んだ腕を指でたんたんと叩く。
(全く・・・アイツは私に晴れ姿を見せてやろうという気はないのか)
デュエル・アカデミアの入学式には一部を除いて在校生は出席しない。入学式に出席するのは、新入生と教諭陣、それと生徒会のメンバーのみだ。ヒスイを含めた教諭は新入生の列を横から見る形で並んでいる。
本来ならピカピカの制服を着たユーイをここからでもバッチリ見ることができるはずだったのだ。
しかしその列には何度見直そうとユーイの姿はない。
「まさか体調不良で入学式を欠席するとはネ」
隣に立つクローディア・デ・メディチがぽつりと小声で言う。
金髪ツインテールは相変わらずだが、さすがに今日は以前のゴスロリドレスではなく教諭用の制服姿だ。
「・・・不甲斐ないことです」
嘲りとも取れるその言葉に、ヒスイは眉間を押さえて応える。
今朝になって急にユーイが体調不良を訴えた。それほど大事ということはないだろうが、入学式は辞退させた。
ヒスイは黙考する。
(この王都にやってきてからというもの、ユーイへの私の管理が行き届かなくなってきている。良いことではないな)
先日も夜にユーイがデュエルしているらしき波動を感じて急行したが、到着した頃にはすでにデュエルは終わりユーイは何事もなく宿に戻っていた。問いただしてもユーイは普通にデュエルしていただけだと主張し、詳細を話そうとはしない。
(ユーイを守ってやれるのは私だけだ。私がもっとちゃんと目を光らせなければ・・・)
そう反省するヒスイを、クローディアは横目で見上げる。
そして小さくため息をついた。
(何を考えているのか分かりやすいノネ。そして何とも愚かしい。武藤ユーイを守りたいのなら、過保護にするのは逆効果。アレはむしろ逆境において成長するタイプなノネ)
教師にしろ親にしろ人を育てるのにはまだ経験が足らない、とクローディアはヒスイを評価する。
そして確信した。
ヒスイに任せていてはユーイのこれ以上の成長は見込めない。なにせヒスイ自体がそれを望んではいないのだから。
「やれやれなノネ」
もう少し穏便に進めようかと思っていたが、これでは『行動』を早めなければならないようだ。
この先必ず訪れる闘いにはユーイの力が不可欠。あとはこの中から何人が使い物になるかだが・・・。
クローディアは妖しい光を湛えた瞳をまだ何も知らぬ新入生達に向けながら、必ず訪れるその未来へと思いを馳せるのであった。
・
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「ぶぇーくしッ!!」
保健室の丸椅子の上でユーイは盛大にくしゃみした。
ズズッと鼻を啜る。
その様子を見て対面の椅子に腰掛けた白衣の女性が呆れたように苦笑した。
「熱はないようだけれど、たぶん風邪ね」
まぁそうだとは思っていた。
どうやら体を冷やしてしまったらしく、今朝からくしゃみが何度も出る。しかしそれ以外に体に不調はなく、入学式の辞退もヒスイに押しきられてのものだった。
風邪をひいてしまった原因には思い当たるものがある。先日の美少女決闘者とのデュエルで長い間夜風に当たってしまったのもあるが、たぶん原因はそれではないだろう。
あのデュエルで普段なら絶対に召喚できないはずの上級モンスターを操ることができた。それを試したくてここ数日早朝から宿を抜け出しては練習をしていたのだ。もう早朝は気温が低く、薄着だったことや汗をかいてしまったこともあり、風邪を罹患してしまったらしい。
(まぁ、結局一度も成功しなかったんだけどな)
結果として、あの日のデュエルで《E・HERO アクエリアス》を召喚できたのは火事場の馬鹿力というやつだったらしい。
自分の魔力が向上したのでは、と期待したのだがどうやら空頼みだったようだ。
(普段以上の実力を発揮してなお負けたんだから、完敗ってことだな)
だがそれで確信できたこともあった。
普段は魔力の劣る自分を必要以上に卑下しないようにしているが、心底ではやはり自分も魔力を求めているということ。今回のことでそれを思い知らされた気分だ。
「健康管理も決闘者にとって必要な要素よ。若さに任せて頑張るのも良いけれど、頑張り過ぎてはダメ。じゃ、もう行って大丈夫よ」
保険医の女先生―――『鮎川 エミリー(アユカワ エミリー)』がにこやかに言う。
少しウェーブのかかった赤髪を後ろで一纏めにした彼女はどこか色っぽさと健康的な魅力を併せ持った女性だった。きっと生徒にも彼女のファンは多いだろう。
ユーイは礼を言って保健室を出る。
本当にくしゃみ以外は何の不調もない。
(さて、どうするかな。今さら入学式に出ても仕方ないし・・・)
そんなことを考えながらぶらぶらと歩く。
ユーイの制服は赤を基調としたもので、彼が『オシリス・レッド』に所属することを表している。
各チームにはそれぞれに寮があり、王都内に別邸を持つ貴族の子弟以外はそこでこれから3年間生活することになる。ユーイも『オシリス・レッド』の寮に入寮予定だ。
入学式が終わればその入寮の手続きをすることになっているため、入学式が終わるまでどこかで時間を潰さなければならない。
(とりあえず学園内を探索でもしてみるか)
ユーイはそう考えて足のおもむくまま何の目的もなくただ歩く。
しばらく歩くと、ふと前方に人影を見つけた。
すらっと背の高い青年。髪は黒く丁寧に撫で付けられている。着ているのは『オベリスク・ブルー』の制服。真新しいそれを見るに、彼も新入生のようだ。
しかし特筆すべきはその顔立ちだろう。男のユーイが見ても思わず見惚れてしまいそうな美青年だ。そのスタイルの良さも相まって、ただ廊下に佇んでいるだけなのに有名な彫刻のように絵になる。
「やぁ、こんなとこで何してるんだ?新入生は入学式の真っ最中だろ?」
ユーイも思わず声をかけずにはいられなかった。自分のことは棚に置いてそんなことを訊く。
彼の目がユーイを捉えた。
何の感情も映さないガラス玉のような瞳。あまりに整い過ぎているせいか表情も全くないように見える。まるで動く蝋人形に話しかけているようで奇妙な感覚だ。
青年の唇が動く。
「大講堂を・・・探している」
か細くはない。むしろ見た目に反して低く野太い声。しかしずいぶんととっぽいしゃべり方をする奴。
「大講堂?」
ユーイが聞き返すと、こくりと頷く。
(もしかして迷子なのか?)
広大なデュエル・アカデミアと言えど、大講堂は一番大きな本館の入ってすぐのところだし案内も確かいたはずだ。よほどの方向音痴でもない限り迷ったりはしない。
ユーイがそのことを告げると、彼はこう言った。
「そうか・・・それは気づかなかった」
どうやらよほどの方向音痴らしい。
(仕方ない。案内してやるか)
怪しいと言えば怪しい人物だが敵意を感じるわけでもないし、特にやることもないユーイは彼を大講堂まで連れて行ってやることにする。
そう告げると彼はぽつりと「・・・助かる」とだけ言った。
相変わらずの無表情で奇妙な奴だが、各国から色んな決闘者が集まるデュエル・アカデミアだ、中にはこんな奴もいるだろう。
と――――
「あ!いた!」
と声がした。
見ると先から小柄な人物が走り寄ってくる。
(あの人は生徒会の・・・確か名前は丸藤さんだったか)
駆けてきた人物は入学試験の時に話したことがある生徒会メンバーの丸藤カケル。
あの時と違って今は制服姿だ。制服の色は赤。どうやら彼も『オシリス・レッド』所属らしい。ユーイにとっては直の先輩ということになる。
「もう、どこに行ってたのさ、早乙女くん。探したじゃないか」
てっきりヒスイに言われてサボろうとしていたユーイを探しに来たのかと思ったが、どうやらカケルの目的はもう一人の方のようだ。
そう言えばまだ聞いていなかったが、こいつの名前は早乙女というらしい。
「・・・迷っていた」
問い詰められた早乙女は素直に理由を白状する。
「迷ってたって、大講堂の場所が分からなかったのかい?」
カケルの困惑はもっともだ。普通は迷わない。
しかし早乙女はよほどの方向音痴。それに文句をつけても仕方ない。
「とにかく早く行こう!新入生代表の挨拶、始まっちゃうよ!」
カケルは慌てた様子で早乙女の手を引く。
早乙女は手を引かれるままカケルに連れていかれてしまった。さながら子供に揚げられている凧のようだ。
「何なんだ、あいつ・・・」
おかしな奴だ。ユーイが苦笑する。
だが変な奴はそんなに嫌いじゃない。
「あいつともそのうちデュエルしてみたいな」
ユーイは再び歩き出した。
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「それにしてもキミが武藤くんと知り合いだったとは思わなかったよ」
大講堂に急ぎながらもカケルは早乙女に笑いかける。
「・・・誰?」
しかし早乙女にはその言葉の意味が通じていないらしい。相変わらずの無表情ながら、言葉端に僅かに困惑が滲む。
「あれ、違った?ていうかキミ達、相手の名前も知らずに話してたのかい?」
カケルは無表情のままの早乙女に苦笑する。
それの何がおかしいのか分からない、といった感じに見えたからだ。
「噂くらいは聞いてるだろ?入学試験で『アカデミアの魔女』―――クローディア・デ・メディチ先生を倒して真っ先に合格を決めた受験生がいるって。さっきキミと話してたのが、その彼―――武藤ユーイくんさ」
「武藤・・・ユーイ・・・」
そこで初めて早乙女の表情に変化が生まれた。
ほんの些細な、本当に薄いものではあったが、カケルには彼が少しだけ笑ったように見えた。
「そうか・・・彼が・・・武藤ユーイ・・・」
カケルは早乙女の表情に変化があったことを嬉しく思った。
(他人に全く興味がないわけじゃあないんだな)
決闘者は誰でも強い決闘者には何かしらの感情を抱くものだ。それは憧れだったり恐怖だったり羨望だったり親近感だったり。
特に早乙女のような特殊な立場の決闘者からすれば自分に近しい実力者を無視はできないはず。
「今はちょっと無理かもしれないけど、将来彼はキミのライバルになるかもしれないよ」
「ライバル・・・?」
「そうなったら良いよね。ま、今すぐには無理だろうけどさ。何せキミは今年度ぶっちぎりの『首席』入学なんだから。『早乙女 レイヤ(サオトメ レイヤ)』くん」
カケルは笑顔で言うが、レイヤはまたいつもの無表情に戻っていた。
いまいちカケルが何を言いたかったのか伝わったかどうか分からないが、それでもカケルは良いと思っていた。
早乙女レイヤの実力は同じ新入生の中では突出し過ぎている。さらに彼はこの性格だ。とても取っ付きやすい人物とは言えない。
このままだと彼はこれからの学園生活を孤独に過ごさなくてはならないような気がするのだ。
だがもし彼に匹敵するライバルの存在があれば、それへの対抗心が必ず他者との関わりを誘発してくれるはずだ。少なくとも誰にも無関心というわけにはいくまい。
武藤ユーイには、是非ともその位置に上ってきてもらいたいものだ。
それはカケルの老婆心ではあったが、同時にユーイとレイヤに対する期待の顕れでもあった。
(この二人は必ずこれから先のデュエル・アカデミアで中心になっていく。二人には互いに競い合い切磋琢磨してもらわなくちゃね)
「あれそう言えば武藤くん、入学式は・・・」
レイヤを連れていくことばかりに気を取られていたがユーイが入学式をサボっていたことに今更ながら気付き、カケルは頭を抱えるのだった。
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ユーイが中庭に出ると、晴れ晴れとした春の陽気が迎えてくれた。
空は突き抜けるような晴天で、新生活を始めるにはぴったりの入学式日和だ。
(入学式をサボって昼寝するにはもってこいだな)
ユーイがそんな矛盾したことをぼんやり考えていると、少し先に同じようにぼんやりと座り込んでいる人物を見つけた。
その逞しい背中が身に付けているのは黄色い『ラー・イエロー』の制服。それに合わせたような黄色いバンダナにドレッドヘアー。その後ろ姿には見覚えがあった。
「もしかして・・・ケンザンか?」
ユーイが声をかけると、そいつはぐりんと背中を後ろに折ってこちらを見る。
「ユーイ!やっぱりお前も受かってたザウルス!」
剣山テラノ―――通称・ケンザンはユーイを認めるとにっかりと笑う。
ケンザンとは入学試験の時に知り合っただけだが、不思議と馬の合うやつだった。どうやらチームは違うらしいが新入生に知り合いがいるというのはやはり安心するものだ。
「てゆーか、お前もサボりかよ」
ユーイは苦笑しつつもその隣にどかりと座り込む。
「こんないい天気に室内で長ったらしいお偉いさんの話なんて聞いてられないドン!そう思ってサボったんだけど、さっぱりやることなくて退屈してたザウルス!」
どうやら考えていたことはユーイと同じらしい。
「デュエルディスクさえあれば『アカデミアの魔女』を倒したっていうお前の実力を見てやれるんザウルスが・・・」
ケンザンは心底悔しそうにため息をつく。
彼もユーイの噂は耳にしており、その機会を狙っていたらしい。
しかしデュエル・アカデミア入学をもってユーイ達新入生にはアカデミア専用のデュエルディスクが配られ、以後そのデュエルディスク以外でのデュエルは禁止される。これは由緒あるアカデミア生が無闇に対外デュエルできないように設けられているルールらしく、違反すれば重い罰則が与えられ時には退学処分になることもあるらしい。
そのため個人所有のデュエルディスクは一時的にアカデミアに預けられ、返却されるのは卒業後となる。
そのアカデミア専用デュエルディスクも配られるのは入学式後らしく、今はユーイもケンザンもデュエルできない状態なわけだ。
仕方なく二人はどちらともなく身の上話をし合うことになった。
それによるとケンザンはこの『秤の国』出身ではあるが、小さな頃から考古学者の父親と各国を放浪する生活を送っていたらしい。しかしケンザンはデュエルの腕を今以上に磨くため、その親元を離れこのデュエル・アカデミアに入学したということだった。
「旅は楽しいけど、常に危険と隣り合わせだドン。頼れるのは自分の力だけザウルス。だから俺はどんな魔物と遭遇しても勝てるくらい強くなりたいんだドン」
確かに放浪の旅には危険が付きまとうのだろう。
いつ何どき自分の実力を超える力を持った魔物に出会うか分からない。
将来、父親と同じ道を行くつもりならば今の内に腕を鍛えておくのは無意味ではあるまい。
「ユーイは何の為にデュエル・アカデミアに入ったんだドン?」
そう訊かれて、ユーイは少し考えた。
ユーイの夢は『決闘王』になることだ。その為の力を磨くためにデュエル・アカデミアに入ったのは確かで、その点ではケンザンと似ていると言えた。しかし今はそれだけが理由ではなくなった。
「この学園にリベンジしたい人ができた。今の目標は、その人ともう一度デュエルして、今度こそ勝つことだ」
その相手とは当然、先日対戦した美少女決闘者だ。彼女が誰なのかまだ分からないが、ここの生徒であることは確かだ。彼女が一体誰であろうと、誰かに負けっぱなしでは『決闘王』なんて夢のまた夢だ。
そんなことをしばらく話していると、大講堂の方が騒がしくなってきた。どうやら入学式が終わったらしい。
アカデミア専用デュエルディスクは入学式後すぐに配られるらしいので、早く行かなければもしかしたら貰いっぱくれるかもしれない。
二人は急いで大講堂へと向かった。
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幸いデュエルディスクは無事入手でき、入学式をサボったことを誰かに咎められることもなかった。
しかし大講堂を出てまた中庭まで戻ってきた時、そこには人だかりができていてちょっとした騒ぎになっていた。
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