交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠
種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング
レベル1最強モンスター
レベル2最強モンスター
レベル3最強モンスター
レベル4最強モンスター
レベル5最強モンスター
レベル6最強モンスター
レベル7最強モンスター
レベル8最強モンスター
レベル9最強モンスター
レベル10最強モンスター
レベル11最強モンスター
レベル12最強モンスター
デッキランキング
25:ルナ、デュエルします! 作:ほーがん
第25話「ルナ、デュエルします!」
遊牙と凛香の二人と別れ、一人歩くルナ。
「う〜ん、やっぱりみんな強そう・・・。」
周りには多くのデュエリストが居るが、なかなか声を掛けることができない。
しかし、そんな時。
「あの~、えと、その、デュエル・・・してくれますか?」
突然後ろから響いた声。思わずビクッとなったルナは恐る恐る振り向いた。
「あっ、えと・・・デュエルできます・・・よね?」
その声の主。背の小さく髪の長い女の子は、前髪の隙間からチラチラ見える目でルナを見つめる。
「う、うん!出来るよ!」
戸惑いながらも頷くルナ。女の子は小さく笑う。
「じ、じゃあ、デュエルしましょう。ふ、ふふふ・・・。」
ルナは心の中で思う。
「(な、なんだか不思議な子だなぁ・・・。)」
その女の子は、突然ルナに問う。
「お姉さん・・・強いんですか?」
ルナは正直に答えた。
「うーん、強くはないかなぁ。実は私、この前デュエル始めたばっかりで・・・えへへ。」
その言葉に女の子の口元がにやつく。
「じゃあ・・・私と一緒ですね。」
ルナはぺこりとお辞儀した。
「そうなんだ。じゃあ、初心者どうしよろしくお願いします!」
女の子は頷く。
「よろしく・・・ふふふ。」
ルナは女の子に言った。
「えっと、ポイントはいくつにする?」
女の子は自分のD・ディスクを見る。
「私はまだ50ポイント・・・。賭けるのは20でいいですか?」
ルナは頷く。
「うん、わかった。じゃあ私も20ポイントで!それじゃあ、いっくよー!」
両者はD・ディスクを構えた。
『デュエル!(LP4000 VS LP4000)』
女の子は口を開いた。
「先攻もらいます・・・。私は手札からモンスターを裏側守備表示でセット。」
女の子の場にモンスターが伏せられる。
「さらにカードを1枚伏せて、ターン・・・エンド。」
ルナは戸惑う。
「裏側守備表示・・・なんだろう、あのモンスター。と、とにかく!私のターン!」
引いたカードを手札に加え、ルナはカードとにらめっこする。
「えっと、最初はこれかな!手札から《フレグランス・ダンサー(☆4/風/植物/1800・1300)》を召喚!」
軽快なリズムと共に、妖精の踊り子がルナの前に現れる。
「うーん、裏守備かぁ・・・。こういう時は、バトルしてみる!《フレグランス・ダンサー》で裏守備のモンスターに攻撃!」
踊り子は鋭い短剣を取り出し、ステップを踏むようにセットモンスターへ近づいた。だが、その瞬間。女の子が口を開く。
「この時、リバースした《A:H(アシモフ:ヘリテージ)・アクセサ(☆2/闇/機械/リバース/100・1000)》の効果発動。」
正体をあらわにした、ロボットのフレームのようなモンスター。ルナは驚いて言った。
「はえぇ!り、リバースモンスター!?」
女の子は淡々と言う。
「《A:H・アクセサ》がリバースした時、自分の手札を1枚デッキに戻してシャッフルする。その後、1枚ドローしてそのカードがリバースモンスターだった場合、自分のフィールドにセットできる。」
そう言うと女の子は手札を1枚デッキに戻した。D・ディスクによりデッキがシャッフルされ、女の子はカードを1枚引く。
「私がドローしたのは《A:H・オブジェクト(☆7/闇/機械/リバース/100・3000)》。このモンスターを自分のフィールドにセットする。」
バトルは続行され、破壊されるモンスター。ルナは気を取り直して言った。
「でも、相手モンスターを破壊した事で《フレグランス・ダンサー》の効果発動!このカードが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、デッキから「フレグランス」モンスターを手札に加えることができる!私はデッキから《フレグランス・ガール(☆4/風/植物/1200・1000)》を手札に加えます!」
デッキから迫り出したカードを、ルナは手札に加えた。
「これで、メインフェイズ2だから・・・私はカードを1枚セットして、ターンエンド!」
ルナのターンが終了し、女の子は小さく笑う。
「ふふふ。私のターン・・・。」
女の子は待っていたと言わんばかりに、自分のセットモンスターを指差した。
「さぁ、起き上がって・・・。私は《A:H・オブジェクト》を反転召喚。」
宣言と共に立ち上がるモンスター。その姿は未完成のアンドロイドと言った風貌をしていた。
「おお・・・反転召喚・・・。」
関心するようにルナは呟く。
「反転召喚したことで《A:H・オブジェクト》の効果発動。このカードがリバースした時、フィールドの全てのモンスターの攻撃力と守備力を入れ替える。」
その言葉にルナは、自分のモンスターを見る。
「ええと、《フレグランス・ダンサー》の守備力は1300だから、攻撃力は1300になって、守備力は1800。よかったぁ、500下がっただけで済んだ・・・。(ATK1800→1300)」
女の子は笑う。
「それはどうでしょう・・・お姉さん。」
ルナはキョトンとした顔で言う。
「へ?間違ってないよね?攻撃力は1300になって・・・。」
女の子はちょっと呆れたように言う。
「えと、《A:H・オブジェクト》の攻撃力と守備力も入れ替わるから、《A:H・オブジェクト》の攻撃力は3000になります・・・よ。(ATK100→3000)」
ルナはなるほど、という顔をする。
「おお!そっか!全てのモンスターの、だもんね!そっかそっか!攻撃力3000かぁ・・・え!3000!?」
遅れて仰天するルナ。女の子は構わず攻め込む。
「バトル。《A:H・オブジェクト》で《フレグランス・ダンサー》を攻撃。」
ルナは慌てふためく。
「ちょ、ちょっと待って!ええと、ええと!あ、そうだ!罠カード《香りの壁》を発動!「フレグランス」モンスターが攻撃を受けた時、その攻撃を無効にしてデッキから2枚ドローする!」
しかし、女の子はすかさず場のカードを開いた。
「カウンター罠《リバース・プロテクト》。このカードは、自分のフィールドにリバースモンスターが存在する場合に発動できる。相手の発動した魔法・罠カードを無効にして破壊する。」
ルナの前から罠カードが消える。見上げたそこにはアンドロイドの拳があった。
「そんなぁっ!!(LP4000→2300)」
モンスターが破壊され、ダメージによろめくルナ。女の子はそのまま進める。
「私はカードを1枚伏せる・・・。ターンエンド。」
ルナは自分のデッキに手を伸ばした。その額には汗が伝う。
「うーん、攻撃力3000・・・。どうやって倒そう。倒せるのかなぁ・・・。と、とりあえずドローしなきゃ!私のターン!」
ルナは引いたカードを見て呟く。
「《フレグランス・フレンドシップ》・・・墓地の「フレグランス」を呼び戻せるカード・・・。でも、呼び戻した所で相手が攻撃力3000じゃなぁ・・・。今は守りを固めなきゃ。私はモンスターを裏側守備表示でセット!」
ルナの前に、セットされたモンスターが表示される。
「私はこれで、ターンエンド!」
女の子は笑う。
「お姉さん・・・思ったより大したことないね。」
ルナはムスッとした顔をする。
「なっ!私はいっぱい勝つって、遊牙と約束したの!大した事なくったって、私は負けないもん!」
女の子はデッキに手を伸ばした。
「ふふふ・・・。私のターン。」
引いたカードを確認し、女の子はニヤリと笑う。
「私は罠カード《バースト・リバース》を発動。2000ライフ払い、墓地のモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。(LP4000→2000)」
女の子の墓地からモンスターが迫り出し、フィールドにセットされる。
「そして魔法カード《太陽の書》を発動。裏側表示のモンスター1体を表側表示に変更する。私は、たった今特殊召喚した《A:H アクセサ》を表側攻撃表示に変更。」
セットされたモンスターが反転し、その姿を現した。
「そして《A:H アクセサ》の効果発動。手札を1枚デッキに戻し、その後1枚ドロー。ドローしたカードがリバースモンスターだった場合、自分のフィールドにセットできる。」
女の子の手札がデッキに戻る。そして改めて引いたカードを見た女の子はニヤリと小さく笑った。
「私が引いたのはリバースモンスターじゃ無い・・・。でも良いカードを引きました。魔法カード《アシモフの再設計図》を発動。」
女の子は少し高揚した声で言う。
「このカードは自分フィールドに「A:H」モンスターが存在する場合に発動できるカード。1から7までのレベルを宣言し、自分の「A:H」モンスターは全て宣言したレベルになる。私が選ぶレベルは7。」
魔法の効力を受け、2体のアンドロイドが怪しく光り、そのレベルを変えた。
「これでレベル7のモンスターが2体・・・。」
身構えるルナ。女の子は両手を広げ高らかに宣言する。
「私はレベル7の《A:H・オブジェクト》と《A:H アクセサ》でオーバーレイ!」
2体のアンドロイドは光の渦へ飛び込んだ。
「安全性の確保。命令への服従。そして自己を防衛する力。3つの原則に縛られし者よ、その冷たきフレームを解き放て!エクシーズ召喚!《A:H・ALー76(★7/闇/機械/エクシーズ/100・2200)》!」
巨大な人形のような風貌。人間の眼球に似せて作られたカメラアイを見開き、そのロボットはフィールドに降り立った。
「うっ・・・なんか怖い・・・。」
不気味なロボットの姿に怯えるルナ。女の子は構わず言い放つ。
「ふふふ。これが私のエース・・・。《A:H・ALー76》の効果発動。1ターンに1度オーバーレイユニットを1つ使う事で、デッキ・墓地から「A:H」モンスターをセットできる。」
女の子のデッキからカードが迫り出す。
「私はデッキの《A:H・オブジェクト》をセット。そして《A:H・ALー76》のさらなる効果を発動。1ターンに1度、自分フィールドの裏側表示モンスター1体を表側攻撃表示に変更する。私は《A:H・オブジェクト》を表側表示に変更。」
起き上がるアンドロイド。2体のロボットは威圧するようにルナを見下ろす。
「わかってますよね・・・?《A:H・オブジェクト》がリバースした時、フィールドのモンスターの攻撃力と守備力は入れ替わる。」
《A:H・ALー76》(ATK100・DEF2200→ATK2200・DEF100)
《A:H・オブジェクト》(ATK100・DEF3000→ATK3000・DEF100)
仲間の力を受け、2体のロボットは不気味に光り輝いた。
「そ、そんな・・・。」
ルナはたじろぐ。
「バトル。《A:H・オブジェクト》でセットモンスターに攻撃。」
ロボットの腕がセットモンスターに迫る。その瞬間ルナは口を開いた。
「私のセットしたモンスターは《フレグランス・ガール(☆4/風/植物/1200・1000)》!このモンスターは1ターンに2度まで戦闘では破壊されない!」
姿を現した妖精はバリアを張り、ロボットの一撃を跳ね返した。
「なるほど・・・。お姉さんも、やるときはやるんですね。でも、甘いです・・・。手札から速攻魔法《リバース・バニッシュ》発動。自分フィールドのリバースモンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を除外します。《A:H・オブジェクト》をリリースして、《フレグランス・ガール》を除外。」
ルナのフィールドから妖精の少女が消滅する。
「私の《フレグランス・ガール》が・・・!」
そして。がら空きになったフィールドに迫るのは、ボディの隙間から無数の機械部品を露出した巨大なロボット。
「《A:H・ALー76》でダイレクトアタック。」
振り下ろされる腕。ルナはその衝撃にへたり込んだ。
「うぅっ!!(LP2300→100)」
女の子は得意げに笑う。
「次のターン、また《A:H・ALー76》の効果を使ってリバースモンスターを出せば、もうお姉さんに勝ち目はないですよ・・・ふふふ。私は、ターン・・・エンド。」
ルナは立ち上がる。
「遊牙と・・・約束したんだもん。いっぱいデュエルして、いっぱい勝つって。でも・・・。」
ルナは相手のモンスターを見上げる。その機械の目は、しきりに瞳孔を動かし次の獲物を待っている。
「どうすれば、あのモンスターに勝てるのかな・・・。『フレグランス・ソーサラー』を出しても攻撃力が足りないし、相手に手札は無いから効果も使えない・・・。どうしよう・・・。」
その時。ルナは思い出した。
「そうだ・・・!確か、特訓中に凛香がくれたカード!あれを出せれば勝てるかも。でも、できるかな・・・。」
ルナは自分のデッキを見る。
「凛香のくれたモンスターを出すには、あのカードを引き当てるしかない・・・。こんなとき、遊牙なら・・・。」
そして、ルナはデッキに手を伸ばした。
「遊牙なら・・・諦めない!だったら私も!ドロー!」
引いたカードをゆっくりと確認する。そのカードを見たルナの表情が、段々と笑顔に変わった。
「やったぁー!!私は《フレグランス・トランペッター(☆4/風/植物/1100・1300)》を召喚!」
ルナの前に、管楽器を持つ花の妖精が舞い降りる。
「えへへ、ありがとう来てくれて!」
ルナはその妖精を見て笑う。妖精は同じように優しくルナに微笑んだ。
「さらに私は魔法カード《フレグランス・フレンドシップ》を発動!自分のフィールドに「フレグランス」モンスターが存在する場合、墓地の「フレグランス」モンスター1体を特殊召喚できる!戻って来て!《フレグランス・ダンサー》!」
墓地から妖精の踊り子が飛び出す。ルナはさらに言葉を続けた
「そして、《フレグランス・トランペッター》の効果発動!1ターンに1度、自分の「フレグランス」モンスターのレベルを1つ上げて、攻撃力を300アップする!」
《フレグランス・トランペッター》(☆4→☆5 ATK1100→1400)
《フレグランス・ダンサー》(☆4→☆5 ATK1800→2100)
管楽器を持つ妖精はその楽器を吹き、仲間へ力を与えた。その様子に女の子は呟く。
「これでレベル5のモンスターが2体・・・。」
ルナは笑顔で言った。
「それじゃあ、行くよ!私はレベル5になった《フレグランス・トランペッター》と《フレグランス・ダンサー》でオーバーレイ!」
2体の妖精は、フィールドに発生した光の渦へ飛び込んだ。
「気高き花よ!幸せの香りを振りまき、愛する人を守り抜け!エクシーズ召喚!咲き誇れ!《月華の花騎士 フレグランス・ナイト(★5/風/植物/エクシーズ/2600・1700)》」
薔薇の甲冑に身を包んだ女騎士は、舞い散る花びらと共にルナの前に降り立った。
「な、攻撃力2600・・・。」
女の子は焦る様子を見せる。
「やったぁー!決まったよ、遊牙!あ、遊牙居ないんだった・・・。」
少し残念そうな顔をしたルナは、気を取り直して言う。
「えっと、《月華の花騎士 フレグランス・ナイト》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使う事で、自分フィールドの「フレグランス」モンスター1体は2回攻撃できる!」
花騎士はその剣を構え、両足を合わせる。女の子はたじろいだ。
「うう・・・。この、わ、私が・・・。」
ルナは得意げな顔で言った。
「さらにオーバーレイユニットになった《フレグランス・トランペッター》の効果発動!相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は600ダウンする!」
花騎士が剣を振ると香りの風が巻き起こる。風は相手の回路を麻痺させ、その力を弱めた。(ATK2200・DEF100→ATK1600・DEF0)
「じゃあ、バトル!《月華の花騎士 フレグランス・ナイト》で《A:H・ALー76》を攻撃!」
そして、花騎士は飛び出し、巨大なロボットを捉えた。
「『スイートローズ・フルーレ』!!」
突き出された剣は、ロボットのボディを砕く。そこから走った亀裂は全身へと広がり、ロボットのボディはガラガラと崩れ落ちた。
「わ、私のエースが・・・。(LP2000→1000)」
すかさずルナは言う。
「そして、2回目の攻撃!《月華の花騎士 フレグランス・ナイト》でダイレクトアタック!」
空中で剣を構えた花騎士はそのまま急降下し、女の子へ剣を突き立てた。
「うう・・・私が・・負けた・・・。(LP1000→0)」
ルナは笑顔で飛び跳ねた。
「やったぁー!!勝ったよ、遊牙!!あ、居ないんだった・・・。」
『勝者:ルナ』
「ええ!初心者じゃなかったの!?」
ルナの言葉に女の子は頷く。
「ごめんなさい・・・初心者って言ったら、お姉さん油断するかなーって・・・。」
女の子の言葉に、ルナはガクッと肩を落とす。
「どうりで強いはずだよ・・・。もう、今度からは正直に言わなきゃダメだよ?」
こくこくと女の子は頷く。
「でも、私楽しかったよ!またデュエルしようね!」
女の子はルナの顔見て、笑顔を見せた。
「・・・うん!」
ルナは、ハッと思い出したように訊ねる。
「そういえば、名前聞いてなかったね。なんていうの?」
女の子は小さく言った。
「私は・・・チズっていいます。」
ルナは笑って言う。
「そっか、じゃあチズちゃんまたね!」
その不思議な女の子、チズは一礼すると、どこかへ走って行った。
「これで私のD・ポイントは70・・・。きっと皆も頑張ってる。私も頑張らなきゃ!」
新たな相手を探すため、ルナは歩き出した。
一方、ここはルナの居た場所とは正反対の場所。
「なあ、おい。あそこに突っ立ってるガキなら、楽に倒せんじゃねえか?」
3人の男の内の1人が、建物の影に立つ少年を指差す。
「そうだな、ちゃっちゃと倒してD・ポイントを頂くとするか。」
男達は少年に近づき言った。
「おい、お前!俺達とデュエルしな!」
その少年、ケンジはフッと笑って言う。
「いいよ。相手になってあげる。ただ、後悔しないようにね・・・。」
次回第26話「心に巣食う魔物」
遊牙と凛香の二人と別れ、一人歩くルナ。
「う〜ん、やっぱりみんな強そう・・・。」
周りには多くのデュエリストが居るが、なかなか声を掛けることができない。
しかし、そんな時。
「あの~、えと、その、デュエル・・・してくれますか?」
突然後ろから響いた声。思わずビクッとなったルナは恐る恐る振り向いた。
「あっ、えと・・・デュエルできます・・・よね?」
その声の主。背の小さく髪の長い女の子は、前髪の隙間からチラチラ見える目でルナを見つめる。
「う、うん!出来るよ!」
戸惑いながらも頷くルナ。女の子は小さく笑う。
「じ、じゃあ、デュエルしましょう。ふ、ふふふ・・・。」
ルナは心の中で思う。
「(な、なんだか不思議な子だなぁ・・・。)」
その女の子は、突然ルナに問う。
「お姉さん・・・強いんですか?」
ルナは正直に答えた。
「うーん、強くはないかなぁ。実は私、この前デュエル始めたばっかりで・・・えへへ。」
その言葉に女の子の口元がにやつく。
「じゃあ・・・私と一緒ですね。」
ルナはぺこりとお辞儀した。
「そうなんだ。じゃあ、初心者どうしよろしくお願いします!」
女の子は頷く。
「よろしく・・・ふふふ。」
ルナは女の子に言った。
「えっと、ポイントはいくつにする?」
女の子は自分のD・ディスクを見る。
「私はまだ50ポイント・・・。賭けるのは20でいいですか?」
ルナは頷く。
「うん、わかった。じゃあ私も20ポイントで!それじゃあ、いっくよー!」
両者はD・ディスクを構えた。
『デュエル!(LP4000 VS LP4000)』
女の子は口を開いた。
「先攻もらいます・・・。私は手札からモンスターを裏側守備表示でセット。」
女の子の場にモンスターが伏せられる。
「さらにカードを1枚伏せて、ターン・・・エンド。」
ルナは戸惑う。
「裏側守備表示・・・なんだろう、あのモンスター。と、とにかく!私のターン!」
引いたカードを手札に加え、ルナはカードとにらめっこする。
「えっと、最初はこれかな!手札から《フレグランス・ダンサー(☆4/風/植物/1800・1300)》を召喚!」
軽快なリズムと共に、妖精の踊り子がルナの前に現れる。
「うーん、裏守備かぁ・・・。こういう時は、バトルしてみる!《フレグランス・ダンサー》で裏守備のモンスターに攻撃!」
踊り子は鋭い短剣を取り出し、ステップを踏むようにセットモンスターへ近づいた。だが、その瞬間。女の子が口を開く。
「この時、リバースした《A:H(アシモフ:ヘリテージ)・アクセサ(☆2/闇/機械/リバース/100・1000)》の効果発動。」
正体をあらわにした、ロボットのフレームのようなモンスター。ルナは驚いて言った。
「はえぇ!り、リバースモンスター!?」
女の子は淡々と言う。
「《A:H・アクセサ》がリバースした時、自分の手札を1枚デッキに戻してシャッフルする。その後、1枚ドローしてそのカードがリバースモンスターだった場合、自分のフィールドにセットできる。」
そう言うと女の子は手札を1枚デッキに戻した。D・ディスクによりデッキがシャッフルされ、女の子はカードを1枚引く。
「私がドローしたのは《A:H・オブジェクト(☆7/闇/機械/リバース/100・3000)》。このモンスターを自分のフィールドにセットする。」
バトルは続行され、破壊されるモンスター。ルナは気を取り直して言った。
「でも、相手モンスターを破壊した事で《フレグランス・ダンサー》の効果発動!このカードが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、デッキから「フレグランス」モンスターを手札に加えることができる!私はデッキから《フレグランス・ガール(☆4/風/植物/1200・1000)》を手札に加えます!」
デッキから迫り出したカードを、ルナは手札に加えた。
「これで、メインフェイズ2だから・・・私はカードを1枚セットして、ターンエンド!」
ルナのターンが終了し、女の子は小さく笑う。
「ふふふ。私のターン・・・。」
女の子は待っていたと言わんばかりに、自分のセットモンスターを指差した。
「さぁ、起き上がって・・・。私は《A:H・オブジェクト》を反転召喚。」
宣言と共に立ち上がるモンスター。その姿は未完成のアンドロイドと言った風貌をしていた。
「おお・・・反転召喚・・・。」
関心するようにルナは呟く。
「反転召喚したことで《A:H・オブジェクト》の効果発動。このカードがリバースした時、フィールドの全てのモンスターの攻撃力と守備力を入れ替える。」
その言葉にルナは、自分のモンスターを見る。
「ええと、《フレグランス・ダンサー》の守備力は1300だから、攻撃力は1300になって、守備力は1800。よかったぁ、500下がっただけで済んだ・・・。(ATK1800→1300)」
女の子は笑う。
「それはどうでしょう・・・お姉さん。」
ルナはキョトンとした顔で言う。
「へ?間違ってないよね?攻撃力は1300になって・・・。」
女の子はちょっと呆れたように言う。
「えと、《A:H・オブジェクト》の攻撃力と守備力も入れ替わるから、《A:H・オブジェクト》の攻撃力は3000になります・・・よ。(ATK100→3000)」
ルナはなるほど、という顔をする。
「おお!そっか!全てのモンスターの、だもんね!そっかそっか!攻撃力3000かぁ・・・え!3000!?」
遅れて仰天するルナ。女の子は構わず攻め込む。
「バトル。《A:H・オブジェクト》で《フレグランス・ダンサー》を攻撃。」
ルナは慌てふためく。
「ちょ、ちょっと待って!ええと、ええと!あ、そうだ!罠カード《香りの壁》を発動!「フレグランス」モンスターが攻撃を受けた時、その攻撃を無効にしてデッキから2枚ドローする!」
しかし、女の子はすかさず場のカードを開いた。
「カウンター罠《リバース・プロテクト》。このカードは、自分のフィールドにリバースモンスターが存在する場合に発動できる。相手の発動した魔法・罠カードを無効にして破壊する。」
ルナの前から罠カードが消える。見上げたそこにはアンドロイドの拳があった。
「そんなぁっ!!(LP4000→2300)」
モンスターが破壊され、ダメージによろめくルナ。女の子はそのまま進める。
「私はカードを1枚伏せる・・・。ターンエンド。」
ルナは自分のデッキに手を伸ばした。その額には汗が伝う。
「うーん、攻撃力3000・・・。どうやって倒そう。倒せるのかなぁ・・・。と、とりあえずドローしなきゃ!私のターン!」
ルナは引いたカードを見て呟く。
「《フレグランス・フレンドシップ》・・・墓地の「フレグランス」を呼び戻せるカード・・・。でも、呼び戻した所で相手が攻撃力3000じゃなぁ・・・。今は守りを固めなきゃ。私はモンスターを裏側守備表示でセット!」
ルナの前に、セットされたモンスターが表示される。
「私はこれで、ターンエンド!」
女の子は笑う。
「お姉さん・・・思ったより大したことないね。」
ルナはムスッとした顔をする。
「なっ!私はいっぱい勝つって、遊牙と約束したの!大した事なくったって、私は負けないもん!」
女の子はデッキに手を伸ばした。
「ふふふ・・・。私のターン。」
引いたカードを確認し、女の子はニヤリと笑う。
「私は罠カード《バースト・リバース》を発動。2000ライフ払い、墓地のモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。(LP4000→2000)」
女の子の墓地からモンスターが迫り出し、フィールドにセットされる。
「そして魔法カード《太陽の書》を発動。裏側表示のモンスター1体を表側表示に変更する。私は、たった今特殊召喚した《A:H アクセサ》を表側攻撃表示に変更。」
セットされたモンスターが反転し、その姿を現した。
「そして《A:H アクセサ》の効果発動。手札を1枚デッキに戻し、その後1枚ドロー。ドローしたカードがリバースモンスターだった場合、自分のフィールドにセットできる。」
女の子の手札がデッキに戻る。そして改めて引いたカードを見た女の子はニヤリと小さく笑った。
「私が引いたのはリバースモンスターじゃ無い・・・。でも良いカードを引きました。魔法カード《アシモフの再設計図》を発動。」
女の子は少し高揚した声で言う。
「このカードは自分フィールドに「A:H」モンスターが存在する場合に発動できるカード。1から7までのレベルを宣言し、自分の「A:H」モンスターは全て宣言したレベルになる。私が選ぶレベルは7。」
魔法の効力を受け、2体のアンドロイドが怪しく光り、そのレベルを変えた。
「これでレベル7のモンスターが2体・・・。」
身構えるルナ。女の子は両手を広げ高らかに宣言する。
「私はレベル7の《A:H・オブジェクト》と《A:H アクセサ》でオーバーレイ!」
2体のアンドロイドは光の渦へ飛び込んだ。
「安全性の確保。命令への服従。そして自己を防衛する力。3つの原則に縛られし者よ、その冷たきフレームを解き放て!エクシーズ召喚!《A:H・ALー76(★7/闇/機械/エクシーズ/100・2200)》!」
巨大な人形のような風貌。人間の眼球に似せて作られたカメラアイを見開き、そのロボットはフィールドに降り立った。
「うっ・・・なんか怖い・・・。」
不気味なロボットの姿に怯えるルナ。女の子は構わず言い放つ。
「ふふふ。これが私のエース・・・。《A:H・ALー76》の効果発動。1ターンに1度オーバーレイユニットを1つ使う事で、デッキ・墓地から「A:H」モンスターをセットできる。」
女の子のデッキからカードが迫り出す。
「私はデッキの《A:H・オブジェクト》をセット。そして《A:H・ALー76》のさらなる効果を発動。1ターンに1度、自分フィールドの裏側表示モンスター1体を表側攻撃表示に変更する。私は《A:H・オブジェクト》を表側表示に変更。」
起き上がるアンドロイド。2体のロボットは威圧するようにルナを見下ろす。
「わかってますよね・・・?《A:H・オブジェクト》がリバースした時、フィールドのモンスターの攻撃力と守備力は入れ替わる。」
《A:H・ALー76》(ATK100・DEF2200→ATK2200・DEF100)
《A:H・オブジェクト》(ATK100・DEF3000→ATK3000・DEF100)
仲間の力を受け、2体のロボットは不気味に光り輝いた。
「そ、そんな・・・。」
ルナはたじろぐ。
「バトル。《A:H・オブジェクト》でセットモンスターに攻撃。」
ロボットの腕がセットモンスターに迫る。その瞬間ルナは口を開いた。
「私のセットしたモンスターは《フレグランス・ガール(☆4/風/植物/1200・1000)》!このモンスターは1ターンに2度まで戦闘では破壊されない!」
姿を現した妖精はバリアを張り、ロボットの一撃を跳ね返した。
「なるほど・・・。お姉さんも、やるときはやるんですね。でも、甘いです・・・。手札から速攻魔法《リバース・バニッシュ》発動。自分フィールドのリバースモンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を除外します。《A:H・オブジェクト》をリリースして、《フレグランス・ガール》を除外。」
ルナのフィールドから妖精の少女が消滅する。
「私の《フレグランス・ガール》が・・・!」
そして。がら空きになったフィールドに迫るのは、ボディの隙間から無数の機械部品を露出した巨大なロボット。
「《A:H・ALー76》でダイレクトアタック。」
振り下ろされる腕。ルナはその衝撃にへたり込んだ。
「うぅっ!!(LP2300→100)」
女の子は得意げに笑う。
「次のターン、また《A:H・ALー76》の効果を使ってリバースモンスターを出せば、もうお姉さんに勝ち目はないですよ・・・ふふふ。私は、ターン・・・エンド。」
ルナは立ち上がる。
「遊牙と・・・約束したんだもん。いっぱいデュエルして、いっぱい勝つって。でも・・・。」
ルナは相手のモンスターを見上げる。その機械の目は、しきりに瞳孔を動かし次の獲物を待っている。
「どうすれば、あのモンスターに勝てるのかな・・・。『フレグランス・ソーサラー』を出しても攻撃力が足りないし、相手に手札は無いから効果も使えない・・・。どうしよう・・・。」
その時。ルナは思い出した。
「そうだ・・・!確か、特訓中に凛香がくれたカード!あれを出せれば勝てるかも。でも、できるかな・・・。」
ルナは自分のデッキを見る。
「凛香のくれたモンスターを出すには、あのカードを引き当てるしかない・・・。こんなとき、遊牙なら・・・。」
そして、ルナはデッキに手を伸ばした。
「遊牙なら・・・諦めない!だったら私も!ドロー!」
引いたカードをゆっくりと確認する。そのカードを見たルナの表情が、段々と笑顔に変わった。
「やったぁー!!私は《フレグランス・トランペッター(☆4/風/植物/1100・1300)》を召喚!」
ルナの前に、管楽器を持つ花の妖精が舞い降りる。
「えへへ、ありがとう来てくれて!」
ルナはその妖精を見て笑う。妖精は同じように優しくルナに微笑んだ。
「さらに私は魔法カード《フレグランス・フレンドシップ》を発動!自分のフィールドに「フレグランス」モンスターが存在する場合、墓地の「フレグランス」モンスター1体を特殊召喚できる!戻って来て!《フレグランス・ダンサー》!」
墓地から妖精の踊り子が飛び出す。ルナはさらに言葉を続けた
「そして、《フレグランス・トランペッター》の効果発動!1ターンに1度、自分の「フレグランス」モンスターのレベルを1つ上げて、攻撃力を300アップする!」
《フレグランス・トランペッター》(☆4→☆5 ATK1100→1400)
《フレグランス・ダンサー》(☆4→☆5 ATK1800→2100)
管楽器を持つ妖精はその楽器を吹き、仲間へ力を与えた。その様子に女の子は呟く。
「これでレベル5のモンスターが2体・・・。」
ルナは笑顔で言った。
「それじゃあ、行くよ!私はレベル5になった《フレグランス・トランペッター》と《フレグランス・ダンサー》でオーバーレイ!」
2体の妖精は、フィールドに発生した光の渦へ飛び込んだ。
「気高き花よ!幸せの香りを振りまき、愛する人を守り抜け!エクシーズ召喚!咲き誇れ!《月華の花騎士 フレグランス・ナイト(★5/風/植物/エクシーズ/2600・1700)》」
薔薇の甲冑に身を包んだ女騎士は、舞い散る花びらと共にルナの前に降り立った。
「な、攻撃力2600・・・。」
女の子は焦る様子を見せる。
「やったぁー!決まったよ、遊牙!あ、遊牙居ないんだった・・・。」
少し残念そうな顔をしたルナは、気を取り直して言う。
「えっと、《月華の花騎士 フレグランス・ナイト》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使う事で、自分フィールドの「フレグランス」モンスター1体は2回攻撃できる!」
花騎士はその剣を構え、両足を合わせる。女の子はたじろいだ。
「うう・・・。この、わ、私が・・・。」
ルナは得意げな顔で言った。
「さらにオーバーレイユニットになった《フレグランス・トランペッター》の効果発動!相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は600ダウンする!」
花騎士が剣を振ると香りの風が巻き起こる。風は相手の回路を麻痺させ、その力を弱めた。(ATK2200・DEF100→ATK1600・DEF0)
「じゃあ、バトル!《月華の花騎士 フレグランス・ナイト》で《A:H・ALー76》を攻撃!」
そして、花騎士は飛び出し、巨大なロボットを捉えた。
「『スイートローズ・フルーレ』!!」
突き出された剣は、ロボットのボディを砕く。そこから走った亀裂は全身へと広がり、ロボットのボディはガラガラと崩れ落ちた。
「わ、私のエースが・・・。(LP2000→1000)」
すかさずルナは言う。
「そして、2回目の攻撃!《月華の花騎士 フレグランス・ナイト》でダイレクトアタック!」
空中で剣を構えた花騎士はそのまま急降下し、女の子へ剣を突き立てた。
「うう・・・私が・・負けた・・・。(LP1000→0)」
ルナは笑顔で飛び跳ねた。
「やったぁー!!勝ったよ、遊牙!!あ、居ないんだった・・・。」
『勝者:ルナ』
「ええ!初心者じゃなかったの!?」
ルナの言葉に女の子は頷く。
「ごめんなさい・・・初心者って言ったら、お姉さん油断するかなーって・・・。」
女の子の言葉に、ルナはガクッと肩を落とす。
「どうりで強いはずだよ・・・。もう、今度からは正直に言わなきゃダメだよ?」
こくこくと女の子は頷く。
「でも、私楽しかったよ!またデュエルしようね!」
女の子はルナの顔見て、笑顔を見せた。
「・・・うん!」
ルナは、ハッと思い出したように訊ねる。
「そういえば、名前聞いてなかったね。なんていうの?」
女の子は小さく言った。
「私は・・・チズっていいます。」
ルナは笑って言う。
「そっか、じゃあチズちゃんまたね!」
その不思議な女の子、チズは一礼すると、どこかへ走って行った。
「これで私のD・ポイントは70・・・。きっと皆も頑張ってる。私も頑張らなきゃ!」
新たな相手を探すため、ルナは歩き出した。
一方、ここはルナの居た場所とは正反対の場所。
「なあ、おい。あそこに突っ立ってるガキなら、楽に倒せんじゃねえか?」
3人の男の内の1人が、建物の影に立つ少年を指差す。
「そうだな、ちゃっちゃと倒してD・ポイントを頂くとするか。」
男達は少年に近づき言った。
「おい、お前!俺達とデュエルしな!」
その少年、ケンジはフッと笑って言う。
「いいよ。相手になってあげる。ただ、後悔しないようにね・・・。」
次回第26話「心に巣食う魔物」
現在のイイネ数 | 105 |
---|
↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 1:謎の少女・ルナ | 1365 | 4 | 2015-05-01 | - | |
105 | 2:威光のフランベルジェ | 1189 | 2 | 2015-05-03 | - | |
96 | 補足編:『登場オリカの効果説明』 | 907 | 4 | 2015-05-05 | - | |
69 | 3:熱血勇者・仁ノ森カケル | 1012 | 2 | 2015-05-05 | - | |
101 | 4:逆襲の木嶋 | 1000 | 2 | 2015-05-06 | - | |
67 | 5:約束の価値 | 900 | 2 | 2015-05-07 | - | |
126 | 6:四賢人のヘラルド | 1034 | 2 | 2015-05-07 | - | |
46 | 7:激闘のデッドジャック | 1012 | 2 | 2015-05-08 | - | |
51 | 8:潜入!『DWA』 | 869 | 2 | 2015-05-11 | - | |
65 | 補足編:登場オリカ説明:木嶋使用カード | 706 | 2 | 2015-05-14 | - | |
110 | 9:風の王者・2番隊隊長リチャード | 950 | 2 | 2015-05-14 | - | |
94 | 10:41番目のデュエルロイド | 883 | 2 | 2015-05-18 | - | |
166 | 11:閉ざされた記憶 | 1175 | 2 | 2015-05-22 | - | |
65 | 12:全てを見通す者『Known』 | 890 | 4 | 2015-05-26 | - | |
49 | 13:決着 武者VS騎士 | 933 | 2 | 2015-05-30 | - | |
49 | 14:四賢人最後の一人・その名はマーナ | 912 | 2 | 2015-06-02 | - | |
115 | 15:立て!グレートバスターマイデン | 926 | 2 | 2015-06-10 | - | |
46 | 15.5:魂の誤作動 | 827 | 2 | 2015-06-11 | - | |
121 | 16:凛香・決意の決闘 | 958 | 2 | 2015-06-12 | - | |
111 | 17:死闘の果てに | 1039 | 2 | 2015-06-12 | - | |
45 | 18:月の使者―ルナティックロイド― | 908 | 2 | 2015-06-15 | - | |
95 | 19:覚醒の証・月狂眼の覚醒龍 | 938 | 2 | 2015-06-16 | - | |
102 | 20:生きとし生ける者の希望 | 962 | 2 | 2015-06-17 | - | |
81 | 21:戻ってゆく日常 | 910 | 2 | 2015-06-18 | - | |
84 | 22:遊牙先生のデュエル教室 | 1101 | 4 | 2015-06-18 | - | |
90 | 23:意地の張り合い!昆虫レース開幕? | 927 | 3 | 2015-06-22 | - | |
119 | オリカ説明:リチャード編 | 804 | 2 | 2015-06-22 | - | |
96 | 23.5:輝岩鎧竜の逆鱗 | 859 | 4 | 2015-06-23 | - | |
47 | 24:開幕!チャリティーデュエル大会 | 904 | 3 | 2015-06-24 | - | |
78 | メインキャラ解説 | 735 | 4 | 2015-06-25 | - | |
105 | 25:ルナ、デュエルします! | 1051 | 3 | 2015-06-25 | - | |
65 | 26:心に巣食う魔物 | 910 | 3 | 2015-06-26 | - | |
75 | 27:太古のデュエル!恐竜VSマンモス? | 941 | 3 | 2015-06-27 | - | |
81 | 28:銀河に響け!スペースアイドル再び | 950 | 3 | 2015-06-29 | - | |
120 | 29:二日目開始!誘惑される遊牙? | 885 | 3 | 2015-07-01 | - | |
94 | 30:ルナ、またまたデュエルします! | 929 | 3 | 2015-07-10 | - | |
127 | 31:光差す道となれ! | 998 | 5 | 2015-07-11 | - | |
104 | 32:ぶつかり合う本気 | 896 | 4 | 2015-07-20 | - | |
214 | 33:出揃った出場者 | 2022 | 3 | 2015-07-22 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/10/25 新商品 SUPREME DARKNESS カードリスト追加。
- 11/22 03:01 評価 6点 《ブラック・ソニック》「総合評価:攻撃宣言時のため、BFの数を…
- 11/22 02:53 評価 4点 《BF-竜巻のハリケーン》「総合評価:ローレベルで展開能力があ…
- 11/22 02:47 評価 3点 《ブラック・リベンジ》「総合評価:《ゴッドバードアタック》で相…
- 11/22 02:14 評価 7点 《赤酢の踏切》「「使用後、場に残り続けるフリーチェーン除去」と…
- 11/22 01:39 評価 10点 《頼もしき守護者》「なんと、下級《エクソシスター》を《大霊術…
- 11/22 01:18 評価 10点 《ピラミッドパワー》「《妖精伝姫-カグヤ 》《妖精伝姫-シラユ…
- 11/22 00:06 評価 10点 《大寒気》「《ハーピィの狩場》の自壊を防ぐ他《女神ヴェルダン…
- 11/22 00:02 コンプリート評価 クリムゾン・ノヴァさん ⭐QUARTER CENTURY LIMITED PACK⭐
- 11/21 23:05 評価 5点 《Evil★Twin チャレンジ》「ちょっと弱すぎる。 一応相手…
- 11/21 20:56 評価 8点 《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》「 相手が後攻を選択し、しかも《強欲で…
- 11/21 20:30 評価 10点 《スキルドレイン》「 遊戯王を脳筋フィジカルゲーにできる、超…
- 11/21 19:51 デッキ ガイア
- 11/21 19:47 評価 8点 《青眼の究極亜竜》「《青眼の究極竜》《真青眼の究極竜》に続く同…
- 11/21 19:34 評価 7点 《Evil★Twin イージーゲーム》「永続罠でキスキルかリィラ…
- 11/21 18:56 SS 79話 天道虫 その②
- 11/21 18:49 一言 リンクペンデュラムのオリカを作りたいんですがやっぱり不可能ですかね…
- 11/21 17:23 評価 8点 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》「 『混沌を制す者』シリ…
- 11/21 16:45 評価 6点 《混沌帝龍 -終焉の使者-》「 嘗ての遊戯王を文字通り"混沌" と…
- 11/21 16:09 評価 8点 《超魔導剣士-ブラック・パラディン》「 3DSの最強カードバト…
- 11/21 15:56 評価 4点 《混沌の黒魔術師》「 エラッタ前に戻しても何とかなりそうな気も…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
さて、次回は意味深なタイトルです。やはりあの謎のモンスターが登場するのでしょうか?楽しみに待ってます。 (2015-06-25 17:57)
今回のデュエルは強力なカードのぶつかり合いでヒヤヒヤしました。ルナちゃんの逆転劇は格好良いです! (2015-06-25 21:01)
>ター坊さん
フレグランス・トランペッターの考案ありがとうございました。早速使わせて頂きました。話の流れ的にも逆転の場面にぴったりでした。次回はあのモンスターの能力が明らかになります。読んで頂けたら嬉しいです。
>ギガプラントさん
フローラルとかエッセンスとか色々候補はあったんですが、フレグランスに落ち着きましたね。リバースモンスターを出したのは初めてでしたが、トリッキーで扱いが難しいですね。これからもルナの活躍を見てもらえるとありがたいです。
お二方コメントありがとうございました。 (2015-06-26 12:22)