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遊戯王 ウキキーボードさん 最新カード評価一覧 178件中 1 - 15 を表示
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評価・
コメント 投稿日時 |
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▶︎ デッキ | 《炎王獣 キリン》
フリチェじゃない方の進化前キリン。
主に②の破壊された場合にデッキの炎属性を何でも落とせる効果を目当てに採用される...筈だったが、《聖炎王 ガルドニクス》の登場によって炎王だとほぼ採用意義がなくなってしまったカード。あちらはデッキから直に破壊して炎王モンスターの被破壊効果トリガーをひきながら、同じように墓地に送れるので仕方がない話ではある。 しかし②の効果は炎王テーマに限らずデッキの炎属性を何でも落とせるのは明確な利点ではあり、逆に《聖炎王 ガルドニクス》でデッキのこのカードを破壊すればデッキの好きな炎属性にアクセスできるとも言える。 炎王ギミックの基本展開でリンク値を伸ばしていって、道中の《転生炎獣サンライトウルフ》や《賜炎の咎姫》で落とした炎属性モンスターを拾うことも容易なので、わりと噛み合いは悪くない。 このカードを採用しておけば、特にいつもの《篝火》《蛇眼の炎燐》からの《真炎王 ポニクス》の炎王展開で実質デッキの好きな炎属性モンスターに繋がるようになるのは結構便利と思ったり。 という感じで篝火と炎王セットをVSに入れて《原罪宝-スネークアイ》の対象からハブられてしまった《VS ラゼン》や《VS 蛟龍》にアクセスするのに使っているので、強いかどうかはともかく個人的には気に入っていて好きなカード。 |
▶︎ デッキ | 《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》
口寄せの術!
《機巧蛇-叢雲遠呂智》以外は知名度が低い機巧モンスターの中で、わりと唯一無二の独特な効果を持っている狐。 対応するモンスターを調べようとすると、《スモール・ワールド》のような検索サイトがなくてかなり手間がかかってしまうため、《魂の造形家》同様に使うのを敬遠しがちなやつ。 効果は①と②が連動しており、要するにデッキからモンスターがSSされたらそれに反応して手札からこいつ自身が出てきつつ、相手の場のモンスターのどれかと同じ属性を持つ・攻守の数値が同じモンスターをデッキから直に出せるというもの。 出た当時はメタ相手と思われる《水晶機巧-ハリファイバー》が居たため撃つ機会は豊富だったが、ハリファイバーの禁止以後は使用が難しくなった...。 と思ったが、最近はスネークアイやデモンスミスなどインフレによって当たり前にデッキリクルート持ちがあちらこちらに居るため前よりも撃つ機会は増えたようにも感じる。 なおこのカードの①の自己SS条件は自分がデッキからSSした場合でもOKなので、自分のターンならある程度能動的に使えるほか、相手ターンでは《R-ACEインパルス》などを用いることでわりと好きなタイミングで出せておまけに②のリクルート効果を狙える。後述の理由からレスキューとの相性も結構良かったり。 相手依存の条件こそあれど、②の効果で出せるモンスターは機巧モンスター以外にも本当に多種多様であり、自身のデッキとの相性や環境を読んで使ってみると思わぬ働きを見せてくれるかも...? 個人的に②のリクルート先として使えそうなカードをまとめると、 闇 《墓守の祈祷師》(墓地メタ) 《夢幻転星イドリース》(リンクモンスター全除去) 《妖醒龍ラルバウール》(特定のカードサーチ、自分が闇ドラゴンなのでマグナムート経由でドラゴン何でもサーチ可) 光 烙印の聖女(相手の《刻まれし魔の鎮魂棺》のリクルート効果に対して、カルテシアを出して融合したり、白エク・クエムを出してアルバス君を呼び出し除去するなど。自分の《融合派兵》もトリガーに使える) 炎 レスキュー全員(全員攻守のステータスが同じなので何でも出せる。インパルスは相手ターンにデッキからSS出来る効果があるので、こいつの①のSS条件も自分で満たせる。プリベンターの妨害を使えたり) 地 《クシャトリラ・フェンリル》(MD限定) 《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》(自分自身も出せるので、③のバーン効果を重ねがけしてマスカレイドっぽい嫌がらせが出来る) 水や風は相手の場にいる確率があまり高くなく、加えて水や風に呼び出して有用な効果持ちがあまり多くない印象...。 《天魔の聲選姫》などを出して初動になったりはできるが...。 ちなみに結界像は全色出せるが、相手の場にいる属性の結界像しか出せないので効果はイマイチ。 |
▶︎ デッキ | 《マルチャミー・プルリア》
効果を見た瞬間に頭がパーンとなりそうなクラゲ。
色々なプレイヤーから求められたエラッタ案通り、ほぼ後手でしか使えなくなった《増殖するG》。増殖するクラゲということでエチゼンクラゲである。実際サイチェン後の後手で使ってみるとわりと強い。 調整版の劣化《増殖するG》というのはその通りなのだが、Gと併用することで展開デッキを大きく抑制できる可能性が増えたのが大きいと感じる。 これまでは先攻の展開デッキ相手にはGを投げた後にうらら墓穴されるとお通夜状態で指をくわえて閲覧するしかなかったが、プルリアを先に投げて相手にうらら墓穴を使わせて、満を持してGを投げるというプレイの選択肢が生まれたことで、潰されがちだったGを後手から通しやすくなった 逆にGを警戒してプルリアを通してくれればそこそこの枚数のドローを狙えて、手札誘発を引きこめたり、後手の初期手札枚数を増やせるので後攻から捲れる可能性を上げられてそれはそれで美味しい。 またNSにも反応しているのでスタンバイで投げれば少なくとも相手のNS時に1ドローは狙えるし、増Gが効かないことが最大の強みだったふわんにも明確な天敵が生まれたのは大きい。 ただしやはり手札からのNS・SSしか対応してないのは痛い部分であるのは確かではある。 ふわんやスプライトなどサーチして手札から出す系統などにはGレベルでもの凄く刺さるのだが、そうでない相手には先攻フル展開されても2ドローくらいしか出来なかったというのが普通に起こる。 これをGと違って単独で展開を止められないのは弱いと見るのか、それともデッキトップの誘発を引いて使うチャンスが芽生えたり、後手の手札枚数稼いで手数を増やせるから強いと見るのかはプレイヤーのプレイスタイルや使うデッキの性質にも依るので一概には言えないところか。 また発動時の誓約は「このカード以外の"マルチャミー"カードを一度しか発動できない」なので、このカードを投げた後に手札にもう1枚プルリアがあればそれも投げることができ、重ね撃ちによって効果も重複して相手のNS・SSごとにしっかり2枚ドローになる。 しかしデメリット効果も付いており、Gとの併用やプルリア重ね撃ちなどをして過剰に引くと、その分だけランダムで手札を戻さなければならなくなる。 例として仮に相手の先攻盤面で場にカードが4枚あったとして、プルリアで7枚以上引いていたらデメリットが発生する。それだけ引ければ御の字とは思うが...。 そもそもドローで引いた手札誘発を投げて手札を減らせばチャラなのであんまり気にする必要はないかも。 |
▶︎ デッキ | 《刻まれし魔の大聖棺》
ミサにおける続唱(セクエンツィア)が元ネタのデモンスミスリンク。ここからディエス・イレやラクリモーザ出てくるので元ネタに忠実である。
《闇よりの恐怖》を思わせる悪魔が映っているが、あちらはアンデットだったり。 光悪魔を含むモンスター2体という緩めの素材指定から悪魔族の墓地融合を行えるという、わりと汎用性の高い融合効果を持つリンクモンスター。 デモンスミスなら横展開やランク6を作る選択肢として《刻まれし魔ラクリモーサ》、無効を構えたい・単独で強いモンスターを出したいなら《刻まれし魔ディエスイレ》を出せる。 しかも墓地融合で墓地の光悪魔をデッキに戻せるため、デモンスミス本人の効果と合わせてデッキリソース回復がかなりしやすく、デモンスミスモンスターを少ない採用枚数で何度も使いまわしやすい。ただし墓地の光悪魔が減るので《魔を刻むデモンスミス》の蘇生コストやラクリモーサで出し先が居なくなることにも繋がるのが僅かな留意点か。 魔弾やイビルツインなど簡単に光悪魔リンクを出せるテーマ入りなら、マックスやキスキルを無駄に経由して墓地の光悪魔の数を水増しして融合素材を稼いだりできるのでより使いやすい。 融合効果を使った後のこいつ自身は棒立ちになってしまうが、リンク素材に出来ないなどの縛りは発生しないため、さっさと《S:Pリトルナイト》や《破械神王ヤマ》の素材にでもして墓地に送ってしまいたい。②の装備効果はフィールドだけでなく、墓地からでも使えるので尚更。 ②の装備効果は《魔を刻むデモンスミス》や《刻まれし魔ディエスイレ》の効果発動用だが、装備効果自体も対象耐性付与とまあまあ有用なもの。とはいえそんなに意味がないと思ったら、装備した後に先述のヤマからサーチした《破械童子アルハ》の爆破先にして、ヤマとアルハで《破械神ラギア》を出して妨害に変換するなど転用したりしてもいいかも。 また①の融合効果の出す先は悪魔族なら何でもよく、融合素材指定も特にないので、ティアラメンツで墓地肥やししまくって《ティアラメンツ・カレイドハート》やデスピア融合体も出せる。 《沼地の魔神王》や《破壊神 ヴァサーゴ》のような融合素材代用モンスターを使えば《暗黒界の混沌王 カラレス》や《暗黒界の龍神王 グラファ》も狙えるので一緒に採用してみても良いかもしれない。 今後デモンスミス融合体が追加されるとしたら多分レックストレメンデだと思われる。 |
▶︎ デッキ | 《竜騎士アトリィ》
竜騎士、贖い、黒い鎧、槍使い、背景に月…今回は冗談抜きで狙ったようだ。
プリメラ「あてにしてるぜ」 アトリィ「フッ 任せておけ」 待望のプリメラ以外のセンチュリオンチューナー…なのだが、手札からの自己展開効果を持っておらず、かといってプリメラやトゥルーデアと違って初動となる効果があるわけでもないため、召喚権を割くほどではないという微妙な感じになってしまっている。 それでもプリメラ以外のテーマ内チューナーではあるため、プリメラがサーチ効果を使った後に除去された場合などは採用しないと詰む場面は少なからずあるだろうが ①の効果は条件さえ満たせば毎ターン使える《フォーミュラ・シンクロン》的なことが出来るのだが、エンブレ―マカードはセンチュリオンテーマ内だと一切サーチ墓地落としで触れることはできず、完全に素引きしかないためまああってないようなものだろう。 同時に出た《贖いのエンブレーマ》もぶっちゃけ使いにくすぎるためなおさら。 一応③のセンチュリオン共通の展開効果は持ち合わせているので、余裕があるときにプリメラやアークシーラのサーチで《騎士の絆》を持ってくれば、《ウェイクアップ・センチュリオン!》などで墓地落としした、又は素引きしていたこのカードを出すことはできる。 現在のセンチュリオンだと基本展開で《竜騎兵ガーゴイルII》を用いて2回分レベル8が出せるので更に12シンクロが狙え、一応この上振れ展開によって自分のターン内に赤き竜コンボが出来るようになった。 とはいえ最近のセンチュリオンは《次元の裂け目》やカイコロの永続でロックしつつ戦ったりする型が多く、展開に寄せた型はあまり多くないため、上振れ展開要素はそこまで求められていないといえばそうである。 展開に寄せるにしてもレッドデーモン等の混合構築タイプのセンチュリオンも存在し、そちらは外部からチューナーを沢山用意できるためそっちでも肩身が狭いかも…。 総じて控えめな性能に抑えられてしまった感が拭えないか。 余談だが今は亡きディシディアのカインもこんな感じで空を駆ける姿がカッコよかった。 |
▶︎ デッキ | 《刻まれし魔ラクリモーサ》
デモンスミスの隣にいる女性が印象的なカード。元恋人か何かなのだろうか...。
その名の元ネタはレクイエムの「ディエス・イレ」、最後の一節「ラクリモーザ」 特にモーツァルトのラクリモーザは死者の魂が導かれている様が感じ取れて、クラシックでも個人的に一番好き。 言うまでもなく場に出た時に墓地・除外ゾーン光悪魔を回収かSSする効果がメイン。 大抵の場合墓地に《魔を刻むデモンスミス》が居るのでこのカードと合わせてランク6が作れる。 他のテーマとの混合だと除外ゾーンの《Evil★Twin’s トラブル・サニー》を帰還して再利用したり、《閉ザサレシ天ノ月》を再利用出来たり。 ただ肝心のこのカード自体の融合召喚方法が《刻まれし魔の大聖棺》か《刻まれし魔の詠聖》の墓地効果くらいしかなく、どっちもわりと消費が激しい大振りな動きになるのでこのカードの効果を泡影で止められると大分苦しくなる。 ただそれでも大聖棺を出す=墓地除外蘇生、手札場の光悪魔2体=墓地除外蘇生にしてくれるカードであり、色々と動きの幅を広げてくれる存在なのでデモンスミスでも重要なカードなのは間違いないだろう。 |
▶︎ デッキ | 《魔を刻むデモンスミス》
「いぇーい《Evil★Twin リィラ》ちゃん見てるぅ~?君の相棒の《Evil★Twin キスキル》ちゃんはこれから俺と毎日たっぷりイチャイチャ融合リンクして、俺とお前で超サーキットコンバインしちゃいま~す!」...というのは冗談で...。
あの悪魔狩りゲーっぽい新規テーマデモンスミスの主人公たる存在。しかし現状だとデモンスミス単独で組むのはほぼ不可能で、他所との混ぜ物構築前提という異質のテーマになっている。 ①の効果は手札から切ってデモンスミス魔法罠のサーチ。これで《刻まれし魔の詠聖》から《魔轟神ルリー》をサーチして捨てたり《刻まれし魔の讃聖》でトークンを出したりすることで《刻まれし魔の鎮魂棺》のリクルートやら、デモンスミスの③の蘇生効果やらであっという間にデモンスミスが2体並ぶ。 そのまま《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》でニビルケア&妨害やら、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で悪さしたりやらと、出張で色々と出来る何でも屋。 ただしこのデモンスミス一連の動きはサーチやSSをかさむためGやドロバに非常に弱く、出張運用でそれらを食らった場合、本命の動き共々何も出来なくなる可能性が高くなるため、グリフォンという最低限の止まりどころがあった勇者ほど出張されるかというと怪しい感じ。そのリスク加えてルリーやデモンスミス出張パーツの重ね引きも事故要因になるため個人的には微妙かなと思ったり。 ただし光悪魔が元から居るテーマにデモンスミスを組み込んだ場合はかなり使い勝手が変わり、①で《刻まれし魔の詠聖》をサーチして初動になりつつ、墓地に居れば③の墓地効果でデッキリソース回復しながら出てきて、ついでに②の除去効果を毎ターンかませるというマジで豚より捨てるところがない男に。 そして出てきた後は適当なモンスターとで《刻まれし魔の大聖棺》を出してからの選択肢が非常に豊富。《刻まれし魔ラクリモーサ》で横展開してランク6だったりカオスアンヘルやリトルナイトで更に除去を狙っていったり、《刻まれし魔ディエスイレ》で無効を用意したりと手数が物凄い増える。 そのため光悪魔が居るテーマはデモンスミスによってかなり持久力・盤面処理能力が上がったと言える。 それでいながらデモンスミス自体は《刻まれし魔の鎮魂棺》のお陰で光悪魔テーマならいつでもアクセスして頼ることが出来るのも偉い。 例として挙げるならデモンスミス登場後の魔弾は《魔弾の射手 マックス》の射手並べ効果が本当に一撃必殺級になったり、効果使用済みのマックスを鎮魂棺でデモンスミスに変換出来るのが本当に有り難く、射手をデモンスミスギミックでほぼ無限に戻せるのでほぼ別物レベルで強くなったと感じる。 魔轟神ならグリムロクルスを戻しつつS素材を用意したり、イビルツインならキスキルが無限に回収出来きるので後続切れが起きなくなったり、ヴァルモニカなら《悪魔の聲》やゼブフェーラと噛み合ったりする。 ...と、これらから光悪魔が居るテーマなら劇的に動きを変えてくれる革命児的な存在。 最近のテーマは出張混ぜ物前提&無限リソース回復による長期戦&展開縛り付かず豊富にEXを活用できる自由度というのがスローガンになっている。 |
▶︎ デッキ | 《魔弾の射手 スター》
遊戯王のモンスターのなかでも指折りの美人...と個人的に思っている。
元ネタは波乱万丈な生涯と死に様で伝説的な女アウトローとして後世に名を残したベル・スター。 その生涯に3度の結婚をして各地を転々とした事から、次々とデッキの他の射手というアウトローを呼び込む固有効果を持っている。 場にいる限り自分・相手ターンにどんどんモンスターをデッキからSS出来ると見ると強そうに見えるが、魔弾の場合場にいくら射手を並べても手札に撃つ魔弾カードが無ければ無意味。リクルートする度に手札の弾は減っていくので妨害リソースが尽きてジリ貧になりやすい。現実の戦争でも兵士人員は居ても物資が無ければろくに保たず戦えないというのはよく聞く話だろう。 《魔弾の射手 カスパール》を出した後はさっさと《魔弾の射手 マックス》に変換して魔弾魔法罠を拾うなり相手の手札誘発を吐かせるなりしにいこう。余裕があれば《魔弾の射手 ドクトル》まで出せればもう御の字お役御免。 例外として初手に《成金ゴブリン》や壺のような撃ちやすい魔法カードを持っていたり、ルーンのような魔法を次々用意しやすいテーマとの混合構築だと、手札を減らさずにどんどん射手が並んで行くためスターをかなり強く使える。 ...だったのだが最近は《超融合》からの《共命の翼ガルーラ》というものすごい裏目に遭うリスクを孕んでしまったため、出来ればスターとカスパールを並べてターンを渡したくない...というのが正直な意見。 最近登場するデモンスミスギミックを使えば、うまいことランク6シーザー等に変換出来るのでなんとか回避したいところ。 色々と悪縁にまみれてしまい血生臭い末路を迎えた彼女だが、元々は良家の子女でありピアノを嗜むような人物だったそう。 イラストでもカーテシーのような立ち振る舞いに面影を感じられ、どことなく気品を感じさせられる見た目をしている。《魔弾-ダンシング・ニードル》では華麗な舞を披露してくれる。 |
▶︎ デッキ | 《魔弾-ダンシング・ニードル》
魔弾の中でもとりわけ強力な妨害&リソース潰しカード。
名前の由来は針の上で天使は何人踊れるかという中世の議論らしい。 シンプルにお互いの墓地のカードをフリチェで3枚除外でき、基本的に1:1交換の繰り返しで妨害していく魔弾においては唯一複数枚のアドバンテージを取れるカード。 基本的に墓地メタや妨害で運用するのが基本だが、自分の墓地のカードも除外できるので墓穴から増Gや《魔弾の射手 マックス》を逃がすというプレイもできる。 昔は墓地にリソースを溜めるという戦術をとるテーマがそこまで多くなく、相手を選ぶ性質が強かったが、現代においてはほとんどのテーマにおいて墓地のカード効果で妨害や蘇生、回収や後続の確保などを行って中長期戦を狙うのが一般的になったため、よほど特殊な相手でない限りまず大打撃を食らわせられほど評価は上がったといえる。 似たような墓地メタカードは《暗黒界の傀儡》や《魂の解放》などがあるが、魔弾の場合これを必要な時にマックスやカスパールでサーチしたり、戦いが長引けばドクトルで何度も回収&連発して墓地リソースを完全に枯らすという運用が出来るのがテーマとしての固有の強み。 と言うかこれほど多くの墓地のカードに干渉できる手段持つテーマは本当に希少。 とは言えど基本的に場には干渉しない墓地メタの魔弾カードではあるので、ステータスが低く場持ちの悪い魔弾モンスターを守るのに《魔弾-クロス・ドミネーター》や《魔弾-デスペラード》を用意せざるを得ないことも多く、性能的な立ち位置が上がったとは言えテキトーに取り回せる訳ではないのは相変わらずか。 |
▶︎ デッキ | 《BK キング・デンプシー》
オレコーナー、キングデンプシー!!
①の効果はSS時に炎戦士のサーチか墓地送り、又はBK魔法罠をサーチできるという万能なもの。 本家BKで使うなら初動では《バーニングナックル・クロスカウンター》をサーチして、《BK アッパーカッター》で用意した《フレムベルカウンター》とで両面対応の構えをしたいところ。 X召喚時に限らず蘇生しても毎回使えるので、《BK スイッチヒッター》や《バーニングナックル・スピリッツ》で蘇生してサーチを使い回すことで粘り強く戦える。 墓地送りもできるがほぼアッパーカッターかグラスジョーの回収効果起動用になっている。次点でプロモーターを落として蘇生から展開するなどの用途くらいか。 また炎戦士ならなんでもサーチ墓地送り出来るため外部テーマで使うこともでき、サーチ対象に《VS ラゼン》を含んでいるため終身名誉VSでもある。パンテラSS入場から虚像を出して《パラレルエクシード》で初動になるので覚えておきたい。 焔聖騎士なら荒魂幸魂から出してキリビレディやリナルドオリヴィエをサーチしてそのままイゾルデに繋げられたりと色々出来る。 ②の効果はX素材を外して対象耐性付与。 ただ対象耐性付与は後付けなので、チェーンしてからの《無限泡影》などは避けられず直撃してしまうためそんなに反射神経は良くないようだ。 ぶっちゃけ対象耐性付与効果はオマケで、その本命はフリチェでお互いのターンに場のBKモンスターのX素材を「効果で」外せること。 自分以外のX素材も外せるため場の《BK 拘束蛮兵リードブロー》の素材を外して打点をいつでも上げられるので、知らずに攻撃してきた相手をカウンターできる他、X素材として入ってる《BK グラスジョー》や《BK アッパーカッター》を効果で外して墓地効果でアドが取れる。 外すX素材も《No.79 BK 新星のカイザー》が無限に調達して上記の回収を狙えるため、このカードで粘り強く戦って要所でカウンターを何度も決めていくというアリトらしい戦法になっている。 総じてキャラデッキとしても外部出張としても満点の良いモンスターになっている。 欲を言えば何かRUMもサーチできれば《CNo.79 BK 将星のカエサル》をテーマ内で簡単に出しやすくなったのだが...。 |
▶︎ デッキ | 《蛇眼の炎龍》
某科学者が言っていた、不死とは死を超越すること(耐性持ち)ではなく、死を自らの生命の循環に取り込むこと(無限蘇生&リソース回復)という言葉は正しかった...と思わせてくれる存在。
①の効果は魔法罠ゾーンにモンスターを埋める除去...に見えて、自分の墓地のモンスターを埋めて②の効果や《蛇眼神殿スネークアイ》と合わせることで展開にも使える器用なもの。 勿論単純に除去として使っても強く、ディアベルスターや一滴のような墓地に送る手段がない限り埋められたモンスターはほぼ再利用不可になってしまい、フィールドから離れていないので《氷剣竜ミラジェイド》の最後っ屁も無視できる。特にPはPゾーンにモンスターを埋められ詰むことがある。 ②の効果が埋められたモンスターを自分の場に出す効果であり、これが①の効果と連動している。 大体の場合はリンク展開中に墓地に行った《I:Pマスカレーナ》を①の効果で埋めて、②の効果で相手ターンに出現させる動きになるのが基本。スネークアイは炎まみれなのでビーステッドがNEET同然になるかと思いきやこの①のタイミングでマスカレーナを除外すると露骨に妨害数が減るので実は刺さっていたりする。 また、ターンを跨いで擬似蘇生のような形で展開するため、展開制限や縛りを無視したムーブをとることもでき、実際MDではアナコンダ《烙印融合》で落とした《大天使クリスティア》を①で貼り付けて②で相手ターンに出す動きが一時期話題にはなっていた。 個人的に一番ヤバイと感じるのが③の効果で、何と墓地に行くだけで墓地のレベル1炎を2体完全蘇生するもの。 スネークアイの展開中だと、この効果を使う頃にはもう既にエクセルやポプルスの効果は使用済みなので、単に《賜炎の咎姫》などに繋げるリンク数稼ぎにしかならないが(それでも十分に強いが) 特に危険なのが展開後の次のターン以降に《I:Pマスカレーナ》や《賜炎の咎姫》で墓地に送られてこの効果を使われてしまった場合。 この効果によって墓地のエクセルオークポプルスが釣り上がって更にそいつらのサーチ効果まで入ってしまうため誇張抜きに一気に5枚くらいカードが増える。更に墓地には《原罪宝-スネークアイ》や咎姫まで居て、相手にターンを返すと更にスネークアイの動きでモリモリカードが増えて...となる。この流れがまともに通ったら最後、圧倒的リソース差物量差の前に中長期戦になるとなす術はなくなる。 かといって短期決戦でワンキルを狙うのにも③の釣り上げによって肉壁がわらわら湧いていたり、墓地の咎姫の妨害が越えられなかったり、《リンクリボー》や《召命の神弓-アポロウーサ》に阻まれたりと見た目以上に硬くなってしまう。 そのためまともに立ち向かおうとしたら、マスカレーナや墓地の咎姫を掻い潜りつつ、③の墓地効果を使わせずに除外やデッキバウンス等でこのカードを処理するしかないのだがかなり難易度が高い...。 加えて手札や魔法罠ゾーンに埋められているこのカードを墓地にぶん投げてもこの③の蘇生効果は発動するので、運悪く《禁じられた一滴》が伏せられていたりするとどうあがいてもきつくなる。それでいながらコイツは咎姫の蘇生、《蛇眼の大炎魔》《蛇眼の炎燐》でしつこく魔法罠ゾーンにも戻ってくる。 ...という風にスネークアイデッキの中核を担うようなエースモンスターだが、このカードを出させなければ盤面もリソース回復も貧弱でわりとなんとかなるケースも多いので、エクセルにヴェーラーを当てたり、エクセルやオークの②の効果にうららを当ててそもそも出させない、スネークアイギミックを回させない、咎姫の釣り上げ効果に無効を当てて盤面にコイツを残さないようにする...等が対策か。 墓穴を持っていてたらぜひともコイツにぶち当てたいところ。 |
▶︎ デッキ | 《執愛のウヴァループ》
なんか人権活動家っぽい見た目の悪魔。
効果はシンプルで墓地のSモンスターを除外して自己回収、自己SSできる悪魔族レベル4チューナー。 ①②の効果はいずれか一つの縛りはないため、何らかの手段で墓地に落としてSモンスターさえ工面できるのなら1ターンに2体墓地のSモンスターを除外しつつ、場にレベル4チューナーを用意できる。 ジャックストラクによってレッドデーモンとのシナジーが注目されていて、一枚デッキに入れておけば暇で余裕がある時に《ソウル・リゾネーター》のサーチや《ボーン・デーモン》の墓地落とし効果でウヴァループに触れて上振れを狙える。 レッドデーモン展開で墓地に行ったSモンスターをこのカードで除外して《深淵の神獣ディス・パテル》のSS対象を用意しつつ、自身もSSできるので更に展開を広げられる他、次のターン以降も《スカーレッド・ゾーン》による帰還先を簡単に用意できるようになるのでかなり相性はいい。 最近では《騎士皇アークシーラ》の登場によってやろうと思えば《スタンドアップ・センチュリオン!》による相手ターン《赤き竜》展開が狙えるため、レッドデーモンでこのカード絡んだ上振れ展開の出力も上がってはいる。 なんやかんや横に派手な大型ドラゴンが並ぶので派手好きな人に。 |
▶︎ デッキ | 《応戦するG》
SSする魔法カード発動にチェーンして即座に全除外フィールドを展開するGシリーズの一体。
基本的に①の発動条件である魔法カードによるSSが環境に蔓延っている時に活躍するサイド要員だが、あまりにもメタ対象が流行っている時はメインから入れても良いかもしれない。 《ディメンション・アトラクター》が競合になるが、どっちもクセの強さは相当なものなので一長一短。序盤で引けさえすれば確実に使えるアトラクターの方に軍配は上がるだろうが。 現在だと仮想敵筆頭には《原罪宝-スネークアイ》が居るため撃つ機会も多いと思われる。次点で《烙印融合》やレスキュー、粛声、神碑といったところがメタ対象か。 特にインフェルノイドのモンゲ名推理、キマイラの《合成獣融合》、シャドールの《影依融合》辺りにコイツをぶちこんだ時の快感はかなりのもの。 ただし注意点としてSS効果を持つ魔法カードの「カードの発動」にしか①のSS効果は反応しない。 SS効果を持つ魔法カードであっても、既に場に置いてある永続魔法カードなどによる「効果の発動」には動いてくれないのが欠点。 また②の除外効果は場に居るときに発揮される永続効果なので、除去や無効を食らうとその時点で解除されてしまう。これも一度通れば解除されないアトラクターとの差別化要素にはなってくる。 一応除去されても③のサーチ効果から《増殖するG》で更に圧をかけられる...が最近では《S:Pリトルナイト》でかなり楽に対処されてしまうことが多い。とは言えど全除外下でリトルナイトを出させている時点で相手の展開を相当歪めているので、盤面を弱くする仕事は果たしたと見るべきか。 除外効果もお互いに及んでしまうが、リンク素材にするなどして自発的に解除しやすいのでこれはさほど気にならないだろう。 最悪完全に腐った場合でも召喚して場から墓地に送れば③のサーチ効果で《増殖するG》をサーチ出来るので、そういう運用も意識しておきたいところ。そこも腐ると全く使い物にならないアトラクターとの差別化点にはなる。 最近だとセット召喚して《黒魔女ディアベルスター》のSSコストにでも充てれば、《増殖するG》サーチしつつ罪宝ギミックを回せるので取り回しも若干良くなっている。 ぶっちゃけアニメカットのシーンを見ても、ディアベルスターの寝床に普通にGがわらわら湧いてそうなので地味に原作再現?かもしれない。 苦手なスネークアイや烙印に対処でき、《闘神の虚像》で戦闘破壊から守りつつ属性的な相性も良いVSで使ってみると案外強い...かも? |
▶︎ デッキ | 《烙印断罪》
今にしてみれば敗北フラグプンプンのフルルドリス姐さん
何と言っても主に使われるのが②の烙印カードの墓地回収効果。なんと墓地に落ちたターンでも使えるので様々なカードと組み合わせて《烙印融合》とこのカードを墓地に落として烙印《融合回収》することで、実質烙印融合サーチになる。 登場当初は墓地に烙印カードを落とす手段が《黒衣竜アルビオン》しか居なかったため、これが現実的ではなく、せいぜい使い終わった烙印融合や《赫の烙印》を回収して使い回すくらいしか役割がなかったのだが、《導きの聖女クエム》や《深淵の獣サロニール》と言った落とす手段の増加や、サロニールや黒衣竜を落とせる《赫焉竜グランギニョル》等の追加によりかなり現実的なルートに。 このルートの過程で《烙印の気炎》やグランギニョルによる妨害リソースが残るので、かつてのような《デスピアの導化アルベル》お願いサーチ、うららを受けないように祈るお願い烙印融合に失敗すると0妨害になるデッキからはある程度脱却もしている。 ①の効果はあまり使われないが余裕があるときに《烙印竜アルビオン》でセットしておけば一妨害にはなりつつ、次のターン以降は②の回収効果でリソースにもなる。 ...がもともとモンスター除去能力が高い烙印では使い勝手は微妙なところ。墓地のアルバス融合体が溜まっている中盤以降は戻せばリソース回復にもなるが、序盤だとミラジェイド砲で落としたアルビオンやリンドブルムを戻して損になることが多いと思われる。 烙印自体はOCGだとそこまで見るわけではないが、烙印が流行しており、周辺の穿ったカードに規制をかけがちなMDだとちょっと怪しいカード。 確かにこのカードを禁止にされると烙印融合に触れるルートも激減し、発動無効にされたときや3ターン目以降の烙印融合の使い回しも難しくなるためほぼ消滅しそうではあるが...。 |
▶︎ デッキ | 《スネークアイ・エクセル》
《蛇眼の炎燐》登場後はスネークアイに留まらず、炎属性界隈でExcelレベルで普及している炎属性のインフラモンスター。名に偽りはなかった。
①の効果で《蛇眼の炎燐》をサーチして、ポプルスの効果でそのまま《原罪宝-スネークアイ》をサーチすれば、何と場に2体分のリンク素材を揃えつつデッキから好きなレベル1炎属性を出す準備が整ってしまう。要するにエクセルを通してしまうと《S:Pリトルナイト》で泡影ヴェーラーから逃げる準備をしながら《R-ACEハイドラント》や《真炎王 ポニクス》を使われてしまうため絶対通してはならないマスカンになる。 ...のだがエクセルへの泡影ヴェーラーを《炎王神獣 キリン》で回避したり、《篝火》でポプルスを直にサーチして貫通するといった手段があるため中々止まらない。 このしぶとい誘発受けの良さ、サーチが連鎖して展開が伸びていく様はスプライトと酷似している。 スネークアイギミックを積むだけでこれが実現出来るため、様々な炎属性テーマデッキでテーマ内のレベル1初動札を積みまくって召喚するより、スネークアイギミックを積んでこいつを召喚から入った方が100倍強いという分からない状態に。 ほとんどサーチ先はポプルス一択状態なのだが、同名のエクセルや《倶利伽羅天童》もサーチ範囲に入ってるため、後続の確保や捲りに行きたいときはそちらを直にサーチするのも強いところ。 ②のスネークアイ共通のリクルート効果も強力。このカードの場合①でポプルスをサーチして出せばすぐに②のコストの準備整うためスネークアイ最強の初動札と言える。 そこから《スネークアイ・オーク》の蘇生、《蛇眼の炎龍》の墓地効果、《賜炎の咎姫》の蘇生と連鎖してリンク値が伸びていく。 一連の動きはサイバース族に似てるがあちらと違ってろくに展開縛りが付かないため、多彩な盤面を形成することが出来るのもセコ...強い。これもスプライトに似たものを感じる。 なにもかもポプルスの登場でハジけたモンスターと言える。 紙だと原罪宝辺りが一発禁止を食らいそうだが、MDではSRで実装されているこちらが危うい感じになっている。 |
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