第23話温泉旅行2泊3日1泊目【修正版】　作：風鼠

温泉旅行2泊3日

麻里華「誘ってくれてありがとね、璃々奈、一葉」

璃々奈「いいよ。麻里華、委員会の仕事で疲れてるかなって思ってさ」

一葉「学生の慰安旅行…」

純華「わぁ～…良い温泉ですね～」
長時間、バスに揺られバスケ大会の景品で手に入れたツアーで有名な温泉街へと訪れる。

街の街道には私達同様多くの観光客が訪れており、楽しそうに談笑しながら歩いている。

遥「頑張った楓ちゃん達が来れないのはちょっと悲しいわね」

俊華「だね～。その分、お土産買って帰ろう」

楓さんやスイレンさんは次の舞台の為の稽古の為、今回の旅行を辞退しているため、罪悪感を感じる。

大蜘蛛「一杯思い出話しもしてあげるっす」

璃々奈「着いたのは良いんだけど…」

一葉「…」

悠人「僕も楽しみますよ～♪」

出発直前ザクロ君の弟、悠人君もこのツアーに何故か付き添うことになる。

純華「は、悠人君は…どうしてこのツアーの事知ったんですか？」

悠人「はい！スイレンさんがこのツアーに空きがあるってお兄ちゃんが言ってました！」

遥「はぁ…まぁ、旅行券が無駄にならないだけましね」

璃々奈「久しぶりね、悠人君」

一葉「…相変わらず…」

悠人「はい♪璃々奈さん、一葉さん♪おひさしぶりです♪」

悠人君と璃々奈先輩たちは面識があるらしく、軽く会話を交わす。

俊華「僕たちが泊る旅館もおおきいね」

私達の目の前に建つ旅館は趣があり、歴史を感じさせる。

遥「さ、入りましょ」

純華「賛成です～」

私達は短い旅行の間過ごす旅館にゆっくりと入る

私達の部屋は４人用の2部屋で、先輩たちと悠人君のグループと私達１年のグループで部屋を分ける。

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純華グループ
部屋に入った私たちは荷物を下ろし、それぞれのベットに腰をかける

俊華「ふかふかだね。」

遥「そうね。気持ちよく眠れそうね」

純華「眺めも絶景ですよ～」

綺麗な街並み、温泉から漂う煙や遠方に見える山々。

おそらく夕焼けになるとなお絶景になるだろう。

大蜘蛛「今日はどうするっすか？」

遥「今日は先に買い物を済ませましょ」

俊華「明日いっぱい遊ぶためにね」

純華「じゃあ先輩たちにも声かけてきますね～」

私は部屋を出て、隣の先輩たちの部屋へと向かう。


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温泉
純華「広いです～♪」

俊華「今日は人も少ないみたいだからね～」

大蜘蛛「ほぼ貸し切りっすね」

買い物を終え、旅館の温泉へと訪れる。
温泉は開放的で夕焼けの絶景を見ながら温泉にはいることができる。

璃々奈「さすがに…こっちまでは入ってこないわね」

麻里華「こっち女湯よ…その心配はないわ」

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麻里華「ふぅ…気持ちのいいお湯だったわね」

璃々奈「そうね。」

悠人「璃々奈先輩、添い寝しましょ～」

一葉「…だめ…」

悠人「うぅ…」

璃々奈「別にいいわよ、今日ぐらいは、いい思い出残したいでしょ」

悠人「やったぁ♪璃々奈さん」

麻里華「いいの？」

璃々奈「えぇ。そうしないと、この子満足しないでしょ」

悠人「～♪璃々奈先輩、この勢いで付き合っちゃいましょうよ～」

璃々奈「…いいわよ」

一葉「…はやい」

麻里華「意外ね。いいの？」

璃々奈「いいのよ。この子、かわいいし、いい子だし。」

悠人「じゃ、じゃあ、今日からカップルですね～」

璃々奈「えぇ。よろしくね」

私は優しく悠人君の頭を撫でる

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おまけ

楓「はぁ…」

純華「どうかしたんですか？」

楓「私の活躍の場所が…なくなった」

麻里華「まぁ、健全化には当然の処置ね」

楓「ぐぬぬ…」

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