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第16話冥のオカルToLove?前半 作:風鼠
冥「(はぁ…)」
私、灯蝙蝠(あかりこうもり)冥。変わった苗字の風紀委員会です…。
人見知りで…暗く…オカルト好きです。
私はひっそりと静かにオカルト研究をしたい…
今回はそんな私のお話です…。
璃々奈「や、冥。おはよう」
冥「ひ!…り、璃々奈…と一葉…お、おは、おはよう」
璃々奈に不意に背後から話しかけられ、驚きの声を上げてしまう。
一葉「おはよう…朝から…びっくりしすぎ…」
璃々奈「そうよ。目の下に隈もできてるし…昨日もオカルト研究してたんでしょ」
冥「う、うん…海外のレポート読んで考察してたら…朝になってた」
私は恥ずかしかったものの二人に打ち明ける
一葉「相変わらず…」
璃々奈「もう…髪もぼさぼさだし…女の子なんだからちゃんとしなさい」
冥「ごめん…璃々奈」
璃々奈は鞄から櫛を取りだし私のぼさぼさの髪をときはじめる。
一葉「冥は…ちゃんとすれば綺麗なんだから…」
冥「そ、そんなことないよ…私なんて…綺麗じゃないし…可愛くもないから…」
璃々奈「こら、卑屈にならない。」
冥「…ごめん…でも私…こんな性格だし…恋愛もできない…」
一葉「…入っちゃった」
璃々奈「こうなると長いのよね…」
私が卑屈のスパイラルに入り、璃々奈は頭を抱えため息を吐く
一葉「…ちゃんとすれば…冥も…恋愛できると思う」
璃々奈「そうよね~素材はすごく良いんだから…」
冥「そんな…ことない」
2人は私のことを綺麗だったり可愛いとか褒めるけど私は全然そんなことないのに…
璃々奈「まずは…目をしっかり出して…っと」
冥「わわ!」
一葉「…あとは…クマをメイクでナチュラルに隠せば…」
冥「はうぅ…」
璃々奈と一葉は私に容赦なくメイクをし始める
璃々奈「はい、完成」
一葉「…鏡」
冥「うぅ…」
一葉に手鏡を渡され自分を映してみると、健康そうな自分の顔が映っていた
璃々奈「ほら可愛い」
一葉「…美少女」
冥「もう…2人ともきゅ、急にメイクしないでよぉ…」
璃々奈「ごめんごめん。でも冥、自信もっていいのよ?」
一葉「うん…僕達より…美人」
冥「そ、そそ、そんなことないよぉ…」
私なんかより2人の方が綺麗なのに…
璃々奈「さ、そろそろ授業始まるわよ。」
一葉「うん…」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
冥「はぁ…」
部活動も終わり、学生たちの自由時間である放課後。私は人気のない裏路地にある店へと向かっていた。
冥「お、おはよう…ございます」
店長「お、冥ちゃん。今日もよろしく」
私はこの店…いわくつきの品々が揃うというお店でバイトとして働いている。
時給も良かったが、私の目的はこの店の品々を研究することだ。
このことは璃々奈や一葉たちには教えていない。
店長「じゃいつも通り店番よろしく」
冥「は、はい…」
バイトの主な内容としてはこの店の店番だ。
お客に対して品々を販売し、お客がいないときは品々の管理。
といってもお客はまず来ないため管理がほとんどで、管理も慣れている為短時間で済んでしまう。
そのため、バイトのほとんどをいわくつきの品々の研究に費やせるのだ。
オカルト好きで人見知りの私にとってはこのお店のバイトはお金をもらえた上、好きなオカルト研究ができるのだ。
これ以上の最高のバイトはない。
冥「はぁ…幸せ♪」
思わず本心がこぼれる。といっても人通りもまずないため誰かに聞かれる心配もない。
今日もいつも通りオカルト研究ができる
…はずだった。
???「すみませ~ん」
冥「ひゃ、ひゃい?!」
いつも通りオカルト研究をしていると、店の前から裏路地には似合わない可愛らしい少年の声が聞こえてくる。
不意を突かれ驚きの声を上げつつお客の応対をするべくお客のもとへと急ぐ。
冥「お、おみゃたせしみゃした!…あ、あれ?」
???1「あ…め、冥先輩?な、なんでここに」
冥「た、確か…ざ、柘榴魔…君だよね?」
???1→柘榴魔「は、はい。僕は店の仕入れのために…冥先輩は?」
店に出ると、そこには普段着の柘榴魔が少し驚いた顔をして立っていた。
冥「わ、私は、その…こ、この店で…ば、バイトしていて…」
柘榴魔「そ、そうなんですか。今日このお店から受け取るものがあったんですけど…」
冥「え、えぇ?!き、聞いてないよ店長…」
不測の事態。店長からは当然のように聞いてはいない。メモも受け取っていない。お店も特には変わったところはなかった。
店長に聞けばわかると思うが店長の連絡先も正直知らない。
恐らく目印的なのは残してると思うんだけど…
冥「はうぅ…し、調べるのでちょ、ちょっとまっててくださいね?」
柘榴魔「あ、僕も手伝いますよ。」
冥「え…あう…ご、ごめんなさいぃ」
私は柘榴魔君と二人で仕入れの品々を探すことに。
???2「はぁ…もう兄ちゃんたら…。これじゃないの?」
柘榴魔「あ…そうだね。ありましたよ、冥先輩」
冥「はうぅ…ごめんなさい…」
柘榴魔君を兄として慕う少年が指さした小さなテーブルと椅子2脚を指さすとそこには『商店の仕入れ物品』という伏せんが張られていた。
冥「その…えと…その子は…?」
柘榴魔「あ、紹介します。この子は僕の弟で柘榴魔悠人です。」
???2→悠人「…悠人です。よろしくお願いします」
冥「あ、灯蝙蝠冥です。よ、よろしくおねがいします」
柘榴魔君によく似て青髪の短いポニーテール、左目に眼帯をした可愛らしい童顔の少年が遠慮がちにあいさつし私も緊張しながら挨拶と自己紹介をする。
私は思わずその少年のことを物珍しそうに眺めてしまう。
冥「(可愛い…)」
悠人「…何見てるんですか?」
冥「ご、ごめんなさい」
見つめているのが悠人君にばれる。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
柘榴魔「よいしょっと。ありがとうございます。冥先輩」
冥「い、いえ、こ、これくらい…店員としてあ、あ、当たり前のことをしてるだけで…」
事前にお金は店長に渡しているらしく、テーブルと椅子を柘榴魔君たちが持ってきた台車に乗せる。
悠人「ありがとう、冥さん」
冥「(可愛い…正直…タイプ)ま、また…来てね」
柘榴魔「えぇ。またいい商品があったら、また来ます」
悠人「またね、冥さん」
悠人君と柘榴魔君は台車を押し、店を後にする。
冥「はぁ…緊張したぁ…」
一仕事を終え、私は胸をなでおろし安堵の吐息を吐く。
それにしても…
冥「(悠人君…可愛かったなぁ)」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
夜…
お店のバイトも終え、自宅に帰宅後もオカルト研究に勤しんでいた。
が…
冥「はぁ…悠人君可愛かったなぁ」
バイト中に出会った柘榴魔君の弟・悠人君の姿が脳裏にちらつき、オカルト研究に集中できない。
冥「もう…寝よう」
いつもより大分早いが、電気を消した後布団に入り瞼を閉じる。
数分…1時間と経過していくが、一向に眠ることができない。
むしろ悠人君のことを考え、心が落ち着かなくなる。
冥「(わ、私…どうかしちゃったのかなぁ)」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
翌朝…
璃々奈「と、いうことで寝れなかったのね。」
冥「…はい」
翌日の学校。再び隈を作りぼさぼさの髪で登校すると、事情を璃々奈と一葉に問い詰められる。
一葉「…その店…でバイトしてるの…知らなかった」
璃々奈「人見知りの冥がバイトしてたのはホント驚きね。」
冥「お、オカルト研究するのにも…お、お金も必要だから…」
バイトから悠人君の話まで赤裸々に告白し、顔も赤くなってしまう
璃々奈「ま、その件はいいとして、眠れなかった件だけど…」
一葉「…それって…恋…なんじゃ…」
冥「こ、こここ、恋?!」
こ、この感情が恋?!
驚きのあまり、大声になってしまう。
璃々奈「そ、そんな大声急にださないでよ」
一葉「…びっくりした…」
冥「ご、ごめん…」
私のせいで二人を驚かせてしまった…これは反省しないと…
璃々奈「ふぅ…でその柘榴魔君の弟の…悠人君が気になるのね」
冥「うん…」
一葉「…じゃあ…プロポーズ…」
冥「ふえぇ…私には無理だよぉ」
年上、暗い性格、隈あるし、ぼさぼさの髪…欠点はいっぱいある。
それにあんな可愛い子同世代の子が放っておくわけがない
璃々奈「まだ可能性はあるわよ。まだ彼女がいるって決まってないじゃない」
冥「で、でも、いるかもしれない…」
璃々奈「じゃあまずいるかいないか、調べましょ。」
冥「で、でも調べようなんて…」
一葉「…調べる方法…ある」
璃々奈と一葉は思いっきりノリノリだ。
一葉のいう調べる方法って…一体…
璃々奈「調べる方法って?」
一葉「…直接…聞く」
冥「はわわ…私には無理だよぉ」
璃々奈「…本人に聞くにしても、本人とつながる必要があるわね…ということで、あの子に相談してみましょう」
冥「だ、誰…?」
璃々奈は私の手を引き教室を後にする。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
楓「で、なんで私の所に…」
私達は風紀委員会1年の佐藤楓ちゃんのもとを訪れる。
璃々奈「だ、だって柘榴魔君と冥の共通の知り合いって楓ちゃん位しかいなくて…」
一葉「風紀委員と…1年…歌舞伎部…」
冥「ま、巻き込んでごめんね?」
楓「まぁ、面倒ごとに巻き込まれるのは慣れてますけど…」
楓は少し迷惑そうな顔をしつつも私たちの相談に乗ってくれる。
璃々奈「じゃ、じゃあ手伝ってくれるのね」
楓「でも交換条件があります!」
楓ちゃんは人差し指を立て宣言するように声を上げる
冥「こ、交換条件?」
楓「はい♪希乃先輩とのコネになってください」
璃々奈「意外ね。楓ちゃん希乃君に気があるの?」
一葉「…女の子…好きな楓ちゃんなのに…」
楓「む~私だって普通の恋愛したいんですよ~」
璃々奈「なんで好きなの?」
楓「ん~なんというか…ひとめぼれ?直観?」
楓ちゃんは腕を組み考え理由を一葉達に話す
一葉「…まぁ…理由はともあれ…恋愛することは…いいこと…」
璃々奈「つないであげるけど、その後は楓ちゃん次第よ」
楓「は~い♪ということで、冥先輩とザクロ君をつないであげますね。」
冥「あ、ありがと…楓ちゃん」
交渉はあったものの、楓ちゃんは笑顔で承諾する。
楓「じゃあ予定があったら連絡しますので~」
冥「う、うん…わ、わかった…」
一葉「…これで良し」
璃々奈「これで柘榴魔君とつながったわね」
冥「ご、ごめんね…ホントは…私がしなきゃいけないのに…」
璃々奈「いいの、友達じゃない」
一葉「うん…友達…応援する…」
2人は優しい表情を私に向け、私は思わす目頭が熱くなる
冥「2人とも…ありがとう…ございます」
璃々奈「あぁもう泣かないの」
一葉「ハンカチ…」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
休日…
楓「えへ~希乃せんぱ~い♪」
希乃「ん、もう楓ちゃんそんなにくっついちゃだめだよ」
楓「えへ♪ごめんなさい♪」
冥「ご、ごめんね…希乃君…つ、付き合ってもらっちゃって…」
希乃「いいよ。冥さんの頼みだからね。」
休日。予定を合わせ私と希乃君、楓ちゃんは柘榴魔君の家へと向かっている。
楓ちゃんは希乃君にすり寄るようにして歩き、希乃君もまんざらではない表情で楓ちゃんの頭を撫でている。
柘榴魔「や、楓ちゃん、冥先輩に希乃先輩」
楓「おっはよ~ザクロ君♪今日はよろしくね」
冥「よ、よろしく…お願いします…」
希乃「今日はお泊りになるみたいだから…迷惑かけるけど、よろしくね」
柘榴魔「いえいえ、迷惑だなんて思ってないですよ。」
柘榴魔君の家の前に着くと柘榴魔君が待っており笑顔で私達を歓迎する。
楓「あれ、弟の…悠人君は?」
柘榴魔「悠人は部屋で待ってますよ。」
冥「(き、緊張してきた…)」
私は初恋だと思われる悠人君との再会に不安と期待が渦巻き、手に少し汗をかく
希乃「じゃあ上がらせてもらおうかな」
柘榴魔「はい、上がってください」
冥「お、オジャマします」
楓「お邪魔しま~す♪」
希乃君を先頭に柘榴魔君の家へと上がっていく
柘榴魔「ささ、入ってください」
希乃「お邪魔します」
悠人「あ、来た」
冥「あ、はは、悠人君、お、おひさ、ぶりです。」
部屋に到着するとくつろいでいた悠人君がこちらを向き、私は思わず声を震わせながら挨拶をする
悠人「冥さん久しぶりです。」
楓「ふ~ん、君が悠人君か~初めましてだね。私楓♪よろしく」
希乃「僕は希乃。よろしく」
悠人「よろしくです。楓さん、希乃さん」
楓ちゃんと希乃君も挨拶をし、悠人君は優しい笑顔を二人に向ける。
柘榴魔「さてと…ゲームでもします?」
楓「しよしよ~♪悠人君も一緒に♪」
悠人「うん、いいよ」
冥「(わ、私はは、悠人君のよ、よこに…)」
私は心をドキドキしながらも悠人君の横の位置に座る
楓「私は希乃先輩の横~♪」
希乃「もう…楓ちゃんは賑やかだなぁ」
楓ちゃんは希乃君の横にすり寄るようにして座る
柘榴魔「じゃ、パーティゲームでいいですね」
冥「は、はい。私…ゲーム苦手なので…」
悠人「僕は容赦しないよ」
柘榴魔「もう悠人は…」
希乃「はい、楓ちゃん先にやっていいよ」
楓「え、いいんですか?」
希乃「うん。僕は楽しんでる皆を見て楽しむからさ」
楓「やった♪次は希乃先輩の番ですからね~♪」
楓ちゃんは希乃君からコントローラーを受け取り、より希乃君にくっつく
冥「はわわわ…」
ゲームが開始され、様々なミニゲームに翻弄されつつもゲームを進めていく
悠人「アイテム使って冥さんのコイン奪っちゃえ~」
冥「はわ…ひ、ひどいですぅ」
楓「こら~悠人君可愛い女の子には優しくするのが良い男の条件なんだぞ~」
悠人「これゲームだもん。現実なら優しくするもん」
柘榴魔「あはは…悠人は…」
悠人君は可愛らしい声で楽しそうに話す。
その後も悠人君優勢でゲームが進んでいき…
悠人「やった。1位だ」
冥「お、おめでとう、悠人君」
楓「ちえ~あとちょっとだったのになぁ」
希乃「残念だったね、楓ちゃん」
悠人「ふふじゃあ…罰ゲームでもしようかな~」
柘榴魔「な!もう悠人、そういうことはゲームを始める前に…」
悠人「今決めたんだもん♪そうだな~じゃあ冥さんに罰ゲーム」
悠人君はいたずらっ子のような笑顔を浮かべ私を指さす
冥「はう!…ななな、なにをするんですかぁ」
悠人「僕は冥さんの上に座りますね~」
冥「はわわわ…は、はいぃ」
悠人「やった」
悠人は冥の胸を背もたれにするように座る。
冥「(は、悠人君が、ここ、こんなにもち、近い)」
悠人君の体は柔らかく、ほんのりとかんきつ系の甘い香りが漂ってくる。
悠人「さ、同じ条件で次のゲームやろ」
柘榴魔「もうしょうがないなぁ」
楓「次は希乃先輩の番ですよ♪」
希乃「うん。」
ゲームも進行していく
悠人「あ~ミニゲーム負けちゃった」
冥「(はわわ…悠人君熱中してる…)」
悠人君から伝わってくるぬくもりが徐々に熱くなっていき、香ばしい汗の匂いも漂ってくる
楓「にへへ♪希乃先輩ゲーム上手」
希乃「そ、そうかな」
希乃は丁寧で的確な操作で柘榴魔や冥たちを圧倒し、ミニゲームで勝利を積み重ねていく。
次第にゲームも進み…
希乃「ん。僕の勝ちかな」
楓「やった~希乃先輩の勝ち~♪」
悠人「くそ~負けちゃった」
希乃「じゃあ罰ゲームかな。ん~楓ちゃんも悠人くんみたく座るかい?」
楓「え、いいんですか?」
希乃「いいよ」
楓「わ~い♪」
楓は希乃の膝の上に座り、希乃は優しく楓を抱きしめるようにおなかに手を回す
冥「(それって楓ちゃんにとってはご褒美なんじゃ…)」
希乃君は悪いこと考える人じゃないですから仕方ないですけど…
楓「えへへ♪希乃先輩、あったか~い♪」
希乃「ん、もう楓さん、そんなに動いちゃだめですよ」
柘榴魔「仲良いですね~2人」
希乃「そ、そうかな」
楓「ですよ~仲良くなかったらこういうことしませんって♪」
楓ちゃんは猫のように頬を希乃君の頬にくっつけ、笑顔を浮かべる
希乃「うん…そうだね」
冥「き、希乃君、い、嫌だったら嫌って言っていいんですよ?」
希乃「冥ちゃん、気遣いありがと。でも、こういうことされるの嫌いじゃないよ」
楓「希乃先輩も男の子だなぁ♪」
冥「そ、そうですか…(お、男の子ってこういうこと好きなの…?)」
私は少し疑問に思うものの、男女との交際に疎い私はその光景を納得してしまう。
冥「ん…そろそろ目が疲れてきました…」
柘榴魔「そうだね~やりすぎは禁物だからね」
悠人「え~もうちょっとやりたかったな」
楓「ゲームやりすぎちゃうと目悪くなっちゃうよ~」
悠人「うぅ…わかったよ。しばらく冥さんのぬくもり楽しんでるから」
冥「はうぅ…(は、恥ずかしいけど…す、少しうれしい…)」
楓「希乃せんぱ~い♪私とのんびりしましょ~」
希乃「う、うん」
楓ちゃんと希乃君は仲良くいちゃつき始める。
楓「希乃先輩♪好きですよ♪」
希乃「僕も楓ちゃんのこと好きだよ」
楓「えへ♪じゃあ付き合いますか?」
希乃「うんいいよ」
楓「えへ♪じゃあ今からカップルですね~」
冥「い、いいんですか?希乃君…付き合っても…」
希乃「楓ちゃんといると賑やかで楽しいからね。」
楓「えへへ」
希乃君と楓ちゃんは笑顔を向ける。か、簡単に付き合えていいなぁ…
徐々に時間が過ぎ、夜になる。
本来なら今頃オカルト研究をしてる頃だけど…
悠人「すー…すー…」
冥「(ね、寝顔かわいい)」
深夜になったことで、お布団に入り眠り始めた私達。
私と悠人君は一緒の布団に入ることになり、悠人君は寝ている最中に次第に私に近づき、今にも寝息がかかりそうな距離にまで顔が近づく。
冥「す、好きですよ?悠人君」
私は告白の練習を寝ている悠人君にしてみる
すると同時に顔が赤くなり恥ずかしさがこみあげてくる
冥「は、恥ずかしい…わ、私もね、寝ましょう…」
冥「すやすや…」
悠人「…もう冥さんは…」
十数分後、寝ている冥さんの頭を優しく撫でる。
悠人「まさか冥さんが僕のこと好きだったなんて…僕も好きですよ冥さん」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
料理
柘榴魔悠人 中学2年
139cm
青色の短いポニテ、左目に眼帯をしている少年。
柘榴魔練二
お兄ちゃん化
私、灯蝙蝠(あかりこうもり)冥。変わった苗字の風紀委員会です…。
人見知りで…暗く…オカルト好きです。
私はひっそりと静かにオカルト研究をしたい…
今回はそんな私のお話です…。
璃々奈「や、冥。おはよう」
冥「ひ!…り、璃々奈…と一葉…お、おは、おはよう」
璃々奈に不意に背後から話しかけられ、驚きの声を上げてしまう。
一葉「おはよう…朝から…びっくりしすぎ…」
璃々奈「そうよ。目の下に隈もできてるし…昨日もオカルト研究してたんでしょ」
冥「う、うん…海外のレポート読んで考察してたら…朝になってた」
私は恥ずかしかったものの二人に打ち明ける
一葉「相変わらず…」
璃々奈「もう…髪もぼさぼさだし…女の子なんだからちゃんとしなさい」
冥「ごめん…璃々奈」
璃々奈は鞄から櫛を取りだし私のぼさぼさの髪をときはじめる。
一葉「冥は…ちゃんとすれば綺麗なんだから…」
冥「そ、そんなことないよ…私なんて…綺麗じゃないし…可愛くもないから…」
璃々奈「こら、卑屈にならない。」
冥「…ごめん…でも私…こんな性格だし…恋愛もできない…」
一葉「…入っちゃった」
璃々奈「こうなると長いのよね…」
私が卑屈のスパイラルに入り、璃々奈は頭を抱えため息を吐く
一葉「…ちゃんとすれば…冥も…恋愛できると思う」
璃々奈「そうよね~素材はすごく良いんだから…」
冥「そんな…ことない」
2人は私のことを綺麗だったり可愛いとか褒めるけど私は全然そんなことないのに…
璃々奈「まずは…目をしっかり出して…っと」
冥「わわ!」
一葉「…あとは…クマをメイクでナチュラルに隠せば…」
冥「はうぅ…」
璃々奈と一葉は私に容赦なくメイクをし始める
璃々奈「はい、完成」
一葉「…鏡」
冥「うぅ…」
一葉に手鏡を渡され自分を映してみると、健康そうな自分の顔が映っていた
璃々奈「ほら可愛い」
一葉「…美少女」
冥「もう…2人ともきゅ、急にメイクしないでよぉ…」
璃々奈「ごめんごめん。でも冥、自信もっていいのよ?」
一葉「うん…僕達より…美人」
冥「そ、そそ、そんなことないよぉ…」
私なんかより2人の方が綺麗なのに…
璃々奈「さ、そろそろ授業始まるわよ。」
一葉「うん…」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
冥「はぁ…」
部活動も終わり、学生たちの自由時間である放課後。私は人気のない裏路地にある店へと向かっていた。
冥「お、おはよう…ございます」
店長「お、冥ちゃん。今日もよろしく」
私はこの店…いわくつきの品々が揃うというお店でバイトとして働いている。
時給も良かったが、私の目的はこの店の品々を研究することだ。
このことは璃々奈や一葉たちには教えていない。
店長「じゃいつも通り店番よろしく」
冥「は、はい…」
バイトの主な内容としてはこの店の店番だ。
お客に対して品々を販売し、お客がいないときは品々の管理。
といってもお客はまず来ないため管理がほとんどで、管理も慣れている為短時間で済んでしまう。
そのため、バイトのほとんどをいわくつきの品々の研究に費やせるのだ。
オカルト好きで人見知りの私にとってはこのお店のバイトはお金をもらえた上、好きなオカルト研究ができるのだ。
これ以上の最高のバイトはない。
冥「はぁ…幸せ♪」
思わず本心がこぼれる。といっても人通りもまずないため誰かに聞かれる心配もない。
今日もいつも通りオカルト研究ができる
…はずだった。
???「すみませ~ん」
冥「ひゃ、ひゃい?!」
いつも通りオカルト研究をしていると、店の前から裏路地には似合わない可愛らしい少年の声が聞こえてくる。
不意を突かれ驚きの声を上げつつお客の応対をするべくお客のもとへと急ぐ。
冥「お、おみゃたせしみゃした!…あ、あれ?」
???1「あ…め、冥先輩?な、なんでここに」
冥「た、確か…ざ、柘榴魔…君だよね?」
???1→柘榴魔「は、はい。僕は店の仕入れのために…冥先輩は?」
店に出ると、そこには普段着の柘榴魔が少し驚いた顔をして立っていた。
冥「わ、私は、その…こ、この店で…ば、バイトしていて…」
柘榴魔「そ、そうなんですか。今日このお店から受け取るものがあったんですけど…」
冥「え、えぇ?!き、聞いてないよ店長…」
不測の事態。店長からは当然のように聞いてはいない。メモも受け取っていない。お店も特には変わったところはなかった。
店長に聞けばわかると思うが店長の連絡先も正直知らない。
恐らく目印的なのは残してると思うんだけど…
冥「はうぅ…し、調べるのでちょ、ちょっとまっててくださいね?」
柘榴魔「あ、僕も手伝いますよ。」
冥「え…あう…ご、ごめんなさいぃ」
私は柘榴魔君と二人で仕入れの品々を探すことに。
???2「はぁ…もう兄ちゃんたら…。これじゃないの?」
柘榴魔「あ…そうだね。ありましたよ、冥先輩」
冥「はうぅ…ごめんなさい…」
柘榴魔君を兄として慕う少年が指さした小さなテーブルと椅子2脚を指さすとそこには『商店の仕入れ物品』という伏せんが張られていた。
冥「その…えと…その子は…?」
柘榴魔「あ、紹介します。この子は僕の弟で柘榴魔悠人です。」
???2→悠人「…悠人です。よろしくお願いします」
冥「あ、灯蝙蝠冥です。よ、よろしくおねがいします」
柘榴魔君によく似て青髪の短いポニーテール、左目に眼帯をした可愛らしい童顔の少年が遠慮がちにあいさつし私も緊張しながら挨拶と自己紹介をする。
私は思わずその少年のことを物珍しそうに眺めてしまう。
冥「(可愛い…)」
悠人「…何見てるんですか?」
冥「ご、ごめんなさい」
見つめているのが悠人君にばれる。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
柘榴魔「よいしょっと。ありがとうございます。冥先輩」
冥「い、いえ、こ、これくらい…店員としてあ、あ、当たり前のことをしてるだけで…」
事前にお金は店長に渡しているらしく、テーブルと椅子を柘榴魔君たちが持ってきた台車に乗せる。
悠人「ありがとう、冥さん」
冥「(可愛い…正直…タイプ)ま、また…来てね」
柘榴魔「えぇ。またいい商品があったら、また来ます」
悠人「またね、冥さん」
悠人君と柘榴魔君は台車を押し、店を後にする。
冥「はぁ…緊張したぁ…」
一仕事を終え、私は胸をなでおろし安堵の吐息を吐く。
それにしても…
冥「(悠人君…可愛かったなぁ)」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
夜…
お店のバイトも終え、自宅に帰宅後もオカルト研究に勤しんでいた。
が…
冥「はぁ…悠人君可愛かったなぁ」
バイト中に出会った柘榴魔君の弟・悠人君の姿が脳裏にちらつき、オカルト研究に集中できない。
冥「もう…寝よう」
いつもより大分早いが、電気を消した後布団に入り瞼を閉じる。
数分…1時間と経過していくが、一向に眠ることができない。
むしろ悠人君のことを考え、心が落ち着かなくなる。
冥「(わ、私…どうかしちゃったのかなぁ)」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
翌朝…
璃々奈「と、いうことで寝れなかったのね。」
冥「…はい」
翌日の学校。再び隈を作りぼさぼさの髪で登校すると、事情を璃々奈と一葉に問い詰められる。
一葉「…その店…でバイトしてるの…知らなかった」
璃々奈「人見知りの冥がバイトしてたのはホント驚きね。」
冥「お、オカルト研究するのにも…お、お金も必要だから…」
バイトから悠人君の話まで赤裸々に告白し、顔も赤くなってしまう
璃々奈「ま、その件はいいとして、眠れなかった件だけど…」
一葉「…それって…恋…なんじゃ…」
冥「こ、こここ、恋?!」
こ、この感情が恋?!
驚きのあまり、大声になってしまう。
璃々奈「そ、そんな大声急にださないでよ」
一葉「…びっくりした…」
冥「ご、ごめん…」
私のせいで二人を驚かせてしまった…これは反省しないと…
璃々奈「ふぅ…でその柘榴魔君の弟の…悠人君が気になるのね」
冥「うん…」
一葉「…じゃあ…プロポーズ…」
冥「ふえぇ…私には無理だよぉ」
年上、暗い性格、隈あるし、ぼさぼさの髪…欠点はいっぱいある。
それにあんな可愛い子同世代の子が放っておくわけがない
璃々奈「まだ可能性はあるわよ。まだ彼女がいるって決まってないじゃない」
冥「で、でも、いるかもしれない…」
璃々奈「じゃあまずいるかいないか、調べましょ。」
冥「で、でも調べようなんて…」
一葉「…調べる方法…ある」
璃々奈と一葉は思いっきりノリノリだ。
一葉のいう調べる方法って…一体…
璃々奈「調べる方法って?」
一葉「…直接…聞く」
冥「はわわ…私には無理だよぉ」
璃々奈「…本人に聞くにしても、本人とつながる必要があるわね…ということで、あの子に相談してみましょう」
冥「だ、誰…?」
璃々奈は私の手を引き教室を後にする。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
楓「で、なんで私の所に…」
私達は風紀委員会1年の佐藤楓ちゃんのもとを訪れる。
璃々奈「だ、だって柘榴魔君と冥の共通の知り合いって楓ちゃん位しかいなくて…」
一葉「風紀委員と…1年…歌舞伎部…」
冥「ま、巻き込んでごめんね?」
楓「まぁ、面倒ごとに巻き込まれるのは慣れてますけど…」
楓は少し迷惑そうな顔をしつつも私たちの相談に乗ってくれる。
璃々奈「じゃ、じゃあ手伝ってくれるのね」
楓「でも交換条件があります!」
楓ちゃんは人差し指を立て宣言するように声を上げる
冥「こ、交換条件?」
楓「はい♪希乃先輩とのコネになってください」
璃々奈「意外ね。楓ちゃん希乃君に気があるの?」
一葉「…女の子…好きな楓ちゃんなのに…」
楓「む~私だって普通の恋愛したいんですよ~」
璃々奈「なんで好きなの?」
楓「ん~なんというか…ひとめぼれ?直観?」
楓ちゃんは腕を組み考え理由を一葉達に話す
一葉「…まぁ…理由はともあれ…恋愛することは…いいこと…」
璃々奈「つないであげるけど、その後は楓ちゃん次第よ」
楓「は~い♪ということで、冥先輩とザクロ君をつないであげますね。」
冥「あ、ありがと…楓ちゃん」
交渉はあったものの、楓ちゃんは笑顔で承諾する。
楓「じゃあ予定があったら連絡しますので~」
冥「う、うん…わ、わかった…」
一葉「…これで良し」
璃々奈「これで柘榴魔君とつながったわね」
冥「ご、ごめんね…ホントは…私がしなきゃいけないのに…」
璃々奈「いいの、友達じゃない」
一葉「うん…友達…応援する…」
2人は優しい表情を私に向け、私は思わす目頭が熱くなる
冥「2人とも…ありがとう…ございます」
璃々奈「あぁもう泣かないの」
一葉「ハンカチ…」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
休日…
楓「えへ~希乃せんぱ~い♪」
希乃「ん、もう楓ちゃんそんなにくっついちゃだめだよ」
楓「えへ♪ごめんなさい♪」
冥「ご、ごめんね…希乃君…つ、付き合ってもらっちゃって…」
希乃「いいよ。冥さんの頼みだからね。」
休日。予定を合わせ私と希乃君、楓ちゃんは柘榴魔君の家へと向かっている。
楓ちゃんは希乃君にすり寄るようにして歩き、希乃君もまんざらではない表情で楓ちゃんの頭を撫でている。
柘榴魔「や、楓ちゃん、冥先輩に希乃先輩」
楓「おっはよ~ザクロ君♪今日はよろしくね」
冥「よ、よろしく…お願いします…」
希乃「今日はお泊りになるみたいだから…迷惑かけるけど、よろしくね」
柘榴魔「いえいえ、迷惑だなんて思ってないですよ。」
柘榴魔君の家の前に着くと柘榴魔君が待っており笑顔で私達を歓迎する。
楓「あれ、弟の…悠人君は?」
柘榴魔「悠人は部屋で待ってますよ。」
冥「(き、緊張してきた…)」
私は初恋だと思われる悠人君との再会に不安と期待が渦巻き、手に少し汗をかく
希乃「じゃあ上がらせてもらおうかな」
柘榴魔「はい、上がってください」
冥「お、オジャマします」
楓「お邪魔しま~す♪」
希乃君を先頭に柘榴魔君の家へと上がっていく
柘榴魔「ささ、入ってください」
希乃「お邪魔します」
悠人「あ、来た」
冥「あ、はは、悠人君、お、おひさ、ぶりです。」
部屋に到着するとくつろいでいた悠人君がこちらを向き、私は思わず声を震わせながら挨拶をする
悠人「冥さん久しぶりです。」
楓「ふ~ん、君が悠人君か~初めましてだね。私楓♪よろしく」
希乃「僕は希乃。よろしく」
悠人「よろしくです。楓さん、希乃さん」
楓ちゃんと希乃君も挨拶をし、悠人君は優しい笑顔を二人に向ける。
柘榴魔「さてと…ゲームでもします?」
楓「しよしよ~♪悠人君も一緒に♪」
悠人「うん、いいよ」
冥「(わ、私はは、悠人君のよ、よこに…)」
私は心をドキドキしながらも悠人君の横の位置に座る
楓「私は希乃先輩の横~♪」
希乃「もう…楓ちゃんは賑やかだなぁ」
楓ちゃんは希乃君の横にすり寄るようにして座る
柘榴魔「じゃ、パーティゲームでいいですね」
冥「は、はい。私…ゲーム苦手なので…」
悠人「僕は容赦しないよ」
柘榴魔「もう悠人は…」
希乃「はい、楓ちゃん先にやっていいよ」
楓「え、いいんですか?」
希乃「うん。僕は楽しんでる皆を見て楽しむからさ」
楓「やった♪次は希乃先輩の番ですからね~♪」
楓ちゃんは希乃君からコントローラーを受け取り、より希乃君にくっつく
冥「はわわわ…」
ゲームが開始され、様々なミニゲームに翻弄されつつもゲームを進めていく
悠人「アイテム使って冥さんのコイン奪っちゃえ~」
冥「はわ…ひ、ひどいですぅ」
楓「こら~悠人君可愛い女の子には優しくするのが良い男の条件なんだぞ~」
悠人「これゲームだもん。現実なら優しくするもん」
柘榴魔「あはは…悠人は…」
悠人君は可愛らしい声で楽しそうに話す。
その後も悠人君優勢でゲームが進んでいき…
悠人「やった。1位だ」
冥「お、おめでとう、悠人君」
楓「ちえ~あとちょっとだったのになぁ」
希乃「残念だったね、楓ちゃん」
悠人「ふふじゃあ…罰ゲームでもしようかな~」
柘榴魔「な!もう悠人、そういうことはゲームを始める前に…」
悠人「今決めたんだもん♪そうだな~じゃあ冥さんに罰ゲーム」
悠人君はいたずらっ子のような笑顔を浮かべ私を指さす
冥「はう!…ななな、なにをするんですかぁ」
悠人「僕は冥さんの上に座りますね~」
冥「はわわわ…は、はいぃ」
悠人「やった」
悠人は冥の胸を背もたれにするように座る。
冥「(は、悠人君が、ここ、こんなにもち、近い)」
悠人君の体は柔らかく、ほんのりとかんきつ系の甘い香りが漂ってくる。
悠人「さ、同じ条件で次のゲームやろ」
柘榴魔「もうしょうがないなぁ」
楓「次は希乃先輩の番ですよ♪」
希乃「うん。」
ゲームも進行していく
悠人「あ~ミニゲーム負けちゃった」
冥「(はわわ…悠人君熱中してる…)」
悠人君から伝わってくるぬくもりが徐々に熱くなっていき、香ばしい汗の匂いも漂ってくる
楓「にへへ♪希乃先輩ゲーム上手」
希乃「そ、そうかな」
希乃は丁寧で的確な操作で柘榴魔や冥たちを圧倒し、ミニゲームで勝利を積み重ねていく。
次第にゲームも進み…
希乃「ん。僕の勝ちかな」
楓「やった~希乃先輩の勝ち~♪」
悠人「くそ~負けちゃった」
希乃「じゃあ罰ゲームかな。ん~楓ちゃんも悠人くんみたく座るかい?」
楓「え、いいんですか?」
希乃「いいよ」
楓「わ~い♪」
楓は希乃の膝の上に座り、希乃は優しく楓を抱きしめるようにおなかに手を回す
冥「(それって楓ちゃんにとってはご褒美なんじゃ…)」
希乃君は悪いこと考える人じゃないですから仕方ないですけど…
楓「えへへ♪希乃先輩、あったか~い♪」
希乃「ん、もう楓さん、そんなに動いちゃだめですよ」
柘榴魔「仲良いですね~2人」
希乃「そ、そうかな」
楓「ですよ~仲良くなかったらこういうことしませんって♪」
楓ちゃんは猫のように頬を希乃君の頬にくっつけ、笑顔を浮かべる
希乃「うん…そうだね」
冥「き、希乃君、い、嫌だったら嫌って言っていいんですよ?」
希乃「冥ちゃん、気遣いありがと。でも、こういうことされるの嫌いじゃないよ」
楓「希乃先輩も男の子だなぁ♪」
冥「そ、そうですか…(お、男の子ってこういうこと好きなの…?)」
私は少し疑問に思うものの、男女との交際に疎い私はその光景を納得してしまう。
冥「ん…そろそろ目が疲れてきました…」
柘榴魔「そうだね~やりすぎは禁物だからね」
悠人「え~もうちょっとやりたかったな」
楓「ゲームやりすぎちゃうと目悪くなっちゃうよ~」
悠人「うぅ…わかったよ。しばらく冥さんのぬくもり楽しんでるから」
冥「はうぅ…(は、恥ずかしいけど…す、少しうれしい…)」
楓「希乃せんぱ~い♪私とのんびりしましょ~」
希乃「う、うん」
楓ちゃんと希乃君は仲良くいちゃつき始める。
楓「希乃先輩♪好きですよ♪」
希乃「僕も楓ちゃんのこと好きだよ」
楓「えへ♪じゃあ付き合いますか?」
希乃「うんいいよ」
楓「えへ♪じゃあ今からカップルですね~」
冥「い、いいんですか?希乃君…付き合っても…」
希乃「楓ちゃんといると賑やかで楽しいからね。」
楓「えへへ」
希乃君と楓ちゃんは笑顔を向ける。か、簡単に付き合えていいなぁ…
徐々に時間が過ぎ、夜になる。
本来なら今頃オカルト研究をしてる頃だけど…
悠人「すー…すー…」
冥「(ね、寝顔かわいい)」
深夜になったことで、お布団に入り眠り始めた私達。
私と悠人君は一緒の布団に入ることになり、悠人君は寝ている最中に次第に私に近づき、今にも寝息がかかりそうな距離にまで顔が近づく。
冥「す、好きですよ?悠人君」
私は告白の練習を寝ている悠人君にしてみる
すると同時に顔が赤くなり恥ずかしさがこみあげてくる
冥「は、恥ずかしい…わ、私もね、寝ましょう…」
冥「すやすや…」
悠人「…もう冥さんは…」
十数分後、寝ている冥さんの頭を優しく撫でる。
悠人「まさか冥さんが僕のこと好きだったなんて…僕も好きですよ冥さん」
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
料理
柘榴魔悠人 中学2年
139cm
青色の短いポニテ、左目に眼帯をしている少年。
柘榴魔練二
お兄ちゃん化
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65 | 第二話 クラスの友達 | 639 | 0 | 2019-05-21 | - | |
120 | 第3話 部活動はスパルタ?! | 879 | 2 | 2019-05-26 | - | |
135 | 第4話 風紀委員の活動 | 622 | 2 | 2019-06-02 | - | |
107 | 第5話 純華たちのお泊り会 | 786 | 2 | 2019-06-04 | - | |
62 | 第6話 スイレンの恋の兆し? | 543 | 2 | 2019-08-28 | - | |
56 | 第7話 風紀委員の歓迎会 | 580 | 2 | 2019-08-30 | - | |
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76 | 第9話はじめての海外旅行1日目 | 574 | 2 | 2019-09-28 | - | |
67 | 第10話はじめての海外旅行2日目 | 526 | 2 | 2019-09-29 | - | |
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83 | 第12話 楓の恋愛フラグ? | 468 | 0 | 2019-10-01 | - | |
87 | 第13話 スポーツ大会 | 637 | 0 | 2019-10-04 | - | |
70 | 第14話 スイレンと柘榴魔の初めてデート | 627 | 2 | 2019-10-09 | - | |
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92 | 第17話冥のオカルToLove?後編 | 796 | 2 | 2019-10-18 | - | |
47 | 第18話 冥の初デート 前編 | 379 | 2 | 2020-02-19 | - | |
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
柘榴魔家、料理され放題ですね。気に入ってるなら作ってよかったという安心感がわきます。
新しく作ったキャラも登場しないかな。(わくわく) (2019-10-16 18:46)
練二君含め柘榴魔家はおいしく料理させて貰っています。
新キャラの登場に関しては現在作成中ですのでお待ちください(汗 (2019-10-16 22:44)