EX01:美男はコスプレ男子？！　作：風鼠

一葉「ん…」
今日は日直。いつもより早く学校へ到着する。

教室の簡易な清掃、プリントの配布など雑多な仕事がこなす必要がある

一葉「…？」

？？？「まったく清掃が甘いなぁ…」

教室に到着すると見知らぬ男子生徒が教室を手際よく清掃していた

一葉「…だれ？」

？？？「ん？あぁ、隣のクラスの一葉さんだね」

一葉「うん…貴方は？」

？？？「僕は天笠 櫁希（あまがさ みつき）。隣のクラスだけどよろしくね。」

一葉「…よろしく」

一瞬女性と間違えるほどの中性的で整った顔立ちと長身、腰まで伸ばしたポニーテールの男子生徒。声も女性みたいに可愛らしい。

その容姿に思わず、電気が全身に流れるような感覚に陥り僕は見とれてしまう。

？？？→櫁希「僕、教室の掃除終わったら出てくから、きにしないで。」

一葉「…それ…僕の…仕事」

櫁希「ん、あぁ、日直だったんだね。ごめんね。」

一葉「…私…プリントとってくるから…」

櫁希「じゃあその間に掃除終わらせておくから」

一葉「分かった」

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璃々奈「知らなかったの？櫁希ってかなり有名よ？」

一葉「そう…なの？」

麻里華「長身でイケメン、綺麗好きだからね。たまに女装もしてるみたいよ」

一葉「そう…」

璃々奈「一葉が男の子の話するの珍しいわね」

麻里華「もしかして…一葉、一目惚れ？」

一葉「…そう…みたい」

璃々奈「そう。一葉にも春がきたのね」

麻里華「璃々奈は彼氏できたもんね」

璃々奈「えぇ。前の旅行の時に…悠人君とね」

一葉「ん…私も…あの人と…友達に…なりたい…付き合い…たい」

麻里華「そう。私達も付き合うわ」

璃々奈「えぇ。一葉は友達だもの」

一葉「ありがと…」

2人の優しく頼もしい笑顔に安堵する。

麻里華「でも、隣のクラスだし…どうする？」

璃々奈「ここは勇気を出してアタックとか？」

一葉「ぅ…できる…かな」

麻里華「大丈夫よ。一葉かわいいし」

璃々奈「最初は友達からでもいいんじゃない？付き合うかどうかはそれから決めればいいんじゃない？」

一葉「…まずは…そう…してみる」

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学校裏
櫁希「あ、一葉さん、どうしたの？こんなところに呼び出して…」

一葉「ん…櫁希くん…告白…したい…付き合って」

櫁希「あぁ。いいよ、一葉さん前から気になってたから…」

一葉「…でも…最初は…友達…から」

櫁希「はは…まぁ、そうだね」

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櫁希の部屋

一葉「ん…このコスプレ…似合うの？」

櫁希「あぁ、やっぱり男装すごく似合うね。」

僕は告白した後、櫁希君の部屋に訪れ、有名アニメの人気キャラのコスプレをさせられる。

一葉「…櫁希君…コスプレ…好きなの？」

櫁希「あぁ。女装とかコスプレ好きだよ。」

櫁希君は手慣れた手つきで女の子のキャラのコスプレに着替える。

一葉「…可愛い」

櫁希「ありがと。このコスプレ気に入ってるんだ」

一葉「そう…」

櫁希「ふあぁ…明日は休みだし、このまま泊ってく？」

一葉「…うん…」

櫁希「じゃあ僕の横においで。」

櫁希君は布団をめくり、空いたスペースを軽くたたく。

一葉「ん…温かい…」

櫁希「（一葉さん、いい匂いだなぁ。）」

一葉「こういうこと…するの初めてだから…どきどきする」

櫁希「僕も。それも…一葉さんみたいな美人が相手となればなおさら、ね」

一葉「そういうこと…言われると恥ずかしい…」

美月君の言葉に思わず顔が熱くなる。

櫁希「夜はこれから、だよね」

一葉「うん」

櫁希君はそういって僕を抱き寄せる。

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月曜日…

一葉「…」

麻里華「あら、一葉。どうだった？告白。」

一葉「成功…。まずは友達から…」

璃々奈「それがいいわね。相手の事知らないと、長続きしないし」

一葉「2人とも…ありがと。櫁希君呼び出したり…アドバイスしてくれて」

麻里華「いいのよ。友達じゃない。」

一葉「すごく…良い友達…」

僕は2人の素敵な友達に感謝しつつ、学校へも向かう。

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おまけ１
櫁希「いやはや…筋肉痛だよ」

希乃「まったく、腰の筋肉痛なんて珍しいね」

櫁希「一葉さんと付き合い始めてね。昨日までお泊り会してたんだ」

希乃「…まさか、この筋肉痛って…」

櫁希「あぁ、やりすぎちゃってね。」

希乃「まったく…」

櫁希「僕の身も心もすっかり一葉さんのモノだよ」

希乃「…彼女と君のねぇ…きっとすごかったんだろうね…」

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おまけ２
楓「誰かの揉みたい…」

カンナ「はう…揉まないでください…」

楓「…」（チラ…）

詩音「はう！だ、だめです…」

楓「…」（チラ…）

瑞樹「だめですよ…」

楓「うぅ…」

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櫁希
コスプレ属性追加。