交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠
種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング
レベル1最強モンスター
レベル2最強モンスター
レベル3最強モンスター
レベル4最強モンスター
レベル5最強モンスター
レベル6最強モンスター
レベル7最強モンスター
レベル8最強モンスター
レベル9最強モンスター
レベル10最強モンスター
レベル11最強モンスター
レベル12最強モンスター
デッキランキング
26:心に巣食う魔物 作:ほーがん
第26話「心に巣食う魔物」
「わ、わかった!俺の負けだ!サレンダーする!」
太った男はへたり込み、顔を青くして言った。
「まぁ、いいか。ほら、D・ポイントを置いて行きなよ。」
男は腕から外したD・ディスクを放り捨て、怯えるように逃げ出した。それを少年、ケンジは拾い上げ自分のD・ディスクのリーダーに当てる。
「これで、90ポイント・・・。」
ケンジは男の残したD・ディスクを投げ捨て歩き出した。
「あの日から僕は変わったんだ。誰も僕を見下す事は出来ない。」
ケンジは笑う。しかし、その目には光が宿っていない。
建物の影に立ち、汗を拭うケンジ。あの日、謎の存在にカードを与えられてから、体の動きが鈍くなっているのを感じていた。
「はぁ、少し疲れた・・・。」
その時。離れた場所から声が聞こえた。
「おい、お前!俺達とデュエルしな!」
声のした方向を横目で見るケンジ。そこには刺青を入れた柄の悪い男三人が立っていた。
ケンジは溜め息をつく。
「(なんだこいつら・・・。まぁ、いいか。こんな奴ら僕の敵じゃない。)」
ケンジは影から出ると小さく笑った。
「いいよ。相手になってあげる。ただ後悔しないようにね・・・。」
その言葉に男達は怪訝な顔をする。
「はぁ、何言ってんだこのガキ?」
男の内、一人、眼鏡の男がケンジの頭を叩き煽る。
「お前、状況わかってんのかぁ?今からお前は俺達にズタボロにされんだよ!この頭はお留守ですか〜?ぎゃははは!」
ケンジはその手を振り払い、D・ディスクを構えた。
「やるならさっさとすれば?」
男達は不機嫌な顔をする。その三人の内のリーダー格と思われる男が、残りの二人に言う。
「おい、誰からこいつを潰す?」
ケンジは清ました顔で言った。
「三人纏めて来なよ。」
男達は驚くと同時に笑う。
「はぁ?馬鹿かお前?そんなことしたら瞬殺だろうがよ!」
ケンジは笑う。
「そっちの方が手間がかからないで済むんじゃない?」
その言葉を受け、男達は同時にD・ディスクを構えた。
「舐めやがって!!その減らず口、叩き潰してやる!お前!ポイントは全賭けしろ!!」
ケンジは頷く。
「ああ、いいよ。ただしそっちは一人に付き30ポイント賭けてもらうから。」
男達は互いの顔を見て頷き合う。
「構わねぇ!その気に入らねぇ面をぶっ飛ばしてやる!!」
心の中でケンジは呟く。
「(馬鹿な奴らだ・・・。)」
『デュエル!!(LP4000 VS LP4000×3)』
男達の内、リーダー格の男が前に出る。
「お互い、1ターン目はドローとバトル無しだ!俺が先攻を貰う!手札から《アックス・ドラゴニュート(☆4/闇/ドラゴン/2000・1200)》を召喚!」
フィールドに戦斧を携えた竜人が現れる。
「俺はこれでターンエンド!次はてめぇのターンだ!」
指を差され、ケンジは手札を確認する。
「僕は魔法カード《古のルール》を発動。手札からレベル5以上の通常モンスターを特殊召喚する。《ストーン・ドラゴン(☆7/地/岩石/2000・2300)》を守備表示で特殊召喚。」
ケンジの前に、とぐろを巻き岩石の竜が出現した。
「はぁ?なんだそのモンスターは?」
リーダー格の男は拍子抜けした顔をする。
「今時あんな通常モンスターなんて、マジ受けんだけど!!ぎゃははは!!」
男達は大声で笑う。ケンジは表情を変えぬままデュエルを進めた。
「カードを2枚セットして、ターンエンド。」
三人の内、スキンヘッドの男が手札のカードを取り出す。
「俺のターンだぁ!俺は手札から魔法カード《大嵐》を発動!フィールドの魔法・罠カードを全て破壊するぜ!!」
フィールドに吹きすさぶ突風。その強い風はケンジの伏せカードを吹き飛ばす。
「それは大会レギュレーションで禁止されているカード・・・。クズ共め。」
ケンジは男を睨む。スキンヘッドの男は構わず続けた。
「俺は永続魔法《ミイラの呼び声》を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、1ターンに1度手札のアンデット族を特殊召喚できる!現れろ!《闇より出でし絶望(☆8/闇/アンデット/2800・3000)》!!」
黒い体を持つ巨大な影は、ケンジを威圧するように見下ろす。
「俺はターンエンドだぁ!」
スキンヘッドの男は最後の一人に目配せする。最後になった眼鏡の男はケンジに向かって言い放つ。
「おいガキ!お前のモンスター何ざ使い道のねぇクズカードだって教えてやるよ!俺のターン!」
眼鏡の男は手札を確認しニタリと笑った。
「俺は魔法カード《地割れ》を発動!攻撃力が一番低い相手モンスターを破壊する!俺はてめぇのモンスターを破壊するぜぇ!!」
岩石の竜の下の地面が割れ、飲み込まれた竜は消滅する。
「くっ・・・僕の《ストーン・ドラゴン》が・・・。」
ケンジは怒りの目を男達に向けた。
「さらにぃ!俺は《神の居城ヴァルハラ》を発動!このカードは1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札の天使族を特殊召喚できる!さぁ来い!《マスター・ヒュペリオン(☆8/光/天使/2700・2100)》」
太陽を司る天使はフィールドに舞い降り、ケンジの前に立ちはだかる。
「俺はこれでターンエンド!!さぁ、ボス!!やっちゃってください!!」
リーダー格の男はデッキに手を伸ばしニタリと笑った。
「このターンからドローもバトルも解禁だ・・・!!ドロー!!」
男は手札のカードを取り出す。
「俺の強さを教えてやる!!俺は自分フィールドの《アックス・ドラゴニュート》を除外し、手札から《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(☆10/闇/ドラゴン/2800・2400)》を特殊召喚する!!」
真紅の眼を持つ巨竜は翼を広げ咆哮を轟かせた。
「これは・・・めったに見ないレアカードか・・・。」
ケンジは目を細める。
「いや〜さっき倒したガキがこんな良いカード持ってたなんて、今日はツイてますねボス!」
スキンヘッドの男の言葉にリーダー格の男が笑う。
「ああ、全くだな!がははは!!」
ケンジは静かに言う。
「この大会にアンティなんてルールはない・・・。奪ったのか、負けた相手から・・・!」
男達は卑しい笑いを上げて言う。
「当然だろ!?負けた奴は、負け犬らしく勝った奴の言いなりになればいいんだ!!」
「そうだぜ!!それがいやだったら、勝てばいいんだからな!!ぎゃははは!!」
「まぁ、てめぇはロクなレアカードも持ってそうにねぇからな、デッキごと貰ってやるよ!!あははは!!」
ケンジは目を閉じ黙り込む。
「なんだ?負けんのが怖くなったのか?まぁ、いい。てめぇをひねり潰して、そのデッキを頂いてやる!!俺は《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果発動!!1ターンに1度、手札・墓地のドラゴン族1体を特殊召喚する!!俺は手札から《ストロング・ウィンド・ドラゴン(☆6/風/ドラゴン/2400・1000)》を特殊召喚!!」
屈強な四肢を持つドラゴンが風を纏い、フィールドに出現した。
「これで、勝ちっすねボス!」
リーダー格の男は、がら空きのケンジのフィールドを指差し言い放つ。
「終わりだガキ!!2体のドラゴンでダイレクトアタック!!!」
ケンジの前に迫り来るドラゴン。その刹那、ケンジは目を開いた。
「僕は手札から《凡骨の守り手(☆1/地/戦士/0・0)》の効果を発動!自分の墓地にレベル5以上の通常モンスターが存在する場合、このカードを手札から捨てることで相手の直接攻撃を無効にし、強制的にエンドフェイズにする!」
2体の竜の動きが止まり、男達にどよめきが走る。
「何っ!?このガキ、そんなカードを隠してやがったのか!!」
ケンジは静かに告げる。
「これでこのターンは強制終了だ。そして、次のターンは僕・・・だよね。」
眼鏡の男はケンジを指差し、声を荒げる。
「だが、てめぇの手札にもフィールドにもカードはねぇ!!負けんのはてめぇだ!!」
続けてスキンヘッドの男も口を開く。
「恨むんなら自分の弱さを恨むんだな!!」
そして、最後にリーダー格の男が言い放つ。
「お前に希望なんざ残されちゃいねぇ・・・!!弱い奴ってのは、常に強い奴にすがって生きて行くしかねぇんだよ!!がははは!!」
ケンジはデッキに手を伸ばす。
「弱者を食い物にして、ほくそ笑むような貴様らなど・・・僕がここで叩き潰す!!!僕のターン!!!」
そして、大きく振りかぶってカードを引く。その瞬間、突風が吹き荒れ、辺りは暗闇に包まれる。
「な、なんだ!!これ!!何が起きてんだ!!?」
戸惑う男達。ケンジは叫んだ。
「僕は墓地の罠カード《ナチュラル・バックアップ》の効果発動!!自分のフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードを墓地から除外することで、墓地の通常モンスター1体を特殊召喚できる!!」
その言葉と共にケンジの墓地からカードが迫り出す。
「蘇れ!!《ストーン・ドラゴン》!!」
地面が裂け、岩石の竜が復活する。
「そして、僕は《ストーン・ドラゴン》をリリース!!手札からこのモンスターを特殊召喚する!!」
ケンジは引いたカードをD・ディスクに叩き付けた。
「弱者の叫びよ、恨みよ!!積み重なった憎しみを糧に、嘲る強者を薙ぎ払え!!!これが、僕の怒り!!僕の嘆きだ!!!《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス(☆8/闇/岩石/2000・2300)》!!!」
踏みにじられた思いは、憎悪となって積み重なり、やがて全てを飲み込む魔物と化す。漆黒の岩石で出来たその竜は劈くような怒号を上げ、ケンジの前に姿を現した。
「な、なんだよこのモンスターは!!」
「ソリッドヴィジョンなのに、マジの風が吹いてる・・・!!」
慌てるスキンヘッドの男と眼鏡の男。リーダー格の男は焦りながらも言った。
「けっ!!何を出すかと思えば、攻撃力も守備力も元のまま!!怯えることはねぇ!!」
しかし、ケンジは強くはっきりと言い放つ。
「《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》の効果発動!!このカードの特殊召喚に成功した時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全ての効果を無効にし、攻撃力・守備力を0にする!!」
輝岩鎧竜の咆哮はフィールドを震撼させ、モンスターからその力を奪って行く。
「な・・・!!」
「俺達のモンスターが!!」
それでもリーダー格の男は震える声で言った。
「だ、だが、その程度の攻撃力じゃ俺達は一人も倒せねぇぞ!!」
それに答えるようにケンジは口を開く。
「僕は墓地の魔法カード《ロック・ガッツ!》の効果を発動!自分のフィールド・墓地に岩石族モンスターが存在する場合、墓地からこのカードと岩石族モンスターを除外することで、自分フィールドの岩石族モンスター1体の攻撃力は、ターン終了時まで除外したモンスターの攻撃力分アップする!!僕は墓地の《ストーン・ドラゴン》を除外し、その攻撃力2000を《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》に与える!!(ATK2000→4000)」
輝岩鎧竜の体表、岩の鱗から光が放たれる。力を受けた輝岩鎧竜は叫びを上げた。
「こ、攻撃力4000・・・!!おい、お前が受けろ!!」
スキンヘッドの男は慌てて眼鏡の男を揺さぶる。
「嫌だ!!お前が受ければ良いだろ!!」
慌てふためく男達にケンジは冷たく言う。
「結局、自分の心配ばかりか・・・。けど、意味ないね。《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》は特殊召喚に成功したターン、1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる・・・!!」
その言葉に男達の動きが止まる。リーダー格の男は怯え切った顔で叫んだ。
「ふ、ふざけんな!!こんなこと、俺は認めねぇ!!認めねぇ!!!」
その叫びを遮るように、ケンジは相手を指差し言い放った。
「さぁ《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》よ!!!立ちはだかる全てを打ち砕け!!!」
輝岩鎧竜は体内にエネルギーを溜める。そしてそれをフィールド全体に解き放った。
「『デイサイト・ロックブレイズ』!!!」
凄まじい炎熱と衝撃波。それは場に居る全てのモンスターを焼き付くし、三人の男達も文字通り吹き飛ばした。
「ぐぁあああっ!!!(LP4000→0)」
「うあああっ!!!(LP4000→0)」
「ぐおぉぉっ!!!(LP4000→0)」
本物の衝撃に倒れ、男達は動かなくなった。
『勝者:来栖ケンジ』
ケンジは倒れ込んだ男達のD・ディスクを取り上げ、それぞれリーダーに読ませた後、男達のデッキを宙にバラまいた。
「・・・これでもうカード達は自由だ。」
歩き去ろうとしたケンジの胸に、突如痛みが走る。
「うっ・・・またか・・・。」
しばらくすると、痛みは嘘のように引いて行く。
「はぁ、はぁ。これが、このカードの代償なのか・・・。」
ケンジは荒い息を整えながら、《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》のカードを見つめた。
『それでいい。怒りを糧とし、破壊の限りを尽くせ。』
・現在のD・ポイント
霧野遊牙:150ポイント
ルナ:70ポイント
来栖ケンジ:180ポイント
次回第27話「太古のデュエル!恐竜VSマンモス?」
「わ、わかった!俺の負けだ!サレンダーする!」
太った男はへたり込み、顔を青くして言った。
「まぁ、いいか。ほら、D・ポイントを置いて行きなよ。」
男は腕から外したD・ディスクを放り捨て、怯えるように逃げ出した。それを少年、ケンジは拾い上げ自分のD・ディスクのリーダーに当てる。
「これで、90ポイント・・・。」
ケンジは男の残したD・ディスクを投げ捨て歩き出した。
「あの日から僕は変わったんだ。誰も僕を見下す事は出来ない。」
ケンジは笑う。しかし、その目には光が宿っていない。
建物の影に立ち、汗を拭うケンジ。あの日、謎の存在にカードを与えられてから、体の動きが鈍くなっているのを感じていた。
「はぁ、少し疲れた・・・。」
その時。離れた場所から声が聞こえた。
「おい、お前!俺達とデュエルしな!」
声のした方向を横目で見るケンジ。そこには刺青を入れた柄の悪い男三人が立っていた。
ケンジは溜め息をつく。
「(なんだこいつら・・・。まぁ、いいか。こんな奴ら僕の敵じゃない。)」
ケンジは影から出ると小さく笑った。
「いいよ。相手になってあげる。ただ後悔しないようにね・・・。」
その言葉に男達は怪訝な顔をする。
「はぁ、何言ってんだこのガキ?」
男の内、一人、眼鏡の男がケンジの頭を叩き煽る。
「お前、状況わかってんのかぁ?今からお前は俺達にズタボロにされんだよ!この頭はお留守ですか〜?ぎゃははは!」
ケンジはその手を振り払い、D・ディスクを構えた。
「やるならさっさとすれば?」
男達は不機嫌な顔をする。その三人の内のリーダー格と思われる男が、残りの二人に言う。
「おい、誰からこいつを潰す?」
ケンジは清ました顔で言った。
「三人纏めて来なよ。」
男達は驚くと同時に笑う。
「はぁ?馬鹿かお前?そんなことしたら瞬殺だろうがよ!」
ケンジは笑う。
「そっちの方が手間がかからないで済むんじゃない?」
その言葉を受け、男達は同時にD・ディスクを構えた。
「舐めやがって!!その減らず口、叩き潰してやる!お前!ポイントは全賭けしろ!!」
ケンジは頷く。
「ああ、いいよ。ただしそっちは一人に付き30ポイント賭けてもらうから。」
男達は互いの顔を見て頷き合う。
「構わねぇ!その気に入らねぇ面をぶっ飛ばしてやる!!」
心の中でケンジは呟く。
「(馬鹿な奴らだ・・・。)」
『デュエル!!(LP4000 VS LP4000×3)』
男達の内、リーダー格の男が前に出る。
「お互い、1ターン目はドローとバトル無しだ!俺が先攻を貰う!手札から《アックス・ドラゴニュート(☆4/闇/ドラゴン/2000・1200)》を召喚!」
フィールドに戦斧を携えた竜人が現れる。
「俺はこれでターンエンド!次はてめぇのターンだ!」
指を差され、ケンジは手札を確認する。
「僕は魔法カード《古のルール》を発動。手札からレベル5以上の通常モンスターを特殊召喚する。《ストーン・ドラゴン(☆7/地/岩石/2000・2300)》を守備表示で特殊召喚。」
ケンジの前に、とぐろを巻き岩石の竜が出現した。
「はぁ?なんだそのモンスターは?」
リーダー格の男は拍子抜けした顔をする。
「今時あんな通常モンスターなんて、マジ受けんだけど!!ぎゃははは!!」
男達は大声で笑う。ケンジは表情を変えぬままデュエルを進めた。
「カードを2枚セットして、ターンエンド。」
三人の内、スキンヘッドの男が手札のカードを取り出す。
「俺のターンだぁ!俺は手札から魔法カード《大嵐》を発動!フィールドの魔法・罠カードを全て破壊するぜ!!」
フィールドに吹きすさぶ突風。その強い風はケンジの伏せカードを吹き飛ばす。
「それは大会レギュレーションで禁止されているカード・・・。クズ共め。」
ケンジは男を睨む。スキンヘッドの男は構わず続けた。
「俺は永続魔法《ミイラの呼び声》を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、1ターンに1度手札のアンデット族を特殊召喚できる!現れろ!《闇より出でし絶望(☆8/闇/アンデット/2800・3000)》!!」
黒い体を持つ巨大な影は、ケンジを威圧するように見下ろす。
「俺はターンエンドだぁ!」
スキンヘッドの男は最後の一人に目配せする。最後になった眼鏡の男はケンジに向かって言い放つ。
「おいガキ!お前のモンスター何ざ使い道のねぇクズカードだって教えてやるよ!俺のターン!」
眼鏡の男は手札を確認しニタリと笑った。
「俺は魔法カード《地割れ》を発動!攻撃力が一番低い相手モンスターを破壊する!俺はてめぇのモンスターを破壊するぜぇ!!」
岩石の竜の下の地面が割れ、飲み込まれた竜は消滅する。
「くっ・・・僕の《ストーン・ドラゴン》が・・・。」
ケンジは怒りの目を男達に向けた。
「さらにぃ!俺は《神の居城ヴァルハラ》を発動!このカードは1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札の天使族を特殊召喚できる!さぁ来い!《マスター・ヒュペリオン(☆8/光/天使/2700・2100)》」
太陽を司る天使はフィールドに舞い降り、ケンジの前に立ちはだかる。
「俺はこれでターンエンド!!さぁ、ボス!!やっちゃってください!!」
リーダー格の男はデッキに手を伸ばしニタリと笑った。
「このターンからドローもバトルも解禁だ・・・!!ドロー!!」
男は手札のカードを取り出す。
「俺の強さを教えてやる!!俺は自分フィールドの《アックス・ドラゴニュート》を除外し、手札から《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(☆10/闇/ドラゴン/2800・2400)》を特殊召喚する!!」
真紅の眼を持つ巨竜は翼を広げ咆哮を轟かせた。
「これは・・・めったに見ないレアカードか・・・。」
ケンジは目を細める。
「いや〜さっき倒したガキがこんな良いカード持ってたなんて、今日はツイてますねボス!」
スキンヘッドの男の言葉にリーダー格の男が笑う。
「ああ、全くだな!がははは!!」
ケンジは静かに言う。
「この大会にアンティなんてルールはない・・・。奪ったのか、負けた相手から・・・!」
男達は卑しい笑いを上げて言う。
「当然だろ!?負けた奴は、負け犬らしく勝った奴の言いなりになればいいんだ!!」
「そうだぜ!!それがいやだったら、勝てばいいんだからな!!ぎゃははは!!」
「まぁ、てめぇはロクなレアカードも持ってそうにねぇからな、デッキごと貰ってやるよ!!あははは!!」
ケンジは目を閉じ黙り込む。
「なんだ?負けんのが怖くなったのか?まぁ、いい。てめぇをひねり潰して、そのデッキを頂いてやる!!俺は《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果発動!!1ターンに1度、手札・墓地のドラゴン族1体を特殊召喚する!!俺は手札から《ストロング・ウィンド・ドラゴン(☆6/風/ドラゴン/2400・1000)》を特殊召喚!!」
屈強な四肢を持つドラゴンが風を纏い、フィールドに出現した。
「これで、勝ちっすねボス!」
リーダー格の男は、がら空きのケンジのフィールドを指差し言い放つ。
「終わりだガキ!!2体のドラゴンでダイレクトアタック!!!」
ケンジの前に迫り来るドラゴン。その刹那、ケンジは目を開いた。
「僕は手札から《凡骨の守り手(☆1/地/戦士/0・0)》の効果を発動!自分の墓地にレベル5以上の通常モンスターが存在する場合、このカードを手札から捨てることで相手の直接攻撃を無効にし、強制的にエンドフェイズにする!」
2体の竜の動きが止まり、男達にどよめきが走る。
「何っ!?このガキ、そんなカードを隠してやがったのか!!」
ケンジは静かに告げる。
「これでこのターンは強制終了だ。そして、次のターンは僕・・・だよね。」
眼鏡の男はケンジを指差し、声を荒げる。
「だが、てめぇの手札にもフィールドにもカードはねぇ!!負けんのはてめぇだ!!」
続けてスキンヘッドの男も口を開く。
「恨むんなら自分の弱さを恨むんだな!!」
そして、最後にリーダー格の男が言い放つ。
「お前に希望なんざ残されちゃいねぇ・・・!!弱い奴ってのは、常に強い奴にすがって生きて行くしかねぇんだよ!!がははは!!」
ケンジはデッキに手を伸ばす。
「弱者を食い物にして、ほくそ笑むような貴様らなど・・・僕がここで叩き潰す!!!僕のターン!!!」
そして、大きく振りかぶってカードを引く。その瞬間、突風が吹き荒れ、辺りは暗闇に包まれる。
「な、なんだ!!これ!!何が起きてんだ!!?」
戸惑う男達。ケンジは叫んだ。
「僕は墓地の罠カード《ナチュラル・バックアップ》の効果発動!!自分のフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードを墓地から除外することで、墓地の通常モンスター1体を特殊召喚できる!!」
その言葉と共にケンジの墓地からカードが迫り出す。
「蘇れ!!《ストーン・ドラゴン》!!」
地面が裂け、岩石の竜が復活する。
「そして、僕は《ストーン・ドラゴン》をリリース!!手札からこのモンスターを特殊召喚する!!」
ケンジは引いたカードをD・ディスクに叩き付けた。
「弱者の叫びよ、恨みよ!!積み重なった憎しみを糧に、嘲る強者を薙ぎ払え!!!これが、僕の怒り!!僕の嘆きだ!!!《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス(☆8/闇/岩石/2000・2300)》!!!」
踏みにじられた思いは、憎悪となって積み重なり、やがて全てを飲み込む魔物と化す。漆黒の岩石で出来たその竜は劈くような怒号を上げ、ケンジの前に姿を現した。
「な、なんだよこのモンスターは!!」
「ソリッドヴィジョンなのに、マジの風が吹いてる・・・!!」
慌てるスキンヘッドの男と眼鏡の男。リーダー格の男は焦りながらも言った。
「けっ!!何を出すかと思えば、攻撃力も守備力も元のまま!!怯えることはねぇ!!」
しかし、ケンジは強くはっきりと言い放つ。
「《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》の効果発動!!このカードの特殊召喚に成功した時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全ての効果を無効にし、攻撃力・守備力を0にする!!」
輝岩鎧竜の咆哮はフィールドを震撼させ、モンスターからその力を奪って行く。
「な・・・!!」
「俺達のモンスターが!!」
それでもリーダー格の男は震える声で言った。
「だ、だが、その程度の攻撃力じゃ俺達は一人も倒せねぇぞ!!」
それに答えるようにケンジは口を開く。
「僕は墓地の魔法カード《ロック・ガッツ!》の効果を発動!自分のフィールド・墓地に岩石族モンスターが存在する場合、墓地からこのカードと岩石族モンスターを除外することで、自分フィールドの岩石族モンスター1体の攻撃力は、ターン終了時まで除外したモンスターの攻撃力分アップする!!僕は墓地の《ストーン・ドラゴン》を除外し、その攻撃力2000を《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》に与える!!(ATK2000→4000)」
輝岩鎧竜の体表、岩の鱗から光が放たれる。力を受けた輝岩鎧竜は叫びを上げた。
「こ、攻撃力4000・・・!!おい、お前が受けろ!!」
スキンヘッドの男は慌てて眼鏡の男を揺さぶる。
「嫌だ!!お前が受ければ良いだろ!!」
慌てふためく男達にケンジは冷たく言う。
「結局、自分の心配ばかりか・・・。けど、意味ないね。《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》は特殊召喚に成功したターン、1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる・・・!!」
その言葉に男達の動きが止まる。リーダー格の男は怯え切った顔で叫んだ。
「ふ、ふざけんな!!こんなこと、俺は認めねぇ!!認めねぇ!!!」
その叫びを遮るように、ケンジは相手を指差し言い放った。
「さぁ《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》よ!!!立ちはだかる全てを打ち砕け!!!」
輝岩鎧竜は体内にエネルギーを溜める。そしてそれをフィールド全体に解き放った。
「『デイサイト・ロックブレイズ』!!!」
凄まじい炎熱と衝撃波。それは場に居る全てのモンスターを焼き付くし、三人の男達も文字通り吹き飛ばした。
「ぐぁあああっ!!!(LP4000→0)」
「うあああっ!!!(LP4000→0)」
「ぐおぉぉっ!!!(LP4000→0)」
本物の衝撃に倒れ、男達は動かなくなった。
『勝者:来栖ケンジ』
ケンジは倒れ込んだ男達のD・ディスクを取り上げ、それぞれリーダーに読ませた後、男達のデッキを宙にバラまいた。
「・・・これでもうカード達は自由だ。」
歩き去ろうとしたケンジの胸に、突如痛みが走る。
「うっ・・・またか・・・。」
しばらくすると、痛みは嘘のように引いて行く。
「はぁ、はぁ。これが、このカードの代償なのか・・・。」
ケンジは荒い息を整えながら、《輝岩鎧竜ストーン・ドラグネス》のカードを見つめた。
『それでいい。怒りを糧とし、破壊の限りを尽くせ。』
・現在のD・ポイント
霧野遊牙:150ポイント
ルナ:70ポイント
来栖ケンジ:180ポイント
次回第27話「太古のデュエル!恐竜VSマンモス?」
現在のイイネ数 | 66 |
---|
↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
101 | 1:謎の少女・ルナ | 1368 | 4 | 2015-05-01 | - | |
105 | 2:威光のフランベルジェ | 1189 | 2 | 2015-05-03 | - | |
97 | 補足編:『登場オリカの効果説明』 | 909 | 4 | 2015-05-05 | - | |
69 | 3:熱血勇者・仁ノ森カケル | 1012 | 2 | 2015-05-05 | - | |
101 | 4:逆襲の木嶋 | 1000 | 2 | 2015-05-06 | - | |
67 | 5:約束の価値 | 900 | 2 | 2015-05-07 | - | |
126 | 6:四賢人のヘラルド | 1034 | 2 | 2015-05-07 | - | |
47 | 7:激闘のデッドジャック | 1014 | 2 | 2015-05-08 | - | |
52 | 8:潜入!『DWA』 | 872 | 2 | 2015-05-11 | - | |
65 | 補足編:登場オリカ説明:木嶋使用カード | 706 | 2 | 2015-05-14 | - | |
110 | 9:風の王者・2番隊隊長リチャード | 950 | 2 | 2015-05-14 | - | |
95 | 10:41番目のデュエルロイド | 885 | 2 | 2015-05-18 | - | |
167 | 11:閉ざされた記憶 | 1180 | 2 | 2015-05-22 | - | |
65 | 12:全てを見通す者『Known』 | 890 | 4 | 2015-05-26 | - | |
49 | 13:決着 武者VS騎士 | 934 | 2 | 2015-05-30 | - | |
50 | 14:四賢人最後の一人・その名はマーナ | 914 | 2 | 2015-06-02 | - | |
115 | 15:立て!グレートバスターマイデン | 927 | 2 | 2015-06-10 | - | |
47 | 15.5:魂の誤作動 | 829 | 2 | 2015-06-11 | - | |
122 | 16:凛香・決意の決闘 | 963 | 2 | 2015-06-12 | - | |
112 | 17:死闘の果てに | 1042 | 2 | 2015-06-12 | - | |
46 | 18:月の使者―ルナティックロイド― | 911 | 2 | 2015-06-15 | - | |
96 | 19:覚醒の証・月狂眼の覚醒龍 | 940 | 2 | 2015-06-16 | - | |
102 | 20:生きとし生ける者の希望 | 963 | 2 | 2015-06-17 | - | |
81 | 21:戻ってゆく日常 | 911 | 2 | 2015-06-18 | - | |
84 | 22:遊牙先生のデュエル教室 | 1101 | 4 | 2015-06-18 | - | |
90 | 23:意地の張り合い!昆虫レース開幕? | 927 | 3 | 2015-06-22 | - | |
119 | オリカ説明:リチャード編 | 804 | 2 | 2015-06-22 | - | |
96 | 23.5:輝岩鎧竜の逆鱗 | 859 | 4 | 2015-06-23 | - | |
47 | 24:開幕!チャリティーデュエル大会 | 904 | 3 | 2015-06-24 | - | |
78 | メインキャラ解説 | 735 | 4 | 2015-06-25 | - | |
106 | 25:ルナ、デュエルします! | 1055 | 3 | 2015-06-25 | - | |
66 | 26:心に巣食う魔物 | 912 | 3 | 2015-06-26 | - | |
76 | 27:太古のデュエル!恐竜VSマンモス? | 944 | 3 | 2015-06-27 | - | |
82 | 28:銀河に響け!スペースアイドル再び | 953 | 3 | 2015-06-29 | - | |
121 | 29:二日目開始!誘惑される遊牙? | 887 | 3 | 2015-07-01 | - | |
94 | 30:ルナ、またまたデュエルします! | 930 | 3 | 2015-07-10 | - | |
127 | 31:光差す道となれ! | 998 | 5 | 2015-07-11 | - | |
105 | 32:ぶつかり合う本気 | 899 | 4 | 2015-07-20 | - | |
214 | 33:出揃った出場者 | 2024 | 3 | 2015-07-22 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/11/23 新商品 TERMINAL WORLD 2 カードリスト追加。
- 11/24 18:11 評価 3点 《千年原人》「のちに《千年の眠りから覚めし原人》としてリメイク…
- 11/24 18:06 評価 3点 《トライホーン・ドラゴン》「のちに《メメント・ホーン・ドラゴン…
- 11/24 18:01 評価 4点 《ファイヤー・ウイング・ペガサス》「唯一のレベル6・炎・獣族。 …
- 11/24 17:54 評価 3点 《メテオ・ドラゴン》「《メテオ・ブラック・ドラゴン》の融合素材…
- 11/24 17:49 評価 4点 《メテオ・ブラック・ドラゴン》「同じ素材で《流星竜メテオ・ブラ…
- 11/24 17:43 ボケ ウィッチクラフトマスター・ヴェールの新規ボケ。ほーう?では君が、私…
- 11/24 17:38 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 11/24 17:32 評価 3点 《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》「デーモンとレッドアイズを繋…
- 11/24 17:19 評価 4点 《串刺しの落とし穴》「発動タイミングが攻撃宣言時というレアな落…
- 11/24 17:12 評価 6点 《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》「召喚酔いしないトゥ…
- 11/24 16:39 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 11/24 16:25 評価 4点 《ジェムナイト・ルマリン》「《ジェムナイト・パーズ》の融合素材…
- 11/24 16:15 デッキ 俺の最強のシュラッグ
- 11/24 16:11 評価 7点 《メタル・リフレクト・スライム》「主にラーデッキ等でEXデッキか…
- 11/24 15:52 評価 1点 《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》「《メタル・デビルゾア…
- 11/24 15:52 評価 5点 《ジェムナイト・ラピス》「《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》…
- 11/24 15:42 評価 8点 《ジェムナイト・ルビーズ》「《ジェムナイト》の融合モンスターの…
- 11/24 15:39 評価 1点 《メタル・デビルゾア》「メタル化の強化で《メタル化・魔法反射装…
- 11/24 15:33 評価 1点 《女剣士カナン》「カードのイラストより希少性で人気が高いくっこ…
- 11/24 15:32 評価 6点 《ジェムナイト・オブシディア》「手札から墓地に送られると下級の…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
さて次回は凛香ちゃんのバトルでしょうかね?同じ太古でも相手の方が新しいようだが…? (2015-06-26 14:26)
複数人で襲うあたりグールズ以下ですなw
そしてストーン・ドラゴン著しい進化おめでとう! (2015-06-26 19:07)
>ター坊さん
今回はダークヒーロー的な活躍になりました。復興してきているとは言え、つい最近まで半スラムみたいな街だったので、こういう輩もいたりします。次回は凛香のデュエルです。お楽しみに!
>ギガプラントさん
そういえばグールズは一応1対1でデュエルしてましたね。こいつらは目的とか無く暴れ回っていたので、本当にただのクズ達でした(苦笑)
ストーン・ドラゴンの強化体なんて考えたのは私が初めて・・・なんでしょうか?(笑)
お二方コメントありがとうございました。 (2015-06-27 07:06)