LORD69　闇と闇と光と光と　作：のりってぃ

前回までのあらすじ
突如として現れたディースに立ち向かう遊星達
しかしディースの操る究極神と決闘竜達の前に各々の思いを遊星へと託し自らのライフを犠牲にしていった
仲間から託された思いを胸に遊星はディースに立ち向かうのであった
PSこの間カード売ってるところに行ったらレモンが税込み２５０円で売られていて思いっきり吹いてしった…
ジャンプの付録になった事で２５０円というあだ名が定着しましたがまさか本当に売値が２５０円のレモンは初めて見たんでなんか感動しましましたわww





遊星「このターンの終わりにこのカードの効果で破壊されなかったカードの数まで相手のカードを破壊できる！俺は『竜の覚醒』と『究極神アルティマヤ・ツィオルキン』を破壊する！お前にはこの効果を防ぐ術はもう無い！！受けてみろ！ディース！！次元を超えた絆が造り上げた光の鉄槌！！[ソニックシャインリバース]！！」

ディース「ぐぅぅ！！馬鹿な…究極神が破壊されただと…」

究極神が破壊された時何処からともなく再び遊星に小さな声が聞こえて来た

？？？「メオ…メオォォォ！！」

遊星「今のは…まさか…」

ディース「何故だ…何故今更あのような記憶が…」

※ここから回想


ディース「一緒に居られるのも此処までだな」

メオ「ええ」

ディース「だが私はいつか必ず此処に帰ってくる　兄者とともにシグナーとなって　だからメオも必ず戻って来てくれ　紙の祭壇までの道は厳しいだが必ず神に祈りを捧げ私たちの故郷に平和とともに戻ってきてくれ」

メオ「ディース様もヴァレネ様もどうかお元気で」

ディース「遺言のような事は言うでない　私は必ず此処に兄者とともに帰ってくる　分かれるのは少しの間だ　では私はそろそろ行く」

私の故郷の周りには紛争が絶えずいつ命が狙われても不思議ではなかった

ディース「メオ、必ず帰ってきてくれ」

メオ「はい」

そうだ…あの日…あの日から我の運命は大きく変わった

あの日我は兄者とともにシグナーとなるべく神の祠へと向かおうとした

そしてその途中までの道中を我らの故郷に平和と富を与えるため１０年に１度神に祈りを捧げる巫女、ちょうどメオがその年の巫女として選ばれた　そして途中の道で別れた

我は兄者と共に選ばれし１４人だけが成れるというシグナーになり我らの故郷の民を守りたかった

だが我が抱いていた夢は叶う事は無かった

兄者は無事シグナーとして神に選ばれただが神は我を選ばなかった

「だがわれにも出来る事はある」そう心に言い聞かせ我は希望を捨てはしなかった

だが我に残った最後の希望は刹那の内に消えていった

我が兄者と別れメオの帰りを待っていたときだ

遠くの方にメオの姿が見えた

ディース「メオ！」

メオ「ディース様！ご無事で居られたのですね」

ディース「メオ、よく帰ってきてくれた」

再会の悦に浸ろう足したその時だった

盗賊の放った矢がメオに命中した

ディース「メオ！」

盗賊「やり！巫女の首とってやったぜ！」

ディース「メオ！大丈夫か！メオ！」

メオ「ディース…様…逃げてください…このままではあなたの命までもが…」

ディースはメオの手を握りしめた

ディース「何を言っている！お前を置いていける訳が無かろう！死ぬな！死ぬんじゃない！」

メオ「本当に優しい方ですね…あなたならきっと出来ます…世界を争いの無い優しい世界に…導く事が…」

ディースが握っていたメオの手から少しずつぬくもりが消えていった

ディース「メオ…メオォォォ！！」

盗賊「次はお前だ！命が欲しけりゃ金目の物を出せ！」

悲しみを耐え罪悪感と怒りを護身用の剣へと込め盗賊達に立ち向かった

ディース「うおおお！！」

盗賊「ぐわぁぁ！」

ディース「メオ…すまぬ私が非力なばかりにお前の命を…だが必ず導いてみせるお前の望む争いの無い世界を…」

ディースは虚空を見つめ誓った

ディース「神よ！何故なのですか！何故私に此処まで残酷な運命を与える！何故メオの命を奪ったのですか！彼女が…メオが何をしたというのです！」

ディースは空を見上げ訴えた

？？？「おかしいと思うだろう？この世界は」

ディース「何奴！」

？？？「名前か…考えた事など無いな　まぁ言うなれば「究極神」とでも名乗ろうか？」

ディース「究極神だと？ふざけた事をいうな！」

究極神「ふざけた事など言っておらぬ　我は只貴様に力を与えてやろうかと言っているのだ」

ディース「力…だと？」

究極神「そうだ、この世界をいやそれだけではない異次元さえも手中に治める力　そんな力はいらぬかと聞いておるのだ」

ディース「私は…闇になど屈しぬ…」

究極神「闇？この力は本当に闇の力と言えるか？」

ディース「何？」

究極神「我の力は世界を再創造する力　世界を無にしそこに新たな世界を作る　そこに生きる人間の感情などは全て爾の意志次第だ　爾が良き世界を望むなら爾の思い描く良き世界が作れるという事だ」

ディース「良き……世界………争いの…無い世界……メオ…」

闇に屈しないというディースの信念も大切な人を失い荒んでしまったディースの心にはもはや只の飾りでしかなかった

究極神「どうだ？我の力を受け入れるか？」

ディース「ああ　貴様の力受け入れようではないか　例え闇だろうがそうではなかろうが私は創ってみせる争いの無い世界を…メオの望む世界を…」

究極神「よかろう、我の力その身の受けるがいい！」

黒い邪気のような物がディースの周りに漂った

そしてそれはディースの中に流れ込んできた

ディース「ぐああああ！！」

究極神「その調子だ　爾には我の力を受け継ぐ素質がある」

ディース「ぐうう！！メオ！ぐああああ！！」

ヴァレネ「どうした！ディース！大丈夫か！」

ディース「兄…者…なぜ兄者だけがシグナーとなった…共に歩んできたというのに…神は…兄者しか選ばなかった…」

ヴァネレ「何を言っている？どうしたんだ？ディース！」

ディース「兄者…なぜ私は報われぬのだ…」

ディースの体に流れ込んだ邪気は次第にディースの心身を支配していった

ディース「うおおお！！」

ヴァレネ「どういう…つもりだ…ディース」

ディースは先程盗賊を滅した剣をヴァネレの腹を刺した

ディース「我はこの世界を創り直す　この腐った世界を　兄者・・いやシグナーよ貴様にはその礎になってもらう」



遊星「い、今のはディースの過去…」

ディース「何故だ…何故今更あの時の事が蘇った…あの忌々しい記憶が…」

遊星「究極神が破壊された事でお前の心を取り繕う闇が少しではあるが祓われたということか」

ディース「ぐっぐああああ！！」

急にディースは苦しみ出した

遊星「な、何が起きている」

ディースの周りに禍々しい邪気のような物が漂い始めた

ディース「貴様達シグナーを完膚無きまでに殲滅してくれる…」

遊星「ディース…もう今のお前はお前じゃないというのか」

ディース「貴様がターンを進めないなら我のターンだ！我のターン！」


ディースspc１２　遊星spc７→８


ディース「我は『Sp−ゼロ・ワールド』を発動！我のspcが１２の時墓地から決闘竜２体を特殊召喚しそのうちの一体をマイナスチューナーとして扱う！現れよ！『魔王超龍ベエルゼウス』！『冥界濁龍ドラゴキュートス』！ただしこの効果で特殊召喚したモンスターは攻撃力が０になり効果も無効になる」


　　レベル１０『冥界濁龍ドラゴキュートス』にレベル−１０『超魔王龍ベエルゼウス』をマイナスチューニング！
　　混沌を束ね姿なき身を現世に映さん！！
　　シンクロ召喚！『究極幻神アルティミトル・ビシバールキン』！（ATK0）


遊星「な、なんなんだあのドラゴンは…」

ディース「『アルティミトル・ビシバールキン』は我の墓地に究極神が存在するときにのみ召喚が出来る　このモンスターこそ決闘の地平に君臨する最初にして最後の神だ！！」

遊星「あれがディースの心を奪った闇の正体…」

ディース「『アルティミトル・ビシバールキン』の効果発動！１ターンに１度場を『邪神眼トークン』（DEF）で埋め尽くす事が出来る！」

遊星「なんだこれは・・・」

ディース「そして『アルティミトル・ビシバールキン』の攻撃力は互いの場のモンスターの数１体につき１０００ポイントアップする！我と貴様の場のモンスターの合計は１０よって攻撃力は１万となる！」


幻神　ATK0→10000


ディース「いくぞ！『究極幻神アルティミトル・ビシバールキン』よ！『シューティング・クェーサー・ドラゴン』を粉砕せよ！[マヤクールカクター]！」

遊星「『スターダスト・シフル』の効果発動！これにより『シューティング・クェーサー・ドラゴン』は破壊されない！そして『スターダスト・シフル』の効果でこのカードの攻撃力を下げる事で俺が受けるダメージを軽減させる！俺はこのカードの攻撃力を５０００下げる」


シフル　ATK5000→０からのシフルの効果で1000です


ディース「自らの攻撃力を下げてダメージを防いだか…貴様にはダメージを受けてもらう！」

遊星「ぐぅ！！」LP１５００→５００

ディース「苦し紛れにこのターンを凌いだつもりだろうがそれも次のターンで終わりだ我はこれでターンエンド」

遊星「このエンドフェイズ時に『スターダスト・シフル』の効果発動！このターンこのカードの効果で破壊を無効にしたカードの数まで相手の場のカードを破壊する！『究極神アルティミトル・ビシバールキン』を破壊する！」

ディース「愚かな…我が神を前にそのような小細工は通用しん！『アルティミトル・ビシバールキン』は破壊されぬ！そしてこのカードを破壊しようとした場合相手のモンスターは全て破壊されその数１体につき２００ポイントおダメージを受ける！」

遊星「何！？だが『スターダスト・シフル』の効果で俺へのダメージは０になる！」


幻神　ATK10000→5000（遊星の場が全滅したのでその分打点が下がります）


遊星「俺のターン！」


遊星spc８→９　ディースspc１２


ディース「貴様は何も出来ぬ！『アルティミトル・ビシバールキン』の効果発動！場を『邪神眼トークン』で埋め尽くす！これで貴様はモンスターを出す事は出来ぬ」


幻神　ATK5000→10000


遊星「俺は『スピード・ワールド２』の効果発動！spcを７つ使いデッキからカードを１枚ドローする！」


遊星spc９→２


ディース「いくらカードをドローしようが貴様はモンスターを出す事は出来ん　いずれにせよ貴様は神に対抗する事は出来んのだ」

遊星「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

ディース「我のターン！」


遊星spc２→３　ディースspc１２


ディース「我も『スピード・ワールド２』の効果を発動！我はspcを７つ使いカードを１枚ドローする」


ディースspc１２→４


ディース「我は永続罠『神の雷』を発動！我の場の『究極幻神』が存在する時このターン我が相手モンスターを戦闘で破壊するたびに相手に２００のダメージを与える！『究極幻神アルティミトル・ビシバールキン』！『邪神眼トークン』に攻撃！[マヤクールカクター]！！」

遊星「ぐっ！」LP５００→３００

ディース「守備表示故に貴様は戦闘ダメージを受けぬ　だが『神の雷』の効果で２００のダメージを受けてもらう！」

遊星「ぐぁ！」LP５００→３００

ディース「我はカードを1枚伏せてターンエンドだ」


ディース　LP７５００　spc４　手札０　場５（幻神　邪神眼×４）　伏せ２（内一枚雷）


遊星　LP３００　spc３　手札１　場４（邪神眼×４）　伏せ１



オリカ紹介


①　Sp−ゼロ・ワールド　通常魔法
自分用のspcが１２の時に発動できる。自分の墓地から同じレベルの決闘竜２体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのうち一体をマイナスチューナーとして扱う。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃力が０になり効果も無効化される。


②　神の雷　通常罠
自分の場に「究極幻神アルティミトル・ビシバールキン」が表側表示で存在する場合に発動できる。
このカードが自分の場に存在する限り自分の場のモンスターが相手モンスターを戦闘によって破壊し墓地に送る度に相手に２００のダメージを与える。


おまけ


ジャック「ブルーノ、少し金を貸せ」

ブルーノ「ど、どうしたの？急に」

ジャック「少し野暮用ができてな　案ずるなあとで２倍、いや２５０倍にして返す」

ブルーノ「ま、まぁいいけど」

ジャック「すまんな　ちょっと出てくる」

クロウ「遊星、俺と賭けしねーか」

遊星「何にだ？」

クロウ「もちろんジャックの金の使い道にだ」

遊星とクロウ「俺はコーヒー飲むに全財産賭ける」