遊戯王と百騎兵【完結】／第66話 逆転劇を作れ！　作：ヒラーズ

くそっ！今引いたカードは『リロード』だ・・・ん？待てよ・・・『リロード』？
「！（そうか！その手があったな！！）」
「？何か思いついたのかちっこいの？」
これに賭ける必要があるが、仕方があるまい。
「きゅ・・・（魔法カード発動『リロード』、自分の手札を全てデッキに戻し、シャッフルする。その後、デッキに戻した枚数分のカードをドローする！）」
「！手札を入れ替えるだと！？」
王立魔法図書館　魔力カウンター3つ
俺は手札を全てデッキに戻し、シャッフルした。そして戻したカードの枚数分、ドローした・・・。そして手札は・・・。
「！（来たか！お前さんを待っていたぞ！）」
よし・・・、これで勝てる！まずは・・・。
「・・・（魔法カード発動！『奈落経典-呪いの書-』！LPを1000払い、デッキから闇属性の悪魔族か天使族モンスター1体を召喚条件無視して特殊召喚する！出すのはこいつだ！来い！記憶破壊王！）」
百騎兵　LP4000→3000
記憶破壊王　ATK2000→2500

「むっ！攻撃力が上がった！？」
「きゅ・・・（こいつの効果で特殊召喚されたモンスターの攻撃力は500ポイントアップする！）」
さて、ここからだ！
「うにぇ！（さらに！手札から経典の使い魔 マリスを特殊召喚、自分フィールド上に闇属性モンスターがいれば手札から特殊召喚でき、このカードの元々の攻撃力、守備力は自分の墓地に存在する魔法・罠の数×600ポイントアップする！）」
経典の使い魔 マリス　ATK0→1200　☆3

「（見たこと無いモンスターだ・・・攻守0のチューナーだと？）」
「・・・（自分フィールドに闇属性モンスターが存在する時、このカードを手札から特殊召喚する！来い！経典色魔 サキュバスクィーン！）」
経典色魔 サキュバスクィーン　ATK2300　☆6

「なっ・・・3体も展開しただと！」
「ぱーう！（レベル3のマリスに、レベル6のサキュバスクィーンをチューニング！色欲を司る魔神よ、今いる敵に鉄槌を！Ｓ召喚！現れろ邪淫経典の魔神 アスモデウス！）」
邪淫経典の魔神 アスモデウス　ATK3000　☆9

「きゅ！（マリスの効果発動！このカードがＳ素材として墓地に送られた時、スタンバイフェイズ時に特殊召喚される！さらにサキュバスクィーンの効果発動！このカードがＳ素材になった時、このカードは墓地に行かず、手札に戻る！そして再度サキュバスクィーンを特殊召喚！）」
このコンボをみたヲタ・ファイヤーは驚きを隠せて無かった。
「このターンを逃しても次のターンで倒せるとでも言うのかちっこいの！」
何を言ってるんだ？このターンで倒すに決まっているだろ？
「きゅ・・・（アスモデウスで王立魔法図書館を攻撃！イービルブレイク！）」
「くっ・・・ここで負けるわけには・・・」
これで条件が揃ったな・・・よし！
「ふきゅ（お前さんに俺のエースを見せてやるよ！アスモデウスをＤ素材とし、エクストラデッキからＤ召喚する！）」
巨大な黒い本が出現し開くと同時にアスモデウスが吸い込まれ、本の中から巨大なハンマーを持ち、黒翼をつけた魔王が現れる。
「・・・（粉砕しろ！傲慢経典の究極魔王 ルシファー！）」
傲慢経典の究極魔王 ルシファー　ATK3100

「それがちっこいののエースモンスターか！」
「きゅ・・・（バトル続行！記憶破壊王でダイレクトアタック！）」
ヲタ・ファイヤー　LP4000→1500

「ぐっ・・・」
「きゅ・・・（記憶破壊王の効果発動、直接攻撃でダメージを与えた時、相手の墓地に存在するＳモンスターを除外し、除外されたＳモンスターの数×1000ポイントのダメージを与える）」
ヲタ・ファイヤー　LP1500→500

「馬鹿な・・・この拙者が！」
「ヴァーイ！（とどめだ！傲慢経典の究極魔王 ルシファーでダイレクトアタック！カルマクラッシュ！）」
巨大なハンマーが振り下ろされ、その風圧でヲタ・ファイヤーのLPが削られていく。
ヲタ・ファイヤー　LP500→0

「負けた・・・だと」
WIN　百騎兵


「ヲタ・ファイヤー、デュエル続行不能！勝者、百騎兵！」
『決まったぁ！強いぞ経典！見事ヲタ・ファイヤーを倒したぁ！』
やかましい・・・早く戻ろう。
俺はディスクをしまい、デュエルフィールドを後にする。


次回　捜索開始