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評価・
コメント 投稿日時 |
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▶︎ デッキ | 《霞の谷のファルコン》
DTの1弾から8弾までに登場した「DT1期勢」とされるテーマの中でもとりわけ不遇な存在だった「ミスト・バレー」に属するモンスターの中で単独で強い輝きを放ち、セルフバウンスの名手とされていた鳥獣族の下級モンスター。
下級モンスターで2000打点を持つ代わりに攻撃宣言を行うための手順として自分の場のカード1枚を手札にバウンスしなければならないというデメリットアタッカーの一種のような設計になっているのですが、これを利用して自分の場の召喚誘発効果を持つモンスターや装備カード化したモンスター、再発動することが有効な永続魔法や永続罠を使い回すことを可能としていました。 当時このようなことが手軽にできるのはEXモンスターの中でも極めて限られたデッキでのみ使用できる《宇宙砦ゴルガー》や《氷結界の虎王 ドゥローレン》くらいで、このカードはそれをメインデッキの高打点の下級モンスターで行えるという貴重な存在で、「ミスト・バレー」ネームを持つレベル4モンスターであることも自身をS素材に利用できる《霞の谷の雷神鬼》が同じくセルフバウンス能力を持っていたことから活かすこともできていました。 現在では攻撃宣言をしなければセルフバウンスできないという仕様があまりに微妙過ぎるカードになってしまいましたが、その見た目の良さも含めて多くのデュエリストを魅了したカードであることに疑いの余地はなく、かく言う私も当時ゴルガー軸の【エーリアン】を使用していたのもあって、これの「エーリアン」ネームを持ったやつを出してくれないかなあと無限に思っていたものです。 |
▶︎ デッキ | 《ナチュル・スパイダーファング》
評価時点までに登場している数多くのメインデッキの「ナチュル」下級モンスターの中で最も高い元々の攻撃力を持つ2100打点のカード。
デメリットアタッカーの一種でもあり、昆虫族で2000打点以上の下級モンスターとしては《地雷蜘蛛》・《アーマード・フライ》・《電動刃虫》に続く4体目となるモンスターでした。 そのデメリット内容は相手が効果を発動したターンのみ攻撃宣言を行えるというもので、デメリットとしてはそれほど重くはないものの、自分のターンに相手が動くかこちらから無理矢理動かさないと攻撃に参加できないのでとてつもなく使いづらい。 単なる攻撃表示の壁として置いておくならそれこそ《地雷蜘蛛》で良いし、【ナチュル】と何ら相性の良い効果というわけでもないので、レベル4の昆虫族の「ナチュル」モンスターとしても《ナチュル・ホーストニードル》などに優先する価値は低いでしょう。 |
▶︎ デッキ | 《魔轟神ガルバス》
「魔轟神」の立ち上げ時から登場していたメインデッキの「魔轟神」モンスターの1体。
【魔轟神】は第6期を代表するソリティアデッキとして名を馳せるほどの展開デッキだったのですが、メインデッキの悪魔族の方に関しては正直低性能なモンスターの方が多く、デッキの回転や展開に関わる《魔轟神グリムロ》・《魔轟神クシャノ》・《魔轟神クルス》が現在でも【魔轟神】における一線級のモンスターである一方で、他のメインデッキの「魔轟神」悪魔族モンスターは見向きもされないことがほとんどでした。 このカードの能力はテーマのメインデッキのモンスターが持つ自前の盤面除去効果という《エーリアン・テレパス》とかが好きだった私にとっては割と評価したいものとなっているのですが、対象を取る効果でこの除去の質と効果範囲はあまりに渋すぎであり、ターン1なく手札を切って効果を使えるという大きなメリットも基本守備力1500以下のモンスターしか破壊できないという仕様の前には霞んでしまう。 |
▶︎ デッキ | 《魔轟神グリムロ》
「魔轟神」の立ち上げ時から登場していたモンスターの1体で、その見た目の人気もさることながら、持っている能力も有用であることから評価時点となる現在でも【魔轟神】におけるメインデッキの一軍を張っているカード。
その能力は自分の場に「魔轟神」モンスターが存在する場合に自身を手札から墓地送りにすることで同名カード以外のテーマモンスター1体をサーチできるという、後に《先史遺産クリスタル・スカル》にも発動条件や効果の大筋が引き継がれるモンスターカードの体をしたテーマのサーチ札となっている。 《超重武者バイ-Q》のように単独で効果を使うことこそできないものの、こちらは効果の使用に名称ターン1が設定されていないので3積みしても事故を起こしにくく、墓地に送られた後は《魔轟神クルス》の蘇生対象となり素材要員としても役立ってくれます。 デッキの回し手やEXモンスターの素材となるための展開要員ばかりが優秀なメインデッキの「魔轟神」モンスターを象徴するようなカードの1枚と言えますね。 |
▶︎ デッキ | 《プライドの咆哮》
自身よりも攻撃力が高い相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時にその攻撃力の差分のLPを払うことで発動ができ、その自分のモンスターの攻撃力がダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターとの攻撃力の差分+300アップするという効果を持つ戦闘補助系の罠カード。
相手モンスターとの攻撃力差が大きいほど多くのLPを払う必要がありますが、得られる結果としてどんな低打点のモンスターでも必ず戦闘を行う相手モンスターよりも300高い攻撃力となり、発動がダメージ計算時なので妨害されたりさらに上書きされる可能性も低く、自分のモンスターに作用する効果なので完全耐性持ちでも葬ることができる。 ダメージ計算時までは発動すらできない罠カードで、《月鏡の盾》と同様に相手のLPを取る力には乏しいカードですが、登場当時の戦闘補助札としてはかなり高性能な方だったカードであることは間違いなく、《KA-2 デス・シザース》などのようなとにかくモンスターを戦闘破壊することが重要な能力を持つモンスターにとってはとても貴重なカードでしたね。 |
▶︎ デッキ | 《アイヴィ・シャックル》
《DNA改造手術》の亜種となる場のモンスターの種族を操作する効果を持つ永続罠カード。
このカードの場合は相手の場のモンスターのみを自分のターンだけ植物族に変更するというものになっている。 植物族に変更された相手モンスターは自分のターンで自分の効果によって踏み台にしていくことになるわけですが、相手ターンでは効果が適用されないため種族操作による妨害には繋がらず、自分のモンスターの種族を変更しないデメリットがほぼないことを考えると《DNA改造手術》で良いようなというところが否めない。 一応相手にあっさり壊された時の保険の1ドローが設定されているのは悪くないのですが、これはもうメイン効果は《DNA改造手術》のそれよりも微妙だと言ってしまっているようなものでもあります。 |
▶︎ デッキ | 《スナイプストーカー》 |
▶︎ デッキ | 《夜薔薇の騎士》
アニメ版5D’sでアキが使用した、意外とたくさんいる植物族ではない「ローズ」モンスターの1体となる戦士族。
召喚誘発効果で手札の植物族の下級モンスター1体を展開できるという【植物族】にとっての《切り込み隊長》がチューナーでもあるというカードです。 特殊召喚したモンスターの効果を無効にせず、EX展開を制限することもなく盤面のモンスターを増やせる効果ということで一定の価値がある効果となりますが、召喚権が必要で手札からの特殊召喚なので見た目通りそれほど高性能な効果でもありません。 自身が植物族でないことも《増援》でサーチできることなどを除けばほとんどの場面でマイナス要因にしかならず、植物族を攻撃から守る効果もこのステータスではおまけ効果にすらならないでしょう。 |
▶︎ デッキ | 《モンタージュ・ドラゴン》
アニメ版5D’sで牛尾が使用した、メインデッキ側のエースとなるドラゴン族の特殊召喚モンスター。
自身以外の手札のモンスター3体を墓地に送った場合のみ手札から自己SSでき、この時に墓地に送ったモンスターのレベルの合計の300倍が自身の攻撃力となる。 レベルの合計が27以上になると初期LPである8000を超える攻撃力になることからメインデッキのモンスターのレベルが9や10のものが主体となるデッキで使いたいところですが、自身のレベルが8であるためレベルサポートを共有できないというのがあまり噛み合いが良くない。 手札に引き寄せる方法としては、守備力が0で発動を伴わない方法で自身を特殊召喚するので《黒き森のウィッチ》によるサーチが有効となります。 攻撃一辺倒な能力で効果無効に非常に弱いのはもう仕方ないとして必ずモンスター3体を墓地に送る必要があるのが厳しいところで、《マシンナーズ・カノン》のように1体からでも対応していれば容易に自己SSできるレベル8ドラゴンの素材要員としても使えそうだっただけに残念です。 |
▶︎ デッキ | 《緊急儀式術》
自分の場に儀式モンスターが存在しない場合に自分の手札または墓地の儀式魔法1枚を除外することで発動ができ、その儀式魔法の「カードの発動時」の効果をコピーできる通常罠カード。
本来自分メインフェイズにしか発動できない儀式魔法のカードの発動時の効果を罠カードによってお互いのターンにフリチェで使用できるようになるというもので、これにより対応する儀式モンスターを自分バトルフェイズや相手ターン中に儀式召喚できるようになる。 儀式召喚時に効果が誘発する儀式モンスターはその効果を相手ターンに使用できるようになるためそれらのモンスターとは特に相性が良く、リリースするモンスターによってはそれらのモンスターが持つ誘発効果も利用でき、魔法カードの発動が封じられている状態でも儀式召喚を行えるのも大きな利点になり得ます。 類似効果を持つ罠カードとしては、手札の儀式魔法しかコストにできない代わりにこれを墓地効果で行う《星逢の天河》が存在しており、あちらにはカードの発動時の別な効果があるほか《星逢の神籬》という優秀な専用のサポートカードまで存在しているので、少なくとも【霊魂】ではあちらの方が優先されるでしょう。 コピーするカードによっては自身と除外するカードの2枚だけでも機能し得る《融合複製》に一歩劣る印象ですが、遊戯王OCGにおいて最初に実質的な罠カードの効果による儀式召喚を相手ターンに行うことを可能としたカードとして史実的価値のある存在だと感じますね。 |
▶︎ デッキ | 《超重武者ツヅ-3》 |
▶︎ デッキ | 《ワンダー・エクシーズ》
自分の場のモンスターをX素材としたX召喚を罠カードの効果によって行うという《緊急同調》のX召喚版となる「エクシーズ」ネームを持つ通常罠カード。
こちらは発動タイミングを問わずにお互いのターンに完全フリチェで使えるだけでなく、対象とした自分の場のモンスター2体のみをX素材としたというような指定もなく、条件さえ満たされていれば「重ねてX召喚」のようなモンスター1体をX素材として行うことができるX召喚にも対応している。 X召喚誘発効果を持つモンスターや、一部の永続効果や誘発即時効果を持つXモンスターとも当然相性が良く、カード1枚を使ってまで行う価値があるかと言われると微妙なところではありますが、フリチェでX召喚を行えるからこそ可能になることも色々あり、余計な発動条件や制約などもなく使いやすいカードであることは間違いないでしょう。 |
▶︎ デッキ | 《闇王プロメティス》
召喚時に墓地の闇属性を任意の数だけ除外して打点上げられるモンスター。
闇ストラク出身のカードでこれで《ウィルス》通常罠のコストに充てたり ダムドの様なダークモンスター降臨の為の墓地調整を行えた。 相手の墓地も除外できれば役割が増えてた筈だが、ご覧の通りという感じで 今やこれでしか出来ない様な動きは殆ど無く、除外に関しては他に使いやすいカードは多い。 カードを問わず大量に除外できる《妖精伝姫-シラユキ》、闇属性に絞るなら《ビーステッド》と 召喚権に依存しないフリーで動けるモンスター達が居る。 打点UPの方もEF時までしか持たない上に方向性は違う物の超火力を実現出来る《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》が立ちはだかるので どちらかに特化した物が望ましい現代では中途半端な立ち位置のカードになってしまう。 |
▶︎ デッキ | 《竜宮のツガイ》
リュウグウノツカイと呼ばれる深海魚と、カップルや夫婦の意で使われることが多い言葉である「番(つがい)」をかけた言葉遊びカードの一種で、手札のモンスター1体をコストとして捨てることで、デッキから幻竜族の下級モンスター1体を特に制限なく特殊召喚できる能力を持つ幻竜族の上級モンスター。
幻竜族版の《召喚僧サモンプリースト》と呼ぶべき能力となっており、こちらはコストがモンスターということ概ねこちらの方が発動が容易であり、レベル4以外の下級モンスターもリクルートできる点が優れている。 しかし自身は自己SS能力のない上級モンスターでかつ効果には名称ターン1も設定されており、リクルート対象となるモンスターも評価時点となる現在でもそれほど多くはありません。 種族寄りの汎用枠として悪くないカードだとは思いますが、さすがに現代基準ではこれのレアリティをスーにするほどの価値は到底感じられない。 |
▶︎ デッキ | 《天魔大帝》
いわゆる「帝」上級モンスター群と同じ攻守を持っており、自身のカード名にも「帝」の文字が含まれているほか、持っている能力も「帝」モンスター群と相性が良い上級モンスター。
なおレベルは5となっており、《雷帝ザボルグ》以外はレベル6となっている「帝」上級モンスター群のそれとは一致していない。 その能力は自身が場に存在する限り、NSされたモンスターの効果の発動に対する相手の効果をチェーンクローズするというもので、アドバンス召喚誘発効果を持つ「帝」モンスター群の効果に対して相手はチェーンブロックを作る効果で茶々を入れることができなくなるという点でシナジーするようになっている。 もちろん下級モンスターのNS誘発効果にも対応しており、自分だけでなく相手のNSしたモンスターの効果の発動に対しても相手はチェーンできなくなる。 しかし当然ながら単独では何ら役に立たない能力であり、発揮する効果もこれしかない上に自己SS能力どころかリリースなしでNSする能力すら持たないこのカードを採用するほどのものとは思えない。 幸いにもこのカード自体は別にアドバンス召喚によって出す必要は皆無なので、このカードを使うなら少なくともこのカードに召喚権を充てることは避けたいところ。 |
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