04話　採用試験　中編　作：名無しのゴーレム

「俺のターン、ドロー。スタンバイフェイズ時に、機密兵器03 ストリグスを特殊召喚する。」

機密兵器03 ストリグス（オリジナルカード）
星4/地属性/機械族/攻800/守300
①：このカードが「機密兵器」と名のついたカードの効果によって除外されたときに発動する。次の自分のターンのスタンバイフェイズ時にこのカードを表側攻撃表示で特殊召喚する。②：このカードの召喚に成功したときに発動できる。このカードの攻撃力を自分の墓地に存在する「機密兵器」と名のついたカードの数×300ポイントアップさせる。

「え？　なんで？」
「機密兵器は機密兵器の効果によって除外されたとき、次の自分のスタンバイフェイズに特殊召喚される。イグニスの効果で除外されたストリグスが俺の場に特殊召喚されただけだ。」
俺は京子の疑問の声に答えてやると、京子は続けていいよと手をひらひらと振った。
「手札から機密兵器02　ディプロイを召喚。」

機密兵器02　ディプロイ（オリジナルカード）
星4/炎属性/機械族/攻1000/守400
①：このカードが「機密兵器」と名のついたカードの効果によって除外されたときに発動する。次の自分のターンのスタンバイフェイズ時にこのカードを表側攻撃表示で特殊召喚する。②：このカードの召喚に成功したときに発動できる。自分の墓地の「機密兵器」と名のついたモンスター2体を除外し、デッキから1枚ドローする。

「ディプロイの効果発動。墓地のイグニス、シーラーを除外し、カードを1枚ドローする。」
「！　じゃあ次のターンにはまた……」
「ああ。イグニスとシーラー、2体が特殊召喚される。」
「……で、でも、何体並べてもその攻撃力じゃ私のモンスターたちは突破できないよ！」
たしかにこのままではそうだ。だが……
「俺はレベル4のディプロイとストリグスでオーバーレイ！」
「！　それって…」
「まさか…」
仙波さんと京子が驚いている。どうしてだろうか。別にまだエクシーズモンスターを出したわけでもないのに。
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚！　現れろ、機密兵器β　フォートレス！」

機密兵器β　フォートレス（オリジナルカード）
エクシーズモンスター　ランク4/光属性/機械族/攻800/守2600
「機密兵器」と名のついたレベル4モンスター×2 ①：1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、墓地に存在する「機密」と名のついたカードを2枚まで選択して発動できる。選択したカードをゲームから除外し、除外したカードの枚数×500ポイントこのカードの攻撃力を上昇させる。②：このカードが相手によってフィールドを離れたとき発動できる。ゲームから除外されている「機密兵器」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

「これがエクシーズ召喚…」
「俺も実際に見るのは初めてだ…」
何？　このあたりじゃエクシーズ召喚は珍しいのか？　…まあいい、疑問をぶつけるのはデュエルに勝ってからだ。
「フォートレスの効果発動！オーバーレイユニットを一つ使い,墓地のバリアと今墓地に送ったディプロイを除外し、攻撃力を1000ポイント上昇させる！」
攻撃力　800→1800
「バトルだ！フォートレスでベストロウリィを攻撃！」
「させないよ！罠発動、和睦の使者！これでベストロウリィは破壊されず、私が受けるダメージは0になる！」
「くっ…俺はバトルフェイズを終了する…」
「じゃあベストロウリィの効果でベストロウリィをデッキに戻してデッキからラクエルを特殊召喚するよ。」
再び京子の場にラクエルが召喚される。しかも、今度は…
「剣闘獣の効果で特殊召喚されたラクエルの攻撃力は2100になるよ。」
「…俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」

京子　LP4000 手札3枚　フィールド　剣闘獣ラクエル、剣闘獣ムルミロ
強志　LP4000手札2枚 　フィールド　機密兵器β　フォートレス 伏せカード1