70話：二人の邪神　作：ヒラーズ

黒い陸也との戦い……果たしてどのようなデュエルに……。

陸也　LP8000
手札5

ダーク陸也　LP8000
手札5

ルール：リミットブレイク

「先攻は俺だ。ドロー」
陸也
手札5→6

「手札から『奈落経典‐呪いの書‐』を発動。１０００ＬＰ払って、俺のデッキから闇属性の悪魔族、天使族モンスター1体を召喚条件無視して特殊召喚する。《幻魔皇ラビエル》を特殊召喚」

幻魔皇ラビエル　☆10　ATK4000→4500

「ほう？攻撃力が強化されたが、魔法の効果か？」
「奈落経典の効果で特殊召喚されたモンスターの攻撃力は５００上がる。さぁ、前座だ……破って見せろ。カードを2枚伏せてターン終了だ」

陸也　LP7000
手札3
場　幻魔皇ラビエル
伏せカード2枚


いきなりの三幻魔。陸也は何かを隠してる？とにかくダーク陸也はどのようなデッキなのだろう？

「オレのターン」
ダーク陸也
手札5→6

「フム、オレは手札から『起動修正』を発動。手札から機械族モンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。手札から《魔眼の機械－ウルフェル》を特殊召喚」

魔眼の機械－ウルフェル　☆8　ATK2500

「メカニルだと！？」

ダーク陸也が召喚したのは、アンドロイドのようなモンスター。しかしそれに陸也は驚き、眉を顰める。

「知ってるようだな？さらに手札から速攻魔法『強襲機械』を発動。このターン、オレのフィールドの【メカニル】モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊する度にデッキ・墓地から【メカニル】モンスター1体を特殊召喚する。この効果に対してお前は効果を発動できんぞ」
「ぐっ……小癪な！」
「果たしてどっちが小癪かな？ウルフェルでラビエルを攻撃。効果により、【メカニル】モンスター以外のモンスターはダメージ計算を行わずに破壊する」

陸也のラビエルが無残に破壊され、デッキからもう1体の機械族モンスターがダーク陸也の場に特殊召喚される。

「じゃあこのモンスターでも出しておくか。《紺眼の機械－キリアルファ》を特殊召喚」

紺眼の機械－キリアルファ　☆8　ATK2700　　2／2

「今度は海竜族か…！」
「キリアルファでダイレクトアタック。メカニルファング」

陸也　LP7000→4300

「くっ……！」
「随分と雑魚い前座だな。こんな奴が海理の弟とは……期待外れだったよ。カードを1枚伏せてターンエンドだ」

ダーク陸也　LP8000
手札3
場
魔眼の機械－ウルフェル
紺眼の機械－キリアルファ
伏せカード1枚


「俺のターン！」
陸也
手札3→4

「手札から永続魔法『美食経典-暴食解禁の書-』を発動。そして奈落経典の効果により、LPを1000払って《嫉妬経典の人魚》を特殊召喚し、効果でお前さんのウルフェルを破壊、そして手札1枚をデッキの下に戻す」
「良いだろう」


「Ⅾ条件は達成した。出でよ！美食経典魔王 ベルゼブブ！」

美食経典魔王 ベルゼブブ　ATK2600

陸也の場に現れたのは巨大なハエの悪魔族モンスター。効果は確か……。

「効果により、このカードがⅮ召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊し、除外する！ベルゼビュート・インパクト！」

ベルゼブブの持つ骨の杖が振り下ろされ、地面に当たった衝撃でダーク陸也の場が真っ平になった。攻撃のチャンスは今しかない！

「ベルゼブブで攻撃！このカードはバトルフェイズ中は攻撃力は4000になる！！ベルゼブル・フルスマッシュ！！」

ダーク陸也　LP8000→4000

「抜かったか…まぁいい」
「俺はこれでターン終了だ！」


陸也　LP3300
手札3
場
美食経典魔王ベルゼブブ
永続
奈落経典‐呪いの書‐
美食経典‐暴食解禁の書‐
伏せカード2枚

ダーク陸也　LP4000
手札2
場及び伏せ
無し