第８話真実の愛 奪われたハーデスト　作：こんにゃく

サスケ「さぁ！！止めだ！！ロブグレモリーでダイレクトアタックだ！！スパイラル・デザードォ！！」

このは「まずいのです！このまま２体のモンスターでダイレクトアタックされたら！！」

一騎「俺はＣ・ベビードラゴンのＰ効果を発動！」

一騎「このカードは『Ｐゾーンのこのカードを破壊することで１度だけ戦闘ダメージを無効にする』！！」

サスケ「だが！！まだもう一体残っているぞ！！ハーデストアイズでダイレクトアタックだ！！」

サスケ「召雷のストライクバーストォォ！！」

一騎「うっぐぁぁぁあああ！！！」
ライフ300

このは「いっきぃぃぃ！！！」

サスケ「俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」

このは「サスケ！もうやめるのですよ！！こんなこと！！」

サスケ「こんなことじゃないよこのは…これは君を賭けた真剣勝負なのさ」

このは「私を賭けた…？」

サスケ「そうだ、君はとても可憐で美しい…俺に相応しい人間だ…俺にこんな何処から来たかもわからぬいやしい人間に渡すわけにはいかない！！」

このは「サスケ…」

サスケ「君は俺のものだ！！誰にも渡さない！！」

一騎「…っ…甘ったれるなよ…けほっけほっ」

サスケ「なに？」

一騎「お前はこのはの幼馴染みなんだよな…俺にも二人の幼馴染みがいた」

サスケ「…」

一騎「いっつも何かと口を出してきて嫌って言うほど喧嘩して…それでもあいつらは俺を心配してくれた…側に居てくれたんだ」

このは「いっき…」

一騎「幼馴染みっつうのは相手の幸せを第一に考えるもんじゃねぇのかよ！！」

サスケ「っ！！」

一騎「そうやって力ずくで手にいれて相手のことを何も考えないで何が幼馴染みだ！そんなもん幼馴染みじゃねぇ！！」

サスケ「黙れ！！俺の何がわかる！！俺は！！俺はぁぁ！！！」

…
２年前 黒霧の里 エクサス侵攻

サスケ「お父さん！このはちゃんは！？」

コウスケ「分からん…俺も里の人間を逃がすので精一杯だったからな」

サスケ「っ…そうなんだ…僕に力があったら」

コウスケ「人間には誰にでも得て不得手があるお前はここで怪我人を治療することがお前の仕事だ」

サスケ「うん…」

…

サスケ「！！このはちゃん！！」

このは「…」

サスケ「このはちゃん？…そういえばもみじくんは？」

このは「サスケ…」ｼﾞﾜｯ

サスケ「えっ？」

ギュッとサスケにもたれかかれ泣き出すこのは、最初は驚きが大きかっただがすぐに優しく抱き締めるサスケ

サスケ「ぼ…僕が…ま…守ってあげるから…ね？」

そのまま泣き崩れるこのは。

…

サスケ「俺は今まで何もできなかった！してやれなかった！だがいまは違う！！俺には力があるこのソロモンズの力が！！」

一騎「それはお前の力なんかじゃねぇ！！」

サスケ「っ！？」

一騎「お前は逃げてるだけだ！！！」

このは「いっき…」

サスケ「俺が逃げている…？違う！！俺はもう逃げることを止めたんだ！！今までとは…！」

一騎「そんな力に頼って何が逃げてないだ！！そんなもんに頼らなくても自分の信念くらい貫き通しやがれぇ！！！」

サスケ「っ！！！」

このは「そうなのですよ！サスケ！私はあなたとこの里の皆のおかげで悲しみから脱することができたのでござるよ！だからあなたのやってきたとこはけして無駄でも何でもないのでござるよ！！」

サスケ「ぼ…僕は…っ！！？」ドクン

一騎「っ！？サスケ！？」

このは「どうしたでござるか！！？」

サスケ「うぐぁぁぁ！！？」ドサッ

《まだだ…まだ終らぬ…》

ピカーンと輝き始めるソロモンズそして…

サスケ「うぉぉぉおおおぉぉ！！！」

このは「な…なんと言う邪気…さっきよりも増して…」

サスケ「悪いが…まだ俺は諦められないのでな！！」

一騎「くっ…やっぱりあのモンスターを何とかしないと…だったらその呪縛から解放してやるっ！！！」

一騎「俺のターン！！俺は手札からスケール2の『Ｃ・フレア・アーチャー』をセッティング！！これでレベル3から5のモンスターを同時に召喚可能！！ペンデュラム召喚！！」

一騎「現れろ！！『Ｃ・ベビードラゴン』！！」

ベビードラゴン 風属性 ペンデュラム
レベル3
ドラゴン 攻撃力1200

サスケ「ふっなにかと思えば攻撃力1200のモンスター…」

一騎「それはどうかな！！ベビードラゴンのモンスター効果を発動」

一騎「『このモンスターのみペンデュラム召喚された時デッキからＣ・（チェンジ）と名のつくレベル4以下で攻撃力が1000以下のモンスターを１枚手札に加える』！！」

一騎「俺が加えるモンスターは『Ｃ・ダッシュ・ウォーリアー』！！そして俺はこいつを通常召喚！！」

ダッシュ・ウォーリアー風属性
レベル3
戦士 攻撃力600


サスケ「ふっなにかと思えば攻撃力600だと！？それじゃあ俺のモンスター達は倒せないぞ！！」

このは「いっき…どうするのです…？」

サスケ「さらに俺のロブグレモリーは『フィールドにコントロールを奪ったモンスターがいる限り戦闘、効果での破壊はできない！！』」

一騎「だったらハーデストアイズを返してもらう！！俺はダッシュ・ウォーリアーで攻撃！！！」

このは「なっ！？攻撃力の低いダッシュ・ウォーリアーでは破壊はできないでごさるよ！？」

一騎「ダッシュ・ウォーリアーはバトルするとき『攻撃力を1200ポイントアップする！』よって攻撃力は1800！！」

一騎「そして！フレア・アーチャーのペンデュラム効果発動！！『自分フィールドのＣ・モンスターがバトルする時バトル終了までフィールドのＣ・モンスターの数だけ相手モンスターの攻撃力を400ポイント下げる』！！」

サスケ「なに！！？」

一騎「俺のフィールドには２体のＣ・モンスターよってハーデストアイズ、ロブグレモリーの攻撃力は800下がる！」

ハーデストアイズ
攻撃力1700

ロブグレモリー
攻撃力1200

一騎「いっけぇぇぇ！！」

サスケ「くっ！！俺は罠カード『月読みのカーテン』を発動」

サスケ「これにより『コントロールを奪ったモンスターの破壊は無効』！！…うぐぁぁぁ！！！」
ライフ1300

サスケ「さらに永続罠『傀儡のカーテン劇場』を発動！！『コントロールを奪ったモンスターは次の自分のターンから戦闘では破壊されなくなる』」

サスケ「これで俺のモンスターは破壊することはできない！！無敵の要塞よ！！」

一騎「…俺はこれでターンエンド」

サスケ「これで貴様は終わりだぁ！！アッハッハッ」

このは「いっきぃぃぃ！！」

後半へ続く