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28:銀河に響け!スペースアイドル再び 作:ほーがん
第28話「銀河に響け!スペースアイドル再び」
カケルはレイジの控え室に行っていた。
「失礼します。レイジさん、食事と飲み物をお持ちしました。」
ドアを開けたカケル。椅子に座っていたレイジは、立ち上がりカケルに歩み寄った。
「お弁当くらい自分で運んだのに、わざわざ悪いね。」
レイジはカケルの手から弁当とお茶の缶を受け取った。
「プロデュエリストのレイジさんに、そんなことさせる訳にはいきませんよ。」
カケルの言葉を聞き、レイジは笑う。
「ははは、律儀なんだね君は。でも、デュエリスト同士にプロかどうかなんて関係ないよ。全力で戦うのはどちらも同じなんだから。」
椅子に座ったレイジは、隣に余っていた椅子を引いた。
「座りなよ。どうせ食事するなら誰かと一緒の方が楽しい。」
緊張した面持ちでカケルは言う。
「い、いいんですか?」
レイジは笑顔を見せた。
「もちろん。それに色々聞きたい事もあるしね。」
椅子に座ったカケル。レイジは弁当の蓋を開けながら言った。
「いただきまーす。えっと、君はカケル君だっけ?」
カケルは頷く。
「はい、仁ノ森カケルと言います。実行委員会では雑用担当です。」
割り箸を割るレイジ。レイジは優しい口調で言った。
「そうか。雑用っていうのは、ある意味一番大事な仕事だからね。君みたいに働いてくれる人が居るから、僕らはステージに立つ事が出来る。感謝してるよ。」
カケルは照れくさそうに笑う。レイジはカケルに質問した。
「君はずっとこの街に居るの?」
カケルは答える。
「はい、生まれも育ちもここです。俺が生まれた時にはすでに空は灰色で、街はボロボロでしたけど。」
レイジは言った。
「大変だったね。僕もこの街の事は知っていた。灰色の街。誰も寄せ付けることのない不毛の地。外じゃここはそう呼ばれていたよ。」
窓の外を見るレイジ。太陽の光が差し込み、目を細める。
「でも、今はそんな事が嘘だったかのように晴れ渡ってる・・・。みんなに笑顔が戻って本当によかった。笑顔じゃなきゃ、デュエルしてもつまらないしね。」
カケルは思わず口を滑らす。
「レイジさんって、思ったより真面目な人なんですね・・・あっ!すいません!!」
その言葉にレイジは笑った。
「あははは!気にしなくていいよ、よく言われることだから。世間じゃ”雷撃の貴公子”なんて呼ばれてるけど、なんで自分がこんなに人気があるのか自分でも分からないくらいだし。」
カケルは真面目な顔で言った。
「それはレイジさんが強くて、かっこいいからですよ。みんなの憧れになるのも自然な流れです。」
レイジは弁当を頬張りながら言う。
「”憧れ”か・・・。それは素直に嬉しいけど、正直な所あんまり自信がないんだ。プロデュエリストなのにね。」
「レイジさん・・・。」
ハッとした顔でレイジは口を開いた。
「あ、ごめん!変な空気にしちゃったね。それにしても、このお弁当美味しいね!見た所手作りだけど、誰が作ったんだい?」
カケルは嬉しそうに言う。
「実は俺が作ったんですよ。美味しいだなんて、ありがとうございます!」
レイジは驚いた顔をする。
「へぇ!君って料理もできるのか!すごいね!ただの雑用にしておくには勿体ないなぁ!」
その時だった。
「ちょっとぉ!!カケル!!」
勢いよく開くドア。驚いて二人は振り向いた。
「ワタクシにピーマンを食べさせようとするなんて、どういうつもり!!?」
そこに立っていた小さいシルエットに、カケルは言った。
「ま、マーナ!なんだよいきなり!」
怒りに燃えるマーナは部屋の中へ入り込むと、カケルの胸ぐらを掴んだ。
「ワタクシのお弁当にピーマンが入ってたの!あれだけピーマン入れないでって言ったのに、ひどいわ!」
カケルは抗議する。
「俺、ちゃんとピーマン入れないで作ったぞ!!なんかの間違いじゃないか!?」
その時、レイジが口を開く。
「ふーっ、ごちそうさま。ん、そういえば僕のお弁当にはピーマン入ってなかったよ?」
カケルはレイジの弁当を見た。
「あっ!も、もしかして!」
弁当の蓋を確認するカケル。そこには文字が小さく書き記されていた。
「マーナ用・・・あっちゃー・・・。」
ゆっくり振り向き、マーナの方を見るカケル。
「カケル・・・覚悟はできてるんでしょうね・・・!!」
カケルの額に汗が伝う。
「あの、えっと・・・ごめん・・・ね?」
マーナは叫んだ。
「許さないんだから!!こうなったらデュエルよ、デュエル!!来なさい!!」
カケルの腕を引っ張るマーナ。カケルは引きずられるように付いて行った。
「あ、デュエルするなら僕も見て行っていいかい?」
レイジは二人の後を追いかけた。
ステージ上に立つカケルとマーナ。カケルは疑問をぶつけた。
「なぁ、なんでデュエルしなきゃいけないんだよ。」
マーナは言う。
「お弁当の蓋を開けた時、ピーマンが入ってたワタクシの絶望があなたに分かるの!?こんな思いをワタクシにさせたんだから、デュエルで倒さなきゃ気が済まないわ!」
カケルは肩を落とす。
「はぁー、なんで弁当間違えたんだろ俺。」
ステージの下、レイジは笑って言う。
「僕はピーマンも食べたかったけどなぁ。」
マーナはカケルを指差した。
「カケル!あなたはD・ポイントを40掛けなさい!」
思わずカケルは声を上げる。
「はぁ!なんで40ポイントも掛けるんだよ!」
マーナは言う。
「ワタクシに、こんなひどいことをしたんだから当然よ!ちなみにワタクシも40掛けるわ!ま、あなたじゃワタクシは倒せないでしょうけど!」
レイジは残念そうに言う。
「お互いにポイントを掛け合ってデュエルか・・・。僕も参加したかったなぁ。」
マーナはD・ディスクを構えた。
「さぁ、けちょんけちょんにしてあげるわ!」
カケルも同じようにD・ディスクを構える。
「しょうがねぇ、やるからには全力だ!」
『デュエル!!(LP4000 VS LP4000)』
前に出たのはマーナ。
「先攻は貰うわ!ワタクシのターン!ワタクシは手札から《スペースアイドル・アコ(☆2/光/天使/100・300)》を召喚!」
輝かしい衣装を着た黒髪のアイドルが、マイクを片手に手を振る。
「この瞬間!《スペースアイドル・アコ》の効果発動!デッキから1枚ドローするわ!」
マーナはドローしたカードを確認すると、そのカードをD・ディスクにセットした。
「ワタクシは永続魔法《星間アイドルランキング》を発動!このカードは、1ターンに1度、自分フィールドの「スペースアイドル」1体のレベルを1つ上げるか下げる事ができる!ワタクシは《スペースアイドル・アコ》のレベルを1つ上げる!」
アイドルはウインクすると、自身のレベルを1つ上げた。
「さらに、ワタクシは手札の《スペースアイドル・レイ(☆3/光/天使/チューナー/1000・600)》の効果発動!自分フィールドに同じレベルの「スペースアイドル」が存在する場合、このモンスターは手札から特殊召喚できるわ!」
金髪に青い目を持ったアイドルは、軽快にステップを踏みフィールドに躍り出た。
「チューナーが出て来ちまったか・・・。」
身構えるカケル。しかし、マーナはカケルの予想とは違う行動に出た。
「ワタクシはカードを2枚セットして、ターンエンド!」
カケルは拍子抜けする。
「って、シンクロ召喚しないのかよ!」
マーナは含み笑いしながら言う。
「ふふふ、ワタクシの戦略を見抜けるかしら?」
デッキに手を伸ばすカケル。
「どんな戦略だろうと勇気で乗り越えるぜ!俺のターン!」
引いたカードを確認し、カケルは笑う。
「出番だぜ!紅蓮の勇者、《BVF・マイデン(☆4/光/機械/1900・1500)》!」
熱き闘志を滾らせ、鋼鉄のヒーローはフィールドに降り立つ。
「さらに俺は魔法カード《ブレイヴ・コール》を発動!自分フィールドに《BVF・マイデン》が存在する場合、デッキからレベル4以下の「BVF」1体を特殊召喚できる!飛び立て、炎の隼よ!《BVF・ファイアーファルコン(☆3/炎/機械/1200・1200)》!」
機械の体をもつ炎の鳥獣は、紅蓮の勇者に並んだ。
「さらに!俺は手札からこのモンスターを特殊召喚する!来い、大地の覇者!《BVF・ハイパワードリル(☆5/地/機械/1600・1700)》!」
地面を裂き、ドリルと無限軌道を持ったマシンが出現する。
「《BVF・ハイパワードリル》は自分のフィールドに《BVF・マイデン》が存在する場合、手札から特殊召喚できる!そして、自分フィールドに《BVF・ファイアーファルコン》と《BVF・ハイパワードリル》が存在する場合、手札から《BVF・オーシャンキャリアー(☆4/水/機械/1000・2000)》を特殊召喚できる!」
しぶきと共に青い潜水艦が浮上した。
「行くぜマーナ!これが俺の新たな切り札だ!レッツ!ブレイブ・ユナイト!!」
掛け声と共に、4体のマシンは飛び上がる。
「俺は《BVF・マイデン》《BVF・ファイアーファルコン》《BVF・ハイパワードリル》《BVF・オーシャンキャリアー》で融合合体!!」
紅蓮の勇者を中心に、3機のマシンは分離しパーツごとに手足へ合体して行く。
「3つの力をその手に束ね、新たな進化の扉を開け!未来の勇者、ここに爆誕!!合体召喚!!《BVF・トリニティマイデン(☆9/光/機械/融合/2500・3500)》!!」
炎・水・地、3つの力を併せ持った新たな勇者は、フィールドに降り立ち拳を構えた。
「《融合》のカード無しに融合召喚か。面白いね。」
興味深そうにレイジが呟く。
「俺の「BVF」はフィールドの融合素材を墓地に送ることで、《融合》のカード無しに融合召喚できるんです!これが、俺の編み出した新たな融合!その名も融合合体です!!」
得意げにカケルは説明した。そんなカケルはマーナは急かす。
「説明はいいから進めなさいよ!」
カケルは不敵に笑う。
「今に見てろよ、マーナ!《BVF・トリニティマイデン》の効果発動!このターン、《BVF・トリニティマイデン》以外のモンスターの攻撃権を破棄することで、《BVF・トリニティマイデン》は1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる!!」
レイジは驚く。
「攻撃力2500の3回攻撃!これが決まれば1ターンキルが成立する!」
カケルは黒髪のアイドルを指差した。
「バトルだ!《BVF・トリニティマイデン》で《スペースアイドル・アコ》を攻撃!!」
炎と水を両手に纏った勇者は、背中のスラスターを噴かせると一気に飛び出した。標的となったアイドルは目を瞑り、震えながらその場にしゃがみ込む。
「攻撃して来たわね・・・!罠カード発動!《アイドル親衛隊》!!」
マーナのフィールドでカードが開き、勇者の動きが止まる。
「このカードの発動時、自分フィールドに《親衛隊トークン(☆1/闇/魔法使い/0・0)》を3体守備表示で特殊召喚するわ!」
マーナの前に、”萌え”と書かれたはっぴを羽織りケミカルライトを持った”親衛隊”が3体出現し、激しく踊り始めた。
「なっ、なんだその根暗な連中は!?」
驚くカケル。マーナは言葉を続けた。
「このトークンが存在する限り、自分の「スペースアイドル」は攻撃対象にならない!さぁ、どうするのカケル!?」
必死にオタ芸を続ける《親衛隊トークン》。カケルは白い目でそれを見つめながら、しぶしぶ指を差した。
「お、俺は《BVF・トリニティマイデン》で3体の《親衛隊トークン》を攻撃・・・。」
勇者は両拳を突き出し、炎と水の渦を飛ばす。3体の親衛隊は弾き飛ばされ、アイドル達に笑顔でサムズアップしながら散って行った。
「これでワタクシのアイドル達は守られたわ!」
マーナは得意げに言う。レイジは笑って言った。
「面白い戦術だね。勉強になるよ。」
カケルは手札のカードを取り出す。
「なんだったんだ、今の・・・。俺はカードを2枚セットしてターンエンド!」
ターンがマーナへと移る。
「ワタクシのターンね!ドロー!」
カードを引き、マーナは言った。
「見せてあげるわ、ワタクシのたくてくすを!ワタクシはレベル3の《スペースアイドル・アコ》にレベル3の《スペースアイドル・レイ》をチューニング!」
金髪碧眼のアイドルは手を振って飛び上がると光の輪となり、もう一人のアイドルを包み込んだ。
「星々煌めく今宵の空に、乙女の夢が溢れ出す!奇跡の歌声よ、銀河に響け!シンクロ召喚!《スペースアイドル・ギャラクシー☆キラリ(☆6/光/天使/シンクロ/0・2500)》!!」
美しい歌姫は輝く星々を引き連れ、手を振って現れた。
「攻撃力0か・・・。何かあるな。」
そのアイドルを見たレイジはボソッと呟く。
「《スペースアイドル・ギャラクシー☆キラリ》の効果発動!このカードが攻撃表示でシンクロ召喚した時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全てのコントロールを得る!」
レイジは驚愕する。
「なんだって!?」
勇者はアイドルに引き寄せられ、カケルの元を離れた。
「俺の《BVF・トリニティマイデン》が!!」
マーナはいたずらっぽく笑う。
「ふふふ、これであなたのモンスターはワタクシの物になったわ!そして、ワタクシは《BVF・トリニティマイデン》の効果発動!このターン《BVF・トリニティマイデン》以外のモンスターは攻撃できない代わりに、《BVF・トリニティマイデン》は3回攻撃できる・・・のよね?」
勇者は拳に炎と水の渦を纏わせ、その力を高めた。
「くっ・・・!!」
歯を食いしばり身構えるカケル。レイジはまた驚いて言った。
「今度はマーナちゃんが3回攻撃か!」
レイジの言葉にマーナはムッとした顔をする。
「マーナ”ちゃん”じゃなくて、マーナ”さん”がいいのだけれど!?」
その言葉にレイジは困ったように笑う。
「ご、ごめんねマーナさん。」
満足そうな顔をしたマーナは、カケルを指差した。
「さぁ、バトルよ!《BVF・トリニティマイデン》でトリプルダイレクトアタック!!」
迫り来る勇者の拳。しかし、その瞬間にカケルのカードが開いた。
「速攻魔法《正義の味方はいつもそばに》発動!ライフを半分払い、墓地から《BVF・マイデン》を攻撃表示で特殊召喚する!!(LP4000→2000)」
紅蓮の勇者は、墓地より飛び出しカケルの前に降り立った。
「この効果で特殊召喚した《BVF・マイデン》は戦闘で破壊されない!」
しかし、マーナの攻撃は止まらない。
「だったら、そのモンスターに攻撃よ!《BVF・トリニティマイデン》!」
勇者の放った3つの渦に、紅蓮の勇者は悶えた。
「ぐあぁぁっ!!!(LP2000→1400→800→200)」
カケルは衝撃に膝を付いた。マーナはすかさずカードを取り出す。
「まだよ!ワタクシは速攻魔法《メンバーチェンジ》を発動!自分フィールドのモンスター1体をリリースして、そのモンスターより低いレベルの「スペースアイドル」をデッキから特殊召喚するわ!ワタクシは《BVF・トリニティマイデン》をリリースして、《スペースアイドル・ミライ(☆1/光/天使/チューナー/0・2000)》を守備表示で特殊召喚!」
ボーイッシュな面立ちのアイドルはクールな表情で、フィールドに出現する。
「そして、リバースカード発動!罠カード《アンコールステージ》!バトルフェイズ中、自分フィールドの「スペースアイドル」を使ってシンクロ召喚できる!」
レイジが口を開く。
「連続シンクロか!」
マーナは両手を掲げて言った。
「行くわよ!ワタクシはレベル6の《スペースアイドル・ギャラクシー☆キラリ》にレベル1の《スペースアイドル・ミライ》をチューニング!」
銀河のアイドルは笑顔でジャンプすると、光の輪の中へ飛び込んだ。
「夢見る乙女よ、星空に向かって駆け上がれ!目指すは煌めく一番星!シンクロ召喚!《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス(☆7/光/天使/シンクロ/0・2600)》」
美しい金色の髪をなびかせ、一番星のアイドルはフィールドに笑顔を振り撒いた。
「ワタクシは《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス》の効果発動!このカードが攻撃表示でシンクロ召喚に成功した時、相手の墓地のモンスター1体を特殊召喚できる!」
カケルは思わず声を上げる。
「な、なんだって!また俺のモンスターを!!」
マーナはカケルのD・ディスクを指差した。
「さぁ、もう一度ワタクシの力になりなさい!《BVF・トリニティマイデン》!」
カケルの墓地から飛び出した勇者は、マーナのフィールドに足を付けた。
「またカケル君のモンスターを従えたか。」
レイジが呟く。マーナは言葉を続けた。
「この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できないわ。そして、《アンコールステージ》を使ってシンクロ召喚したモンスターは戦闘では破壊されない!」
マーナは手札の最後の1枚をD・ディスクにセットした。
「さらに、ワタクシは装備魔法《ディフェンド・フィードバック》を発動!《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス》に装備する!」
アイドルは装備魔法の力を得て、力を高める。
「このカードは元々の攻撃力が0のモンスターにのみ装備できるカードよ!装備モンスターの攻撃力は守備力と同じ数値になる!よって、攻撃力は2600!(ATK0→2600)」
カケルはたじろぐ。
「くっ・・・攻撃力2500と2600・・・かなりヤバいぜ・・・。」
マーナは得意げな顔で言った。
「ふふふ、お弁当を間違えたことを後悔するがいいわ!ワタクシはターンエンド!」
レイジは心の中で思う。
「(カケル君、この状況を切り返せるか?)」
カケルはデッキに手を伸ばした。
「今ならあれが役立つかもしれねぇ。引けるか・・・。いや、引いてみせる!デッキよ、俺に答えてくれ!俺のターン!!」
勢いよく引かれるカード。カケルは恐る恐るそのカードを確認した。
「しゃあ!!来たぜ!!魔法カード《所有者の刻印》発動!!」
カケルは引いたカードをD・ディスクにセットする。表示されたカードを見てレイジは笑った。
「この状況で対応できるカードを引くとは、やるなカケル君!」
カケルは笑顔で言う。
「このカードは全てのモンスターのコントロールを元に戻すぜ!」
その言葉にマーナは焦る。
「なんですって!?」
カケルはマーナのフィールドの勇者に呼びかけた。
「さぁ、戻って来い!《BVF・トリニティマイデン》!!」
正気に戻った勇者は空中へ飛び上がると、轟音と共にカケルの前に降り立った。
「で、でも戻った所で攻撃力は2500!ワタクシの《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス》は倒せないわ!」
マーナはカケルを指差して言う。しかし、それに答えるようにカケルの場のカードが開く。
「どうかな!罠カード《前線突破!》発動!自分フィールドのモンスター全てが、相手フィールドのモンスターより攻撃力が低い場合、自分のモンスター1体をリリースする事で、自分フィールドの機械族モンスター1体はこのターン相手に直接攻撃できる!!」
カケルは言葉を続ける。
「俺は《BVF・マイデン》をリリース!《BVF・トリニティマイデン》はこのターン、相手にダイレクトアタックできる!おっと、忘れてないよな!?《BVF・トリニティマイデン》の効果発動!」
マーナはあたふたし始める。
「ううっ!ワタクシ、こんなこと認めないわ!!」
カケルは得意げに言った。
「《BVF・トリニティマイデン》はこのターン3回攻撃できる!!バトルだ!!《BVF・トリニティマイデン》でマーナにトリプルダイレクトアタック!!」
勇者は飛び出し、両拳に炎と水の渦を纏わせた。そして、頭上に岩の塊を生成し、炎と水の渦で包んで行く。
「『トライフュージョン・スマッシュ』!!!」
3つの力で形成された衝撃波はマーナに向かって飛んで行った。
「だって・・だってピーマン嫌いなんだもーん!!!(LP4000→1500→0)」
『勝者:仁ノ森カケル』
ソリッドビジョンが消える。マーナはその場にへたり込んだ。
「ううっ・・・ワタクシ・・・ピーマン食べられないんだもん・・・。」
カケルはマーナに歩み寄った。
「なぁ、マーナ。なんでピーマン嫌いなんだ?」
マーナは涙を浮かべて言った。
「だって!とっても苦いんでしょ!?あんな食べ物、きっと何したって不味いに決まってるわ!」
ステージに上がって来たレイジが口を挟む。
「今の言い方だともしかして、マーナちゃ・・・あ、いや、マーナさんはピーマン食べた事ないのかい?」
マーナは立ち上がって言った。
「ふん!ワタクシ、目に見えている罠には近寄らない主義なのよ!」
カケルは苦笑いする。
「わ、罠って・・・。」
その時、三人の元へ一人の人物が近づいて来た。
「マーナ、わがままは良くないぞ。」
カケルはその人物を見て口を開く。
「ドレガンさん!あれ、バトルロイヤルに出てるんじゃ・・・。」
マーナはドレガンに向かって言う。
「だってパパ、ワタクシ本当にピーマン嫌なの・・・。」
ドレガンはカケルは訊ねた。
「カケル君、お弁当はまだあるかな?」
カケルは頷く。
「はい、スタッフルームに残ってるはずですけど・・・。」
その言葉を聞き、ドレガンはマーナに言った。
「マーナ、パパに付いて来なさい。」
マーナはしぶしぶドレガンに付いて行く。カケルとレイジもその後を追いかけた。
そして。弁当の中、ピーマンの肉詰めを前にするマーナ。
「ううっ・・・パパ、食べなきゃダメ?」
ドレガンは厳しい顔で頷く。溜め息をついたマーナは、恐る恐る箸を伸ばした。
「・・・こうなったらレディたるもの、このくらい・・・えいっ!」
とうとうピーマンを口に入れたマーナ。すると、その表情が明るく変わって行く。
「あれ・・・苦くない・・・美味しい!!」
カケルは笑って言った。
「当然だろ。だって苦くないように味付けしたからな!」
マーナはもぐもぐしながら頷く。
「うん・・!美味しい!カケル!こんなに美味しいものがあるなら、もっと早く教えなさいよね!あ、そうだ!お礼として、D・ポイント渡すわね!」
リーダーを読み込ませるマーナ。カケルはやれやれと溜め息をついた。
「お礼って、元々勝ったのは俺なんだけどな・・まぁ、いいか。」
横からレイジが2つ目のピーマンをつまんだ。
「そんなに美味しいのかい?どれ、・・・ん!美味い!本当に料理上手だね、カケル君は!」
頬張るレイジにマーナは声を上げる。
「あ、それはワタクシのよ!返して!」
レイジは笑って言う。
「あはは、ごめんもう飲み込んじゃった。」
カケルは肩をすくめた。
「とにかく、マーナがピーマン食べられるようになってよかったかな。」
レイジは言った。
「いやぁ、本当に美味しいお弁当だったよ!ありが・・・うっ!」
『レイジ。』
「(こんなときに・・・!)」
『レイジ。』
突然荒くなった呼吸を整えレイジは呟いた。
「・・・今は、出て来ないでくれ・・・」
「・・・ノーン。」
現在のD・ポイント
・霧野遊牙:150ポイント
・ルナ:70ポイント
・牧瀬凛香:90ポイント
・仁ノ森カケル:90ポイント
・来栖ケンジ:180ポイント
次回第29話「二日目開始!誘惑される遊牙?」
カケルはレイジの控え室に行っていた。
「失礼します。レイジさん、食事と飲み物をお持ちしました。」
ドアを開けたカケル。椅子に座っていたレイジは、立ち上がりカケルに歩み寄った。
「お弁当くらい自分で運んだのに、わざわざ悪いね。」
レイジはカケルの手から弁当とお茶の缶を受け取った。
「プロデュエリストのレイジさんに、そんなことさせる訳にはいきませんよ。」
カケルの言葉を聞き、レイジは笑う。
「ははは、律儀なんだね君は。でも、デュエリスト同士にプロかどうかなんて関係ないよ。全力で戦うのはどちらも同じなんだから。」
椅子に座ったレイジは、隣に余っていた椅子を引いた。
「座りなよ。どうせ食事するなら誰かと一緒の方が楽しい。」
緊張した面持ちでカケルは言う。
「い、いいんですか?」
レイジは笑顔を見せた。
「もちろん。それに色々聞きたい事もあるしね。」
椅子に座ったカケル。レイジは弁当の蓋を開けながら言った。
「いただきまーす。えっと、君はカケル君だっけ?」
カケルは頷く。
「はい、仁ノ森カケルと言います。実行委員会では雑用担当です。」
割り箸を割るレイジ。レイジは優しい口調で言った。
「そうか。雑用っていうのは、ある意味一番大事な仕事だからね。君みたいに働いてくれる人が居るから、僕らはステージに立つ事が出来る。感謝してるよ。」
カケルは照れくさそうに笑う。レイジはカケルに質問した。
「君はずっとこの街に居るの?」
カケルは答える。
「はい、生まれも育ちもここです。俺が生まれた時にはすでに空は灰色で、街はボロボロでしたけど。」
レイジは言った。
「大変だったね。僕もこの街の事は知っていた。灰色の街。誰も寄せ付けることのない不毛の地。外じゃここはそう呼ばれていたよ。」
窓の外を見るレイジ。太陽の光が差し込み、目を細める。
「でも、今はそんな事が嘘だったかのように晴れ渡ってる・・・。みんなに笑顔が戻って本当によかった。笑顔じゃなきゃ、デュエルしてもつまらないしね。」
カケルは思わず口を滑らす。
「レイジさんって、思ったより真面目な人なんですね・・・あっ!すいません!!」
その言葉にレイジは笑った。
「あははは!気にしなくていいよ、よく言われることだから。世間じゃ”雷撃の貴公子”なんて呼ばれてるけど、なんで自分がこんなに人気があるのか自分でも分からないくらいだし。」
カケルは真面目な顔で言った。
「それはレイジさんが強くて、かっこいいからですよ。みんなの憧れになるのも自然な流れです。」
レイジは弁当を頬張りながら言う。
「”憧れ”か・・・。それは素直に嬉しいけど、正直な所あんまり自信がないんだ。プロデュエリストなのにね。」
「レイジさん・・・。」
ハッとした顔でレイジは口を開いた。
「あ、ごめん!変な空気にしちゃったね。それにしても、このお弁当美味しいね!見た所手作りだけど、誰が作ったんだい?」
カケルは嬉しそうに言う。
「実は俺が作ったんですよ。美味しいだなんて、ありがとうございます!」
レイジは驚いた顔をする。
「へぇ!君って料理もできるのか!すごいね!ただの雑用にしておくには勿体ないなぁ!」
その時だった。
「ちょっとぉ!!カケル!!」
勢いよく開くドア。驚いて二人は振り向いた。
「ワタクシにピーマンを食べさせようとするなんて、どういうつもり!!?」
そこに立っていた小さいシルエットに、カケルは言った。
「ま、マーナ!なんだよいきなり!」
怒りに燃えるマーナは部屋の中へ入り込むと、カケルの胸ぐらを掴んだ。
「ワタクシのお弁当にピーマンが入ってたの!あれだけピーマン入れないでって言ったのに、ひどいわ!」
カケルは抗議する。
「俺、ちゃんとピーマン入れないで作ったぞ!!なんかの間違いじゃないか!?」
その時、レイジが口を開く。
「ふーっ、ごちそうさま。ん、そういえば僕のお弁当にはピーマン入ってなかったよ?」
カケルはレイジの弁当を見た。
「あっ!も、もしかして!」
弁当の蓋を確認するカケル。そこには文字が小さく書き記されていた。
「マーナ用・・・あっちゃー・・・。」
ゆっくり振り向き、マーナの方を見るカケル。
「カケル・・・覚悟はできてるんでしょうね・・・!!」
カケルの額に汗が伝う。
「あの、えっと・・・ごめん・・・ね?」
マーナは叫んだ。
「許さないんだから!!こうなったらデュエルよ、デュエル!!来なさい!!」
カケルの腕を引っ張るマーナ。カケルは引きずられるように付いて行った。
「あ、デュエルするなら僕も見て行っていいかい?」
レイジは二人の後を追いかけた。
ステージ上に立つカケルとマーナ。カケルは疑問をぶつけた。
「なぁ、なんでデュエルしなきゃいけないんだよ。」
マーナは言う。
「お弁当の蓋を開けた時、ピーマンが入ってたワタクシの絶望があなたに分かるの!?こんな思いをワタクシにさせたんだから、デュエルで倒さなきゃ気が済まないわ!」
カケルは肩を落とす。
「はぁー、なんで弁当間違えたんだろ俺。」
ステージの下、レイジは笑って言う。
「僕はピーマンも食べたかったけどなぁ。」
マーナはカケルを指差した。
「カケル!あなたはD・ポイントを40掛けなさい!」
思わずカケルは声を上げる。
「はぁ!なんで40ポイントも掛けるんだよ!」
マーナは言う。
「ワタクシに、こんなひどいことをしたんだから当然よ!ちなみにワタクシも40掛けるわ!ま、あなたじゃワタクシは倒せないでしょうけど!」
レイジは残念そうに言う。
「お互いにポイントを掛け合ってデュエルか・・・。僕も参加したかったなぁ。」
マーナはD・ディスクを構えた。
「さぁ、けちょんけちょんにしてあげるわ!」
カケルも同じようにD・ディスクを構える。
「しょうがねぇ、やるからには全力だ!」
『デュエル!!(LP4000 VS LP4000)』
前に出たのはマーナ。
「先攻は貰うわ!ワタクシのターン!ワタクシは手札から《スペースアイドル・アコ(☆2/光/天使/100・300)》を召喚!」
輝かしい衣装を着た黒髪のアイドルが、マイクを片手に手を振る。
「この瞬間!《スペースアイドル・アコ》の効果発動!デッキから1枚ドローするわ!」
マーナはドローしたカードを確認すると、そのカードをD・ディスクにセットした。
「ワタクシは永続魔法《星間アイドルランキング》を発動!このカードは、1ターンに1度、自分フィールドの「スペースアイドル」1体のレベルを1つ上げるか下げる事ができる!ワタクシは《スペースアイドル・アコ》のレベルを1つ上げる!」
アイドルはウインクすると、自身のレベルを1つ上げた。
「さらに、ワタクシは手札の《スペースアイドル・レイ(☆3/光/天使/チューナー/1000・600)》の効果発動!自分フィールドに同じレベルの「スペースアイドル」が存在する場合、このモンスターは手札から特殊召喚できるわ!」
金髪に青い目を持ったアイドルは、軽快にステップを踏みフィールドに躍り出た。
「チューナーが出て来ちまったか・・・。」
身構えるカケル。しかし、マーナはカケルの予想とは違う行動に出た。
「ワタクシはカードを2枚セットして、ターンエンド!」
カケルは拍子抜けする。
「って、シンクロ召喚しないのかよ!」
マーナは含み笑いしながら言う。
「ふふふ、ワタクシの戦略を見抜けるかしら?」
デッキに手を伸ばすカケル。
「どんな戦略だろうと勇気で乗り越えるぜ!俺のターン!」
引いたカードを確認し、カケルは笑う。
「出番だぜ!紅蓮の勇者、《BVF・マイデン(☆4/光/機械/1900・1500)》!」
熱き闘志を滾らせ、鋼鉄のヒーローはフィールドに降り立つ。
「さらに俺は魔法カード《ブレイヴ・コール》を発動!自分フィールドに《BVF・マイデン》が存在する場合、デッキからレベル4以下の「BVF」1体を特殊召喚できる!飛び立て、炎の隼よ!《BVF・ファイアーファルコン(☆3/炎/機械/1200・1200)》!」
機械の体をもつ炎の鳥獣は、紅蓮の勇者に並んだ。
「さらに!俺は手札からこのモンスターを特殊召喚する!来い、大地の覇者!《BVF・ハイパワードリル(☆5/地/機械/1600・1700)》!」
地面を裂き、ドリルと無限軌道を持ったマシンが出現する。
「《BVF・ハイパワードリル》は自分のフィールドに《BVF・マイデン》が存在する場合、手札から特殊召喚できる!そして、自分フィールドに《BVF・ファイアーファルコン》と《BVF・ハイパワードリル》が存在する場合、手札から《BVF・オーシャンキャリアー(☆4/水/機械/1000・2000)》を特殊召喚できる!」
しぶきと共に青い潜水艦が浮上した。
「行くぜマーナ!これが俺の新たな切り札だ!レッツ!ブレイブ・ユナイト!!」
掛け声と共に、4体のマシンは飛び上がる。
「俺は《BVF・マイデン》《BVF・ファイアーファルコン》《BVF・ハイパワードリル》《BVF・オーシャンキャリアー》で融合合体!!」
紅蓮の勇者を中心に、3機のマシンは分離しパーツごとに手足へ合体して行く。
「3つの力をその手に束ね、新たな進化の扉を開け!未来の勇者、ここに爆誕!!合体召喚!!《BVF・トリニティマイデン(☆9/光/機械/融合/2500・3500)》!!」
炎・水・地、3つの力を併せ持った新たな勇者は、フィールドに降り立ち拳を構えた。
「《融合》のカード無しに融合召喚か。面白いね。」
興味深そうにレイジが呟く。
「俺の「BVF」はフィールドの融合素材を墓地に送ることで、《融合》のカード無しに融合召喚できるんです!これが、俺の編み出した新たな融合!その名も融合合体です!!」
得意げにカケルは説明した。そんなカケルはマーナは急かす。
「説明はいいから進めなさいよ!」
カケルは不敵に笑う。
「今に見てろよ、マーナ!《BVF・トリニティマイデン》の効果発動!このターン、《BVF・トリニティマイデン》以外のモンスターの攻撃権を破棄することで、《BVF・トリニティマイデン》は1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる!!」
レイジは驚く。
「攻撃力2500の3回攻撃!これが決まれば1ターンキルが成立する!」
カケルは黒髪のアイドルを指差した。
「バトルだ!《BVF・トリニティマイデン》で《スペースアイドル・アコ》を攻撃!!」
炎と水を両手に纏った勇者は、背中のスラスターを噴かせると一気に飛び出した。標的となったアイドルは目を瞑り、震えながらその場にしゃがみ込む。
「攻撃して来たわね・・・!罠カード発動!《アイドル親衛隊》!!」
マーナのフィールドでカードが開き、勇者の動きが止まる。
「このカードの発動時、自分フィールドに《親衛隊トークン(☆1/闇/魔法使い/0・0)》を3体守備表示で特殊召喚するわ!」
マーナの前に、”萌え”と書かれたはっぴを羽織りケミカルライトを持った”親衛隊”が3体出現し、激しく踊り始めた。
「なっ、なんだその根暗な連中は!?」
驚くカケル。マーナは言葉を続けた。
「このトークンが存在する限り、自分の「スペースアイドル」は攻撃対象にならない!さぁ、どうするのカケル!?」
必死にオタ芸を続ける《親衛隊トークン》。カケルは白い目でそれを見つめながら、しぶしぶ指を差した。
「お、俺は《BVF・トリニティマイデン》で3体の《親衛隊トークン》を攻撃・・・。」
勇者は両拳を突き出し、炎と水の渦を飛ばす。3体の親衛隊は弾き飛ばされ、アイドル達に笑顔でサムズアップしながら散って行った。
「これでワタクシのアイドル達は守られたわ!」
マーナは得意げに言う。レイジは笑って言った。
「面白い戦術だね。勉強になるよ。」
カケルは手札のカードを取り出す。
「なんだったんだ、今の・・・。俺はカードを2枚セットしてターンエンド!」
ターンがマーナへと移る。
「ワタクシのターンね!ドロー!」
カードを引き、マーナは言った。
「見せてあげるわ、ワタクシのたくてくすを!ワタクシはレベル3の《スペースアイドル・アコ》にレベル3の《スペースアイドル・レイ》をチューニング!」
金髪碧眼のアイドルは手を振って飛び上がると光の輪となり、もう一人のアイドルを包み込んだ。
「星々煌めく今宵の空に、乙女の夢が溢れ出す!奇跡の歌声よ、銀河に響け!シンクロ召喚!《スペースアイドル・ギャラクシー☆キラリ(☆6/光/天使/シンクロ/0・2500)》!!」
美しい歌姫は輝く星々を引き連れ、手を振って現れた。
「攻撃力0か・・・。何かあるな。」
そのアイドルを見たレイジはボソッと呟く。
「《スペースアイドル・ギャラクシー☆キラリ》の効果発動!このカードが攻撃表示でシンクロ召喚した時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全てのコントロールを得る!」
レイジは驚愕する。
「なんだって!?」
勇者はアイドルに引き寄せられ、カケルの元を離れた。
「俺の《BVF・トリニティマイデン》が!!」
マーナはいたずらっぽく笑う。
「ふふふ、これであなたのモンスターはワタクシの物になったわ!そして、ワタクシは《BVF・トリニティマイデン》の効果発動!このターン《BVF・トリニティマイデン》以外のモンスターは攻撃できない代わりに、《BVF・トリニティマイデン》は3回攻撃できる・・・のよね?」
勇者は拳に炎と水の渦を纏わせ、その力を高めた。
「くっ・・・!!」
歯を食いしばり身構えるカケル。レイジはまた驚いて言った。
「今度はマーナちゃんが3回攻撃か!」
レイジの言葉にマーナはムッとした顔をする。
「マーナ”ちゃん”じゃなくて、マーナ”さん”がいいのだけれど!?」
その言葉にレイジは困ったように笑う。
「ご、ごめんねマーナさん。」
満足そうな顔をしたマーナは、カケルを指差した。
「さぁ、バトルよ!《BVF・トリニティマイデン》でトリプルダイレクトアタック!!」
迫り来る勇者の拳。しかし、その瞬間にカケルのカードが開いた。
「速攻魔法《正義の味方はいつもそばに》発動!ライフを半分払い、墓地から《BVF・マイデン》を攻撃表示で特殊召喚する!!(LP4000→2000)」
紅蓮の勇者は、墓地より飛び出しカケルの前に降り立った。
「この効果で特殊召喚した《BVF・マイデン》は戦闘で破壊されない!」
しかし、マーナの攻撃は止まらない。
「だったら、そのモンスターに攻撃よ!《BVF・トリニティマイデン》!」
勇者の放った3つの渦に、紅蓮の勇者は悶えた。
「ぐあぁぁっ!!!(LP2000→1400→800→200)」
カケルは衝撃に膝を付いた。マーナはすかさずカードを取り出す。
「まだよ!ワタクシは速攻魔法《メンバーチェンジ》を発動!自分フィールドのモンスター1体をリリースして、そのモンスターより低いレベルの「スペースアイドル」をデッキから特殊召喚するわ!ワタクシは《BVF・トリニティマイデン》をリリースして、《スペースアイドル・ミライ(☆1/光/天使/チューナー/0・2000)》を守備表示で特殊召喚!」
ボーイッシュな面立ちのアイドルはクールな表情で、フィールドに出現する。
「そして、リバースカード発動!罠カード《アンコールステージ》!バトルフェイズ中、自分フィールドの「スペースアイドル」を使ってシンクロ召喚できる!」
レイジが口を開く。
「連続シンクロか!」
マーナは両手を掲げて言った。
「行くわよ!ワタクシはレベル6の《スペースアイドル・ギャラクシー☆キラリ》にレベル1の《スペースアイドル・ミライ》をチューニング!」
銀河のアイドルは笑顔でジャンプすると、光の輪の中へ飛び込んだ。
「夢見る乙女よ、星空に向かって駆け上がれ!目指すは煌めく一番星!シンクロ召喚!《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス(☆7/光/天使/シンクロ/0・2600)》」
美しい金色の髪をなびかせ、一番星のアイドルはフィールドに笑顔を振り撒いた。
「ワタクシは《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス》の効果発動!このカードが攻撃表示でシンクロ召喚に成功した時、相手の墓地のモンスター1体を特殊召喚できる!」
カケルは思わず声を上げる。
「な、なんだって!また俺のモンスターを!!」
マーナはカケルのD・ディスクを指差した。
「さぁ、もう一度ワタクシの力になりなさい!《BVF・トリニティマイデン》!」
カケルの墓地から飛び出した勇者は、マーナのフィールドに足を付けた。
「またカケル君のモンスターを従えたか。」
レイジが呟く。マーナは言葉を続けた。
「この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できないわ。そして、《アンコールステージ》を使ってシンクロ召喚したモンスターは戦闘では破壊されない!」
マーナは手札の最後の1枚をD・ディスクにセットした。
「さらに、ワタクシは装備魔法《ディフェンド・フィードバック》を発動!《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス》に装備する!」
アイドルは装備魔法の力を得て、力を高める。
「このカードは元々の攻撃力が0のモンスターにのみ装備できるカードよ!装備モンスターの攻撃力は守備力と同じ数値になる!よって、攻撃力は2600!(ATK0→2600)」
カケルはたじろぐ。
「くっ・・・攻撃力2500と2600・・・かなりヤバいぜ・・・。」
マーナは得意げな顔で言った。
「ふふふ、お弁当を間違えたことを後悔するがいいわ!ワタクシはターンエンド!」
レイジは心の中で思う。
「(カケル君、この状況を切り返せるか?)」
カケルはデッキに手を伸ばした。
「今ならあれが役立つかもしれねぇ。引けるか・・・。いや、引いてみせる!デッキよ、俺に答えてくれ!俺のターン!!」
勢いよく引かれるカード。カケルは恐る恐るそのカードを確認した。
「しゃあ!!来たぜ!!魔法カード《所有者の刻印》発動!!」
カケルは引いたカードをD・ディスクにセットする。表示されたカードを見てレイジは笑った。
「この状況で対応できるカードを引くとは、やるなカケル君!」
カケルは笑顔で言う。
「このカードは全てのモンスターのコントロールを元に戻すぜ!」
その言葉にマーナは焦る。
「なんですって!?」
カケルはマーナのフィールドの勇者に呼びかけた。
「さぁ、戻って来い!《BVF・トリニティマイデン》!!」
正気に戻った勇者は空中へ飛び上がると、轟音と共にカケルの前に降り立った。
「で、でも戻った所で攻撃力は2500!ワタクシの《スペースアイドル・シャイニングスター☆アリス》は倒せないわ!」
マーナはカケルを指差して言う。しかし、それに答えるようにカケルの場のカードが開く。
「どうかな!罠カード《前線突破!》発動!自分フィールドのモンスター全てが、相手フィールドのモンスターより攻撃力が低い場合、自分のモンスター1体をリリースする事で、自分フィールドの機械族モンスター1体はこのターン相手に直接攻撃できる!!」
カケルは言葉を続ける。
「俺は《BVF・マイデン》をリリース!《BVF・トリニティマイデン》はこのターン、相手にダイレクトアタックできる!おっと、忘れてないよな!?《BVF・トリニティマイデン》の効果発動!」
マーナはあたふたし始める。
「ううっ!ワタクシ、こんなこと認めないわ!!」
カケルは得意げに言った。
「《BVF・トリニティマイデン》はこのターン3回攻撃できる!!バトルだ!!《BVF・トリニティマイデン》でマーナにトリプルダイレクトアタック!!」
勇者は飛び出し、両拳に炎と水の渦を纏わせた。そして、頭上に岩の塊を生成し、炎と水の渦で包んで行く。
「『トライフュージョン・スマッシュ』!!!」
3つの力で形成された衝撃波はマーナに向かって飛んで行った。
「だって・・だってピーマン嫌いなんだもーん!!!(LP4000→1500→0)」
『勝者:仁ノ森カケル』
ソリッドビジョンが消える。マーナはその場にへたり込んだ。
「ううっ・・・ワタクシ・・・ピーマン食べられないんだもん・・・。」
カケルはマーナに歩み寄った。
「なぁ、マーナ。なんでピーマン嫌いなんだ?」
マーナは涙を浮かべて言った。
「だって!とっても苦いんでしょ!?あんな食べ物、きっと何したって不味いに決まってるわ!」
ステージに上がって来たレイジが口を挟む。
「今の言い方だともしかして、マーナちゃ・・・あ、いや、マーナさんはピーマン食べた事ないのかい?」
マーナは立ち上がって言った。
「ふん!ワタクシ、目に見えている罠には近寄らない主義なのよ!」
カケルは苦笑いする。
「わ、罠って・・・。」
その時、三人の元へ一人の人物が近づいて来た。
「マーナ、わがままは良くないぞ。」
カケルはその人物を見て口を開く。
「ドレガンさん!あれ、バトルロイヤルに出てるんじゃ・・・。」
マーナはドレガンに向かって言う。
「だってパパ、ワタクシ本当にピーマン嫌なの・・・。」
ドレガンはカケルは訊ねた。
「カケル君、お弁当はまだあるかな?」
カケルは頷く。
「はい、スタッフルームに残ってるはずですけど・・・。」
その言葉を聞き、ドレガンはマーナに言った。
「マーナ、パパに付いて来なさい。」
マーナはしぶしぶドレガンに付いて行く。カケルとレイジもその後を追いかけた。
そして。弁当の中、ピーマンの肉詰めを前にするマーナ。
「ううっ・・・パパ、食べなきゃダメ?」
ドレガンは厳しい顔で頷く。溜め息をついたマーナは、恐る恐る箸を伸ばした。
「・・・こうなったらレディたるもの、このくらい・・・えいっ!」
とうとうピーマンを口に入れたマーナ。すると、その表情が明るく変わって行く。
「あれ・・・苦くない・・・美味しい!!」
カケルは笑って言った。
「当然だろ。だって苦くないように味付けしたからな!」
マーナはもぐもぐしながら頷く。
「うん・・!美味しい!カケル!こんなに美味しいものがあるなら、もっと早く教えなさいよね!あ、そうだ!お礼として、D・ポイント渡すわね!」
リーダーを読み込ませるマーナ。カケルはやれやれと溜め息をついた。
「お礼って、元々勝ったのは俺なんだけどな・・まぁ、いいか。」
横からレイジが2つ目のピーマンをつまんだ。
「そんなに美味しいのかい?どれ、・・・ん!美味い!本当に料理上手だね、カケル君は!」
頬張るレイジにマーナは声を上げる。
「あ、それはワタクシのよ!返して!」
レイジは笑って言う。
「あはは、ごめんもう飲み込んじゃった。」
カケルは肩をすくめた。
「とにかく、マーナがピーマン食べられるようになってよかったかな。」
レイジは言った。
「いやぁ、本当に美味しいお弁当だったよ!ありが・・・うっ!」
『レイジ。』
「(こんなときに・・・!)」
『レイジ。』
突然荒くなった呼吸を整えレイジは呟いた。
「・・・今は、出て来ないでくれ・・・」
「・・・ノーン。」
現在のD・ポイント
・霧野遊牙:150ポイント
・ルナ:70ポイント
・牧瀬凛香:90ポイント
・仁ノ森カケル:90ポイント
・来栖ケンジ:180ポイント
次回第29話「二日目開始!誘惑される遊牙?」
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そして突如出てきた倒したはずの意味深なラスボスの名前。
でも気になる次回の誘惑の言葉。まさかアッハ~ンな展開が!? (2015-06-29 20:44)
徹底的に相手モンスターを奪って戦う…。やっぱりこういった戦術のキャラクターは良いですね! (2015-06-29 21:08)
>ター坊さん
マーナは大人のレディを目指して、これからも精進していきます!
あれは本当に倒していたのか?すべては本編で明らかになりますので、しばらくお待ち下さい。次回は、遊牙がデートに誘われる・・・かもしれません。お楽しみに。
>ギガプラントさん
面白く出来るよう頑張ります。
スペースアイドルは相手モンスターを魅了してファンにする=味方に付けるといったイメージですね。効果はかなりえげつないですが(汗
お二方コメントありがとうございました。 (2015-07-01 00:22)