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遊戯王 C/ゾンマス蒼血重点さん 最新カード評価一覧 215件中 76 - 90 を表示
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評価・
コメント 投稿日時 |
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---|---|
▶︎ デッキ | 《手札抹殺》
C/ゾンマス蒼血重点
2024/01/20 21:34
2000年に登場した古参カード。英語名の"Card Destruction"と併せ、いかにも手札破壊っぽい名前に反し、実際には手札交換・デッキ破壊カードである。
後発の《手札断殺》や《暗黒界の取引》に比べても交換規模が大きく優秀で、暗黒界、魔轟神、シャドール、アンデットデッキなど、墓地に送ることが意味を成すカードを多数採用するデッキと相性が良い。 手札に残したいカードもまとめて断捨離してしまう点は、一応魔法罠であれば事前にセットすればフォローできる。相手にも効果が及ぶため、手札誘発の多いデッキや墓地利用するデッキ相手に雑に扱うのはリスクを伴うが、ドローは強制のため手札の多い相手にデッキ破壊として使うことも出来、ジャンクドッペルやシンクロダーク、未界域、ループデッキといった凄まじい数の特殊召喚が可能なデッキでは、《増殖するG》を放った相手に展開しまくり、20枚以上に膨れた手札をこれで一斉に交換させてデッキ切れ勝ちするという勝ち筋のために搭載していることも多い。 断殺や《メタモルポット》と違い捨てる=ドローする枚数に指定が無いため、相手の手札が0枚だろうと、たとえデッキ枚数より多い手札を抱えている(=抹殺が通るとデッキ切れで死ぬ)状況だろうと発動することが出来る。《サイバーポッド》やメタモルポットを用いたデッキ破壊1キルでこの性質を利用したエンドカードの役割を担い、2002年に制限指定されて以降は、禁止も緩和もされないまま現代まで活躍を続けている。 自分にせよ相手にせよ、発動前後の状況の変動がかなり大きい魔法カードで、1積みでは繋がらないコンボが2積みなら繋がるという場面が発生しやすい。時たま緩和論もささやかれるが、隙あらばどのテーマも墓地利用やコンボを始めたがる現代遊戯王では野放しにするにはポテンシャルが高すぎ、緩和は困難と考えられる。 |
▶︎ デッキ | 《天変地異》
C/ゾンマス蒼血重点
2024/01/19 10:18
文字通りお互いのデッキの天地をひっくり返してしまう、驚きの影響力を持った永続魔法。
《デーモンの宣告》やSPYRALの効果が必中の恩恵を獲得する、森羅が《森羅の施し》の積み込みなしで狙った効果を起動できるようになる(すでに表になっているデッキトップに「めくる」効果を適用した場合、「めくる」動作が省略されるだけでその後の処理(墓地に送ること)はでき「めくられて墓地に送られた場合」の効果も起動できるという裁定が出ている。つまりデッキトップが植物族であればいつも通りの展開が可能)、相手のデッキトップから情報を得られるため脅威となるカードを《マインドクラッシュ》や《強烈なはたき落とし》で狙撃可能になる、果ては《D-HERO ダイヤモンドガイ》などのロマン砲を成就させられるなど、普段地を這うような評価のカードまでもが突如天を舞い始める異色のデュエルを展開できる。しかし相性の良いカードは多くある一方で、肝心のこのカードをサーチする手段がほぼ無い。あまり詰め込み過ぎると《天変地異》が引けなかったり破壊されたりした場合に勝ち目がなくなってしまうので、バランスを保ったデッキビルドが求められる。納得のいく構築にまとめることは難しいが、とんでもない可能性に手を伸ばせるカードであることは確かであり、一定の評価をすべきだろう。 なおその破天荒ぶりはKONAMIをも悩ませている。細かい部分は調整中の嵐であり、処理が実装しにくいのもあってかマスターデュエルでも使用不可能。《強欲で貪欲な壺》の裏側除外など、実戦で観られる場面にも論争の種があるので、確認の準備はしておこう。こういう問題があるのでMTGでは類似のカードは「デッキトップだけを表にする」処理で通しているのだが… |
▶︎ デッキ | 《俊足なカバ バリキテリウム》
C/ゾンマス蒼血重点
2024/01/08 18:03
ずんぐりした見た目からはにわかに信じ難いが、なんとカバは時速30-40[km/h]で走る俊足の持ち主。そして水中だと水底を蹴ってさらに時速60[km/h]まで加速する。さらに草食哺乳類にあるまじき縄張り意識と獰猛さの持ち主でもあり、侵入者には猛烈な威嚇を仕掛け、それでも退かないならタックルや長さ50cmに達する牙での噛みつきを仕掛けて追い払う。言っておくが、体長3.5-4m、体重1.5-2tの生物が上述の速度でタックルしてくるのである。冗談抜きで自動車衝突に匹敵する威力であり、同種のカバ、ワニ、時には車上の人間すら襲われて命を落とすことがあるという。
《俊足のギラザウルス》に似た効果デザインだが、あちらとの大きな差異は自分の墓地にレベル4がいるとノーデメリットでの特殊召喚は出来なくなる点。エクシーズ素材として需要が高いレベル4であるにもかかわらずランク4デッキ(特に墓地利用するテーマ)と噛み合いが悪くなる設計が不味く、汎用性では《フォトン・スラッシャー》・《幸魂》・《Emハットトリッカー》といった他の候補が優先されやすい。風属性・獣族という組み合わせも《電光千鳥》を出せるなど独自の強みはあるものの、共有しやすいサポートが少ないのがネック。レベル4をこいつだけにし風属性の本場シンクロデッキに採用する手もあるが、既存のメンバーでも十分な展開力は担保されており、他のカードの枠を押しのけてまで採用に値するかは相当怪しい。 燻っていたカードであったが、エクソシスターの登場で脚光を浴びた。このカードのデメリットはエクソシスターの共通効果のトリガー(「自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合」)となるため、墓地に手出ししないデッキが相手でも、「貴方、今墓地に触ったでしょう!」とエクシーズ変身して叩きのめすことが可能となるのだ。シスターとヒーローを用意しておきながらやってることはチカン冤罪である…とはいえ相手がそれを読んでデメリットの特殊召喚を拒否してきた場合、このカードがタダ出し出来るだけになる。エクソシスターはランク4デッキのためそのまま素材として活用できるものの、先述の通り召喚権無しに素材を揃えるだけなら他にも候補はあるため、実はエクソシスターデッキ内でも絶対的な立ち位置にいるわけではない。 |
▶︎ デッキ | 《DDD双暁王カリ・ユガ》
C/ゾンマス蒼血重点
2024/01/04 11:16
創業(Duo-Dawn)の王。着座するだけで他のカードが効果を発せなくなるほどの威圧感を持ち、加えて契約を自在に破棄・再利用する効果を持つ。攻3500/守3000の高いステータスと併せ、DDの頂点に君臨するに相応しいスペックを誇る。
ただ重役中の重役だけあって、正規の方法で戦場に出すには高格のDDが2体も必要である。 《DDD呪血王サイフリート》《DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン》 《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》など、採用率の高いレベル8のDDは場に維持したい単体性能を持つ精鋭揃いであり、エクシーズ素材にするのはやや勿体ない。《DDD剋竜王ベオウルフ》に至っては役割の一部が被っている。《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》を場に出せれば1枚で素材を揃えられるので、これをうまく利用するのが良いだろう。フィニッシャーとしての実力は確かだが、部下が優秀過ぎるがゆえにかえって出番がないという、なんともDDらしい有能な怠け者である。…DDデッキでは。 このカードの真に恐るべき点は、正規の方法でX召喚"しない"場合にこそ発揮される。 即ち、自陣のランク7エクシーズに対し《RUM-幻影騎士団ラウンチ》を適用すれば相手ターンにこのカードを出せる。そして、着座した瞬間にチェーンブロック無しで(1)効果の適用が行われ、そのターン中は相手のあらゆるカード効果が発動できず無効化される。つまり、ほとんどターンを飛ばしたも同然の効能が得られるのである。《外神アザトート》 、《SNo.0 ホープ・ゼアル》、《真竜皇V.F.D.》、そして今また《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》までも…この手の効果全てを無力化する効果の持ち主は悪用の末に禁止となってきた。このカードも相手ターンに適用する手段までは編み出されており、ラウンチもモンスター(《幻影騎士団サイレントブーツ》・《幻影騎士団ダスティローブ》)の墓地効果からサーチできるため、然るべき展開力を持つ環境デッキでソリティア手段が確立されれば、カリ・ユガかラウンチ、少なくとも一方の禁止指定は免れないであろうと予想されている(実際、TCGではこの利用法を理由としてラウンチが一時禁止指定されていた)。 禁断の力を揮うものは今や地上でこのカリ・ユガただ一人。その未来にあるのは、環境を支配する栄華か、はたまた破滅か。 |
▶︎ デッキ | 《機殻の再星》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/12/20 20:52
クリフォート専用の《スキルドレイン》…と言うよりは、スキドレをRe-qliate(再創造)したカードと言うべきだろう。
通常召喚された下級には1ターン限りの効果無効を差し向け、特殊召喚された上級にはそれに加えてフィールドから離れると除外される効果も付与する。クリフォートは妥協召喚とアドバンス召喚しかしないため後者の効果に引っかからず、前者の効果は攻撃力を元に戻す手助けとして扱える。維持条件もペンデュラムの一方にクリフォートがいるだけでよいため、テーマの特性を巧みに活かしてデメリットを回避できており、一見強そうに見える。 だが、単に無効化するのではなく「無効化する効果を強制発動する」という点が曲者。 例えば、このカードを設置しているときに相手が《トリオンの蟲惑魔》の通常召喚に成功した。すぐさまこのカードの効果が起動するが、相手も効果発動を宣言。強制効果は必ず先順となるので、再星の強制効果をチェーン1→トリオンの任意効果をチェーン2となるようチェーンが組まれ、逆順で解決されることでトリオンのサーチが通り、その後再星の効果で無効化される。 …おわかりいただけただろうか。結果的には無効化されているが、サーチを防げていないのである! 勿論これは大型の特殊召喚成功時でも同様で、《氷結界の龍 トリシューラ》が出てくると、肝心の除外効果が通った後で無効化&申し訳程度のデバフが付く。無効化でありながら普遍的にみられるCIPを素通ししてしまうのは看過し難い欠陥である。また、レベルを持たないエクシーズモンスターやリンクモンスター、特殊召喚された小型やアドバンス召喚された大型の効果は止められず、先述したトリオンの蟲惑魔の特殊召喚時効果で割られてしまうなど対応範囲は見た目以上に狭い。 とはいえ悪いニュースばかりではない。このカードが裏側でセットされている場合にトリオンの蟲惑魔が召喚された場合は、あちらの効果にチェーンしてこのカードを表にし、即座に効果を適用することでチェーン2に無効化効果を載せ、CIPを打ち消すことが出来る。《クリフォート・ツール》のサーチに対応することも他のメタ罠との差別化点となるし、《クリフォート・アーカイブ》などのバウンスも除外に化けると考えると1積みでも出来ることはそれなりに多い。 刺さる相手にしか刺さらない性質ゆえ決して扱いやすくはないが、今のクリフォートデッキ自体刺さるメタを見計らって投入する地雷デッキの趣が強い。忘れていた相手を世界再構築の塵にするくらいの奇襲はでき、なかなか侮れないカードかも。 |
▶︎ デッキ | 《死の4つ星てんとう虫》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/12/20 11:45
4つ星のカードだけを一掃するリバース効果持ち。
下級の中では最も高レベルであるレベル4は出番が多く、登場当時にはそこそこ使い道があったらしい。しかし召喚法が充実するにつれて、レベル4主体のデッキでもレベル4以外のモンスターで殴ってくることがほとんどとなってしまい、また起動条件が受動的で相手の行動を止めないリバースモンスターは効果を活かす前に除去されてしまうことも増えた。 強いて評価点を挙げるなら、メタビートには時代を問わず刺さる。《フォッシル・ダイナ パキケファロ》、《ライオウ》、《王虎ワンフー》、各種結界像など主要構成員のほぼすべてがレベル4であるうえ、これらを素材とせず盤面に維持して殴ってくることが多いため引っ掛かりやすく、しかもセットする行動は特殊召喚に比べてメタりにくい、と3重に相性が良く、他のカードでは手も足も出ない局面をこのカードの効果で打開できる可能性がある。しかし効果そのものを縛る《インスペクト・ボーダー》は除去できないのが欠点で、現在ならメタビを咎める一点でも他の魔法罠を使うべきだろう。 |
▶︎ デッキ | 《おろかな埋葬》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/12/14 23:59
自分のデッキ内の任意のモンスターを墓に埋めるカード。初見時のイラストのインパクトは抜群だが、初心者には扱い方がいまいち分からないかもしれない。
しかし遊戯王は「墓地は第2の手札」と呼ばれるほどに墓地の利用法が多いカードゲームである。埋葬したそばから《死者蘇生》で復活させるくらいは序の口であり、《黄泉ガエル》や《Emトリック・クラウン》を落とせば勝手に復活してくれるし、《馬頭鬼》を落とせば他のモンスターを蘇生できる。その他にも例えばシャドールであれば更なる墓地肥やし(《シャドール・リザード》)、サーチ(《シャドール・ヘッジホッグ》)、ドロー(《シャドール・ビースト》)、サイクロン(《シャドール・ドラゴン》)の墓地効果を備えるモンスターがいる。そしてこれらを1枚からショートカットキーの如く呼び出せることこそがこのカードの恐ろしさ。「かしこい埋葬」と改名すべき、と評する人もいるとか。 長らく制限カード常連となっているが、現に当サイトのデッキレシピの1/4以上に採用されていることを見れば納得のいく話だろう。状況に応じて何通りもの選択肢に化けるカードを3枚も使えるのは不味い。《死者蘇生》ほどではないにせよ、遊戯王のゲーム性を象すカードの1枚。 |
▶︎ デッキ | 《死者蘇生》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/12/14 13:20
遊戯王を象徴するカード…というのも正しくないかもしれない。このカードは遊戯王そのものである。遊戯王という深遠複雑な総体をまとめて評価することがどれほど難しいか。何度かここの評価を執筆しようとしたが、書くべきことが溢れ、今日までまるで望む形にすることが出来なかった。ひとたびは、いくつかの側面に分割して評価したいと思う。
まず、遊戯王という物語を定義するカードである。そもそも、アテム(闇遊戯)が間接的に現代に蘇ることから遊戯王という物語は始まっており、作中最初のデュエルにおいては海馬に奪われし祖父の《青眼の白龍》を奪還するために発動され、以降も多くの場面にドラマを生み出し、最後は《封印の黄金櫃》にしまい込まれることで自らその役目を終え、王の魂は冥界に還り、物語は締めくくられる。 遊戯王とは《死者蘇生》なのだ。 続く漫画・アニメ作品でも、他のカードとは別格となる立ち位置を占めていることが多い。 次に、遊戯王OCGでも指折りの強力なカードである。その簡素かつ強力な効果文に一切の傷をつけることなく輸入された(《ラーの翼神竜》を一瞥)このカードは、長い歴史を持つこのカードゲームにおいて蘇生カードとして最強の存在であり続けた。通常魔法である故に即効性があり、発動枚数や蘇生対象の縛りやデメリットが無く、相手の墓地のモンスターも蘇生することが出来る。(執筆時点で)このサイトに投稿された6万を数えるデッキのうち半数超にはこのカードが携えられている。これは2位以下(《ハーピィの羽根帚》、《おろかな埋葬》)の倍近い採用率で圧倒的トップであり、数多のデュエルに劇的展開をもたらしてきたことは、もはや語るまでもないだろう。 更に言うなら、遊戯王というゲームの進化の方向性の確定にも大きく関与している。 通常召喚権は1つしかないが特殊召喚は何度でも行えるため特殊召喚を行えるカードの価値が高く、カードの利用枚数に(他のゲームで言うマナ・コストの概念が無いため)制限がなく墓地利用やビッグムーブ(ソリティア)が容易という遊戯王のゲーム性は《死者蘇生》に極めて有利なものだが、恐らくそれだけではなく、《死者蘇生》を活かせる方向に遊戯王は漫画・ゲームとも自らの舵を切った。リミットレギュレーションの指定にもそれが現れており、例えばMTGではほとんどのレギュレーションで「制限カード」が存在しない。これは制限カードはいわゆる「デスティニードロー」の運ゲーが加速する側面を有しているためであり、唯一ヴィンテージでのみ、パワー9などの象徴的カードを禁止にしないため&これらを思う存分使わせるための、制限カードありの独特な基準が組まれている。サーチや手札交換を連続的に使える遊戯王ではなおさらこの影響が強く、制限の影響は弱い筈だったが、しかし遊戯王はこの姿勢に追随しなかった。これは「デッキに1枚しか入れられない」という立ち位置が「人々が特別感を持ちながら使い続けることが出来る」という意味を持ったが故であり、《死者蘇生》は原作(バトルシティ編)において唯一この位置にあることが明示されている上、OCGでも長らく制限カードにあり続けている。単に強くゲーム性を破壊するカードなら、《強欲な壺》にそうしたように禁止に押し込めればよい。しかし《死者蘇生》に対してはそれをすることを躊躇い、かえってその制限を特別なものとすることで問題を解決した。リミットレギュレーションの現在の姿勢も、《死者蘇生》のために作られた側面が強いのである(なお、こうした制限カードの特別感はさらに後、MTGの末裔であるデュエル・マスターズに「殿堂入り」という形で流入・昇華されているのだが、詳細は略す)。 このように、《死者蘇生》は単なる「強いカード」の域を超えている。ある意味、《死者蘇生》こそが遊戯王を創った。物語の核となり、カードゲームの中枢となって後世を動かした。このような存在は他に類を見ない。 そう考えると、このように他のカードと点数比較するのでさえおかしな話に思えるが…もちろん、10点である。 |
▶︎ デッキ | 《ギガプラント》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/12/14 11:23
執筆時点でデュアルカードは全45枚が存在するが、そのうち評価が8を上回るカードはわずかに3枚のみ。そのうち、《E・HERO アナザー・ネオス》は再度召喚されることがほぼ無く、《化合獣カーボン・クラブ》はかなり時代が下ってから登場したカードである。それを考えると、デュアルの刷られていた時代にデュアルとして強かったカードはただこの1枚のみ、と述べても過言ではないだろう。
上級だが植物族、かつ再度召喚前はバニラなので展開は容易い。デュアルとしての効果も先述した通りしっかりと強力であり、手札展開・蘇生の両方に対応、適用対象に種族以外の制限なし、同名ターン1なしと現代でも繁茂し得る特長を備えている。 植物族の旗手《ローンファイア・ブロッサム》と極めて相性が良く、あちらでこちらをリクルートした後こちらであちらを蘇生し、リクルートをおかわりする動きが可能。汎用性の塊たる2枚が力を合わせれば手札・墓地・デッキのどこにいる植物族も即座に戦場へと引っ張り出すことが出来る。また同名カードを展開することも出来、《炎妖蝶ウィルプス》や《超合魔獣ラプテノス》を挟めばギガプラループが始まる。 デュアルが弱いとされるのは、通常召喚権というどれほどインフレしようと1ターンに1つしか得られない権利を発動の代償として要求する(そして、その割に総じて効果がしょっぱい)ためである。しかしこのカードの効果は通常召喚の喪失を補って余りある展開力をもたらしてくれるのである。自力でデュアルの弱点を消せること、強みの多いカードだがデュアルとして群を抜くとされることの本質はここにこそあると感じられる。勿論、《化合電界》などでその召喚権をも誤魔化してしまえば鬼に金棒である。 とはいえ、《エフェクト・ヴェーラー》などで効果を取り去られると損失が大きく、通常召喚時の効果が重要となるモンスターとは相性が悪いなど、ロンファほど考え無しにデッキに入れられる万能さはないので、構築に気を配り、活躍しやすい土壌づくりを心掛けたい。 |
▶︎ デッキ | 《魔砲戦機ダルマ・カルマ》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/11/16 12:02
振り向く(裏から表にして発動する)ことで場の全モンスターの動きを止め(裏守備)、動いた(裏守備にならなかった)ものを処すという、「だるまさんがころんだ」を再現したトップダウン・カード。2つの効果がダルマ=法とカルマ=業にも照応しており、《大砲だるま》のリメイクでもあり、実用性も十分。カード設計者のワザマエを感じさせるカードである。
「効果を受けない」耐性を持つモンスターをプレイヤーへの墓地送り強要効果という形で葬れる点が大きな特長。昨今のメタゲームには完全耐性モンスターを武器とするデッキも少なくなく、通常の罠では手も足も出ない場面に特効するシルバーバレットとしての活躍が期待できる。ほか、リンクモンスターを破壊耐性をスルーして根絶することも出来、その他の相手にも罠版《皆既日蝕の書》として作用する。 ただ懸念点が一つあり、それは「1体も裏守備にできないと、その後の墓地送り処理が出来なくなる」こと。完全耐性持ち1体だけが盤面にいる状態では除去できず、リンクモンスターしかいない状態ではそもそも発動が出来なくなる。《炎斬機ファイナルシグマ》や《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》を用いるデッキ、リンク縛りを用いるデッキであれば終盤面がこのカードを無効化できる状態になっていることは珍しくなく、こうした相手には完成前の相手布陣にぶつける必要が出てくる。だが完全耐性持ちの除去に使わないのなら他の汎用除去罠と競合することになる。自陣に裏守備になれるモンスターを用意して通すことも可能だが、相手チェーンで裏守備になるはずのモンスターを除去されるとやはり弾かれてしまうし、全体除去を扱うデッキにとってはかなり強引な動きになってしまう。 エルドリッチや蟲惑魔では味方に被害の出にくい《激流葬》や《拮抗勝負》が優先されるため、使うならそれ以外。裏守備を有効に扱えるサブテラーやゴーストリックにはありがたいカード。 ラビュリンスも《エクスピュアリィ・ノアール》への打開策として搭載することがある。《トラップトリック》などの罠リクルートで必要な場面に取り出すことは容易いテーマのため、サイドインで活躍させる試合を選ぶのも良いだろう。 |
▶︎ デッキ | 《ジャンク・シンクロン》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/11/02 12:01
召喚成功時にチューニング先を釣り上げ、1枚からレベル4・5のシンクロモンスターを出すことが出来るシンクロン。チューナーの開祖にして、現在でもシンクロン系デッキでは自己完結した初動として召喚権を占めることの多い強力なカード。
蘇生したカードの効果は無効化されるが墓地で効果を発揮させることは可能で、特に《ドッペル・ウォリアー》や《ジャンク・コンバーター》との相性が抜群。昔は《ボルト・ヘッジホッグ》や《チューニング・サポーター》が使われることもあった。 闇属性・戦士族・ジャンク・シンクロンと、非常に幅広いサポートに対応する点も特色であり、《増援》・《調律》・《ジャンク・コンバーター》などのサーチに対応する。初動として扱いたいカードであるだけに、サーチ手段が多いのは非常にありがたい。呼応するかのようにレベル5シンクロモンスターも層が厚く、多彩な動きに派生することが出来る。 ただ強いだけでなく、強さの方向性もシンクロ召喚を体現するものである点も人気の秘訣であろう。十代というヒーローの物語から遊星というレジスタンスの物語へと遊戯王が移行していく中で、より低レベルのモンスターも活躍できる召喚法として高橋和希先生が考案したのがシンクロ召喚である。シンクロ召喚以前の遊戯王は強い通常・効果・融合モンスター、神々が人気を集める尚武の世であり、E・HEROもヒーローだけあって、単身でも戦える強さを持ったモンスターが多かった。そんな中で遊星が召喚する《ジャンク・シンクロン》は小柄で、ステータスも非力で、レベルも低い。しかも蘇生するカードはもっとレベルが低い。しかし単体では弱いカードも、調和の下に力を合わせれば強くなれることを、ローレベルのカードに応じて更に強さを高める《ジャンク・ウォリアー》と併せて、このカードは宣言した。大きく強いものが格闘する時代から、小さく弱きものたちが力を結集して活躍する時代へ。くず鉄(ジャンク)は、遊戯王に新たな時代の幕開けをもたらしたのである。 |
▶︎ デッキ | 《ゴブリンのやりくり上手》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/11/02 11:13
転落人生まっしぐらの《成金ゴブリン》だが、一度富豪になっただけあってたまには賢そうなところを見せる。
使うたびに強くなる手札交換カード。そのままではアド損だが、墓地に同名カードが1枚あれば手札の質を高めることが出来、2枚以上あれば量でもアドを取れる。ここで重要なのが、発動したこのカードをチェーンしたカードで墓地に移動させてから効果処理すれば、同名カードカウントを1枚水増しできること。複数枚並べて発動し、チェーンして《非常食》で墓地に落とせば手札増強した上でライフも手に入る。この組み合わせは同じく場から離したいドローソース《悪夢の蜃気楼》と併せた「やりくりターボ」として一世を風靡したが、悪夢の蜃気楼が禁止指定されたことで零落した。 1枚目のアド損さえ解決できれば実入りのあるカードなので、手札コストや墓地肥やしで1枚目を墓地に送り込んでから使うことが肝要。現代ではパワーの高い非常食役として《禁じられた一滴》があり、罠を墓地に送り込む手段も充実している。活かしがいのあるテクニカルなカードだが、罠のドローソースに採用意義があり、その中でも手札のデッキ戻しをしたい場面が多く、墓地への送り込み手段も自然と確保できる…となると就職先は限られてくる。ポテンシャルを引き出すためには、決闘者自身もやりくり上手となることが求められるだろう。 |
▶︎ デッキ | 《化合獣カーボン・クラブ》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/11/01 12:15
執筆時点でデュアルカードは全45枚が存在するが、そのうち評価が8を上回るカードはわずかに3枚しかない。《ギガプラント》、《E・HERO アナザー・ネオス》、そしてこのカニである。
再度召喚時の効果はデュアルサーチ+墓地肥やしで、額面こそ強いのだが、サーチ先は質・量ともに優れているとは言い難い。墓地に落としたデュアルは通常モンスター扱いであるため、これを蘇生できる手段と組み合わせるのが良いだろう。やはり再度召喚を要するが故の重さは気になるが、ターン1がないため召喚権を工面すれば《同姓同名同盟》で爆アドを稼げたり、いつの日かぶっ壊れデュアルが追加されれば浮上の余地がなくはないということでギリギリこの点数。 |
▶︎ デッキ | 《帝王の溶撃》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/10/27 12:01
《真帝王領域》と似た作動条件を持つ、アドバンス召喚されたモンスター以外への《スキルドレイン》。
一見帝王との相性が良さそうに見えるが、現行の帝王は《天帝従騎イデア》や《冥帝従騎エイドス》のフィールド効果でリリースを確保する形式のため、苦労して発動しても帝王が除去されると従騎の効果が無効化されて並べ直しが効かなくなり自壊してしまう。どうせ無差別に無効化されるなら《威光魔人》や本家スキドレで良いということにもなり、0帝でも《真帝王領域》に比べて明らかに使い勝手の悪いこのカードにはお呼びがかからないことが多い。 ところが、インチキアドバンス召喚テーマ真竜では一転して、真帝王領域以上に強力な妨害カードに化けた。魔法罠をリリースしてアドバンス召喚できるため、生贄の効果が使えなくなる点が気にならず、自分にだけ好都合なスキドレとして運用できるのである。このカード自身も永続罠であるため、いざとなればこのカードをリリースに充てられる点もありがたい。 |
▶︎ デッキ | 《真帝王領域》
C/ゾンマス蒼血重点
2023/10/27 11:44
暴虐と破壊の限りを尽くす独裁者(Monarch)、「帝王」すらも跪かせる、真の支配者がいるのだ…
3つの帝王サポート効果を内蔵したカード。目玉となるのは(1)で、自分だけがアドバンス召喚したモンスターを所有している限り、相手のEXデッキ使用を完全に封殺することが出来る。条件として自分のEXデッキを空にする必要があるが、もともと帝王はアドバンス召喚したモンスターを場に維持することが多いのでエクシーズやリンク召喚の出番が少なく、EXデッキ無しでもさほど困らない。むしろ安上がりにデッキを仕上げられて清々するくらい。…と割り切れれば良いのだが、EXデッキが0枚である時点で相手に戦術が割れてしまい、リンクによる柔軟性を失ったことをメタられて敗北する懸念もある。加えて現代では《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》 のコストとしてEXデッキが必要とされる側面があり、EXデッキ封殺効果を重視する0帝と柔軟性や壺の安定性をとる15帝のいずれが優れているかは時代ごとに論争の的になっている。また、自分のアドバンス召喚したモンスターが除去されたり、相手がモンスターをアドバンス召喚したりすると一時的にEXデッキ封印が解けてしまう。15帝が相手の時や上級でエクシーズするデッキや《シャドール・ビースト》入りのデッキなら後者の事象には注意が必要。 とはいえ15帝でも(2)の打点強化や(3)の最上級帝リリース軽減効果は役立つため、採用の余地がないわけではない。逆にアドバンス真竜などで(1)の効果のみを目当てに採用されることもあり、カードパワーとしての強さは折り紙付き。相手の動きを封じて大型で殴りこむ、古き良き決闘を望む方にはお勧めの1枚だ。 |
更新情報 - NEW -
- 2024/10/25 新商品 SUPREME DARKNESS カードリスト追加。
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- 11/22 02:53 評価 4点 《BF-竜巻のハリケーン》「総合評価:ローレベルで展開能力があ…
- 11/22 02:47 評価 3点 《ブラック・リベンジ》「総合評価:《ゴッドバードアタック》で相…
- 11/22 02:14 評価 7点 《赤酢の踏切》「「使用後、場に残り続けるフリーチェーン除去」と…
- 11/22 01:39 評価 10点 《頼もしき守護者》「なんと、下級《エクソシスター》を《大霊術…
- 11/22 01:18 評価 10点 《ピラミッドパワー》「《妖精伝姫-カグヤ 》《妖精伝姫-シラユ…
- 11/22 00:06 評価 10点 《大寒気》「《ハーピィの狩場》の自壊を防ぐ他《女神ヴェルダン…
- 11/22 00:02 コンプリート評価 クリムゾン・ノヴァさん ⭐QUARTER CENTURY LIMITED PACK⭐
- 11/21 23:05 評価 5点 《Evil★Twin チャレンジ》「ちょっと弱すぎる。 一応相手…
- 11/21 20:56 評価 8点 《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》「 相手が後攻を選択し、しかも《強欲で…
- 11/21 20:30 評価 10点 《スキルドレイン》「 遊戯王を脳筋フィジカルゲーにできる、超…
- 11/21 19:51 デッキ ガイア
- 11/21 19:47 評価 8点 《青眼の究極亜竜》「《青眼の究極竜》《真青眼の究極竜》に続く同…
- 11/21 19:34 評価 7点 《Evil★Twin イージーゲーム》「永続罠でキスキルかリィラ…
- 11/21 18:56 SS 79話 天道虫 その②
- 11/21 18:49 一言 リンクペンデュラムのオリカを作りたいんですがやっぱり不可能ですかね…
- 11/21 17:23 評価 8点 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》「 『混沌を制す者』シリ…
- 11/21 16:45 評価 6点 《混沌帝龍 -終焉の使者-》「 嘗ての遊戯王を文字通り"混沌" と…
- 11/21 16:09 評価 8点 《超魔導剣士-ブラック・パラディン》「 3DSの最強カードバト…
- 11/21 15:56 評価 4点 《混沌の黒魔術師》「 エラッタ前に戻しても何とかなりそうな気も…
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