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第11話「想像以上」 作:えのきっち
ご馳走を見つけたと思ったらこれだ。期待して彼女らと対峙した結果、私の神経を逆撫でされただけに終わった。それもまた、すぐに無かったことになるのだが。
姉の影に隠れるティオを横目に、ジーナは特に身構えることもなく佇んでいた。私という肉食昆虫の中でも実力派の蟲惑魔がいるのにも関わらず。微笑を崩さず。……完全に舐め腐っている。簡単に迎え撃てると勘違いしているようだ。
「襲いかかってくる前に一つ聞きたいことがあるんだけど」
談笑でも持ち掛けるかのように、ジーナは馴れ馴れしく話しかけてくる。いちいち行動が癪に触るが、一応聞いておこう。
「何さ」
「森の生態系が大きく歪んでいることは知ってる?というより、捕食形態に歪みが生じたのかな?えっと、言葉にしづらいな」
「会話できる?大丈夫?」
「頑張るかなぁ」
私の煽りにもびくともしない。精神攻撃は通用しないとわかったところで再び聞きに徹する。
「で、僕が言いたいのはさ。『蟲惑魔間で階級構造ができてしまっている』という点なんだよね。この戦争では、同じ立場としてチームを組むことはまだ現実的だけど、1人のトップを据えてその下に蟲惑魔を使役する、というシステムは少し変なんだ。これ、なんでか分かる?」
「ふーん。そこまで勘付いてるんだ」
私のことだ。私はこれまでに雑種を何匹か従え、手駒として動かしてきた。トップである私の存在が悟られなければ、生き残りが少なくなっても情報を与えさせずに済む。それだけでなく、現在の情勢も雑種を通して私だけが把握できる。動かずにだ。……それが、変?彼女は戦略を考えるのが下手なのだろうか?
「うん、確かにアンタの言う通り、私は雑種を従えて階級構造を創り上げた。それの何が変だと言うの?妹にベッタリのアンタにはわかんないでしょうね。戦争で生き残る一種の『戦略』なのよ、これは。だって」
「あ、やっぱり君だったんだね。良かった。解説はいらないよ。だいたい何言うか想像つくし」
"やっぱり君だった"?さっきまでは確証を得ていなかったのか。てっきり、私の戦略を知った上で話を持ちかけてきたものだと考えていた。……では何故、私の戦略が「変」だと言ったのか?
「……この戦争ってさ。強い蟲惑魔が生き残って、弱い子は淘汰されるじゃん。これは別に戦争あるなしに関係なく森における暗黙の了解みたいなとこあるけどね」
「くどい。結論を言いなさいよ」
「分かってないみたいだね」
彼女のその目は、嘲笑に近いものだった。いや、嘲笑そのものだった。
「自分で動かなくて済むから楽?甘ったれてるね。それってさ、つまりは『自分は弱い子で、怖いから他の子に任せるね』って言ってるようなものだよ?……真っ先に狙いの的になるの、気づいてなかったんだね。『弱虫ちゃん』」
ああ、決めた。そっちがその気なら。
「……ブチ殺すッ!」
咄嗟に出た強い言葉。舐めた態度はさっきからだけど、度が過ぎた。挑発の前段階が長すぎる。会話の流れもムカつくし、内容もムカつく。腑を煮ることじゃ世界チャンピオンだよ。……消えてもらおう。
「私が誰だか分かってみないだから!理解らせてあげる!おいでっ!」
そこに現れたのは美しい桃色を持つカマキリ。個体としても大きい方。私のメインウェポン、蟲惑魔の本体だ。
「わ、おっきいね。カマキリって確か、かなりの肉食だったよね?」
「当たり」
最早話す余地は無い。一瞬で刈り取る。私はその大鎌を彼女に対して振り下ろす。否、振り下ろすまでもない。
__1/20秒。カマキリの捕食スピード。鎌を振り、捕える速さ。圧倒的スピードだ。私が蟲惑魔を従えたのは臆病からではない。圧倒的な強さがあると自負していたから。
「っと」
残念ながらジーナには当たらず。彼女の衣服を掠っただけだった。まだ少し温まっていないみたいだ。でも、今ので分かった。彼女は避けるので精一杯。ならばやることは一つ。当たるまで、何度でも何度でも振る。
「運がいいみたいね。でも……どこまで持つかな!」
「……そういうことするんだ」
振る。縦に。横に。斜めに。当たるまで。奴の体力が尽きるまで。いつかは当たる。下手な鉄砲なんとやら。ジーナは跳ねて、伏せて、躱すので必死。これなら絶対に当たる。
……当たる、はずなのに。私の武器は一度たりとも肉を抉って、ましてや切りつけてすらいない。ジーナはどうだ?息が上がっている様子もない。何故?調子でも悪いのだろうか?そんなことはない。私は蟲惑魔で一番の実力を持つはず。だからあの蟲惑魔だって従えられた。
「うん、慣れてくると楽しいね。他には無いの?ほら、蜘蛛とかだったら糸とか吐いたりできるじゃん?カマキリにもそういう一芸あると思うんだけど」
そんなものは無い。私の武器はこれだけだ。
「息、上がってる?疲れてるなら休む?」
休めない。というか負けられない。あそこまで威勢張っといて負けるのは矜持に傷がつく。というか、負け=死。
「あんまり舐めないでよ……!私だってね!」
「あ、そう。……じゃ、もういいや」
退屈そうにため息を吐くジーナ。ここまでされてもまだその態度。見ていろ。必ず吠え面かかせてやる。
「飽きたかな。これ以上ないならもう終わらせるけど、いい?」
慢心している。今しかない。奴も私が完全にバテ切っていると思い込んでる。奴の首を獲るなら、ここだ!
「そうね。終わらせましょう。……私の、勝ちで!」
跳ねながらの攻撃。距離を置いていたから、彼女もここから攻撃してくるとは思わないだろう。カマキリのリーチなら届く。そして私が見たのは、ジーナのきょとんとした間抜け顔。
私の鎌は、確かにジーナに届いた。……届いた、だけだった。その鎌は、ジーナの肩に「乗っただけ」だった。
「……?アンタ、そんな身体固かったっけ?」
「んーん?甲虫でもないのにそんなわけないじゃん」
それもそうだ。何より疑似餌。頑丈に作る理由はない。なら何故?強く振り抜いたはずだった。だが実際は乗っただけ。その理由はすぐに分かった。
__消えていた。腕の部分と言えば分かるか。付け根から鎌の先となる部分。そこまでの間、全てが消えていた。
「は、ぁ、え?アンタ、一体何を」
「何って……君も蟲惑魔なら分かるでしょ?ちょっと食べただけだよ」
痛みはなかった。本体とは感覚が大体リンクしているから痛まないはずはない。身体の限界が来ただけか?その予想もすぐに外れる。
「ところで君さ。今、どうやって立ってるの?物理法則って知ってる?」
足元を見る。今度は左足が消えていた。
「……え」
考える間もなく、私はバランスを崩して倒れ込んだ。これも奴の仕業?あり得ない。捕食器官すらも出していないのに。そんなことあっていいはずがない。
「とりあえずそのカマキリは使い物にならなさそうだね。で、まだやる気?」
突如として襲う痛烈な痛み。本体にダメージを受けた?ふとそちらに目を向けると、そこには穴だらけのカマキリが。
「〜〜〜〜っ!!どう……し、てっ!」
「君はつくづく鈍感だね」
ゆっくり、ジーナは私の元へと近づく。そしてようやく、私は忘れていた一つの感情を取り戻した。
「1/50。何の数字かわかる?」
恐怖。死に対しての。私より遥か上の存在に対しての。本能で理解した。__私はコイツに勝てない。
「ムジナモの葉が閉じる速度。つまり、僕の捕食スピードだね。……ふふっ。たった1/20で最速誇ってたんなら、だいぶ笑い物だね。」
……私の認識が甘かった。見ている世界が違う。とにかく今は逃げよう。逃げられる?できるできないじゃない。やらなきゃ。でなきゃ死ぬ!私はまだ、こんなところで死ぬわけにはいかない!
「僕はもう満足したし、これ以上は手を出す気はないけど、さ。妹はどうかな?ティオ、ご飯できたよ」
「ひっ」
あの目は本物だ。ジーナは私を捕食する気はない。いや、最初からそんな気は無かった。ただ、妹のための食料を探していただけだった。早く、早く逃げなきゃ……!
「すーっ……むにゃ」
「……ティオ?ありゃりゃ、疲れて寝ちゃってたか。良かったね、ランカ。ティオは君のことを食べる気は無いってさ。これ以上何かする気は無いし、どこにでも行ったらいいよ」
見逃された。助かった。這いずりながらその場を必死で離れる。幸運だった。本体は使い物になりそうに無い。疑似餌と距離を置きながら少しずつ這わせることにした。
「……必ず、殺してやる。」
自然に口に出ていた。手立てはある。
"あの子"と合流しよう。彼女となら、きっと殺れる。
姉の影に隠れるティオを横目に、ジーナは特に身構えることもなく佇んでいた。私という肉食昆虫の中でも実力派の蟲惑魔がいるのにも関わらず。微笑を崩さず。……完全に舐め腐っている。簡単に迎え撃てると勘違いしているようだ。
「襲いかかってくる前に一つ聞きたいことがあるんだけど」
談笑でも持ち掛けるかのように、ジーナは馴れ馴れしく話しかけてくる。いちいち行動が癪に触るが、一応聞いておこう。
「何さ」
「森の生態系が大きく歪んでいることは知ってる?というより、捕食形態に歪みが生じたのかな?えっと、言葉にしづらいな」
「会話できる?大丈夫?」
「頑張るかなぁ」
私の煽りにもびくともしない。精神攻撃は通用しないとわかったところで再び聞きに徹する。
「で、僕が言いたいのはさ。『蟲惑魔間で階級構造ができてしまっている』という点なんだよね。この戦争では、同じ立場としてチームを組むことはまだ現実的だけど、1人のトップを据えてその下に蟲惑魔を使役する、というシステムは少し変なんだ。これ、なんでか分かる?」
「ふーん。そこまで勘付いてるんだ」
私のことだ。私はこれまでに雑種を何匹か従え、手駒として動かしてきた。トップである私の存在が悟られなければ、生き残りが少なくなっても情報を与えさせずに済む。それだけでなく、現在の情勢も雑種を通して私だけが把握できる。動かずにだ。……それが、変?彼女は戦略を考えるのが下手なのだろうか?
「うん、確かにアンタの言う通り、私は雑種を従えて階級構造を創り上げた。それの何が変だと言うの?妹にベッタリのアンタにはわかんないでしょうね。戦争で生き残る一種の『戦略』なのよ、これは。だって」
「あ、やっぱり君だったんだね。良かった。解説はいらないよ。だいたい何言うか想像つくし」
"やっぱり君だった"?さっきまでは確証を得ていなかったのか。てっきり、私の戦略を知った上で話を持ちかけてきたものだと考えていた。……では何故、私の戦略が「変」だと言ったのか?
「……この戦争ってさ。強い蟲惑魔が生き残って、弱い子は淘汰されるじゃん。これは別に戦争あるなしに関係なく森における暗黙の了解みたいなとこあるけどね」
「くどい。結論を言いなさいよ」
「分かってないみたいだね」
彼女のその目は、嘲笑に近いものだった。いや、嘲笑そのものだった。
「自分で動かなくて済むから楽?甘ったれてるね。それってさ、つまりは『自分は弱い子で、怖いから他の子に任せるね』って言ってるようなものだよ?……真っ先に狙いの的になるの、気づいてなかったんだね。『弱虫ちゃん』」
ああ、決めた。そっちがその気なら。
「……ブチ殺すッ!」
咄嗟に出た強い言葉。舐めた態度はさっきからだけど、度が過ぎた。挑発の前段階が長すぎる。会話の流れもムカつくし、内容もムカつく。腑を煮ることじゃ世界チャンピオンだよ。……消えてもらおう。
「私が誰だか分かってみないだから!理解らせてあげる!おいでっ!」
そこに現れたのは美しい桃色を持つカマキリ。個体としても大きい方。私のメインウェポン、蟲惑魔の本体だ。
「わ、おっきいね。カマキリって確か、かなりの肉食だったよね?」
「当たり」
最早話す余地は無い。一瞬で刈り取る。私はその大鎌を彼女に対して振り下ろす。否、振り下ろすまでもない。
__1/20秒。カマキリの捕食スピード。鎌を振り、捕える速さ。圧倒的スピードだ。私が蟲惑魔を従えたのは臆病からではない。圧倒的な強さがあると自負していたから。
「っと」
残念ながらジーナには当たらず。彼女の衣服を掠っただけだった。まだ少し温まっていないみたいだ。でも、今ので分かった。彼女は避けるので精一杯。ならばやることは一つ。当たるまで、何度でも何度でも振る。
「運がいいみたいね。でも……どこまで持つかな!」
「……そういうことするんだ」
振る。縦に。横に。斜めに。当たるまで。奴の体力が尽きるまで。いつかは当たる。下手な鉄砲なんとやら。ジーナは跳ねて、伏せて、躱すので必死。これなら絶対に当たる。
……当たる、はずなのに。私の武器は一度たりとも肉を抉って、ましてや切りつけてすらいない。ジーナはどうだ?息が上がっている様子もない。何故?調子でも悪いのだろうか?そんなことはない。私は蟲惑魔で一番の実力を持つはず。だからあの蟲惑魔だって従えられた。
「うん、慣れてくると楽しいね。他には無いの?ほら、蜘蛛とかだったら糸とか吐いたりできるじゃん?カマキリにもそういう一芸あると思うんだけど」
そんなものは無い。私の武器はこれだけだ。
「息、上がってる?疲れてるなら休む?」
休めない。というか負けられない。あそこまで威勢張っといて負けるのは矜持に傷がつく。というか、負け=死。
「あんまり舐めないでよ……!私だってね!」
「あ、そう。……じゃ、もういいや」
退屈そうにため息を吐くジーナ。ここまでされてもまだその態度。見ていろ。必ず吠え面かかせてやる。
「飽きたかな。これ以上ないならもう終わらせるけど、いい?」
慢心している。今しかない。奴も私が完全にバテ切っていると思い込んでる。奴の首を獲るなら、ここだ!
「そうね。終わらせましょう。……私の、勝ちで!」
跳ねながらの攻撃。距離を置いていたから、彼女もここから攻撃してくるとは思わないだろう。カマキリのリーチなら届く。そして私が見たのは、ジーナのきょとんとした間抜け顔。
私の鎌は、確かにジーナに届いた。……届いた、だけだった。その鎌は、ジーナの肩に「乗っただけ」だった。
「……?アンタ、そんな身体固かったっけ?」
「んーん?甲虫でもないのにそんなわけないじゃん」
それもそうだ。何より疑似餌。頑丈に作る理由はない。なら何故?強く振り抜いたはずだった。だが実際は乗っただけ。その理由はすぐに分かった。
__消えていた。腕の部分と言えば分かるか。付け根から鎌の先となる部分。そこまでの間、全てが消えていた。
「は、ぁ、え?アンタ、一体何を」
「何って……君も蟲惑魔なら分かるでしょ?ちょっと食べただけだよ」
痛みはなかった。本体とは感覚が大体リンクしているから痛まないはずはない。身体の限界が来ただけか?その予想もすぐに外れる。
「ところで君さ。今、どうやって立ってるの?物理法則って知ってる?」
足元を見る。今度は左足が消えていた。
「……え」
考える間もなく、私はバランスを崩して倒れ込んだ。これも奴の仕業?あり得ない。捕食器官すらも出していないのに。そんなことあっていいはずがない。
「とりあえずそのカマキリは使い物にならなさそうだね。で、まだやる気?」
突如として襲う痛烈な痛み。本体にダメージを受けた?ふとそちらに目を向けると、そこには穴だらけのカマキリが。
「〜〜〜〜っ!!どう……し、てっ!」
「君はつくづく鈍感だね」
ゆっくり、ジーナは私の元へと近づく。そしてようやく、私は忘れていた一つの感情を取り戻した。
「1/50。何の数字かわかる?」
恐怖。死に対しての。私より遥か上の存在に対しての。本能で理解した。__私はコイツに勝てない。
「ムジナモの葉が閉じる速度。つまり、僕の捕食スピードだね。……ふふっ。たった1/20で最速誇ってたんなら、だいぶ笑い物だね。」
……私の認識が甘かった。見ている世界が違う。とにかく今は逃げよう。逃げられる?できるできないじゃない。やらなきゃ。でなきゃ死ぬ!私はまだ、こんなところで死ぬわけにはいかない!
「僕はもう満足したし、これ以上は手を出す気はないけど、さ。妹はどうかな?ティオ、ご飯できたよ」
「ひっ」
あの目は本物だ。ジーナは私を捕食する気はない。いや、最初からそんな気は無かった。ただ、妹のための食料を探していただけだった。早く、早く逃げなきゃ……!
「すーっ……むにゃ」
「……ティオ?ありゃりゃ、疲れて寝ちゃってたか。良かったね、ランカ。ティオは君のことを食べる気は無いってさ。これ以上何かする気は無いし、どこにでも行ったらいいよ」
見逃された。助かった。這いずりながらその場を必死で離れる。幸運だった。本体は使い物になりそうに無い。疑似餌と距離を置きながら少しずつ這わせることにした。
「……必ず、殺してやる。」
自然に口に出ていた。手立てはある。
"あの子"と合流しよう。彼女となら、きっと殺れる。
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