交流(共通)
メインメニュー
クリエイトメニュー
- 遊戯王デッキメーカー
- 遊戯王オリカメーカー
- 遊戯王オリカ掲示板
- 遊戯王オリカカテゴリ一覧
- 遊戯王SS投稿
- 遊戯王SS一覧
- 遊戯王川柳メーカー
- 遊戯王川柳一覧
- 遊戯王ボケメーカー
- 遊戯王ボケ一覧
- 遊戯王イラスト・漫画
その他
遊戯王ランキング
注目カードランクング
カード種類 最強カードランキング
● 通常モンスター
● 効果モンスター
● 融合モンスター
● 儀式モンスター
● シンクロモンスター
● エクシーズモンスター
● スピリットモンスター
● ユニオンモンスター
● デュアルモンスター
● チューナーモンスター
● トゥーンモンスター
● ペンデュラムモンスター
● リンクモンスター
● リバースモンスター
● 通常魔法
永続魔法
装備魔法
速攻魔法
フィールド魔法
儀式魔法
● 通常罠
永続罠
カウンター罠







種族 最強モンスターランキング
● 悪魔族
● アンデット族
● 雷族
● 海竜族
● 岩石族
● 機械族
● 恐竜族
● 獣族
● 幻神獣族
● 昆虫族
● サイキック族
● 魚族
● 植物族
● 獣戦士族
● 戦士族
● 天使族
● 鳥獣族
● ドラゴン族
● 爬虫類族
● 炎族
● 魔法使い族
● 水族
● 創造神族
● 幻竜族
● サイバース族
● 幻想魔族
属性 最強モンスターランキング
レベル別最強モンスターランキング












デッキランキング
第5話「粘着質」 作:えのきっち
ここで蠱毒で生き残るための術を1つ教えておこう。一度戦った相手とは不用意に再戦を挑まないことだ。こちらが頑張って対策を講じたとしても、それは相手も同じで1度目と同じようには絶対にいかない。そもそも、戦うこと自体が生存から最も遠い行為であり、極力受けの姿勢を保つのが定石なのである。……定石、なのだが。
「昨日の恨みを晴らすときよ!勝負よトリオン!」
「はぁ」
多分これで三度目の戦闘。その相手は以前私が死にかけた相手。アトラの蟲惑魔である。
「……ホールティア。頼んでいい?」
ため息混じりで相棒に声をかける。
「はいはい」
面倒くさそうな返事をいただく。
「今日こそ……私の栄養になりなさいっ!」
一人だけ異常なテンション。
ホールティアはいつものように受けの態勢に入る。しかし彼女ではアトラの強力な一撃を防ぐことはできない。ならばどうすれば良いのか?防がなければ良い。「受ける」ではなく「受け流す」のが最適解。
「……今っ。悪いが転んでもらおうか」
「あっ!?しまっ__」
「はい、『粘着落とし穴』」
べちょっ、とわかりやすい音がした。間違いなくかかった。というか、その瞬間はしっかりと見ていたから疑いようもないのだが……
落とし穴を覗く。粘性の謎物質がしっかりとアトラを捕まえているはずだからしばらくは抜け出せないはずだろう。
「ひっ、冷たっ!やだやだ気持ち悪い!早く出しなさいよ!」
同情する。私だってあんなのに落ちたくはない。ベタついてて不快感しかない。……謎物質ってなんなのって?それはちょっと企業秘密。可哀想だし、条件付きで出してあげるとしよう。
「出してあげてもいいけど、今日はもう戦うのおしまいねー?」
「くっ……嫌よ、まだ私は負けてないじゃない!」
「ならダメだよ。そこでベタベタしててね」
「……ごめん出して!約束守るから!」
「よし」
ホールティアと二人でネバネバを除去しながら落とし穴を撤去していった。私の手にもネバネバが結構付いてしまうからあまり粘着落とし穴は使いたくないのだ。
酷い目にあった、と言わんばかりの表情をするアトラ。口約束ではあるが彼女はそういうのはしっかり守ってくれる。今日はもう戦闘をする必要はなさそうだ。……それはそれとして、アトラには聞かなきゃいけないことがある。根本的原因だ。
「あのさ、どうして私たちにそんなに構うの?戦闘なんてここじゃ意味ないじゃん」
「は?決まってるじゃない、あなた達二人が私を初めて倒した相手だからよ!」
ほぼ自爆だったような気もするが……指摘は野暮か。
「えと、つまり……ライバル視してるの?」
「それ以外に何があるのよ」
さて、どうやら前回の戦闘で彼女に勝利してしまったのが原因で、目をつけられてしまったようだ。これからは旅の道中で他の蟲惑魔だけでなく、常にアトラのことを気にしなければならなくなった。
「ところでアトラ」
ここでずっと黙って聞いていたホールティアが口を開いた。こういう時は決まって尋問になるのだが、今回は大丈夫だろうか?
「君は他の蟲惑魔と協力関係にあるか?例えば、先日交戦したハギとヒメカのような」
「んなわけ。私は誰にも媚びないし、誰とも馴れ合わないわ。というか今までずっと一人で戦ってたわよ?……まさかあなた達、勧誘しようとしてる?その手には乗らないわ」
「まさか。私達も君みたいな戦闘狂はごめんだ」
相変わらずホールティアは他人に対して厳しい。心なしかアトラの態度もキツくなってるし。しかし、おそらく今の彼女なら様々な情報を提供してくれるだろう。なんというか、戦闘時の張り詰めた雰囲気が抜けている。こちらに有意義な情報を一つでも聞き出せるようにうまく誘導してみるとするか。
「ねぇ、アトラはこの辺の蟲惑魔について何か知ってることはある?ほんとにちっちゃいことでもいいよ」
「あまり多くは教えてあげないけど、ヒメカもまた誰かの傀儡っぽそうだったわね。あれは多分別に頭がいるわ」
「そうそう!そんな感じに他にも」
「これ以上はダメよ。なんでも教えてあげたらアンタが有利になっちゃうじゃない」
……乗せてやれば調子に乗るかな、とか思ったけどそんなこともないらしい。私も考え方がホールティアに似てきたなあ。
アトラは何か少し考えた様子を見せ、そしてまた私たちに話した。
「ま、ここから先のことが知りたいなら『あの人』に頼んだら?この森の知識は彼女が一番なはずよ」
「……どの人?」
「えっ、知らない?シトリスよシトリス!ほら、ムシトリスミレの蟲惑魔よ!」
名前を言われてようやく思い出した。原住種の一人であり、また森の中でも指折りの実力を持つと言われる個体の一つ。情報を得るのならば確かに彼女を訪ねるのが一番早いかもしれない。
私たちは軽く礼を言い、すぐに出発の準備に取り掛かった。いくら強力な個体といえど、もしかしたらこの蠱毒で危険な目に遭っているかもしれない。せかせかとする私たちにアトラは尋ねた。
「……アンタ、戦闘はしない捕食はしない、一体どうする気なの?」
他の蟲惑魔からしたら私たちの行動は不合理なものだろう。私たちが意思のある生き物として生まれた以上、不合理なことに走ってしまうのも性。だからこそ私は自信満々で答えられる。
「決まってるじゃん!蠱毒を止めるんだよ!殺し合いなんか、そんなのダメだから!」
「あっそ。でも私は容赦なく勝ちにいくから。じゃ、せいぜい頑張りなさい」
そう言い残してアトラは足早に去ってしまった。蟲惑魔は基本あのように見境なく捕食するのが普通なのだろうか。いや、普通はそうだ。元来捕食者とはそういうものだ。おかしいとは思うけど……それでも私は私のすべき事を成さねば。
「トリオン。頭を悩ませてる暇はないよ。早くそのシトリスって蟲惑魔に会おう」
「そうだね。……仲間同士の殺し合いはもう嫌だから、ね」
「昨日の恨みを晴らすときよ!勝負よトリオン!」
「はぁ」
多分これで三度目の戦闘。その相手は以前私が死にかけた相手。アトラの蟲惑魔である。
「……ホールティア。頼んでいい?」
ため息混じりで相棒に声をかける。
「はいはい」
面倒くさそうな返事をいただく。
「今日こそ……私の栄養になりなさいっ!」
一人だけ異常なテンション。
ホールティアはいつものように受けの態勢に入る。しかし彼女ではアトラの強力な一撃を防ぐことはできない。ならばどうすれば良いのか?防がなければ良い。「受ける」ではなく「受け流す」のが最適解。
「……今っ。悪いが転んでもらおうか」
「あっ!?しまっ__」
「はい、『粘着落とし穴』」
べちょっ、とわかりやすい音がした。間違いなくかかった。というか、その瞬間はしっかりと見ていたから疑いようもないのだが……
落とし穴を覗く。粘性の謎物質がしっかりとアトラを捕まえているはずだからしばらくは抜け出せないはずだろう。
「ひっ、冷たっ!やだやだ気持ち悪い!早く出しなさいよ!」
同情する。私だってあんなのに落ちたくはない。ベタついてて不快感しかない。……謎物質ってなんなのって?それはちょっと企業秘密。可哀想だし、条件付きで出してあげるとしよう。
「出してあげてもいいけど、今日はもう戦うのおしまいねー?」
「くっ……嫌よ、まだ私は負けてないじゃない!」
「ならダメだよ。そこでベタベタしててね」
「……ごめん出して!約束守るから!」
「よし」
ホールティアと二人でネバネバを除去しながら落とし穴を撤去していった。私の手にもネバネバが結構付いてしまうからあまり粘着落とし穴は使いたくないのだ。
酷い目にあった、と言わんばかりの表情をするアトラ。口約束ではあるが彼女はそういうのはしっかり守ってくれる。今日はもう戦闘をする必要はなさそうだ。……それはそれとして、アトラには聞かなきゃいけないことがある。根本的原因だ。
「あのさ、どうして私たちにそんなに構うの?戦闘なんてここじゃ意味ないじゃん」
「は?決まってるじゃない、あなた達二人が私を初めて倒した相手だからよ!」
ほぼ自爆だったような気もするが……指摘は野暮か。
「えと、つまり……ライバル視してるの?」
「それ以外に何があるのよ」
さて、どうやら前回の戦闘で彼女に勝利してしまったのが原因で、目をつけられてしまったようだ。これからは旅の道中で他の蟲惑魔だけでなく、常にアトラのことを気にしなければならなくなった。
「ところでアトラ」
ここでずっと黙って聞いていたホールティアが口を開いた。こういう時は決まって尋問になるのだが、今回は大丈夫だろうか?
「君は他の蟲惑魔と協力関係にあるか?例えば、先日交戦したハギとヒメカのような」
「んなわけ。私は誰にも媚びないし、誰とも馴れ合わないわ。というか今までずっと一人で戦ってたわよ?……まさかあなた達、勧誘しようとしてる?その手には乗らないわ」
「まさか。私達も君みたいな戦闘狂はごめんだ」
相変わらずホールティアは他人に対して厳しい。心なしかアトラの態度もキツくなってるし。しかし、おそらく今の彼女なら様々な情報を提供してくれるだろう。なんというか、戦闘時の張り詰めた雰囲気が抜けている。こちらに有意義な情報を一つでも聞き出せるようにうまく誘導してみるとするか。
「ねぇ、アトラはこの辺の蟲惑魔について何か知ってることはある?ほんとにちっちゃいことでもいいよ」
「あまり多くは教えてあげないけど、ヒメカもまた誰かの傀儡っぽそうだったわね。あれは多分別に頭がいるわ」
「そうそう!そんな感じに他にも」
「これ以上はダメよ。なんでも教えてあげたらアンタが有利になっちゃうじゃない」
……乗せてやれば調子に乗るかな、とか思ったけどそんなこともないらしい。私も考え方がホールティアに似てきたなあ。
アトラは何か少し考えた様子を見せ、そしてまた私たちに話した。
「ま、ここから先のことが知りたいなら『あの人』に頼んだら?この森の知識は彼女が一番なはずよ」
「……どの人?」
「えっ、知らない?シトリスよシトリス!ほら、ムシトリスミレの蟲惑魔よ!」
名前を言われてようやく思い出した。原住種の一人であり、また森の中でも指折りの実力を持つと言われる個体の一つ。情報を得るのならば確かに彼女を訪ねるのが一番早いかもしれない。
私たちは軽く礼を言い、すぐに出発の準備に取り掛かった。いくら強力な個体といえど、もしかしたらこの蠱毒で危険な目に遭っているかもしれない。せかせかとする私たちにアトラは尋ねた。
「……アンタ、戦闘はしない捕食はしない、一体どうする気なの?」
他の蟲惑魔からしたら私たちの行動は不合理なものだろう。私たちが意思のある生き物として生まれた以上、不合理なことに走ってしまうのも性。だからこそ私は自信満々で答えられる。
「決まってるじゃん!蠱毒を止めるんだよ!殺し合いなんか、そんなのダメだから!」
「あっそ。でも私は容赦なく勝ちにいくから。じゃ、せいぜい頑張りなさい」
そう言い残してアトラは足早に去ってしまった。蟲惑魔は基本あのように見境なく捕食するのが普通なのだろうか。いや、普通はそうだ。元来捕食者とはそういうものだ。おかしいとは思うけど……それでも私は私のすべき事を成さねば。
「トリオン。頭を悩ませてる暇はないよ。早くそのシトリスって蟲惑魔に会おう」
「そうだね。……仲間同士の殺し合いはもう嫌だから、ね」
現在のイイネ数 | 37 |
---|

↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)
同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
43 | 第0話「逃走本能」 | 349 | 0 | 2024-10-09 | - | |
45 | 第1話「蟻地獄と悪魔」 | 308 | 0 | 2024-10-11 | - | |
39 | 第2話「ひっつき虫」 | 293 | 0 | 2024-10-21 | - | |
37 | 第3話「食って食われて億光年」 | 310 | 0 | 2024-10-28 | - | |
33 | 第4話「小説もまた奇なり」 | 228 | 0 | 2024-10-31 | - | |
37 | 第5話「粘着質」 | 233 | 0 | 2024-11-07 | - | |
26 | 第6話「蟲の知らせ」 | 199 | 0 | 2024-11-12 | - | |
32 | 第7話「四枚葉」 | 265 | 0 | 2024-11-20 | - | |
25 | 第8話「身も心も解れてしまえば」 | 208 | 0 | 2024-12-04 | - | |
25 | 第9話「軍議晩餐」 | 164 | 0 | 2024-12-16 | - | |
20 | 第10話「紅一点も所詮は出る杭」 | 151 | 0 | 2024-12-31 | - | |
15 | 第11話「想像以上」 | 128 | 0 | 2025-03-24 | - |
更新情報 - NEW -
- 2025/03/22 新商品 デッキビルドパック ジャスティス・ハンターズ カードリスト追加。
- 04/05 01:36 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 04/05 00:40 評価 9点 《迫りくる機械》「テーマカードなんでもサーチorサルベージができ…
- 04/04 23:40 評価 10点 《甲虫装機 ダンセル》「回数制限のないデッキからの展開能力を有…
- 04/04 23:16 評価 5点 《メルフィー・マミィ》「リストラされている確率が高いメルフィー…
- 04/04 23:08 評価 9点 《森のメルフィーズ》「X素材用の《メルフィー・ラッシィ》とサー…
- 04/04 23:01 評価 10点 《わくわくメルフィーズ》「《森の聖獣 カラントーサ》がX素材or…
- 04/04 22:52 評価 8点 《メルフィーとにらめっこ》「遊戯王一で一番かわいいカード。 手…
- 04/04 22:37 評価 10点 《うきうきメルフィーズ》「《ホップ・イヤー飛行隊》か《メルフ…
- 04/04 22:15 評価 10点 《メルフィー・ワラビィ》「盤面と手札が増えるちょっとおかしい…
- 04/04 22:11 掲示板 他人のオリカでデッキを作ろう!
- 04/04 22:08 評価 10点 《メルフィー・ラッシィ》「メルフィーの名前を持った《ホップ・…
- 04/04 21:53 評価 10点 《心の架け橋》「宝玉獣は色々やろうとして手札消費が重い。誰も…
- 04/04 21:40 評価 10点 《ナイトメア・ペイン》「このカードを除去されると反射ダメージ…
- 04/04 19:11 掲示板 他人のオリカでデッキを作ろう!
- 04/04 19:08 評価 1点 《ドラグニティ・ドライブ》「元ストラクの評判が(ジャベリンのせ…
- 04/04 17:08 評価 5点 《赫聖の相剣》「除外とはいえ発動条件が地味にきつく単体では機能…
- 04/04 16:22 評価 7点 《霞の谷の雷神鬼》「S素材の指定が厳しいが、フリチェで自分カー…
- 04/04 16:00 評価 3点 《トライブ・ドライブ》「ザ・コモンカード。 発動条件が厳しいよ…
- 04/04 15:07 評価 10点 《影依の巫女 エリアル》「ストラク産の新規シャドールの1体。 …
- 04/04 14:51 評価 9点 《レッドアイズ・インサイト》「《おろかな埋葬》と《虹の架け橋》…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。



