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HOME > コンプリートカード評価一覧 > ストラクチャーデッキ-青き眼の光臨- コンプリートカード評価(みめっとさん)

ストラクチャーデッキ-青き眼の光臨- コンプリートカード評価

遊戯王アイコン みめっと 」さんのコンプリートカード評価


レアリティ 評価 番号 カード名
青眼の白龍
Normal
▶︎ デッキ
9 JP001 青眼の白龍 
大会限定商品の特別仕様の《カオス・ソルジャー》を除けば、通常モンスターとして未だその攻撃力に並ぶ者はなし。
バンダイ版時代からのデュエリストたちの永遠の憧れのカード、遊戯王そのものを象徴する最強のドラゴン族モンスターがこちらです。
見ようによっては頭部が異常発達したエイリアンとかスカルドラゴン的な骨身のモンスターにもみえるんですが、いやぁこれが不思議とめっちゃカッコイイんですよねえ。
独自の良質なサポートカードをいくつも有しつつも未だ最強の座を譲る気はなく、通常モンスターの攻撃力3000ラインは遊戯王OCGにおいては『絶対不可侵領域』となっています。
その一方でステータス合計値の方は《ゴギガ・ガガギゴ》や《ラビードラゴン》や《スパイラルドラゴン》など、より高い守備力を持つ最上級バニラにちょいちょい負けていたりも。
あえて青眼の神域を破壊する必要がなく、そんなことをしたところで基本的に誰も得しないという事情から、よほどのことがない限り攻撃力3000以上の通常モンスターが新たに登場することはないと言い切れるかと思いますが、それはそうとして守備力2200以上の下級通常モンスターが何故出てこないのかは不明。
白き乙女
N-Parallel
▶︎ デッキ
10 JP002 白き乙女 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、《青き眼の乙女》のリメイクモンスターとなるカード。
これまでは《永遠の魂》の模造品のような扱いだった《真の光》を自身を手札から墓地に送ることでも発動できる1の効果によってデッキから直に表側表示で設置することができ、そこから同じく新規カードとして収録された《青き眼の祈り》や《青眼龍轟臨》を駆使することで、自身の2と3の効果も全て活かしながら【ブルーアイズ】における1枚初動になることができる。
青き眼の祈り》を発動するための何らかの手札コスト1枚こそ必要になりますが、11期以降はもはやテーマの標準装備になりつつある1枚初動が遂に【ブルーアイズ】にまで及んできたかという感じですね。
ネオ・カイザー・シーホース
N-Parallel
▶︎ デッキ
8 JP003 ネオ・カイザー・シーホース 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、2期に発売された海馬ストラクにおいて《青眼の白龍》をアドバンス召喚するためのサポートモンスターとして登場した《カイザー・シーホース》のまさかのリメイクモンスター。
種族が海竜族からドラゴン族に変更されていること以外は基本ステータスは同一でこちらはチューナーでもあり、カード名は《カイザー・グライダー》のリメイクモンスターである《ネオ・カイザー・グライダー》と同じく、元のカード名に「ネオ」を冠しているだけの実にシンプルなものになっている。
持っている能力に関してはさすがにあちらとの関連度は低く、自分の場に《青眼の白龍》が存在している時に手札から自己SSできる1の効果と、自身にも対応する光属性のチューナーのレベルを上下に操作する2の効果によって、《青眼の究極霊竜》の難解なS素材指定をクリアして正規手順でS召喚を行うことを促進するものとなっいていますが、やはりメインとなるのは墓地で発動する3の効果となるでしょう。
自身が場から墓地に送られることで誘発できる3の効果によってデッキから同名カード以外の《青眼の白龍》のカード名が記されたモンスターか「ブルーアイズ」モンスター1体を墓地送りすることができ、これによって《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》や《白き乙女》をはじめとする墓地効果を持つ関連モンスターを墓地に送ってそれらの発動に繋げたり、《究極融合》による融合召喚の補助を行うことができる。
自身の種族が海竜族からドラゴン族に変更されたことで《青き眼の精霊》のL素材として使えるようになり、単独で墓地に送って効果を使えるというのもかなり大きいです。
このカードを引き寄せる手段や墓地送りにできるモンスターの性能に関しては、環境レベルのデッキと比べてしまうとまだまだ発展途上なところはありますが、テーマが《青眼の白龍》及び「ブルーアイズ」モンスターということで今後も定期的な強化が見込めると思いますし、実際に今回のストラクの新規カードによって《光の霊堂》や《真の光》といった既存のテーマサポートの有用性が飛躍的に上がったという事実もあるので、それだけに将来性にも期待が持てるカードです。
青眼の亜白龍
Normal
▶︎ デッキ
8 JP004 青眼の亜白龍 
数ある「ブルーアイズ」モンスターの中でも《青眼の白龍》に最も近い存在と言える特殊召喚モンスター。
場と墓地で青眼扱いになる能力を持っており、5つの基本ステータスも一致しているため共有できる効果も多く、特に自身を特殊召喚するための条件が手札の青眼1体を相手に見せることになっているため、2体を同時にデッキから手札に持ってこられる《ドラゴン・目覚めの旋律》に対応しているのが大きく、単独で手札に来ると事故要因になると言わざるを得なかった青眼を手札に持つことに意味を持たせた画期的なカードでもあります。
攻撃を放棄することになりますが、自分メインフェイズ毎に無料で使えるモンスターの単体除去効果も持っており、このカード融合素材に含むことでより効果のパワーが強くなる《青眼の究極亜竜》なども存在していたりと、遊戯王OCGの長い歴史で登場してきた数ある「ブルーアイズ」の関連カードの中でも特に【ブルーアイズ】の強化に貢献したカードの1枚と言っていいでしょう。
ただし通常召喚することができない点や通常モンスターとしては扱わないという点では《白き霊龍》の方が原種に近いとする説もあり、評価時点となる現在ではそれほどパワーの高いカードというわけでもなくなっているのが現実です。
ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
9 JP005 ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン 
本家本元の青眼が場か墓地にいる時に自分の場のカードが破壊されると手札か墓地から出撃する青眼型ジェット機。
破壊されるカードは自分の青眼どころか相手モンスターでも、何ならモンスターでなくても問題なく、自分の効果で破壊しても良いため、相手の場のカードを戦闘や効果でぶっ壊した上で追い打ちをかけるように自己SSすることもできます。
打点は本物と同格の攻撃力3000を誇り、自身が場にいるだけでバックも含めた自身以外の全ての自分の場のカードを相手の効果破壊から守ってくれます。
さらに自己SS同様に青眼が場か墓地にいる時限定ですが、相手から殴られる時にも発動する効果でダメステにて相手の場のカード1枚を何でもバウンスできる除去効果も持つため、青眼があまり得意ではない分野もきっちりカバーしています。
攻めも守りもできて、おまけに何度ぶっ壊しても条件を満たす度に毎ターン際限なく復活するという、見ようによっては滑稽というかやり過ぎ感のあった海馬の愛機がまさかこれほどのモンスターになろうとは誰が想像できたでしょうか?
3つの効果がいずれも比較的シンプルながら弱いことが1つも書かれていない素晴らしいカードであり、発動条件を満たすための札を全く引けなかったなんてことがない限りはお荷物と化すことはまずないと言えるでしょう。
深淵の青眼龍
Normal
▶︎ デッキ
6 JP006 深淵の青眼龍 
持っている3つのそれぞれ名称ターン1の効果全てが自分の場か墓地に《青眼の白龍》がいないと発動できないという珍しい仕様になっている「ブルーアイズ」モンスター。
そういうわけで常に事故が付きまとうカードであり、うまいこと《竜の霊廟》を引けていればその効果で青眼と《大河の白石》を墓地に送ることで、エンドフェイズに白石の効果でこのカードをリクルートすれば1と2の効果がそれぞれ誘発して2枚のカードをサーチできますが、そうしたところで既にエンドフェイズなのでそこから何かできるというわけでもありません。
青眼関連の儀式モンスターと融合モンスターの両方に繋がっていく効果ではありますが、発動条件の割には後攻1ターン目からの1キルも厳しく、相手ターンに動かないのに自分のターンですら動き切れていないパワーの低い効果が揃っていると感じてしまいます。
特にこの仕様で自己SS能力がないというのは正直何かの冗談としか思えない…。
白き霊龍
Normal
▶︎ デッキ
6 JP007 白き霊龍 
ルール上「ブルーアイズ」モンスターとして扱われる他、自身の効果によって手札と墓地では通常モンスターとして扱われるため《古のルール》や《銀龍の轟咆》などの一部の効果を受けることができ、《竜の霊廟》の追加効果も発生させることができる。
特に手札で通常モンスター扱いになるのはデュアルモンスターにも果たせなかった特異なポイントで、基本的には墓地で通常モンスターであることが重要で場で発揮できる効果が最初から解禁されてるならそれはもうデュアルモンスターでない方が良いに決まっているわけです。
しかし自己SS能力が備わっているわけではなく、持っている能力も召喚誘発で相手の場の魔法罠カード1枚を除外する「時〜できる」仕様の効果と一定条件下で自身をリリースすることで《青眼の白龍》1体を手札から特殊召喚できるという何とも言えない微妙な効果で、特殊召喚効果はお互いのターンにフリチェで使えるとは言え、直接攻撃による追撃に使えない発動条件でデッキや墓地からの特殊召喚でもなくアドバンテージにもあまり美味しくありません。
打点も3000から2500まで低下しており、他力ありきの事故要因的要素が強い割にはそれほど良い能力ではないという印象です。
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
10 JP008 ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン 
注目すべきはマジェスペ耐性以上に倍貫通。
守備力0のモンスターがこのモンスターの攻撃を受けると8000ダメージでデッドエンドである。
今やテキスト欄を埋めるだけの残念効果として扱われがちな貫通効果だが、この攻撃力でダメージが倍ともなるとさすがに話が変わってくる。
これこそがこれからの貫通にあるべき姿なのかもしれません。
青眼の混沌龍
Normal
▶︎ デッキ
7 JP009 青眼の混沌龍 
レジェンドDPのライバル編とも呼べる第3弾で登場した、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》に続くもう1体の「ブルーアイズ」でかつ「カオス」ネームを持つ儀式モンスター。
レベルや守備力・必要な儀式魔法・持っている耐性の内容が一致しており、攻撃力はあちらより1000低く、あちらが倍貫通能力を持っているのに対して、こちらは儀式召喚の際に通常のリリースのほか、《カオス・フォーム》による墓地からの除外、《高等儀式術》によるデッキからの墓地送りに《青眼の白龍》を使用することで、貫通能力及び自身の攻撃宣言時に誘発できる効果で相手の場のモンスター全ての表示形式を変更し、その攻守を0にするという能力が使えるようになります。
これにより表示形式を変更できるモンスターが相手なら、基本的にどんなモンスターに対してでも自身の攻撃によって3000の戦闘ダメージを相手に与えることができるようになり、表示形式が存在しないLモンスターには通用しないものの《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》では単独では勝てない攻撃力または守備力4000よりも高いモンスターも単独で打ち倒すことができます。
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》と並べると、こちらの効果で攻撃表示のモンスターを守備表示にして守備力を0にし、あちらの攻撃及びその倍貫通能力で8000ダメージを与えられるためあちらとの相性も良く、併用する価値はあるでしょう。
適用条件は【ブルーアイズ】ならさほど気になりませんが、このカード自体のキルを取る力はあちらよりも弱く、単独ではどちらかというと攻撃宣言を必要とする捲り向けの能力という感じですね。
伝説の白石
Normal
▶︎ デッキ
8 JP010 伝説の白石 
【ブルーアイズ】がS召喚の要素や自前のSモンスターを自らのテーマに取り入れる遥か昔に登場していた、テーマの関連カードとなるチューナーモンスターで、《青眼の白龍》の10分の1の攻守を持つドラゴン族の下級モンスター。
チューナーであるのは自身をより墓地に送りやすくするためのあくまでおまけ要素であり、その能力はどこからどのような方法で墓地に送られた場合でも強制的に効果が誘発し、デッキの青眼1体が手札に加わるというものになっている。
通常モンスターの最上級モンスターである青眼を手札に加えるというのは通常であればあまり良い効果とは言い難く、後にこのカードを現代版に作り直したような能力を持つ《太古の白石》が登場していますが、《青眼の亜白龍》のような青眼が手札にいた方が都合の良い能力を持つモンスターも存在しており、こちらはすぐに動けるしそもそもそれぞれ用途が全く異なることから併用する価値は十分あると言えるでしょう。
単独で動けない重くて不要な手札が1枚増えたところで果たしてそれを数的アドバンテージと呼べるだろうか?という疑問は常につきまとうとは思いますが、青眼とか《ブラック・マジシャン》とかに関してはさすがに100%そう断じるべきではないのかなと。
太古の白石
Normal
▶︎ デッキ
7 JP011 太古の白石 
第6期に登場した《伝説の白石》の派生モンスターとして第9期に登場した、同じレベル1チューナーで攻守があちらの倍になったドラゴン族モンスター。
あちらは墓地に送られることで即座に効果が誘発し《青眼の白龍》1体をサーチする効果でしたが、こちらは墓地に送られたターンのエンドフェイズに効果が誘発し《青眼の白龍》を含む全ての「ブルーアイズ」モンスター1体をリクルートできるものになっている。
発動がエンドフェイズと遅い上に、リクルートできる「ブルーアイズ」モンスター群は打点こそ高いものの相手ターンを過ごすのに適した妨害能力や耐性を持つモンスターがいないのがかなり微妙ですが、効果に名称ターン1がないので複数体墓地に送ればその分リクルート効果を使うことができる。
ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》は単独で自身以外の自分の場のカード全てに効果破壊耐性を持たせられる能力があり、相手の《サンダー・ボルト》や《ハーピィの羽根帚》へのケアになるためリクルート先としては優秀と言えます。
また相手ターンに墓地に送れば相手エンドフェイズに効果を使えるので、そうすれば自分のターンにおける攻撃的な能力を持つ「ブルーアイズ」モンスターもリクルート候補になりやすく、ルール上「ブルーアイズ」モンスター扱いである《白き霊龍》をリクルートすればその誘発効果で相手がそのターン場にセットした速攻魔法や罠カードを安全に剥がすこともできる。
後半の効果は墓地から除外することで「ブルーアイズ」モンスター1体をサルベージできるというもので、この効果を使うとこのカードがエンドフェイズ前に墓地から移動してしまうのでリクルート効果が使えなくなるものの、こちらは墓地に送られてからすぐに使用可能な効果となるため、自己SS能力を持つ《青眼の亜白龍》をサルベージするなど状況次第ではデッキに触れるあちらの効果に優先する価値もあると言えるでしょう。
相手ターンに誘発効果や誘発即時効果で相手に圧力をかけらたり、それなりの耐性を持つ「ブルーアイズ」モンスターが登場すればさらに有用性が上がるカードだと思います。
青き眼の賢士
Normal
▶︎ デッキ
8 JP012 青き眼の賢士 
青眼の白龍》及び「ブルーアイズ」モンスター群の関連カード群であり、評価時点ではカード効果に指定されていない「青き眼」という共通のカード名を持つレベル1の光魔法使いチューナー群の1体。
見た目といい効果の内容といい初出がスーである点といい、全身が1枚初動または1枚初動に絡むカードであるかのような雰囲気を出していますが現時点では全くそんなことはないカード。
召喚誘発効果で《エフェクト・ヴェーラー》を取りに行ける、つまり1妨害になるから実質初動ですというのはこのカードの場合はちょっと無理があるでしょう。
このカードでサーチできる「青き眼」のレベル1光チューナーの新規カードが手札発動の有用な効果を持って出てくるか、このカードをサーチしながらこのカードの手札発動の効果で墓地に送られることで得をするモンスターが新たに出てくれば今後1枚初動化するかそれに絡む可能性はあるので、今年発売のブルーアイズストラクにはそういう新規に期待したい。
ただ召喚誘発のサーチ効果と自身を手札から捨てて発動する名称ターン1のリクルート効果なのでどっちみち誘発受けはそんなに良くないし、効果処理時に対象の効果モンスターを墓地に送るのでフリチェ除去にも普通に邪魔されてしまう。
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者-
Normal
▶︎ デッキ
8 JP013 ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者- 
同じ原作出身のカード群としては、絵札の三銃士や磁石の戦士も最近はじめた、コストでデッキに触って墓地に投げ捨てる系の効果を持つモンスターで、ロードオブドラゴン2度目のリメイクモンスター。
青眼を墓地送りにすることで、各種蘇生系の効果、《究極融合》による墓地融合、ジェットが出撃するための下準備となるため、発動さえできればそれを邪魔することなく行える、しかも手札で発動する効果であり、自己SSによる展開もできるためその価値は大きいです。
2つ目の効果でこれまでのロードオブドラゴンのように特定の道具を使わずとも特殊召喚可能なブルーアイズモンスターを蘇生することができますが、コストとして選べるカードは限られています。
自力で蘇生対象となるモンスターを墓地に用意できるのは優れていますが、墓地のモンスターを対象に1体を蘇生する効果としては割と厳しめなコストで、軽すぎる1の効果の帳尻合わせのような感じにもなっていますね。
総じて他のカードでも十分果たせる役割をこのモンスターに固めてみたという印象で、そう聞くと凄く微妙なカードのように思えてしまいますが、やっぱり手札発動のコスト墓地送りは強く、自身が低ステであることから自ら突撃してジェットを発進させることにも都合が良いため、一定以上の利用価値はあるものかと思います。
なんと言ってもジェットの1と3の効果を適用するための最低限のハードルを、虚無やマクロでも張られていない限りこのカードを握った時点で軽々越えられるというのが良いですね。
原始生命態ニビル
Normal
▶︎ デッキ
10 JP014 原始生命態ニビル 
手札誘発モンスターズに新たに加わった超大型岩石族モンスター。
手札誘発としてのパワー、1ターンまるまる押し流す力で言えば《増殖するG》や《ディメンション・アトラクター》などと同格の凄まじいものがあります。
その豪快な効果はもちろん、ヴェーラーうららや墓穴・泡影といった当たり前のように標準装備してる誘発や誘発対策のカードで対処できないタイプであるのが特に優れている。
このカードに先攻で対処するには、アポロウーサのようなフィールド以外で発動するモンスター効果も捉えるカードや、《抹殺の指名者》と共に自分のデッキにもこのカードを採用する必要がある。
5体目が場に出るまでにニビルをケアできるカードを確実に持ってくることができない、つまりこれを苦手とする展開デッキは常に意識し、特別なケアをしなければならないカードです。
プレイングでケアが可能でかつ、相手によっては腐る可能性もまあまああるとはいえ、ノーコストフリチェの手札誘発で1枚のカードがする仕事としてはリミットオーバーしていると思います。
ちなみにレベルは11となっており、相手がデッキ内容を知っていなければ《名推理》で当てられることはまずないであろうカード。
灰流うらら
Normal
▶︎ デッキ
10 JP015 灰流うらら 
デッキに触る系のほとんどの効果を無効にできる手札誘発モンスターで、発動コストとしてせめてライフ1000くらいは払って欲しかった感じのカード。
そのくらい守備範囲は圧倒的に広く、その後の手札誘発へのハードルを大きく上げてしまったカードでもある。
相手が先攻の際に命をつなぐためのカードでもあり、逆に自分が先攻の時に相手のGを叩き潰したりして徹底的にマウンティングして反撃を許さないためのカードでもあるという二面性を持つのが最大の罪と言える。
うららが初手にない後攻=手札事故と言わしめるほどのカードになっており、同時に先攻側は是が非でも初手に墓穴や抹殺を引きたくて、抹殺するために自分のデッキにもうららを入れるという泥沼である。
このカードの登場で《同胞の絆》や《左腕の代償》のような高いコストが必要なカード、特に手札を捨てたり、場のモンスターをリリースして発動する系のカードでうららの守備範囲内にあるものは常にこのカードへのケアが必要になった。
基本的には《増殖するG》共々他のカードを押しのけてでも採用する価値はあるというカードである。
特に相手が展開系のデッキを握っている場合、相手に自分が対戦相手として存在すると認識していただくためにも。
ちなみに見た目は妖怪少女の面々の中で一番好きです、うららがうららで良かった。
増殖するG
Normal
▶︎ デッキ
10 JP016 増殖するG 
元々《黒光りするG》からはじまった「○○するG」昆虫族モンスター群の1体で、現存する数ある手札誘発モンスターズの中でも《灰流うらら》と並んでその最右翼とされるカード。
リミットレギュレーションによる規制以外でデッキからGとうららの枠が完全に消え去る日は果たしてくるのだろうか。
こちらはお互いのターンに完全なフリチェでいつ何時でも手札から投げ捨てることができるので、チェーン発動による1ドロー保障を捨ててでも、発動しないタイプの自己SS能力や《三戦の才》ケアでドローフェイズやスタンバイフェイズにさっさと投げていったり、相手がドロソで指名者やうららを引き込むのを見越して発動するなどのプレイングが必要な場合もある。
墓地のモンスターを参照する効果を使うために、効果は関係なく先攻で手札から投げ捨ててしまうといった使い方もできるでしょう。
ただし動き出しに複数のカードが必要なデッキに採用すると、後攻時に命は繋げても先攻時には自分が動くことの邪魔をしてくることもあるのが汎用手札誘発の常でもあり、手札誘発とは少ない初動で動ける、サーチが豊富、テーマのカードはメインデッキに最小限でも楽々回るガチデッキで使ってこそ真の強さを発揮するのだとも感じますね。
このモンスターの場合は妖怪少女の面々と違って一応の攻撃力はあるので、お互いに誘発事故が起こればたちまちGビートの開幕となる。
エフェクト・ヴェーラー
Normal
▶︎ デッキ
9 JP017 エフェクト・ヴェーラー 
アニメ5D’sで遊星が使用した、相手のメインフェイズにおいてフリチェで相手モンスター1体の効果を無効にする手札誘発モンスター。
アニメではロットンのガトリングオーガに対してこれを使用しクソゲーを阻止したが、今や現実のOCGでもこれが常態化しつつある。
相手ターンの限られたフェイズでしか使えない、マクロ下では使えない、対象耐性持ちには効かない、手札誘発モンスターズでは比較的メジャーなカードなので抹殺されやすいなどの欠点があるが、それを考えても強いカードであることは間違いなく、うらら達のように名称ターン1がないのでダブっても使用可能なのが特に大きく、Gで何枚引いてきても問題ない。
必ずしも場の相手モンスターの効果の発動に反応する必要はないため、永続効果持ちや自身をリリースして効果を発動する起動効果を持つモンスターにも有効な場面があるのはとても有り難いです。
ただし効果を無効にするだけで破壊しないため、アドを稼ぎづらい低速デッキでこのカードを使うのは辛いのですが、先攻で最大展開されるとそれ以上にもうどうしようもないといった事情で、環境次第でメイン・サイドへの投入率は大きく変化するものの、やはり使われることも多くなっている。
そういった性質から基本的には場に出しては使わないのですが、どういうわけかチューナーなので、リンク2のハリのリンク素材とし、リンク2のハリでデッキから呼び出してリンク3のセレーネをリンク召喚し、リンク3のセレーネで墓地から特殊召喚してアクセスに繋ぐ、いわゆる「ハリセレアクセス」ムーブに適した魔法使いチューナーであることも評価されていたが、こちらは2022年7月のリミットレギュレーションでハリファイバーが禁止になったことで大きな強みとは言えなくなっている。
青き眼の祈り
N-Parallel
▶︎ デッキ
10 JP018 青き眼の祈り 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、手札を1枚コストとして捨てることで同名カード以外の《青眼の白龍》のカード名が記された魔法罠カード1枚と光属性のレベル1チューナー1体の計2枚をサーチできる効果を持つ、実質的に等価交換となるサーチ魔法。
なお「光属性のレベル1チューナー」は評価時点までに登場している全ての「青き眼」モンスター群がこれに該当しており、《白き乙女》でデッキから直置きした《真の光》でこのカードをデッキからセットし、このカードで《青眼龍轟臨》と《青き眼の賢士》をサーチすることで、それらの効果及び《白き乙女》の2と3の能力も用いて【ブルーアイズ】における有効な初動とすることができる。
状況によっては《エフェクト・ヴェーラー》などもサーチ候補となりますが、類似効果を持つ《オノマト連携》や《機甲部隊の再編制》などと同じく《灰流うらら》に捕まると痛恨になる点には注意したい。
墓地効果は《ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン》をあちらの指定する特殊な方法による特殊召喚を補助するために設定された効果であり、特にこの効果で《真青眼の究極竜》を装備カードにすることでタイラントを特殊召喚しつつ墓地に送られた後は自身の墓地効果で場の「ブルーアイズ」モンスターのサポートを行うことができます。
このストラクに収録された魔法罠カードの新規カードはメイン効果とは別にこれまで登場してき「ブルーアイズ」特殊召喚モンスター群の展開をサポートするおまけの墓地効果がそれぞれ備わっているというのが好印象ですね。
青眼龍轟臨
N-Parallel
▶︎ デッキ
8 JP019 青眼龍轟臨 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、8期に発売された青眼ストラクのタイトルがそのままカード名に用いられている魔法カード。
その効果は指定の3領域から「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚できるというもので、デッキからの特殊召喚にも対応した優れた効果なのですが、特殊召喚は守備表示で行われる上に自分の場に《青眼の白龍》が存在しない場合は《青眼の白龍》しか特殊召喚できず、さらに発動したターンはEXデッキからの特殊召喚がドラゴン族に限定されてしまう。
まともに使うと初動としても捲りもしてもかなり微妙な効果となってしまうため、基本的には《白き乙女》からの展開の中で持ってきて発動するデザイナーズコンボ用のカードとして用いることになるでしょう。
墓地効果は融合素材に「ブルーアイズ」モンスターを含むことを要求する普通の《融合》となっており、このストラクに新規収録された他の《青眼の白龍》のカード名が記された魔法罠カードと同じく「ブルーアイズ」特殊召喚モンスターの展開をサポートするために設定されたもので、自身を墓地から除外するだけで使えるおまけ効果としては上出来といったところでしょうか。
「ブルーアイズ」モンスター以外の融合モンスターも融合召喚できますが、新規カード3枚のうちこのカードのみメイン効果と墓地効果がいずれかターン1であることには注意したい。
カオス・フォーム
Normal
▶︎ デッキ
7 JP020 カオス・フォーム 
「カオス」ネームを持つ儀式モンスターの儀式召喚に使われる儀式魔法で、一般的な儀式魔法と同じ手札か場からのリリースの他に墓地の《ブラック・マジシャン》または《青眼の白龍》を除外することによってそれを賄うことができる。
「カオス」儀式モンスターのほとんどはレベル8のモンスターなので、基本的には【ブルーアイズ】において青眼を除外し、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》や《青眼の混沌龍》を儀式召喚するためのカードになるでしょう。
それだけなら青眼をデッキから墓地に送ることができる《高等儀式術》でも良さそうですが、こちらは青眼のカード名が記されたカードでもあるため、《真の光》によって《灰流うらら》よりよる妨害を受けずに持ってこられる点が優れていると言えます。
究極融合
Normal
▶︎ デッキ
9 JP021 究極融合 
今や融合モンスターが属するカード群に専用融合札が存在しないなんてあり得ないというのが普通になりましたが、それらに対して確実に言えることは、デッキからは当然として墓地のモンスターを融合素材にできるカードだって弱いわけがないと言うこと。
速攻魔法ながらお互いのメインフェイズにしか使えないので、殴ってから合体というわけにはいきませんが、サクリファイスエスケープや場の青眼を融合素材にした際に融合モンスターの出現と同時に相手の場のカードを葬る追加効果から相手ターンでの妨害として使うこともできます。
融合素材は除外ではなくデッキに戻っていくため、手札で持て余したり一仕事終えて墓地にいった青眼を融合素材にする場合はデッキの再回転に繋がるためその恩恵は大きく、良い専用融合をもらったなと思いますね。
ドラゴン・目覚めの旋律
Normal
▶︎ デッキ
9 JP022 ドラゴン・目覚めの旋律 
このカードと手札1枚をデッキの条件に合った攻守を持つドラゴン族と入れ替える通常魔法。
無効にされた時の損失は大きいですが、一度に2枚サーチができる魔法カードなので当然その有用性は高いです。
条件となる攻守の数値を見て分かる通り青眼の存在を強く意識したサーチ範囲となっており、登場当時はサーチ先が重いモンスターや特殊召喚モンスターばかりであまり高い評価を受けられずにいましたが、青眼関連のカードを中心にサーチ先となるドラゴン族が充実したことで重宝されるサーチ札となりました。
元々は遊戯王Rで海馬が使用したカードで、《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》が原作ではその片鱗が見られなかったミュージシャンとして目覚めたことを示すカードでもあります。
光の霊堂
Normal
▶︎ デッキ
9 JP023 光の霊堂 
爬虫類族には《スネーク・レイン》や《溟界の蛇睡蓮》、エーリアンには《「A」細胞組み換え装置》、汎用では《おろかな埋葬》や《隣の芝刈り》という、《エーリアンモナイト》の効果を利用して《宇宙砦ゴルガー》や《宇宙鋏ゼロオル》を出す準備を整えるための墓地肥やし札が豊富にあるのですが、このフィールド魔法もその1つとなってくれます。
その効果によりエーリアン唯一の通常モンスターである《エーリアン・ソルジャー》を墓地に送りつつ、レベル1光チューナーであるアンモの召喚権を増やすことができるため、純型の【エーリアン】の最大の欠点である『先攻でアンモのための召喚権を残したまま組み換え装置の対象を用意する=「エーリアン」モンスターを墓地に送ることが難しい』という課題を、モンスター1体とこのカードだけで解消することができてしまいます。
ソルジャーを墓地送りにするために対象となった場のモンスターは地味ながら能力が400上がり、このカード自身はゴルガーのバウンス札としても利用でき、フィールド魔法なので同じくゴルガーのバウンス札となる《チキンレース》&フィールド魔法関連のギミックもデッキに組み込みやすくなるなど、これを「エーリアンの霊堂」と言わずに何と言うか!?というレベルに全てがアンモ&ソルジャー&ゴルガー擁するエーリアンデッキと噛み合った効果となっています。
「溟界」や《エーリアン・バスター》やゼロオルの登場で以前ほどではなくなりましたが、通常モンスターであるソルジャーの【エーリアン】における活躍の場はまだまだありそうな感じですね。
滅びの爆裂疾風弾
Normal
▶︎ デッキ
5 JP024 滅びの爆裂疾風弾 
最古の「必殺技」魔法カードの1枚で、自分の場に青眼が場にいる時にだけ使える《サンダー・ボルト》となる通常魔法。
発動ターンは全ての《青眼の白龍》には攻撃宣言をすることができない制約が課せられ、モンスターの全体除去以外の効果はない。
評価時点でサンボルは準制限であり、特定条件下でなければ発動できない上に、発動ターンの制約まであるこのカードを優先する理由はほとんどない。
これに関しては3期のカードなのでやむなしと言ったところで、今登場していれば何らかの墓地効果がついていたり、除去内容が除外だったり、効果破壊に効果ダメージがついたりしていただろうと考えると、やはり登場があまりに早すぎたカードと言わざるを得ないでしょう。
専用のサーチ手段が複数存在するという点で何とか差別化を図りたい。
と、いうものがこのカードに対するテンプレ評価になると思うのですが…。
それはそれとして《青眼の白龍》を使用するデッキである以上は、なんとかしてデッキに入れたくなるカードですよね。
トレード・イン
Normal
▶︎ デッキ
8 JP025 トレード・イン 
後にレベル6から10までそれぞれに与えられることになる、手札の特定のレベルのモンスター1体をそれぞれが異なる内容のコストに使用して発動し、デッキから2枚ドローできる手札交換魔法の中で最初に登場したカード。
このカードはレベル8に対応・コスト内容は手札から捨てることとなっており、このカードとレベル10に対応する《十種神鏡陣》には発動に名称ターン1がありません。
レベル8モンスターを多く採用した様々なデッキで使用できますが、特に【ドグマブレード】における《D-HERO ドグマガイ》のような、ターボ系のデッキでコストにされていたモンスターたちが強く印象に残っています。
コストは単純な捨て札というだけでなく、意中のレベル8モンスターを有効に墓地に送るための手段にもなるのですが、だからといって2ドローできなくてもいいなんてことは当然全くなく、うららを受けた時の損失が非常に大きいため、登場当時ほど採用可能なデッキなら必須カードという立ち位置でもなくなってきました。
後にラッシュデュエルにも輸入されており、OCGにおいてもこのカードの場面を意識したイラストが描かれた《フィッシュアンドバックス》というカードが登場している。
墓穴の指名者
Normal
▶︎ デッキ
10 JP026 墓穴の指名者 準制限
基本的には相手の手札誘発を貫通して自分のやりたいことを無理矢理ねじ込むためのカード。
デッキの回転には直接関係ないため、手札誘発軍団と一緒に複数引いてきてしまうと自分のやりたいことの邪魔になる場合も当然ある。
が、それを差し引いても余裕で強く、場にセットしても使える、ガチでもそうじゃないデッキでも手札誘発入れていても入れてなくても様々な場面で使用可能な汎用性が高すぎる1枚です。
自分のやりたいことだけやってても勝てないという現実を思い知らされるカードで、墓地に同名モンスターがいれば場のモンスター効果も無効にできることからほとんどのテーマデッキ相手に有効な打ちどころがあるのも優秀過ぎます。
展開系のデッキでは抹殺と並んでまず間違いなく採用されるレベルにまで至っているカードです。
使い慣れていない人は、DDクロウのように魔法・罠カードを除外することはできないのは覚えておきましょう。
白き龍の威光
N-Parallel
▶︎ デッキ
7 JP027 白き龍の威光 
指定の3領域から《青眼の白龍》を3体まで選んでそれをお互いに確認するだけで、その数だけ相手の場のカードにフリチェの除去効果を出すことができる罠カード。
見た目通りに単独では機能しないカードで1枚破壊する程度ではそれほど高いパワーにはなりませんが、対象を取らず魔法罠カードも破壊できる効果をフリチェで使えるのは普通に優秀であり、場や墓地で《青眼の白龍》として扱う《青眼の亜白龍》も頭数に入れることができる。
確認した数と同じ数の相手の場のカードを破壊する必要がありますが、確認するカードは3枚まで任意の数を選べるのでこれがマイナスに働くことは稀でしょう。
墓地効果は《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》や《青眼の混沌龍》といったテーマの儀式モンスターを有する【ブルーアイズ】に向けたおまけ感の強い効果ですが、フリチェで儀式召喚を行えることとリリースとなる《青眼の白龍》とレベルが合致する儀式モンスター、つまりレベル8の儀式モンスターなら「ブルーアイズ」モンスター以外の儀式モンスターも儀式召喚できることから、相手ターンに儀式召喚する価値が高い《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》などとも相性が良いです。
真の光
Normal
▶︎ デッキ
6 JP028 真の光 
そのイラストやカードの種別・効果の内容からも分かる通り、明らかに《ブラック・マジシャン》のサポートカードである《永遠の魂》の《青眼の白龍》版として設計された永続罠カード。
毎ターンフリチェで手札か墓地の青眼を特殊召喚できるのは同じですがそれ以外は細部が異なっており、こちらはまだ場や墓地に出ていない《青眼の白龍》のカード名がテキストに記された魔法罠カードなら何でもデッキからセットでき、このカードが処理された時に自分の場に襲いかかる除去効果の発動条件があちらよりも発動しにくいものに変化している代わりに《青眼の白龍》に付与される耐性はこちらの方が弱めになっている。
効果の仕様の違いがどうこう以前に《黒の魔導陣》のようなカードが存在しない【ブルーアイズ】においてこういったカードを使用するメリット自体が【ブラック・マジシャン】のそれよりも小さいので、実用性がないということは全然ありませんが《永遠の魂》ってカードが【ブラック・マジシャン】にあるんでとりあえず似たようなカードをこっちにも作ってみました感のある存在って感じです。
強靭!無敵!最強!
Normal
▶︎ デッキ
6 JP029 強靭!無敵!最強! 
レジェンドDPのライバル編とも呼べる第3弾で登場した、原作漫画における「海馬語録」とも呼べるセリフの1つをそのまま自身のカード名としてOCG化した罠カード。
似たようなテイストのやつではどちらかと言わなくても「粉砕!玉砕!大喝采!」の方が遥かにメジャーなので、そちらもそのうちOCGとして登場するのかもしれない。
その効果は対象とした「ブルーアイズ」モンスター1体に戦闘破壊耐性と自身の効果以外への完全耐性を付与するというもので、ただ強固な耐性を得るだけでなく自身と戦闘を行ったモンスターをそのダメステ終了時に破壊することもできるという、まさにカード名通り「ブルーアイズ」モンスターを『強靭!無敵!最強!』状態にするものとなっている。
また《青眼の白龍》が場に出てきた時に実質的に1度だけ墓地から再利用できる効果があり、これも本体となる効果がそれほどアドバンテージを意識したものではない分ありがたい効果ではありますし、《真の光》の2つの効果との相性も概ね良好です。
【ブルーアイズ】のデッキカラーとはそれほどマッチしていないようにも思えるカードですが、完全耐性の盾というのは攻める時にもそれなりに役に立つものですし、対象が《青眼の白龍》や《青眼の究極竜》だけではないというのも気が利いていると思いますね。
対峙する宿命
Normal
▶︎ デッキ
6 JP030 対峙する宿命 
自分の場に《青眼の白龍》か《ブラック・マジシャン》が存在する場合にフリチェで発動でき、相手の場の表側表示のモンスターの効果を全無効にする罠カード。
評価時点においては、青眼は自身のカード名が記された魔法罠カードをサーチする効果を持つカードは《ビンゴマシーンGO!GO!》や《真の光》といった確定サーチにならないものや引いてきてすぐに発動できないものしかないため、《黒魔術の継承》や《イリュージョン・オブ・カオス》で持ってこられる《マジシャンズ・ロッド》の召喚誘発効果でこれが可能なブラマジのサポートとしての方が使いやすい。
しかしブラマジはこの効果でモンスター効果を全無効にしても依然として戦闘能力に不安が残り、パンクラなどの軽い条件の自己SS能力を持つモンスターに簡単に屠られてしまうため、効果としては元々の攻撃力が高い青眼の方が適している。
なお、発動後に相手の場に出されたモンスターにはこの効果は作用しないので注意したい。
効果自体はもちろん強いのですが、ちゃんと展開できてかつこれを妨害として構える余裕がほとんど上振れてなくてもあるのかなと考えると割と怪しいカードです。
妨害札となる罠カードは当然相手に見えてない方が強いので直に引ければそれに越したことはないんですけど、テーマや特定のモンスター専用のものともなればやっぱりできる限り自然に持ってきて確実にセットできることが大事なんですよね。
一応捲り札としても使えますが、それなら当然罠カードじゃなくて速攻魔法の方が良かったという話になってしまいますね…。
無限泡影
Normal
▶︎ デッキ
10 JP031 無限泡影 
基本的にアド損になる可能性があるカードの採用は忌避されるメタビ系のデッキにすら採用されることがある素晴らしい罠カード。
後攻からでも勝ちたい、制圧されてもなんとかしたい、そんな希望を繋げてくれる。後出しでも使えるセット時の効果も優れており、メタ系の永続魔法・罠カードや鎮座している神罠を一瞬だけ黙らせてくれる。
また相手は不用意にセットカードがある縦列で魔法カードを発動すると、このカードで無効にされるおそれがあるため、それを意識したプレイングが必要になる。
なんといっても《墓穴の指名者》やその他ほとんどの手札誘発系モンスター効果でケアされないのが強み。罠カードなので《三戦の才》を踏むこともない。
その採用率の高さから抹殺するために1枚だけデッキに入れている高速デッキも少なくない。
ただし対象耐性を持つモンスターやモンスターやフィールド魔法をこちらに押し付けてくるタイプのカード(トーチゴーレムや盆回し)には弱いので注意。
青眼の究極霊竜
Ultra
▶︎ デッキ
9 JP032 青眼の究極霊竜 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、【ブルーアイズ】では待望の相手ターンでの圧力となる効果を携えたレベル12の「ブルーアイズ」Sモンスターとなり、テーマのSモンスターとして先行していた《青眼の精霊龍》がまさかの究極竜化を果たしたカード。
S素材指定は最近のカードとしては珍しいかなり難解なものになっているため【ブルーアイズ】においては《青眼の精霊龍》の3の効果によるEXデッキからの特殊召喚を狙うのが主になり、守備表示で特殊召喚されますがこのカードは守備力が高く制圧能力も持っており、エンドフェイズに発生する自壊デメリットも自身の3の効果に繋がるので無駄になりません。
その制圧能力というのも毎ターン場で発動した効果を何でも無効にした上で自身の打点を一時的に1000上げるという、禁止カードの《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を能力を意識してそれを少しマイルドに調整したような質の高いものであり、《青眼の精霊龍》の効果で特殊召喚すると自壊してしまうので継続的な圧力にはならないものの、やはり相手ターンに特殊召喚する価値は高いです。
また新たなレベル12のドラゴン族Sモンスターということで《赤き竜》の効果でEXデッキから特殊召喚するSモンスターの選択肢にもなりそうですね。
藍眼の銀龍
N-Parallel
▶︎ デッキ
7 JP033 藍眼の銀龍 
第12期に発売された青眼ストラクに収録された新規カードとして最後に判明したカードで、これまでテーマ内の特殊召喚モンスターとして儀式・融合・Sモンスターが存在しており、Lモンスターについても《青き眼の精霊》の登場が決定していたわけですが、遂に《サンダーエンド・ドラゴン》などという偽物ではない真にテーマのXモンスターとなるカードまでもが登場する運びとなりました。
ただしそのカード名は《蒼眼の銀龍》のそれを強く意識したもので「ブルーアイズ」ネームを持っているというわけではなく、《青眼の白龍》や「ブルーアイズ」モンスターに関する素材指定やそれらを直接指定した効果も持たないという点では、公式のデュエルで使用できないXモンスターである《伝説の白き龍》と変わらない。
しかしその効果は《青眼の白龍》の存在を強く意識した【ブルーアイズ】での使用を想定したものとなっており、2のデメリット効果の存在から《青眼の白龍》を自身のX素材として持ち、3の効果で《青眼の白龍》を蘇生・帰還させて攻撃力を1000アップし、自身と合わせて8000打点を作り出せるようにデザインされている。
1の効果はX召喚誘発効果で相手の場の表側表示カードの効果を全て無効にするという捲り性能の高い能力となっており、この効果だけならレベル8のドラゴン族2体を並べられるデッキなら汎用的に使用でき、もちろん3の効果でキルを取る際の手助けにもなります。
【ブルーアイズ】において《青眼の白龍》を2体並べてこれをX召喚するという行為はどうしても上振れ要素という感じで、最後の新規カードに望まれていたそれとは若干遠い感じはしますが、テーマのXモンスター枠としては概ね満足できる性能ではあると思いますね。
9 JP034 青き眼の精霊 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードとして登場したまさかのテーマのLモンスターでしかもリンク1のモンスター。
自身には「ブルーアイズ」ネームが設定されておらず、その攻撃力は《青眼の白龍》のちょうど10分の1となっている。
【ブルーアイズ】と深い関わりを持つ《太古の白石》や《ネオ・カイザー・シーホース》といったモンスター及び《白き乙女》や「青き眼」チューナー群が属するドラゴン族または魔法使い族の下級モンスター1体でL召喚できますが、ドラゴン族には《ストライカー・ドラゴン》や《守護竜ピスティ》が、魔法使い族には《聖魔の乙女アルテミス》が種族の下級モンスター1体でL召喚できるリンク1として既に存在しており、このカードは自身の2の効果が展開制限系のデメリット効果となるため、使用できるデッキは基本的に【ブルーアイズ】に限られるでしょう。
その能力はL召喚誘発の効果では《光の霊堂》をサーチするか墓地送りにできるものとなっており、これまでは《青眼の白龍》のカード名が記されていないために【ブルーアイズ】と繋がりきれていなかった霊堂が専用のサーチ手段を得たことでその有用性が大きく高まりました。
自身をリリースして発動できる「ブルーアイズ」モンスターを手札か墓地から特殊召喚できる効果は、これを使用することで自身のデメリットとなる2の永続効果の解除にも繋がり、墓地から特殊召喚した場合にそのモンスターに課せられるデメリットも通常モンスターや効果モンスター以外のモンスターとなる《青眼の白龍》や《青眼の究極竜》なら無視することが可能となっており、そうでなくてもEX展開のための素材として使うことには何ら制限がありません。
まあ何と言いますか、やっぱりリンク1モンスターというものをこの世に生み出してしまった以上、効果が完全な専用のものになるかそこそこ汎用的なものになるかは置いといて、可能な限りこうやって全てのテーマに配らなきゃウソだよねと改めて感じましたね。
青眼の究極竜
Normal
▶︎ デッキ
7 JP035 青眼の究極竜 
原作の王国編における遊戯とのデュエルで海馬が初披露した融合モンスターであり、あの青眼3体を融合素材とした現在でも効果なしモンスターとして最も高い攻撃力を持つカードとなります。
レベルと攻撃力は3体の青眼の能力を足した半分、守備力はほぼ半分。
最強の座に君臨しているにも関わらず、名称指定の融合素材であり、特定のモンスターを出すために名指しされる生け贄でもあり、専用のサポート効果を持つカードまで存在することも青眼と同じとなっています。
OCGではデビフラ巨大化1キルで、ゲーム作品では真DMでセト3戦目が初手から出してきて多くのプレイヤーを絶望させてきたことでも悪名高い存在でもありますね。
元々は第1期に行われた大会本選の優勝者特典となるカードであり、ステータスだけでなく1期仕様のものはその稀少さでも最強カードと言える存在です。
ゲーム作品では「究極竜の儀式」によって儀式召喚されるモンスターとしての登場となっています。
真青眼の究極竜
Normal
▶︎ デッキ
7 JP036 真青眼の究極竜 
青眼の究極竜》及び《青眼の究極亜竜》と同一の5つの基本ステータスを持ち、同じ指定の融合素材で融合召喚できる「ブルーアイズ」融合モンスター。
こちらにはEXデッキの「ブルーアイズ」融合モンスターをコストにすることで通常の攻撃と合わせて最大3連撃できる能力があるためキル性能に長けており、墓地に移動すると今度は場の「ブルーアイズ」モンスターのサポートに回ることができる能力も備わっているので、ほとんどの場面で元の究極竜より強いカードになります。
しかし連撃効果を使うには融合召喚されていてかつ最初の攻撃を行ったダメステ終了時に自分の場の表側表示のカードがこのカードのみでなければならないため、基本的に単騎で他のカード効果の力を借りずにキルを取りに行くことなり、総火力は凄いですがめちゃくちゃ強い効果と言うわけではありません。
能力のバランスとしては融合召喚されていなくても単独で効果破壊耐性+対象耐性を持っていて、毎自ターンに相手の場のカードを破壊できる《青眼の究極亜竜》の方が優れており使いやすいカードと言えるでしょう。
またこのカードには自身のカード名を《青眼の究極竜》として扱う能力はなく、あちらは「効果モンスター以外のモンスター」にも分類されるカードで、《究極竜騎士》や《究極竜魔導師》の融合素材に名称指定されているので《融合強兵》でEXデッキから特殊召喚することも可能という利点もあるので必ずしもこちらの下位互換というわけでもありません。
青眼の双爆裂龍
Normal
▶︎ デッキ
7 JP037 青眼の双爆裂龍 
VJの付録カードとして登場した《青眼の白龍》2体を名称指定の融合素材として融合召喚できるモンスターで、融合召喚を行う効果の他に場の青眼2体を墓地に送ることでもEXデッキからの特殊召喚ができる融合モンスター。
ステータスは青眼から一切向上していませんが、自身の攻撃によって戦闘破壊されなかったモンスターをダメステ終了時に戦闘破壊耐性・効果破壊耐性・対象耐性のいずれにも阻まれない除外効果によって消し去る効果を持っており、この際に自身の持つ戦闘破壊耐性が盾となって自身よりも攻撃力が高いモンスターに対してでも自身を犠牲にすることなく相手モンスターを除外することができる。
さらにモンスターに対して無条件で2回攻撃できる能力もあるので、自分より弱いモンスターはそのまま倒すことができるし、自分より強いモンスターや戦闘破壊に耐性を持つモンスターが相手でも自分のターンで2体まで葬ることができるという3つの能力がとにかく噛み合ったものになっています。
普通の融合召喚で出す場合でも場に2体揃えて特殊召喚する場合でも、このカードを出せる状況では同時に《ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン》や《始祖竜ワイアーム》、ランク8のXモンスターなども選択肢として存在しますが、後攻からの捲りとするならその候補の1つに数えられるくらいの性能ではあると思います。
ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP038 ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン 
クリティウスの牙》の効果によってのみ特殊召喚できる《タイラント・バースト・ドラゴン》を自身の効果によって《青眼の白龍》の装備カードとし、それをリリースすることを想定した大掛かりで特別な特殊召喚条件を持つ融合モンスターですが、場の《ブラック・マジシャン》に《ティマイオスの眼》を使うだけで出せる《呪符竜》とはさすがに勝手が違いすぎるし、テキストに書かれた融合素材2体で普通に融合召喚もできるので基本的にはそちらで出していく感じになる融合モンスター。
3400打点から相手モンスターに全体攻撃を繰り出すことができ、罠カードに対する完全耐性を持つためそれらのカードで攻撃・効果を無効にされたり、ステータスを下げられたり縛られたり除去されることもなく、さらに戦闘を行ったダメステ終了時に墓地の罠カード1枚をその何でもセットできる能力によって数的アドバンテージを稼ぎながら妨害を構え直すことまでできてしまう。
罠カードに対する完全耐性は自分の罠カードによる除去効果やマイナス症状も受け付けないので、このカードを主軸に据える場合はそういった罠カードをこのカードの効果で再利用する罠カードとしても組み込みやすい。
青眼2体で融合召喚を行う場合は同時に《青眼の双爆裂龍》も融合召喚することが可能であり、あちらは自身より攻撃力が高いモンスターに対しても耐性貫通力の高い効果で対抗できることからモンスターに対してはあちらの方がかなり強いですが、こちらは全体攻撃効果によって自身より攻撃力が低い3体以上のモンスターを殲滅することができる点や耐性効果によって《スキルドレイン》や《無限泡影》の影響を受けにくい点で優れています。
またこちらは融合素材の片割れがドラゴン族なら何でもいけるので、ドラゴン族でもある《竜魔導の守護者》の召喚誘発効果で持ってきた融合召喚効果を持つ「融合」「フュージョン」通常魔法と、起動効果でセット状態で蘇生した青眼を用いて融合召喚することも可能となっています。
青眼の精霊龍
Normal
▶︎ デッキ
7 JP039 青眼の精霊龍 
蒼眼の銀龍》のために設計されたと思われる同じレベルのSモンスターで、5つの基本ステータスはあちらと同一のものですが、こちらには「ブルーアイズ」ネームがあるほか、S素材指定の非チューナー側が通常モンスターから「ブルーアイズ」モンスターに変化したことで【ブルーアイズ】においてはより多様なパターンでのS召喚が可能となっている。
その能力はちょっと変わった特殊召喚メタ・墓地メタという2つの制圧効果に加えて、S召喚されている自身をリリースすることでEXデッキの同名モンスターを除く光ドラゴンのSモンスターを守備表示で特殊召喚するという効果をお互いのターンにフリチェで使えるというものになっている。
評価時点ではこの効果で特殊召喚可能なモンスターは11種類といったところで、特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズに自壊するデメリットが課せられることも含めて、基本的にはそれを自身の特殊召喚誘発効果で耐えることができる《蒼眼の銀龍》が特殊召喚されることになります。
それ以外では特殊召喚誘発の除去効果を持つ《月華竜 ブラック・ローズ》や、相手ターンに破壊耐性をカード1枚に付与できる《閃珖竜 スターダスト》、自壊した時に除去効果を出せる《金雲獣-馬龍》なども候補になるでしょう。
蒼眼の銀龍
Normal
▶︎ デッキ
6 JP040 蒼眼の銀龍 
非チューナーに通常モンスターを要求するレベル9のドラゴン族Sモンスターで、カード名やイラストやレベル・モンスター効果から分かる通り、レベル8の《青眼の白龍》とレベル1チューナーをS素材としてS召喚することを想定されており、【ブルーアイズ】においては《青き眼の乙女》や《太古の白石》などをレベル1チューナーとして利用できる。
攻守は青眼のそれが反転しているだけで打点は下がってしまっていますが、その能力はS召喚のみならず特殊召喚誘発で自身を含む自分の場の全てのドラゴン族が対象耐性と効果破壊耐性を得るというものであり、効果が次のターンのエンドフェイズまで継続するため自分のターンにS召喚しても返しの相手ターンの盤面を任せることができる。
また自分の墓地の通常モンスターを蘇生する効果もあり、青眼などの自身を出すためのS素材とした通常モンスターがそのままこの効果の対象になりますが、発動タイミングが自分スタンバイフェイズであることを考えると、やはり相手ターンでのS召喚や墓地からの特殊召喚を狙いたいところで、これを可能とするのが同じレベル9のSモンスターであり、【ブルーアイズ】においてはよりS召喚しやすい素材指定となる《青眼の精霊龍》のフリチェ効果といったところになる。
ただいずれのタイミングで出すにしても、発動する効果によって耐性を獲得する性質上、チェーン発動された効果で上から叩かれると簡単に瓦解することには注意したい。
精霊龍の登場によってかなり見られる性能のカードになったのは事実ですが、このカード単体で見ると今となってはS素材に通常モンスターを要求する割にはやけにパワーが低いという印象です。
10 JP041 天球の聖刻印 
LVPシリーズで「聖刻」に渡されたリンク2モンスターで、テーマのためと言うよりも種族のためのLモンスターとなるカード。
戦闘能力は皆無ですが、EXモンスターゾーンに置いておくことで、相手ターンにフリチェで使える効果で場のカード1枚をバウンスするという優れた盤面干渉能力を発揮する。
しかもこれが何と対象を取らない効果であり、一介のリンク2モンスターがこれだけ耐性貫通力の強い妨害効果を何のきっかけもなく使えるという事実が信じ難い。
効果を使うためには自分の場か手札のモンスター1体をリリースする必要がありますが、自身もリリースに選択できるので攻撃力0を晒さずに済むばかりか、自身をリリースすることで自身の持つもう1つの効果であるリクルート効果も誘発するという単体で完結した性能が非常に印象が良い。
増殖するG》をはじめとする手札誘発で妨害を受けた時に妥協で1体だけ立たせるモンスターとしても大アリで、特定の種族のモンスター2体でL召喚できるLモンスターの中でも特に強いカードと言えるでしょう。
【ドラゴンリンク】は元より、メインデッキのモンスターがドラゴン族が主体となるデッキのEXデッキに入れない理由が見当たらず、メインデッキのモンスターのほとんどを汎用手札誘発で固めた【天盃龍】にすら採用されるので10点とします。
白き乙女
Quarter Century Secret
Secret
Super

▶︎ デッキ
10 JPP01 白き乙女 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、《青き眼の乙女》のリメイクモンスターとなるカード。
これまでは《永遠の魂》の模造品のような扱いだった《真の光》を自身を手札から墓地に送ることでも発動できる1の効果によってデッキから直に表側表示で設置することができ、そこから同じく新規カードとして収録された《青き眼の祈り》や《青眼龍轟臨》を駆使することで、自身の2と3の効果も全て活かしながら【ブルーアイズ】における1枚初動になることができる。
青き眼の祈り》を発動するための何らかの手札コスト1枚こそ必要になりますが、11期以降はもはやテーマの標準装備になりつつある1枚初動が遂に【ブルーアイズ】にまで及んできたかという感じですね。
ネオ・カイザー・シーホース
Secret
Super

▶︎ デッキ
8 JPP02 ネオ・カイザー・シーホース 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、2期に発売された海馬ストラクにおいて《青眼の白龍》をアドバンス召喚するためのサポートモンスターとして登場した《カイザー・シーホース》のまさかのリメイクモンスター。
種族が海竜族からドラゴン族に変更されていること以外は基本ステータスは同一でこちらはチューナーでもあり、カード名は《カイザー・グライダー》のリメイクモンスターである《ネオ・カイザー・グライダー》と同じく、元のカード名に「ネオ」を冠しているだけの実にシンプルなものになっている。
持っている能力に関してはさすがにあちらとの関連度は低く、自分の場に《青眼の白龍》が存在している時に手札から自己SSできる1の効果と、自身にも対応する光属性のチューナーのレベルを上下に操作する2の効果によって、《青眼の究極霊竜》の難解なS素材指定をクリアして正規手順でS召喚を行うことを促進するものとなっいていますが、やはりメインとなるのは墓地で発動する3の効果となるでしょう。
自身が場から墓地に送られることで誘発できる3の効果によってデッキから同名カード以外の《青眼の白龍》のカード名が記されたモンスターか「ブルーアイズ」モンスター1体を墓地送りすることができ、これによって《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》や《白き乙女》をはじめとする墓地効果を持つ関連モンスターを墓地に送ってそれらの発動に繋げたり、《究極融合》による融合召喚の補助を行うことができる。
自身の種族が海竜族からドラゴン族に変更されたことで《青き眼の精霊》のL素材として使えるようになり、単独で墓地に送って効果を使えるというのもかなり大きいです。
このカードを引き寄せる手段や墓地送りにできるモンスターの性能に関しては、環境レベルのデッキと比べてしまうとまだまだ発展途上なところはありますが、テーマが《青眼の白龍》及び「ブルーアイズ」モンスターということで今後も定期的な強化が見込めると思いますし、実際に今回のストラクの新規カードによって《光の霊堂》や《真の光》といった既存のテーマサポートの有用性が飛躍的に上がったという事実もあるので、それだけに将来性にも期待が持てるカードです。
青き眼の祈り
Quarter Century Secret
Secret
Super

▶︎ デッキ
10 JPP03 青き眼の祈り 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、手札を1枚コストとして捨てることで同名カード以外の《青眼の白龍》のカード名が記された魔法罠カード1枚と光属性のレベル1チューナー1体の計2枚をサーチできる効果を持つ、実質的に等価交換となるサーチ魔法。
なお「光属性のレベル1チューナー」は評価時点までに登場している全ての「青き眼」モンスター群がこれに該当しており、《白き乙女》でデッキから直置きした《真の光》でこのカードをデッキからセットし、このカードで《青眼龍轟臨》と《青き眼の賢士》をサーチすることで、それらの効果及び《白き乙女》の2と3の能力も用いて【ブルーアイズ】における有効な初動とすることができる。
状況によっては《エフェクト・ヴェーラー》などもサーチ候補となりますが、類似効果を持つ《オノマト連携》や《機甲部隊の再編制》などと同じく《灰流うらら》に捕まると痛恨になる点には注意したい。
墓地効果は《ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン》をあちらの指定する特殊な方法による特殊召喚を補助するために設定された効果であり、特にこの効果で《真青眼の究極竜》を装備カードにすることでタイラントを特殊召喚しつつ墓地に送られた後は自身の墓地効果で場の「ブルーアイズ」モンスターのサポートを行うことができます。
このストラクに収録された魔法罠カードの新規カードはメイン効果とは別にこれまで登場してき「ブルーアイズ」特殊召喚モンスター群の展開をサポートするおまけの墓地効果がそれぞれ備わっているというのが好印象ですね。
青眼龍轟臨
Secret
Super

▶︎ デッキ
8 JPP04 青眼龍轟臨 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、8期に発売された青眼ストラクのタイトルがそのままカード名に用いられている魔法カード。
その効果は指定の3領域から「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚できるというもので、デッキからの特殊召喚にも対応した優れた効果なのですが、特殊召喚は守備表示で行われる上に自分の場に《青眼の白龍》が存在しない場合は《青眼の白龍》しか特殊召喚できず、さらに発動したターンはEXデッキからの特殊召喚がドラゴン族に限定されてしまう。
まともに使うと初動としても捲りもしてもかなり微妙な効果となってしまうため、基本的には《白き乙女》からの展開の中で持ってきて発動するデザイナーズコンボ用のカードとして用いることになるでしょう。
墓地効果は融合素材に「ブルーアイズ」モンスターを含むことを要求する普通の《融合》となっており、このストラクに新規収録された他の《青眼の白龍》のカード名が記された魔法罠カードと同じく「ブルーアイズ」特殊召喚モンスターの展開をサポートするために設定されたもので、自身を墓地から除外するだけで使えるおまけ効果としては上出来といったところでしょうか。
「ブルーアイズ」モンスター以外の融合モンスターも融合召喚できますが、新規カード3枚のうちこのカードのみメイン効果と墓地効果がいずれかターン1であることには注意したい。
白き龍の威光
Secret
Super

▶︎ デッキ
7 JPP05 白き龍の威光 
指定の3領域から《青眼の白龍》を3体まで選んでそれをお互いに確認するだけで、その数だけ相手の場のカードにフリチェの除去効果を出すことができる罠カード。
見た目通りに単独では機能しないカードで1枚破壊する程度ではそれほど高いパワーにはなりませんが、対象を取らず魔法罠カードも破壊できる効果をフリチェで使えるのは普通に優秀であり、場や墓地で《青眼の白龍》として扱う《青眼の亜白龍》も頭数に入れることができる。
確認した数と同じ数の相手の場のカードを破壊する必要がありますが、確認するカードは3枚まで任意の数を選べるのでこれがマイナスに働くことは稀でしょう。
墓地効果は《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》や《青眼の混沌龍》といったテーマの儀式モンスターを有する【ブルーアイズ】に向けたおまけ感の強い効果ですが、フリチェで儀式召喚を行えることとリリースとなる《青眼の白龍》とレベルが合致する儀式モンスター、つまりレベル8の儀式モンスターなら「ブルーアイズ」モンスター以外の儀式モンスターも儀式召喚できることから、相手ターンに儀式召喚する価値が高い《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》などとも相性が良いです。
青眼の究極霊竜
Quarter Century Secret
Secret

▶︎ デッキ
9 JPP06 青眼の究極霊竜 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、【ブルーアイズ】では待望の相手ターンでの圧力となる効果を携えたレベル12の「ブルーアイズ」Sモンスターとなり、テーマのSモンスターとして先行していた《青眼の精霊龍》がまさかの究極竜化を果たしたカード。
S素材指定は最近のカードとしては珍しいかなり難解なものになっているため【ブルーアイズ】においては《青眼の精霊龍》の3の効果によるEXデッキからの特殊召喚を狙うのが主になり、守備表示で特殊召喚されますがこのカードは守備力が高く制圧能力も持っており、エンドフェイズに発生する自壊デメリットも自身の3の効果に繋がるので無駄になりません。
その制圧能力というのも毎ターン場で発動した効果を何でも無効にした上で自身の打点を一時的に1000上げるという、禁止カードの《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を能力を意識してそれを少しマイルドに調整したような質の高いものであり、《青眼の精霊龍》の効果で特殊召喚すると自壊してしまうので継続的な圧力にはならないものの、やはり相手ターンに特殊召喚する価値は高いです。
また新たなレベル12のドラゴン族Sモンスターということで《赤き竜》の効果でEXデッキから特殊召喚するSモンスターの選択肢にもなりそうですね。
藍眼の銀龍
Secret
Super

▶︎ デッキ
7 JPP07 藍眼の銀龍 
第12期に発売された青眼ストラクに収録された新規カードとして最後に判明したカードで、これまでテーマ内の特殊召喚モンスターとして儀式・融合・Sモンスターが存在しており、Lモンスターについても《青き眼の精霊》の登場が決定していたわけですが、遂に《サンダーエンド・ドラゴン》などという偽物ではない真にテーマのXモンスターとなるカードまでもが登場する運びとなりました。
ただしそのカード名は《蒼眼の銀龍》のそれを強く意識したもので「ブルーアイズ」ネームを持っているというわけではなく、《青眼の白龍》や「ブルーアイズ」モンスターに関する素材指定やそれらを直接指定した効果も持たないという点では、公式のデュエルで使用できないXモンスターである《伝説の白き龍》と変わらない。
しかしその効果は《青眼の白龍》の存在を強く意識した【ブルーアイズ】での使用を想定したものとなっており、2のデメリット効果の存在から《青眼の白龍》を自身のX素材として持ち、3の効果で《青眼の白龍》を蘇生・帰還させて攻撃力を1000アップし、自身と合わせて8000打点を作り出せるようにデザインされている。
1の効果はX召喚誘発効果で相手の場の表側表示カードの効果を全て無効にするという捲り性能の高い能力となっており、この効果だけならレベル8のドラゴン族2体を並べられるデッキなら汎用的に使用でき、もちろん3の効果でキルを取る際の手助けにもなります。
【ブルーアイズ】において《青眼の白龍》を2体並べてこれをX召喚するという行為はどうしても上振れ要素という感じで、最後の新規カードに望まれていたそれとは若干遠い感じはしますが、テーマのXモンスター枠としては概ね満足できる性能ではあると思いますね。
9 JPP08 青き眼の精霊 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードとして登場したまさかのテーマのLモンスターでしかもリンク1のモンスター。
自身には「ブルーアイズ」ネームが設定されておらず、その攻撃力は《青眼の白龍》のちょうど10分の1となっている。
【ブルーアイズ】と深い関わりを持つ《太古の白石》や《ネオ・カイザー・シーホース》といったモンスター及び《白き乙女》や「青き眼」チューナー群が属するドラゴン族または魔法使い族の下級モンスター1体でL召喚できますが、ドラゴン族には《ストライカー・ドラゴン》や《守護竜ピスティ》が、魔法使い族には《聖魔の乙女アルテミス》が種族の下級モンスター1体でL召喚できるリンク1として既に存在しており、このカードは自身の2の効果が展開制限系のデメリット効果となるため、使用できるデッキは基本的に【ブルーアイズ】に限られるでしょう。
その能力はL召喚誘発の効果では《光の霊堂》をサーチするか墓地送りにできるものとなっており、これまでは《青眼の白龍》のカード名が記されていないために【ブルーアイズ】と繋がりきれていなかった霊堂が専用のサーチ手段を得たことでその有用性が大きく高まりました。
自身をリリースして発動できる「ブルーアイズ」モンスターを手札か墓地から特殊召喚できる効果は、これを使用することで自身のデメリットとなる2の永続効果の解除にも繋がり、墓地から特殊召喚した場合にそのモンスターに課せられるデメリットも通常モンスターや効果モンスター以外のモンスターとなる《青眼の白龍》や《青眼の究極竜》なら無視することが可能となっており、そうでなくてもEX展開のための素材として使うことには何ら制限がありません。
まあ何と言いますか、やっぱりリンク1モンスターというものをこの世に生み出してしまった以上、効果が完全な専用のものになるかそこそこ汎用的なものになるかは置いといて、可能な限りこうやって全てのテーマに配らなきゃウソだよねと改めて感じましたね。




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