ちかげ・えみこの次回の見所　作：はにわ改

ちかげ「ちかげと」

えみこ「えみこの」

ちかげ「じか……」
えみこ「じっかぁああ～いっ、予告！だぜぃ！」

ちかげ「……（ため息）。

どうしました、えみこさん。
いつも以上にハイテンションですね」

えみこ「バカっ、これがハイにならずにいられるかってんだ！
次回はあたしが出るんだからさ！」

ちかげ「おお、出番を与えてもらえたんですね」

えみこ「しかもあたしが大将戦に出るんだぜっ！
くぅ～刹那のやつも、たまにゃあ年上を立ててくれんじゃないの！」

ちかげ「まぁ、消化試合なんですケドね＞ボソッ」

えみこ「あぁん、何か言ったか、ちかげ！」

ちかげ「いえいえ、良かったですね、えみこさん。
ではそのテンションで次回の見所をどうぞ」

えみこ「はぁ？
んなのあたしの活躍に終始するに決まってんだろっ？」

ちかげ「消化試合に活躍も何もないよーな……＞ボソッ」

えみこ「あぁん、なんだよちかげ。
何かあたしに言いてぇ事でもあんのか？」

ちかげ「いえいえ。

えーと来週はえみこさんの他に、シェリルさんもデュエルするみたいですね」

えみこ「しぇりる……って、ああ！
去年、あたしが負けた奴だ！
くそぉ～、今思い出しても悔しいったらないねぇ！」

ちかげ「シェリルさんはえみこさんとは正反対。
いつも多くを語らず、クールな人で背も凄く高いし、とても同い年とは思えません」

えみこ「そうなんだよ！
去年は１度流れを掴まれてからは、どうにも挽回出来なかったからな～。
リベンジしたいところだけどねぇ」

ちかげ「私もメリッサさんにやられてしまいましたから。
私かえみこさんのどちらかが勝ってれば、まだ結果も違ったんでしょうけどね」

えみこ「ま、今年は真希や透矢もいるから、去年のようにはいかないさ！
頼むよ、ちーちゃん！
優勝してあたしを気持ちよく卒業させてくれよな！」

ちかげ「自分で言うか、それ……。

えー、話が少し脱線してしまいましたが、次回の最強カードを」

ブラック・ディザスター・ドラゴン
闇属性 ドラゴン族
レベル ６ 攻撃力 0 守備力 0
効果
Ｔ・Ｆモンスター
相手が～～した時、このモンスターの攻撃力は～～だけアップする。
？？？？

えみこ「おいおい、なんだい、この物騒な雰囲気のカードは。
しかもえらい大雑把な紹介の仕方だしよ」

ちかげ「えー、次回のメインは遊戦名くんのデュエルがメインなわけでして、その相手が使ってくるカードです」

えみこ「え～？
じゃあたしのデュエルはおまけってか？」

ちかげ「出番を与えてもらえるだけありがたいと思うべきでしょう」

えみこ「ちぇっ、所詮はあたしらは脇役ってか？
あたしらもちったぁ目立ちたいねぇ、ちかげ？」

ちかげ「脇役あってこその主役、とも言えますので。
私も自分という存在が決して無駄ではないと信じてますから」

えみこ「ふーん、随分達観したようなこと言うじゃないか。

それよりさ、最近ちょくちょくウチら次回予告してっけどさ、だいぶ板に付いてきたと思わねぇか？」

ちかげ「うーん、私としてはこの次回予告という項目を、わざわざ１話割いてまでする必要はないと思うのですが。
やってることも茶番めいてますし」

えみこ「いやいや、お前それ今言った事と矛盾してるじゃねぇか！」

ちかげ「では次回、
『三度目の戦い！勝利へのプライド！』でお会いしましょう」

えみこ「ちょ、ちょいちょい、ちーちゃん！
えらく淡々と済ませちゃってつまんないねぇ。

おっと、みんな！
たまにはあたしの活躍も見てくれよな！」

ちかげ「次回もお楽しみに」

えみこ「まったな～！」