第２２話　司書「アマゾネスの賢者」③　作：白金　将

～夕方　水浴び場～
―　―　―　―　―　―
射手「女戦士さん、こ、ここでだし？」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
女戦士「うん。今なら誰も来ないから……」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
射手「で、でも、水浴び場でだなんてっ」
女戦士「ほら、早く」
女戦士「射手ちゃんも、もう我慢できないでしょ……？」ｷﾞｭ
射手「う」ｶｧｧ///
射手「女戦士さん……」
女戦士「射手ちゃん……」　ﾁｭ

女戦士「んんっ……」ｷﾞｭｩｩ
射手「んむっ……」ｷﾞｭｩｩ
女戦士「ほら、触っていいよ？」
射手「女戦士さんの胸……」ﾓﾆｭ
女戦士「あうっ、こら、乱暴にしちゃだめだよ」
射手「ご、ごめんだし、やわらかかったからつい……」
女戦士「仕返しだぞー」ﾌﾆｭ
射手「んあっ……！」
女戦士「休んじゃだめだぞぉ」ﾌﾆｭﾌﾆｭ
射手「お、女戦士さん、私だって……」ﾓﾆｭﾓﾆｭ
女戦士「ああっ、そんなにいじっちゃだめっ」
射手「弱点発見だし」ﾓﾆｭﾓﾆｭﾓﾆｭ
女戦士「だ、だめ、射手ちゃん、私、あああっ……！」
―　―　―　―　―　―
射手「ううっ……」ﾌﾗﾌﾗ
射手「これ以上は、もう、むり……」ﾊﾞﾀｯ

訓練生「終わりましたねー」ﾃｸﾃｸ
女戦士「大変だったよぉ」ﾃｸﾃｸ
剣士「前よりも結構走れてたじゃないか」ﾃｸﾃｸ
訓練生「……あれ、射手ちゃん！？」
女戦士「あ、射手ちゃんが倒れてる」
剣士「あいつこんな所で何やってんだ……ん？」
剣士（この本……なるほどなぁ）
剣士（女戦士が来る前に草むらに隠しておこう）

射手「う……もう、無理なんだし……」
剣士「大丈夫か？」
女戦士「射手ちゃーん」ﾀｯﾀｯﾀｯ
射手「む……はうわっ！？」
訓練生「あ、起きた」

射手（本は！？　本はどこに行ったんだし！？）
射手「お、おつかれ、なんだし」
女戦士「今日もいっぱい走ったから疲れたんだよぉ」
訓練生「さっさと水浴びしちゃいましょう」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
女戦士「はーい」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
剣士「先に入っててくれ」

剣士「そこの草むらに隠しといたぞ」ｺｿｯ
射手「あ、ありがとうなんだし……」
射手「――ううっ！？　け、剣士さん、もしかして、見た……」
剣士「おうよ」
射手「ひゃあ……」ｶｧｧ///
剣士「誰だってそう言う趣味はあるんだ。気にするな」
射手「わ、わかったんだし」
剣士「しっかし、面白いことになってるんだなぁ。お前と女戦士って」
射手「な、そ、そういう事は言わないんだし！」

女戦士「なに話してるのー？」
剣士「何でもないよ。今行く」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
訓練生「剣士さん、早く来てくださいよ」
射手「……」
射手（と、とりあえず、なんとかなったんだし……？）
射手（今のうちにこっそり本を持って帰るんだし……）


～夜　射手の家～
女戦士「ごちそうさまでしたー！」
射手「ごちそうさまだし」
射手（結局返せなかったんだし……明日返しに行くんだし）
女戦士「なーんかいいものないかなー」ｺﾞｿｺﾞｿ
射手「あ、女戦士さん、暇だからって家の中を勝手に漁らないで……」
女戦士「！？」
射手「！！！」
女戦士「ﾅﾝﾀﾞｺﾚ」
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女戦士「あんっ、射手ちゃん……っ！」
射手「女戦士さんかわいいんだし……」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ
女戦士「お、お願い、なんでもするから、許して……」
射手「本当になんでもするんだし？」
女戦士「うんっ……ひやぁぁ！」
射手「それじゃあ……」
射手「女戦士さんは今日から私の奴隷なんだし」
女戦士「はうっ！？」
射手「いっぱい可愛がってあげるんだし……」ﾓﾆｭﾓﾆｭ
女戦士「いや、射手ちゃん、そんなにされたら、ああぁぁぁ！」
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女戦士「射手ちゃんと……」ｶｧｧ///
女戦士「」ﾊﾞﾀﾝ
射手「女戦士さんが倒れちゃったんだし！」
射手「まずいことになったんだし……」


～夜　図書館～
賢者「夜遅くに来るなんて珍しいわね」
射手「女戦士さんに趣味がばれたんだし……」
賢者「あらら……まぁ、一杯飲みなさい」ﾄﾝ
射手「ありがとなんだし……」ｸｲｯ
射手「……」
射手「女戦士さんほんとうにかわいかったんだしいいい！」
射手「顔真っ赤にしてるのがたまらないんだしいいい！」
賢者「この子も末期ね……」
賢者「女戦士さんには適当に取り繕っておかないと」

―司書「アマゾネスの賢者」　終わり―