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HOME > コンプリートカード評価一覧 > Vol.1 コンプリートカード評価(みめっとさん)

Vol.1 コンプリートカード評価

遊戯王アイコン みめっと 」さんのコンプリートカード評価


レアリティ 評価 番号 カード名
怒りの海王
Normal
▶︎ デッキ
1 01 怒りの海王 
第1期に登場した、水族の下級通常モンスター。
見てくれは普通にカッコイイと思いますが、この能力で王を名乗り、《海を守る戦士》にも負けるというのはさすがにどうかとは思う。
せいぜい海王様の若き跡取り息子ってあたりがいいトコじゃないでしょうかね?
真DM2ではリバース時に周囲を海地形に変更する能力を与えられており、同様の能力を持つモンスターでは最もコストが低いのが魅力。
命の砂時計
Normal
▶︎ デッキ
1 02 命の砂時計 
第1期に登場した、天使族の下級通常モンスター。
多少の違いはあれど受けられる効果はレベル2のバニラ天使族の範疇であり、その中にはより高い攻撃力を持つものが存在するため優先度は低い。
ゲーム作品おいては、DMシリーズではライフを1000払って自分の全てのモンスターの攻守を500強化する効果を、真DM2では戦闘破壊された時に自動的にライフが1000支払われ、自分の召喚ゾーンにお互いの墓地から攻撃力が高い順に可能な限りモンスターを出すという効果を設定されており、いずれも強力な効果と言える。
特にDMシリーズにおける効果は自身のフレイバーテキストに書かれた内容に準拠したものになっており、納得のいく能力設定ですね。
運命のろうそく
Normal
▶︎ デッキ
1 03 運命のろうそく 
第1期に登場した悪魔族の下級通常モンスターで、最初期から割と色々といた腕だけのモンスターの1体。
同じパックに収録されている《悪魔の鏡》とはこちらが攻撃力が100低い以外全て同じステータスであり、こちらは攻守が同一であること以外に見るべきところはない。
記念すべきレギュラーパック第1弾収録なのに生まれた瞬間にこれではあんまりである。
真DM2では表側守備表示で場に存在する間、毎ターン相手モンスター全ての攻守を100ずつ弱化させる能力を与えられており、相手のステータスを灯された炎で少しずつ溶けていく蝋燭に見立てるという、自身のデザインや設定に大変マッチしているだけでなく実用性も高い優良なものとなっている。
火炎草
Normal
▶︎ デッキ
2 04 火炎草 
第1期に登場した植物族の下級通常モンスターで、OCGに最初に誕生した植物族モンスター。
同じパックに収録されたアンデット族の《ファイヤー・デビル》と同じく、多くのRPGで植物系モンスターの弱点属性に設定される炎で攻撃するという珍しい存在ですが、やはり自身のステータスには反映されていない。
代わりにこのモンスターは《暗黒火炎龍》という炎と関連するモンスターの名称指定の融合素材となっていますが、その《暗黒火炎龍》も炎族でも炎属性でもないという…。
ゲーム作品では召喚魔族が炎魔族となっており、《サラマンドラ》や《体温の上昇》といった熱に関係する強化魔法に対応している。
黒魔族のカーテン
Normal
▶︎ デッキ
2 05 黒魔族のカーテン 
第1期に登場した魔法使い族の下級通常モンスターで、《ブラック・マジシャン》を呼んでこない方のカーテン。
カオス・ウィザード》の名称指定の融合素材であり、フレイバーテキストに書かれた設定の通りもう片方の融合素材である《ホーリー・エルフ》の力を上げているが、守備力の方はめちゃくちゃ低下させてしまっている。
一部のゲーム作品ではちゃんと魔法使い族の力を上げる融合パターンも設定されていましたが…。
コピックス
Normal
▶︎ デッキ
1 06 コピックス 
第1期に登場した、戦士族の下級通常モンスター。
人のような細い腕を持つ単眼の得体のしれない生き物が鎧のようなものを着込み、変身能力で相手を騙すという設定からか狐の尾のようなものを持ち、それでいて戦士族というあまりに狂ったデザインが特徴。
第1期のモンスターとして個人的には《バビロン》や《ファランクス》よりも不気味に感じます…。
真DM2ではフレイバーテキストで変身やコピー能力を持つことが言及されているモンスターの例に漏れず、リバース時にモンスター1体のステータスをコピーする能力を与えられており、場で最も攻撃力が高いモンスターが自動的にコピー先に選ばれるためその有用性は非常に高い。
サイクロプス
Normal
▶︎ デッキ
1 07 サイクロプス 
原作で海馬が使用したモンスターで、記念すべき最初のレギュラーパックに収録された下級モンスターとして《シルバー・フォング》と並ぶ最高の攻撃力を持っていた。
このパックにおける唯一のレベル4モンスターでしたが、実はその攻守合計値は当時のレベル4モンスターとしては底辺レベル。
アニメDMの乃亜編において四人組で杏子を襲ったケダモノとしてのイメージの方が強い人も多いかもしれない。
単眼の獣戦士族ということで、ゲーム作品では同じ特徴を持つ《千年原人》の指定の生け贄モンスターに設定されている。
サンダー・キッズ
Normal
▶︎ デッキ
1 08 サンダー・キッズ 
第1期に登場した雷族の下級通常モンスターで、1期でもごく初期にだけ存在していた風属性の雷族。
名称指定の融合素材でもある《メガ・サンダーボール》のほぼ完全な下位互換となるモンスターです。
DNA移植手術》のイラストに出演していることから、光属性ではなく風属性なのは改造された結果そうなったという説があるのだとか…。
紫炎の影武者
Normal
▶︎ デッキ
1 09 紫炎の影武者 
第1期に登場した、戦士族の下級通常モンスターで、あまりに長い時を経てそのフラグを回収したモンスターとして知られている。
仕えるべき君主である《大将軍 紫炎》が登場した時点では、その見た目があまりにかけ離れていることもあって、まだフラグが回収されたとは言えなかったが、《六武衆の影-紫炎》がこのカードの容姿を意識したデザインで登場したことで正式にその関連性が認められたと言えるでしょう。
アイルの小剣士》の仕える「アイル」なる人物または地名の謎もいつかは解き明かされるでしょうかね?
紫で炎でシエンということで、ゲーム作品では炎魔族であり、闇や炎に関する強化魔法に対応している。
死者の腕
Normal
▶︎ デッキ
1 10 死者の腕 
第1期に登場した、アンデット族の下級モンスター。
混沌の沼というのは多分《アンデットワールド》の名所の1つ。
同一の攻守を持つこと以外にこれといって見るべき点はない。
ゲーム作品では自身と相手の場の最も攻撃力の高いモンスター1体を除去する能力が与えられており、DM4においては遊戯デッキで使用可能な貴重な除去札となる。
シルバー・フォング
Normal
▶︎ デッキ
2 11 シルバー・フォング 
獣族代表としてラッシュデュエルに送り出された原作出身のカード。
記念すべき1期1弾の下級モンスターの中では《サイクロプス》や《マンモスの墓場》と並ぶ最高打点だった。
フラワー・ウルフ》の融合素材に自身のカード名が指定されているので、他の同様の通常モンスターと同じく1点プラスさせていただきますね。
ダークキラー
Normal
▶︎ デッキ
1 12 ダークキラー 
第1期に登場した昆虫族の下級通常モンスターで、OCGに最初に誕生した昆虫族モンスター。
同一の攻守を持っており、その攻守合計値は当時のレベル2モンスターとしては最高クラス。
カード名にもフレイバーテキストにも何の虫であるかがわかる情報が記されておらず、色違いモンスターである《ブレードフライ》が蝿であることを考えると蝿なのかもしれないが、その見た目はやはり蜂であるように思える。
OCGには《ディッグ・ビーク》と《くちばしヘビ》のように、色違いの関係であっても種族や生態の異なるモンスターも多いため、その真実は定かではない。
ダーク・グレイ
Normal
▶︎ デッキ
1 13 ダーク・グレイ 
第1期に登場した、獣族の下級通常モンスター。
けものとされてはいるが、カード名やフレイバーテキストに具体的に何の動物かは書かれていない。
イラストや色違いモンスターである《深き森の長老》を見れば、まあヤギだろうなとは思いますが…。
同じパックに収録された同じ種族・属性・ レベルを持つ《シルバー・フォング》より少しだけ固いが、攻撃力で劣る。
百獣大行進》のイラストに参加させてもらっていること以外にこれといった特徴はない。
悪魔の鏡
Normal
▶︎ デッキ
1 14 悪魔の鏡 
第1期に登場した悪魔族の下級通常モンスターで、後に「デーモン」に属することにもなるカード。
名前だけなら《デビルズ・ミラー》の上位種のようですが、見た目は全然違うしステータスもあちらが遥かに上で、なんならモンスターの種別すら異なる。
ゲーム作品では「鏡」の要素を持つモンスターとして、該当するモンスターの融合素材、作品によっては《デビルズ・ミラー》の指定する生け贄となっていますが、それが役立つことはほとんどない。
デーモン・ビーバー
Normal
▶︎ デッキ
2 15 デーモン・ビーバー 
第1期に登場した獣族の下級通常モンスターで、後に「デーモン」に属することにもなるモンスター。
それだけで+1点とはいかないのですが、その性質に注目して《レスキューキャット》と《堕落》を用いた素材要員として一定の活躍をしたという実績がある以上、1点というわけにもいかないでしょう。
霊使いたちの使い魔の地属性を担当するモンスターにも選出されており、《デーモン・イーター》というリメイクモンスターも登場したりと色々と恵まれているという印象。
どんぐりにかじりついたイラストが特徴ですが、ビーバーの主食は木の枝や樹皮であり、リスなどのように木の実を食べることはあまりない。
デス・フット
Normal
▶︎ デッキ
1 16 デス・フット 
第1期に登場した、悪魔族の下級通常モンスター。
1期のレベル3モンスターとして最底辺のステータスであり、名称指定の融合素材でもないため使い道が見当たらない。
原作のバトルシティ編においてレアハンターがテキトーに出した壁という感じで使用したモンスターであるデスハンドとの関連性は不明。
DM3では通信融合によってビックフットを作るために必要となる素材カードの1枚になっており、真DM2ではリバース時に全てのモンスター及びスペルカードを強制的に攻撃表示にする能力が与えられている。
トモザウルス
Normal
▶︎ デッキ
2 17 トモザウルス 
共食いをするから《トモザウルス》という名前なのかどうかは定かではない黎明の恐竜の一体。
テキスト的にも鮮血がほとばしる緑の方と2体で1セットのように思えるが、3Dモデリングでは茶色の方しか出てこない。
真DM2においては、敵札オープンと地形変更(荒野)を両方覚える唯一のモンスターで、恐竜族で最もデッキリーダーに適したモンスターです。
これは第1期〜2期の初頭においてレベル2以下の恐竜族がこのカードしかいなかったという事実に他ならず、バニラ恐竜では現在でも唯一のレベル2以下モンスターで、レベル1のモンスターの数を見ていっても恐竜族を取り巻く低レベル事情は現在まであまり変わっていないということがわかりますね。

追記:2023年にメテオロスの効果で特殊召喚できる唯一のレベル2モンスターとして注目されることに。
それもこれもメテオロスが効果発動後にEXデッキから特殊召喚可能な種族を恐竜族以外にもいくつか開放していてくれたおかげで、特にレベル8のドラゴン族Sモンスターを出せるのが素晴らしい。
単独で低レベルの恐竜族の通常モンスターであったことがここにきて確固たる個性となる、ロマンがありますね。
ドレイク
Normal
▶︎ デッキ
1 18 ドレイク 
第1期に登場した、鳥獣族の下級通常モンスター。
遊戯王OCGにおけるドレイクといえば、竜を意味するドレイクか、マンドレイクのドレイクであり、鳥獣族であるものは珍しい。
同一の攻守を持ちますが、同じ条件の通常モンスターなら《ダークバット》の方がステータスは高い。
眠り子
Normal
▶︎ デッキ
1 19 眠り子 
第1期に登場した、魔法使い族の下級通常モンスター。
見た目の割には攻撃力が高いが、その攻守合計値は当時のレベル3モンスターとしても低水準。
ゲーム作品では、DMシリーズでは効果発動後に場のお互いの全てのモンスターを1ターン行動終了状態にする能力を、真DM2では表側守備表示の時に場の全ての戦士族を呪縛する能力を与えられている。
指定が戦士族というあたり、睡魔を操る能力は人間族限定ということなのでしょうかね?
また幼い姿ではありますが女性モンスター関係の強化魔法を一通り受けることができ、これを真に受けるのであればこのモンスターがOCGで初となる女性モンスターということになる。
はにわ
Normal
▶︎ デッキ
2 20 はにわ 
はにわはしちしとうでぼうえいシステムをこうげき
7かいヒット
ぼうえいシステムに10573のダメージ
ぼうえいシステムはたおれた
ほうだい1をはかいした!

といった感じのラスダンのラストフロアに低確率で出現してフレアで強烈な全体攻撃をしてきそうな見た目が特徴のはにわである。
OCG的には最初に生まれた岩石族の通常モンスターということ以外にこれといった特徴はない。
はにわに《どぐう》と来たとなると、次出るとするなら「しゃちほこ」辺りですかね?
バビロン
Normal
▶︎ デッキ
1 21 バビロン 
第1期に登場した獣族の下級通常モンスターで、《悪魔の偵察者》の色違いモンスター。
誤った進化をしてしまった人類の末路というような異常な姿をしており、何を以てこのカード名をつけられたのか全くもって理解し難い。
英語名がローマ字で「目男」というあんまりなものになっているあたり、やはり誰にも理解できなかったのでしょう。
ヒトデンチャク
Normal
▶︎ デッキ
1 22 ヒトデンチャク 
第1期に登場した、水族の下級通常モンスター。
第1期において水族の下級通常モンスターの数がえらいことになっていることは既に他の評価ページでも触れている通りで、このモンスターは5つのステータスが同じ名称指定の融合素材でない通常モンスターである《ザリガン》と全く同じ。
真DM2では機械族モンスターとの戦闘で自身の攻守が1000アップする能力を与えられており、海地形による水族の攻守500アップ、機械族の攻守500ダウン、レベル5水族のデッキリーダー能力による味方同族強化での水族の攻守500アップ、敵特定種族弱化による機械族の攻守500ダウンと併用することで、強化魔法を使わなくても当時の機械族最強モンスターである攻撃力3000の《メタル・デビルゾア》に一方的に勝てる計算になる。
ファイヤー・デビル
Normal
▶︎ デッキ
1 23 ファイヤー・デビル 
第1期に登場した、アンデット族の下級通常モンスター。
多くのRPGで不死系のモンスターの弱点属性に設定される炎を使った武器を使いこなすが、属性は普通に闇属性と自身のステータスにまるで反映されていない。
ゲーム作品は《フレイム・ゴースト》と同様に炎魔族に設定されているほか《サラマンドラ》による強化にも対応しており、相手のライフに50ダメージを与えるというあんまりなバーン効果を授かっている。
プチテンシ
Normal
▶︎ デッキ
1 24 プチテンシ 
第1期に登場した天使族の下級通常モンスター。
フュージョニスト》の名称指定の融合素材であり、《フュージョニスト》の翼部分を担当している。
1期のローレベル天使族は《ハッピー・ラヴァー》の独壇場という感じであり、1期からレベル3以下の通常モンスターが結構たくさんいた天使族からすれば有象無象の1体に過ぎない感じでした。
真DM2では戦闘破壊された時に自分の召喚エリアが空いていればそこに際限なく即時復活する能力を与えられており、ちょこまか動く感じを再現する形となっている。
まあ普通に攻撃は当たってその都度倒されているわけですが、この際そんなことは気にするまい。
プチリュウ
Normal
▶︎ デッキ
2 25 プチリュウ 
第1期に登場した、ドラゴン族の下級通常モンスター。
暗黒火炎龍》の名称指定の融合素材となるモンスターで、霊使いたちの使い魔の風属性を担当するモンスターに選ばれており、成長した姿である《ランリュウ》も登場している。
真DMでは《サンダー・ドラゴン》及び《双頭の雷龍》の融合素材として、初期デッキを含め早い段階で集めておきたいモンスターの1体。
マンモスの墓場
Normal
▶︎ デッキ
1 26 マンモスの墓場 
遊戯王OCG黎明期に登場した恐竜族はいきなり恐竜でもなんでもないモンスター。
マンモスを恐竜族としたことに関しては百歩譲って「原始族」的な括りなのかと理解するとして、骨だけになってるならそれはもはや闇アンデットでも良かったのではないだろうか。
結果闇アンデ的なイラストのただの地恐竜という、見てくれ以外なんの個性もない能力設定になってしまいました、せめて闇恐竜とかならまだ当時としてはレアだったのですが。
登場時期が時期なので仕方ないが、ゲームと違って《金色の魔象》の名称指定融合素材にもしてもらえていない。
ちなみに後に登場するこのカードとはなんの関係もない《マンモス・ゾンビ》はアンデット族、このカードと同じマンモスの骨である《マンモ・フォッシル》は岩石族です。
原作では《キラー・ビー》との戦闘や究極竜との融合で自身の持つ性質が活かされており、遊戯が使用したモンスターということもあってなにかの拍子にリメイクされそうなモンスターではありますね。
闇にしたがう者
Normal
▶︎ デッキ
1 27 闇にしたがう者 
第1期に登場した、魔法使い族の下級通常モンスター。
同じ名称指定の融合素材でないものに限っても、《魅惑の怪盗》や《サターナ》の下位互換でしかなく使い途に乏しい。
真DM2では自身を戦闘破壊したモンスターを弱化させる能力を与えられていますが、そこはちゃんとフレイバーテキスト通り暗闇に引きずり込んで除去して欲しい。
ララ・ライウーン
Normal
▶︎ デッキ
1 28 ララ・ライウーン 
第1期に登場した雷族の下級通常モンスターで、ノリのいいカード名が特徴の雷雲。
同一の攻守を持つことを除けば、同じパックに収録されたより攻撃力の高い《サンダー・キッズ》の下位互換でしかない。
真DM2では表側守備表示の間場の全ての機械族を弱化させる能力を与えられており、機械系のモンスターが多くRPG作品において水・雷属性が弱点となるためか、この作品における機械族はこのような効果やデッキリーダー能力によって水族や雷族から妙に目の敵にされている。
暗黒騎士ガイア
Ultra
▶︎ デッキ
2 29 暗黒騎士ガイア 
カード名やフレイバーテキスト的に風属性や闇属性かと思いきや普通の地属性の戦士族。
カードプールの充実により、名称指定の融合素材であったり、「暗黒騎士ガイア」モンスターであるメリットも色々と増えたが、攻守合計値4400でレベル7の最上級モンスターというのは第1期基準でもかなりの低水準であることに変わりはない。
生け贄1体で済むレベル6の《機械王》に、自身の効果と合わせて普通に打点で並ばれてしまう有様で、それが《デーモンの召喚》相手ともなるともうどうしようもない。
テキストに「見た目ほど強くない」と書き加えたくなってしまうレベルですね。
ブラック・マジシャン
Ultra
▶︎ デッキ
8 30 ブラック・マジシャン 
原作において遊戯が使用する永遠にして絶対的エースモンスターであり、OCGのみならず遊戯王という作品そのものの顔の1つと言える魔法使い族の最上級通常モンスター。
割と中性的な顔立ちで、EX版など見ようによっては女性のように見えるイラストのものもあったり。
闇魔法使い族の最上級通常モンスターとしては、レベルこそ異なりますが第1期時点でも《コスモクイーン》というより高い攻守を持つモンスターが存在しており、《マジシャン・オブ・ブラックカオス》になってもまだ宇宙を統治する女王には及びません。
これは《青眼の白龍》と遜色ないステータスを持ち、どういうわけか儀式モンスターにならなかった《コスモクイーン》の方を讃えるべきですかね?
しかしこちらには数々の良質な専用のサポートカードが大量に存在しているだけでなく、禁止カードとなった《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》も含めて様々な融合モンスターの名称指定の融合素材にもなっており、派生モンスターとなる存在も数しれず。
場や墓地でブラマジ扱いになる同じステータスを持つ効果モンスターがいるから手札・デッキでも名称指定の効果を受けられることと通常モンスターであることだけが差別化点というこのモンスターは別にもうデッキから抜いてもいいよね、となってしまうようなカードは評価時点では出てきておらず、専用サポート効果の指定する領域も含めてその辺りはちゃんと配慮されているのもいいですね。
現在では最上級通常モンスターとしてはお世辞にも高いとは言えない攻守ですが、その独自性でこのモンスターと比肩するバニラ魔法使い族を今後2つと見ることはないでしょう。
原作でもメインで活躍した人気モンスターということでイラスト違いも多数存在するカードですが、個人的にはやはり最初期のちょっと変わったポーズしてるやつが至高ですね。
これまた個人的な話になりますが、私はブラックマジシャン使いの遊戯よりもブラックマジシャンデッキ使いのパンドラを推したいので、パンドラの使用した「悪いブラマジ」をイメージした絵柄のカードももっと出して欲しいなと思っております。
地割れ
Super
▶︎ デッキ
5 31 地割れ 
第1期に登場した、モンスター1体を除去するだけの汎用系除去魔法。
腐っても無条件ノーコストでかつ対象を取らない効果なので相応の性能ではあるものの、除去対象が相手の場の攻撃力が一番低いモンスターとなっていることから、中型以上のモンスターを除去したい場合は《地砕き》の方が意中のモンスターに命中させやすく、実際にあちらの方が人気も高かったです。
現在では守備力を持たないリンクモンスターの存在から《地砕き》に勝る場面もあるものの、さすがに《サンダー・ボルト》が無制限ともなると、双方ともに立つ瀬がないでしょうね。
やっぱり場のモンスターを除去または無力化する効果しかない通常魔法は、数的アドバンテージを稼げるなどのいかに1枚で多くのモンスターに作用するか、または耐性貫通力が高いかが重要になってきますからねえ。
伝説の剣
Rare
▶︎ デッキ
1 32 伝説の剣 
第1期に登場した15の種族の攻守を300アップする装備魔法カード群の1枚で、このカードは装備魔法と関係が深い種族でもある戦士族に対応している。
ゲーム作品では真っ当な戦士にはこのカードを、悪しき心を持つ戦士には《闇の破神剣》をという具合に調整されていました。
名前負けしてる性能なのは時期が時期なので仕方ないという感じで、戦士族を強化するカードとして無難でありながらも優れたデザインだと感じます。
字レアなのもあると思いますが、これら15の種族強化装備魔法カード群には不思議な魅力を感じますよね。
秘術の書
Rare
▶︎ デッキ
1 33 秘術の書 
第1期に登場した20の種族のうち、特定の15種族の攻守を定数強化する装備魔法の1つでこのカードはその魔法使い族版、意外と宣言しにくいカード名が特徴。
これらの装備魔法はどれもイラストに初期特有の雰囲気が漂っていてファンアイテムとしてはかなり好きなカード群ではあります。
魔法使い族専用の強化系装備魔法として見ても《ワンダー・ワンド》などが存在するため、現在ではそれ以上の価値を見出すことは難しい。
火の粉
Normal
▶︎ デッキ
1 34 火の粉 
第1期に登場した火や炎に関係したカード名とイラストのバーン魔法の1枚で、それらの中で最も古く、最も位の低いカード。
だが最下位には最下位なりの特権があることも多いわけで、このカードの場合は「火の粉ボーナス」がそれにあたる。
ゲーム作品においてはDM2以降は相手に与えるダメージがなんと50になっており、OCGよりも弱くなってしまった。
下方修正をかけるのは《昼夜の大火事》や《火炎地獄》のような、DM1で狂った火力だったやつだけで良かったのだ…。
ブラック・ホール
Super
▶︎ デッキ
9 35 ブラック・ホール 
第1期に登場した、当時の小学生でも一目でパワーカードだとわかる除去系の通常魔法です。
スーパーレアの魔法カードと言えば?と聞かれると、私は真っ先にこのカードを思い浮かべますねえ。
それは全てを飲み込む漆黒の渦、宇宙の虚無に己の意志を問うてみよ。
相手モンスターだけを全破壊する《サンダー・ボルト》というあまりに強大な競合相手が存在する以上、自分のモンスターも効果で破壊できることに注目していくことになるでしょう。
サンボルとのより明確な差別化のため、さらに《ハーピィの羽根帚》や《聖なるバリア -ミラーフォース-》なんかの例もあるので、これだけのパワーを持ちながらも、自身をカード名に指定した専用のサポートカードが今後出ないとは言い切れないのが恐ろしいところですね。
ちなみに真DM2では性能もデッキキャパシティも圧倒的にサンボルよりこっちの方が強くて使いやすいです。
ポセイドンの力
Rare
▶︎ デッキ
1 36 ポセイドンの力 
第1期に登場した15の種族の攻守を300アップする装備魔法カード群の1枚で、水族に対応している。
武器や装飾やアイテムではなく、海の神であるポセイドンが直接力を貸すことでモンスターをパワーアップさせますが、コンビニでチロルチョコを1個買える程度のお駄賃しか貸してくれない。
これでは却ってポセイドンの名折れであるとケチな神はお気づきなのだろうか?
紫水晶
Rare
▶︎ デッキ
1 37 紫水晶 
第1期に登場した全20種類中の15の種族の攻守を300アップする装備魔法カード群の1枚で、アンデット族に対応している。
当時のレギュラーパックは字レアでさえも貴重なカードであり、見た目にも美しいこのカードは自慢のコレクションという感じでしたねえ。
しかしアンデットを強化するアイテムとして何故アメジストが選ばれたのかは誰にもわかりません。
猛獣の歯
Rare
▶︎ デッキ
1 38 猛獣の歯 
第1期に登場した15の種族の攻守を300アップする装備魔法カード群の1枚で、獣族に対応している。
ゲーム作品では非常に多くのモンスターに対応する強化魔法であり、特に真DMでは《双頭の雷龍》、《スカルビショップ》、《デビルゾア》といったキャンペーンをクリアするために欠かせない主力モンスターの多くに対応するため優先度の高い強化魔法として知られている。
どんな媒体であれ、活躍できる舞台が1つでもあるというのは素晴らしいことです。
レッド・ポーション
Normal
▶︎ デッキ
1 39 レッド・ポーション 
第1期に登場したライフを回復するだけの効果を持つ通常魔法で、それらの中で最初に登場したカード。
ゲームの序盤で戦う相手が数合わせでデッキに入れているイメージくらいしかない。
ラッシュデュエルでは下位互換となる《ブルー・ポーション》と共に専用のサポートモンスターが登場するミラクルが起こっている。
落とし穴
Super
▶︎ デッキ
5 40 落とし穴 
第1期に登場した、OCGにおいて単独で最も古い罠カードとなる召喚反応型の除去罠。
2期に登場した《奈落の落とし穴》と比べると、SSに対応しないことと除去性能で劣りますが、捉えるNSモンスターの範囲はこちらの方が広い。
やり口も「落とし穴」というザ・罠カードという感じで1期の除去罠としては当然最高性能のカードでしたが、そのような存在感であったにも関わらず、非OCG準拠のゲーム作品では他のゲームオリジナルの罠カードで代替されるなどしてこのカードは一貫して未収録となっている。
ベアトラップや見えないピアノ線がいつの日かOCGになることはあるだろうか。




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