遊戯王 金平糖さん 最新カード評価一覧　401件中 331 - 345 を表示

《盗賊の七つ道具》と違いライフコストが不要なのがアピールポイントでしたが、バトルフェイズにしか発動出来ないのが現代では致命的な弱点となっています。
わざわざフリーチェーンの罠をバトルフェイズに発動するメリットは薄いので、このカードが止めるのは基本的に攻撃反応罠になるでしょうが、それなら普通にメインフェイズの間にサイクロンなりなんなりで除去すれば良い。罠自体の採用枚数も低下していますし、残念ながらもう活躍することはないでしょうね...

相手のモンスター2体を戦闘させる効果のため、
①戦闘破壊によって除去できる。
②一体は戦闘し、もう一体は破壊されるため2回攻撃を減らせる。
と他にはあまりない挙動で除去を行えます。攻撃していないモンスターを対象にとる効果なので、攻撃してきたモンスターが対象耐性や効果破壊耐性、効果を受けない効果を持っていたとしても(それよりも打点の高いモンスターが相手の場にいれば)除去できます。
攻撃反応で遅い、狙った通りのモンスターを除去することが難しいと課題も多いですが、面白い効果のカードではあると思います。

持っている利点が全て《デーモンの騎兵》と被っているのがキツイですね...
お世辞にも実戦で使われるカードとは言えないですが、アニメ5Dsでジャックが使ったため、その再現デッキなどでは比較的優秀な下級アタッカーとして運用出来ると思います。

手札からモンスターを特殊召喚したいのであれば、戦闘を介する必要のない《切り込み隊長》や《レッド・リゾネーター》が存在します。それらと異なる点は特殊召喚出来るモンスターのレベルに制限が無いところであり、ここが差別化点になります。とはいえ高レベルのモンスターは基本的に攻撃力が高いため、受けなければならないダメージが甚大になってしまうのが難しいところ。
壊獣とは相性が良く、このカードの苦手なリンクモンスターを除去しつつ、種類に応じて自分の受けたいダメージ量(＝出したいモンスターの攻撃力)に調整することが出来ます。
このカード自体は調律やワンフォーワン、《機械複製術》とサポートを受けやすい部類ではあるので、これを軸にしたファンデッキくらいは作れるだけのポテンシャルはあると思います。

素引きしたくないカード選手権優勝候補。
万一手札に来てしまってもアウローラドンが効果を使えるように2枚目まで投入する。そんな事も十分検討出来るレベルで優秀なカードだと思います。

押しも押されもせぬ機皇の初動札。《機皇創出》とはお互いをサーチしあえる関係で、結果的に全ての機皇カードをサーチできます。
(1)の効果で創出をサーチし、あちらの効果で破壊することで(3)の効果で機皇帝を呼べるので、このカード一枚から最低でも機皇帝を一体は呼べます。また創出のハンドコストも機皇にし、機皇帝をリンク1モンスターに変換すれば墓地に3枚の機皇モンスターを用意できます。先行ならワイゼルで制圧、後攻ならトリスケリアで殴りに行くのが理想でしょうか。
闇☆1攻守0の機械族というステータスも優秀で、《ワン・フォー・ワン》《オルフェゴール・クリマクス》《ピリ・レイスの地図》なんかに対応します。その中でもとりわけ《機巧鳥－常世宇受賣長鳴》が便利であり、普通に向こうでリクルートすることも出来る上で適当な機皇をスモワでコアに変換する時際に中継にもなってくれます。
《機甲部隊の超臨界》や《トラップトラック》なんかの自陣を破壊するカードも含めてカテゴリ内外を問わず多くのサポートを受けることができ、優秀なサーチ・特殊召喚効果を持つと非の打ち所がない性能であり、現代の【機皇】において最も重要なカードだと言えます。

あれおかしいな...これそんなに強くないぞ...？
3枚ものカードを再利用できる、絶対に弱いはずのない効果なのですがどうにも使い勝手がよろしくない。申し訳ないですが180度評価を修正します。
まず発動するためには墓地に機皇を3種類用意する必要があるのですが、これが既に難しい。コア割ってワイゼル呼ぶだけだと1枚足りないんですよね。しかもこのワイゼルは蘇生制限を満たさないので、何かしらで墓地の機皇をかさ増ししても回収する事しか出来ません。
このカードを2ターン目に発動して蘇生を行うためには1ターン目にオブリガードから動き始める必要があるのですが、その場合はなんとこのカードにアクセスする手段がないので素引きするしかありません。再現性低くて草。
まぁそんなこんなを無視して仮に発動、蘇生が出来たとして次の問題があって、発動しても強くないんですよこれ。このカードでの介護を想定している旧機皇神たちは言うまでも無く出す価値の無い鉄クズですし、唯一実用的なトリスケリアとはお互いに墓地リソースを食い合う関係でイマイチ噛み合いません。
そうなるとエクストラからカテゴリ外の戦力の展開に繋げたいところですがそれも難しく、機械族しか出せないという致命的な制約とこのカードで出せるモンスターのレベルの都合で碌な事が出来ません。リンクは素材縛りがあって出せないか出しても強くない奴が大半で、エクシーズは基本ランク4しか出ません。そして【機皇】でランク4を作りたいならこんな使いにくいカードなんか使わずに創出でオブリガードをサーチすれば良い。
というかそもそも1枚で複数展開するカードなんかただでさえマスカンなのが丸わかりなのに、それを相手が盤面を築いているであろう2ターン目以降からしか使えないのでは遅すぎます。あと回収効果は論外です。コアとオブリガードは召喚権を食い合うので同時に手札に戻しても旨味が少ないですしトリスケリアは先述の通り墓地リソース周りがチグハグ、機皇帝は複数同時に抱えるメリットに乏しく機皇兵に至っては手札に何枚あっても働けません。どの組み合わせで回収しても3枚分の働きを期待する事が出来ないと言っても良いでしょう。名前出てない連中はそもそもデッキに入らないです。
②の効果もシンクロキラーとかいう足枷にしかなってない設定に引っ張られすぎているのが辛い。これが何でも破壊出来てシンクロ相手だとおまけでバーン...みたいな感じだと機皇神が擬似的な除去・制圧要員になれた(＝このカードで機皇神を出す価値が生まれた)のですがそんな事は無く、フレーバーテキスト同然のインクの染みというのが実情です。
展開した後の再展開手段を展開力の無いテーマにポンと1枚だけ渡されて、しかもそれが重くて遅いのでは扱いに困るというのがこのカードの実態だと思います。端的に【機皇】というカテゴリに噛み合わない。書いてあること自体はめちゃ強なので新規が来れば使い勝手が向上するかもしれませんが、現状だと発動自体は出来てしょぼいながらも一応働ける《機皇統制》の方がなんぼかマシですね。

機皇兵の中で最高の攻撃力と最低の守備力を持つモンスター。《悪夢再び》に対応します。機皇の闇属性はワイゼル∞以外全員守備0なので、広く共有できる《悪夢再び》に対応するのは嬉しいですね。
貫通効果の付与もあって損のないもので、現実的に6000打点とかになれる見込みのあるトリスケリアに付与できると気持ちよくなれます。

機皇のリクルーター。自爆特攻をかましてオブリガードを呼ぶことでメイン2からではありますが展開を始めることが出来ます。
もちろんオブリガードの側から呼び出すことも可能。トリスケリアの召喚条件からある程度種類を水増ししたい【機皇】においては、他の機皇兵と共に最低でも1枚ずつは採用することが多いのではないかと思います。
リクルーターという概念が陳腐化した現代で、明確に採用する理由があるこのカードは、カテゴリの名前を持つことの重要性を表している一例だと思います。

何かしらモンスターをセットすることで、機皇モンスターをリクルート・蘇生することが可能なカード。インフィニティコアやオブリガードも呼べるので、このカードから動き始める事も出来ます。とはいえ罠故に遅く、またこのカード自体は機皇サポを受けれないため今の【機皇】にそのまま突っ込めるかというと少し微妙でしょうか。
守備表示モンスターを攻撃表示に出来る為、リバース効果のサポートとして用いることも可能です。むしろこっちの使い方の方が有名かも。
また、単純にモンスターをリクルートするカードとしても使えます。呼べる範囲は光・闇・地・風の☆4機械族と闇☆1攻守0機械族の合計5枚。琴線に触れるステータスがあるなら採用を検討できるかも。
どの使い方をするにしてもこのカードよりも即効性に優れたり、もっと広い範囲に触れるカードがありますが、それらを複数同時にこなせるという点は他には無いこのカード独自の強みであると言えるでしょう。

機皇モンスターに事実上の対象耐性を付与する手札誘発的な側面を持ったカード。何かしらの機皇モンスターがこのカードと入れ替わるわけですが、殆どの機皇は相手ターンに発動する効果を持たず、攻撃力も2500以下のため、盤面が弱体化することはあまり無いと思います。
対象を取る相手の効果を透かし、1体の攻撃を防ぎ、破壊効果も無効にすることが出来ると決して悪い効果という訳ではありませんが、どうしても一つ一つの効果が古ぼけて見えます。現代遊戯王における手札一枚の価値はもう少し高いのではないでしょうか。

戦闘破壊耐性を付与して効果破壊を促し、機皇帝の特殊召喚効果に繋げる、というコンセプト自体は読み取れますが、その耐性を付与されるのが18打点が精一杯の下級モンスター群のため、普通にサンドバッグにされて先にプレイヤーのライフが尽きます。
それだけでも笑いものなのに、戦闘破壊耐性の代償として効果を失ってしまうというオマケまで付いてきます。もう酷すぎて草も生えない。
せめて効果の及ぶ範囲が「機皇」ならば、ワイゼルスキエルの攻撃制限も無効にできて多少は救えたのですが...

①《シエンの間者》やら死のマジックボックスやらで送り付ける
②リフレクトネイチャーを発動した上でハリラドン展開、4回シンクロ召喚し4000バーン。ヴァレルsを最後に立てる。
③ラドン装備のヴァレルs(攻4050)でアステリスク(攻0)を攻撃して勝利!!
...完全な机上の空論です。特にリフレクトネイチャーを持ってくるのが難しそう。でもまぁ稀有な効果なのは事実なので、なんか面白いデッキが作れそうな感じがするだけまだマシニクルよりかはマシだと思います。

「機皇帝」を「サーチ」する効果を持つフィールド魔法...ですがより広く機皇全般をサーチ可能な《機皇創出》、そして機皇帝をデッキから特殊召喚できるインフィニティコアと、このカードの役割を食いかねない新規が登場したため採用する理由に乏しくなってしまいました。使えないカードという訳では無いのですが、このカードよりも簡単、かつ優れたことが出来る新規が来てしまうとどうしても採用は難しいでしょう。
耐性の付与も極々限定的な範囲のため、現代では期待できるものではありません。張り替えが破壊扱いだった時代が懐かしいですね...

今は亡きユニキャリワイゼル破壊剣についてしか書いていなかったのでその後に気付いた知見も含めて大幅に修正。失った物ばかり数えるな!!!無い物は無い!!!
①の効果はカテゴリサーチ。コアとの相互サーチが可能なので両方持っているとうららを貫通出来ます。コア→創出→オブリガードもしくは創出→コア→創出→(次ターン)→オブリガードと動くことで2ターン目の動きの準備も可能で、1枚から4素材アーゼウスと万能無効のレギュラスを構えられるオブリガードを初ターンで盤面を作りながら用意する動きが良い感じ。
②の効果は自陣モンスターの破壊。ぶっちゃけ手札コストが重いので可能であればこれは《トラップトラック》などの破壊しつつ他の動きも可能な別のカードにやらせたい仕事ですが、手札の機皇を捨てることでトリスケリアのコストを賄ったりもするのでまぁ...ええか...(不服顔)
③の効果は表側の魔法・罠の除去。パッと見物足りない感じもしますがこれが中々優秀で、各種ロック系永続札やカテゴリサポートのフィールド魔法なんかを割ってくれるいぶし銀な活躍を見せてくれます。サーチのオマケとしてみればかなり優秀。
100点のサーチ、50点の自陣破壊、70点の除去といい感じにいい感じなの効果を3つ兼ね備えた、まさに3つの希望とも言うべき機皇の優等生です。