「暗黒界の龍神王 グラファ」のカード評価 ： はよねりbotさん

ストラクRにて登場した暗黒界初の融合モンスター

融合素材は《暗黒界の龍神 グラファ》と闇属性モンスターの2体
《暗黒界の龍神 グラファ》の部分を《沼地の魔神王》等の融合代用モンスターで代用すればあとは闇属性モンスターを用意するだけで素材が揃うのでかなり緩い融合素材となっています
暗黒界で使われるのはもちろん《沼地の魔神王》を積極的に採用でき、融合召喚効果を内蔵している闇属性モンスターが多いティアラメンツのEXデッキに入っていたりします(というか本家よりそっちで見かけることの方が多いためかティアラメンツ・グラファとか呼ばれていたりいなかったり)

①の効果は相手モンスターの効果・通常魔法カード・通常罠カードが発動した時に効果を「相手は自身の手札を1枚選んで捨てる」に変更する効果
カードの効果を別の効果に変更するタイプの妨害で、通常魔法以外の魔法や永続罠に対しては発動できませんが、効果を変更するタイプの妨害効果は無効化されない効果に対して機能(無効にしているわけではなく、効果を本来の効果とは違う効果に変更しているだけなので)でき、さらにこのタイプの妨害効果の中では珍しく魔法や罠にも触れられ、尚且つその効果の内容に問わずに発動できるという実は結構すごいカードだったりします
相手の効果によって手札から墓地に捨てる効果に変更するため、暗黒界モンスターを手札から墓地に捨てて相手の効果で手札から墓地に捨てられた場合の効果を発動することができるため、《暗黒界の軍神 シルバ》の手札2枚ハンデスや《暗黒界の武神 ゴルド》の相手場カード2枚まで破壊、《暗黒界の鬼神 ケルト》や《暗黒界の隠者 パアル》を用いて《超魔神イド》を相手場に守備表示で特殊召喚してあらゆる召喚が出来なくなるイドロックを行うなど追加で妨害を行えちゃいます
暗黒界モンスター以外でも効果で墓地に送られることがトリガーとなるモンスター効果(ティアラメンツ、未界域、シャドールetc...)を用いるのもイイネ
ただし、魔法、罠の墓地効果や、変更した後の効果の都合上ハンドレス状態だと発動できない点には注意しよう

②の効果はフィールドから離れた場合に墓地or除外ゾーンの《暗黒界の龍神 グラファ》を特殊召喚し、手札があるプレイヤーに自身で手札を1枚選択して捨てさせる効果
《沼地の魔神王》等の融合素材代用モンスターと共に出張させていることが多いのもあって①の効果と比べるとなかなか見かける機会がないですが、登極前の《暗黒界の龍神 グラファ》を特殊召喚できるのはもちろん、ハンデス効果を追加で行うのがよく、相手に対してならハンデスによる妨害、自分に対してなら暗黒界モンスターを手札から墓地に捨てられれば暗黒界モンスターの効果で手札から墓地へ捨てられた場合の効果を発動できるのがイイですね
さらに②の効果のトリガーが「相手によってフィールドから離れた場合」とユルユルなので、たとえ相手が《禁じられた一滴》 や《冥王結界波》、《原石の穿光》などで ①の効果を機能させずに除去したとしても②の効果で後続の《暗黒界の龍神 グラファ》特殊召喚+ハンデスの妨害を行えるので、相手からしたら除去をしてもしなくても妨害を行ってくるかなり厄介な存在だと言えます(《月女神の鏃》？《厄災の星ティ・フォン》？知ら管)

総じて暗黒界デッキの切り札として大いに活躍してくれるでしょう