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第一章 ー転生①ー 作:T@KAKKU☆
第一章 ―転生―
○町
大会終了後、表彰式が終わり、ユウナと竜太は町内をぶらついていた
ユウナ「へっへ~!ぶいっ!」
優勝トロフィーを竜太に見せびらかし、回転しながら歩くユウナ
竜太「へいへい、わかったからちゃんと前見て歩けよ・・・」
ユウナ「だって嬉しいんだもん!ついに大会で優勝できたのよ?こんなに嬉しいことないじゃない!」
竜太「あ~、もうわかったっての」
ウンザリする竜太。すると次の瞬間
ユウナ「・・・竜太は、嬉しくないの?」
急にユウナの表情が変わった
竜太「え・・・?」
ユウナ「私が優勝して・・・」
竜太「・・・そ、そんなわけないだろ!嬉しいに決まってるじゃないか!」
ユウナ「ホントに・・・?」
竜太「ほ、ホントだって!だからそんな顔すんなって・・・!」
突然のことに、慌てふためく竜太。だが、次の瞬間
ユウナ「・・・ぷっ」
竜太「?」
ユウナ「ククク・・・、あははははは!」
急に笑い出すユウナ
竜太「???」
すると次の瞬間
ユウナ「なーんてね♪バッカじゃないの?こんな演技に騙されるなんて♪」
竜太「なっ・・・!?」
ユウナ「涙は女の武器ってね。よ~く覚えておきなさい♪」
竜太「くっ・・・!コ、コイツ・・・!」
あっけらかんとした表情で先に進むユウナ。しかし次の瞬間
ユウナ「でも・・・」
竜太「?」
ユウナ「きっとあのとき、あんたの応援がなければ、私、多分負けてた。あれはきっと『見えるけど見えないもの』の力が働いたんだと思う・・・。だから・・・ありがとね・・・!」
竜太「ユウナ・・・」
振り向き笑顔で言われたその言葉に、竜太は何も言うことができなかった
その後、二人は住宅街へとやってきた
ユウナ「・・・それにしても、何であんたは予選で負けてんのよ?」
竜太「う!そ、そんなこと言ったってしょうがないだろ。俺の切り札、『バスター・ブレイダー』が来なかったんだから!」
ユウナ「何よそれ?もう、せっかく私がわざわざ特訓までしてあげたって言うのに、これじゃ何の意味もないじゃない。大体、あんたのデュエルは直線的すぎんのよ」
すると次の瞬間
竜太「うるさいな。俺はそういうデュエルしかできないの」
ユウナ「はいはい。そーでしたね」
呆れたように返すユウナ。しかし次の瞬間
ユウナ「・・・まぁ、そこがいいところではあるんだけど(ボソッ)・・・」
竜太「ん?何か言ったか?」
ユウナ「えっ!?い、いや別にっ!」
と、そのとき
?「あ~っ、ボールがぁ~っ!」
二人「!?」
突如、二人の前の公園の入り口から、サッカーボールが勢いよく飛び出してきた。すると次の瞬間。それを追いかけて小さな子供も飛び出してきた
ユウナ「ちょ、ちょっと!危ないよ!」
だが子供はそのままボールを追いかけていく。すると次の瞬間
パッパーッ
二人「!!」
あろうことか、前方から車が猛スピードで迫ってきた
竜太「おい!ヤバイぞ、あれ!?」
すると次の瞬間
ユウナ「竜太!これお願い!」
バッ!
突如、持っていたトロフィーを竜太に投げるユウナ
竜太「え!?ちょ、ユウナ!?」
すると次の瞬間。ユウナは一目散に子供の元へ向かって走り出した
ユウナ「今行くわ!」
だが車は見る見る子供に近づいていく。すると次の瞬間
子供「!?」
ようやく子供が車に気づいた。しかし、恐怖のあまり逃げることができない
竜太「もうダメだ!間に合わない!」
ユウナ「まだよ!まだ間に合うっ!」
そして次の瞬間
ユウナ「間に合えーーーっ!」
ドンッ
子供「!」
間一髪間に合ったユウナは、子供を路肩へはじき飛ばした
ユウナ「よかった。これで・・・」
だが、次の瞬間
ユウナ「!!!」
キキーッ! ドーン!
車はユウナに激突。衝撃で吹き飛ばされたユウナの体は、激しく路面に打ち付けられた
竜太「ユウナーーーッ!!!」
すぐさま駆け寄り、ユウナの体を抱き起す竜太
竜太「おい!ユウナ!?大丈夫か!?しっかりしろ!」
ユウナ「・・・」
しかし、ユウナはピクリとも動かない
竜太「おい!おいってば!」
子供「うわ~~~ん!お姉ちゃ~ん!」
野次馬(ざわざわ・・・なんだ?事故か・・・?)
竜太「おい!誰か!早く救急車を呼んでくれ!早く!」
騒然となる現場。そんな中、ユウナの意識は徐々に遠のいていった
竜太「おい!しっかりしろ!ユウナ!ユウナ!」
ユウナ「(・・・竜・・・太・・・?)」
薄れゆく意識の中で、竜太の声に耳を傾けるユウナ
竜太「頼む!頼むから起き上がってくれ!」
ユウナ「(竜太・・・ゴメン。でも、無理だよ。体に力が入らないよ・・・)」
竜太「ユウナ!死ぬな!」
ユウナ「(ホントにゴメン。こんなことになるんなら、あんたともっとデュエルしとくんだったね・・・)」
竜太「ユウナ!ユウナ!」
ユウナ「(じゃあ・・・ね・・・)」
ガクッ
竜太「!!!ユウナ!おいユウナ!ユウナァーーーッ!!!」
竜太の叫びとともに、ユウナの意識は消失した
続く
○町
大会終了後、表彰式が終わり、ユウナと竜太は町内をぶらついていた
ユウナ「へっへ~!ぶいっ!」
優勝トロフィーを竜太に見せびらかし、回転しながら歩くユウナ
竜太「へいへい、わかったからちゃんと前見て歩けよ・・・」
ユウナ「だって嬉しいんだもん!ついに大会で優勝できたのよ?こんなに嬉しいことないじゃない!」
竜太「あ~、もうわかったっての」
ウンザリする竜太。すると次の瞬間
ユウナ「・・・竜太は、嬉しくないの?」
急にユウナの表情が変わった
竜太「え・・・?」
ユウナ「私が優勝して・・・」
竜太「・・・そ、そんなわけないだろ!嬉しいに決まってるじゃないか!」
ユウナ「ホントに・・・?」
竜太「ほ、ホントだって!だからそんな顔すんなって・・・!」
突然のことに、慌てふためく竜太。だが、次の瞬間
ユウナ「・・・ぷっ」
竜太「?」
ユウナ「ククク・・・、あははははは!」
急に笑い出すユウナ
竜太「???」
すると次の瞬間
ユウナ「なーんてね♪バッカじゃないの?こんな演技に騙されるなんて♪」
竜太「なっ・・・!?」
ユウナ「涙は女の武器ってね。よ~く覚えておきなさい♪」
竜太「くっ・・・!コ、コイツ・・・!」
あっけらかんとした表情で先に進むユウナ。しかし次の瞬間
ユウナ「でも・・・」
竜太「?」
ユウナ「きっとあのとき、あんたの応援がなければ、私、多分負けてた。あれはきっと『見えるけど見えないもの』の力が働いたんだと思う・・・。だから・・・ありがとね・・・!」
竜太「ユウナ・・・」
振り向き笑顔で言われたその言葉に、竜太は何も言うことができなかった
その後、二人は住宅街へとやってきた
ユウナ「・・・それにしても、何であんたは予選で負けてんのよ?」
竜太「う!そ、そんなこと言ったってしょうがないだろ。俺の切り札、『バスター・ブレイダー』が来なかったんだから!」
ユウナ「何よそれ?もう、せっかく私がわざわざ特訓までしてあげたって言うのに、これじゃ何の意味もないじゃない。大体、あんたのデュエルは直線的すぎんのよ」
すると次の瞬間
竜太「うるさいな。俺はそういうデュエルしかできないの」
ユウナ「はいはい。そーでしたね」
呆れたように返すユウナ。しかし次の瞬間
ユウナ「・・・まぁ、そこがいいところではあるんだけど(ボソッ)・・・」
竜太「ん?何か言ったか?」
ユウナ「えっ!?い、いや別にっ!」
と、そのとき
?「あ~っ、ボールがぁ~っ!」
二人「!?」
突如、二人の前の公園の入り口から、サッカーボールが勢いよく飛び出してきた。すると次の瞬間。それを追いかけて小さな子供も飛び出してきた
ユウナ「ちょ、ちょっと!危ないよ!」
だが子供はそのままボールを追いかけていく。すると次の瞬間
パッパーッ
二人「!!」
あろうことか、前方から車が猛スピードで迫ってきた
竜太「おい!ヤバイぞ、あれ!?」
すると次の瞬間
ユウナ「竜太!これお願い!」
バッ!
突如、持っていたトロフィーを竜太に投げるユウナ
竜太「え!?ちょ、ユウナ!?」
すると次の瞬間。ユウナは一目散に子供の元へ向かって走り出した
ユウナ「今行くわ!」
だが車は見る見る子供に近づいていく。すると次の瞬間
子供「!?」
ようやく子供が車に気づいた。しかし、恐怖のあまり逃げることができない
竜太「もうダメだ!間に合わない!」
ユウナ「まだよ!まだ間に合うっ!」
そして次の瞬間
ユウナ「間に合えーーーっ!」
ドンッ
子供「!」
間一髪間に合ったユウナは、子供を路肩へはじき飛ばした
ユウナ「よかった。これで・・・」
だが、次の瞬間
ユウナ「!!!」
キキーッ! ドーン!
車はユウナに激突。衝撃で吹き飛ばされたユウナの体は、激しく路面に打ち付けられた
竜太「ユウナーーーッ!!!」
すぐさま駆け寄り、ユウナの体を抱き起す竜太
竜太「おい!ユウナ!?大丈夫か!?しっかりしろ!」
ユウナ「・・・」
しかし、ユウナはピクリとも動かない
竜太「おい!おいってば!」
子供「うわ~~~ん!お姉ちゃ~ん!」
野次馬(ざわざわ・・・なんだ?事故か・・・?)
竜太「おい!誰か!早く救急車を呼んでくれ!早く!」
騒然となる現場。そんな中、ユウナの意識は徐々に遠のいていった
竜太「おい!しっかりしろ!ユウナ!ユウナ!」
ユウナ「(・・・竜・・・太・・・?)」
薄れゆく意識の中で、竜太の声に耳を傾けるユウナ
竜太「頼む!頼むから起き上がってくれ!」
ユウナ「(竜太・・・ゴメン。でも、無理だよ。体に力が入らないよ・・・)」
竜太「ユウナ!死ぬな!」
ユウナ「(ホントにゴメン。こんなことになるんなら、あんたともっとデュエルしとくんだったね・・・)」
竜太「ユウナ!ユウナ!」
ユウナ「(じゃあ・・・ね・・・)」
ガクッ
竜太「!!!ユウナ!おいユウナ!ユウナァーーーッ!!!」
竜太の叫びとともに、ユウナの意識は消失した
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