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第三章 ー決闘(ディアハ)⑥ー 作:T@KAKKU☆
マハード「やはり・・・か・・・!」
その様子を見て、思わず顔をしかめるマハード。すると次の瞬間
町民1「おお!あれは神官・セト様!もしやさっきの攻撃は、あの方のものだったのか!」
町民2「さすがはセト様だ!マハード様が手を焼いたあの竜を、たったの一撃で倒してしまわれるなんて!」
町民3「あの若さで神官に抜擢されただけのことはある!」
町民4「キャーッ!セト様カッコイイーッ!」
セトの雄姿に、沸く群衆。すると次の瞬間
ユウナ「(神官・セト・・・?一体何者なのかしら・・・?あのドラゴンを一撃で倒しちゃうなんて・・・。・・・もしかして、お師匠サマの知り合い・・・なのかな・・・?)」
その様子を群衆から見ているユウナ。だが、次の瞬間
ユウナ「(・・・でも、あとから出てきていいとこ取りするなんて、ちょっとヒドくない!?・・・まぁおかげでお師匠サマとあの子は助かったけど、今までずっと頑張ってたのはお師匠サマの方なのにッ!)」
憤るユウナ。すると次の瞬間。セトはマハードのいる方へと歩き始めた
マハード「・・・すなまい、神官セト。おかげで助かった・・・」
近づいて来たセトに、礼を言うマハード。だが、次の瞬間
セト「・・・マハード。貴様、一体何をやっているんだッ!?」
マハード&ユウナ「!?」
突如、セトが怒声を張り上げた
セト「神官ともあろう者が、何という姿だ!まったく、私が来なかったら、さらに被害が拡大していたところだったぞッ!」
マハード「!」
セト「それに、仮にも貴様は王都の警備責任者であろう!それが、あのような雑魚を相手に苦戦しているようでは、国民にも示しがつかん!」
マハード「・・・面目ない・・・」
セトの叱責に、返す言葉がないマハード。すると次の瞬間
セト「よいか、この事は後でファラオにもキッチリご報告しておく。どのような処罰が下されるか、覚悟しておくんだなッ!」
マハード「・・・」
セトの言葉に、俯き黙るしかないマハード。すると次の瞬間
ユウナ「・・・・・・な、なななな、何あの人!?急に出て来ていいとこ取りしたと思ったら、今度はいきなりお説教!?これじゃ、まるで全部お師匠サマが悪いみたいじゃないの!?何よエラソーに!自分だって遅れて来てるじゃない!それが一体何サマのつもりよ!?ムキーッ!腹立つーーーッ!」
その様子を見て、怒りが込み上げるユウナ。すると次の瞬間
セト「・・・まったく、ファラオも何故貴様のような無能な人間を神官になどしたのやら・・・」
マハードを見下げ、蔑むように呟くセト
マハード「くっ・・・!」
言い返せないマハード。すると次の瞬間
ユウナ「・・・・・・もう、ガマンできないッ!」
ダッ!
突如、その場から飛び出して行くユウナ。そして次の瞬間
ザッ!
セト&マハード「!?」
ユウナ「ちょっとあんた!待ちなさいよッ!」
二人の前に立ち塞がるユウナ
セト「なんだ、貴様はッ!?」
マハード「マ、マナ!?ど、どうしてここにッ!?」
町民(ざわざわ・・・なんだ?あの娘は・・・?)
突然のことに、驚く一同。すると次の瞬間
ユウナ「さっきから聞いてりゃ、あんた一体何サマよ!?エラソーに!お師匠サマを助けてくれたことには感謝するわ。でも、お師匠サマがいなかったら、今頃町はもっと滅茶苦茶になってたのよ!?それをまるでお師匠サマが悪いみたいに言うなんて、一体どういうつもりよッ!?」
セトを指さし、叫ぶユウナ。さらに次の瞬間
ユウナ「それに、見なさいッ!」
セト「?」
突如、竜の倒れている方を指さすユウナ。すると次の瞬間
子供「ママーーーッ!」
母親「ぼうやっ!」
そこには母親と抱き合っている先ほどの子供の姿があった
セト「・・・!」
ユウナ「さっきお師匠サマが攻撃できなかったのは、ドラゴンの側にあの子がいたからよ!それなのに、あんたは何も躊躇いもなく攻撃したりして!もし、攻撃があの子に当たっていたら、一体どうするつもりだったのよッ!?」
セト「・・・」
ユウナの言葉に、無言で表情一つ変えずに聞いているセト。すると次の瞬間
マハード「やめろ、マナ!」
ユウナ「!?」
見かねたマハードが止めに入った
マハード「もうよせ!この者が来なければ、あの子を助けることはできなかった。それは紛れもない事実だッ!」
ユウナ「・・・!」
マハードの指摘に、一瞬たじろぐユウナ。だが、次の瞬間
ユウナ「・・・で、でもお師匠サマ!お師匠サマは何も悪くないのに、言われっぱなしで悔しくないの!?」
マハード「そ、それは・・・!」
口ごもるマハード。すると次の瞬間
セト「・・・マハード」
マハード「!?」
突如、それまで無言を貫いていたセトが、おもむろに口を開いた。すると次の瞬間
セト「この小娘は貴様の弟子なのか?」
マハードに尋ねるセト。すると次の瞬間
ユウナ「小娘じゃないわ!私はお師匠サマの一番弟子、マナよッ!」
胸に手を当て、高らかに宣言するユウナ。すると次の瞬間
セト「・・・ククククク・・・」
ユウナ&マハード「!?」
セト「ワハハハハハッ!」
突如、セトが声を上げて笑い出した
続く
その様子を見て、思わず顔をしかめるマハード。すると次の瞬間
町民1「おお!あれは神官・セト様!もしやさっきの攻撃は、あの方のものだったのか!」
町民2「さすがはセト様だ!マハード様が手を焼いたあの竜を、たったの一撃で倒してしまわれるなんて!」
町民3「あの若さで神官に抜擢されただけのことはある!」
町民4「キャーッ!セト様カッコイイーッ!」
セトの雄姿に、沸く群衆。すると次の瞬間
ユウナ「(神官・セト・・・?一体何者なのかしら・・・?あのドラゴンを一撃で倒しちゃうなんて・・・。・・・もしかして、お師匠サマの知り合い・・・なのかな・・・?)」
その様子を群衆から見ているユウナ。だが、次の瞬間
ユウナ「(・・・でも、あとから出てきていいとこ取りするなんて、ちょっとヒドくない!?・・・まぁおかげでお師匠サマとあの子は助かったけど、今までずっと頑張ってたのはお師匠サマの方なのにッ!)」
憤るユウナ。すると次の瞬間。セトはマハードのいる方へと歩き始めた
マハード「・・・すなまい、神官セト。おかげで助かった・・・」
近づいて来たセトに、礼を言うマハード。だが、次の瞬間
セト「・・・マハード。貴様、一体何をやっているんだッ!?」
マハード&ユウナ「!?」
突如、セトが怒声を張り上げた
セト「神官ともあろう者が、何という姿だ!まったく、私が来なかったら、さらに被害が拡大していたところだったぞッ!」
マハード「!」
セト「それに、仮にも貴様は王都の警備責任者であろう!それが、あのような雑魚を相手に苦戦しているようでは、国民にも示しがつかん!」
マハード「・・・面目ない・・・」
セトの叱責に、返す言葉がないマハード。すると次の瞬間
セト「よいか、この事は後でファラオにもキッチリご報告しておく。どのような処罰が下されるか、覚悟しておくんだなッ!」
マハード「・・・」
セトの言葉に、俯き黙るしかないマハード。すると次の瞬間
ユウナ「・・・・・・な、なななな、何あの人!?急に出て来ていいとこ取りしたと思ったら、今度はいきなりお説教!?これじゃ、まるで全部お師匠サマが悪いみたいじゃないの!?何よエラソーに!自分だって遅れて来てるじゃない!それが一体何サマのつもりよ!?ムキーッ!腹立つーーーッ!」
その様子を見て、怒りが込み上げるユウナ。すると次の瞬間
セト「・・・まったく、ファラオも何故貴様のような無能な人間を神官になどしたのやら・・・」
マハードを見下げ、蔑むように呟くセト
マハード「くっ・・・!」
言い返せないマハード。すると次の瞬間
ユウナ「・・・・・・もう、ガマンできないッ!」
ダッ!
突如、その場から飛び出して行くユウナ。そして次の瞬間
ザッ!
セト&マハード「!?」
ユウナ「ちょっとあんた!待ちなさいよッ!」
二人の前に立ち塞がるユウナ
セト「なんだ、貴様はッ!?」
マハード「マ、マナ!?ど、どうしてここにッ!?」
町民(ざわざわ・・・なんだ?あの娘は・・・?)
突然のことに、驚く一同。すると次の瞬間
ユウナ「さっきから聞いてりゃ、あんた一体何サマよ!?エラソーに!お師匠サマを助けてくれたことには感謝するわ。でも、お師匠サマがいなかったら、今頃町はもっと滅茶苦茶になってたのよ!?それをまるでお師匠サマが悪いみたいに言うなんて、一体どういうつもりよッ!?」
セトを指さし、叫ぶユウナ。さらに次の瞬間
ユウナ「それに、見なさいッ!」
セト「?」
突如、竜の倒れている方を指さすユウナ。すると次の瞬間
子供「ママーーーッ!」
母親「ぼうやっ!」
そこには母親と抱き合っている先ほどの子供の姿があった
セト「・・・!」
ユウナ「さっきお師匠サマが攻撃できなかったのは、ドラゴンの側にあの子がいたからよ!それなのに、あんたは何も躊躇いもなく攻撃したりして!もし、攻撃があの子に当たっていたら、一体どうするつもりだったのよッ!?」
セト「・・・」
ユウナの言葉に、無言で表情一つ変えずに聞いているセト。すると次の瞬間
マハード「やめろ、マナ!」
ユウナ「!?」
見かねたマハードが止めに入った
マハード「もうよせ!この者が来なければ、あの子を助けることはできなかった。それは紛れもない事実だッ!」
ユウナ「・・・!」
マハードの指摘に、一瞬たじろぐユウナ。だが、次の瞬間
ユウナ「・・・で、でもお師匠サマ!お師匠サマは何も悪くないのに、言われっぱなしで悔しくないの!?」
マハード「そ、それは・・・!」
口ごもるマハード。すると次の瞬間
セト「・・・マハード」
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セト「この小娘は貴様の弟子なのか?」
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胸に手を当て、高らかに宣言するユウナ。すると次の瞬間
セト「・・・ククククク・・・」
ユウナ&マハード「!?」
セト「ワハハハハハッ!」
突如、セトが声を上げて笑い出した
続く
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