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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第三章 ー決闘(ディアハ)②ー

第三章 ー決闘(ディアハ)②ー 作:T@KAKKU☆

○家の外

 その後、家から出たマハードは外で出発の準備をしている。すると次の瞬間

ユウナ「・・・待って~ッ!お師匠サマ~ッ!」

 ユウナが走ってやってきた

マハード「なんだ?まだついてくるつもりか?」

 すると次の瞬間

ユウナ「ち、違いますヨ!せめて、お見送りぐらいはしようと思って・・・(だってこれ以上怒らせたら、ホントに魔法で消されちゃいそうだし・・・)」

マハード「そうか。ならいい。大人しくしていれば、土産くらいは買ってきてやるからな」

 すると次の瞬間。ユウナはあることに気付いた

ユウナ「?」

 ヒヒーン! ブルルルル・・・

 準備をしているマハードの横には、黒い馬の姿があった

マハード「どうした?」

ユウナ「あれ?お馬さん・・・?これに乗って行くんですか?」

マハード「ああ、そうだ」

 すると次の瞬間

ユウナ「え?なんで?今日はあの『どこでも○ア』は使わないの?」

マハード「『どこでも○ア』?なんだそれは?」

ユウナ「あ、すいません。それはこっちの話。なんちゃらの扉?ってやつです」

マハード「ああ、『次元の扉』か。今日は使わん」

ユウナ「どうしてですか?あれならすぐ町に行けるんじゃ・・・?」

 すると次の瞬間。マハードの表情が変わった

マハード「・・・いいか、マナ。よく聞きなさい。魔術というものは、本来『使うべき時』にしか使ってはいけないのものなのだ」

ユウナ「え・・・?」

マハード「何故だと思う?」

ユウナ「さぁ・・・?」

 突然の問いに、首をかしげるしかないユウナ。すると次の瞬間

マハード「・・・それは、私たちが目指すべきもの、それが『魔導士』だからだ」

ユウナ「『魔導士』・・・?『魔法使い』じゃなくて?」

 すると次の瞬間

マハード「お前や世間一般で言うところの『魔法使い』や『魔術師』とは、自らの為に魔法を使う者たちのことだ。しかし、それではせっかく得た力を、ただ自分の為に使っているに過ぎない。それではいけないと、私は思うのだ」

ユウナ「・・・」

 すると次の瞬間

マハード「ならどうあるべきなのか。答えは簡単だ。『魔導士』になればいいのだ」

ユウナ「『魔導士』・・・」

マハード「人々の為に魔法を使い、魔法によって人々を導く存在。それが『魔導士』だ」

ユウナ「・・・!」

マハード「そのような存在に、私はなりたいと思っている。そうなるためには、いつ何時魔力が必要になるかわからない。故に、私は常日頃から魔力を極力消費しないようにしているのだ」

ユウナ「・・・!」

マハード「だから・・・」

 すると次の瞬間

ユウナ「・・・お師匠サマ・・・」

マハード「?」

ユウナ「カッコイイーーーッ!!!」

マハード「!?」

ユウナ「なんだかよくわかんないけど、凄くいいこと言ってるような気がする!さっすが私のお師匠サマ!よっ、日本一!じゃなかった、エジプト一!」

 あからさまに持ち上げるユウナ。すると次の瞬間

マハード「・・・お前、ホントにわかってるのか・・・?」

 怪訝な表情のマハード

ユウナ「わかってますって!要は、魔法は世の為、人の為に使えってことでしょ?」

マハード「・・・まぁ、簡単に言えばそういうことだ」

ユウナ「わっかりましたぁーっ!」

 満面の笑顔で答えるユウナ。すると次の瞬間

マハード「わかったのなら、日頃から鍛錬は怠らないことだ。・・・では、行ってくる」

 そう言うと、マハードは颯爽と馬に飛び乗った。そして次の瞬間

 ヒヒーン! パカラッパカラッパカラッパカラッ・・・

 馬とともにその場を去っていった

ユウナ「いってらっしゃ~いっ!気を付けてね~っ!」

 その姿を手を振り見送るユウナ。しかし次の瞬間

ユウナ「・・・あれ?でも、それならさっき私に使ったのは一体なんだったの!?」

 一人でツッコむユウナ。だが、既にそこにマハードの姿はなかった

ユウナ「・・・ったく、なんか腑に落ちないわね・・・。まぁいいわ。お師匠サマも行っちゃったし、とりあえず家に戻・・・」

 家に戻ろうとするユウナ。と、そのとき

 ヒヒーン!

ユウナ「!?」

 突如、どこからともなく馬の鳴き声が聞こえてきた。思わず後ろを振り返るユウナ。だが、そこに馬の姿はなかった

ユウナ「え?あ、あれ?お師匠サマはもういないはずなのに、なんで馬の鳴き声が・・・?」

辺りを見回すユウナ。すると次の瞬間。ユウナはあることに気付く

ユウナ「・・・は!こ、これってもしかして・・・!」


続く
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