第102話　乱入　作：くちなし

☆★☆★

咲夜は、影物のクリスタルウィングによる衝撃で吹き飛ばされていた。

「うっ⋯⋯グ⋯⋯」

あのレイ、、あの時のレイじゃない。そう感じた。

レ「ハハハ⋯⋯どうだい？これが決闘龍の力だよ」

静かに言うレイ。咲夜は立つのがやっとの状態。その時、、

《ライフポイント⋯⋯マイナス2000》

レ「⋯⋯誰⋯⋯？」
咲「⋯⋯！桃⋯⋯！」

現れたのは白桃だ。走りながら、咲夜のもとへ来る。それと同時に、、

《ライフポイント⋯⋯マイナス2000》

もう1人。サイヤが来た。

サ「もう、、独り占めはズルいよ、レイ、一人より、二人の方がやりやすいでしょ」
レ「なんだ、やりたいならやりたいと言えばいいじゃないか」

咲夜はこの状況が呑み込めない。咲夜は白桃に手を引っ張られながら立ち上がる。

咲「気を付けて、、あれ、決闘龍、、」
桃「分かってるわ」
レ「さあ、再開しようよ、、このデュエルを、、」


《フィールド》
咲夜　LP4400　手札0
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン(ATK2800)

レイ
冥界龍ドラゴネクロ(ATK3000)
ダークソウルトークン(ATK3000)
黒羊トークン(DEF0)
スケープ・ゴースト(DEF0)


レ「僕は☆1の黒羊トークンに☆1のスケープ・ゴーストをチューニング！S召喚、焔紫竜ピュラリス！ 」


『焔紫竜ピュラリス』　炎属性、爬虫類族、☆2、S効果チューナー
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体
①このカードがフィールド上から墓地へ送られた時に発動する。
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力を５００ダウンする。


レ「僕はこれでターンエンドだよ」


Turn03　player 白桃　手札5→6

「私は手札を1枚捨て、クイック・シンクロンを特殊召喚！」

『クイック・シンクロン』　風属性、機械族、☆5、効果チューナー　(要約)
このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてＳ素材にできる。又、このカードをＳ素材とする場合、
「シンクロン」チューナーを素材とするＳモンスターのＳ召喚にしか使用できない。
①このカードは手札のモンスター１体を墓地へ送り、
手札から特殊召喚できる。


「さらに、ジャンク・シンクロンを召喚！」

『ジャンク・シンクロン』　闇属性、戦士族、☆3、効果チューナー　(要約)
①召喚成功時に発動できる。墓地の☆2以下のモンスター1体を効果を無効にし、守備表示で特殊召喚する。

「効果で、墓地に捨てたボルト・ヘッジホッグを特殊召喚！」

『ボルト・ヘッジホッグ』　地属性、機械族、☆2、効果モンスター
①自分の場にチューナーが存在する場合に発動できる。自分メインフェイズにこのカードを墓地から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。


「私は☆2のボルト・ヘッジホッグに☆3のジャンク・シンクロンをチューニング！「集いし力が新たな地平へ導く光となる！」S召喚！アクセル・シンクロン！」

『アクセル・シンクロン』　闇属性、機械族、☆5、S効果チューナー
自分は「アクセル・シンクロン」を1ターンに1度しかS召喚できない。
①ターンに１度、デッキから「シンクロン」モンスター１体を墓地へ送り、以下の効果から１つを選択して発動できる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを上げる。
●墓地へ送ったそのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを下げる。
②相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをＳ素材としてＳ召喚する。

「アクセル・シンクロン、、、」

「アクセル・シンクロンの効果！デッキからジェット・シンクロンを墓地へ送り、☆を1つ上げる！」

アクセル・シンクロン　☆5→6

「自分の場にチューナーが居る時、墓地のこのカードをを特殊召喚できる！蘇って、ボルト・ヘッジホッグ！」

「私は☆2のボルト・ヘッジホッグに☆6となったアクセル・シンクロンをチューニング！星流れ、煌く一筋の
　龍よ⋯希望へ繋ぐ光となれ！」S召喚！閃光竜 スターダスト！」

『閃珖竜 スターダスト』　光属性、ドラゴン族、☆8、S効果モンスター
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
①１ターンに１度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード１枚を選択して発動できる。
選択したカードは、１度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

「決闘龍、、！」

白桃の場に白い翼を輝かせた竜が舞う。スターダストはドラゴネクロに向かって咆哮をあげる。

「私はカードを2枚伏せてターンエンド」

★☆★☆

その頃ルカナは、、デュエル宣言を終えた所だった。

《フィールド》
ヒロト
Kozmo－ダークシミター(ATK3000)
Kozmo－ドロッセル(ATK1500)
銀河特攻
伏せカード1枚(Kozmo－エナジー・アーツ確定)

咲→ルカナ
エンシェント・フェアリー・ドラゴン(DEF3000)
バトルフレーム・ガードナー(DEF2500)
伏せカード3枚


Turn28(続き)　player 咲→ルカナ　手札5→6


「私はエンシェント・フェアリー・ドラゴンの効果を発動！手札から☆4以下のモンスターを特殊召喚する！」

「⋯⋯」

「私は月光彩雛を特殊召喚！」


『月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)』　闇属性、獣戦士族、☆4、効果モンスター(要約)
①１ターンに１度、デッキ・EXデッキから「ムーンライト」モンスター１体を墓地へ送って発動できる。
　このターン、このカードを融合素材とする場合、墓地へ送ったそのモンスターの同名カードとして融合素材にできる。
②このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地の「融合」１枚をそのカードを手札に加える事が出来る。
③このカードが除外された場合に発動できる。このターン、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。


「私はAR ライト・コールを発動！」


『AR ライトコール』　通常魔法(オリジナル)
自分は「AR ライトコール」を1ターンに1度しか発動できない。
①場に光属性モンスターが存在する時に自分の場のモンスター1体をリリースして発動できる。
　デッキから光属性モンスター1愛を手札に加える。


「バトルフレーム・ガードナーを除外する！私が加えるのは、月光白兎！」

ダークシミターの打点は3000．月光彩雛が存在している事によって、月光融合モンスターである
「月光舞獅子姫」の融合召喚は可能であるが、エンシェント・フェアリー・ドラゴンの効果の代償として、
バトルが出来ない状況下にあるので、ルカナは、盤面を整えようと考えていた。

「私は、手札の月光黒羊を捨て、デッキから融合を手札に加える！」

『月光黒羊』　闇属性、獣戦士族、☆2、効果モンスター
①このカードを手札から捨て、以下の効果から１つを選択して発動できる。
●「月光黒羊」以外の自分の墓地の「ムーンライト」モンスター１体を選んで手札に加える。
●デッキから「融合」１枚を手札に加える。
②このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。「月光黒羊」以外の、
自分のEXデッキの表側表示の「ムーンライト」Ｐモンスター又は自分の墓地の「ムーンライト」モンスター
　１体を選んで手札に加える。


「融合使い、、」

「そして、手札から、融合を発動し、手札の月光黒羊と場の月光彩雛を融合！融合召喚！現れよ！月明かりに踊る美しき獣！月光舞猫姫！」


『月光舞猫姫』　闇属性、獣戦士族、融合効果モンスター
「ムーンライト」モンスター×2
①このカードは戦闘では破壊されない。
②ターンに１度、自分メインフェイズ１にこのカード以外の自分フィールドの「ムーンライト」モンスター
　１体をリリースして発動できる。このターン、相手モンスターはそれぞれ１度だけ戦闘では破壊されず、
　このカードは全ての相手モンスターに２回ずつ攻撃できる。
③このカードの攻撃宣言時に発動する。相手に１００ダメージを与える。


「守備表示、、耐久か、、」

「私は融合素材に使った2体の効果を発動！月光黒羊の効果で月光彩雛を手札に戻し、月光彩雛の効果で
　墓地の融合1枚を手札に戻す！」

「、、、」

「そして、カードを2枚伏せ、月光彩雛を召喚！、、ターンエンドよ」

イ「凄い、、手札消費4枚で融合召喚した上に伏せカードまで置くなんて、、」
擬「Kozmoがどう動くのでしょうか、、？」


Turn29　player ヒロト　手札5→6

ヒ「⋯⋯期待外れだね、、」
ル「何だって⋯⋯？」
ヒ「1ターンぐらい猶予を上げてもいいかな、なんて思ってみてたけど、ここまでしかできないなんてね、、」

「Kozmo－エメラルドポリスを発動！その効果で、除外されているフェルブランを手札に戻し、LPを100失う、、」

ヒロトLP4000➡3900

「そして、今戻したフェルブランを召喚！バトル！ダークシミターで月光舞猫姫に攻撃！」

ダークシミターがビーム的な攻撃をするが、舞猫姫は戦闘破壊体制を備えている。

「舞猫姫は戦闘では破壊されない！」

「ドロッセルで月光彩雛を攻撃！」

「速攻魔法、瞬間融合、発動！場の舞猫姫と月光彩雛を融合する！」

「相手のバトル中に融合だと⋯⋯！？」

「黄色に輝く美しき獣よ、月明かりに踊る獣よ、今一つとなりて新たな獣を生み出さん！融合召喚！
　現れよ、☆8、月光舞豹姫！」

月光舞豹姫　ATK2800

「攻撃力2800、、バトルを中止する！エンドフェイズ時、フェルブランの効果で3枚のうちランダムに加える。
　さあ、選んでもらおうか」

「真ん中を選ぶ、、」

「手札に加えるのは、、Kozmo－スリップライダー！これでターンエンド。エンド時、瞬間融合の効果が
　切れて、月光舞豹姫は破壊される」

「速攻魔法、融合解除！舞豹姫を素材モンスターに戻す！戻れ、月光舞猫姫、月光彩雛！」

「瞬間融合の効果を打ち消したか、、改めて、ターンエンド」

☆★☆★

こちらは咲夜達。

レ「ねえサイヤ、、あのカードは持ってきたの？？」
サ「あのカード、、一応入ってるぞ、、けど、使うのか？」
レ「出しちゃえば？もっと嬲ってあげてよ」
サ「どうなっても知らないよ」
桃「あなた、、貴女もまさか、、」
咲「まさか、決闘龍を、、！？」


第103話へ続く