第111話　許さない　作：くちなし

☆★☆★

《フィールド》
咲夜　LP1700　手札2
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン　ATK3000
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン　ATK2800(現在は効果により4300)
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン　ATK2500
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン　ATK2500
天空の虹彩
オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン(Pゾーン、♦1)
エキセントリック・デーモン(Pゾーン、♦7)

早苗　LP2500　手札4
デストーイ・デアデビル　ATK3000

咲夜のスターヴ・ヴェノムの一撃で、早苗の場はガラ空き。

早「ック、、！」

「バトル！オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでダイレクトアタック！閃光のストライク・バースト！！」

早「手札から速攻のかかしを捨てて効果発動！攻撃を無効にし、バトルフェイズは終了となるわ」

『速攻のかかし』　地属性、機械族、☆1、効果モンスター　(要約)
①相手の直接攻撃宣言時に手札のこのカードを捨てて発動できる。
　その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。


「ターンエンド」


Turn49　TP 早苗　手札4➡5

「魔法カード、貪欲な壺を発動！」


『貪欲な壺』　通常魔法、制限カード　(要約)
自分は「貪欲な壺」をターンに1回しか発動できない。
①自分の墓地にあるモンスター5枚をデッキに戻し、その後、自分はデッキからカードを2枚ドローする。


「墓地のワイルドボウ、タイグリス、ブルホーン、モルモラット、ガガガガンマンを戻して、2枚ドロー！」

イ「さっきのモンスターが全部デッキに、、」
無「先ほどのを繰り返すつもりですね」

「魔法カード、手札断札を発動！」


『手札断殺』　速攻魔法　(要約)
①お互いに手札を2枚捨て、その後2枚ドローする。


咲「(しまった！手札の死者蘇生が、、)」
ル「げ、、！」
イ「どうしたの？」
み「咲夜くんがこの効果で捨てたカード、死者蘇生が、、」
桃「死者蘇生、！かなり強力なカードを失ったわね、、」
み「(いつの間に、、)」

早「その様子、かなり強力なカードを落とした様ね。私はいいものを引いたけど」
咲「、、、」

「手札から死者蘇生を発動するわ！」

『死者蘇生』　通常魔法　制限カード　(要約)
①自分又は相手の墓地のモンスター1体を対象にして発動する。
　そのモンスターを自分の場に特殊召喚する。

十二獣モルモラット　DEF0

咲「、、、」
ル「やっぱりあのネズミ、、！」
梨「、、」

※ここから、Ep110と同じ流れになります。変わるのは、、ブルホーンでサーチするモンスター位、、※

「私は、モルモラット1体でオーバーレイ！X召喚、十二獣ワイルドボウ！」

十二獣ワイルドボウ　ATK0　素材1

「そして、ワイルドボウでオーバーレイ！十二獣タイグリス！」

十二獣タイグリス　ATK0　素材2

「タイグリスの効果発動！X素材を1つ取り、墓地のモルモラットをX素材にする！」

「そして、タイグリスを素材にX召喚！十二獣ブルホーン！」

十二獣ブルホーン　ATK0　素材3

「ブルホーンの効果！X素材(モルモラット)を取って、デッキから通常召喚可能なモンスターを持ってくるわ」

咲「サーチ、、！」

「私が加えるのは、十二獣ヴァイパーよ！」

咲「、、」

「私はブルホーンでオーバーレイ！X召喚、十二獣ドランシア！」

十二獣ドランシア　DEF0　素材3

「私は手札の十二獣ヴァイパーの効果で、このカードをドランシアのX素材にする！」

咲「手札からX素材にする効果、、！」

「チェーンで、モルモラットの追加効果！ドランシアの素材を1つ取り、デッキのモルモラットを特殊召喚！」

咲「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの効果発動！その効果を無効にし、破壊する！」

「ならばドランシアの効果発動！クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンを破壊する！」

咲「墓地の復活の福音の効果発動！このカードを除外してクリスタルウィングの破壊を守る！これで、
クリスタルウィングの破壊と、モルモラットの特殊召喚は免れた！」

と、咲夜が思った瞬間、2つの違和感的な物を得る。1つは急に心臓が痛くなる。何かの鼓動を感じる痛み。もう1つは、早苗の手札から無言で何かが発動した事。

咲「福音の効果にチェーン、、！？」
早「、、AR 暴走惑星メタノイド・ボンバー、、発動、、！」


『AR 終焉惑星メタノイド・ボンバー』　通常魔法　(オリジナル)
①チェーン6以降に発動できる。このチェーンで、このカード以前に発動した効果を無効にし、相手の場に
存在する全てのカードを除外する。この効果に対して、相手は効果は発動できない。又、この効果で除外
されたモンスターは他のカード効果で特殊召喚できない。
②？？？


チェーン
1.十二獣ヴァイパー(手札→ドランシアの素材)
2．ドランシア(モルモラット追加効果、コストとして素材を1つ取り除く)
3．クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン(無効→破壊効果)
4．ドランシア(破壊効果)
5．復活の福音(コストとして自信を除外)
6．AR 終焉惑星メタノイド・ボンバー(チェーン1から5全無効、咲夜の場のカード全除外)


咲「な、、！？」
イ「全除外、、！？」
ル「咲夜はチェーン出来ないだって！？」
無「これを狙って、、」
み「ｱﾜﾜﾜﾜ､､､(дﾟ)」

フィールドのど真ん中に爆弾みたいなものが現れやがった。

「メタノイド・ボンバーの効果発動！！」

次の瞬間、そのカードから出てきた爆弾らしき物は爆発し、フィールド全体を呑み込む。
コースは真っ白に
包まれ、誰も、その姿を確認する事は出来なかった。

イ「咲夜！」
ル「咲夜、、！！」
無「、、！」
梨「、、、チート。。。」

「メタノイド・ボンバーのもう1つの効果、、！この効果で除外されたモンスターのそう攻撃力÷発動時の
相手の手札と場のカードのダメージを与えるわ！」

イ「咲夜の場の総攻撃力、、」
み「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの3000、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの2800、、、」
梨「10800、、」
ル「10800！？それを、あの時の手札は2枚+場の7枚、、、9で割るんだ、、」
無「1200ですね」

3000+2800+2500+2500=10800　　10800÷9=1200

咲夜LP1700➡300

「私はターンエンド」

咲「、、」
早「どう？強くなったでしょ？お兄ちゃんのカードは皆除外されちゃったねｗｗ絆なんて簡単に壊れるのよ。
絆なんてゴミみたいな物、紙クズにも等しいわ！絆なんて甘えた事を一丁前に掲げている奴を見ると虫唾が走るのよ！
見損なったわよ、お兄ちゃん。こんなに弱くなっちゃって、、哀れね。こんなお兄ちゃんと一緒に居る人達って」

私はこれでターンエンド、と言う早苗に対し、咲夜は黙ったまま。

梨「、、！？」

咲も本を読むのを止め、咲夜の体を見る。

桃「危ない！しゃがんで！！」

白桃がそう言うと、イリアとルカナの頭を地面に押し付ける。咲も無花果と朝比奈さんに同じことをする。

ル「痛って、、！！何するんだよ！！」
イ「ちょっと、放してよ！」
み「ひぇぇぇ、、！お、音梨さん、痛いですぅぅ、、」

咲夜の手が、早苗の言葉に反応する。

咲「、、僕の事はいくら言おうとも構わない、、」
早「、、？ｗｗ」
咲「だけど、仲間を馬鹿にしたり、傷つけるヤツは許さない、、、！！！」

すると、あたり一帯が黒い靄みたいな物に包まれる。それを押さえつけられながら見ていた。すると、音沙汰無く
平面上にあるこのピットに、会場全体に大きな揺れが起こる。まるで震度6弱の地震みたいな強い揺れが。

み「ひぃぃ、、、！」
ル「うわっ、、！」
無「な、何が起こってるんですか！？」
梨「、、、」
桃「咲夜、、！！」

その靄みたいな物が晴れた時、、咲夜の服は逆立って、目が真っ赤に染まっていた。

咲「仲間を馬鹿にするやつは、、許さない、、！！！」
早「なに、、お兄、、ちゃん、、？」


Turn50　TP 咲夜　手札2➡3　

「ドロー！！」

早苗は少しおびえている様子。

「俺は、、生命帰還ーリバイバル・ライフー発動、、！」


『生命帰還ーリバイバル・ライフー』　通常魔法　(オリジナル)
このカードの発動後、自分はモンスターを召喚、特殊召喚、反転召喚が出来ず、カードのセットも出来ない。
①相手の場にS、X、融合、Pのいずれかのモンスターが1体のみ存在し、自分の場に何もカードがなく、除外
されているモンスターが10体以上の時に発動できる。そのうちの5体を自分の場に攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの数×1000の数値分、相手LPを回復する。
②発動したターンのエンドフェイズに発動する。①の効果で特殊召喚されたカードを除外し、除外した
モンスターの元々の攻撃力分の合計のダメージを自分は受ける。


早「除外されているあらゆるモンスターの中から5体を特殊召喚！？でも、メタノイド・ボンバーの効果で除外されたモンスターは特殊召喚できないわよ！」

「まだある、、！！仲間から貰ったモンスターがな、、！！」

そう、イリア、白桃、無花果、咲、ルカナ、ハルヒ、そして咲夜。5人のSモンスターがいる。

「俺は、、この5体を特殊召喚！！」

スターダスト・ドラゴン　ATK2500
閃珖竜スターダスト　ATK2500
閃珖竜アサルト・スターダスト　ATK3500
琰魔竜レッド・デーモン・アビス　ATK3500
エンシェント・フェアリー・ドラゴン　ATK2500

早「Sモンスターが5体、、！！？」

早苗LP2500➡7500

「バトル！！スターダスト・ドラゴンで十二獣ドランシアに攻撃！！」

早「ドランシアの効果発動！X素材を1つ取り、アサルト・スターダストを破壊する！」

「無駄だ！レッド・デーモン・アビスにはターンに1回、効果を無効にできる！よって、ドランシアの効果は無効！」

スターダスト・ドラゴン　ATK2500
十二獣ドランシア　DEF0

ドランシアは守備表示。ダメージは0。咲夜は止まらない。

「エンシェント・フェアリー・ドラゴンでダイレクトアタック！！！」

エンシェント・フェアリー・ドラゴン　ATK2500

早苗LP7500➡5000

「閃光竜スターダストでダイレクトアタック！」

早「墓地のネクロ・ガードナーの効果！このカードを除外し、攻撃を無効にする！」

「まだだ！閃珖竜アサルト・スターダストでダイレクトアタック！！！」

閃珖竜アサルト・スターダスト　ATK3500

早「、、、！！」

早苗LP5000➡1500

「これで終わりだ！！琰魔竜レッド・デーモン・アビスで、ダイレクトアタック！！！」

早苗LP1500➡0


第112話へ続く