第九十三話　銀河龍皇の再誕　作：くちなし

・最終戦第2走者の白桃は、相手の第1走者、レイを倒し、ゲームを振り出しに戻させた。一方、擬宝珠、咲、イリア、白桃はNoが出たことに対して驚きを隠せない状況になっている⋯⋯

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白桃はコースを走り続けている。なにせ、ライディングデュエルではDホイールが止まったら、その時点で負けが決まってしまう。

桃「なんでNoが⋯⋯」
　そう考えていた。すると相手も第2走者を出してきた。

司「！『チーム超新星』第2走者のノームが出てきた！さあ、ゲームは振り出しだ～！！」

フィールド
・レイ(ノーム)⋯⋯銀河戦士、銀河特攻、
・白桃⋯⋯LP8500、閃珖竜 アサルト・スターダスト(ATK3500)、伏せカード3枚、手札5枚


2人「決闘！」　(白桃LP8500VSノームLP4000)

Turn11　player ノーム　手札5→6

「俺のターン！カードを1枚伏せてターンエンド！」

Turn12　player 白桃　手札5→6

「私のターン！このままバトルよ！銀河戦士を攻撃！連星光撃！」

スターダストが出した攻撃で銀河戦士は破壊される。しかし、守備表示なのでダメージは0．

「カードを1枚伏せてターンエンド」

Turn13　player ノーム　手札5→6

「俺のターン！！」

「え⋯⋯？なんで⋯⋯！？」

驚いたのは白桃。それはノームがドローした直後、そこに現れる筈のないモンスターが現れたからだ。
そう、現れたのはあの「No62 銀河眼の光子竜皇」だったからだ⋯⋯

「墓地に眠りしNoの効果！破壊された2ターン目の自分のスタンバイフェイズに攻撃力を倍にして蘇る！」

「なんですって⋯⋯！？」

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こちら、咲夜達。

咲「あのモンスターは破壊したはずじゃ⋯⋯」
梨「自身の蘇生と⋯⋯強化⋯⋯」
咲「咲、どういう事だ⋯⋯？」
無「銀河眼の光子竜皇には、破壊された2ターン目の自分のスタンバイフェイズに蘇生します」
咲「え⋯⋯？攻撃力4000が自己蘇生⋯⋯！？」
梨「4000じゃない⋯⋯特殊召喚時⋯⋯、攻撃力を⋯⋯倍にして復活する⋯⋯」
咲「攻撃力8000⋯⋯！？あんなの攻撃されたら白桃のLPが⋯⋯」
無「心配ありません。X素材に銀河眼の光子竜が居ないと戦闘ダメージは半分になります。
咲「でも、実質4000打点と同じじゃん⋯⋯白桃、大丈夫かな⋯⋯」

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「現れろ！No62！」

銀河眼の光子竜皇　ATK4000➡8000

「攻撃力8000⋯⋯！でも、X素材に光子竜が居ないとバトルダメージは半分よ！」

「十分だ！行け！光子龍皇！アサルト・スターダストに攻撃！閃光のエタニティ・ストリーム！！」

「うっ⋯⋯！」　(白桃LP8500➡6250)

龍皇の口から放たれる攻撃は、スターダストの腹を貫通し、スターダストは散る。
しかし、スターダストにはまだ効果が残っていた。

「スターダストの効果発動！破壊された時、墓地のスターダストを除外し、アサルト・スターダストを特殊召喚！」

「蘇生能力か⋯⋯！」

「俺はこれでターンエンド」

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こちら咲夜サイド。白桃のスターダストの破壊、そして、自己蘇生⋯⋯と、一連の流れを観て、咲夜はある所へ向かう。

咲「みんな、ちょっと⋯⋯いい？」
無「構いませんが⋯⋯なんでしょう？」
ル「どうしたの？」
梨「⋯⋯」
ハ「サキ⋯⋯なんかあんの？」
咲「実は、⋯⋯」

咲夜はそこに居たハルヒ、擬宝珠、ルカナ、咲に「あること」を話す。これは後に咲夜の一大決断となるのだ⋯⋯

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一方、白桃は、コースを走っている途中、「ピットイン」の看板を見つける。

司「おーっと！『チームSDA団』、ここでピットインだーー！」
レ「ピットインだと⋯⋯！」

白桃はそのままピットイン。白桃が見つけたのは手を振った咲夜。白桃は咲夜の方へ向かう。

桃「なに？咲夜⋯⋯」
咲「楽しんでるとこ悪いね。ちょっと頼みごとがあって⋯⋯」
桃「頼み事⋯⋯？」
咲「☆＠＊＃＆！￥⋯⋯」
桃「分かった、何とかしてみるんですの」

咲夜は白桃にある事を頼んだ。白桃は走り出した。


第九十四話へ続く