第５５話 メイのライトロード見学のお話③　作：ハカラメ

注）ｓｓ初心者です！二次設定その他もろもろにご注意ください。
今回は、神殿やら宿舎やら、普段ライトロード達が生活している場所についての復習回です。


前回のあらすじ、Q.　塔って？　　A.　あぁ！


メイデンミネルバ「ルミナスさん、ジェインさん、ガロスさん、案内よろしくお願いします」
ルミナス「うん、私たちに任せて！」
２人「ｲｴｰｲ...」
ルミナス「ほら、二人ともしっかりしてよ、もう～！」

ササッ
ジェニス「治癒魔法ですよ、ガロス様！」パァァ...
ササッ

ガロス「はっ、何だか元気が湧いてきたぞ！」モリモリッ
メイデンミネルバ「あの、今の人は・・・」
ルミナス「メイちゃん、気にしちゃダメよ」
メイデンミネルバ「？」
ジェイン「ｵﾚﾆﾓ、ﾂｶｯﾃｸﾚﾖ...」


ルミナス「そんな訳で、さっきまでケルビムさんと居た場所が、大聖堂だよ。私たち戦闘系のライトロード達は、山の上にあるこの神殿の周りで暮らしてるんだ。そして、その中心にあるのが大聖堂なんだよ！」
メイデンミネルバ「大聖堂には、裁きの龍の大きな像がありましたね」
ガロス「あぁ。俺たちライトロードにとって、裁きの龍は信仰対象だからな。毎日大聖堂にはお祈りに来るライトロード達が大勢いるんだよ」
ルミナス「大聖堂には族長室があるんだけど、今はケルビムさんの仕事部屋になってるんだ。ケルビムさんは長代理だからね～」

ルミナス「それで、こっちにあるのが私たちが暮らしてる宿舎だよ！」
メイデンミネルバ「うわぁ～！ 想像していたよりも大きいです！」
ルミナス「そうでしょ？ 昔はもっとたくさん人がいたからみたい。一人一人の部屋も結構広いんだ～！」
ガロス「メイも、もうすぐこの女子寮に住むことになるんだ」
メイデンミネルバ「女子寮・・・ってことは、男女別なんですか？」
ルミナス「そうだね。ほら、一応あたしたちって修行の身だからね・・・あと、コイツみたいな飢えたケダモノがいつ襲ってくるかもわかんないしね～」グリグリ
ジェイン「ちょ、痛ぇって！ 俺はそんな事しねぇよ！　ていうか、お前の方が俺の部屋に転がり込んでくるだろうが！誰だったかな～、俺のとっておきの芋ようかんを・・・」
ルミナス「あっ、またその話掘り返すの！？ ちっちゃい男だね～」
ジェイン「何だと！？」
ギャーギャー

メイデンミネルバ「あの２人、仲悪いんですか？」
ガロス「そうか？ 俺にはそうは見えないんだがな・・・」


ルミナス「・・・それで、ここが武道場だよ！」

ウォルフ「せいっ！　せいっ！」ダンッ！

ルミナス「おぉ～、やってるやってる！」
メイデンミネルバ「ウォルフさん、カッコいいですね！」
ガロス「ウォルフさんは、ライトロード１の武闘派だからな」

ウォルフ「お、メイじゃないか。それにルミナス達も。どうだ、これから一緒に汗を流さないか？」
ジェイン「ヒィィッ！　も、もうお仕置きは勘弁をっ！ い、行くぞみんな！」ダダダッ
ルミナス「あ～、あれは恐怖が体に染みついちゃったみたいだね・・・」
メイデンミネルバ「ウォルフさんって、そんなに厳しい人なんですか？ すごく優しそうに見えるんですけど・・・」
ルミナス「大丈夫、メイちゃんはいい子だから！」
メイデンミネルバ「？」


ルミナス「ここが竜小屋・・・って、もうメイちゃんは１回来てたよね」
グラゴニス「ギャオス」
メイデンミネルバ「グラゴニス！この前はありがとう！」ナデナデ
グラゴニス「ギャオオォォン！」
ガロス「前から気になってたんだが、メイは竜と会話できるのか？」
メイデンミネルバ「あ、はい、少しくらいなら・・・昔、旅をしていた時に、風の国で習ったんですよ」
ルミナス「あ、私その部族聞いた事あるかも！ たしか、竜の渓谷に住んでる人たちだよね」
ガロス「確か彼らは、ライトロードに並ぶ勢力を持った、風の国の一大勢力だったな」
メイデンミネルバ「また会いたいなぁ・・・」


ジェイン「はぁ、はぁ・・・」

ルミナス「あ、やっと見つけた！ もう、どこまで逃げてんのよ！」
ジェイン「つい、体が勝手に・・・」

メイデンミネルバ「あの、この塔みたいなのは、何ですか？」
ルミナス「え？」
メイデンミネルバ「あ、いや・・・聖域に入ったときから、この塔みたいなのが遠くからでもよく見えたので、いったい何なのかな～って」
ルミナス「あぁ、この塔か。私たちにもあんまりわかんないんだよね～、ごめんね？」
ガロス「それに、この塔は途中で階段が途切れていて、上には登れないんだよ」
ジェイン「昔はよく俺らもここでかくれんぼとかして遊んだな～・・・」
メイデンミネルバ「そうなんですか・・・」


ルミナス「よぉし、神殿内の説明はこのくらいにして、今度は町へ降りてみようよ。美味しいものもたくさんあるよ、メイちゃん！」
メイデンミネルバ「ホントですか！？ 楽しみです！」




第５６話に続く